JPH0664398A - 転写物 - Google Patents
転写物Info
- Publication number
- JPH0664398A JPH0664398A JP24730292A JP24730292A JPH0664398A JP H0664398 A JPH0664398 A JP H0664398A JP 24730292 A JP24730292 A JP 24730292A JP 24730292 A JP24730292 A JP 24730292A JP H0664398 A JPH0664398 A JP H0664398A
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- Japan
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- film
- layer
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- coating
- coating film
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 塩化ゴム系塗料又はアルキド樹脂系塗料で形
成された塗膜を基材とし、このものに、粘着剤層、着色
塗膜層、必要に応じてクリヤー塗膜層及び離型性フィル
ム層を順次積層してなる転写フィルムを、該基材と転写
フィルムの粘着剤層とが重なるように貼着し、次いで転
写フィルムの離型性フィルム層を剥離して得られる転写
物。 【効果】 外観に優れる。
成された塗膜を基材とし、このものに、粘着剤層、着色
塗膜層、必要に応じてクリヤー塗膜層及び離型性フィル
ム層を順次積層してなる転写フィルムを、該基材と転写
フィルムの粘着剤層とが重なるように貼着し、次いで転
写フィルムの離型性フィルム層を剥離して得られる転写
物。 【効果】 外観に優れる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、転写物に関するもので
ある。
ある。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来、鋼構造物や船舶など
に、直接もしくはジンクリッチプライマーなどの下塗り
塗料を塗装したものに防食又は美粧用として、通常、塩
化ゴム系塗料又はアルキド樹脂系塗料が塗装されてい
る。
に、直接もしくはジンクリッチプライマーなどの下塗り
塗料を塗装したものに防食又は美粧用として、通常、塩
化ゴム系塗料又はアルキド樹脂系塗料が塗装されてい
る。
【0003】上記した塗料を上塗り塗膜として用いる場
合には問題はないが、更に該塗膜の上に、耐候性などを
向上させるのにウレタン樹脂系塗料やフッ素系樹脂を上
塗り塗装した場合には、形成されたこれらの塗膜がチヂ
ミやリフテングなどの塗膜欠陥を生じるといった問題が
あった。更に、これらの上塗り塗料は一般に溶剤を含む
ために安全・衛生の面から問題があり、また、塗装膜厚
を均一にすること、塗装に手間がかかるといった問題点
も残されていた。
合には問題はないが、更に該塗膜の上に、耐候性などを
向上させるのにウレタン樹脂系塗料やフッ素系樹脂を上
塗り塗装した場合には、形成されたこれらの塗膜がチヂ
ミやリフテングなどの塗膜欠陥を生じるといった問題が
あった。更に、これらの上塗り塗料は一般に溶剤を含む
ために安全・衛生の面から問題があり、また、塗装膜厚
を均一にすること、塗装に手間がかかるといった問題点
も残されていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記した欠
点を解消するために鋭意研究を重ねた。その結果、塩化
ゴム系塗料又はアルキド樹脂系塗料で形成された塗膜を
基材とし、このものに、粘着剤層、着色塗膜層、必要に
応じてクリヤー塗膜層及び離型性フィルム層を順次積層
してなる転写フィルムを、該基材と転写フィルムの粘着
剤層とが重なるように貼着し、次いで転写フィルムの離
