JPH0664818U - 樹脂液塗布装置 - Google Patents
樹脂液塗布装置Info
- Publication number
- JPH0664818U JPH0664818U JP680093U JP680093U JPH0664818U JP H0664818 U JPH0664818 U JP H0664818U JP 680093 U JP680093 U JP 680093U JP 680093 U JP680093 U JP 680093U JP H0664818 U JPH0664818 U JP H0664818U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 塗工布における特定部分の樹脂付着量を増減
調整する。 【構成】 加熱乾燥装置11の前段部分に、塗工布1a
の巾方向における片側または両側などの特定部分12の
樹脂液2の樹脂付着量を、増加または減少させる樹脂付
着量増減装置5を設置する。
調整する。 【構成】 加熱乾燥装置11の前段部分に、塗工布1a
の巾方向における片側または両側などの特定部分12の
樹脂液2の樹脂付着量を、増加または減少させる樹脂付
着量増減装置5を設置する。
Description
【0001】
本考案は、特定部分の樹脂付着量を増減することができる樹脂液塗布装置に関 するものである。
【0002】
プリント配線板に使用される積層板は、プリプレグを介して銅箔などの導電層 が積層されて形成されている。 このプリプレグは、例えばガラス布などの基材をエポキシ樹脂などがの保留さ れているタンクを通過させて樹脂液を含浸させ、スクイズロールによって引き出 し、その流れ方向および巾方向に均一に樹脂液を塗布させ塗工布としている。
【0003】 このような塗工布(本考案で、布は紙を含む意味で使用する)は、含浸された 樹脂付着量にばら付きがあると、完成された製品に不良が発生するため、上記し たようにその流れ方向および巾方向の樹脂付着量をばら付きなく、均一にする技 術が種々提案されている。
【0004】
ところで、この種塗工布は、製造工程において、塗工布の端部に樹脂流れが生 ずるため、このような塗工布を用いてプレス成形法により鏡板を介して積層板や 化粧板などを製造した場合は、その両端部側の板厚が鏡板サイズのぎりぎりの所 で安定せず、耳で切り捨てる部分の巾も大きくなり、製品歩留まりが悪くなる。
【0005】 しかしながら、従来の技術では、塗工布の樹脂付着量をばら付きなく均一に含 浸させることにのみ傾注されており、特定部分の樹脂付着量を増減させることに は、何らの考慮もなかった。
【0006】 本考案は、このような事情に鑑みてなされたものであり、特定部分の樹脂付着 量を増減することができる樹脂液塗布装置を目的とするものである。
【0007】
本考案は、このような目的を達成するために、ガラス布などの基材にエポキシ 樹脂などの樹脂液を含浸してなる塗工布を形成し、この塗工布を加熱乾燥装置に 送り込む装置において、 この加熱乾燥装置の前段部分に、塗工布の巾方向にお ける片側または両側などの特定部分の樹脂付着量を、増加または減少させる樹脂 付着量増減装置を設置することを特徴とするものである。
【0008】
樹脂液が全面にばら付きなく均一に塗布された塗工布が、次段の加熱乾燥装置 に入る前工程で、塗工布の特定部分の樹脂付着量を増減して調整することができ る。
【0009】
以下、本考案の実施例を図面に基づき詳細に説明する。 図1は、本考案に係る樹脂液塗布装置の概略構成を示す説明用側面図、図2は 同説明用正面図である。
【0010】 ガラス布などの基材1は、樹脂液2が保留されているタンク3内を通過されて 樹脂液2を含浸させ、スクイズロール4,4によって引き出される。 このような工程により基材1は、その流れ方向および巾方向に均一に樹脂液が 塗布された塗工布1aに構成される。
【0011】 次に、この塗工布1aは、加熱乾燥装置11の前段に設置されている樹脂付着 量増減装置5を通過させ、その特定部分の樹脂付着量が増減調整される。
【0012】 さらに、具体例を説明すると、基材1をエポキシ樹脂液2の保留されたタンク 3を通過させ、その全面にエポキシ樹脂液2を含浸させる。 続いて、スクイズロール4,4によって引き出され、その流れ方向および巾方 向に均一に樹脂塗布された塗工布1aを構成する。 この塗工布1aは、次段の加熱乾燥装置11に入る前に、1020mm巾の塗 工布1aの両端各々10mmの部分に樹脂付着量増減装置5により、エポキシ樹 脂液2が所定量滴下供給させる。
【0013】 この樹脂付着量増減装置5は、塗工布1aにその表裏面から挟む一対のロール ニップロール5a,5aを接触させるように構成されている。また、このニップ ロール5a,5aは、その巾方向の位置決め用シリンダ9および前後方向の位置 決め用スライド台10によって支持され、樹脂滴下パイプ8を介して樹脂サービ スタンク7と連結されている。
【0014】 樹脂サービスタンク7内の樹脂液の粘度は、230CPで流動性があり、図2 に示すようにタンク3内のエポキシ樹脂液2を樹脂送りポンプ6によってポンプ アップし、滴下用として使用している。
【0015】 前記樹脂付着量増減装置5のニップロール5aの直径は80mmで、塗工布1 aの速度10m/分に追随して回転することができる。また、このニップロール 5aの接触圧は、変化できる構成になっており、特定巾の寸法に応じて基材1の 左右へ移動できる。
