JPH0665165A - アミン水素化の方法 - Google Patents
アミン水素化の方法Info
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- JPH0665165A JPH0665165A JP5076302A JP7630293A JPH0665165A JP H0665165 A JPH0665165 A JP H0665165A JP 5076302 A JP5076302 A JP 5076302A JP 7630293 A JP7630293 A JP 7630293A JP H0665165 A JPH0665165 A JP H0665165A
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- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】アミンを水素化条件に置いて水素化触媒と接触
させるアミン水素化の方法において、下記化学式1、 で示される架橋2フェニルアミンの水素化をもたらし
て、ジシクロヘキシルアミンを生成させ、触媒中の金属
重量に対し、重量比で0.01乃至0.75%のロジウ
ムと、0.01乃至0.75%の白金もしくはパラジウ
ムからなる水素化触媒を用いることからなるアミン水素
化の方法。[式中、R1は水素もしくはC1−4アルキ
ル;R2はC1−4アルキル、そして、R3は水素もし
くはC1−4アルキル] 【効果】1.水素化速度の増大、2.芳香族先駆物質脱
アミノ化の低減、3.触媒の長寿命、そして、4.比較
的低い(700乃至1,200)Psiの圧力でのすぐ
れた速度による水素化。
させるアミン水素化の方法において、下記化学式1、 で示される架橋2フェニルアミンの水素化をもたらし
て、ジシクロヘキシルアミンを生成させ、触媒中の金属
重量に対し、重量比で0.01乃至0.75%のロジウ
ムと、0.01乃至0.75%の白金もしくはパラジウ
ムからなる水素化触媒を用いることからなるアミン水素
化の方法。[式中、R1は水素もしくはC1−4アルキ
ル;R2はC1−4アルキル、そして、R3は水素もし
くはC1−4アルキル] 【効果】1.水素化速度の増大、2.芳香族先駆物質脱
アミノ化の低減、3.触媒の長寿命、そして、4.比較
的低い(700乃至1,200)Psiの圧力でのすぐ
れた速度による水素化。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエポキシ樹脂の合成なら
びにイソシアネート先駆物質の合成に使用する芳香族先
駆物質の水素化による架橋脂環式ジアミンの生産に関す
る。
びにイソシアネート先駆物質の合成に使用する芳香族先
駆物質の水素化による架橋脂環式ジアミンの生産に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に多価アルコールのグリシジルポリ
エーテルであるエポキシ樹脂の合成で、ポリアミンとの
反応により硬化できることは周知である。ポリエポキシ
樹脂系の様々の種類のアミン硬化剤に関する文献がかな
りあり、代表的文献には次掲の特許がある:米国特許第
2,817,644号は、前記芳香族アミンが少なくと
も2つのアミン水素をもつ水素化芳香族第1もしくは第
2ジアミンとポリエポキシ樹脂を反応させることを開示
する。水素化に適した芳香族ポリアミンにはフェニレン
ジアミン、トルエンジアミン、3、3′−ジアミノジフ
ェニル、P−P′−メチレンジアニリンなどが含まれ
る。前記水素化芳香族アミンは優れた硬度と、溶剤と水
に対する優れた耐性を備えるエポキシ樹脂製品を供給す
る。
エーテルであるエポキシ樹脂の合成で、ポリアミンとの
反応により硬化できることは周知である。ポリエポキシ
樹脂系の様々の種類のアミン硬化剤に関する文献がかな
りあり、代表的文献には次掲の特許がある:米国特許第
2,817,644号は、前記芳香族アミンが少なくと
も2つのアミン水素をもつ水素化芳香族第1もしくは第
2ジアミンとポリエポキシ樹脂を反応させることを開示
する。水素化に適した芳香族ポリアミンにはフェニレン
ジアミン、トルエンジアミン、3、3′−ジアミノジフ
