JPH066467Y2 - 気密端子 - Google Patents

気密端子

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JPH066467Y2
JPH066467Y2 JP1988035906U JP3590688U JPH066467Y2 JP H066467 Y2 JPH066467 Y2 JP H066467Y2 JP 1988035906 U JP1988035906 U JP 1988035906U JP 3590688 U JP3590688 U JP 3590688U JP H066467 Y2 JPH066467 Y2 JP H066467Y2
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JP
Japan
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outer ring
metal outer
airtight terminal
sealing
glass
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JP1988035906U
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JPH01139368U (ja
Inventor
憲太郎 大井
Original Assignee
関西日本電気株式会社
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、水晶振動子用気密ケース等に使用される気
密端子に関するものである。
従来の技術 水晶振動子等の電子部品を封入するカンケースは、一般
に、気密を保ってリード線を引き出すため、その封止部
に気密端子を使用している。
水晶振動子用の気密端子の一例を第2図に示す。
この気密端子(1)において、(2)はシェル状の金属
外環、(3)(3)はリード線、(4)は封止ガラスで
ある。上記リード線(3)(3)は金属外環(2)の天
板部に穿設された貫通孔(5)(5)から上方に僅かに
突出し、下方に長く延びた状態で、金属外環(2)を上
下に貫通し、金属外環(2)の内部に充填された封止ガ
ラス(4)によって封着・固定されている。
そして、この気密端子(1)に対して、リード線(3)
(3)の上方突出部分(3a)(3a)にスプリング、板バ
ネ等のサポート〔図示せず〕を固定し、このサポートに
て水晶振動子〔図示せず〕を固定した後、有天筒状の金
属キャップ(6)が、その外周に被嵌され、金属外環
(2)のフランジ(2a)に金属キャップ(6)のフラン
ジ(6a)が冷間圧接等されることにより、カンケース
(7)を構成する。
ところで、上記気密端子(1)における封止ガラス
(4)は、金属外環(2)の筒状部内周面にその開口端
からしごき加工して突設した環状突起(8)の位置まで
しか充填されておらない。その理由は、金属外環(2)
のフランジ(2c)に金属キャップ(6)のフランジ(6
a)が冷間圧接等される際に起こる金属外環(2)の筒
状開口端部の変形によりガラスクラックを生じないよう
にするためである。
考案が解決しようとする課題 ところで、上述した気密端子(1)は、金属外環(2)
の筒状部内周面にその開口端からしごき加工して突設し
た環状突起(8)の位置までしか封止ガラス(4)が充
填されていないため、小型化を図ろうとすると、リード
線(3)(3)を封着する封止ガラス(4)の肉厚が薄
くなって、封着強度及び気密性が悪くなると云う問題が
あった。
それ故に、この考案は封着強度及び気密性を悪くさせな
いで小型化を図ることを目的とする。
課題を解決するための手段 この考案は、筒状部の内周面に環状突起を有する金属外
環と、この金属外環に貫通されたリード線とを金属外環
の内部に充填された封止ガラスによって封着・固定して
なる気密端子において、上記封止ガラスを金属外環の開
口端付近まで充填すると共に、金属外環の筒状部内周面
の環状突起と対応して段差を設けて金属外環の筒状開口
端部との間に環状凹部を形成したことにより、上記目的
を達成するようにしたものである。
作用 上記のように、リード線を封着した封止ガラスを金属外
環の開口端付近まで充填させるから、リード線の封着長
さが増加して封着強度及び気密性が向上する。しかも、
金属外環のフランジに金属キャップのフランジが冷間圧
接等される際に、金属外環の筒状開口端部が変形して
も、環状凹部により変形を逃がすことができる。
実施例 この考案の一実施例について、以下説明する。第1図に
示す気密端子(9)において、(10)はコバール(Fe:
55%、Ni:28%、Co:17%)または銅クラッドコバール
よりなるシェル状の金属外環(11)(11)はコバール製
のリード線、(12)は封止ガラスである。
金属外環(10)は、その天板部にリード線(11)(11)
を突出させるための貫通孔(13)(13)を有すると共
に、筒状部の内周面にその開口端からしごき加工して突
設した環状突起(14)を有している。リード線(11)
(11)は、金属外環(10)の天板部の貫通孔(13)(1
3)から上方に僅かに突出し、下方に長く延びた状態
で、金属外環(10)を上下に貫通し、金属外環(10)の
内部に充填されたホウケイ酸ガラスよりなる封止ガラス
(12)によって封着・固定されている。封止ガラス(1
2)は、金属外環(10)の開口端付近まで充填され、そ
の周壁に金属外環(10)の筒状部内周面の環状突起(1
4)と対向して段差(12a)を設けた金属外環(10)の
筒状開口端部との間に環状凹部(15)を形成している。
この気密端子(9)は、リード線(11)(11)を封着し
た封止ガラス(12)が金属外環(10)の開口端付近まで
充填されているから、リード線(11)(11)の封着長さ
が増加して封着強度及び気密性が従来のものより向上し
ている。
この場合、封止ガラス(12)をリード線(13)(13)の
周囲のみに厚肉状に形成するものに比較して、リード線
(13)(13)の折り曲げ試験等に於ける封止ガラス(1
2)のクラック発生が少なくなる利点がある。
また、上記気密端子(9)は、金属外環(10)のフラン
ジ(10a)に金属キャップ(16)のフランジ(16a)が
冷間圧接等される際に、金属外環(10)の筒状開口端部
が変形しても、環状凹部(14)により変形を逃がすこと
ができて、封止ガラス(12)に応力が波及せずクラック
が生じない。
尚、第1図に示す実施例は、水晶振動子用の気密端子に
ついてのものであったが、この考案はトランジスタ等の
他の電子部品用の気密端子にも実施できる。
考案の効果 この考案によれば、リード線を封着した封止ガラスが金
属外環の開口端付近まで充填されているから、リード線
の封着長さが増加して封着強度及び気密性を向上するこ
とができる。従って、封着強度及び気密性を悪くさせな
いで小型の気密端子を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の気密端子を示す要部断面
図、第2図は従来例の気密端子を示す要部断面図であ
る。 (9)……気密端子、(10)……金属外環、 (11)(11)……リード線、(12)……封止ガラス、 (14)……環状突起、(15)……環状凹部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状部の内方に環状突起と外方にフランジ
    とを有する金属外環にリード線を貫通させ、封着ガラス
    によって封着した気密端子において、上記封着ガラスを
    金属外環のフランジに対応する開口端付近まで充填し且
    つこのガラス周辺部に前記環状突起に対応する段差によ
    る環状凹部を形成し、前記リード線の封着長を増大させ
    たことを特徴とする気密端子。
JP1988035906U 1988-03-17 1988-03-17 気密端子 Expired - Lifetime JPH066467Y2 (ja)

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JP1988035906U JPH066467Y2 (ja) 1988-03-17 1988-03-17 気密端子

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JP1988035906U JPH066467Y2 (ja) 1988-03-17 1988-03-17 気密端子

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Publication Number Publication Date
JPH01139368U JPH01139368U (ja) 1989-09-22
JPH066467Y2 true JPH066467Y2 (ja) 1994-02-16

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ID=31262535

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JP1988035906U Expired - Lifetime JPH066467Y2 (ja) 1988-03-17 1988-03-17 気密端子

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS567268B2 (ja) * 1973-09-07 1981-02-17

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JPH01139368U (ja) 1989-09-22

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