JPH06657U - 研削盤のドレスインターバル制御装置 - Google Patents

研削盤のドレスインターバル制御装置

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JPH06657U
JPH06657U JP4345592U JP4345592U JPH06657U JP H06657 U JPH06657 U JP H06657U JP 4345592 U JP4345592 U JP 4345592U JP 4345592 U JP4345592 U JP 4345592U JP H06657 U JPH06657 U JP H06657U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 粗さ品質の安定化、および砥石の効率的使用
を図る。 【構成】 研削完了ワークWを研削位置Qから次工程へ
搬出する経路11に、表面粗さを測定する粗さ計12a
を設ける。粗さ計12aには、光触針式非接触粗さ計等
を用いる。この粗さ計12aの測定値を毎回監視する粗
さ演算手段13を設ける。粗さ演算手段13は、正常な
粗さ範囲外の測定値が検出されたときにドレッシング指
令aを出力し、また測定値が正常範囲から大きく外れる
場合に警報指令bを出力して機械を停止させる。ドレス
装置9は、前記のドレッシング指令aに応答して砥石成
形、すなわち砥石7の目立ておよび目直しを行う。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、リングや軸物等の円形ワーク、その他のワークを研削する研削盤 のドレスインターバル制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
工場の生産ラインにおける品質確認として、各工程での工程保証標準に従い、 一定間隔の抜取り検査あるいは全数検査を実施している。品質確認項目のうち、 寸法検査等に関しては、殆どが自動化されている。
【0003】 しかし、研削加工における真円度や表面粗さ等の精度検査については、作業者 の手に委ねられているのが現状である。この検査で、万一不具合があれば、機械 を停止させて砥石成形やその他の対策処置を施し、また前回検査以降のワークの 良否につき、全数の選別を行う。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
研削盤では、CBN(窒化ほう素)砥石等の普及によりドレスインターバルを 飛躍的に長くすることが可能となり、品質の安定化に寄与している。しかし、前 記のように手作業の抜取り検査で粗さ測定を行う方法では、何らかの原因でドレ ッシング直後、あるいは途中で粗さ不良の不具合が生じた場合に、不具合の発覚 の遅れによって多数の不良品を発生させる可能性がある。 不良品の発生率は、ドレスインターバルを短くすることによって低減できるが 、ドレッシングを頻繁に行うと、高価な砥石の寿命が短くなる。
【0005】 この考案の目的は、粗さ品質の安定化、および砥石の効率的使用の図れる研削 盤のドレスインターバル制御装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】 この考案の構成を実施例に対応する図1と共に説明する。このドレスインター バル制御装置は、ドレッシング指令(a)に応答して砥石成形を行うドレス装置 (9)を備えた研削盤に適用される。このような研削盤において、ワーク搬出経 路(11)にあるワーク(W)の研削加工面の表面粗さを測定する粗さ測定手段 (12)を設けると共に、その測定値を監視して設定範囲外の粗さ測定値が検出 されたときにドレッシング指令(a)を出力する粗さ演算手段(13)を設ける 。
【0007】
【作用】
研削加工されたワーク(W)は、搬出経路(11)で粗さ測定手段(12)に より表面粗さが測定される。この測定値は、粗さ演算手段(13)で監視され、 設定範囲内である場合は、そのまま加工が続けられる。設定範囲外であると、ド レッシング指令(a)が出力され、この指令(a)に応答してドレス装置(9) により砥石成形が行われる。
【0008】
【実施例】
この考案の一実施例を図1ないし図3に基づいて説明する。図1は制御ブロッ ク線図である。機械ベッド1上に、ワーク切込方向にスライド可能な砥石台2が 設置され、モータ3aおよび送りねじ(図示せず)からなる切込み送り駆動部3 により進退駆動される。砥石台2には、ワークWの軸方向にスライド可能なスラ イダ4が設置され、モータ5aおよび送りねじ(図示せず)からなる砥石挿入駆 動部5により進退駆動される。前記スライダ4に砥石駆動モータ6が設置され、 そのモータ軸からなる砥石軸7aに回転砥石7が設けられている。
【0009】 ワークWは、例えば転がり軸受の外輪となるリング状部品であり、研削位置Q で主軸8のチャックに把持されて回転させられる。研削位置Qの近傍に、砥石7 の成形を行う自動ドレス装置9が設けてある。
【0010】 研削位置Qから次工程10の間には、加工済みワークWを自動搬出するシュー ト等の搬送装置(図示せず)が設けてあり、その搬出経路11における粗さ測定 位置Pに、粗さ測定手段12が設けてある。次工程10は超仕上げ工程等からな る。