型性フィルム層を剥離して得られる転写物が、上記した
欠点がないものであることを見い出し、本発明を完成す
るに至った。
点を解消するために鋭意研究を重ねた。その結果、塩化
ゴム系塗料又はアルキド樹脂系塗料で形成された塗膜を
基材とし、このものに、粘着剤層、着色塗膜層、必要に
応じてクリヤー塗膜層及び離型性フィルム層を順次積層
してなる転写フィルムを、該基材と転写フィルムの粘着
剤層とが重なるように貼着し、次いで転写フィルムの離
型性フィルム層を剥離して得られる転写物が、上記した
欠点がないものであることを見い出し、本発明を完成す
るに至った。
【0005】本発明で用いる基材は、塩化ゴム系塗料、
アルキド樹脂系塗料から形成される塗膜である。該塗料
は、塩化ゴム又はアルキド樹脂を主な樹脂成分として含
有し、更に必要に応じて顔料、防汚剤、その他樹脂、可
塑剤、流動性調整剤、その他各種塗料用添加剤などを含
有する水系もしくは有機溶剤系の従来から公知のものが
使用できる。
アルキド樹脂系塗料から形成される塗膜である。該塗料
は、塩化ゴム又はアルキド樹脂を主な樹脂成分として含
有し、更に必要に応じて顔料、防汚剤、その他樹脂、可
塑剤、流動性調整剤、その他各種塗料用添加剤などを含
有する水系もしくは有機溶剤系の従来から公知のものが
使用できる。
【0006】本発明において、上記基材に転写するフィ
ルムは、粘着剤層、着色塗膜層、必要に応じてクリヤー
塗膜層及び離型性フィルム層を順次積層してなる転写フ
ィルムである。
ルムは、粘着剤層、着色塗膜層、必要に応じてクリヤー
塗膜層及び離型性フィルム層を順次積層してなる転写フ
ィルムである。
【0007】粘着剤層は、一般的に使用されている例え
ば天然ゴム系、変性ゴム系、合成ゴム系、ポリアクリル
酸エステル系、セルロース系、ポリ酢酸ビニル系、ポリ
エステル系、塩ビ/酢酸ビニル系、ポリエーテル、ポリ
ビニルブチラールなどのものが使用できる。これらの中
でもポリアクリル酸エステル系のものが好ましい。粘着
剤層の厚さは約20〜80μm の範囲が良い。また、粘
着剤の粘着力は基材に対し約1,000g〜3,000
g/転写フィルム幅25mm(20℃)であることが好ま
しい。
ば天然ゴム系、変性ゴム系、合成ゴム系、ポリアクリル
酸エステル系、セルロース系、ポリ酢酸ビニル系、ポリ
エステル系、塩ビ/酢酸ビニル系、ポリエーテル、ポリ
ビニルブチラールなどのものが使用できる。これらの中
でもポリアクリル酸エステル系のものが好ましい。粘着
剤層の厚さは約20〜80μm の範囲が良い。また、粘
着剤の粘着力は基材に対し約1,000g〜3,000
g/転写フィルム幅25mm(20℃)であることが好ま
しい。
【0008】着色塗膜層は、通常の着色剤を含む樹脂層
で構成され、その樹脂層は硬化樹脂層であることが好ま
しく、更には水酸基含有樹脂(例えば水酸基含有アクリ
ル系樹脂、水酸基含有ポリエステル樹脂など)を架橋剤
(例えばアミノ樹脂、ポリイソシアネート化合物など)
で硬化させた樹脂層が好ましく、また、これらの中でも
水酸基含有(アクリル系)樹脂/ポリイソシアネート化
合物の硬化樹脂層が好ましい。着色剤としては例えばチ
タン白、カーボンブラック、フタロシアニンブルー、フ
タロシアニングリーン、アルミニウム粉末、ブロンズ粉
末、着色マイカ粉末などが挙げられる。また、着色塗膜
層には、上記した以外にも必要に応じて体質顔料、螢光
顔料、可塑剤、硬化促進剤、樹脂粉末及びその他塗料用
添加剤などが含まれても良い。該着色塗膜層の形成は、
通常の手段、例えばスプレー塗装、ローラー塗装、ナイ
フコーター塗装、スクリーン印刷、グラビア印刷などに
よっておこなえる。また、着色塗膜層の厚さは、約10
〜100μm の範囲が良い。
で構成され、その樹脂層は硬化樹脂層であることが好ま
しく、更には水酸基含有樹脂(例えば水酸基含有アクリ
ル系樹脂、水酸基含有ポリエステル樹脂など)を架橋剤
(例えばアミノ樹脂、ポリイソシアネート化合物など)
で硬化させた樹脂層が好ましく、また、これらの中でも
