JPH061558Y2 - ウエブ巻戻し装置 - Google Patents

ウエブ巻戻し装置

Info

Publication number
JPH061558Y2
JPH061558Y2 JP4693090U JP4693090U JPH061558Y2 JP H061558 Y2 JPH061558 Y2 JP H061558Y2 JP 4693090 U JP4693090 U JP 4693090U JP 4693090 U JP4693090 U JP 4693090U JP H061558 Y2 JPH061558 Y2 JP H061558Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
web
roller
shafts
pair
winding body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP4693090U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH045446U (ja
Inventor
勝明 鄭
Original Assignee
準▲しん▼企業股▲ひん▼有限公司
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 準▲しん▼企業股▲ひん▼有限公司 filed Critical 準▲しん▼企業股▲ひん▼有限公司
Priority to JP4693090U priority Critical patent/JPH061558Y2/ja
Publication of JPH045446U publication Critical patent/JPH045446U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH061558Y2 publication Critical patent/JPH061558Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は巻取られたプラスチックフィルム等のウェブを
連続的に巻戻して次工程に導くウェブ巻戻し装置に関す
るものである。
〔従来の技術〕
例えば巻取られたポリエステルなどのプラスチックフィ
ルムを巻戻し幅方向に裁断しながら巻取って粘着テープ
を生産する工程や、巻取られた紙を巻戻し圧着プリント
して壁紙を生産する工程、皮製品のプリント染色工程な
どに設けられる中心巻戻し式のウェブ巻戻し装置は、従
来第1図にその概要正面図を示すような巻戻し台を備え
ている。すなわち、巻戻し台700に回動自在なアーム
704を介して支持された3個の軸には、前工程で例え
ばプラスチックフィルムなどのウェブ600が巻取られ
た3個の巻き体701,702,703が回転自在に支
持されており、図において巻き体701から巻戻しされ
たウェブ600は例えば次工程の巻取ドラムに巻取られ
る。
このように構成されていることにより、巻き体701か
ら巻戻されたウェブ600を引っ張ると、巻き体701
に残っているウェブ600の重量によって張力が維持さ
れながら巻戻される。巻き体701に巻取られたウェブ
600が巻戻し終わる寸前を目視によって確認した作業
者は、機械を停めて巻き体701側ウェブ600の末端
と巻き体702側ウェブの先端とを接合し、機械の運転
を再開すると、ウェブ600の張力によりアーム704
が120°回動してドラム巻き体が図に示す巻き体70
1の位置へ移動し、ウェブ600の巻戻しが続けられ
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来の巻戻し装置において
は、一つの巻き体が空になるたびに機械を停めてウェブ
600を接合しなければならないので非能率的であり、
省力化が阻害されるばかりでなく、ウェブの接合不良が
生じて製品の品質に影響を及ぼすという問題がある。ま
た、中心巻戻し式の場合には、巻き体となって巻かれた
ウェブの残量が少なくなるにしたがって張力が小さくな
るように変化するので、製品の品質が低下するという問
題がある。
本考案は以上のような点に鑑みなされたものでウェブの
末端と次のウェブの先端との接合と、次のウェブ巻き体
の巻戻し位置への移動とを自動的に行うことを可能にし
たウェブ巻戻し装置を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
このような目的を達成するために本考案では、互いに平
行する一対の縦部材とその中央部を連結する横部材とで
平面視をほゞH字状に形成されてフレーム側の軸受に前
記横部材と同芯の端軸を軸支され駆動装置により所定の
タイミングで同方向へ180°ずつ回転駆動されるロー
ラフレームと、各縦部材の両端部間に横部材と平行して
それぞれ両端軸を軸支されローラフレームの端軸と駆動
連結された一対のローラ軸と、これら各ローラ軸の軸線
方向中央部に位置しこのローラ軸を中心にして回転駆動
されウェブ巻き体を支承する支持ローラと、この支持ロ
ーラの上方に位置して支持されたウェブ接合装置とを設
け、ローラフレームの180°回動により前記一対のロ
ーラ軸が自転せずに公転するように前記駆動装置による
ローラフレームの駆動系を設定した。
〔作用〕
2組の支持ローラ上にウェブ巻き体を支承させてその端
を上方の接合装置に導き、一方のウェブを固定して他方
のウェブを次工程の巻取装置へ導いたのち、機械を運転
