JPH0664409B2 - クリ−ニング装置 - Google Patents

クリ−ニング装置

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JPH0664409B2
JPH0664409B2 JP60202538A JP20253885A JPH0664409B2 JP H0664409 B2 JPH0664409 B2 JP H0664409B2 JP 60202538 A JP60202538 A JP 60202538A JP 20253885 A JP20253885 A JP 20253885A JP H0664409 B2 JPH0664409 B2 JP H0664409B2
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明彦 田村
正彦 板谷
尚史 庄司
宏史 夫馬
しのぶ 相馬
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Konica Minolta Inc
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、電子写真複写機等の画像形成装置において、
像形成体をクリーニングするクリーニング装置に関す
る。
(発明の背景) 画像形成装置において、像形成体を複数回回転する間に
複数回現像を行い、1原稿画像を転写材に形成するよう
にしたものが近年検討されているが、種々の問題点があ
る。
例えば、カラー画像形成装置であるカラー複写機におい
て説明する。従来一般に採用されているカラー複写機
は、像形成体であるドラム状あるいはベルト状の感光体
が1回転する毎に第11A図に示すように潜像形成,現
像,転写の各工程を繰り返し行うことによつて、原稿に
対応した多色の原稿画像(以下多色像と称する)を記録
紙,中間転写体等の転写材上に形成するようにしたもの
である。前記多色像は、感光体が1回転する毎に単色の
カラートナーによつて形成される単色トナー像を順次転
写材上において合成することによつて形成されるため、
各単色トナー像を転写ずれを生じることなく転写するこ
とが困難であつて、合成される多色像は色ずれを生じ易
いという問題点がある。また、転写材を感光体の回転と
同期して転写位置に複数回繰り返して搬送する必要があ
ることから、転写材が搬送する装置が複雑であるという
問題点がある。
前記問題点を解消するために、感光体上に原稿に対応し
た多色トナー像を合成し、該多色トナー像を一回の転写
によつて転写材上に転写して所定の多色像を形成するよ
うにしたカラー複写機等の画像形成装置が開発されつつ
ある。例えば、第11B図に示すように感光体が複数回回
転する間に、潜像形成と単色のカラートナーによる単色
トナー像の現像とを複数回繰り返して原稿に対応した多
色トナー像を感光体上に合成した後、前記多色トナー像
を1回の転写によつて転写材上に転写して所定の多色像
を形成するようにしたカラー複写機,あるいは第11C
図に示すように感光体が複数回回転する間に、潜像形成
を1回行つた後、感光体が1回転する毎に順次異つた単
色のカラートナーにより単色トナー像の現像を行つて原
稿に対応した多色トナー像を合成し、前記多色トナー像
を1回の転写によつて転写材上に転写して所定の多色像
を形成するようにしたカラー複写機等である。前記各カ
ラー複写機は、感光体上において原稿に対応した多色ト
ナー像が形成され、1回の転写によつて前記多色トナー
像が転写材上に転写されて多色像を形成するものである
ため、前記多色像は色ずれを生じることがなく良好に形
成され、また転写材を搬送する装置は従来のものに比較
して遥かに簡単なものである。しかしながら、転写後の
感光体には転写に利用されなかつたトナー(以下残留ト
ナーと称する)が付着しており、次の画像形成時までに
は前記残留トナーを除去する必要があるが、そのための
適切なクリーニング装置が開発されていない。例えば、
従来の画像形成装置において適用されている像形成体の
クリーニング装置は、ブレード,ブラシ,磁気ブラシ等
のクリーニング部材を像形成体に常時接触するように設
けたものであつて、像形成体を常時良好にクリーニング
