JPH0664861U - 内装材用段ボール基材 - Google Patents

内装材用段ボール基材

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JPH0664861U
JPH0664861U JP1225893U JP1225893U JPH0664861U JP H0664861 U JPH0664861 U JP H0664861U JP 1225893 U JP1225893 U JP 1225893U JP 1225893 U JP1225893 U JP 1225893U JP H0664861 U JPH0664861 U JP H0664861U
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corrugated
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伸雄 阿部
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池田物産株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 表皮を貼合させたときの見栄えを向上させる
ことのできる構造にした内装材用段ボール基材を提供す
ることにある。 【構成】 波形中芯2と、この波形中芯2の両側にホッ
トメルトシート4を介して接着されたライナーとからな
り、表面側に表皮5が貼合されるものであって、前記中
芯2の波形山線方向X−Xと交差するY−Y方向にノッ
チ7を適宜間隔をおいて設けるとともに、各ライナー3
a,3b毎に前記ノッチ7の位置をずらせて、前記中芯
2の前記表面側に前記ライナー3a,3bを重ね貼合さ
せて設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、自動車や、船舶あるいは家屋等の内装材に使用される段ボール基材 に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、自動車のルーフトリムやドアトリム、あるいは家屋等の内装材として、 軽量で比較的加工が容易な段ボール基材が使用されているものがある。
【0003】 この段ボール基材は、通常、波形をした中芯の両側にそれぞれ熱可塑性樹脂を 介装してライナーを貼合してなり、これに不織布や樹脂シート等の表皮を貼合し て構成されている。 また、その表皮の貼合に際しては、(1)予め段ボール基材のみを所定の熱プ レス装置により加熱・加圧成形し、その後、段ボール基材に表皮材を接着剤を介 して貼合したり、(2)段ボール基材と表皮とをホットメルトシート(熱可塑性 樹脂被膜)を介して重合し、段ボール基材の熱成形と同時に表皮を貼合する等の 方法が採られている。
【0004】 しかし、何れの場合でも段ボール基材は繊維材料を主体とし、それ自体に伸縮 性が極めて少ないため、例えば自動車のルーフトリムやドアトリムのように、曲 面状の部分を多く、また深絞りを必要とする内装材として使用するような場合、 熱プレス成形の過程において段ボール基材のライナーの伸縮される部分に亀裂が 生じてしまう虞がある。
【0005】 そこで、この亀裂を防ぐ手段として、例えば実公昭54−18976号公報で 見られるように、段ボール基材の裏面側となるライナーに、中芯の波形山線方向 と交差する方向にノッチを適宜間隔をおいて開設することにより、段ボール基材 の熱成形時に、この裏面側のライナーの伸縮する部分でノッチが拡開するように して、このノッチの拡開でライナーに作用する引張力を吸収して亀裂を抑え、単 にノッチの拡開だけにとどめるようにしたものもある。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記実公昭54−18976号公報で見られるように、段ボー ル基材の裏面側となるライナーに、中芯の波形山線方向と交差する方向にノッチ を適宜間隔をおいて開設した段ボール基材では、裏面側においてはノッチの拡開 だけにとどめられて亀裂を抑えることができるが、表皮が貼合される表面側の亀 裂は抑えられない。また、大きく深絞りして曲げられる場合には、亀裂に加えて 、しわが生じる場合もある。したがって、亀裂としわが生じている段ボール基材 の表面側に表皮を貼合したした場合には、これが表皮の表面にしわとして現れ、 見栄えを悪くすると言う問題点があった。
【0007】 本考案は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は表皮を貼合さ せたときの見栄えを向上させることのできる構造にした内装材用段ボール基材を 提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案は、波形中芯と、前記波形中芯の両側にホット メルトシートを介して接着されたライナーとからなり、表面側に表皮が貼合され る内装材用段ボール基材において、前記中芯の表面側に配設される前記ライナー を二層以上で構成し、各ランナーに中芯の波形山線方向と交差する方向にノッチ を適宜間隔をおいて設け、かつ、各ランナー同士のノッチの位置をずらせて、積 層してなることを要旨としている。
【0009】
【作用】
この構成によれば、ノッチの拡開は各ライナー毎に少しづつ行われる結果、深 絞りを行っても、段ボール基材に亀裂が生じにくく、またノッチの拡開による落 込み量も少なくなるので表皮を一体化した場合にもしわなどができ難くなる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例について図面を用いて詳細に説明する。 図1及び図2は本考案の一実施例としての段ボール基材を示すもので、図1は その要部外観斜視図、図2は図1のA−A線に沿う断面図である。