すると、一方のウェブ巻き体から巻戻されたウェブは次
工程で処理される。このウェブの末端が接合装置に達す
ると機械が一時停止して、この末端と、接合装置位置で
待機していた次のウェブの先端とが接合されるととも
に、駆動装置の駆動によりローラフレームが180°回
動して次のウェブ巻き体がウェブ巻戻し位置へ移動し、
巻戻しが続けられる。この場合、ローラ軸は、公転して
も自転しないので、ウェブの巻戻しが支障なく続行され
る。この結果、他方の支持ローラが空くので、次のウェ
ブ巻き体をこの支持ローラ上に載置してウェブの先端を
接合装置へ導いて固定し、巻戻しが続行される。
〔実施例〕
第2図ないし第4図は本考案に係るウェブ巻戻し装置の
一実施例を示し、第2図はその斜視図、第3図は正面
図、第4図は横断面図である。図において、長方形状に
枠組形成されたフレームの一端には、本体駆動用のモー
タ20がモータベースを介して固定されており、またモ
ータ20の反対側には、ローラフレーム回動用のモータ
30が、モータベースを介して固定されている。互いに
平行する一対の縦部材13,14とその中央部を連結す
る横部材15とで平面視をほゞH字状に形成されたロー
ラフレームは、横部材15と同芯の両端軸を前記モータ
30のモータ軸に直結されてフレーム側の軸受に回動自
在に軸支されている。そして、このローラフレームは、
モータ30で駆動されて後述する所定のタイミングで第
3図の時計方向へ180°ずつ回動するように構成され
ている。
一方、前記フレーム側の軸受に軸支されてモータ20の
モータ軸とギアで駆動連結された軸上にはクラッチ21
付きのベルトプーリが軸着されており、このベルトプー
リと、前記ローラフレームの端軸に回動自在に嵌合され
たクラッチ22付きのベルトプーリとの間にはベルトが
張架されている。
前記両側の縦部材13,14の両端部間には、全体を符
号11,12で示す一対のローラ軸が軸線方向への移動
を規制されて両端軸を回動自在に軸支されており、この
ローラ軸11,12の軸線方向中央部には、これに固定
された両側の水平台111,112および121,12
2とその両端部間に回動自在に軸支されてウェブ巻き体
600を支承する2個ずつ2組の支持ローラ110,1
20とが設けられている。なお、第3図において601
は巻戻し中のウェブを示しており、602は予備のウェ
ブ巻き体600から巻戻されたウェブを示している。
前記ローラフレームの端軸に回動自在に嵌合されたクラ
ッチ22付きベルトプーリと、ローラ軸11,12の端
軸上に軸着されたベルトプーリ23,24との間には、
ベルトが張架されており、またローラ軸11,12の端
軸上のギアと支持ローラ110,120上のギア11
3,123とが噛合っていて、モータ20に駆動されて
支持ローラ110,120が回転するように構成されて
いる。そして、クラッチ22が切替えられて支持ローラ
110のみが回転することにより、これに支承された第
3図向って右側のウェブ巻き体600が回転してウェブ
601が巻戻されるように構成されている。114,1
24は水平台111,112側に支持されてウェブ巻取
体600を両端から挟持するクランプセットである。
さらに、ローラフレームの他方の端軸に軸着された太陽
ギア131とローラ軸11,12上のギア133,13
4とは、遊星ギア132、を介して噛合っており、前述
したようにローラフレームが180°公転してもローラ
軸11,12が自転せずに水平台111,112および
121,122が水平状態を維持するように構成されて
いる。
さらに、フレームの両端部に立設された一対の支柱間に
は、ウェブ接合装置200のレバー軸212が支持ロー
ラ110,120の上方に位置し軸受を介して回動自在
に軸支されており、一方の支柱に枢着されたエアシリン
ダ210のピストンロツドは、レバー軸212に一端を
固定されたレバー211の他端に枢着されている。21
3はL字状に形成されてレバー軸212に固定された接
合アームであって、エアシリンダ210のピストンロツ
ドを進退させることにより第3図に実線と鎖線とで示す
範囲内で回動するように構成されている。また、支柱の
上端部間には、図示しない吸引エア源に接続された吸着
盤214が支架されており、接合アーム213を実線位
置へ回動させて吸着盤214との間でウェブ601の末
端とウェブ602の先端とを挟持させることにより、こ
れら両ウェブ601,602が接合されるように構成さ
れている。215はエアシリンダであってそのピストン
ロツドの先端には、その前進により吸着盤214の孔へ
進入してウェブ601の余分な部分を裁断するカッタ2
16が装着されている。217はウェブ601の末端を
検出して信号を発するセンサである。
以上のように構成されたウェブ巻戻し装置の動作を説明
する。支持ローラ110上にこれから巻戻そうとするウ
ェブ巻き体600を支承させ、クランプセット114で
挟持させてその先端をウェブ接合装置200を経て次工
程の巻取装置へ導く。また、支持ローラ120上に予備
のウェブ巻き体600を支承させてクランプ装置124
で挟持させ、巻戻ししてその先端を、鎖線位置にある接
合アーム213の吸着面に吸着させる。
このようにして準備したのち、クラッチ22をプーリ2
3側に切替えてモータ20を始動すると、モータ20の
回転は、クラッチ21,22を経てベルトプーリ23に
伝達され、ローラ軸11の端軸が回転してこの端軸との
間をギア113で駆動連結された支持ローラ110のみ
が回転するので、ウェブ巻き体600からウェブ601
