JPH0666709U - 防煙マスク兼用濡れタオル - Google Patents

防煙マスク兼用濡れタオル

Info

Publication number
JPH0666709U
JPH0666709U JP009531U JP953193U JPH0666709U JP H0666709 U JPH0666709 U JP H0666709U JP 009531 U JP009531 U JP 009531U JP 953193 U JP953193 U JP 953193U JP H0666709 U JPH0666709 U JP H0666709U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wet towel
smoke mask
smoke
wet
fire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP009531U
Other languages
English (en)
Inventor
秀年 高橋
Original Assignee
株式会社ユニチカリサーチラボ
トーコー衛材株式会社
櫻本プラスチック工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ユニチカリサーチラボ, トーコー衛材株式会社, 櫻本プラスチック工業株式会社 filed Critical 株式会社ユニチカリサーチラボ
Priority to JP009531U priority Critical patent/JPH0666709U/ja
Publication of JPH0666709U publication Critical patent/JPH0666709U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Respiratory Apparatuses And Protective Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】携帯したり、常備しておけおけば、通常はおし
ぼりとして使用でき、災害時に、特に火災時には簡易防
煙マスクとして利用することができる防煙マスク兼用濡
れタオルを提供する。 【構成】水分を含む紙または布帛からなり、3つ折り状
に折り畳まれた状態において偏平な長方形に成形された
濡れタオル素材1の長さ方向両端部に耳掛け用の切り込
み3を設け、通常はおしぼりとして使用でき、非常時、
特に火災時には切り込み3を耳に掛けて簡易防煙マスク
として利用することができ、特に素材1は濡れた状態に
あるので、火災時に発生する煙は勿論のこと、有毒ガス
を吸着して、人体への吸い込みを遮断する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、携帯したり、常備しておけば、通常はおしぼりとして使用でき、災 害時、特に、火災時には簡易防煙マスクとして利用することができる防煙マスク 兼用濡れタオルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
今日、災害時、特に、火災時における死傷事故の多くは、合成樹脂などを用い た建材、インテリアなどから発生する有害ガスによるとされている。ところが、 この有害ガスから防護する目的で使用される防煙マスクの多くは、活性炭などを 装填した大がかりなものであり、重く、また高価であるので、一般家庭では無論 のことホテルなどでも常備されていない。
【0003】 一方、火災時における濡れタオルの効用が知られており、火災時に発生する有 害ガスの多くはシアン化水素や塩化水素などであり、これらは水溶性であること からも濡れタオルの効果が理解される。しかし、火災時における停電あるいは足 場の悪い状態において、濡れタオルを口に当てて避難することは、少なくとも片 手が塞がり、避難の障害となっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
そこで本考案は、携帯したり、常備しておけば、通常はおしぼりとして使用で き、災害時、特に火災時には簡易防煙マスクとして利用することができる防煙マ スク兼用濡れタオルを提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段および作用】
本考案者は上記課題を解決するために種々検討した結果、次のような構成にす れば良いという知見を得て、本考案に到達した。
【0006】 すなわち本考案は、水分を含む紙または布帛からなり、折り畳まれた状態ある いは折り畳まない状態において偏平な長方形に成形された濡れタオル素材の長さ 方向両端部に耳掛け用の切り込みを設けたことを特徴とする防煙マスク兼用濡れ タオルを要旨とするものである。
【0007】 以下、本考案を詳細に説明する。 本考案の防煙マスク兼用濡れタオルを説明するために、まずその製造工程の例 の概略平面図を図1〜図3に示すが、製造工程はこれらの例に限定されない。
【0008】 まず、図1に示す例は薄手の素材1を用い、この素材1を点線で示す折曲部2 で3つ折り状に折り畳み、この折り畳まれて偏平な長方形に成形された素材1の 長さ方向両端部に耳掛け用の切り込み3,3を設け、この状態で素材1に水を含 ませて開封可能な密封袋4に収納し、防煙マスク兼用濡れタオルとしている。前 記各切り込み3は途中が分断せず、連続状態に繋がっている。5は開口部を閉じ るヒートシール部である。本考案における防煙マスク兼用濡れタオルは密封袋4 に収納した状態で保つことが好ましく、製造も密封袋4に収納されるまでを、こ のように一工程で行なうのが好ましい。
【0009】 図2に示す例は図1で用いられる素材よりもやや厚手の素材1を用い、この素 材1を点線で示す折曲部2で2つ折り状に折り畳み、この折り畳まれて偏平な長 方形に成形された素材1の長さ方向両端部に図1に示すものと同様の耳掛け用の 切り込み3,3を設け、この状態で素材1に水を含ませて素材1を長さ方向の中 央部で2つ折り状に折り畳んで開封可能な密封袋4に収納し、防煙マスク兼用濡 れタオルとしている。
【0010】 さらに素材が厚手の素材の場合には素材を3つ折り状あるいは2つ折り状に折 り畳まないで、図3に示すように素材1の長さ方向両端部に図1および図2に示 すものと同様の耳掛け用の切り込み3,3を設け、この状態で素材1に水を含ま せて開封可能な密封袋4に収納し、防煙マスク兼用濡れタオルとしている。
