JPS62197175A - コ−テイング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は帯状或いは線状の長尺材料へのコーティング装
置に関する。

〔従来の技術〕

従来、シート、フィルム、線材等の長尺材料にアンカー
剤や樹脂をコーティングする方法として、コーティング
液を満たしたコーティング浴にこれらの長尺材料を浸漬
させて走行させる方法が知られている。この場合、長尺
材料はコーティング液の上方から屈曲してコーティング
液内に入り、その後コーティング液の上方に抜ける経路
を通って走行するように構成され。

このために、ｉｉｌ常はコーティング浴上方に長尺材料
の屈曲した経路を形成するガイドローラが設けられてい
る。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、かかる構成ではコーティングすべき長尺材料を
コーティング浴に浸漬させる為に屈曲させる必要があり
、その為のガイドローラを必要とし、装置が複雑となる
ばかりでなく、コーティング液を塗布した長尺材料が、
塗布されたコーティング液の乾燥する前にガイドローラ
に接触し、このためコーティングむらを生じやすいとい
う問題点があった。更に、この構成では可撓性が少なく
屈曲の困難な長尺材料に対してはコーティングをできな
いという問題点もあった。

本発明は、かかる従来の問題点に鑑みて為されたもので
、可撓性の少ない長尺材料に対してもコーティング可能
な、構造簡単なコーティング装置を提供することを目的
とする。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、上記問題点を解決するため、コーティング液
を入れたコーティング浴の前後の側壁に、コーティング
すべき長尺材料の通過する通路を設け、且つこの通路か
ら内部のコーティング液が流出するのを防止するために
、この通路を遮蔽する多孔性材料を設け。

長尺材料がコーティング浴を直線状に通過するように構
成したものである。

〔作用〕

本発明は上述のように、コーティング浴のコーティング
液内を長尺材料が直線状に走行するので、長尺材料を屈
曲させる必要がなく、装置が簡単となり、可撓性の無い
材料に対しても連続してコーティングを行うことが可能
となる。また、コーティング浴の側壁に形成した長尺材
料の通路には多孔性材料を配置しているので、コーティ
ング液面を長尺材料よりも高い位置とした時に内部のコ
ーティング液が流出するのを抑制し。

少量のコーティング液供給により、液面を長尺材料の走
行位置よりも高く保つことが可能となる。更に、万一、
コーティング液の液面が長尺材料の走行位置より下にな
っても、多孔性材料が毛細管現象によりコーティング液
を吸い上げ、長尺材料へのコーティング液塗布を行うの
で、コーティング不良を生じない。

〔実施例〕

以下３図面に示す本発明の詳細な説明する。第１図は本
発明の一実施例のコーティング装置を概略的に示す断面
図、第２図はその■−■矢視断面図である。

同図において、１はコーティングされるべき長尺材料で
あり３本実施例では４本の帯状の金属材である。２はコ
ーティングボックス、３はその内部に設けられたコーテ
ィング浴である。このコーティング浴３はその前後の側
壁４．５に金属材１を通過させるための通路６を有して
いる。この通路６は単に金属材１を通過させうる穴でよ
いが１図示実施例では側壁上端に達する溝の形状をして
いる。この構造は金属材１を所定位置に通す作業を容易
にするので好ましい。側壁４．５の通路６形成位置には
、金属材１を上下からはさむ関係にフェルト、スポンジ
等の柔軟な多孔性材料７．８が設けられる。この多孔性
材料７．８は通路６から内部のコーティング液が流出す
るのを抑制するよう２通路６を遮蔽する。なお、９は多
孔性材料７．８を取り付けるためのカバーである。コー
ティング浴３にはコーティング液供給手段（図示せず）
が設けられ、コーティング浴内にコーティング液ＩＯを
供給し、且つその液面１１が金属材１よりも高い位置に
保たれるよう。

コーティング液の補給を行っている。

コーティング浴３の下流には２回転可能な軸１３に取付
けられたブラシ１４が金属材１の上下に配置されている
。このブラシ１４は金属材１に接触して金属材１に付着
したコーティング液の量を規制するものであり、軸１３
を回転させることにより、ブラシ１４と金属材１との接
触圧を調整し、コーティング液のかき落し量を調整する
ことが可能である。

次に、上記装置によるコーティング動作を説明する。

第１図において、金属材１は図示位置を水平に右方向に
走行しており、ｈ−ティング浴３にはコーティング液１
０が図示のように金属材１の走行位置よりも高い位置ま
で入れられている。従って、金属材１がコーティング液
中を走行し、金属材１の外周全面にコーティング液が塗
布される。金属材１はコーティング浴３を出た後、ブラ
シ１４で付着量を規制され、その後乾燥装置（図示せず
）を通って、付着したコーティング液が乾燥され９所定
のコーティング皮膜が形成される。ここで、金属材１が
コーティング浴３を横切って通過するため、液面１１よ
り下の位置に金属材１が通過する通路６が存在しており
、この通路から内部のコーティング液が流出するが、こ
の通路は多孔性材料７．８で遮蔽されるため、コーティ
ング液の流出量が最小限に抑制され、従って、少量のコ
ーティング液供給により液面１１を図示位置に保つこと
が可能である。

また、この通路部分で金属材１に接触するのは柔軟な多
孔性材料７．８であり、多孔性材料自体がコーティング
液で濡れた状態となっているので、多孔性材料７゜８を
比較的強く金属材１に押付けて１通路６と金属材１との
間の隙間を無くしても、金属材１への塗布量が少なくな
り過ぎるとか、金属材１に傷がつくということはなく、
コーティングに支障は生じない。なお、液面１１が何等
かのトラブルにより、金属材１の下になり、金属材１が
コーティング液中を走行しなくなっても、多孔性材料７
，８による毛細管現象によりコーティング液を金属材ｌ
に塗布することができ１、コーティング不良が防止され
る。

〔発明の効果〕

以上に説明したように２本発明は金属材等の長尺材料を
、コーティング浴に直線状に通し、且つコーティング液
内を走行させる構成としたので、長尺材料の走行機構が
簡単となり、しかも可撓性の無い材料に対してもコーテ
ィングが可能である。また、この際、コーティング浴の
側壁に形成した長尺材料の通路には多孔性材料を配置し
ているので、コーティング液面を長尺材料よりも高い位
置とした時に内部のコーティング液が流出するのを抑制
し、少量のコーティング液供給により、液面を長尺材料
の走行位置よりも高く保つことが可能となる。更に、万
一、コーティング液の液面が長尺材料の走行位置より下
になっても、多孔性材料が毛細管現象によりコーティン
グ液を吸い上げ、長尺材料へのコーティング液塗布を行
うので、コーティング不良を生じない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例によるコーティング装置の概
略断面図、第２図は第１図のｎ−ｎ矢視断面図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 連続して走行する長尺材料にコーティングを行うコーテ
   ィング装置であって、コーティング液を入れたコーティ
   ング浴を有し、このコーティング浴は前記長尺材料の走
   行方向に対する前後の側壁に、長尺材料の通過する通路
   を有すると共に、この通路を遮蔽する多孔性材料を備え
   ており、長尺材料がコーティング浴を直線状に通過する
   ように構成したことを特徴とするコーティング装置。