【0011】 粗さ測定手段12は、粗さ計12aと、ワークWの位置決め手段(図示せず) とを備え、粗さ計12aの出力は粗さ演算手段13に入力される。粗さ計12a としては、例えば光触針式非接触粗さ計が使用され、ワークWの研削加工面の1 箇所または数箇所の測定を行う。光触針式非接触粗さ計は、粗さ面による散乱光 を光ファイバの光伝送特性のみを利用して検出する形式のものである。この種の 粗さ計を用いる場合、次のようなエア吹付装置を付設しておく。すなわち、ワー クWの表面には研削液または冷却液が付着しているため、エア吹付装置でワーク Wの測定スポットへエアを供給して油膜を除去し、測定する。
【0012】 粗さ演算手段13は、粗さ計12aの測定値を監視して図2の流れ図に示す制 御を行い、ドレッシング指令aをドレス装置9の制御部(図示せず)およびNC 送り制御部13に出力すると共に、警報指令bを警報手段14に出力する手段で ある。
【0013】 NC送り制御部15は、研削盤のNC装置(図示せず)における一部の機能手 段を示したものであり、NCプログラムに従って各軸のモータ3a,5aを制御 する切込み送り制御信号cおよび芯位置制御信号dを出力する。なお、NC送り 制御部15は、ドレッシング指令aにより所定送り位置の各軸モータ制御信号c ,dを出力するドレッシング時制御手段を備えている。なお、前記NC装置は、 粗さ演算手段13の警報指令bによって機械全体を停止させる機能を備えている 。
【0014】 上記構成の動作を説明する。概略を説明すると、研削位置Qで研削加工された ワークWは、次工程10への搬出経路11の途中に設けられた粗さ測定位置Pで 研削加工面の粗さが粗さ計12aで自動測定される。この測定値は、毎回、粗さ 演算部13で監視される。粗さ演算部13は、粗さ測定値が図3に示す正常粗さ レベル範囲Rの設定上限レベルBを越えるか下限レベルC以下の場合は、ドレッ シング指令aを出力する。この指令aに応答して、まずNC送り制御部15は切 込み動作を停止させ、ドレッシング位置まで砥石7を移動させる。ドレス装置9 の制御部は、前記の砥石7の移動完了を適宜の手段で認識した後、砥石成形を開 始させる。この砥石成形は、この実施例では同じドレス装置9によりドレッシン グ(目立て)及びツルーイング(目直し)の両方を同時に行うようにしている。 粗さ演算手段13には、前記のレベルB,Cの他に、異常判定レベルAが設定さ れ、次のように警報および停止指令を行う。なお、これらの粗さレベルは、C< B<A(μmRa)である。
【0015】 次に、図2の流れ図に従って粗さ演算手段13の制御動作の詳細を説明する。 毎回の研削後の自動測定(S1)の結果、粗さ測定値Xが設定レベルB以下でC よりも大きい範囲、すなわち正常粗さレベル範囲Rの場合は、何も処理を行わず に次の研削に移行する。すなわちステップS1,S2,S3,S4,S1のルー プを繰り返す。
【0016】 設定上限レベルBを超えると、ステップS3からS6,S8へ進み、ドレッシ ング指令aを出して砥石成形を行う。連続して上限レベルBを超える場合は、何 らかの異常が想定されるため、警報を出してサイクル停止させる(S6,S5) 。この停止状態で対策を施した後、再度サイクルスタートさせる。 異常判定レベルAを超えた場合は、ステップS2からS5に進み、即時に警報 を出してサイクル停止させる。
【0017】 設定下限レベルC以下の場合は、ステップS4からS7,S8へ進み、ドレッ シング指令を出して砥石成形を行う。連続して下限レベルC以下となった場合は 、何らかの異常が想定されるため、警報を出してサイクル停止させる(S7,S 5)。
【0018】 ここで、各レベルA〜Cは、次工程10の超仕上げにおいて支障のないように レベル設定される。例えば、超仕上工程において、粗さ0.25〜0.5μmR aの研削加工品が最良で、0.75μmRa以上のものについては対応できない 場合、A=0.75μmRa、B=0.5μmRa、C=0.25μmRaに各 々設定される。 下限レベルCは必ずしも設定しなくても良いが、超仕上工程でなるべく同じレ ベルの粗さに仕上げたい場合には、前記のように下限レベルC以下の場合も正常 範囲外として砥石成形を行うことが望ましい。
【0019】 このドレスインターバル制御装置は、このように加工直後のワークWの粗さ精 度を監視し、リアルタイムでフィードバックしてドレス装置9による砥石成形を 行うようにしたため、粗さ品質が安定し、多量の粗さ不良品の発生が防止できる 。また、このように常に粗さ精度を監視してドレスインターバルを決定するため 、必要以上頻繁に砥石成形が行われることが無く、砥石7の効率的な使用が行え る。
【0020】
【考案の効果】
この考案の研削盤のドレスインターバル制御装置は、ワーク搬出経路でワーク の表面粗さを測定する粗さ測定手段を設け、その測定値を監視してドレッシング 指令を出力する粗さ演算手段を設けたため、粗さ不良が発生した場合に即座に砥 石成形を行い、正常な粗さ範囲の加工を行わせることができる。そのため、粗さ 品質の安定化が図れ、また無駄な砥石成形を無くして砥石の効率的使用を図るこ とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の制御ブロック線図であ
る。
【図2】その粗さ演算手段の制御動作の流れ図である。
【図3】粗さ測定値と各設定粗さレベルとの関係を示す
説明図である。
【符号の説明】
2…砥石台、7…砥石、9…ドレス装置、11…搬出経
路、12…粗さ測定手段、13…粗さ演算手段、15…
NC送り制御部、W…ワーク

