JPH066534U - 複合耐火パネルの取付構造 - Google Patents

複合耐火パネルの取付構造

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JPH066534U
JPH066534U JP4921792U JP4921792U JPH066534U JP H066534 U JPH066534 U JP H066534U JP 4921792 U JP4921792 U JP 4921792U JP 4921792 U JP4921792 U JP 4921792U JP H066534 U JPH066534 U JP H066534U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 建屋側から安全にかつ容易にパネルの位置調
節および取付をおこなうことができる複合耐火パネルの
取付構造を提供する。 【構成】 耐火パネル2の表面側に被覆パネル3を被着
した複合耐火パネル1において、支承片部5と背板部6
とめねじ部材8とを具備する受金具4を、コンクリ−ト
釘10を用いて耐火パネル2の下部両隅部に止着し、め
ねじ部材8に位置調整ボルト11をねじ込む。建物躯体
15の上面には上側アングル材16を、下面には下側ア
ングル材17を固設し、位置調整ボルト11の回動操作
により複合耐火パネル1の上下位置調整をおこなう。パ
ネルの固定は、耐火パネル2の下部を連結金物21によ
つて上側アングル材16に連結し、耐火パネル2の上部
を連結金物23によつて下側アングル材17に連結する
ことによりおこなう。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、耐火材製の耐火パネルに被覆パネルを被着した複合耐火パネルを 、外装材として建物躯体に取付ける取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、図3に示すようにたとえば軽量気泡コンクリート板から成る耐火パネル 31の表面側に金属製の被覆パネル32を被着して成る複合耐火パネル30を、 建物躯体33に取付けるには、建物躯体33にアングル材34を介して固着した 受金物35上に、ライナ36を介して耐火パネル31部の下端部を載せ、位置調 整後耐火パネル31部を連結金物37,38によりアングル材34および39に 連結して建物躯体33に固定していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが上記工程中、パネルの位置調整は、クレーンやウインチによつてベル ト吊りされた複合耐火パネル30を人手により保持しつつパネル全体を上下させ 、パネル外方からライナ36の積層厚さを加減する方法によつていたため、パネ ル取付面の外方に足場を組む必要があり、工期と費用がかさむとともに、足場上 の前記位置調整作業は面倒であるうえ危険を伴い、好ましくなかつた。
【0004】 この考案は上記従来の問題点を解決するもので、パネル取付のために足場を組 む必要がなく、建屋側から安全かつ容易にパネルの位置調整および取付をおこな うことができる複合耐火パネルの取付構造を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案の複合耐火パネルの取付構造は、耐火パネルの表面側に被覆パネルを 被着した複合耐火パネルを建物躯体に取付ける取付構造であつて、前記建物躯体 に、長手方向を水平方向に向け直立辺部を建屋外方側にして上側アングル材と下 側アングル材とを固着し、前記耐火パネルの下端面を支承する支承片部と該耐火 パネルの背面に対向する背板部と該背板部より建屋内方側において軸線が上下方 向に延びるめねじ部材とを具備して成る受金具を、前記耐火パネルの下部両隅部 付近に止着し、前記めねじ部材に位置調整ボルトを先端部を下向きにしてねじ込 むとともに、前記耐火パネルの下部を連結金物によつて前記上側アングル材に、 該耐火パネルの上部を連結金物によつて上階側の前記下側アングル材に、それぞ れ連結したことを特徴とする。
