JPH0549204A - 外側回転子電動機 - Google Patents
外側回転子電動機Info
- Publication number
- JPH0549204A JPH0549204A JP19690591A JP19690591A JPH0549204A JP H0549204 A JPH0549204 A JP H0549204A JP 19690591 A JP19690591 A JP 19690591A JP 19690591 A JP19690591 A JP 19690591A JP H0549204 A JPH0549204 A JP H0549204A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylindrical body
- peripheral surface
- fixed shaft
- fixed
- bracket
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】外側回転子形電動機であっても、軸封装置の摺
動部に潤滑のグリースがよく補給されるようにし、あわ
せて摺動部の磨耗に耐えるようにする。 【構成】電動機は、取付板１に固定される固定軸２と、
この固定軸２に固定される固定子３の外側に空隙を介し
て配置される回転子４と、この回転子４に取付けられる
ブラケット５を固定軸２に回転可能に支承する軸受６と
からなる。そしてブラケット５に取付けられ弾性材から
なり円筒体８の先端が、取付板１に形成される内周面９
に接触する。潤滑剤は遠心力で円筒体８と内周面９との
接触する摺動面に到達してここをよく潤滑する。長期の
使用で摺動面が磨耗しても、弾性体である円筒体８が遠
心力で外径が拡大して常に接触を維持する。円筒体８と
内周面９を径方向に複数配置し、複数の円筒体８を一体
形成するとよい。
動部に潤滑のグリースがよく補給されるようにし、あわ
せて摺動部の磨耗に耐えるようにする。 【構成】電動機は、取付板１に固定される固定軸２と、
この固定軸２に固定される固定子３の外側に空隙を介し
て配置される回転子４と、この回転子４に取付けられる
ブラケット５を固定軸２に回転可能に支承する軸受６と
からなる。そしてブラケット５に取付けられ弾性材から
なり円筒体８の先端が、取付板１に形成される内周面９
に接触する。潤滑剤は遠心力で円筒体８と内周面９との
接触する摺動面に到達してここをよく潤滑する。長期の
使用で摺動面が磨耗しても、弾性体である円筒体８が遠
心力で外径が拡大して常に接触を維持する。円筒体８と
内周面９を径方向に複数配置し、複数の円筒体８を一体
形成するとよい。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、外側回転子電動機の
軸封装置に関する。
軸封装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の外側回転子電動機の軸封装置とし
ては、実開平１−１８０１６１号公報が知られている。
この外側回転子電動機の構成は、取付板に固定される固
定軸と、この固定軸に固定される固定子の外側に空隙を
介して配置される回転子と、この回転子に取付けられる
ブラケットを前記固定軸に回転可能に支承する軸受とか
らなる。軸封装置として、ブラケットの固定軸貫通部に
オイルシールが取付けられ、その内周のリップ部が取付
板に固定したスリーブの外周に摺動しオイルシール内部
にグリースが溜められる。
ては、実開平１−１８０１６１号公報が知られている。
この外側回転子電動機の構成は、取付板に固定される固
定軸と、この固定軸に固定される固定子の外側に空隙を
介して配置される回転子と、この回転子に取付けられる
ブラケットを前記固定軸に回転可能に支承する軸受とか
らなる。軸封装置として、ブラケットの固定軸貫通部に
オイルシールが取付けられ、その内周のリップ部が取付
板に固定したスリーブの外周に摺動しオイルシール内部
にグリースが溜められる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記の従来の技術では
次の問題がある。すなわち、オイルシールの内側に溜め
たグリースはブラケットの回転による遠心力を受け、オ
イルシールの内周のリップ部にはグースがなくなり、オ
イルシールは潤滑不良とって寿命が短い。また、オイル
シールのリップ部が摩耗してスリーブとの間に隙間がで
きると、スリーブが円筒形であるため外側から水が軸受
の方に入りやすく、軸受が水により損傷しやすい。
次の問題がある。すなわち、オイルシールの内側に溜め
たグリースはブラケットの回転による遠心力を受け、オ
イルシールの内周のリップ部にはグースがなくなり、オ
イルシールは潤滑不良とって寿命が短い。また、オイル
シールのリップ部が摩耗してスリーブとの間に隙間がで