が巻戻され、ウェブ602側のウェブ巻き体は停止して
いる。
ウェブ601が巻戻し終わってその端末がセンサ217
を通過すると、センサ217がこれを検知して信号を発
し、機械が停止するとともにエアシリンダ210,21
5を作動させるので、ピストンロツドが後退して接合ア
ーム213が実線位置へ回動し、その吸着面と吸着盤2
14との間でウェブ601の末端とウェブ602の先端
とが接合され、余分なウェブはカツタ216で切断され
る。この結果、第3図における右側のウェブ巻き体60
0がなくなり、第3図における左側のウェブ巻き体60
0から巻戻されたウェブ602が、接合装置200を経
て次工程へ導かれることになる。
接合が終って接合アーム213が鎖線位置へ退去する
と、モータ30が作動してこれと直結されたH字状のロ
ーラフレームが両端軸を中心にして180°回動し第3
図において左側にあったウェブ巻き体600が右側に移
動するが、この場合、太陽ギア131と遊星ギア132
との関係でギア133が自転せずに公転するので、水平
台111,112が水平状態を維持して支障なく図示の
位置へ移動し、モータの始動により巻戻しが再開され
る。
この巻戻し作業中に次のウェブ巻き体600を支持ロー
ラ120側に支承させ、ウェブ602の先端を接合アー
ム213の吸着面に吸着させることにより、1サイクル
が終了する。
〔考案の効果〕
以上の説明により明らかなように本考案によればウェブ
巻戻し装置において、互いに平行する一対の縦部材とそ
の中央部を連結する横部材とで平面視をほゞH字状に形
成されてフレーム側の軸受に前記横部材と同芯の端軸を
軸支され駆動装置により所定のタイミングで同方向へ1
80°ずつ回転駆動されるローラフレームと、各縦部材
の両端部間に横部材と平行してそれぞれ両端軸を軸支さ
れローラフレームの端軸と駆動連結された一対のローラ
軸と、これら各ローラ軸の軸線方向中央部に位置しこの
ローラ軸を中心にした回転駆動されウェブ巻き体を支承
する支持ローラと、この支持ローラの上方に位置して支
持されたウェブ接合装置とを設け、ローラフレームの1
80°回動により前記一対のローラ軸が自転せずに公転
するように前記駆動装置によるローラフレームの駆動系
を設定したことにより、巻戻しを終ったウェブと次のウ
ェブとの接合と、ウェブ巻き体の巻戻し位置へのセット
とを人手を要することなくきわめて短時間で行うことが
でき、次のウェブ巻き体を前のウェブの巻戻し中に余裕
をもって準備することができるので、能率的であり省力
化が計れるとともに、ウェブの接合不良が少なくなり、
製品の品質が向上する。また、ウェブ巻き体と回転体と
の摩擦によってウェブを巻戻すものであるから、巻戻し
に伴ってウェブ巻き体の径が変化しても巻戻しウェブの
張力を一定に確保することができ、製品の品質がさらに
向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のウェブ巻戻し装置における巻戻し台の概
要正面図、第2図ないし第4図は本考案に係るウェブ巻
戻し装置の一実施例を示し、第2図はその斜視図、第3
図は正面図、第4図は横断面図である。 11,12・・・・ローラ軸、110,120・・・・
支持ローラ、113,123・・・・ギア、13,14
・・・・縦部材、131・・・・太陽ギア、132・・
・・遊星ギア、133,134・・・・ギア、15・・
・・横部材、20,30・・・・モータ、600・・・
・ウェブ巻き体、601,602・・・・ウェブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに平行する一対の縦部材とその中央部
    を連結する横部材とで平面視をほゞH字状に形成されて
    フレーム側の軸受に前記横部材と同芯の端軸を軸支され
    駆動装置により所定のタイミングで同方向へ180°ず
    つ回転駆動されるローラフレームと、前記各縦部材の両
    端部間に前記横部材と平行してそれぞれ両端軸を軸支さ
    れ前記ローラフレームの端軸と駆動連結された一対のロ
    ーラ軸と、これら各ローラ軸の軸線方向中央部に位置し
    このローラ軸を中心にして回転駆動されウェブ巻き体を
    支承する支持ローラと、この支持ローラの上方に位置し
    て支持されたウェブ接合装置とを備えるとともに、前記
    ローラフレームの180°回動により前記一対のローラ
    軸が自転せずに公転するように前記駆動装置によるロー
    ラフレームの駆動系を設定したことを特徴とするウェブ
    巻戻し装置。
JP4693090U 1990-05-07 1990-05-07 ウエブ巻戻し装置 Expired - Lifetime JPH061558Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4693090U JPH061558Y2 (ja) 1990-05-07 1990-05-07 ウエブ巻戻し装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4693090U JPH061558Y2 (ja) 1990-05-07 1990-05-07 ウエブ巻戻し装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH045446U JPH045446U (ja) 1992-01-20
JPH061558Y2 true JPH061558Y2 (ja) 1994-01-12

