JPH0665512B2 - レーザーによる染料熱転写に用いるスペーサービーズを含有する染料受容素子 - Google Patents
レーザーによる染料熱転写に用いるスペーサービーズを含有する染料受容素子Info
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- JPH0665512B2 JPH0665512B2 JP1318705A JP31870589A JPH0665512B2 JP H0665512 B2 JPH0665512 B2 JP H0665512B2 JP 1318705 A JP1318705 A JP 1318705A JP 31870589 A JP31870589 A JP 31870589A JP H0665512 B2 JPH0665512 B2 JP H0665512B2
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Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、レーザーによる染料熱転写に用いるスペーサ
ービーズを含む染料供与素子に関する。
ービーズを含む染料供与素子に関する。
近年、カラービデオカメラで電気的につくり出される画
像からプリントを得ることを目的とする熱転写系が開発
された。その開発された方法の一つによれば、まず色フ
ィルターによって電気的な画像の色を分けてそれぞれの
色の画像を電気信号に変換し、その後これらの電気信号
からシアン、マゼンタおよびイエローの電気信号をつく
り出すように操作して電気信号を熱転写器へ送る。シア
ン、マゼンタおよびイエローの染料供与素子はプリント
を行うために染料受容素子に近接して設置されている。
線形熱転写ヘッドが染料供与シートの裏面から熱を与え
るように、これら二つの素子を熱転写ヘッドと熱盤ロー
ラーとの間に挿入する。線形熱転写ヘッドは加熱素子を
数多く有しており、シアン、マゼンタおよびイエローの
電気信号に応じて継続的に加熱される。その残りの二色
について同じ操作が繰り返される。このようにして、画
面上の元の画像に対応したカラーハードコピーが得られ
る。この工程およびこの工程を実施するための装置は米
国特許第4,621,271号にさらに詳しく記載されている。
像からプリントを得ることを目的とする熱転写系が開発
された。その開発された方法の一つによれば、まず色フ
ィルターによって電気的な画像の色を分けてそれぞれの
色の画像を電気信号に変換し、その後これらの電気信号
からシアン、マゼンタおよびイエローの電気信号をつく
り出すように操作して電気信号を熱転写器へ送る。シア
ン、マゼンタおよびイエローの染料供与素子はプリント
を行うために染料受容素子に近接して設置されている。
線形熱転写ヘッドが染料供与シートの裏面から熱を与え
るように、これら二つの素子を熱転写ヘッドと熱盤ロー
ラーとの間に挿入する。線形熱転写ヘッドは加熱素子を
数多く有しており、シアン、マゼンタおよびイエローの
電気信号に応じて継続的に加熱される。その残りの二色
について同じ操作が繰り返される。このようにして、画
面上の元の画像に対応したカラーハードコピーが得られ
る。この工程およびこの工程を実施するための装置は米
国特許第4,621,271号にさらに詳しく記載されている。
上述の電気信号を使用し熱によってプリントを得る方法
として、熱プリントヘッドの代わりにレーザーを使用す
る方法もある。レーザーを使用する場合には、レーザー
の波長領域に強い吸収を示す物質を染料供与シートに含
有させる。染料供与素子にレーザー照射したときに、か
かる吸収物質がレーザーのエネルギーを熱エネルギーに
転換して吸収物質のすぐそばにある染料を気化温度に加
熱して染料受容素子に転写する。この吸収物質は、染料
の真下の層にいれておいてもよいしおよび／または染料
と混合しておいてもよい。元の像の形と色に対応した電
気信号によってレーザー光線は調節される。かかる調節
を行って各々の染料を必要な場所に加熱し気化する。こ
れによって、元の像を染料受容層上に再現することがで
きるのである。この工程の詳細はドイツ特許第２、０８
３、７２６Ａに記載されている。
として、熱プリントヘッドの代わりにレーザーを使用す
る方法もある。レーザーを使用する場合には、レーザー
の波長領域に強い吸収を示す物質を染料供与シートに含