水酸基含有(アクリル系)樹脂/ポリイソシアネート化
合物の硬化樹脂層が好ましい。着色剤としては例えばチ
タン白、カーボンブラック、フタロシアニンブルー、フ
タロシアニングリーン、アルミニウム粉末、ブロンズ粉
末、着色マイカ粉末などが挙げられる。また、着色塗膜
層には、上記した以外にも必要に応じて体質顔料、螢光
顔料、可塑剤、硬化促進剤、樹脂粉末及びその他塗料用
添加剤などが含まれても良い。該着色塗膜層の形成は、
通常の手段、例えばスプレー塗装、ローラー塗装、ナイ
フコーター塗装、スクリーン印刷、グラビア印刷などに
よっておこなえる。また、着色塗膜層の厚さは、約10
〜100μm の範囲が良い。
【0009】必要に応じて設けられるクリヤー塗膜層
は、前記着色塗膜層で記載した樹脂と同様のものが使用
できる。また、このクリヤー塗膜層には、着色塗膜層が
完全に隠ぺいしない程度に前記着色剤を必要に応じて配
合することもできる。該クリヤー塗膜層の厚さは10〜
50μm の範囲が良い。また、クリヤー塗膜層は、特に
前記着色塗膜層が着色顔料としてアルミニウム粉末、ブ
ロンズ粉末、着色マイカ粉末を用いて形成される、いわ
ゆるメタリック調着色塗膜仕上げの場合に、このものの
上塗り塗膜として用いることにより転写フィルムの仕上
り外観、耐久性などの性質が向上するといった利点があ
る。
は、前記着色塗膜層で記載した樹脂と同様のものが使用
できる。また、このクリヤー塗膜層には、着色塗膜層が
完全に隠ぺいしない程度に前記着色剤を必要に応じて配
合することもできる。該クリヤー塗膜層の厚さは10〜
50μm の範囲が良い。また、クリヤー塗膜層は、特に
前記着色塗膜層が着色顔料としてアルミニウム粉末、ブ
ロンズ粉末、着色マイカ粉末を用いて形成される、いわ
ゆるメタリック調着色塗膜仕上げの場合に、このものの
上塗り塗膜として用いることにより転写フィルムの仕上
り外観、耐久性などの性質が向上するといった利点があ
る。
【0010】離型性フィルム層は、離型性を有するフィ
ルムであって、例えばそれ自体離型性を有するポリエチ
レン、ポリプロピレンなどの樹脂フィルムやシリコン、
ワックス、弗素などの公知の離型剤で処理したポリエス
テルフィルムなどが挙げられる。該離型性フィルム層の
厚さは10〜150μm 、好ましくは35〜100μm
程度の範囲が良い。
ルムであって、例えばそれ自体離型性を有するポリエチ
レン、ポリプロピレンなどの樹脂フィルムやシリコン、
ワックス、弗素などの公知の離型剤で処理したポリエス
テルフィルムなどが挙げられる。該離型性フィルム層の
厚さは10〜150μm 、好ましくは35〜100μm
程度の範囲が良い。
【0011】本発明は、上記した基材に、前記転写フィ
ルムの粘着剤層とが重なるようにして貼着し、次いで転
写フィルムの離型性フィルムを着色塗膜層又は必要に応
じて設けられたクリヤー塗膜層から剥離することによっ
て得られたものである。上記基材に貼着する以前の転写
フィルムには、粘着剤層に剥離シートを設けておくこと
もできる。ただし、該剥離シートは転写シートを貼着す
る際に取り除かれる。また、塗膜に貼着した転写フィル
ムの離型フィルムは、最終的には着色塗膜層又は必要に
応じて設けられたクリヤー塗膜層から離型フィルムが取
り除かれるが、着色塗膜層又は必要に応じて設けられる
クリヤー塗膜層の表面が例えば輸送中に傷が付いたり、
汚染物で汚れたりする恐れがある場合にはこれらの欠点
を防止するために、必要とされる期間そのものを設けて
おくこともできる。
ルムの粘着剤層とが重なるようにして貼着し、次いで転
写フィルムの離型性フィルムを着色塗膜層又は必要に応
じて設けられたクリヤー塗膜層から剥離することによっ
て得られたものである。上記基材に貼着する以前の転写
フィルムには、粘着剤層に剥離シートを設けておくこと
もできる。ただし、該剥離シートは転写シートを貼着す
る際に取り除かれる。また、塗膜に貼着した転写フィル
ムの離型フィルムは、最終的には着色塗膜層又は必要に
