JPH0665126U - 車両用水滴除去装置 - Google Patents

車両用水滴除去装置

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JPH0665126U
JPH0665126U JP1201393U JP1201393U JPH0665126U JP H0665126 U JPH0665126 U JP H0665126U JP 1201393 U JP1201393 U JP 1201393U JP 1201393 U JP1201393 U JP 1201393U JP H0665126 U JPH0665126 U JP H0665126U
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JP
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mirror
compressed air
door
vehicle
window glass
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Application number
JP1201393U
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English (en)
Inventor
栄一 小林
Original Assignee
栄一 小林
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両の扉に設けられたアウトサイドミラ−に
よる後方視界を良好な状態に確保することができる水滴
除去装置を提供する。 【構成】 車両の扉16にアウトサイドミラ−1を設け
る。ミラ−6の表面及び扉16の窓ガラス7の外面に圧
縮空気を噴出させる圧搾器8を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両の扉に設けられたアウトサイドミラ−による後方視界を確保す るための車両用水滴除去装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来車両のアウトサイドミラ−で後方を見た場合、ミラ−面に雨や露による水 滴が付着し、その水滴により視界が遮られてしまう為後方が良好に見えない場合 があった。そこで、前記ミラ−面の水滴を除去するために例えば実開昭63−6 9649号公報(B60R1/06)では、車両内の空調器を利用し、ノズルを 介してミラ−面に圧縮空気を噴出し、その圧縮空気の圧力でミラ−面に付着した 水滴を除去していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、所謂フェンダ−ミラ−と称されるアウトサイドミラ−にあっては、 車両の前面ガラスの水滴がワイパ−で除去されるため、ガラスに付着した水滴は 問題にならなかった。しかしながら、扉にアウトサイドミラ−を取り付ける所謂 ドアミラ−にあっては、ミラ−と運転手の目との間に扉の窓ガラスが介在するた め、ミラ−の水滴を除去したとしても、後方の視界は前記窓ガラス外面に付着し た水滴により遮られてしまうと云う問題があった。
【0004】 また、前記公報の如く車両内の空調器を利用して水滴の除去を行なった場合、 夏期には冷房用の冷たい空気が噴出口より噴出されてミラ−面が冷やされてしま うため、そのミラ−面に外気中の水分が凝結し、ミラ−面が曇ってしまう問題も あった。
【0005】 本考案は、係る従来技術の課題を解決するために成されたものであり、車両の 扉に設けられたアウトサイドミラ−による後方視界を良好な状態に確保すること ができる水滴除去装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
即ち、請求項1の考案の車両用水滴除去装置は、車両の扉16に設けられたア ウトサイドミラ−1と、このアウトサイドミラー1のミラ−6の表面及び前記扉 16の窓ガラス7の外面に圧縮空気を噴出させる圧縮空気噴出手段(圧搾器8) とを具備したことを特徴とする。
【0007】 また、請求項2の考案の車両用水滴除去装置は、上記において圧縮空気噴出手 段(圧搾器8)を、ミラ−6を支持するミラ−ハウジング14内に設けると共に 、ミラ−6表面及び窓ガラス7外面に圧縮空気を噴出させるための噴出口2、3 を、前記ミラ−ハウジング14内に設けたことを特徴とする。
【0008】
【作用】
請求項1の考案の車両用水滴除去装置によれば、圧縮空気噴出手段(圧搾器8 )から吹き出された圧縮空気が車両の扉16に設けられたアウトサイドミラ−1 のミラ−6表面と、窓ガラス7外面に噴出される。係る圧縮空気の吹き付けによ ってミラ−6表面及び窓ガラス7外面に付着した水滴は除去される。
【0009】 また、請求項2の考案の車両用水滴除去装置によれば、上記に加えてミラ−6 を支持するミラ−ハウジング14内に圧縮空気噴出手段(圧搾器8)を設けると 共に、ミラ−6表面及び窓ガラス7外面に圧縮空気を噴出させるための噴出口2 、3を前記ミラ−ハウジング14内に設けたので、水滴除去装置全体がミラ−ハ ウジング14に集約されることになる。
【0010】
【実施例】
次に、図面に基づき本考案の実施例を詳述する。図1は水滴除去装置のアウト サイドミラ−1の正面図、図2は図1のA−A線断面図である。本考案を適用す るアウトサイドミラー1は、車両の扉16の窓ガラス7外側の前方下部に取り付 けられている。このアウトサイドミラ−1は、ミラ−ハウジング14と、ミラ− ハウジング14内に調整可能に支持されたミラ−6と、ミラ−ハウジング14を 扉16に取り付けるためのベ−ス5とから構成されている。係る、ミラ−ハウジ ング14の上壁10の内側縁部には、ミラー6の表面上方に位置して噴出口2が 、また、ベース5側の側壁11には噴出口3がそれぞれ設けられている。更に、 ミラ−ハウジング14内には圧縮空気噴出手段としての圧搾器8が収納されると 共に、ミラ−ハウジング14の下縁部には空気吸入口4が形成されている。