【0011】 図4は図2に示す例において耳掛けのために設けられた切り込み3,3の代わ りにミシン目状切り込み6,6を設けた場合を示し、このミシン目状切り込みは 前記図1および図2に示す例にも同様に設けることができる。なお、ミシン目状 切り込み6は、防煙マスクとして使用するときに、切り裂さかれて耳掛け用の切 り込みに形成される。
【0012】 ところで、前記切り込み3(およびミシン目状切り込み6)は素材1の長さ方 向の端部側に向かって凸状となっているが、図5に示すような直線状の切り込み 3(およびミシン目状切り込み)であっても、図6に示すような素材1の長さ方 向の端部側に向かって凹状の切り込み3(およびミシン目状切り込み)であって も良く、その形状は限定されるものではない。
【0013】 また、折り畳み方も図1、図2および図4に示されるような3つ折りや2つ折 りに限定されず、素材の厚さなどによって任意に選択される。 さらに、折り畳む前に切り込みやミシン目状切り込みを設けておいても良く、 この際には、折り畳んだときに切り込みやミシン目状切り込みを一致させること が必要である。
【0014】 防煙マスク兼用濡れタオルを構成する素材1としては、吸水性の素材であれば いかなるものでも使用できるが、例えば紙、木綿の不織布や編織物などが好まし く用いられる。
【0015】 密封袋4としては、非透水性で密封可能であればいかなるものでも使用でき、 例えば、ポリエチレンフイルム、ポリエステルフイルム、アルミラミネートフイ ルムなどよりなる袋が好適に使用できる。密封するには、濡れタオルを収納した 後、袋の開口部をヒートシールすれば良い。また、1つの密封袋4に多数の濡れ タオルを収納しても良い。また、密封袋4の代わりに缶状の密封容器を用いるよ うにしても良い。
【0016】 本考案の防煙マスク兼用濡れタオルは、以上のような構成になっているので、 携帯したり、あるいは家庭やホテルの部屋などに常備しておき、通常のときには おしぼりとして使用し、非常時、特に火災時には、密封袋(密封容器)から取り 出し、素材の長さ方向両端部の切り込みを耳に掛けてあるいはミシン目状切り込 みを切り裂いて形成される切り込みを耳に掛けて防煙マスクとして使用する。本 考案の防煙マスク兼用濡れタオルは、耳に掛けることができるので避難時に両手 が使用できて避難を容易にする。そのとき、素材は濡れた状態にあるので、火災 時に発生する煙は勿論のこと、有毒ガスの吸い込みを遮断できるという効果があ る。また、紙などの低廉な素材を用いれば使い捨ての防煙マスク兼用濡れタオル として使用することができる。
【0017】
【実施例】
以下、本考案の実施例について具体的に説明する。 実施例1 図1に示すように、ユニチカ(株)製の綿100%不織布(コットエース、品 番CXX1060、465mm×240mm)からなる素材1を点線で示す折曲 部2で3つ折り状に折り畳み、この折り畳まれて偏平な長方形に成形された素材 1の長さ方向両端部に耳掛け用の切り込み3,3を設け、この状態で素材1に、 不織布重量の約3.5倍の滅菌処理した水を含ませ、アルミニウムラミネートの 密封袋4に収納して、開口部をヒートシールして密封し、防煙マスク兼用濡れタ オルを製造した。
【0018】 実施例2 図2に示すように、ユニチカ(株)製の綿100%不織布(コットエース、品 番CXX1060、310mm×240mm)からなる素材1を点線で示す折曲 部2で2つ折り状に折り畳み、この折り畳まれて偏平な長方形に成形された素材 1の長さ方向両端部に耳掛け用の切り込み3,3を設け、この状態で素材1に、 不織布重量の約3.5倍の滅菌処理した水を含ませ、アルミニウムラミネートの 密封袋4に収納して、開口部をヒートシールして密封し、防煙マスク兼用濡れタ オルを製造した。
【0019】 実施例3 図1に示すように、市販のタオル地(310mm×240mm)からなる素材 1を点線で示す折曲部2で3つ折り状に折り畳み、この折り畳まれて偏平な長方 形に成形された素材1の長さ方向両端部に耳掛け用の切り込み3,3を設け、こ の状態で素材1に、不織布重量の約3.5倍の滅菌処理した水を含ませ、アルミ ニウムラミネートの密封袋4に収納して、開口部をヒートシールして密封し、防 煙マスク兼用濡れタオルを製造した。
【0020】 実施例4 図4に示すように、ユニチカ(株)製の綿100%不織布(コットエース、品 番CXX1060、310mm×240mm)からなる素材1を点線で示す折曲 部2で2つ折り状に折り畳み、この折り畳まれて偏平な長方形に成形された素材 1の長さ方向両端部に耳掛け用のミシン目状切り込み6を設け、この状態で素材 1に、不織布重量の約3.5倍の滅菌処理した水を含ませ、アルミニウムラミネ ートの密封袋4に収納して、開口部をヒートシールして密封し、防煙マスク兼用 濡れタオルを製造した。
【0021】
【表1】
【0022】 上記の各実施例における防煙マスク兼用濡れタオルを火災時の防煙マスクとし て使用するときは、素材1を密封袋4から取り出した後、素材1の長さ方向両端 部の切り込み3あるいはミシン目状切り込み6を切り裂いて形成される切り込み を耳に掛けて使用する。この場合、理論上の有毒ガスの最大吸着量は表1に示す 通りである。
【0023】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、携帯したり、常備しておけば、通常はおしぼり として使用でき、非常時、特に火災時には簡易防煙マスクとして利用することが でき、特に素材は濡れた状態にあるので、火災時に発生する煙は勿論のこと、有 毒ガスを吸着して、人体への吸い込みを遮断できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(c)は本考案の第1の例における防
煙マスク兼用濡れタオルの製造工程を示す概略平面図で
ある。
【図2】(a)〜(d)は本考案の第2の例における防
煙マスク兼用濡れタオルの製造工程を示す概略平面図で
ある。
【図3】(a)〜(b)は本考案の第3の例における防
煙マスク兼用濡れタオルの製造工程を示す概略平面図で
ある。
【図4】(a)〜(c)は本考案の第4の例における防
煙マスク兼用濡れタオルの製造工程を示す概略平面図で
ある。
【図5】本考案による切り込みの他の例を示す概略平面
図である。
【図6】本考案による切り込みのさらに他の例を示す概
略平面図である。
【符号の説明】
1 素材 2 折曲部 3 切り込み 4 密封袋 6 ミシン目状切り込み