ェニル、P−P′−メチレンジアニリンなどが含まれ
る。前記水素化芳香族アミンは優れた硬度と、溶剤と水
に対する優れた耐性を備えるエポキシ樹脂製品を供給す
る。
【0003】米国特許第3,427,282号と米国特
許第3,560,443号は、エポキシ樹脂を4、4′
−メチレン−ビス(2−アルキルアニリン)たとえば4
−4′−メチレン−ビス(2−エチルアニリン)と4、
4′−メチレン−ビス(2−イソプロピルアニリン)を
用いて硬化させることを開示する。これらの芳香族アミ
ン硬化剤の利用は、エポキシ樹脂のメチレンジアニリン
に対する可使時間の延長に役立つ。前記米国特許第3,
560,433号は、エポキシ樹脂を前記4、4′−メ
チレン−ビス(2−アルキル−6メチルアニリン)誘導
体で硬化させることを開示する。前記米国特許第3,4
27,282号とは対照的に、前記第3,560,44
3号におけるアミンは、おのおののアミン基に対するお
のおののオルト位にアルキル基を有するジアルキル置換
架橋芳香族アミンである。前記米国特許第3,560,
443号の硬化剤は可使時間を延長させるばかりか、十
分な加熱撓み温度を有するエポキシ樹脂を供給する。
許第3,560,443号は、エポキシ樹脂を4、4′
−メチレン−ビス(2−アルキルアニリン)たとえば4
−4′−メチレン−ビス(2−エチルアニリン)と4、
4′−メチレン−ビス(2−イソプロピルアニリン)を
用いて硬化させることを開示する。これらの芳香族アミ
ン硬化剤の利用は、エポキシ樹脂のメチレンジアニリン
に対する可使時間の延長に役立つ。前記米国特許第3,
560,433号は、エポキシ樹脂を前記4、4′−メ
チレン−ビス(2−アルキル−6メチルアニリン)誘導
体で硬化させることを開示する。前記米国特許第3,4
27,282号とは対照的に、前記第3,560,44
3号におけるアミンは、おのおののアミン基に対するお
のおののオルト位にアルキル基を有するジアルキル置換
架橋芳香族アミンである。前記米国特許第3,560,
443号の硬化剤は可使時間を延長させるばかりか、十
分な加熱撓み温度を有するエポキシ樹脂を供給する。
【0004】シクロヘキシルアミン対応品を生成させる
芳香族アミンの水素化は典型的例として、ロジウムもし
くはルテニウム触媒を用い、500乃至4,000ps
igの圧力と、150℃乃至250℃の温度で行われる
反応で達成される。次の特許は、芳香族アミンたとえば
メチレンジアニリンの水素化の方法を示すものである。
初期の研究は、一連の特許、たとえば米国特許第2,5
11,028号、2,606、924号と2,606、
925号に示されたホイットマン(Whitman)と
バークドル(Barkdoll)により行われた。ルテ
ニウムはえり抜きの触媒で、水素化を液相条件の下で実
施する。前記触媒のアルカリ調整は活性速度を早めるこ
とが判明して、上述の研究が米国特許第3,636,1
08号ならびに第3,644,522号でブレーク(B
rake)ほかにより行われた。
芳香族アミンの水素化は典型的例として、ロジウムもし
くはルテニウム触媒を用い、500乃至4,000ps
igの圧力と、150℃乃至250℃の温度で行われる
反応で達成される。次の特許は、芳香族アミンたとえば
メチレンジアニリンの水素化の方法を示すものである。
初期の研究は、一連の特許、たとえば米国特許第2,5
11,028号、2,606、924号と2,606、
925号に示されたホイットマン(Whitman)と
バークドル(Barkdoll)により行われた。ルテ
ニウムはえり抜きの触媒で、水素化を液相条件の下で実
施する。前記触媒のアルカリ調整は活性速度を早めるこ
とが判明して、上述の研究が米国特許第3,636,1
08号ならびに第3,644,522号でブレーク(B
rake)ほかにより行われた。
【0005】米国特許第4,754,070号は、メチ
レンジアニリンを比較的低い水素の圧力で反応速度を早
めて水素化するロジウム及びルテニウムの共触媒の使用
を開示する。
レンジアニリンを比較的低い水素の圧力で反応速度を早
めて水素化するロジウム及びルテニウムの共触媒の使用
を開示する。
【0006】米国特許第3,177,258号は、白