きると、スリーブが円筒形であるため外側から水が軸受
の方に入りやすく、軸受が水により損傷しやすい。
【０００４】この発明の目的は、外側回転子形電動機で
あっても、軸封装置の摺動部に潤滑のグリースがよく補
給されるようにし、あわせて摺動部が磨耗しても外側か
ら水等が入りにくい構造にすることにある。
あっても、軸封装置の摺動部に潤滑のグリースがよく補
給されるようにし、あわせて摺動部が磨耗しても外側か
ら水等が入りにくい構造にすることにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】発明１の外側回転子電動
機は、図１を参照して、取付板１に固定される固定軸２
と、この固定軸２に固定される固定子３の外側に空隙を
介して配置される回転子４と、この回転子４に取付けら
れるブラケット５を前記固定軸２に回転可能に支承する
軸受６とからなるものにおいて、前記ブラケット５に取
付けられ弾性材からなり円筒体８と、前記取付板１に形
成される内周面９とを備え、前記円筒体８の先端が前記
内周面９に接触するものである。このとき、前記円筒体
８と前記内周面９を径方向に複数配置し、前記複数の円
筒体８を一体形成する。
機は、図１を参照して、取付板１に固定される固定軸２
と、この固定軸２に固定される固定子３の外側に空隙を
介して配置される回転子４と、この回転子４に取付けら
れるブラケット５を前記固定軸２に回転可能に支承する
軸受６とからなるものにおいて、前記ブラケット５に取
付けられ弾性材からなり円筒体８と、前記取付板１に形
成される内周面９とを備え、前記円筒体８の先端が前記
内周面９に接触するものである。このとき、前記円筒体
８と前記内周面９を径方向に複数配置し、前記複数の円
筒体８を一体形成する。
【０００６】
【作用】発明１において、円筒体８と内周面９とからな
る軸封装置の内径側に封入する潤滑剤は静止する取付板
１に対して、ブラケット５の約半分の回転数で回転する
こととなり、その遠心力で円筒体８と内周面９との接触
する摺動面に到達してここをよく潤滑する。長期の使用
で摺動面が磨耗しても、弾性体である円筒体８が遠心力
で外径寸法が拡大しようとして、円筒体８の先端は常に
内周面９に接触しようとする。このとき円筒体８を複数
として一体形成すれば、構造が簡単で、効果が大きい。
る軸封装置の内径側に封入する潤滑剤は静止する取付板
１に対して、ブラケット５の約半分の回転数で回転する
こととなり、その遠心力で円筒体８と内周面９との接触
する摺動面に到達してここをよく潤滑する。長期の使用
で摺動面が磨耗しても、弾性体である円筒体８が遠心力
で外径寸法が拡大しようとして、円筒体８の先端は常に
内周面９に接触しようとする。このとき円筒体８を複数
として一体形成すれば、構造が簡単で、効果が大きい。
【０００７】
【実施例】図１は実施例の部分断面図である。前記従来
の技術と類似する部分を説明すると、この外側回転子電
動機の構成は、取付板１に固定される固定軸２と、この
固定軸２に固定される固定子３の外側に空隙を介して配
置される回転子４と、この回転子４に取付けられるブラ
ケット５を前記固定軸２に回転可能に支承する軸受６と
からなる。回転子４の反取付板１側にも図示しないブラ
ケットが取付けられ、図示しない軸受を介して固定軸２
の反取付板１側で支承されが、小形でフラットな電動機
では一方側に２個の軸受を配置して反対側のブラケット
がなくてもよい。固定子３から固定軸２の中空穴を介し
て引き出されるリード線７は、グランドパッキン７ａで
水密が保たれる。
の技術と類似する部分を説明すると、この外側回転子電
動機の構成は、取付板１に固定される固定軸２と、この
固定軸２に固定される固定子３の外側に空隙を介して配
置される回転子４と、この回転子４に取付けられるブラ
ケット５を前記固定軸２に回転可能に支承する軸受６と
からなる。回転子４の反取付板１側にも図示しないブラ
ケットが取付けられ、図示しない軸受を介して固定軸２
の反取付板１側で支承されが、小形でフラットな電動機
では一方側に２個の軸受を配置して反対側のブラケット
がなくてもよい。固定子３から固定軸２の中空穴を介し
て引き出されるリード線７は、グランドパッキン７ａで
水密が保たれる。
【０００８】実施例の特徴的な構造として、前記ブラケ
ット５の軸受６の外側の位置に、断面コ字状のゴム等の
弾性材からなる円筒体８が取り付けられ、コ字状の両端
は円筒をなして径方向に配置される。一方、前記取付板
１に２個の内周面９が径方向に形成され、前記円筒体８
のそれぞれのリップ状の先端が前記内周面９に接触す
る。両者は軸封装置を形成し、内径側にグリース等の潤
滑剤を封入する。前記円筒体８と前記内周面９は二対あ
るが一対でもよく、径方向に３対以上配置してもよい。
ット５の軸受６の外側の位置に、断面コ字状のゴム等の
弾性材からなる円筒体８が取り付けられ、コ字状の両端
は円筒をなして径方向に配置される。一方、前記取付板