することができるものであるが、前記カラー画像形成装
置に適用する際には感光体が1回転する毎に現像される
単色トナー像が転写されることなくクリーニング装置と
対向する位置を通過するため、各単色トナー像はクリー
ニング部材と接触して像が乱されることになり、良好な
多色像を形成することができないという問題点がある。
以上のように実用化されているカラー画像形成装置は、
転写材の搬送装置が複雑でありしかも形成される原稿画
像が転写ずれを生じて不鮮明な画像であるという問題点
があり、また前記問題点を解消し得るカラー画像形成装
置は、像形成体に付着した残留トナーを除去し像形成体
を良好にクリーニングすることのできるクリーニング装
置が開発されていないことが1つの原因として実用化は
することができないという問題点があつた。
(発明の目的) 本発明は前記従来の事情に鑑みて開発されたものであ
り、その目的は、像形成体が複数回回転する間に、複数
のトナー像を順次現像することによつてトナー像を像形
成体上に合成した後に、前記合成したトナー像を転写材
に転写して原稿画像を形成する画像形成装置に適用し得
る像形成体をクリーニングするクリーニング装置,すな
わち前記画像形成装置の画像形成機能を損じることな
く、しかも残留トナーを除去して像形成体を良好にクリ
ーニングし得るクリーニング装置を提供することにあ
る。
(発明の構成) 本発明は前記目的を達成すべく完成されたものであつ
て、その構成は、像形成体が複数回回転する間に、複数
のトナー像を順次現像することによつてトナー像を像形
成体上に合成した後に、前記合成したトナー像を転写材
に転写して原稿画像を形成する画像形成装置において、
像形成体に対して作動および作動解除するように設けら
れたクリーニング手段を具備し、かつ第1番目に現像さ
れるトナー像の先端が前記クリーニング手段との対向位
置に到達した後から最後に現像されるトナー像の1つ前
に現像されるトナー像の後端が前記対向位置に到達する
までの間において前記クリーニング手段が像形成体に対
して作動解除するように制御されていることを特徴とす
るクリーニング装、である。
(実施例) 本発明の実施例を図に基いて詳細に説明する。
第1図は本発明の実施例を説明するためのカラー複写機
を概略的に示す説明図である。第1図において、1は像
形成体であるドラム状の感光体,2はスコロトロン放電
極からなる帯電器である。3はブルー,レツド,ブラツ
クの三色の現像を行うことができるカラー現像装置で、
Aはブルー現像器,Bはレツド現像器,Cはブラツク現
像器である。4はコロトロン放電極からなる転写器,5
はACコロン放電極からなる分離器,6は定着ローラか
らなる定着器である。7は除電極,除電ランプ等からな
る第1除電装置で、クリーニング作動時にオン作動され
て転写後の感光体1および残留トナーを除電するもので
ある。8は感光体1をクリーニングするクリーニング装
置で、ブレード81と、感光体1の回転方向における前
記ブレード81よりも上流側に配置され、かつ回転自在
に支持されたウレタン系,クロロプレン系等のスポンジ
状ローラからなるトナー受け部材82とからなる第1ク
リーニング部材83を有するものである。なお、ブレー
ド81およびトナー受け部材82は、第5図および第6
図において後述するように感光体1に対して接触作動
(作動)および接触解除作動(作動解除)されるように
設けられている。また、トナー受け部材はスポンジ状ロ
ーラに付着したトナーをかき落すスクレーパー等を有す
るものであることが好ましい。9は除電極,除電ランプ
等からなる第2除電装置で、現像後にオン作動されて転
写前の感光体1およびトナー像を形成しているトナーを
除電するものである。10は転写材である記録紙Paを
収納する給紙カセツト,11は記録紙Paを給紙カセツ
ト10から送り出す給紙ローラ,12は給紙ローラ11
によつて送り出された記録紙Paを感光体1に形成され
たトナー像と同期して転写器4に給紙するレジストロー
ラである。Lは感光体1を照射して原稿14に対応した
潜像を形成する像露光であつて、像露光ランプ15によ
つて光走査された原稿14からの投影光を各光走査毎に
ブルー,レツド,ブラツクの順に交換される色別フイル