金、パラジウムもしくはロジウムと結合させた触媒を含
むルテニウムを用いる有機基の水素化を開示する。有機
化合物には芳香族化合物、ピリジン、ニトリル、ニトロ
脂肪族炭化水素その他が含まれる。
金、パラジウムもしくはロジウムと結合させた触媒を含
むルテニウムを用いる有機基の水素化を開示する。有機
化合物には芳香族化合物、ピリジン、ニトリル、ニトロ
脂肪族炭化水素その他が含まれる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は単一結合によ
り架橋されたアルキル置換2(シクロヘキシルアミン)
を供給する水素化方法を提供することである。
り架橋されたアルキル置換2(シクロヘキシルアミン)
を供給する水素化方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による架橋シクロ
ヘキシルアミン誘導体を次の化学式3で示す、
ヘキシルアミン誘導体を次の化学式3で示す、
【0009】
【化3】 [式中、R1は水素またはC1−4アルキル;R2はC
1−4アルキル;そして、R3は水素又はC1−4アル
キル]
1−4アルキル;そして、R3は水素又はC1−4アル
キル]
【0010】
【作用】本発明の方法を用いて生産でき、又上記に示さ
れた架橋シクロヘキシルアミン誘導体を次の化学式4で
示される芳香族先駆物質の水素化で合成する:
れた架橋シクロヘキシルアミン誘導体を次の化学式4で
示される芳香族先駆物質の水素化で合成する:
【0011】
【化4】 [式中、R1は水素もしくはC1−4アルキル;R2は
C1−4アルキル、そして、R3は水素もしくはC
1−4アルキル] 前記芳香族先駆物質の架橋2シクロヘキシルアミン誘導
体への水素化を芳香族先駆物質の、ロジウムやパラジウ
ムもしくは白金との接触により実施する。金属成分は供
給材料ジフェニルアミン成分の重量に対し白金もしくは
パラジウムの重量比で約0.01乃至0.75好ましく
0.15乃至0.25%のロジウムと、0.001乃至
0.75好ましくは0.005乃至0.15%の白金も
しくはパラジウムからなる。前記2つの金属は組合って
作用して上記いずれにも適さない条件で水素化をもたら
す。本来若干の触媒活性を、前記触媒効果が全体の水素
化反応に有害でないことを条件として有するキャリヤー
上で前記金属成分を支持できる。前記金属成分の支持に
適したキャリヤーの実施例には、アルミナ、炭化カルシ
ウム、シリカ、分子篩、多孔質珪藻土、チタニア、珪藻
土や様々なアルカリ土類酸化物が含まれる。アルミナと
炭素は触媒系にとっての好ましいキャリヤーである。
C1−4アルキル、そして、R3は水素もしくはC
1−4アルキル] 前記芳香族先駆物質の架橋2シクロヘキシルアミン誘導
体への水素化を芳香族先駆物質の、ロジウムやパラジウ
ムもしくは白金との接触により実施する。金属成分は供
給材料ジフェニルアミン成分の重量に対し白金もしくは
パラジウムの重量比で約0.01乃至0.75好ましく
0.15乃至0.25%のロジウムと、0.001乃至
0.75好ましくは0.005乃至0.15%の白金も
しくはパラジウムからなる。前記2つの金属は組合って
作用して上記いずれにも適さない条件で水素化をもたら
す。本来若干の触媒活性を、前記触媒効果が全体の水素
化反応に有害でないことを条件として有するキャリヤー
上で前記金属成分を支持できる。前記金属成分の支持に
適したキャリヤーの実施例には、アルミナ、炭化カルシ
ウム、シリカ、分子篩、多孔質珪藻土、チタニア、珪藻
土や様々なアルカリ土類酸化物が含まれる。アルミナと
炭素は触媒系にとっての好ましいキャリヤーである。
【0012】水素化は主として回分操作で行うが、前記
操作を連続して操作することも可能である。水素化法に
用いられる温度は約50乃至300℃、好ましくは15
0乃至225℃の温度の範囲である。水素の分圧が50
乃至1,500psia、好ましくは500乃至1,0
00psiaの範囲になる水素化の圧力が用いられる。
触媒を水素化される芳香族アミンに対し全金属の重量
比で約0.01乃至1.5、好ましくは0.05乃至
0.15%の量で前記水素化法に組込む。重量比で約
0.01%以下を用いる時は、反応時間は過剰となる。
