JPH066693Y2 - 外側回転子形電動機の軸封装置 - Google Patents

外側回転子形電動機の軸封装置

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JPH066693Y2
JPH066693Y2 JP7660788U JP7660788U JPH066693Y2 JP H066693 Y2 JPH066693 Y2 JP H066693Y2 JP 7660788 U JP7660788 U JP 7660788U JP 7660788 U JP7660788 U JP 7660788U JP H066693 Y2 JPH066693 Y2 JP H066693Y2
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JP
Japan
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shield
rotor type
outer rotor
shaft
stator
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JP7660788U
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JPH01180161U (ja
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末男 金城
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、外側回転子形電動機の軸封装置に関する。
〔従来の技術〕
第2図は従来の技術によるものの断面図であり、取付板
1で支えた回転軸2に固定子3が設けられ、その周りに
回転子4が配置されている。なお図面では固定子3の巻
線の一部と回転子4の一部とが図示されている。固定軸
2に嵌着した軸受5により回転自在に支承されるシール
ド6が前記回転子4を取付けている。シールド6の固定
軸2貫通部にはオイルシール7が取付けられ、その内周
のリップ部が取付板1に設けたスリーブ8の外周に摺動
し、オイルシール7の内側に溜めた図示しないグリース
により潤滑される。なお固定子3の巻線端から引出され
るリード9は絶縁チューブ10で保護され、前記固定軸
2に設けた軸穴2aを貫通して外部に引出され、ゴムパ
ッキン11と取め金具12とで固定される。
〔考案が解決しようとする課題〕
前記の従来の技術では次の問題がある。
(1)オイルシール7の内側に溜めた図示しないグリー
スはシールド6の回転による遠心力で飛ばされてオイル
シール7の内周のリップ部にはグリースがなくなり、オ
イルシール7は潤滑不良となって寿命が短い。
(2)オイルシール7のリップ部が摩耗してスリーブ8
との間に隙間ができると、スリーブ8が円筒形であるた
め外側から水が軸受5の方に入りやすく、軸受5が水に
より損傷しやすい。
この考案の目的は、外側回転子形電動機であっても、軸
封装置の摺動部に潤滑のグリースがよく補給されるよう
にし、あわせて摺動部に隙間ができても外側から水等が
入りにくい構造にすることにある。
〔課題を解決するための手段〕
この考案は、取付板で支えた固定軸に固定子を設け、こ
の固定子の周りに配置した回転子を前記固定軸で回転自
在に支承されるシールドに取付ける外側回転子形電動機
において、前記シールドの端面にグリースを溜める環状
溝とその大径側に位置する環状突起とを設け、前記取付
板に固定した弾性円板の外径端を前記環状溝と前記環状
突起との間のシールド端面に摺動させるものである。
〔作用〕
環状溝22に溜められた図示しないグリースはシールド
6の回転による遠心力を受けて弾性円板24の摺動部を
潤滑する。弾性円板24が変形又は摩耗してシールド6
との間に隙間ができても外部の水は遠心力を受けて電動
機内部へ浸入しない。環状突起23は水の大部分を予め
遠心力ではじき返すので弾性円板24の軸封機能が充分
発揮される。
〔実施例〕
第1図は実施例の断面図であり、第2図と同一符号を付
けたものはおよそ同一機能を示す。すなわち取付板1で
支えた固定軸2に固定子3を設け、この固定子3の周り
に配置した回転子4を前記固定軸2で軸受5により回転
自在に支承されるシールド6に取付ける。絶縁チューブ
10で保護されたリード9は軸穴2aから引出されてゴ
ムパッキン11と取め金具12で固定される。
さてこの実施例の特徴的な構造として、シールド6の端
面にはグリースを溜めるための環状溝22が形成され、
この環状溝22の更に大径側には環状突起23が形成さ
れている。そして取付板1に固定したゴム等の弾性材か
らなる弾性円板24の外径端はリップ状となり、前記環
状溝22と環状突起23との中間の直径を持ち、シール
ド6の端面に摺動するようになっている。前記環状溝2
2にはグリースが溜められ、遠心力を受けて弾性円板2
4の外径端の摺動部を潤滑する。摺動部が摩耗又は変形
して隙間ができても、シールド6は回転するので遠心力
で水の浸入がない。弾性円板24の中央部は円筒状にな
っていて取付板1の環状の溝に嵌め込まれて固定される
が、円筒状部がなくても取付板1側から円筒状部を突出
させてもよい。水25が矢印のように来ても、グリース
で潤滑される弾性円板24が電動機の内部へ水が浸入す
るのを積極的に防ぐが、その前に環状突起23は水の大
部分をはじき返す。
〔考案の効果〕
この考案は、取付板で支えた固定軸に固定子を設け、こ
の固定子の周りに配置した回転子を前記固定軸で回転自
在に支承されるシールドに取付ける外側回転子形電動機
において、前記シールドの端面にグリースを溜める環状
溝とその大径側に位置する環状突起とを設け、前記取付
板に固定した弾性円板の外径端を前記環状溝と前記環状
突起との間のシールド端面に摺動させるようにしたの
で、環状溝に溜められたグリースが遠心力を受けて弾性
円板の摺動部をよく潤滑して長寿命を維持し、摺動部に
万一隙間ができても外部の水は遠心力ではじきかえさ
れ、環状突起が弾性円板の軸封機能を更に高めるという
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の断面図、第2図は従来の技術例の断面
図である。 3……固定子、4……回転子、5……軸受、7……オイ
ルシール、9……リード。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】取付板で支えた固定軸に固定子を設け、こ
    の固定子の周りに配置した回転子を前記固定軸で回転自
    在に支承されるシールドに取付ける外側回転子形電動機
    において、前記シールドの端面にグリースを溜める環状
    溝とその大径側に位置する環状突起とを設け、前記取付
    板に固定した弾性円板の外径端を前記環状溝と前記環状
    突起との間のシールド端面に摺動させることを特徴とす
    る外側回転子形電動機の軸封装置。
JP7660788U 1988-06-09 1988-06-09 外側回転子形電動機の軸封装置 Expired - Lifetime JPH066693Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP7660788U JPH066693Y2 (ja) 1988-06-09 1988-06-09 外側回転子形電動機の軸封装置

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JP7660788U JPH066693Y2 (ja) 1988-06-09 1988-06-09 外側回転子形電動機の軸封装置

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Publication Number Publication Date
JPH01180161U JPH01180161U (ja) 1989-12-25
JPH066693Y2 true JPH066693Y2 (ja) 1994-02-16

Family

ID=31301625

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JP7660788U Expired - Lifetime JPH066693Y2 (ja) 1988-06-09 1988-06-09 外側回転子形電動機の軸封装置

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2760149B2 (ja) * 1990-11-20 1998-05-28 富士電機株式会社 アウタロータ式モータ
JP5597481B2 (ja) * 2010-08-24 2014-10-01 株式会社東芝 全閉型主電動機
JP5475606B2 (ja) * 2010-09-30 2014-04-16 株式会社東芝 全閉形主電動機

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Publication number Publication date
JPH01180161U (ja) 1989-12-25

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