JP2603087Y2 - 自動壁紙糊付機 - Google Patents

自動壁紙糊付機

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JP2603087Y2
JP2603087Y2 JP1993014609U JP1460993U JP2603087Y2 JP 2603087 Y2 JP2603087 Y2 JP 2603087Y2 JP 1993014609 U JP1993014609 U JP 1993014609U JP 1460993 U JP1460993 U JP 1460993U JP 2603087 Y2 JP2603087 Y2 JP 2603087Y2
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JP
Japan
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roll
glue
motor
sizing
cloth
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JP1993014609U
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源蔵 佐野
偉三雄 山崎
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ヤヨイ化学工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば自動壁紙糊付機
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的な自動壁紙糊付機は、糊を
保持する糊桶と、クロス(壁装材)をピンチしながら糊
付機本体内に取り込む上下一対のピンチロールと、前記
クロスに糊を転写塗布する糊付ロールと、前記糊付けロ
ールへの糊付量を調整するドクターロールと、前記糊付
ロールの下流側に位置して前記クロスに転写塗布された
糊を均す均しロールと、前記均しロールとの間で前記ク
ロスに張力を付与して送り出すドライブロールと、前記
クロスを上から押えて該クロスが前記糊付ロールに所定
の周長以上で接するようにする押えロールと、前記糊桶
の糊に部分的に浸漬された状態で前記糊付ロールと連動
回転して該糊付ロールまで糊を持ち上げる糊上げロール
と、これらのロールとギヤを介して回転駆動させるモー
タと、前記モータを制御する制御装置と、前記制御装置
に作動指令及び作動条件を含む制御情報信号を与える入
力装置とより主に構成されており、前記モータ及び制御
装置は、前記糊付機本体に別途取付けられるコントロー
ルボックス内に収納されており、前記入力装置は、前記
コントロールボックスの側面に設置されている。
【0003】前記糊付機を用いてクロスに糊付けを行
い、このクロスを壁面に貼る作業を行うときは、一般的
には前記糊付機のモータを一旦停止させて、いわゆる作
動待機状態にさせてから、前記糊付けされたクロスを施
工個所まで運び、壁面に貼付する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の自動壁紙糊付機において、糊付ロールは大気と触れ
る位置にあり、クロスを壁面に貼る作業を行う場合に、
前記糊付機のモータを一旦停止させた状態(以下、作動
待機状態と称す)にしてから、前記糊付けされたクロス
を壁面に貼付するため、クロスを壁面に貼付する時間が
長くなった場合、または作業者の休憩時間中に、糊付ロ
ールの表面に付着した糊が乾燥固化することがある。
【0005】この場合、前記糊付ロールを用いて再びク
ロスに糊付を行うと、クロスに塗布むらが生じるという
問題があった。
【0006】本考案は、上記問題点に鑑み、糊付機を作
動待機状態にした時間が長くなった場合に、糊付ロール
の表面に付着した糊の乾燥固化を防止すると共に、糊付
けされるクロスに糊の塗布むらが生じることがない自動
壁紙糊付機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案に係る自動壁紙糊
付機は、上記目的を達成するため、モータにより連動し
て回転駆動される糊付ロール及び複数の搬送ロールと、
前記モータの駆動を制御する制御手段と、前記制御手段
に作動指令及び作動条件を含む制御情報信号を与える入
力手段とを有し、前記複数の搬送ロールによりシート状
壁装材を所定の経路に沿って移動させつつ、糊桶内の糊
を前記糊付ロールにより前記壁製材の裏面に連続的に塗
布する自動壁紙糊付機において、作動待機状態下におけ
るモータ停止期間中に、前記モータを定期的に駆動し
て、前記糊付ロールが一定回数回転するまで前記糊付ロ
ールを間欠回転させるタイマー手段を備えたことを特徴
とするものである。
【0008】
