JPH0666805B2 - ル−プ状通信システムにおける通信制御方法 - Google Patents

ル−プ状通信システムにおける通信制御方法

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JPH0666805B2
JPH0666805B2 JP62060489A JP6048987A JPH0666805B2 JP H0666805 B2 JPH0666805 B2 JP H0666805B2 JP 62060489 A JP62060489 A JP 62060489A JP 6048987 A JP6048987 A JP 6048987A JP H0666805 B2 JPH0666805 B2 JP H0666805B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ループ状を有するトークンリング方式の通信
システムの通信制御方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、計算機システム相互間にループ状の通信路を形成
して通信を行なう通信システムとしてトークンリング方
式の通信システムが知られている。トークン発行周期と
しては、大規模システムでのトークン最大遅延時間より
長い時間に固定しているのが一般的である。なお、この
種の通信制御方式として関連するものには例えば特開昭
60-160747等が挙げられる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来技術は、計算機システム相互間にループ状の通
信路を形成して通信を行なう通信システムにおいて、ト
ークン発行周期を通信システムの規模または計算機シス
テムの処理能力に応じた周期に設定できる様な配慮がな
されておらず、各種通信システムに合つた効率よい通信
が出来ないという問題があつた。
本発明の目的は、各種通信システムの規模または各計算
機システムの処理能力に応じた周期のトークンを発行さ
せる事により従来技術の欠点をなくした通信システムの
通信制御方法を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、複数の計算機相互間を、当該複数の計算機
のそれぞれに対応して設けられプログラム記憶部に記憶
された送受信制御装置処理プログラムに基づいてトーク
ンに同期しつつ通信データの送受信制御を行う通信制御
装置により、ループ状に接続してなるループ状通信シス
テムにおいて、前記各通信制御装置は、各局発行のトー
クンに発行局情報を持たせ、自局発行のトークン受信時
は、このトークンを消滅させる機能を有し、前記各通信
制御装置のうちのいずれか一つの通信制御装置のみを前
記トークンの発行管理局として設定し、このトークン発
行管理局にトークンの発行周期を通信システム規模また
は計算機システムの処理能力に応じた任意周期に設定可
能なトークン発行周期設定部を設け、その設定情報に基
づいてトークン発行周期を制御するトークン発行周期処
理プログラムを前記プログラム記憶部に記憶させ、該記
憶されたプログラムにより、トークン発行周期タイマに
前記トークン発行周期設定部に設定された時間を設定
し、自局発行トークン受信時は、このトークンを消滅さ
せると共にトークン発行周期タイマを起動し、そのタイ
ムアップにより新たなトークンを発行し、他方他局発行
トークン受信時は、このトークンをそのまま送出すると
共にトークン発行周期タイマを起動または再起動し、い
ずれかの局にて前記トークンが消滅するまで前記トーク
ン発行周期タイマを再起動し、前記トークンの消滅によ
るトークン発行周期タイマのタイムアップにて新たなト
ークンを発行するようにトークン発行制御を行うことに
より達成される。
〔作用〕
本発明によれば、複数の通信制御装置のうちの一つの通
信制御装置のみをトークン発行管理局として設定するこ
とにより当該通信システムのトークンの管理はこのトー
クン発行管理局に集約され、他の通信制御装置はトーク
ンに関する制御は不可能となる。このように通信システ
ムのトークンを総括的に管理するトークン発行管理局に
トークン発行周期を通信システム規模または計算機シス
テムの処理能力に応じた任意周期に設定可能なトークン
発行周期設定部を設けたことにより、適用する通信シス
テムの規模や各局のデータ処理能力に合わせたトークン
発行周期を任意に設定することができる。トークン発行
周期の設定手段は手動、計算機からの命令等の種々の方