【0011】 図1及び図2において、この段ボール基材1は、大きくは波形に形成された中 芯2と、この中芯2の一面(表面)側に貼合されたライナー3a,3bと、中芯 2の他面(裏面)側に貼合されたライナー3cとで構成されており、これらライ ナー3a,3b,中芯2,ライナー3cは、各々間にポリエチレンフィルム等の 熱可塑性樹脂等で成るホットメルトシート4を挟んで接着されている。 また、この段ボール基材1は、図示せぬ熱プレス装置により加熱及び加圧する ことによってホットメルトシート4を溶融させ、離型後、このホットメルトシー ト4が固化して所定形状を保持するものである。
【0012】 そして、この段ボール基材1では、この表面側のライナー3a上に前述と同様 のホットメルトシート6を介装して表皮5を段ボール基材1の成形と同時に貼装 して内装材を構成したり、あるいは段ボール基材1の成形後に表面側ライナー3 aと表皮5とを接着剤を介して真空成形等により貼装して内装材を構成したりし て使用される。
【0013】 また、この段ボール基材1では、表面側のライナー3a,3bに、図1に示す ように、中芯2の波形山線方向X−Xと交差するY−Y方向にノッチ7を適宜間 隔をおいて開設してある。このノッチ7は、スリット等の切れ目7aと、この切 れ目7aの両端末に開設した円孔7bとから構成されている。
【0014】 なお、ノッチ7は、段ボール基材1の製造時に開けておくものであり、開設長 は例えば20〜30mm程度でよく、これを40〜50mm間隔で千鳥状に開設 してある。さらに、円孔7bは、真円、楕円、半円でよく、切れ目7aと滑らか に連続しているのが望ましい。 加えて、段ボール基材1を製造する時、互いに隣合わされて積層されるライナ ー3aに形成されたノッチ7とナイナー3bに形成されたノッチ7とが互いに重 なり合わないようにして、ライナー3aと3bとは、ノッチ7を略2分の1ピッ チづつずらした状態で重ねられる。
【0015】 ところで、段ボール基材1は、それ自体に伸縮性が極めて少ないため、熱プレ ス装置で絞り成形した場合、成形時に引張力が作用する部分のライナー3a,3 b,3cに亀裂が生じ易い。すなわち、中芯2の波形山線方向X−Xと交差する 方向Y−Yに折曲した場合は中芯2の座屈強度が低いため、中芯波形の振幅H( 図1参照)が小さくなることによってライナー3a,3b,3cに作用する引張 力が軽減され、亀裂を発生させるまでには至らないが、中芯2の波形山線方向X −Xに折曲した場合は中芯2の座屈強度が高いため、ライナー3a,3b,3c に作用する引張力を中芯2が吸収してくれず、ライナー3a,3b,3cが突っ 張り、突っ張りきれない部分には亀裂が生じてしまう。
【0016】 したがって、本実施例構造のように、表面側のライナー3a,3bに中芯2の 波形山線方向と交差する方向にノッチ7を開設すると、熱プレス成形時に図3に 示すように、絞り成形部10において、ライナー3a,3bの引張力が作用する 部分ではノッチ7が拡開し、このノッチ7の拡開により引張力を吸収し、亀裂が 進行するのを抑えることができる。 また、この段ボール基材1では、各々ノッチ7を有したライナー3a,3bを 表面側にノッチ7が上下で重ならないようにずらして積層させて設けているので 、深絞り成形しても引張力は二層のライナー3a,3b部分に分散して、ノッチ 7が余り広がらずに吸収でき、亀裂を防ぐことができると同時に、しわ等の発生 も防ぐことができる。よって、貼合した表皮5の表面にしわ等が出るのを少なく して見栄えを良くすることができる。
【0017】 なお、上記実施例では、表面側に各々ノッチ7を有した2つのライナー3a, 3bを重ねて設けた構造を開示したが、二層以上であれば良いものである。また 、表面側のライナー3a,3bにだけノツチ7を設けた構造を開示したが、裏面 側のライナー3cにも同様にして、中芯2の波形山線方向X−Xと交差する方向 にノッチ7を設けても良いものである。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したとおり、本考案に係る内装材用段ボール基材によれば、段ボール 基材の表面側となるライナーを二層以上の構成として、各ライナーのノッチが重 ならないよう積層したので、深絞りを行っても、ノッチの拡開は各ライナー毎に 少しづつ行われ、拡開による窪みないしは凹部の落込み量を最小にとどめること ができる。したがって、段ボール基材に亀裂やしわ等が生じるのを少なくするこ とができ、表皮を貼合した後の見栄えを向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る段ボール基材の要部外
観斜視図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】同上段ボール基材を絞り成形した状態の説明図
である。
【符号の説明】
1 段ボール基材 2 中芯 3a〜3c ライナー 4 ホットメルトシート 5 表皮 6 ホットメルトシート 7 ノッチ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 波形中芯と、前記波形中芯の両側にホッ
    トメルトシートを介して接着されたライナーとからな
    り、表面側に表皮が貼合される内装材用段ボール基材に
    おいて、 前記中芯の表面側に配設される前記ライナーを二層以上
    で構成し、各ランナーに中芯の波形山線方向と交差する
    方向にノッチを適宜間隔をおいて設け、かつ、各ランナ
    ー同士のノッチの位置をずらせて、積層してなることを
    特徴とする内装用段ボール基材。
JP1225893U 1993-02-25 1993-02-25 内装材用段ボール基材 Expired - Lifetime JP2526676Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101961362B1 (ko) * 2018-06-27 2019-03-26 (주) 길텍 플라스틱 골판지

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101961362B1 (ko) * 2018-06-27 2019-03-26 (주) 길텍 플라스틱 골판지
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