ター16,反射鏡17およびレンズ18を介して撮像素
子19に導入し、該撮像素子19で光電変換することに
よつて原稿14の光学情報を読み取つた後に、該光学情
報を演算処理する画像処理部20および該画像処理部2
0からの画像データを格納する記憶部21を介して作動
されるレーザー光学系13によつて発生されるものであ
る。
第2A図および第2B図は第1図の要部であるクリーニ
ング装置8の作動状態を説明する図で、第2A図はブレ
ード81およびトナー受け部材82が感光体1に接触され
ている状態を示し、第2B図は同じく接触解除されてい
る状態を示す。
第5図は第1図のカラー複写機の作動状態の1例を説明
するタイムチヤートで、感光体1が像露光Lされる位置
を通過する時点を基準とする感光体1の回転数を基準時
間軸として表わした主要部の作動状態を示し、ブルー,
レツドおよびブラツクの三原色により原稿画像を2画像
連続して形成する場合を示す。
第6図は、第5図に示すタイムチヤートに従つて作動さ
れる各部材の作動状態を、第1クリーニング部材83の
ブレード81と対向する位置に到達した感光体1の部分
が各部材の対向する位置に到達する時点におけるものと
して表わしたタイムチヤートであつて、感光体1に形成
された各トナー像が第1クリーニング部材83のブレー
ド81と対向する位置を通過する感光体1の通過回転数
を基準時間軸として表わしたものである。
第5図および第6図において、感光体1は、スタート指
令後2原稿画像の形成を終了して停止されるまでに3回
転の予備回転が行われ、各原稿画像を形成するための各
3回転を合わせて9回転定速で回転するように制御され
る。予備回転は、画像形成過程の前後および第1原稿画
像の形成過程と第2原稿画像の形成過程の中間に各1回
づつ行うよう制御されるが、第8図に示すように2原稿
画像の形成過程の前後のみに行うよう制御されるように
してもよく、また各原稿画像の形成過程の前後あるいは
一方において行うように制御されてもよい。帯電器2
は、感光体1が予備回転を終了する時間よりも早い時
間、すなわち感光体1が帯電器2の位置から像露光Lの
位置に到達する所要時間に相当する時間分早い時間、に
作動を開始し、2原稿画像に相当する分の露光を行つた
後停止するように制御される。像露光Lは感光体1が1
回転する毎に原稿14のブルー部分,レツド部分,ブラ
ツク部分からの投影光を前記順番に従つて感光体1に照
射し、原稿14の前記各部分に対応した潜像を形成する
ように制御される。a1、b1,c1は第1原稿画像の形
成過程における原稿のブルー部分,レツド部分,ブラツ
ク部分の夫々に対応した潜像である。a2,b2,c2
同じく第2原稿画像の形成過程における潜像である。現
像装置3は、各原稿画像の形成過程において感光体1が
1回転する毎にブルー現像器A,レツド現像器B,ブラ
ツク現像器Cが順番に作動され、ブルー潜像a1,a2
レツド潜像b1,b2,ブラツク潜像c1,c2を順次現像
してブルートナー像A1,A2,レツドトナー像B1
2,ブラツクトナー像C1,C2を順次形成し、三色ト
ナー像を合成するように制御されている。なお、各現像
器A,B,Cは、像露光Lが開始した後、感光体1が像
露光Lが行われる位置から各現像器の作動位置に到達す
る所要時間後に作動開始、潜像の長さに相当する時間を
経過した後に停止するように制御されている。転写器4
は、ブラツク現像器Cが作動を開始して後、感光体1が
ブラツク現像器Cの位置から転写器4の位置に到達する
直前に作動を開始し、ブラツクトナー像C1,C2が形成
された像の形成位置の後端が転写器4の位置を通過した
後に作動を停止するように制御されている。すなわち、
ブラツクトナー像C1,C2が形成されて三色トナー像が
合成され始めた後、該三色トナー像の先端が転写器4の
位置に到達する時に転写器4は作動を開始し、前記三色
トナー像(が形成された感光体上の位置)の後端が転写
器4の位置を通過した後に作動を停止するように制御さ
れている。なお、転写器4の作動開始時期は、レツドト
ナー像1,B2の後端が転写器4の位置を通過した後、合
成された三色トナー像の先端が転写器4の位置に到達す
るまでの間であればいずれの時点であつてもよい。転写
器4の作動停止時期は、三色トナー像(が形成された感