法が考えられる。トークン発行周期が通信システムに適
合して設定されると、その設定情報によりプログラム記
憶部に予め記憶されたトークン発行制御用の処理プログ
ラムが起動され、この処理プログラムによりトークン発
行周期タイマが制御され、通信システム全体はこのタイ
マによる周期のトークンに同期して通信業務を実行す
る。
このようにして、本発明によれば、各種通信システムの
規模や計算機システムの処理能力に応じた周期のトーク
ンを発行させる自由度をもつことになり、当該通信シス
テムに最も適合した通信業務の実行を可能とするもので
ある。
〔実施例〕
次に、本発明に係る実施例を図面に基づいて説明する。
まず、第2図に本発明が適用されるループ状通信システ
ムの係合状態を示す。各計算機システムはメイン計算機
〜1と計算機インターフエイスバス3〜3
介してそれぞれ対応して接続された通信制御装置2
から構成され、各計算機システム相互間が通信回線
4により全体としてループ状に接続されている。通信制
御装置2〜2は、メイン計算機1〜1とのデー
タ転送制御および通信回路4上のフレーム監視,トーク
ン発行管理,テキスト送受信制御等の機能を有するもの
とする。
次に、本発明に係る通信制御方法の詳細について説明す
る。第1図にトークン発行管理を行なう計算機システム
の通信制御装置の詳細ブロツク図を示す。但し、本通信
方式でのトークン発行管理を行なう計算機システムの通
信制御装置は、通信システム内に一つとし二つ以上は不
可であるものとし、ここでは2の通信制御装置がトー
クン発行管理を行なうものとして説明する。したがつ
て、以下の説明では2を「管理局」と呼び、他の通信
制御装置(2〜2)を単に「局」として区別する。
第1図において、計算機インターフエイスバス3は、
計算機制御部8に接続され、通信回路4は通信回線側制
御部9に接続される。これらの計算機側制御部8及び通
信回線側制御部9は、内部インターフエイスバス12を
介し演算処理部5に接続される。演算処理部5には、こ
の他のプログラム記憶部6,データ記憶部7,タイマー
部10およびトークン発行周期設定部11も内部インタ
ーフエイスバス12を介して接続される。以上が管理局
の構成であり、従来の管理局(通信制御装置)は第
1図の構成中トークン発行周期設定部11を具備しな
い。
以上の回路構成において、管理局2は、計算機インタ
ーフエイスバス3を介して送信された計算機1から
の発信指令及び送信データを計算機側制御部8により受
信し、内部インターフエイスバス12を介して演算処理
部5に報告する。演算処理部5は、あらかじめ所定の送
信制御処理を行なうプログラムが記憶されているプログ
ラム記憶部6のプログラムおよび送受信データの一時記
憶を行なうデータ記憶部7により送信指令の解釈,送信
データのフオーマツト変換等を行ない、通信回線側制御
部9により所定のタイミングおよびフオーマツトに変換
し通信回線4に送信データを送出する。
一方、通信回線4からの受信データは、通信回線側制御
部9により受信され、所定のタイミングおよびフオーマ
ツトに変換されて内部インターフエイスバス12を介し
て演算処理部5に報告する。演算処理部5は、あらかじ
め所定の受信制御処理を行なうプログラムが記憶されて
いるプログラム記憶部6のプログラムおよびデータ記憶
部7により受信データのフオーマツト変換を行ない、計
算機制御部8により計算機インターフエイスバス3
介しメイン計算機1に受信報告および受信データを送
出する。この動作の中で通信回線側のトークン発行管理
およびテキスト送受動作に関し、上述のように、ループ
内の一つの通信制御装置2のみが周期的にトークンを
発行する管理を行ない、この管理局2のトークンを次
局に送出し通信回線4の使用を許可する。
トークンを受信した局に自己の計算機からの送信要求が
ない場合は、トークンをそのまま次局に通信回線使用権
を受け渡すが、自己の計算機からの送信要求がある場合
にはテキストを送信しテキストに後続させてトークンを
送出し次局に通信回線使用権を受け渡す。
このような動作にて次々と各局を経由し、全局に自己の
計算機からの送信要求がなければ、トークン発行管理局
発行のトークンはそのまま当該管理局2にもど
り、また各局に計算機からの送信要求があれば次々とテ
キストが連結され、最後にテキスト送信を行なつた局発
行のトークンが管理局2にもどる。ここで、各局の受
信動作は、テキストについては自局宛のみのものを受信
し、他局宛のテキストはそのまま次局に送出する。トー