【作用】本考案の自動壁紙糊付機は、モータにより連動
して回転駆動される糊付ロール及び複数の搬送ロール
と、前記モータの駆動を制御する制御手段と、前記制御
手段に作動指令及び作動条件を含む制御情報信号を与え
る入力手段とを有し、前記複数の搬送ロールによりシー
ト状壁装材を所定の経路に沿って移動させつつ、糊桶内
の糊を前記糊付ロールにより前記壁装材の裏面に連続的
に塗布する自動壁紙糊付機であって、タイマー手段は、
作動待機状態下におけるモータ停止期間中に、前記モー
タを定期的に駆動して前記糊付ロールを間欠回転させ
る。
【0009】つまり、糊付けされたクロスを壁面に貼付
するためにモータの駆動を一旦停止させて、糊付機を作
動待機状態とした場合において、タイマー手段により停
止しているモータを定期的に駆動させることに伴わせ
て、前記糊付ロールを間欠回転させることにより、糊桶
内の糊を常に糊付ロールの表面に付着させる。
【0010】従って、糊付ロールの表面に付着した糊の
乾燥固化を防止することができると共に、糊付けされる
クロスに糊の塗布むらが生じることがなくなる。
【0011】
【実施例】図1は、本考案の一実施例に係る自動壁紙糊
付機の構成を示す説明図である。図1に示す通り、本考
案の一実施例に係る自動壁紙糊付機は、ロール状に巻か
れたクロス(壁装材)4を懸架する台2と、糊付け後の
クロス4を受けるトレイ5と、糊付機本体1の内部に備
えられた糊桶3と、前記糊付機本体1に種々のロール群
6〜12と、前記糊付機本体1に別途取付けられ、前記
ロール群6〜12を駆動させるモータ13及びタイマー
装置18を含む制御装置17等を内蔵したコントロール
ボックス15と、該コントロールボックス15の側面に
設けられた操作パネル16より主に構成されている。
【0012】また、図2は、本考案の自動壁紙糊付機本
体に別途取付けられている前記コントロールボックス1
5の内部の構成例を示す概略ブロック図である。図2に
示すように、コントロールボックス15内には、前記ロ
ール群の回転数から所望クロス長を測定するエンコーダ
19と、ギヤを介して前記各ロールを自身の駆動に伴っ
て回転させるモータ13と、前記モータ13の駆動を制
御する制御装置17と、前記制御装置17の内部に組み
込まれ、前記モータ13を一旦停止させた状態(以下、
糊付機の作動待機状態と称す)の時間が長くなった場合
に、該モータ13を定期的に駆動して前記ロール6を間
欠的に回転させるタイマー装置18と、前記制御装置1
7に制御情報信号を与える操作パネル16より主に構成
されている。以下、図1、図2に基づき本実施例を説明
する。
【0013】前記各ロールの組み込みは、糊桶3の両側
に位置するアルミ製などのフレーム板(軸受板)に軸受
された比較的重量の大きな糊付けロール6と、前記糊付
けロール6への糊付量を調整するドクターロール7と、
前記糊付ロール6の下流側に位置して前記クロス4に転
写塗布された糊を均す均しロール8と、前記均しロール
8との間で前記クロス4に張力を付与して送り出すドラ
イブロール9と、前記糊付ロール6の上流側の位置で上
下から前記クロス4をピンチしながら取り込むピンチロ
ールを構成する一対の上下ロール10a,10bと、前
記糊付ロール6と前記上ロールとの軸間で前記クロス4
を上から押えて前記クロス4が前記糊付ロールに所定の
周長以上で接するようにする押えロール11と、前記糊
桶3の糊に部分的に浸漬された状態で前記糊付ロール6
と連動回転して該糊付ロール6まで糊を持ち上げる糊上
げロール12とがあり、各ロールのうちの必要なロール
軸端にギヤを取り付けて各ロールが所定の周速比で連動
するように前記ギヤと噛合して駆動するモータ13が取
付けられており、該モータ13は前記糊付機本体1に別
途取付けられているコントロールボックス15の操作パ
ネル16により制御されている。
【0014】また、糊付け作業に際しては、糊付機本体
1を開いてクロスロールからクロス4の先端を引き出
し、本体後面側から上下ピンチロール10a,10bの
間を通して前面側に垂らし、前記糊付機本体1を閉じて
からモータ13を所定の初期量だけ駆動させる。モータ
13の駆動によってギヤで連結された各ロールが所定の
周速比で回転し、これによって糊上げロール12で糊付
けロール6に付着された桶内の糊がドクタロール7で調
整され、押えロール11による押え効果のもとに糊付け
ロール6の回転と共に移動するクロス4の裏面に糊付け
ロール6の表面の糊が転写塗布される。
【0015】糊付けされたクロス4は次いでドライブロ
ール9と均しロール8とによって適度な張力を与えられ
た状態で牽引されて本体前面に出てくるが、この際に均
しロール8の周速差による糊面の均し作用が与えられ
る。クロス4が初期量だけ前面に出てきたらモータ13
を一旦停止させ先端の糊未付着部分をカッターガイド1
4に沿ってカッタ−で切断し、次にコントロールボック
ス15の操作パネル16から所望のクロス長を入力し同