光体上の位置)の後端が通過した後、第1原稿画像の形
成過程においては、次の原稿画像の形成過程におけるブ
ルートナー像A2の先端が転写器4の位置に到達するま
での間、あるいは第2原稿画像の形成過程においては、
第2原稿画像の形成過程を終了し、感光体1が停止され
るまでの間、であればいずれの時点であつてもよいが、
夫々三色トナー像の後端が通過した直後であることが好
ましい。
感光体上のトナー像がクリーニングブレードを通過(対
向)するタイミングを示した。第6図,第7図,第9
図,第10図に特に示したように、ブレード81とトナ
ー受け部材82は、ブルートナー像の先端がトナー受け
部材82に対向する位置にくる直前に作動解除される。
接触作動が行われる時刻はレツドトナー像も形成された
トナー像の後端がブレード81に対向する位置を通過し
た直後から、ブラツクトナー像も形成された後(転写後
の残留トナー像)の先端がブレード81が対向する位置
にくる直前までの時間のいずれの時刻であつてもよい。
また前記接触動作が行われ接触作動しているクリーニン
グブレード81及びトナー受け部材82を解除する時刻
は前記残留トナー像の後端が通過した直後から次の画像
の形成のためのブルートナー像の先端がトナー受け部材
82に対向する直前までの時間のいずれの時刻であつて
もよい。
尚、上記では、ブレード81とトナー受け部材82はほ
ぼ同時刻に作動,作動解除する例を示したがこれに限る
ことなく要は、第1のトナー像の先端がブレード81を
通過する直前から最後に形成されるトナー像の1つ前の
トナー像の後端が通過してしまうまでの間ではブレード
81は接触せずまたトナー受け部材82も同様に第1の
トナー像の先端がトナー受け部材82を通過する直前か
ら最後に形成されるトナー像の1つ前のトナー像の後端
が通過してしまうまでの間ではトナー受け部材82が接
触しなければよいのである。
第1図に示すカラー複写機は、以上の各図に示すように
構成されており、第5図および第6図に示すタイムチヤ
ートに従つて、感光体1が1回転する毎にブルートナー
像(A1,A2),レツドトナー像(B1,B2),ブラツ
クトナー像(C1,C2)を順次現像して感光体1上に原
稿14に対応した三色トナー像を合成した後、該三色ト
ナー像を記録紙Paに転写して三色の原稿画像を形成
し、転写後に第1クリーニング部材83を感光体1に接
触することによつて感光体1に付着した残留トナーを除
去し、感光体1をクリーニングするようにしたものであ
る。以下において、前記原稿画像の形成作動および感光
体1のクリーニング作動について説明する。
図示しない複写開始スイツチをオン作動しスタート指令
が出されると、感光体1が回転を開始する。感光体1の
1回転目は予備回転であつて、当初から接触されている
第1クリーニング部材83によつてクリーニングされ
る。感光体1が予備回転を終了する直前に帯電器2が作
動を開始し、クリーニングされた感光体1を連続して均
一に帯電する。感光体1が予備回転を終了して2回転目
に入る時に、帯電された部分の先端が像露光Lされる位
置に到達しており、原稿14からの投影光がレーザー光
学系13を介して像露光Lとして感光体1に照射され
る。前記像露光Lは、投影光が原稿14のブルー色に対
応して制御された色別フイルター16を介して撮像素子
19に導入されたものであり、原稿14のブルー部分に
対応した像露光として感光体1を照射し、ブルー潜像a
1を形成する。ブルー潜像a1の先端がブルー現像器Aの
作動位置に到達した時にブルー現像器Aが作動を開始
し、ブルー潜像a1が現像されてブルートナー像A1が形
成される。ブルートナー像A1の先端が第2除電装置9
の作動位置に到達した時に第2除電装置9が作動を開始
し、ブルートナー像A1を含めて感光体1は除電され
る。ブルートナー像A1は、非作動状態に制御された転
写器4の作動位置を通過した後、その先端が第1クリー
ニング部材83のブレード81と対向する位置に到達す
る直前、すなわちトナー受け部材82と対向する位置に
到達した時に、第1クリーニング部材83が接触解除さ
れるため、第1クリーニング部材83に摺擦されて像が
乱されることなく第1クリーニング部材と対向する位置
を通過する。感光体1は、常時連続して帯電されている