【0006】 この考案における耐火パネルとしては、軽量気泡コンクリート板、石綿セメン ト硅酸カルシウム板、石綿セメント板、石膏板、グラスフアイバー補強石膏板な どが用いられる。またこの考案における被覆パネルとしては、銅板、ステンレス 板、カラー鉄板、アルミニウム板、ほうろう引きアルミニウム板、ほうろう引き 鉄板、ほうろう引きアルミニウムメツキ鋼板、合成樹脂被覆鋼板、合成樹脂板な どが用いられる。
【0007】
【作用】
この考案の複合耐火パネルの取付構造においては、複合耐火パネルをクレ−ン 等により吊下げ、耐火パネルの下端部に止着した受金具のめねじ部材にねじ込ん だ位置調整ボルトを、建物躯体に固着した上側アングル材に掛止させれば、複合 耐火パネルの自重は位置調整ボルトによつて支持される。耐火パネルの下部およ び上部を連結金物によつて上側アングル材および下側アングル材に仮止めすれば 、複合耐火パネルが建物躯体から外方へ離脱するおそれはない。
【0008】 この状態で複合耐火パネルの上下位置調整は、被覆パネルの上端面を建物躯体 側の墨と照合しつつ、位置調整ボルトの回動により迅速容易におこなうことがで きるので、建物躯体側からの作業だけで済み、調整作業のための足場は不要とな る。
【0009】
【実施例】 以下図1および図2によりこの考案の一実施例を説明する。図中、1は複合耐 火パネルで、軽量気泡コンクリート板から成る耐火パネル2の表面側に、浅い箱 状のほうろう引き鋼板パネルから成る被覆パネル3を被覆固着したものである。 4は鋼板製の受金具で、耐火パネル2の下端面2aを支承する支承片部5に、耐 火パネル2の背面2bに対向する背板部6を連設し、この背板部6に連設した建 屋内方に向う突出片部7に、長ナツトから成るめねじ部材8を下向きに突設固着 し、さらにこの実施例では耐火パネル2の側面2cに係合する補強用の側板部9 を、支承片部5、背板部6および突出片部7の片側端部に溶接して成る。
【0010】 1枚の耐火パネル2の下部の左右両隅部には、左右対称形の一対の受金具4が 、それぞれ2本のコンクリ−ト釘10の耐火パネル2部への打込みにより止着さ れている。なおこの止着は、複合耐火パネル1の製造工程においておこなつても よいし、建築現場においてパネル吊上直前においておこなつてもよい。11は位 置調整ボルトで、先端部を下向きにしてめねじ部材8にねじ込まれている。
【0011】 一方15は建屋階床付近において水平方向に延びる建物躯体である。16はL 形鋼製の上側アングル材で、その上方に向う直立辺部16aを建屋外方側にして 、建物躯体15の上面に溶接により固着してある。また17はL形鋼製の下側ア ングル材で、その下方に向う直立辺部17aを建屋外方側にして、建物躯体15 の下面に溶接により固着してある。
【0012】 また21は耐火パネル2の下部取付用のイナズマ形の連結金物で、耐火パネル 2の左右両端部寄りの位置に1個ずつ配置され、22はこの連結金物締付用のボ ルトで、耐火パネル2に埋込固着した埋込ナツトにねじ込まれる。さらに23は 耐火パネル2の上部取付用のイナズマ形の連結金物で、耐火パネル2の左右両端 部寄りの位置に1個ずつ配置され、24はこの連結金物締付用のボルトで、前記 と同様な埋込ナツトにねじ込まれる。また25は平鋼製の吊金具で、吊穴26を 有し、ボルト27により耐火パネル2の左右両端部付近に1個ずつ締付取付され ている。
【0013】 上記構成の複合耐火パネル1を建物躯体に取付けるには、図示しないクレーン により吊金具25部をワイヤ吊りして複合耐火パネル1を吊上げ、耐火パネル2 に止着した受金具4にねじ込んだ位置調整ボルト11を上側アングル材16の直 上部へ位置させたのち降下させ、位置調整ボルト11の先端部を上側アングル材 16の水平辺16b上に係合させ、複合耐火パネル1の自重を2本の位置調整ボ ルト11により支持した状態で保持する。
【0014】 次いで連結金物21を耐火パネル2の下部にボルト22によりゆるく締付けて パネル下部を上側アングル材16に仮止めし、同様に連結金物23を耐火パネル 2の上部にボルト24によりゆるく締付けて耐火パネル2の下部を上階側の建物 躯体15に固着した下側アングル材17に仮止めする。そして位置調整ボルト1 1を回動操作して、図示しない建物躯体に打つた墨に従つて張つた基準線に対し て被覆パネル3の上端面を位置出しし、複合耐火パネル1の上下位置を調整する 。この調整後、ボルト22および24を締付けて耐火パネル2を下側アングル材 17および上側アングル材16に連結固定し、1枚のパネル取付を終了する。
