JPH0665368A - 末端変性ポリアミド樹脂の製造方法 - Google Patents
末端変性ポリアミド樹脂の製造方法Info
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- JPH0665368A JPH0665368A JP24003992A JP24003992A JPH0665368A JP H0665368 A JPH0665368 A JP H0665368A JP 24003992 A JP24003992 A JP 24003992A JP 24003992 A JP24003992 A JP 24003992A JP H0665368 A JPH0665368 A JP H0665368A
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- Japan
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- pressure
- terminal
- water
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- polyamide resin
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Abstract
(57)【要約】
【目的】溶融成形時(特に押出成形時)にゲル発生等に
よる外観不良および製造上のトラブルの少ない末端変性
ポリアミド樹脂の製造方法を提供する。 【構成】水を触媒としジアミンの存在下でε−カプロラ
クタムを加圧重合した後、減圧重合することにより、末
端変性ポリアミドを製造するに当り、加圧重合の温度を
230℃以上とし、且つ、加圧重合系内の圧力を10気
圧以上の水分圧に保持する。
よる外観不良および製造上のトラブルの少ない末端変性
ポリアミド樹脂の製造方法を提供する。 【構成】水を触媒としジアミンの存在下でε−カプロラ
クタムを加圧重合した後、減圧重合することにより、末
端変性ポリアミドを製造するに当り、加圧重合の温度を
230℃以上とし、且つ、加圧重合系内の圧力を10気
圧以上の水分圧に保持する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、末端変性ポリアミド樹
脂の製造方法に関するものであり、詳しくは、溶融成形
時(特に押出成形時)にゲル発生等による外観不良およ
び製造上のトラブルの少ない末端変性ポリアミド樹脂の
製造方法に関するものである。
脂の製造方法に関するものであり、詳しくは、溶融成形
時(特に押出成形時)にゲル発生等による外観不良およ
び製造上のトラブルの少ない末端変性ポリアミド樹脂の
製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ジアミンの存在下でε−カプロラクタム
を重合することにより、末端変性ポリアミドを製造する
ことは、酸性染料に対する染色性を改良する目的(特公
昭36−5394)や副生される環状オリゴマーを低減
化する目的(特公昭49−12118)で古くから行わ
れている。
を重合することにより、末端変性ポリアミドを製造する
ことは、酸性染料に対する染色性を改良する目的(特公
昭36−5394)や副生される環状オリゴマーを低減
化する目的(特公昭49−12118)で古くから行わ
れている。
【0003】ところで、通常、ε−カプロラクタムの水
触媒による加圧重合では、水の量は、重合速度の関係
上、ε−カプロラクタムに対して1.5〜3重量%(水
分圧で5気圧〜9気圧程度)の範囲から選択され、必要
量以上の水の使用は、昇温速度を遅くすると言う不利益
があるために敬遠され、10気圧以上の圧力は採用され
ていない。
触媒による加圧重合では、水の量は、重合速度の関係
上、ε−カプロラクタムに対して1.5〜3重量%(水
分圧で5気圧〜9気圧程度)の範囲から選択され、必要
量以上の水の使用は、昇温速度を遅くすると言う不利益
があるために敬遠され、10気圧以上の圧力は採用され
ていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような加圧重合条件で得られる末端変性ポリアミド樹脂
は、実際の製品(フィルム、モノフィラ等)にした場
合、ゲル(異物)の混入があって商品価値が低い。本発
明は、上記実情に鑑みなされたものであり、その目的
は、溶融成形時(特に押出成形時)にゲル発生等による
外観不良および製造上のトラブルの少ない末端変性ポリ
アミド樹脂の製造方法を提供することにある。
ような加圧重合条件で得られる末端変性ポリアミド樹脂
は、実際の製品(フィルム、モノフィラ等)にした場
合、ゲル(異物)の混入があって商品価値が低い。本発
明は、上記実情に鑑みなされたものであり、その目的
は、溶融成形時(特に押出成形時)にゲル発生等による
外観不良および製造上のトラブルの少ない末端変性ポリ
アミド樹脂の製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の要旨
は、水を触媒としジアミンの存在下でε−カプロラクタ
ムを加圧重合した後、減圧重合することにより、末端変
性ポリアミドを製造するに当り、加圧重合の温度を23
0℃以上とし、且つ加圧重合系内の圧力を10気圧以上
の水分圧に保持することを特徴とする末端変性ポリアミ
ド樹脂の製造方法に存する。
は、水を触媒としジアミンの存在下でε−カプロラクタ
ムを加圧重合した後、減圧重合することにより、末端変
性ポリアミドを製造するに当り、加圧重合の温度を23
0℃以上とし、且つ加圧重合系内の圧力を10気圧以上
の水分圧に保持することを特徴とする末端変性ポリアミ
ド樹脂の製造方法に存する。
【0006】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
おいては、原料モノマーとしてε−カプロラクタム単独
を用いるが、必要に応じて、少量(例えば、20重量%
以下)のヘキサメチレンジアンモニウムのアジペート等
の他の原料モノマーを併用してもよい。
おいては、原料モノマーとしてε−カプロラクタム単独
を用いるが、必要に応じて、少量(例えば、20重量%
以下)のヘキサメチレンジアンモニウムのアジペート等
の他の原料モノマーを併用してもよい。
【0007】一方、ジアミンとしては、エチレンジアミ
ン、トリメチレンジアミン、テトラメチレンジアミン、
ペンタメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ヘ
プタメチレンジアミン、オクタメチレンジアミン、ノナ
メチレンジアミン、ウンデカメチレンジアミン、ドデカ
メチレンジアミン、2,2,4(又は2,4,4)−ト
リメチルヘキサメチレンジアミン等の脂肪族ジアミン
類、シクロヘキサンジアミン、ビス−(4,4′−ジア
ミノシプヘキシル)メタン等の脂環族ジアミン類、メタ
キシリレンジアミン、パラキシリレンジアミン等の芳香
族ジアミン類が挙げられる。特に好適なジアミンは、比
較的高沸の脂肪族ジアミン類(C6 以上)である。
ン、トリメチレンジアミン、テトラメチレンジアミン、
ペンタメチレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、ヘ
プタメチレンジアミン、オクタメチレンジアミン、ノナ
メチレンジアミン、ウンデカメチレンジアミン、ドデカ
メチレンジアミン、2,2,4(又は2,4,4)−ト
リメチルヘキサメチレンジアミン等の脂肪族ジアミン
類、シクロヘキサンジアミン、ビス−(4,4′−ジア
ミノシプヘキシル)メタン等の脂環族ジアミン類、メタ
キシリレンジアミン、パラキシリレンジアミン等の芳香
族ジアミン類が挙げられる。特に好適なジアミンは、比
較的高沸の脂肪族ジアミン類(C6 以上)である。
【0008】ジアミンの使用量は、ポリアミド原料1モ
ル当りアミノ基換算で0.5〜20meq、好ましくは
0.8〜18meqの範囲から選択される。二塩基酸を
共存させて使用する場合、酸に対するジアミンの過剰量
が上記の量となるように調整する。
ル当りアミノ基換算で0.5〜20meq、好ましくは
0.8〜18meqの範囲から選択される。二塩基酸を