有させる。染料供与素子にレーザー照射したときに、か
かる吸収物質がレーザーのエネルギーを熱エネルギーに
転換して吸収物質のすぐそばにある染料を気化温度に加
熱して染料受容素子に転写する。この吸収物質は、染料
の真下の層にいれておいてもよいしおよび／または染料
と混合しておいてもよい。元の像の形と色に対応した電
気信号によってレーザー光線は調節される。かかる調節
を行って各々の染料を必要な場所に加熱し気化する。こ
れによって、元の像を染料受容層上に再現することがで
きるのである。この工程の詳細はドイツ特許第２、０８
３、７２６Ａに記載されている。
（先行技術） 米国特許第4,541,830号および欧州特許出願第163,145号
には、表面から突起している非昇華性粒子を含む染料層
を有する染料熱転写用染料供与素子が記載されている。
これらの先行文献には実施例は挙げられていないが、こ
の染料供与素子はレーザー光線による高速記録に使用す
ることができるものであると記載されている。しかし、
これらの先行文献には、非昇華性粒子を染料受容素子中
に使用することができるか否かについては一切記載がな
い。
には、表面から突起している非昇華性粒子を含む染料層
を有する染料熱転写用染料供与素子が記載されている。
これらの先行文献には実施例は挙げられていないが、こ
の染料供与素子はレーザー光線による高速記録に使用す
ることができるものであると記載されている。しかし、
これらの先行文献には、非昇華性粒子を染料受容素子中
に使用することができるか否かについては一切記載がな
い。
（発明が解決しようとする課題） 上記のレーザーシステムを使用した場合には、染料の転
写が不均一になるという問題がある。上述のドイツ特許
第2,083,726号に記載されているレーザーシステムを使
用した場合には、染料の転写が不均一になるという問題
がある。多くの場合、染料−結合剤が溶けて染料受容素
子に粘着してしまいモトル(mottle)と呼ばれる集落が形
成されてしまう。さらに、染料供与素子が染料受容層に
直接接触すると、染料供与素子から染料受容層に熱が流
れてロスが生じる。このような熱のロスが生じると、染
料供与素子が冷えて転写濃度のロスを伴うことになる。
写が不均一になるという問題がある。上述のドイツ特許
第2,083,726号に記載されているレーザーシステムを使
用した場合には、染料の転写が不均一になるという問題
がある。多くの場合、染料−結合剤が溶けて染料受容素
子に粘着してしまいモトル(mottle)と呼ばれる集落が形
成されてしまう。さらに、染料供与素子が染料受容層に
直接接触すると、染料供与素子から染料受容層に熱が流
れてロスが生じる。このような熱のロスが生じると、染
料供与素子が冷えて転写濃度のロスを伴うことになる。
本発明は、レーザーを使用して染料をより均一に転写し
かつ転写濃度の改善を図ることを目的としている。
かつ転写濃度の改善を図ることを目的としている。
また、本発明は染料供与素子でなく染料受容素子に粒子
を存在させることによって、モトルを少なくし無光沢の
表面を提供することを目的とする。
を存在させることによって、モトルを少なくし無光沢の
表面を提供することを目的とする。
（課題を解決するための手段） かかる目的を達成すべく完成された本発明は、染料受容
層を表面に有する支持体からなる染料受容素子であっ
て；前記染料受容層は、レーザーにより昇華型熱転写し
た染料像を有しており；粒径が３から５０μｍのスペー
サービーズが、５から2.000個／mm2で前記染料受容層ま
たはそれを覆う層にこれらの層の表面から突出するよう
に含まれており、これによって前記昇華型熱転写中に前
記染料受容素子と染料供与素子が効果的に接触できなく
なっていることを特徴とする染料受容素子を提供するも
のである。
層を表面に有する支持体からなる染料受容素子であっ
て；前記染料受容層は、レーザーにより昇華型熱転写し
た染料像を有しており；粒径が３から５０μｍのスペー
サービーズが、５から2.000個／mm2で前記染料受容層ま
たはそれを覆う層にこれらの層の表面から突出するよう
に含まれており、これによって前記昇華型熱転写中に前
記染料受容素子と染料供与素子が効果的に接触できなく
なっていることを特徴とする染料受容素子を提供するも
のである。
本発明では、上記の目的を達成しうる粒径と被覆量を有
するものであれば、いかなるスペーサービーズを使用し
てもよい。一般的に、スペーサービーズの粒収径は３〜