応じて設けられたクリヤー塗膜層から離型フィルムが取
り除かれるが、着色塗膜層又は必要に応じて設けられる
クリヤー塗膜層の表面が例えば輸送中に傷が付いたり、
汚染物で汚れたりする恐れがある場合にはこれらの欠点
を防止するために、必要とされる期間そのものを設けて
おくこともできる。
【0012】
【発明の効果】本発明転写物は、仕上り外観に優れたも
のである。
のである。
【0013】
【実施例】以下、本発明を実施例により、更に詳しく説
明する。なお、本発明は下記した実施例に限定されるも
のではない。
明する。なお、本発明は下記した実施例に限定されるも
のではない。
【0014】実施例1 塩化ゴム系塗膜基材の調製:サンドブラストした厚さ
3.2mmの鋼板にジンクリッチプライマー(SDジンク
1000、商品名、関西ペイント(株)社製)を乾燥膜
厚が10μm になるようにエアスプレー塗装したのち、
室温で24時間放置してジンクリッチプライマーを形成
させ、続いて得られたジンクリッチプライマー塗膜の表
面に塩化ゴム系塗料(ラバマリン、商品名、関西ペイン
ト(株)社製)を乾燥膜厚が35μm になるようにスプ
レー塗装したのち、室温で24時間放置して塩化ゴム系
塗膜を形成した。
3.2mmの鋼板にジンクリッチプライマー(SDジンク
1000、商品名、関西ペイント(株)社製)を乾燥膜
厚が10μm になるようにエアスプレー塗装したのち、
室温で24時間放置してジンクリッチプライマーを形成
させ、続いて得られたジンクリッチプライマー塗膜の表
面に塩化ゴム系塗料(ラバマリン、商品名、関西ペイン
ト(株)社製)を乾燥膜厚が35μm になるようにスプ
レー塗装したのち、室温で24時間放置して塩化ゴム系
塗膜を形成した。
【0015】転写フィルム1の調製:ポリエチレンテレ
フタレート(厚さ75μm )フィルムにシリコンアルキ
ド系樹脂離型処理剤を塗布し、乾燥後アクリル/ポリイ
ソシアネート系ホワイト塗料(レタンPG−80ホワイ
ト、商品名、関西ペイント(株)社製)を乾燥膜厚50
μm になるようにスプレー塗装し、80℃−30分間加
熱をおこなって着色硬化塗膜を形成した。次いで、この
着色塗膜表面にアクリル系粘着剤(SKダインA−13
10、商品名、創研化学社製)を、膜厚が40μm にな
るように塗布し、続いて粘着剤層に離型紙を貼り合わせ
て転写フィルム1を得た。
フタレート(厚さ75μm )フィルムにシリコンアルキ
ド系樹脂離型処理剤を塗布し、乾燥後アクリル/ポリイ
ソシアネート系ホワイト塗料(レタンPG−80ホワイ
ト、商品名、関西ペイント(株)社製)を乾燥膜厚50
μm になるようにスプレー塗装し、80℃−30分間加
熱をおこなって着色硬化塗膜を形成した。次いで、この
着色塗膜表面にアクリル系粘着剤(SKダインA−13
10、商品名、創研化学社製)を、膜厚が40μm にな
るように塗布し、続いて粘着剤層に離型紙を貼り合わせ
て転写フィルム1を得た。
【0016】転写物1 上記した転写フィルム1から離型紙を取り除いて粘着剤
層を出現させ、次いで該粘着剤層面と上記で得られた塩
化ゴム系塗膜基材面とを重ね合わせ圧着したのち、離型
性フィルムを着色塗膜層から取り除いて転写物1を得
た。転写物1の外観はチヂミ、リフテングなどの欠陥が
なく高光沢(60度鏡面反射率、測定条件以下同様、9
5度以上)なものであった。また、転写物1の付着性
(2,650g/幅25mm、引張り速度300mm/mim、
20℃、測定条件以下同様)は良好であった。
層を出現させ、次いで該粘着剤層面と上記で得られた塩
化ゴム系塗膜基材面とを重ね合わせ圧着したのち、離型
性フィルムを着色塗膜層から取り除いて転写物1を得
た。転写物1の外観はチヂミ、リフテングなどの欠陥が
なく高光沢(60度鏡面反射率、測定条件以下同様、9
5度以上)なものであった。また、転写物1の付着性
(2,650g/幅25mm、引張り速度300mm/mim、
20℃、測定条件以下同様)は良好であった。
【0017】実施例2 アルキド樹脂塗膜基材の調製:前記基材の調製において