【0016】 このようにして製造された塗工布1aの両端部10〜15mmの樹脂分は50 %で、通常部の46%より多くなっているが、目的とした特性の塗工布の製造が 可能である。 尚、ここで使用された基材1のガラス布は0.1tmmで、樹脂量を増加させ た両端部12(図2の参照)の厚みは、通常部よりも3%厚くなっているだけで あり、後工程で積載された場合に実用上問題となることはない。
【0017】 このような装置において、塗工布1aの特定部分の樹脂付着量を増減させるに は、一度均一に全面に樹脂液2を塗布させ、塗工布1aが次の加熱乾燥装置11 に入る前の工程で、対象とする特定部分の塗工布1aを回転するニップロール5 a,5aに接触させればよい。 つまり、樹脂付着量を増すには、このニップロール5a,5a上に微量の樹脂 液を滴下させ、塗工布1aに所定量を付着させる。
【0018】 また、樹脂量を減らすには、このロール5a,5aの接触圧を上げてニップロ ール5aに付着してくる樹脂液2をかき落とすドクタバー(図示略)を取り付け るなどの装置を設置すればよい。
【0019】
以上説明したように、本考案によれば、従来は行われていない塗工布における 特定部分の樹脂付着量の増減を調整することができる。 このため、両端部分の樹脂量を増加させた塗工紙布を使い、プレス成形法で鏡 板を用いて積層板を製造するような場合は、樹脂量を多くした両端部側の積層板 の板厚が鏡板サイズぎりぎりのところまで安定した格好で確保され、従来の塗工 紙布を使用した場合に比べて、同じ鏡板を使用した場合でも大きな寸法の積層板 の製造が可能となる。 また、耳で捨てる部分の巾も狭くなるため、製品歩留まりが向上するなどの効 果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る樹脂液塗布装置の概略構成を示す
説明用側面図である。
説明用側面図である。
【図2】同説明用正面図である。
1a 塗工布 2 樹脂液 5 樹脂付着量増減装置 11 加熱乾燥装置 12 塗工布の特定部分
Claims (1)
- 【請求項1】 ガラス布などの基材にエポキシ樹脂など
の樹脂液を含浸してなる塗工布を形成し、この塗工布を
加熱乾燥装置に送り込む装置において、 この加熱乾燥
装置の前段部分に、塗工布の巾方向における片側または
両側などの特定部分の樹脂付着量を、増加または減少さ
せる樹脂付着量増減装置を設置することを特徴とする樹
脂液塗布装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP680093U JPH0664818U (ja) | 1993-02-24 | 1993-02-24 | 樹脂液塗布装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP680093U JPH0664818U (ja) | 1993-02-24 | 1993-02-24 | 樹脂液塗布装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0664818U true JPH0664818U (ja) | 1994-09-13 |
Family
ID=11648266
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP680093U Pending JPH0664818U (ja) | 1993-02-24 | 1993-02-24 | 樹脂液塗布装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0664818U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002018341A (ja) * | 2000-07-05 | 2002-01-22 | Dainippon Printing Co Ltd | 塗工装置 |
JP2002086038A (ja) * | 2000-09-20 | 2002-03-26 | Dainippon Printing Co Ltd | 塗工装置および塗工方法 |
JP2015003303A (ja) * | 2013-06-21 | 2015-01-08 | 株式会社エナテック | 塗布装置及び塗布方法 |
-
1993
- 1993-02-24 JP JP680093U patent/JPH0664818U/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002018341A (ja) * | 2000-07-05 | 2002-01-22 | Dainippon Printing Co Ltd | 塗工装置 |
JP4614504B2 (ja) * | 2000-07-05 | 2011-01-19 | 大日本印刷株式会社 | 塗工装置 |
JP2002086038A (ja) * | 2000-09-20 | 2002-03-26 | Dainippon Printing Co Ltd | 塗工装置および塗工方法 |
JP4548918B2 (ja) * | 2000-09-20 | 2010-09-22 | 大日本印刷株式会社 | 塗工装置および塗工方法 |
JP2015003303A (ja) * | 2013-06-21 | 2015-01-08 | 株式会社エナテック | 塗布装置及び塗布方法 |
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