３０μｍ、好ましくは５〜２５μｍとする。また、スペ
ーサービーズの被覆量は５〜２０００ビーズ／mm2とす
ることができる。
するものであれば、いかなるスペーサービーズを使用し
てもよい。一般的に、スペーサービーズの粒収径は３〜
３０μｍ、好ましくは５〜２５μｍとする。また、スペ
ーサービーズの被覆量は５〜２０００ビーズ／mm2とす
ることができる。
ビーズの粒径が大きければ、ビーズの必要量は少なくて
すむ。また、本発明の他の好ましい実施態様では、スペ
ーサービーズの粒径は５〜１５μｍであり、被覆量は１
０〜１０００／mm2である。さらに、本発明の他の好ま
しい実施態様では、スペーサービーズの粒径は１５〜５
０μｍであり、被覆量は５〜２００／mm2である。本発
明で使用するスペーサービーズは、いかなる形状のもの
であってもよく、必ずしも球状である必要はない。
すむ。また、本発明の他の好ましい実施態様では、スペ
ーサービーズの粒径は５〜１５μｍであり、被覆量は１
０〜１０００／mm2である。さらに、本発明の他の好ま
しい実施態様では、スペーサービーズの粒径は１５〜５
０μｍであり、被覆量は５〜２００／mm2である。本発
明で使用するスペーサービーズは、いかなる形状のもの
であってもよく、必ずしも球状である必要はない。
スペーサービーズは、ポリスチレン、フェノール樹脂、
メラミン樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリイミド等
のポリマー；金属酸化物；ミネラル；無機塩；無機酸化
物；シリケート；塩等を成形したものであってもよい。
概して、スペーサービーズは、使用する温度において不
活性で反応しないものでなくてはならない。
メラミン樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリイミド等
のポリマー；金属酸化物；ミネラル；無機塩；無機酸化
物；シリケート；塩等を成形したものであってもよい。
概して、スペーサービーズは、使用する温度において不
活性で反応しないものでなくてはならない。
本発明の染料受容素子の支持体は、ポリ（エーテルスル
ホン）、ポリイミド、セルロースアセテート等のセルロ
ースエステル、ポリ（ビニルアルコール−コ−アセター
ル）またはポリ（エチレンテレフタレータ）等の透明な
フィルムであってもよい。また、染料受容素子の支持体
は、バライタ被覆紙、ポリエチレン被覆紙、ホワイトポ
リエステル（白色染料を混入したポリエステル）、アイ
ボリー紙、コンデンサー紙またはduPont TyvekRなどの
合成紙等の反射性を有するものであってもよい。
ホン）、ポリイミド、セルロースアセテート等のセルロ
ースエステル、ポリ（ビニルアルコール−コ−アセター
ル）またはポリ（エチレンテレフタレータ）等の透明な
フィルムであってもよい。また、染料受容素子の支持体
は、バライタ被覆紙、ポリエチレン被覆紙、ホワイトポ
リエステル（白色染料を混入したポリエステル）、アイ
ボリー紙、コンデンサー紙またはduPont TyvekRなどの
合成紙等の反射性を有するものであってもよい。
本発明の染料受容素子の支持体に被覆する染料受容層
は、例えばポリカーボネート、ポリウレタン、ポリエス
テル、ポリビニルクロリド、ポリ（スチレン−コ−アク
リロニトリル）、ポリ（カプロラクトン）またはこれら
の混合物であってもよい。染料受容層は、所期の目的を
有効に達成することができるものであればいかなる量で
存在させてもよい。一般的には、１〜５g/m2で存在させ
れば良好な結果が得られる。
は、例えばポリカーボネート、ポリウレタン、ポリエス
テル、ポリビニルクロリド、ポリ（スチレン−コ−アク
リロニトリル）、ポリ（カプロラクトン）またはこれら
の混合物であってもよい。染料受容層は、所期の目的を
有効に達成することができるものであればいかなる量で
存在させてもよい。一般的には、１〜５g/m2で存在させ
れば良好な結果が得られる。
本発明の好ましい実施態様では、スペーサービーズは染
料受容層中に存在させる。しかし、スペーサービーズ
は、澱粉、デキストラン、デキストリン、コーンシロッ
プ等の高分子多糖；セルロース誘導体；アクリル酸ポリ
マー；ポリエステル；ポリビニルアセテート等の結合剤
中の染料受容層を覆う、別の層として被覆してもよい。
料受容層中に存在させる。しかし、スペーサービーズ
は、澱粉、デキストラン、デキストリン、コーンシロッ