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水分を含む紙または布帛からなり、折り
    畳まれた状態あるいは折り畳まない状態において偏平な
    長方形に成形された濡れタオル素材の長さ方向両端部に
    耳掛け用の切り込みを設けたことを特徴とする防煙マス
    ク兼用濡れタオル。
JP009531U 1993-03-09 1993-03-09 防煙マスク兼用濡れタオル Pending JPH0666709U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP009531U JPH0666709U (ja) 1993-03-09 1993-03-09 防煙マスク兼用濡れタオル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP009531U JPH0666709U (ja) 1993-03-09 1993-03-09 防煙マスク兼用濡れタオル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0666709U true JPH0666709U (ja) 1994-09-20

Family

ID=18529161

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP009531U Pending JPH0666709U (ja) 1993-03-09 1993-03-09 防煙マスク兼用濡れタオル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0666709U (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004535279A (ja) * 2001-04-24 2004-11-25 ラーシュ,ウルリッチ 吸気エアフィルター
JP2011011015A (ja) * 2009-07-02 2011-01-20 Taro Aida 防災ネクタイ
KR102063265B1 (ko) * 2019-07-22 2020-03-02 주식회사 메디원헬스케어 화재발생시 사용하는 안면가림마스크
KR20210019910A (ko) * 2019-08-13 2021-02-23 주식회사 비앤씨 재난 대피용 물티슈

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004535279A (ja) * 2001-04-24 2004-11-25 ラーシュ,ウルリッチ 吸気エアフィルター
JP2011011015A (ja) * 2009-07-02 2011-01-20 Taro Aida 防災ネクタイ
KR102063265B1 (ko) * 2019-07-22 2020-03-02 주식회사 메디원헬스케어 화재발생시 사용하는 안면가림마스크
KR20210019910A (ko) * 2019-08-13 2021-02-23 주식회사 비앤씨 재난 대피용 물티슈

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0423414Y2 (ja)
US4271834A (en) Disposable portable mask for emergency use
JPH0666709U (ja) 防煙マスク兼用濡れタオル
KR200482172Y1 (ko) 방호재패키지
JP2007500532A (ja) クレンジングパッド
JPH0636623U (ja) 非通気性袋に収納された粘着発熱体
JPH06312770A (ja) 密封包装用容器
JPH0215817Y2 (ja)
JP2532078Y2 (ja) 包装体
JPS5931256Y2 (ja) 滅菌バツグ
RU2756545C1 (ru) Маска защитная с вкладышем
JPS6325486Y2 (ja)
JP2002362583A (ja) 包装袋
JP2022001103A (ja) マスクケース
JP3088620U (ja) フェースマスクの収容具
JP3804740B2 (ja) ウエットティッシュ包装体
CN212530498U (zh) 一种n95型口罩收纳装置
JPH0717539U (ja) 防水性通気テープ
CN214286065U (zh) 一种便于使用的香珠贴
CN211483296U (zh) 一种便捷式口罩杀菌消臭收纳盒
KR200486540Y1 (ko) 방호재 패키지
JP2001299895A (ja) 香料袋
KR20170107353A (ko) 방호재 패키지
JPS6323344Y2 (ja)
JPH0366848U (ja)