典型的例として、反応時間は水素化をもたらす最適条件
の下で、約1乃至15時間、好ましくは1乃至5時間の
範囲である。
操作を連続して操作することも可能である。水素化法に
用いられる温度は約50乃至300℃、好ましくは15
0乃至225℃の温度の範囲である。水素の分圧が50
乃至1,500psia、好ましくは500乃至1,0
00psiaの範囲になる水素化の圧力が用いられる。
触媒を水素化される芳香族アミンに対し全金属の重量
比で約0.01乃至1.5、好ましくは0.05乃至
0.15%の量で前記水素化法に組込む。重量比で約
0.01%以下を用いる時は、反応時間は過剰となる。
典型的例として、反応時間は水素化をもたらす最適条件
の下で、約1乃至15時間、好ましくは1乃至5時間の
範囲である。
【0013】
【実施例】次掲の実施例は本発明の様々な実施態様を示
すものであって、発明の範囲の制限を意図するものでな
い。実施例1 o−トリジンの低圧水素化 850psiの圧力と190℃の温度での水素化o−ト
リジンを伴う一連の水素化反応を行った。これらの試験
の目的は、ロジウムとパラジウム及びロジウムと白金の
触媒を含む様々の触媒系の有効性の測定にあった。表1
及び表2は製品の収率%と脱アミノ化%を含む反応条件
と結果を提供する。
すものであって、発明の範囲の制限を意図するものでな
い。実施例1 o−トリジンの低圧水素化 850psiの圧力と190℃の温度での水素化o−ト
リジンを伴う一連の水素化反応を行った。これらの試験
の目的は、ロジウムとパラジウム及びロジウムと白金の
触媒を含む様々の触媒系の有効性の測定にあった。表1
及び表2は製品の収率%と脱アミノ化%を含む反応条件
と結果を提供する。
【0014】
【表1】 圧力850psiと温度190℃でのo−トリジンの水素化 重量比a 重量比a Rh:Mの 反応時間 転化b 試験d Rh M 比率 (分) 重量比 1.5% Rh/Al2 O3 0.075 --- --- 630e 70.3 2.5% Rh/TiO 2 0.075 --- --- 250 100 3.5% Rh/TiO 2 + 0.075 0.075 1:1 85 100 5% Pd/Al2 O3 4.5% Rh/TiO 2 +Pt2 O 0.075 0.009 8:1 100 99.5 5.5% Rh/TiO 2 + 0.075 0.075 1:1 60 100 5% Pt/Al2 O3 6.5% Pd/Al2 O3 --- 0.075 --- 80 21.5 7.5% Pt/Al2 O3 --- 0.075 --- 85 0 8.5% Rh/Al2 O3+ 0.075 0.075 1:1 690 97 5% Pd/Al2 O3 9.5% Rh/TiO 2 + 0.075 0.038 2:1 65 100 5% Pd/Al2 O3 系列1 10.系列2 0.075 0.038 2:1 65 100 11.系列3 0.075 0.038 2:1 70 100 12. 系列4 0.075 0.038 2:1 75 100
【0015】
【表2】 圧力850psiと温度190℃でのo−トリジンの水素化 生成物 ジアミン 1/2 o− アミン DMBCHA の 生成物の トルジン の毎秒 試験d の収率% 収率% 収率% % 当り% 1.5% Rh/Al2 O3 18.7 22.1 59.0 0.2 --- 2.5% Rh/TiO 2 76 23 --- --- --- 3.5% Rh/TiO 2 + 87.6 12 --- --- 0.4 5% Pd/Al2 O3 4.5% Rh/TiO 2 +Pt2 O 88 11 1 --- --- 5.5% Rh/TiO 2 + 84 16 --- --- --- 5% Pt/Al2 O3 --- 6.5% Pd/Al2 O3 --- --- 43 57 --- 7.5% Pt/Al2 O3 --- --- --- 100 --- 8.5% Rh/Al2 O3+ 60.3 13.0 6.7 --- --- 5% Pd/Al2 O3 9.5% Rh/TiO 2 + 88.5 11.5 --- --- --- 5% Pd/Al2 O3 系列1 10.系列2 86.9 13.1 --- --- --- 11.系列3 85.0 14.6 --- --- 0.4 12. 系列4 84.6 15.4 --- --- --- 表1及び表2において、 a 金属ローディングはo−トリジンに対するもの。 b Conv%は水素消費の観測値対理論値に基く転化