クンについては自局発行のトークンのみ読みすて、他局
発行トークンはそのまま次局に送出する。このような動
作条件にて次局に計算機からの送信要求が次々と発生し
ている場合はトークンが途断える事がないが、トークン
を発行した局が自局発行のトークンを受信すると消滅す
る。また、各局に計算機からの送信要求がない場合は、
トークンは管理局2にて消滅する。トークンを消滅さ
せる理由は、トークンが連続的に局である通信制御装置
を経由するため、通信制御装置でトークン受信処理動作
により計算機からの送信指令処理動作が影響を受けるの
を防止するためである。トークン発行周期時間Tsは、
管理局2発行のトークンに次々と全局のテキストが連
結され、最後にテキスト送信を行つた局発行トークンが
管理局2にもどるトークン最大遅延時間TMAX以下
にすると、ループ内に同時に複数のトークンが発生し、
通信制御が不可となるので、Ts>TMAXとする必要
がある。このトークン最大遅延時間TMAXは各種通信
システムの規模または各計算機システムの処理能力によ
る異なる。
以上の各条件により本回路構成でのトークン発行管理局
は、トークン発行管理を行なう処理プログラムに
て、各種通信システム規模または各計算機システムの処
理応力に応じたトークン発行周期が設定できるトークン
発行周期設定部11に設定された時報により、任意の時
間にプログラム可能なタイマー部10を制御し、通信シ
ステムに合つたトークン発行周期時間Tsにプログラミ
ングし、管理局2発行トークンし受信時及び他局発行
トークし受信時このトークンし発行周期タイマーTsを
起動する。
管理局2の発行トークン受信時は、管理局2にて消
滅する為トークン発行周期タイマーTsがタイムアツプ
する前にトークンを受信することはないが、他局発行ト
ークン受信時は次局にそのまま送出するため次局以下に
てテキスト送信要求が次々と発生している場合はトーク
ン発行周期タイマーTsがタイムアツプする前に他局発
行トークンを受信する場合がある。この時はトークン発
行周期タイマーTsを再起動し、他局にてトークンが消
滅した時のみこのトークン発行周期タイマーTsがタイ
ムアツプし、次のトークンを発行する。第3図に、トー
クン発行周期タイマーTsタイムアツプによりトークン
管理局2発行のトークンFにより局2が管理局2
宛テキストD2→1を送信し、次々に全局がテキスト
を送信し、管理局2は自局宛テキストD2→1を受信
し、最後にテキスト受信を行つた局2発行のトークン
が読みすてされる場合を例として、他局発行トーク
ン受信時のトークン最大遅延時間TMAX及びトークン
発行周期タイマーTs起動のタイムスケジユール図を示
す。
第4図に、トークン発行周期タイマーTsのタイムアツ
プによりトークン管理局2発行のトークンFをその
まま管理局2が受信し、読みすてされ、また、管理局
にテキスト送信要求があり、タイマーTsのタイム
アツプにて局2腕テキストD1→nを送信し、局2
が自局宛テキストD1→nを受信し、管理局2発行の
トークンFが自局にて読みすてされる場合を例として
自局発行トークン受信時のトークン最小遅延時間T
MIN及びトークン発行周期タイマーTs起動のタイム
スケジユール図を示す。
以上の回路構成及び機能の本実施例によれば、トークン
発行周期設定部11と、この設定情報によりタイマー部
を制御しトークン発行管理を行なう処理プログラムによ
り、各種通信システムの規模または計算機システムの処
理能力に応じた周期のトークンを発行することができ、
したがつて各種通信システムの通信効率を向上させ、従
来のこのような配慮がなされていない通信制御方式の欠
点を解消したループ状通信システムの通信制御方式が実
現できる。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明によれば、簡単なトークン発
行管理プログラムと回路構成にて、計算機システム相互
間をループ状に通信路を形成し通信を行なう通信システ
ムの規模または各計算機システムの処理能力に応じた周
期にてトークンが発行できるので、各種通信システムの
通信効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る実施例を示す通信制御装置のブロ
ツク図、第2図はループ状通信システムのブロツク図、
第3図は他の局発行のトークン受信時のタイムチヤー
ト、第4図は自局発行のトークン受信時のタイムチヤー
トである。 1〜1……メイン計算機、2〜2……通信制御
装置、3〜3……計算機インターフエイスバス、4