【0011】 前記噴出口2は、ミラ−ハウジング14内部の圧縮空気通路9に連通され、噴 出口3は、同様の図示しない圧縮空気の通路に連通されると共に、圧縮空気通路 9及び図示しない前記圧縮空気通路は、前記圧搾器8の吹き出し側に連通してい る。また、噴出口2はミラ−6の表面に向くように先端を下方に向けて指向させ ていると共に、噴出口3は窓ガラス7の外面に向け指向させている。
【0012】 前記圧搾器8はモ−タ−8Mと羽根8Wとから成り、車内に設けられた図示し ないスイッチによりモ−タ−8Mが回転し、空気吸入口4より外気を吸引して前 記圧縮空気通路9及び図示しない圧縮空気通路に吹き出す。そして、係る圧搾器 8から吹き出された圧縮空気は、噴出口2及び3よりそれぞれ噴出され、噴出口 2から噴出された圧縮空気は、ミラ−6の表面に吹き付けられると共に、噴出口 3から噴出された圧縮空気は、窓ガラス7の外面に吹き付けられる。係る圧縮空 気の圧力により、ミラー6表面及び窓ガラス7外面の水滴は吹き飛ばされて飛散 される。
【0013】 ミラ−ハウジング14の上壁10に設けられた噴出口2より噴出された圧縮空 気により飛散された水滴は、ミラ−ハウジング14の下方に流出すると共に、側 壁11に設けられた噴出口3より噴出された圧縮空気により飛散された水滴は、 窓ガラス7の前方より後方に流出する。
【0014】 係る、車両用水滴除去装置によれば圧搾器8がミラ−ハウジング14内にあり 、噴出口2、3及び空気吸入口4もミラ−ハウジング14内にある。即ち、水滴 除去装置全体がミラ−ハウジング14に設けられているので、アウトサイドミラ ー1を扉16に取り付け、配線するのみで組み立てることができ、従来の如く車 両側から配管を行う必要もないので、車両の組み立て作業性が著しく向上する。 また、車両及び扉16側の設計変更は殆ど不要となるため、量産性に適している 。
【0015】 更に、前記噴出空気は外気を吸入して圧縮空気を得ているため、従来のエアコ ン風を利用する場合の如く噴出空気とミラ−6表面に温度差が発生せず、ミラ− 6表面に水滴が凝固しなくなる。従って、従来の如く夏期にミラ−6表面を却っ て曇らせてしまう不都合も解消され、通年を通じて後方視界を良好に確保できる 。更にまた、車両のエアコンとは無関係に動作されるため、エアコン設定の変更 等も不要となり、操作が著しく簡単となるものである。
【0016】 ここで、図3は本考案の車両用水滴除去装置の他の実施例を示している。この 場合、圧搾器8は扉16の中に設置されており、圧搾器8により得られた圧縮空 気は扉16内に設けた圧縮空気通路12を介して、窓ガラス7外側下端部の扉1 6に設けられた噴出口13より噴出させている。また、アウトサイドミラ−1の 支持部15内には圧縮空気通路12に連通する図示しない圧縮空気通路を設け、 図2と同様の噴出口2に連通させている。そして、圧縮空気を噴出口2からミラ −6表面に、噴出口13から窓ガラス7外面にそれぞれ噴出し水滴を飛散し、同 様の後方視界の確保を行っている。係る構成によれば、圧搾器8が扉16の中に 設置されているので、アウトサイドミラ−1の寸法の拡大が防止される。
【0017】 尚、実施例では圧搾器8をミラーハウジング14若しくは扉16のいずれか一 方に設けた場合について説明したが、それに限らず、圧搾器8をミラ−ハウジン グ14内と扉16の中にそれぞれに設け、ミラ−ハウジング14内に設けた圧搾 器8より得られた圧縮空気によりミラ−6表面の水滴を除去し、扉16の中に設 けた圧搾器8より得られた圧縮空気により窓ガラス7外面を除去しても良い。ま た、実施例では圧搾器8をモ−タ−8Mと羽根8Wで構成したが、小型のエアー コンプレッサ−を利用して圧縮空気を得ても同様の効果が得られる事は云うまで もない。
【0018】
【考案の効果】
以上詳述した如く請求項1の考案によれば、圧縮空気噴出手段により圧縮空気 が車両の扉に設けられたアウトサイドミラ−の表面及び窓ガラス外面に噴出され るので、雨や露によりミラ−表面と、窓ガラス外面に付着した水滴を除去するこ とができ、それによって運転者は良好なる後方視界を確保することができるもの である。
【0019】 また、請求項2の考案によれば、上記に加えてミラ−を支持するミラ−ハウジ ング内に圧縮空気噴出手段を設けると共に、ミラ−表面及び窓ガラス外面に圧縮 空気を噴出させるための噴出口もミラ−ハウジングに設けたので、水滴除去装置 全体がミラ−ハウジングに集約される。従って、車両への組み立て作業性が著し く向上すると共に、車両側の設計変更を不要若しくは最小限に抑えることができ るので、量産性にも富んだものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を適用したアウトサイドミラ−の正面図
である。
【図2】図1のアウトサイドミラ−のA−A線断面図で
ある。
【図3】本考案の他の実施例を示す車両の扉の一部切欠
側面図である。
【符号の説明】
1 アウトサイドミラ− 2 噴出口 3 噴出口 4 吸入口 6 ミラ− 7 窓ガラス 8 圧搾器 8M モタ− 8W 羽根 9 空気通路 13 噴出口 14 ミラ−ハウジング 15 支持部 16 扉

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の扉に設けられたアウトサイドミラ
    −と、該アウトサイドミラーの表面及び前記扉の窓ガラ
    ス外面に圧縮空気を噴出させる圧縮空気噴出手段とを具
    備したことを特徴とする車両用水滴除去装置。
  2. 【請求項2】 ミラ−を支持するミラ−ハウジング内に
    圧縮空気吐出手段を設けると共に、ミラ−及び窓ガラス
    に圧縮空気を噴出させる為の噴出口を前記ミラ−ハウジ
    ングに設けたことを特徴とする請求項1の車両用水滴除
    去装置。
JP1201393U 1993-02-23 1993-02-23 車両用水滴除去装置 Pending JPH0665126U (ja)

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