を言う。 c Deaminは供給材料o−トリジンの脱アミノ化
を言う。 d 試験1乃至8は300ccのオートクレーブ反応器
で、又試験9乃至12は1l反応器で実施された。 e 水素消費はこの時間の経過後終った。
を言う。 c Deaminは供給材料o−トリジンの脱アミノ化
を言う。 d 試験1乃至8は300ccのオートクレーブ反応器
で、又試験9乃至12は1l反応器で実施された。 e 水素消費はこの時間の経過後終った。
【0016】以下は表1及び表2の結果が示す重要な点
である。Rhとの組合わせのPdの効果 1.試験1と2の比較:5%Rh/Al2O3の触媒を
用いて、わずか70%の転化が630分かかるのに対
し、5%Rh/TiO2を用いると100%の転化が2
50分ですむことがわかった。これらの結果は、Rh/
TiO2触媒がo−トリジンの水素化に非常に優れてい
ることを示す。これは実施例2と3にも示されている。
である。Rhとの組合わせのPdの効果 1.試験1と2の比較:5%Rh/Al2O3の触媒を
用いて、わずか70%の転化が630分かかるのに対
し、5%Rh/TiO2を用いると100%の転化が2
50分ですむことがわかった。これらの結果は、Rh/
TiO2触媒がo−トリジンの水素化に非常に優れてい
ることを示す。これは実施例2と3にも示されている。
【0017】2.試験2、3と6の比較:試験6の結果
は、上述Pd/Al2O3がo−トリジンの水素化の触
媒として効果的でなく、80分もかかって僅か21.5
%の転化を示す。試験2は、前記Rh/TiO2触媒
が、水素化完了に250分要することを示す。これに反
して、試験3に述べられた混合触媒系(Rh/TiO2
とPd/Al2O3)は、前記両個別成分だけのものよ
りも速効性の触媒である。この混合金属触媒により実施
された水素化に要するより短い反応時間は、o−トリジ
ンの水素化におけるPdとRhの相乗作用を示す。混合
金属触媒を使用するさらなる利点は、低圧での脱アミノ
化生成物を23%から12%に減少、生成収率を76%
から88%に増加させることである。
は、上述Pd/Al2O3がo−トリジンの水素化の触
媒として効果的でなく、80分もかかって僅か21.5
%の転化を示す。試験2は、前記Rh/TiO2触媒
が、水素化完了に250分要することを示す。これに反
して、試験3に述べられた混合触媒系(Rh/TiO2
とPd/Al2O3)は、前記両個別成分だけのものよ
りも速効性の触媒である。この混合金属触媒により実施
された水素化に要するより短い反応時間は、o−トリジ
ンの水素化におけるPdとRhの相乗作用を示す。混合
金属触媒を使用するさらなる利点は、低圧での脱アミノ
化生成物を23%から12%に減少、生成収率を76%
から88%に増加させることである。
【0018】3.試験3と9乃至12の比較:試験3の
結果を300ccの回分反応器で得たのに対し、試験9
乃至12で示された触媒寿命研究のデータは1lの大形
反応器で行われた。これらの結果は、試験3で同様の反
応時間で用いられたPd/Al2O3の量の半分を用い
て見られるようなRhとPdの間の相乗作用があること
を示す。さらにこれらの結果は、この混合触媒系で見ら
れるより高い活性度が4つの用途を通じて維持されてい
ることを示す。
結果を300ccの回分反応器で得たのに対し、試験9
乃至12で示された触媒寿命研究のデータは1lの大形
反応器で行われた。これらの結果は、試験3で同様の反
応時間で用いられたPd/Al2O3の量の半分を用い
て見られるようなRhとPdの間の相乗作用があること
を示す。さらにこれらの結果は、この混合触媒系で見ら
れるより高い活性度が4つの用途を通じて維持されてい
ることを示す。
【0019】4.試験1、6と8を比較:前記Rh/A
l2O3触媒が630分もかかって僅か70%しか転化
しなかった(この時点で水素消費は止まった)のに対
し、混合金属触媒(Rh+Pd)は690分で反応を完