……通信回路、5……演算処理部、6……プログラム記
憶部、7……データ記憶部、8……計算機側制御部、9
……通信回線側制御部、10……タイマー部、11……
トークン発行周期設定部、12……内部インターフエイ
スバス。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の計算機相互間を、当該複数の計算機
    のそれぞれに対応して設けられプログラム記憶部に記憶
    された送受信制御装置処理プログラムに基づいてトーク
    ンに同期しつつ通信データの送受信制御を行う通信制御
    装置により、ループ状に接続してなるループ状通信シス
    テムにおいて、 前記各通信制御装置は、各局発行のトークンに発行局情
    報を持たせ、自局発行のトークン受信時は、このトーク
    ンを消滅させる機能を有し、前記各通信制御装置のうち
    のいずれか一つの通信制御装置のみを前記トークンの発
    行管理局として設定し、このトークン発行管理局にトー
    クンの発行周期を通信システム規模または計算機システ
    ムの処理能力に応じた任意周期に設定可能なトークン発
    行周期設定部を設け、その設定情報に基づいてトークン
    発行周期を制御するトークン発行周期処理プログラムを
    前記プログラム記憶部に記憶させ、該記憶されたプログ
    ラムにより、トークン発行周期タイマに前記トークン発
    行周期設定部に設定された時間を設定し、自局発行トー
    クン受信時は、このトークンを消滅させると共にトーク
    ン発行周期タイマを起動し、そのタイムアップにより新
    たなトークンを発行し、他方他局発行トークン受信時
    は、このトークンをそのまま送出すると共にトークン発
    行周期タイマを起動または再起動し、いずれかの局にて
    前記トークンが消滅するまで前記トークン発行周期タイ
    マを再起動し、前記トークンの消滅によるトークン発行
    周期タイマのタイムアップにて新たなトークンを発行す
    るようにトークン発行制御を行うことを特徴とするルー
    プ状通信システムにおける通信制御方法。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲第1項に記載の通信制御方
    法において、前記トークン発行周期設定部を、手動設定
    可能としたことを特徴とするループ状通信システムにお
    ける通信制御方法。
  3. 【請求項3】特許請求の範囲第1項に記載の通信制御方
    法において、前記トークン発行周期設定部の設定を計算
    機からのトークン発行周期情報設定指令と、この指令を
    解釈し設定を行なう演算処理部プログラムにより行なう
    ことを特徴とするループ状通信システムにおける通信制
    御方法。
  4. 【請求項4】特許請求の範囲第1項に記載の通信制御方
    法において、前記トークン発行周期設定部の設定を当該
    通信システムの立上げ時に全通信制御装置が次々とテキ
    スト送信を行なわしめる診断トークンにより最大遅延時
    間を診断する演算処理部プログラムと、この診断結果に
    より通信システムに合ったトークン発行周期の設定を行
    なう演算処理プログラムにより行なうことを特徴とする
    ループ状通信システムにおける通信制御方法。
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JPS63227149A JPS63227149A (ja) 1988-09-21
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JPH0666807B2 (ja) * 1988-10-28 1994-08-24 株式会社日立製作所 ループ通信システム
JP2501977B2 (ja) * 1990-08-29 1996-05-29 株式会社東芝 通信制御装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6184939A (ja) * 1984-10-02 1986-04-30 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> ト−クンパツシングによるル−プ伝送システム

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