プ等の高分子多糖；セルロース誘導体；アクリル酸ポリ
マー；ポリエステル；ポリビニルアセテート等の結合剤
中の染料受容層を覆う、別の層として被覆してもよい。
本発明では、熱により染料受転写しうるものであれば、
いかなる染料を染料供与素子の染料層に使用してもよ
い。以下の構造を有するものや米国特許第4,541,830号
に開示されているもののような昇華性の染料を使用すれ
ば特によい結果が得られる。
いかなる染料を染料供与素子の染料層に使用してもよ
い。以下の構造を有するものや米国特許第4,541,830号
に開示されているもののような昇華性の染料を使用すれ
ば特によい結果が得られる。
単色をつくりだすためにこれらの染料は単独で使用して
も組み合わせて使用してもよい。染料は疎水性であるの
が好ましく、その被覆量を0.05〜１／m2としてもよい。
も組み合わせて使用してもよい。染料は疎水性であるの
が好ましく、その被覆量を0.05〜１／m2としてもよい。
染料供与素子の染料は、セルロースアセテートヒドロジ
ェンフタレート、セルロースアセテート、セルロースア
セテートプロピオネート、セルロースアセテートブチレ
ート、セルローストリアセテート等のセルロース誘導
体；ポリカーボネート；ポリ（スチレン−コ−アクリロ
ニトリル）、ポリ（スルホン）またはポリ（フェニレン
オキシド）等の高分子結合剤中に分散される。結合剤の
被覆量は0.1〜５g/m2としてよい。
ェンフタレート、セルロースアセテート、セルロースア
セテートプロピオネート、セルロースアセテートブチレ
ート、セルローストリアセテート等のセルロース誘導
体；ポリカーボネート；ポリ（スチレン−コ−アクリロ
ニトリル）、ポリ（スルホン）またはポリ（フェニレン
オキシド）等の高分子結合剤中に分散される。結合剤の
被覆量は0.1〜５g/m2としてよい。
染料供与素子の染料層は、支持体上にコーティングされ
ていてもよいし、あるいはグラビヤ印刷等のプリント技
術によってプリントされていてもよい。
ていてもよいし、あるいはグラビヤ印刷等のプリント技
術によってプリントされていてもよい。
本発明の染料供与素子用の支持体には、寸法安定性を有
し、レーザー光線による熱に耐え得るものであればいか
なる物質でも使用しうる。そのような物質の中には、ポ
リ（エチレンテレフタレート）等のポリエステル、ポリ
アミド、ポリカーボネート、グラシン紙、コンデンサー
紙、セルロースエステル、フッ素高分子、ポリエーテ
ル、ポリアセタールおよびポリオレフィンが含まれる。
この支持体の厚さは通常２〜２５０μｍであり、必要に
応じて下塗りをしてもよい。
し、レーザー光線による熱に耐え得るものであればいか
なる物質でも使用しうる。そのような物質の中には、ポ
リ（エチレンテレフタレート）等のポリエステル、ポリ
アミド、ポリカーボネート、グラシン紙、コンデンサー
紙、セルロースエステル、フッ素高分子、ポリエーテ
ル、ポリアセタールおよびポリオレフィンが含まれる。
この支持体の厚さは通常２〜２５０μｍであり、必要に
応じて下塗りをしてもよい。
本発明の一実施態様においては、染料供与素子中の赤外
線吸収物質としていかなる物質を使用してもしてもよ
い。例えば、当業者に周知のカーボンブラック、非揮発
性赤外線吸収染料またじは顔料を使用することができ
る。また、特開昭６３−３２３１７９号明細書に記載さ
れる赤外線吸収シアニン染料も使用することもできる。
線吸収物質としていかなる物質を使用してもしてもよ
い。例えば、当業者に周知のカーボンブラック、非揮発
性赤外線吸収染料またじは顔料を使用することができ
る。また、特開昭６３−３２３１７９号明細書に記載さ
れる赤外線吸収シアニン染料も使用することもできる。
本発明の染料供与素子は、上述のようにレーザーによる
染料熱転写像の形成に用いられる。その工程は上でのべ
たようにレーザーによって染料供与素子を像の形に加熱
して、染料像を染料受容素子に移し染料転写像を形成す
る操作からなるものである。
染料熱転写像の形成に用いられる。その工程は上でのべ
たようにレーザーによって染料供与素子を像の形に加熱
して、染料像を染料受容素子に移し染料転写像を形成す
る操作からなるものである。
受容素子に染料が転写した後、輻射熱や加熱ローラーと
の接触等により像を熱的に融着して安定化する。このよ
うに熱融着することによって染料の退色や結晶化を防ぐ
ことができる。熱融着の代わりに溶媒蒸気融着を行って