様にモータ13駆動させると、全長の裏面に糊付けされ
た所望長さのクロス4が本体前面から出され、前記カッ
ターガイド14に沿ってカッタ−で切断され、作業者に
よって折り畳まれ、前面のトレイ5上に堆積する。
【0016】その後作業者は、トレイ5上に堆積したク
ロス4を施工個所まで運び、壁面に貼付する。そして、
再びコントロールボックス15の操作パネル16から所
望のクロス長を入力し、モータ12を駆動させ、この作
業を繰り返し行う。尚、作業者が、前記モータ13を一
旦停止させて壁面にクロス4を貼付する時間、つまり糊
付機の作動待機状態が長くなった場合には、コントロー
ルボックス15内の制御装置17に組込まれたタイマー
装置18が作動することにより、停止中のモータ13が
再び駆動することにより糊付ロール6が間欠回転を行
い、該糊付ロール6の表面に付着した糊の乾燥固化を防
止している。
【0017】また、作業者は休憩時間中に糊付機を作動
待機状態としておくことにより、前記タイマー装置18
が作動し、停止中のモータ13が駆動することに伴って
糊付ロールが間欠回転を行うため、前記糊付ロール6の
表面に付着した糊の乾燥固化が防止される。
【0018】また、前記タイマー装置18は、作業者が
モータ13を一旦停止にした状態(作動待機状態)から
作動し始め、所定時間経過後、一定時間または糊付ロー
ルが一定回数回転するまで、モータ13を駆動させる。
尚、タイマー装置18によって計測される上記時間間隔
またはロールの回転数は糊付作業を行っている場所の温
度や湿度あるいは糊の種類等に応じて全て任意に可変可
能にできる。
【0019】更に、前記タイマー装置18は、例えば作
業者の休憩時間が終わり、糊付機を作動させる場合に、
前記操作パネル16より所望のクロス長を入力すると同
時に前記タイマー装置18の作動は終了し、モータ13
が自動的に作動を開始する。
【0020】
【考案の効果】本考案は以上説明したとおり、自動壁紙
糊付機にタイマー装置を設けたので、自動壁紙糊付機の
作動待機状態下におけるモータ停止期間中に、前記タイ
マー装置の作動によりモータを定期的に駆動させると共
に、糊付ロールを間欠回転させるため、糊付ロールの表
面に付着した糊の乾燥固化を防止することができると共
に、糊付けされるクロスに糊の塗布むらが生じることが
なくなるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る自動壁紙糊付機の主な
構成を示す説明図である。
【図2】本考案一実施例に係る自動壁紙糊付機に取付け
られたコントロールボックスの内部の構成例を示す概略
ブロック図である。
【符号の説明】
1:糊付機本体 2:クロスロール 3:糊桶 4:クロス(壁装材) 5:トレイ 6:糊付ロール 7:ドクターロール 8:均しロール 9:ドライブロール 10a,10b:上下ピンチロール 11:押えロール 12:糊上げロール 13:モータ 14:カッターガイド 15:コントロールボックス 16:操作パネル 17:制御装置 18:タイマー装置 19:エンコーダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B44C 7/02 B05C 1/08

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータにより連動して回転駆動される糊
    付ロール及び複数の搬送ロールと、前記モータの駆動を
    制御する制御手段と、前記制御手段に作動指令及び作動
    条件を含む制御情報信号を与える入力手段とを有し、前
    記複数の搬送ロールによりシート状壁装材を所定の経路
    に沿って移動させつつ、糊桶内の糊を前記糊付ロールに
    より前記壁製材の裏面に連続的に塗布する自動壁紙糊付
    機において、 作動待機状態下におけるモータ停止期間中に、前記モー
    タを定期的に駆動して、前記糊付ロールが一定回数回転
    するまで前記糊付ロールを間欠回転させるタイマー手段
    を備えたことを特徴とする自動壁紙糊付機。
JP1993014609U 1993-03-05 1993-03-05 自動壁紙糊付機 Expired - Fee Related JP2603087Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020175625A (ja) * 2019-04-22 2020-10-29 極東産機株式会社 自動壁紙糊付機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020175625A (ja) * 2019-04-22 2020-10-29 極東産機株式会社 自動壁紙糊付機
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