Family

ID=31562427

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4693090U Expired - Lifetime JPH061558Y2 (ja) 1990-05-07 1990-05-07 ウエブ巻戻し装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH061558Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH045446U (ja) 1992-01-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5931244A (ja) 給紙装置の紙継ぎ方法
CN212049985U (zh) 一种悬臂式自动换卷薄膜收卷机
US5083718A (en) Automatic material extension machine
CA1225627A (en) Device for splicing the laps of two reels of web material
JPH061558Y2 (ja) ウエブ巻戻し装置
JP2516891B2 (ja) 輪転機の給紙装置における残紙巻取装置
CN116692543A (zh) 一种纺织布料打卷器
JPH058285Y2 (ja)
CN219044733U (zh) 一种修正带分切机的自动收卷及翻转装置
CN217478626U (zh) 一种热熔胶涂布复合机双工位放卷设备
JPH0447169Y2 (ja)
JPH0531543U (ja) ラツピングマシンにおけるプラスチツクフイルムの予延伸装置
JP2524842Y2 (ja) 原紙供給装置
CN220115780U (zh) 一种可调节折膜机
JPH0356214A (ja) 金属コイルの外周紙装着装置
JPH0419007Y2 (ja)
JPH0364416B2 (ja)
JPH0295649A (ja) 多軸ターレット式巻取装置
CN215248440U (zh) 一种飞刀型自动驳接收卷装置
JPH0419006Y2 (ja)
JP2873817B1 (ja) 多軸ターレット型巻取機におけるタッチローラ装置
JPS586831Y2 (ja) クロス張り装置におけるクロス地の繰り出し案内装置
JP2555444B2 (ja) 巻取紙の端末処理装置
JPH06247597A (ja) 紙継ぎ方法およびこれを実施する原紙供給装置
JPH07165356A (ja) シート及びフィルム巻取機

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term