もよい。
の接触等により像を熱的に融着して安定化する。このよ
うに熱融着することによって染料の退色や結晶化を防ぐ
ことができる。熱融着の代わりに溶媒蒸気融着を行って
もよい。
本発明で使用する熱染料転写体は、ａ）上記の染料供与
素子とｂ）上記の染料受容素子とからなる。染料受容素
子は、染料供与素子の染料層が染料受容素子の受容層と
隣あうか重なるように、染料供与素子と重ね合わせられ
ている。
素子とｂ）上記の染料受容素子とからなる。染料受容素
子は、染料供与素子の染料層が染料受容素子の受容層と
隣あうか重なるように、染料供与素子と重ね合わせられ
ている。
本発明をさらに説明するために以下に実施例を挙げる。
実施例１ Ａ）１００μｍのゼラチンで下塗りしたポリ（エチレン
テレフタレート）の支持体上に以下の層をコーティング
してシアン染料供与素子を製造した。
テレフタレート）の支持体上に以下の層をコーティング
してシアン染料供与素子を製造した。
シクロヘキサノン、ブタンおよびジメチルホルムアミド
の混合溶媒からコーティングした、セルロースアセテー
トプロピオネート（2.5％アセチル、４５％プロピオニ
ル）中の上記のシアン染料(0.33g/m2)下記のビスインド
リル染料(0.16g/m2)およびダウコーニングＤＣ−５１０
R界面活性剤(0.10g/m2)染料受容素子は、ポリ（アクリ
レート−コ−ビニリデンクロリド−コ−イタコン酸）
(0.11g/m2)で下塗りしたポリエチレンテレフタレート支
持体上に、LexanR１０１（ジェネラルエレクトリック）
ビスフェノール−Ａポリカーボネート結合剤中のＤＣ−
５１０Ｒ界面活性剤(0.10g/m2)と第１表に示す被覆量の
ポリ（メチル−メタクリレート−コ−ジビニルベンゼ
ン）（重量比９７：３）（直径８〜１２μｍの球状ビー
ズ）をクロロベンゼンとジクロロメタンとの混合溶媒か
ら被覆することによって製造した。各々のコーティング
における１mm2あたりのビーズ数は、顕微鏡で計算する
ことによって調べた。
の混合溶媒からコーティングした、セルロースアセテー
トプロピオネート（2.5％アセチル、４５％プロピオニ
ル）中の上記のシアン染料(0.33g/m2)下記のビスインド
リル染料(0.16g/m2)およびダウコーニングＤＣ−５１０
R界面活性剤(0.10g/m2)染料受容素子は、ポリ（アクリ
レート−コ−ビニリデンクロリド−コ−イタコン酸）
(0.11g/m2)で下塗りしたポリエチレンテレフタレート支
持体上に、LexanR１０１（ジェネラルエレクトリック）
ビスフェノール−Ａポリカーボネート結合剤中のＤＣ−
５１０Ｒ界面活性剤(0.10g/m2)と第１表に示す被覆量の
ポリ（メチル−メタクリレート−コ−ジビニルベンゼ
ン）（重量比９７：３）（直径８〜１２μｍの球状ビー
ズ）をクロロベンゼンとジクロロメタンとの混合溶媒か
ら被覆することによって製造した。各々のコーティング
における１mm2あたりのビーズ数は、顕微鏡で計算する
ことによって調べた。
高分子スペーサービーズを有する染料受容素子は染料供
与素子に重ね合わせて、レーザー照射ドラム上に設置し
た。その後、６００mmに減圧して供与素子を受容素子に
固定した。１８０rpmで回転しているドラム上で、この
熱転写体に、スポット直径３０μｍのSpectrodiode Lab
s Laser Model SDL-2420-H2Rによる８３０nmのレーザー
ビームを照射した。約１００ミリ秒の照射時間で染料は
受容素子に転写された。電力は８６ミリワットで照射エ
ネルギーは４４マイクロワット／ミクロン２であった。
与素子に重ね合わせて、レーザー照射ドラム上に設置し
た。その後、６００mmに減圧して供与素子を受容素子に
固定した。１８０rpmで回転しているドラム上で、この
熱転写体に、スポット直径３０μｍのSpectrodiode Lab
s Laser Model SDL-2420-H2Rによる８３０nmのレーザー
ビームを照射した。約１００ミリ秒の照射時間で染料は
受容素子に転写された。電力は８６ミリワットで照射エ
ネルギーは４４マイクロワット／ミクロン２であった。
染料転写後、受容素子の一様性と、供与素子が受容素子
に粘着することにより変化する粒状性を調べた。結果は
第１表に示すとおりであった。
に粘着することにより変化する粒状性を調べた。結果は
第１表に示すとおりであった。
上記の結果は、粘着を防ぎ良質な像を得るためには染料