了した(97%)。前記混合金属触媒は脱アミノ化生成
物を23%から13%に減少させた。Rhとの組合わせのPtの効果 1.試験2、5と7の比較:前記Pt/Al2O3触媒
それ自体はo−トリジン水素化には活性を示さない。表
は、反応器温度と圧力で、85分経過してもo−トリジ
ンの転化がほとんどないことを示す。しかし、この触媒
を前記Rh/TiO2触媒(反応時間250分)で組合
わせると、反応は60分で完了する。この実施例は、o
−トリジンの水素化にRhとPtの間の相乗作用のある
ことを示す。ここでも、前記混合金属触媒が、前記Rh
/TiO2触媒(23%)に比較してより低い脱アミノ
化生成物(16%)しか含んでいないことを示す。
l2O3触媒が630分もかかって僅か70%しか転化
しなかった(この時点で水素消費は止まった)のに対
し、混合金属触媒(Rh+Pd)は690分で反応を完
了した(97%)。前記混合金属触媒は脱アミノ化生成
物を23%から13%に減少させた。Rhとの組合わせのPtの効果 1.試験2、5と7の比較:前記Pt/Al2O3触媒
それ自体はo−トリジン水素化には活性を示さない。表
は、反応器温度と圧力で、85分経過してもo−トリジ
ンの転化がほとんどないことを示す。しかし、この触媒
を前記Rh/TiO2触媒(反応時間250分)で組合
わせると、反応は60分で完了する。この実施例は、o
−トリジンの水素化にRhとPtの間の相乗作用のある
ことを示す。ここでも、前記混合金属触媒が、前記Rh
/TiO2触媒(23%)に比較してより低い脱アミノ
化生成物(16%)しか含んでいないことを示す。
【0020】2.試験4と5の比較:これらの実施例
は、Pt2Oとして加えた少量のPtの添加により反応
が加速されることを示す。この実施例はさらに、前記混
合金属触媒系による脱アミノ化生成物の減少を示す。
は、Pt2Oとして加えた少量のPtの添加により反応
が加速されることを示す。この実施例はさらに、前記混
合金属触媒系による脱アミノ化生成物の減少を示す。
【0021】
【発明の効果】いくつかの利点が前記架橋ジシクロヘキ
シルアミンと本発明の誘導体を生成させる方法と関連し
ており、これらの利点には: 1.水素化速度の増大 2.芳香族先駆物質脱アミノ化の低減 3.触媒の長寿命、そして、 4.比較的低い(700乃至1,200) Psiの圧力でのすぐれた速度による水素化。
シルアミンと本発明の誘導体を生成させる方法と関連し
ており、これらの利点には: 1.水素化速度の増大 2.芳香族先駆物質脱アミノ化の低減 3.触媒の長寿命、そして、 4.比較的低い(700乃至1,200) Psiの圧力でのすぐれた速度による水素化。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 リチャード.スコット.マイヤーズ アメリカ合衆国.19530.ペンシルバニア 州.クッツタウン.イーグル.ポイント. ロード.1190
Claims (9)
- 【請求項1】 アミンを水素化条件に置いて水素化触媒
と接触させるアミン水素化の方法において、下記化学式
1、 【化1】 [式中、R1は水素もしくはC1−4アルキル;R2は
C1−4アルキル、そして、 R3は水素もしくはC1−4アルキル]で示される架橋
2フェニルアミンの水素化をもたらして、下記化学式
2、 【化2】 [式中、R1は水素もしくはC1−4アルキル;R2は
C1−4アルキル、そして、 R3は水素もしくはC1−4アルキル]で示されるジシ
クロヘキシルアミンを生成させ、触媒中の金属重量に対
し、重量比で0.01乃至0.75%のロジウムと、
0.01乃至0.75%の白金もしくはパラジウムから
なる水素化触媒を用いることからなるアミン水素化の方
法。 - 【請求項2】 前記R1で示された基の双方とも水素で
あることを特徴とする請求項1の方法。 - 【請求項3】 前記R3で示された基の双方とも水素で
あることを特徴とする請求項2の方法。 - 【請求項4】 前記ロジウムと白金からなる触媒の百分
比が前記架橋ジフェニルアミンの重量に対し金属の重量
比で0.05乃至0.15%の範囲であることを特徴と
する請求項3の方法。 - 【請求項5】 前記水素化の圧力が50乃至1,500