が、ブルートナー像A1が第1クリーニング部材83と
対向する位置を通過した後、ルブートナー像A1を含め
て帯電され、ブルートナー像A1の先端が像露光Lされ
る位置に到達して3回転目に入る。感光体1が3回転目
に入ると、原稿14のレツド部分に対応した像露光Lが
照射され、ブルートナーA1の画像領域と一致してレツ
ド潜像bが形成される。レツド潜像b1は、前記ブルー
潜像a1の場合と同様にしてレツド現像器B1によつて現
像され、レツドトナー像B1に形成される。その際、先
に形成されたブルートナー像A1にレツドトナー像B1
合成され、感光体1上にはブルーとレツドの二色トナー
像が形成されることになる。転写器4は非作動状態に制
御されており、第1クリーニング部材83は接触解除さ
れた状態であるため、前記二色トナー像は転写器4,第
1クリーニング部材83と対向する位置を順次通過し、
前記ブルートナー像A1の場合と同様に帯電器によつて
帯電され、前記二色トナー像の先端が像露光Lされる位
置に到達して感光体1は4回転目に入る。感光体1が4
回転目に入ると、原稿のブラツク部分に対応した像露光
Lが照射され前記二色トナー像の画像領域と一致してブ
ラツク潜像C1が形成される。ブラツク潜像C1は、ブラ
ツク現像器Cによつて現像され、ブラツクトナー像C1
に形成される。その際、先に形成されたブルーとレツド
の二色トナー像にブラツクトナー像C1が合成され、感
光体1上にはブルー,レツドおよびブラツクの三色トナ
ー像が形成されることになる。該三色トナー像は第2除
電装置9によつて転写前に除電された後、転写器4と対
向する位置に移動される。転写器4は三色トナー像の先
端が前記対向する位置に到達した時に作動開始され、ま
た記録紙Paが三色トナー像と同期してレジストローラ
12によつて給紙されているため、三色トナー像は記録
紙Paに転写される。三色トナー像が転写されて多色の
原稿画像が形成された記録紙Paは、分離器5によつて
感光体1から分離された後、定着器6に給紙されて定着
される。一方、記録紙Paが分離された後の感光体1は
さらに回転し、第1除電装置7によつて除電された後ク
リーニング装置8によつてクリーニングされる。クリー
ニング装置8の第1クリーニング部材83は転写後の三
色トナー像の先端がブレード81と対向する位置に到達
した時に感光体1に接触されるが、第1クリーニング部
材83よりも感光体1の回転方向の上流側に設けられた
第1除電装置7が早く作動を開始し、感光体1および転
写後の三色トナー像を除電し、しかる後転写後の三色ト
ナー像を形成する残留トナーをブレード81によつてか
き落と感光体1をクリーニングする。かき落されたトナ
ーは、感光体1に接触して従動回転されているスポンジ
状ローラからなるトナー受け部材82に付着して回収さ
れる。第1クリーニング部材83は、感光体1は4回転
目を終了した後に1回転分の予備回転を行い6回転目に
入つて第2原稿画像の形成過程における最初のトナー像
であるブルートナー像A2の先端がブレード81と対向
する位置に到達する直前、すなわち前記ブルートナー像
2の先端がトナー受け部材82と対向する位置に到達
する時、まで感光体1に接触されているため、感光体1
を少くとも1周分以上摺擦することになり、残留トナー
を全てかき落すことができる。以上のように第1原稿画
像は形成され、感光体1がクリーニングされるが、第2
原稿画像も同様に形成されるとともに、感光体1は同様
にクリーニングされる。すなわち、感光体1が7回転目
に入りレツドトナー像B2が形成され、8回転目に入つ
てブラツクトナー像C2が形成されて原稿14に対応し
た三色トナー像が合成される。前記三色トナー像は、転
写されて記録紙Paに第2原稿画像が形成される。二色
目のレツドトナーの後端が第1クリーニング部材83の
ブレード81と対向する位置に到達すると第1クリーニ
ング部材83が感光体1に接触され、感光体上に付着し
た残留トナーがブレード81によつてかき落される。感
光体1は9回転目に入り1回転分の予備回転を終了して
停止されるが、その間第1クリーニング部材83は感光体
1に接触されているため、感光体1は少くとも1周分以
上第1クリーニング部材83に摺擦されることになり、