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドレッシング指令に応答して砥石成形を
    行うドレス装置を備えた研削盤において、ワーク搬出経
    路にあるワークの研削加工面の表面粗さを測定する粗さ
    測定手段と、この手段の粗さ測定値を監視して設定範囲
    外の粗さ測定値が検出されたときに前記ドレス装置にド
    レッシング指令を出力する粗さ演算手段とを設けた研削
    盤のドレスインターバル制御装置。
JP4345592U 1992-05-29 1992-05-29 研削盤のドレスインターバル制御装置 Expired - Fee Related JP2565032Y2 (ja)

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JPH06657U true JPH06657U (ja) 1994-01-11
JP2565032Y2 JP2565032Y2 (ja) 1998-03-11

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102017108675A1 (de) 2016-04-28 2017-11-02 Jtekt Corporation Schleifmaschinensystem
JP2017200719A (ja) * 2016-04-28 2017-11-09 株式会社ジェイテクト 研削盤システム
JP2017200720A (ja) * 2016-04-28 2017-11-09 株式会社ジェイテクト 研削盤システム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102017108675A1 (de) 2016-04-28 2017-11-02 Jtekt Corporation Schleifmaschinensystem
JP2017200719A (ja) * 2016-04-28 2017-11-09 株式会社ジェイテクト 研削盤システム
JP2017200720A (ja) * 2016-04-28 2017-11-09 株式会社ジェイテクト 研削盤システム

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JP2565032Y2 (ja) 1998-03-11

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