共存させて使用する場合、酸に対するジアミンの過剰量
が上記の量となるように調整する。
【0009】先ず、本発明においては、水を触媒としジ
アミンの存在下でε−カプロラクタムの加圧重合を行な
う。本発明の特徴は、加圧重合の温度を230℃以上と
し、且つ加圧重合系内の圧力を10気圧以上の水分圧に
保持する点にある。好ましい水分圧は12気圧以上であ
る。
アミンの存在下でε−カプロラクタムの加圧重合を行な
う。本発明の特徴は、加圧重合の温度を230℃以上と
し、且つ加圧重合系内の圧力を10気圧以上の水分圧に
保持する点にある。好ましい水分圧は12気圧以上であ
る。
【0010】上記の圧力条件は、ポリアミド原料に対し
4重量%以上(10気圧以上)の水の使用によって達成
することが出来る。水の好ましい使用量は、ポリアミド
原料に対し5重量%以上(12気圧以上)である。水の
使用量を多くする(水分圧を上げる)ことによる不都合
は、水を昇温する顕熱分の熱を余分に必要とする以外に
はないが、必要以上に水分圧を上げるには及ばない。
4重量%以上(10気圧以上)の水の使用によって達成
することが出来る。水の好ましい使用量は、ポリアミド
原料に対し5重量%以上(12気圧以上)である。水の
使用量を多くする(水分圧を上げる)ことによる不都合
は、水を昇温する顕熱分の熱を余分に必要とする以外に
はないが、必要以上に水分圧を上げるには及ばない。
【0011】加圧重合は、回分法、連続法の何れであっ
てもよい。そして、例えば、回分法の場合には、密閉型
重合反応器に所定量の水分を存在させて所定温度に加熱
することにより、重合系内の水分圧を所望の圧力にコン
トロールすることが出来る。従って、スチーム等による
特別の加圧手段を用いる必要はない。加圧重合の保持時
間は、例えば、温度270℃、水分圧10気圧以上の条
件下では0.5時間以上、好ましくは1時間以上であ
り、斯かる保持時間内でジアミンの付加反応ならびε−
カプロラクタムの重付加反応は十分進行する。
てもよい。そして、例えば、回分法の場合には、密閉型
重合反応器に所定量の水分を存在させて所定温度に加熱
することにより、重合系内の水分圧を所望の圧力にコン
トロールすることが出来る。従って、スチーム等による
特別の加圧手段を用いる必要はない。加圧重合の保持時
間は、例えば、温度270℃、水分圧10気圧以上の条
件下では0.5時間以上、好ましくは1時間以上であ
り、斯かる保持時間内でジアミンの付加反応ならびε−
カプロラクタムの重付加反応は十分進行する。
【0012】次に、本発明においては、水分圧を減じ、
分子量見合の水分圧で縮合重合(一般に減圧反応)を行
なう。所定の分子量を得るためには、所定水分圧下、平
衡に到達させれば十分であり、それに要する時間は、通
常2時間以上、好ましくは3時間以上である。
分子量見合の水分圧で縮合重合(一般に減圧反応)を行
なう。所定の分子量を得るためには、所定水分圧下、平
衡に到達させれば十分であり、それに要する時間は、通
常2時間以上、好ましくは3時間以上である。
【0013】本発明の末端変性ポリアミド樹脂の相対粘
度(ηrel )は、JIS K 6810に従って、98
重量%の硫酸中で濃度1%、温度25℃の条件下に測定
した値として、通常2〜6、好ましくは2〜5の範囲に
調整するのが好ましい。相対粘度が上記の範囲より低す
ぎる場合は、得られる成形品の機械的特性が不十分であ
り、上記の範囲より高すぎる場合は、成形が困難にな
る。
度(ηrel )は、JIS K 6810に従って、98
重量%の硫酸中で濃度1%、温度25℃の条件下に測定
した値として、通常2〜6、好ましくは2〜5の範囲に
調整するのが好ましい。相対粘度が上記の範囲より低す
ぎる場合は、得られる成形品の機械的特性が不十分であ
り、上記の範囲より高すぎる場合は、成形が困難にな
る。
【0014】本発明において、末端カルボキシル基の含
有量は、ポリアミド樹脂をベンジルアルコールに溶解
し、0.1Nの苛性ソーダで滴定して測定することが出
来る。また、末端アミノ基の含有量は、ポリアミド樹脂
をフェノールに溶解し、0.05Nの塩酸で滴定して測
定することが出来る。