全ての残留トナーはかき落される。
以上のように第1図に示すカラー複写機は、第5図およ
び第6図に示すタイムチヤートに従つて作動するように
制御されており、感光体1上において原稿に対応した三
色トナー像を合成し、1回の転写により記録紙Pa上に
転写することによつて三色の原稿画像が形成されるた
め、前記原稿画像は色ずれのない鮮明な画像として形成
され、また複雑な転写材の搬送装置を必要としないもの
である。さらに、適用されたクリーニング装置は、原稿
に対応した三色トナー像が合成され、該三色トナー像が
転写されるまで第1クリーニング部材が感光体に接触解
除されているため、画像形成過程における各カラートナ
ー像の像を乱すことがなく、しかも転写後に感光体に付
着している残留トナーを除去することができるものであ
る。
第1図に示すカラー複写機において、クリーニング装置
は前記のように本発明の目的を達成し得るものである
が、第1クリーニング部材83を接触解除する際に、ブ
レード81のエツジ部と感光体1との間にトナーがたま
つていたり、あるいはブレード81によつてかき落され
たトナーがブレード81とトナー受け部材82との間の
感光体1の部分に付着している場合がしばしばあり、こ
れらのトナーがブレード81を通過してクリーニングが
充分行われない場合がある。そのため、前記ブレードを
通過するトナーを除去すべく、ブレード81よりも感光
体1の回転方向の下流側に第3A図,第3B図に示すよ
うに第2クリーニング部材84を設けることが好まし
い。第3A図および第3B図、第2A図および第2B図
に対応したクリーニング装置の作動状態を示す図、第7
図は第6図に対応したクリーニング装置の作動状態の1
例を示すタイムチヤートである。各図において第2A
図,第2B図および第6図と同一の符号は、同一の機能
部材を示す。第3A図および第3B図において、84は
第2クリーニング部材で、感光体1の回転方向における
第1クリーニング部材83のブレード81よりも下流側に
配置され、感光体1と逆方向に回転駆動されるウレタン
系,クロロブレン系等のスポンジ状ローラからなるもの
である。85は第2クリーニング部材84に付着したト
ナーをかき落すスクレーパー,86はスクレーパー85
でかき落されたトナーを案内するトナー案内部材であ
る。第2クリーニング部材84は、第7図に示すように
第1クリーニング部材83と関連して作動され、第1ク
リーニング部材83が接触解除された時にブレード81
と対向する位置に到達する部分が第2クリーニング部材
84と対向する位置に到達する直前に接触され、同じく
トナー受け部材82と対向する位置に到達した部分が通
過した後に接触解除されるように制御されている。第2
クリーニング部材84は前記のように構成されているた
め、前記のように第1クリーニング部材83が接触解除
された際、ブレード81のエツジ部と感光体1との間に
たまつているトナーあるいはブレード81とトナー受部
材82との間の感光体1の部分に付着しているトナーが
ブレード81を通過したとしても、第2クリーニング部
材84によつて除去することができるため、感光体1を
充分にクリーニングすることができる。また、第2クリ
ーニング部材84は、第1クリーニング部材83と関連
して接触および接触解除を行い得るように制御されてお
り、各原稿画像を形成する過程において転写前のトナー
像が第2クリーニング部材84と対向する位置を通過す
る時には接触解除された状態に維持されているため、前
記トナー像を乱すことがなく感光体1をクリーニングす
ることができる。なお、スクレーパー85,トナー案内
部材86は、マイラー,リン青銅板等の弾性部材である
ことが好ましい。第2クリーニング部材84は、スクレ
ーパーを有するフアーブラシ,磁気ブラシ等であつても
よい。また、感光体1に接触されることなく残留トナー
を除去し得る手段、例えば残留トナーを吸引力によつて
吸引する手段を有するもの、であつてもよく、感光体1
の回転状態に応じて吸引作動および吸引停止作動を行う
ことによつて前記と同様に感光体1をクリーニングする
ことができる。
第1図に示すカラー複写機において、第1クリーニング
部材83のトナー受け部材82はスポンジ状ローラであつ
て、感光体1を傷付けることなくブレード81によつて
