JP4614504B2 - 塗工装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は紙または金属等からなるウェブに対して塗工液を塗布する塗工装置に係り、とりわけウェブに塗布された塗工液の膜厚を容易に調整することができる塗工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
紙または金属等からなるウェブに対して塗工液を塗布するものとして、ウェブに塗布される塗工液を収納したディップ槽を有するものが知られている。
【0003】
ウェブがディップ槽内に進入すると、ディップ槽内においてウェブの両面に塗工液が塗布される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述のように、ディップ槽内にウェブを進入させてウェブの両面に塗工液を塗布する方法が知られている。このような塗布方法は簡単に塗工液を塗布することができるが、塗工液の膜厚を精度良く調整することはむずかしい。
【0005】
本発明はこのような点を考慮してなされたものであり、ウェブに容易かつ簡単に塗工液を塗布することができ、かつ塗工液の膜厚を精度良く調整することができる塗工装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ウェブが進入するとともに、ウェブの両面に塗布される第1塗工液が収納されたディップ槽と、ディップ槽のウェブ走行方向下流側であって少なくともウェブの一面側に設けられ、当該ウェブの一面上に塗布された第1塗工液上に対して第2の塗工液を塗布するダイヘッドとを備え、ダイヘッドのウェブ走行方向の上流側に、当該ウェブの一面に塗布された第1塗工液を掻きとる掻取機構を設けたことを特徴とする塗工装置である。
【0007】
本発明によれば、ウェブの一面側にディップ槽により第1塗工液を塗布するとともに、第1塗工液に重ねてダイヘッドにより第2塗工液を塗布することにより、ウェブの一面側における塗工液の塗布の膜厚を調整することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1および図2は本発明による塗工装置の一実施の形態を示す図である。
【0009】
図1および図2において、塗工装置はウェブWが進入するとともにウェブWに塗布する第1塗工液21が収納されたディップ槽11と、ディップ槽11から出たウェブWの一面側に設けられウェブWに対して第2塗工液22を塗布するダイヘッド16とを備えている。
【0010】
このうちウェブWは、紙製、プラスチック製、または金属製となっており、ガイドローラ12に案内されてディップ槽11内に進入し、ディップ槽11内のガイドローラ13により上方へ送られるようになっている。また、ダイヘッド16を通過したウェブWは、その後、乾燥機15へ送られてウェブW上の第1塗工液21および第2塗工液22が乾燥される。
【0011】
上述のようにダイヘッド16は、ディップ槽11のウェブ走行方向下流側に位置しており、さらにダイヘッド16のウェブ走行方向上流側近傍に、掻取ロール17からなる掻取機構が設けられている。この掻取ロール17はダイヘッド16に支持脚17aを介して連結され、ディップ槽11内で塗布された第1塗工液21をウェブW上から掻取るものである。
【0012】
なお、第1塗工液21と第2塗工液22は、同一種類のものであってもよく、異なる種類のものであってもよい。
【0013】
第1塗工液21および第2塗工液22が同一種類の場合、第1塗工液21および第2塗工液22として、例えばPVAが用いられる。また両者が異なる場合、第1塗工液21としては例えばPVAが用いられ、第2塗工液22としては例えば第1塗工液と粘度の異なるPVAが用いられる。
【0014】
次にこのような構成からなる本実施の形態の作用について説明する。
【0015】
まずウェブWがディップ槽11内に進入し、ディップ槽11内においてウェブWの両面に第1塗工液21が塗布される。ディップ槽11内における第1塗工液21の塗布方式は、いわゆる「どぶ漬け」方式であり、ウェブW上に容易に塗布することができるが、第1塗工液の膜厚には大きなばらつきが生じる。
【0016】
次にディップ槽11を出たウェブWの一面に対して掻取ロール17が押付けられ、掻取ロール17によってウェブWの一面側の第1塗工液21の膜厚が所望の値に調整される。
【0017】
次にウェブWの一面側に塗布され、かつ膜厚が調整された第1塗工液21上に、更にダイヘッド16から第2塗工液22が塗布される。ダイヘッド16は比較的精度良く所望の膜厚で第2塗工液22を塗布することができるので、ウェブWの一面に所望膜厚の第1塗工液21と所望膜厚の第2塗工液22を重ねて塗布することができる。
【0018】
その後ウェブWは乾燥機15へ送られ、ウェブWの一面に塗布された第1塗工液21および第2塗工液22と、ウェブWの他面に塗布された第1塗工液21が乾燥される。
【0019】
以上のように本実施の形態によれば、ディップ槽11により塗布された第1塗工液21を掻取ロール17により掻き取り、更にダイヘッド16により第2塗工液22を塗布することにより、ウェブWの一面側に所望膜厚の第1塗工液21および第2塗工液22を重ねて塗布することができる。また掻取ロール17によりウェブWの一面の第1塗工液21を掻き取ることにより、ウェブWを安定して走行させることができ、ダイヘッド16による第2塗工液22の塗布作業を安定して行なうことができる。また第1塗工液21と第2塗工液22を合わせた塗工液21、22全体の膜厚調整も容易となる。
【0020】
次に図3により本発明の他の実施の形態について説明する。
【0021】
図3に示す実施の形態は、ディップ槽11の下流側において、ウェブWの両面側に第2塗工液22を塗布するダイヘッド16、26を設けるとともに、このダイヘッド16、26の上流側近傍に支持脚17a、27aを介して掻取ロール17、27を設けたものであり、他は図1および図2に示す実施の形態と略同一である。
【0022】
図3に示すように、ディップ槽11により塗布された第1塗工液21を掻取ロール17、27により掻き取り、更にダイヘッド16、26により第2塗工液22を塗布することにより、ウェブWの両面側に所望膜厚の第1塗工液21および第2塗工液22を重ねて塗布することができる。また掻取ロール17、27によりウェブWを両面から挟持することにより、ウェブWを安定して走行させることができ、ダイヘッド16、26による第2塗工液の塗布作業をより安定して行なうことができる。
【0023】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、ウェブに対して容易かつ簡単に塗工液を塗布することができ、かつ塗工液の膜厚を精度良くかつ簡単に調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による塗工装置の一実施の形態を示す全体概略図。
【図2】ダイヘッドと掻取ロールを示す拡大図。
【図3】本発明による塗工装置の他の実施の形態を示す図。
【符号の説明】
11 ディップ槽
16、26 ダイヘッド
17、27 掻取ロール
21 第1塗工液
22 第2塗工液
Claims (5)
- ウェブが進入するとともに、ウェブの両面に塗布される第1塗工液が収納されたディップ槽と、
ディップ槽のウェブ走行方向下流側であって少なくともウェブの一面側に設けられ、当該ウェブの一面上に塗布された第1塗工液上に対して第2の塗工液を塗布するダイヘッドとを備え、
ダイヘッドのウェブ走行方向の上流側に、当該ウェブの一面に塗布された第1塗工液を掻きとる掻取機構を設けたことを特徴とする塗工装置。 - 掻取機構は掻取ロールからなることを特徴とする塗工装置。
- ダイヘッドおよび掻取機構はウェブの両面側に設けられていることを特徴とする請求項1又は2のいずれか記載の塗工装置。
- ディップ槽の第1塗工液とダイヘッドの第2塗工液は同一となっていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の塗工装置。
- ディップ槽の第1塗工液とダイヘッドの第2塗工液は異なることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか記載の塗工装置。
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