有量は、ポリアミド樹脂をベンジルアルコールに溶解
し、0.1Nの苛性ソーダで滴定して測定することが出
来る。また、末端アミノ基の含有量は、ポリアミド樹脂
をフェノールに溶解し、0.05Nの塩酸で滴定して測
定することが出来る。
【0015】本発明のポリアミド樹脂においては、JI
S K 6810に準じて低分子量物の含有量を測定す
る水抽出量が、1重量%以下、好ましくは0.5重量%
以下とするのが好ましい。水抽出量が上記の範囲より多
い場合は、ダイス口周辺にモノマーやダイマーを始めと
する低分子量物が付着し易く、斯かる低分子量物がフィ
ルムに接したり付着することにより、フィッシュアイ等
の外観不良が生じ易い。
S K 6810に準じて低分子量物の含有量を測定す
る水抽出量が、1重量%以下、好ましくは0.5重量%
以下とするのが好ましい。水抽出量が上記の範囲より多
い場合は、ダイス口周辺にモノマーやダイマーを始めと
する低分子量物が付着し易く、斯かる低分子量物がフィ
ルムに接したり付着することにより、フィッシュアイ等
の外観不良が生じ易い。
【0016】本発明の末端変性ポリアミド樹脂には、無
機フィラー等や当業者に周知の各種の添加剤、例えば、
ヒンダードフェノール、リン酸エステルや亜リン酸エス
テル等の酸化防止剤、トリアジン系化合物などの耐候性
改良剤、顔料、染料などの着色剤、帯電防止剤、滑剤な
どを含有させることも出来る。
機フィラー等や当業者に周知の各種の添加剤、例えば、
ヒンダードフェノール、リン酸エステルや亜リン酸エス
テル等の酸化防止剤、トリアジン系化合物などの耐候性
改良剤、顔料、染料などの着色剤、帯電防止剤、滑剤な
どを含有させることも出来る。
【0017】
【実施例】以下、本発明を実施例によって更に詳細に説
明するが、本発明は、その要旨を超えない限り、以下の
実施例に限定されるものではない。 実施例1〜5 200リットルのオートクレーブ中に、ε−カプロラク
タム(ε−CL)60kg、表1に示す量の水およびヘ
キサメチレンジアミン(HMDA)を仕込み、窒素雰囲
気にして密封し、270℃に昇温し、攪拌をしながら2
時間加圧下にて反応を行なった。
明するが、本発明は、その要旨を超えない限り、以下の
実施例に限定されるものではない。 実施例1〜5 200リットルのオートクレーブ中に、ε−カプロラク
タム(ε−CL)60kg、表1に示す量の水およびヘ
キサメチレンジアミン(HMDA)を仕込み、窒素雰囲
気にして密封し、270℃に昇温し、攪拌をしながら2
時間加圧下にて反応を行なった。
【0018】次いで、徐々に放圧して表1に示す圧力ま
で減圧し、更に、4時間反応を行なった。その後、窒素
を導入して常圧に復帰後、攪拌を止め、ストランドとし
て抜き出した。その際、ストランド中のゲルの確認を行
なった。次いで、得られたストランドをチップ化し、沸
水を用いて未反応モノマーを抽出除去後に真空乾燥し
た。
で減圧し、更に、4時間反応を行なった。その後、窒素
を導入して常圧に復帰後、攪拌を止め、ストランドとし
て抜き出した。その際、ストランド中のゲルの確認を行
なった。次いで、得られたストランドをチップ化し、沸
水を用いて未反応モノマーを抽出除去後に真空乾燥し
た。
【0019】得られたポリアミド樹脂の相対粘度、末端
カルボキシル基、末端アミノ基量、水抽出量の測定結果
を表1に示した。また、上記のナイロンチップにエチレ
ンビスステアロアミド0.1重量1%を加え、直径40
mmの押出機を用い、直径75mmのリングダイスから
押出し、130mm折径のインフレーションフィルムを
水冷法にて製膜した。上記のフィルムの適当な部分30
0mmを取り出し、光学顕微鏡にて約50μm以上の大
きさの異物(フィシュアイ)の個数を数えた。結果を表
1に示した。
カルボキシル基、末端アミノ基量、水抽出量の測定結果
を表1に示した。また、上記のナイロンチップにエチレ
ンビスステアロアミド0.1重量1%を加え、直径40
mmの押出機を用い、直径75mmのリングダイスから
押出し、130mm折径のインフレーションフィルムを
水冷法にて製膜した。上記のフィルムの適当な部分30
0mmを取り出し、光学顕微鏡にて約50μm以上の大