かき落されたトナーを回収することができるものである
が、常時感光体1に非接触状態に配置されたシート状の
トナー受け部材であつてもよい。第1クリーニング部材
は、第4A図および第4B図に示すようにスクレーパー
87を有するフアーブラシ81′等のブラシ、磁気ブラ
シ等であつてもよく、これらを用いる際にはトナー受け
部材を省略してもよい。像露光Lを発生する手段は、ス
リツト露光光学系によるものであつてもよい。感光体1
に形成された三色トナー像を記録紙に直接転写するよう
にしているが、中間転写材を用いて間接的に転写するよ
うにしてもよい。画像形成プロセスは、第5図および第
6図に示すタイムチヤートに従つて第11B図に示すよ
うに潜像形成と現像とを繰り返して感光体1上において
三色トナー像を合成した後、該三色トナー像を転写材に
転写するように制御されているが、第11C図に示すよう
に潜像形成を1回行い、以後感光体1が1回転する毎に
異つたカラートナーで現像して前記と同様に感光体1上
において三色トナー像を合成した後、該三色トナー像を
転写材に転写するように制御されていてもよい。
第1図に示すカラー複写機は、2原稿画像を連続して形
成する場合に、第8図に示すように各原稿画像の形成過
程の中間に感光体1を予備回転させることなく連続して
画像形成するように制御されていてもよい旨前述した
が、その際のクリーニング装置の作動状態を第8図乃至
第10図に基いて説明する。第8図,第9図および第1
0図は、夫々第5図,第6図および第7図に対応する図
で、同一の符号は同一の機能部材を示す。第1原稿画像
が形成された後に感光体1に付着された残留トナーは、
第1クリーニング部材83およびまたは第2クリーニン
グ部材84を感光体1に接触することによつて除去され
るが、その作動は次の通りである。第1クリーニング部
材83およびまたは第2クリーニング部材84は、夫々
と対向する位置を、第1原稿画像に対応したレツドトナ
ー像B1の後端が通過した直後から第2原稿画像に対応
したブルートナー像A2の先端が到達する直前までの間
接触されるよう制御されている。すなわち、各クリーニ
ング部材83,84は、第1原稿画像に対応したレツド
トナー像B1の後端が通過した直後から第1原稿画像に
対応した転写後の三色トナー像の先端が到達する直前ま
での間に接触され、前記三色トナー像の後端が通過した
直後から第2原稿画像に対応したブルートナー像A2
先端が到達する直前に接触解除されるように制御されて
いる。したがつて、前記残留トナーは第1クリーニング
部材83によつてかき落され、第1クリーニング部材8
3が接触解除された後に前記かき落されたトナーでなお
感光体1に付着しているものは第2クリーニング部材8
4で除去される。なお、各クリーニング部材84が感光
体から接触解除される時の部分を感光体1の非画像部と
すればその部分にわずかにトナーが付着していたとして
も、以後の画像形成には格別大きな支障を生じることが
ない。なお、クリーニング手段としてブレード等の接触
動作を行なつてクリーニングするものについて述べた
が、本発明はこれに限ることなく、磁気等の吸引による
非接触でクリーニングを行うものにも適用できる。
以上のように本発明の実施例を三色原稿画像を形成する
カラー複写機において説明したが、二色以上あるいは単
色であつても像形成体を複数回回転する間に複数回現像
を行い得る画像形成装置においても、前記クリーニング
装置を適用し得ることは勿論のことである。
(発明の効果) 本発明のクリーニング装置は、実施例においても説明し
ているように、原稿に対応したトナー像が合成されて前
記トナー像が転写されるまで像形成体に対して作動解除
されるように制御されることによつて画像形成過程にお
ける各トナー像の像を乱すことがなく、しかも転写後に
像形成体に付着している残留トナーを除去することがで
きるため、像形成体が複数回回転する間に、複数のトナ
ー像を順次現像することによつて原稿に対応したトナー
像を像形成体上に合成した後に、前記原稿に対応したト
ナー像を転写材に転写して原稿画像を形成する画像形成
装置に適用することができるものである。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の実施例を説明するためのカラー複写機