１に２個の内周面９が径方向に形成され、前記円筒体８
のそれぞれのリップ状の先端が前記内周面９に接触す
る。両者は軸封装置を形成し、内径側にグリース等の潤
滑剤を封入する。前記円筒体８と前記内周面９は二対あ
るが一対でもよく、径方向に３対以上配置してもよい。
【０００９】このような構造によれば、円筒体８と内周
面９とからなる軸封装置の内径側に封入する潤滑剤は静
止する取付板１に対して、ブラケット５の約半分の回転
数で回転することとなり、その遠心力で円筒体８と内周
面９との接触する摺動面をよく潤滑する。長期の使用で
摺動面が磨耗しても、弾性体である円筒体８が遠心力で
外径寸法が拡大しようとして、円筒体８の先端は常に内
周面９に接触しようとする。このとき円筒体８を複数と
して一体形成すれば、構造が簡単で、効果が大きい。
面９とからなる軸封装置の内径側に封入する潤滑剤は静
止する取付板１に対して、ブラケット５の約半分の回転
数で回転することとなり、その遠心力で円筒体８と内周
面９との接触する摺動面をよく潤滑する。長期の使用で
摺動面が磨耗しても、弾性体である円筒体８が遠心力で
外径寸法が拡大しようとして、円筒体８の先端は常に内
周面９に接触しようとする。このとき円筒体８を複数と
して一体形成すれば、構造が簡単で、効果が大きい。
【００１０】
【発明の効果】この発明群の外側回転子電動機は、ブラ
ケットに取付けられ弾性材からなり円筒体と、取付板に
形成される内周面とを備え、前記円筒体の先端が前記内
周面に接触するようにしたので、円筒体と内周面とから
なる軸封装置の内径側に封入する潤滑剤は遠心力で軸封
装置の摺動面をよく潤滑するという効果があり、長期の
使用で摺動面が磨耗しても、弾性体である円筒体が遠心
力で外径寸法を拡大しようとし、円筒体の先端は常に内
周面に接触して軸封効果を維持するという効果がある。
このとき円筒体８を複数として一体形成すれば、構造が
簡単で、効果が大きい。
ケットに取付けられ弾性材からなり円筒体と、取付板に
形成される内周面とを備え、前記円筒体の先端が前記内
周面に接触するようにしたので、円筒体と内周面とから
なる軸封装置の内径側に封入する潤滑剤は遠心力で軸封
装置の摺動面をよく潤滑するという効果があり、長期の
使用で摺動面が磨耗しても、弾性体である円筒体が遠心
力で外径寸法を拡大しようとし、円筒体の先端は常に内
周面に接触して軸封効果を維持するという効果がある。
このとき円筒体８を複数として一体形成すれば、構造が
簡単で、効果が大きい。
【図１】実施例の部分断面図
【符号の説明】 １ 取付板 ２ 固定軸 ３ 固定子 ４ 回転子 ５ ブラケット ６ 軸受 ７ リード ８ 円筒体 ９ 内周面
Claims (2)
- 【請求項１】取付板に固定される固定軸と、この固定軸
に固定される固定子の外側に空隙を介して配置される回
転子と、この回転子に取付けられるブラケットを前記固
定軸に回転可能に支承する軸受とからなる外側回転子電
動機において、前記ブラケットに取付けられ弾性材から
なり円筒体と、前記取付板に形成される内周面とを備
え、前記円筒体の先端が前記内周面に接触することを特
徴とする外側回転子電動機。 - 【請求項２】請求項１記載の外側回転子電動機におい
て、前記円筒体と前記内周面を径方向に複数配置し、前
記複数の円筒体を一体形成することを特徴とする外側回
転子電動機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19690591A JPH0549204A (ja) | 1991-08-07 | 1991-08-07 | 外側回転子電動機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19690591A JPH0549204A (ja) | 1991-08-07 | 1991-08-07 | 外側回転子電動機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0549204A true JPH0549204A (ja) | 1993-02-26 |
Family
ID=16365600
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19690591A Pending JPH0549204A (ja) | 1991-08-07 | 1991-08-07 | 外側回転子電動機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0549204A (ja) |
-
1991
- 1991-08-07 JP JP19690591A patent/JPH0549204A/ja active Pending
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