きさの異物(フィシュアイ)の個数を数えた。結果を表
1に示した。
【0020】実施例6 200リットルのオートクレーブ中に、ε−CL50k
g、濃度50重量%のヘキサメチレンジアンモニウムア
ジペート(AH塩)水溶液17.6kg及び表2に示す
量のジアミンを仕込み、窒素雰囲気にして密封し、27
0℃に昇温し、攪拌をしながら2時間加圧下にて反応を
行なった。ただし、AH塩の水溶液は、85〜90重量
%に濃縮して使用した(以下同じ)。以降の操作は、実
施例1と同様に行い、チップ製品を得た。物性測定の結
果を表2に示した。
g、濃度50重量%のヘキサメチレンジアンモニウムア
ジペート(AH塩)水溶液17.6kg及び表2に示す
量のジアミンを仕込み、窒素雰囲気にして密封し、27
0℃に昇温し、攪拌をしながら2時間加圧下にて反応を
行なった。ただし、AH塩の水溶液は、85〜90重量
%に濃縮して使用した(以下同じ)。以降の操作は、実
施例1と同様に行い、チップ製品を得た。物性測定の結
果を表2に示した。
【0021】実施例7 実施例6において、AH塩水溶液の仕込み量を25kg
に変更した以外は、実施例6と同様にしてチップ製品を
得た。物性測定の結果を表2に示した。
に変更した以外は、実施例6と同様にしてチップ製品を
得た。物性測定の結果を表2に示した。
【0022】比較例1及び2 200リットルのオートクレーブ中に、ε−CL60k
g、表2に示す量の水およびHMDAを仕込み、窒素雰
囲気にして密封し、270℃に昇温し、攪拌をしながら
2時間加圧下にて反応を行なった。以降の操作は、実施
例1と同様に行い、チップ製品を得た。物性測定の結果
を表2に示した。
g、表2に示す量の水およびHMDAを仕込み、窒素雰
囲気にして密封し、270℃に昇温し、攪拌をしながら
2時間加圧下にて反応を行なった。以降の操作は、実施
例1と同様に行い、チップ製品を得た。物性測定の結果
を表2に示した。
【0023】
【表1】 実 施 例 1 2 3 4 5 <重合仕込み条件> ε−CL(重量%) 100 100 100 100 100 AH塩(重量%) 0 0 0 0 0 HMDA(meq/モル) 2.26 3.39 4.52 5.65 5.65 水触媒(対ε−CL重量%) 6.0 5.0 4.0 5.0 3.5 <重合条件> 加圧重合圧力(atm) 18 16 13 16 12減圧重合圧力(torr) 405 376 260 190 190 ゲル発生状況 無 無 無 無 無フィシュアイ(個) 10個≧ 10個≧ 10個≧ 10個≧ 10個≧ <製品分析) 相対粘度 3.97 4.05 3.95 3.56 3.52 末端カルボキシル基数 (μeq/ポリマー1g) 48 51 56 64 65 末端アミノ基数 (μeq/ポリマー1g) 22 15 8 6 6 ──────────────────────────────────── (注)ε−CL及びAH塩の重量%は、両者に対する各
成分の割合を表す。
成分の割合を表す。
【0024】
【表2】 実 施 例 比 較 例 6 7 1 2 <重合仕込み条件> ε−CL(重量%) 85 80 100 100 AH塩(重量%) 15 20 0 0 HMDA(meq/モル) 3.39 3.39 3.39 4.52 水触媒(対ε−CL重量%) 5.0 5.0 3.0 2.0 <重合条件> 加圧重合圧力(atm) 16 16 9.5 6減圧重合圧力(torr) 320 310 380 250 ゲル発生状況 無 無 多数 多数フィシュアイ(個) 10個≧ 10個≧ 270 350 <製品分析) 相対粘度 3.83 3.79 3.98 3.99 末端カルボキシル基数 (μeq/ポリマー1g) 51 53 53 54 末端アミノ基数 (μeq/ポリマー1g) 21 20 16 7 ────────────────────────────────────
【0025】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、溶融成形
時(特に押出成形時)にゲル発生等による外観不良およ