psigであることと、反応温度が150乃至255℃
であることを特徴とする請求項4の方法。 - 【請求項6】 前記R2で示された基の双方ともメチル
であることを特徴とする請求項5の方法。 - 【請求項7】 前記R2で示された基の双方ともエチル
であることを特徴とする請求項5の方法。 - 【請求項8】 前記R2で示された基の双方ともイソプ
ロピルであることを特徴とする請求項5の方法。 - 【請求項9】 前記ロジウムの百分比が重量比で0.0
5乃至0.15%であることと、その他の金属がパラジ
ウムで、重量比にして0.005乃至0.015%の量
で存在することを特徴とする請求項8の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US85260292A | 1992-03-17 | 1992-03-17 | |
US07/852602 | 1992-03-17 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0665165A true JPH0665165A (ja) | 1994-03-08 |
JPH0764795B2 JPH0764795B2 (ja) | 1995-07-12 |
Family
ID=25313766
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5076302A Expired - Lifetime JPH0764795B2 (ja) | 1992-03-17 | 1993-03-10 | アミン水素化の方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0764795B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007210936A (ja) * | 2006-02-09 | 2007-08-23 | Arakawa Chem Ind Co Ltd | 脂環式ジアミン化合物の製造方法 |
WO2010010869A1 (ja) * | 2008-07-23 | 2010-01-28 | 三菱瓦斯化学株式会社 | 芳香族ポリカルボン酸の水素化物の製造方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH026440A (ja) * | 1988-03-30 | 1990-01-10 | Air Prod And Chem Inc | 芳香族アミンの接触水素添加方法 |
-
1993
- 1993-03-10 JP JP5076302A patent/JPH0764795B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH026440A (ja) * | 1988-03-30 | 1990-01-10 | Air Prod And Chem Inc | 芳香族アミンの接触水素添加方法 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007210936A (ja) * | 2006-02-09 | 2007-08-23 | Arakawa Chem Ind Co Ltd | 脂環式ジアミン化合物の製造方法 |
WO2010010869A1 (ja) * | 2008-07-23 | 2010-01-28 | 三菱瓦斯化学株式会社 | 芳香族ポリカルボン酸の水素化物の製造方法 |
US8846973B2 (en) | 2008-07-23 | 2014-09-30 | Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. | Process for producing hydrogenated aromatic polycarboxylic acid |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0764795B2 (ja) | 1995-07-12 |
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