の説明図,第2A図および第2B図は第1図の要部の作
動を説明する図,第3A図および第3B図は第2A図お
よび第2B図に夫々対応した他の例を説明する図,第4
A図および第4B図は同じく他の例を説明する図,第5
図は第1図に示すカラー複写機の作動状態を説明するタ
イムチヤート,第6図は第5図の要部を別の基準時間軸
で表わしたタイムチヤート,第7図は第3A図および第
3B図に示すクリーニング装置を用いる際の第6図に対
応したタイムチヤート,第8図乃至第10図は第1図に
示すカラー複写機の別の作動状態を説明する第5図乃至
第7図に対応したタイムチヤート,第11A図乃至第1
1C図は従来のカラー複写機の画像形成プロセスを説明
するフローチヤート図である。 1…感光体,2…帯電器, 3…現像装置,4…転写器, 8…クリーニング装置,81…ブレード, 82…トナー受け部材, 83…第1クリーニング部材, a1,a2…ブルー潜像,b1,b2…レツド潜像, c1,c2…ブラツク潜像, A1,A2…ブルートナー像, B1,B2…レツドトナー像, C1,C2…ブラツクトナー像。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 相馬 しのぶ 東京都八王子市石川町2970番地 小西六写 真工業株式会社内 審査官 平井 聡子

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像形成体が複数回回転する間に、複数のト
    ナー像を順次現像することによつてトナー像を像形成体
    上に合成した後に、前記合成したトナー像を転写材に転
    写して原稿画像を形成する画像形成装置において、像形
    成体に対して作動および作動解除するように設けられた
    クリーニング手段を具備し、かつ第1番目に現像される
    トナー像の先端が前記クリーニング手段との対向位置に
    到達した後から最後に現像されるトナー像の1つ前に現
    像されるトナー像の後端が前記対向位置に到達するまで
    の間において前記クリーニング手段が像形成体に対して
    作動解除するように制御されていることを特徴とするク
    リーニング装置。
  2. 【請求項2】前記クリーニング手段はブレードからなる
    ものである特許請求の範囲第1項に記載のクリーニング
    装置。
  3. 【請求項3】前記クリーニング手段はブラシからなるも
    のである特許請求の範囲第1項に記載のクリーニング装
    置。
  4. 【請求項4】前記クリーニング手段は磁気ブラシからな
    るものである特許請求の範囲第1項に記載のクリーニン
    グ装置。
  5. 【請求項5】前記クリーニング手段は、ブレードと、像
    形成体の回転方向における前記ブレードよりも上流側に
    配置されたトナー受け部材とからなるものである特許請
    求の範囲第1項に記載のクリーニング装置。
  6. 【請求項6】前記トナー受け部材は、ローラ形状であ
    り、かつ前記ブレードの作動および作動解除と関連して
    像形成体に対して作動および作動解除されるように設け
    られたものである特許請求の範囲第5項に記載のクリー
    ニング装置。
  7. 【請求項7】前記画像形成装置はカラーの原稿画像を形
    成するカラー画像形成装置である特許請求の範囲第1項
    乃至第6項に記載のクリーニング装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5979276A (ja) * 1982-10-29 1984-05-08 Olympus Optical Co Ltd トナ−クリ−ニング装置
JPS59121348A (ja) * 1982-12-28 1984-07-13 Toshiba Corp 電子写真法
JPS6076766A (ja) * 1983-10-04 1985-05-01 Konishiroku Photo Ind Co Ltd カラー画像形成装置

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