び製造上のトラブルの少ない末端変性ポリアミド樹脂の
製造方法が提供される。
時(特に押出成形時)にゲル発生等による外観不良およ
び製造上のトラブルの少ない末端変性ポリアミド樹脂の
製造方法が提供される。
Claims (2)
- 【請求項1】 水を触媒としジアミンの存在下でε−カ
プロラクタムを加圧重合した後、減圧重合することによ
り、末端変性ポリアミドを製造するに当り、加圧重合の
温度を230℃以上とし、且つ、加圧重合系内の圧力を
10気圧以上の水分圧に保持することを特徴とする末端
変性ポリアミド樹脂の製造方法。 - 【請求項2】 ジアミンの使用量がε−カプロラクタム
1モル当りアミノ基換算で0.5meq以上である請求
項1に記載の末端変性ポリアミド樹脂の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24003992A JPH0665368A (ja) | 1992-08-17 | 1992-08-17 | 末端変性ポリアミド樹脂の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24003992A JPH0665368A (ja) | 1992-08-17 | 1992-08-17 | 末端変性ポリアミド樹脂の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0665368A true JPH0665368A (ja) | 1994-03-08 |
Family
ID=17053566
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24003992A Pending JPH0665368A (ja) | 1992-08-17 | 1992-08-17 | 末端変性ポリアミド樹脂の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0665368A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007069589A1 (ja) * | 2005-12-15 | 2007-06-21 | Mitsubishi Chemical Corporation | フィルム用途向けポリアミド樹脂ペレットの製造方法及びそれを用いたポリアミド樹脂フィルム |
JP2007185950A (ja) * | 2005-12-15 | 2007-07-26 | Mitsubishi Chemicals Corp | フィルム用途向けポリアミド樹脂ペレットの製造方法及びそれを用いたポリアミド樹脂フィルム |
JP2013540192A (ja) * | 2010-10-25 | 2013-10-31 | ディーエスエム アイピー アセッツ ビー.ブイ. | ポリマー組成物、その組成物の製造方法およびその組成物から得られる物品 |
-
1992
- 1992-08-17 JP JP24003992A patent/JPH0665368A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007069589A1 (ja) * | 2005-12-15 | 2007-06-21 | Mitsubishi Chemical Corporation | フィルム用途向けポリアミド樹脂ペレットの製造方法及びそれを用いたポリアミド樹脂フィルム |
JP2007185950A (ja) * | 2005-12-15 | 2007-07-26 | Mitsubishi Chemicals Corp | フィルム用途向けポリアミド樹脂ペレットの製造方法及びそれを用いたポリアミド樹脂フィルム |
JP2013540192A (ja) * | 2010-10-25 | 2013-10-31 | ディーエスエム アイピー アセッツ ビー.ブイ. | ポリマー組成物、その組成物の製造方法およびその組成物から得られる物品 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010704 |