【0015】 なお図2に示すように、後溶接として受金具4の背板部6と上側アングル材1 6とを溶接28し、さらに連結金物21と上側アングル材16、および連結金物 23と下側アングル材17とを、溶接29すれば、各部の固定が一層確実となり 好ましい。
【0016】 上記の各作業はすべて建物躯体側から容易におこなうことができる。各パネル を並設したら、被覆パネル3間の目地部には常法に従つてコーキング材を充填し 、壁面を構成するが、この充填作業は作業用ゴンドラ等を用いておこなえばよい 。
【0017】 この考案は上記実施例に限定されるものではなく、たとえば受金具4の耐火パ ネル2への止着は、ボルト等の他の止着具を用いておこなつてもよい。また受金 具4は側板部9を有しないものとしてもよく、この場合は耐火パネル2への止着 は支承片部5や背板部6でおこなえばよく、また耐火パネル2への止着位置は耐 火パネル下部隅角部よりパネル中心寄りの位置としてもよい。さらに上記実施例 では吊金具25を用いたのでパネルの吊上げが容易であるが、他の手段により吊 上げをおこなつてもよい。
【0018】 またこの考案は、たとえば階間中間部にパネル取付専用に設けた支持梁に複合 耐火パネルを取付ける場合にも適用できるものであり、この支持梁も本考案にい う建物躯体に含まれるものとする。
【0019】
【考案の効果】
以上説明したようにこの考案によれば、耐火パネルの下部に止着した受金具に ねじ込んだ位置調整ボルトを、建物躯体に固着した上側アングル材に掛止させて パネルを支持するとともに位置調整ボルトの回動操作によりパネル上下位置調整 をおこなうようにしたので、パネルの取付および位置調整は建屋側からの作業だ けでおこなうことができ、足場は不要となり作業の安全性も向上し、またパネル 位置調整作業は迅速容易におこなうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示す複合耐火パネルの取
付部の縦断面図(図2のB−B線断面図)である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】従来の複合耐火パネルの取付部の縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1…複合耐火パネル、2…耐火パネル、2a…下端面、
2b…背面、3…被覆パネル、4…受金具、5…支承片
部、6…背板部、7…突出片部、8…めねじ部材、10
…コンクリ−ト釘、11…位置調整ボルト、15…建物
躯体、16…上側アングル材、16a…直立辺部、17
…下側アングル材、17a…直立辺部、21…連結金
物、22…ボルト、23…連結金物、24…ボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 耐火パネルの表面側に被覆パネルを被着
    した複合耐火パネルを建物躯体に取付ける取付構造であ
    つて、前記建物躯体に、長手方向を水平方向に向け直立
    辺部を建屋外方側にして上側アングル材と下側アングル
    材とを固着し、前記耐火パネルの下端面を支承する支承
    片部と該耐火パネルの背面に対向する背板部と該背板部
    より建屋内方側において軸線が上下方向に延びるめねじ
    部材とを具備して成る受金具を、前記耐火パネルの下部
    両隅部付近に止着し、前記めねじ部材に位置調整ボルト
    を先端部を下向きにしてねじ込むとともに、前記耐火パ
    ネルの下部を連結金物によつて前記上側アングル材に、
    該耐火パネルの上部を連結金物によつて上階側の前記下
    側アングル材に、それぞれ連結したことを特徴とする複
    合耐火パネルの取付構造。
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