受容層に直径８〜１２μｍのビーズを１mm2あたり３０
個以上存在させることが必要であることを示している。
受容層に直径８〜１２μｍのビーズを１mm2あたり３０
個以上存在させることが必要であることを示している。
赤外線吸収インドリル染料： この染料は、上記特願昭６３−３２３１７９号明細書に
記載されている化合物である。
記載されている化合物である。
実施例２ 実施例１と同様にして染料供与体を製造した。
染料受容体は、高分子ビースをポリ（スチレン−コ−ジ
ビニルベンゼン）（重量比９０：１０）（直径１９〜２
１μｍ）を使用した点を除き、実施例１と同様にして製
造した。結果は以下の第２表に示す通りであった。
ビニルベンゼン）（重量比９０：１０）（直径１９〜２
１μｍ）を使用した点を除き、実施例１と同様にして製
造した。結果は以下の第２表に示す通りであった。
上記の結果は、粘着を防ぎ良質な像を得るためには染料
受容層に直径２０μｍのビーズを１mm2あたり１０個以
上存在させることが必要であることを示している。
受容層に直径２０μｍのビーズを１mm2あたり１０個以
上存在させることが必要であることを示している。
実施例３ 実施例１と同様にして染料供与体を製造した。
染料受容体は、高分子ビーズをジビニルベンゼン架橋ポ
リスチレン（直径３μｍ）を使用した点を除き、実施例
１と同様にして製造した。結果は以下の第３表に示す通
りであった。
リスチレン（直径３μｍ）を使用した点を除き、実施例
１と同様にして製造した。結果は以下の第３表に示す通
りであった。
上記の結果は、粘着を防ぎ良質な像を得るためには染料
受容層に直径３μｍのビーズを１mm2あたり７５０個以
上存在させることが必要であることを示している。
受容層に直径３μｍのビーズを１mm2あたり７５０個以
上存在させることが必要であることを示している。
（発明の効果） 本発明の粒状物質を使用すれば、像のモトルを減らし、
良質な像を提供することができる。
良質な像を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−248791（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−164892（ＪＰ，Ａ) 特開 昭59−214696（ＪＰ，Ａ) 特開 昭63−183889（ＪＰ，Ａ) 特開 昭59−101398（ＪＰ，Ａ)
Claims (1)
- 【請求項１】染料受容層を表面に有する支持体からなる
染料受容素子であって、 前記染料受容層は、レーザーにより昇華型熱転写した染
料像を有しており、 粒径が３から５０μｍのスペーサービーズが、５から2,
000個／mm2で前記染料受容層またはそれを覆う層にこれ
らの層の表面から突出するように含まれており、これに
よって前記昇華型熱転写中に前記染料受容素子と染料供
与素子が効果的に接触できなくなっていることを特徴と
する染料受容素子。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US07/282,706 US4876235A (en) | 1988-12-12 | 1988-12-12 | Dye-receiving element containing spacer beads in a laser-induced thermal dye transfer |
| US282706 | 1988-12-12 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02202488A JPH02202488A (ja) | 1990-08-10 |
| JPH0665512B2 true JPH0665512B2 (ja) | 1994-08-24 |
Family
ID=23082765
Family Applications (1)
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| EP (1) | EP0373571B1 (ja) |
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| CA (1) | CA2004371A1 (ja) |
| DE (1) | DE68913675T2 (ja) |
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