塩化ゴム系塗料に代えてアルキド樹脂系塗料(SDマリ
ン、商品名、関西ペイント(株)社製)を用いた以外は
前記と同様にして調製した。 転写フィルム2の調製:ポリエチレンテレフタレート
(厚さ75μm )フィルムにシリコンアルキド系樹脂離
型処理剤を塗布し、乾燥後アクリル/ポリイソシアネー
ト系クリヤー塗料(レタンPG−80クリヤー、商品
名、関西ペイント(株)社製)を乾燥膜厚30μm にな
るようにスプレー塗装し、80℃−30分間加熱をおこ
なってクリヤー硬化塗膜を形成したのち、アクリル/ポ
リイソシアネート系シルバーメタリック塗料(レタンP
G−80メタリック塗料、商品名、関西ペイント(株)
社製)を乾燥膜厚が25μm になるようにスプレー塗装
し、80℃−30分間加熱をおこなってシルバーメタリ
ック硬化塗膜を形成した。
塩化ゴム系塗料に代えてアルキド樹脂系塗料(SDマリ
ン、商品名、関西ペイント(株)社製)を用いた以外は
前記と同様にして調製した。 転写フィルム2の調製:ポリエチレンテレフタレート
(厚さ75μm )フィルムにシリコンアルキド系樹脂離
型処理剤を塗布し、乾燥後アクリル/ポリイソシアネー
ト系クリヤー塗料(レタンPG−80クリヤー、商品
名、関西ペイント(株)社製)を乾燥膜厚30μm にな
るようにスプレー塗装し、80℃−30分間加熱をおこ
なってクリヤー硬化塗膜を形成したのち、アクリル/ポ
リイソシアネート系シルバーメタリック塗料(レタンP
G−80メタリック塗料、商品名、関西ペイント(株)
社製)を乾燥膜厚が25μm になるようにスプレー塗装
し、80℃−30分間加熱をおこなってシルバーメタリ
ック硬化塗膜を形成した。
【0018】次いで、形成したシルバーメタリック硬化
塗膜表面にアクリル系粘着剤(SKダインA−131
0、商品名、創研化学社製)を、膜厚が40μm になる
ように塗布し、続いて粘着剤層に離型紙を貼り合わせて
転写フィルム2を得た。
塗膜表面にアクリル系粘着剤(SKダインA−131
0、商品名、創研化学社製)を、膜厚が40μm になる
ように塗布し、続いて粘着剤層に離型紙を貼り合わせて
転写フィルム2を得た。
【0019】転写物2 上記した転写フィルム2から離型紙を取り除いて粘着剤
層を出現させ、次いで該粘着剤層面と上記アルキド樹脂
塗膜基材面とを重ね合わせ圧着したのち、離型性フィル
ムをクリヤー塗膜層から取り除いて転写物2を得た。転
写物2の外観はチヂミ、リフテングなどの欠陥がなく高
光沢(95度以上)なものであった。また、転写物2の
付着性(2,650g/幅25mm)は良好であった。
層を出現させ、次いで該粘着剤層面と上記アルキド樹脂
塗膜基材面とを重ね合わせ圧着したのち、離型性フィル
ムをクリヤー塗膜層から取り除いて転写物2を得た。転
写物2の外観はチヂミ、リフテングなどの欠陥がなく高
光沢(95度以上)なものであった。また、転写物2の
付着性(2,650g/幅25mm)は良好であった。
【0020】実施例3 塩化ゴム系塗膜基材の調製:前記と同様のもの。 転写フィルム3の調製:前記転写フィルム1の調製にお
いてアクリル/ポリイソシアネート系ホワイト塗料に代
えてフッ素樹脂/ポリイソシアネート系ホワイト塗料
(カンペフロンHD、ホワイト、商品名、関西ペイント
(株)社製)を用いた以外は転写フィルム1の調製と同
様の方法で転写フィルム3を得た。
いてアクリル/ポリイソシアネート系ホワイト塗料に代
えてフッ素樹脂/ポリイソシアネート系ホワイト塗料
(カンペフロンHD、ホワイト、商品名、関西ペイント
(株)社製)を用いた以外は転写フィルム1の調製と同
様の方法で転写フィルム3を得た。
【0021】転写物3 上記した転写フィルム3から離型紙を取り除いて粘着剤
層を出現させ、次いで該粘着剤層面と上記で得られた塩
化ゴム系塗膜基材面とを重ね合わせ圧着したのち、離型
性フィルムを着色塗膜層から取り除いて転写物3を得
た。転写物3の外観はチヂミ、リフテングなどの欠陥が
なく高光沢(60度鏡面反射率、測定条件以下同様、9
5度以上)なものであった。また、転写物3の付着性
(2,650g/幅25mm、引張り速度300mm/min、
20℃、測定条件以下同様)は良好であった。
層を出現させ、次いで該粘着剤層面と上記で得られた塩
化ゴム系塗膜基材面とを重ね合わせ圧着したのち、離型
性フィルムを着色塗膜層から取り除いて転写物3を得
た。転写物3の外観はチヂミ、リフテングなどの欠陥が
なく高光沢(60度鏡面反射率、測定条件以下同様、9
5度以上)なものであった。また、転写物3の付着性
(2,650g/幅25mm、引張り速度300mm/min、
20℃、測定条件以下同様)は良好であった。
【0022】比較例 塩化ゴム系塗膜基材の調製:前記と同様のものを用い
た。該基材面にアクリル/ポリイソシアネート系ホワイ
ト塗料(レタンPG−80ホワイト、商品名、関西ペイ
ント(株)社製)を乾燥膜厚50μm になるようスプレ
ー塗装し、80℃−30分間加熱を行なって着色硬化塗
膜を形成した。この塗膜の外観はチヂミ及びリフテング
(下層塗膜が上層塗膜におかされて上層塗膜に発生する
シワ)が認められ悪かった。また、このものの光沢は8
5度であった。
た。該基材面にアクリル/ポリイソシアネート系ホワイ
ト塗料(レタンPG−80ホワイト、商品名、関西ペイ
ント(株)社製)を乾燥膜厚50μm になるようスプレ
ー塗装し、80℃−30分間加熱を行なって着色硬化塗
膜を形成した。この塗膜の外観はチヂミ及びリフテング
(下層塗膜が上層塗膜におかされて上層塗膜に発生する
シワ)が認められ悪かった。また、このものの光沢は8
5度であった。
Claims (1)
- 【請求項1】 塩化ゴム系塗料又はアルキド樹脂系塗料
で形成された塗膜を基材とし、このものに、粘着剤層、
着色塗膜層、必要に応じてクリヤー塗膜層及び離型性フ
ィルム層を順次積層してなる転写フィルムを、該基材と
転写フィルムの粘着剤層とが重なるように貼着し、次い
で転写フィルムの離型性フィルム層を剥離して得られる
転写物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24730292A JPH0664398A (ja) | 1992-08-24 | 1992-08-24 | 転写物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24730292A JPH0664398A (ja) | 1992-08-24 | 1992-08-24 | 転写物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0664398A true JPH0664398A (ja) | 1994-03-08 |
Family
ID=17161401
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24730292A Pending JPH0664398A (ja) | 1992-08-24 | 1992-08-24 | 転写物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0664398A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7676184B2 (en) | 2006-12-04 | 2010-03-09 | Ricoh Company, Ltd. | Developing apparatus |
-
1992
- 1992-08-24 JP JP24730292A patent/JPH0664398A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7676184B2 (en) | 2006-12-04 | 2010-03-09 | Ricoh Company, Ltd. | Developing apparatus |
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