JPH0663953U - 防振ブッシュ - Google Patents
防振ブッシュInfo
- Publication number
- JPH0663953U JPH0663953U JP1101593U JP1101593U JPH0663953U JP H0663953 U JPH0663953 U JP H0663953U JP 1101593 U JP1101593 U JP 1101593U JP 1101593 U JP1101593 U JP 1101593U JP H0663953 U JPH0663953 U JP H0663953U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lever
- outer sleeve
- leaf spring
- peripheral side
- arm
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Springs (AREA)
- Control Of Transmission Device (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 自動車用手動変速機の、シフトレバーとスト
ライキングアームを弾性的に接続する防振ブッシュにつ
いて、操作ストローク拡大によるシフトフィーリングの
悪化を招くことなく、衝撃力の伝達を防ぐ。 【構成】 レバー4の外周側に同心的に配置されるとと
もにアームに固定されるアウタースリーブ1と、レバー
4とアウタースリーブ1の間に十字形に配置されるとと
もにレバー4の揺動に抗するように予圧縮される板ばね
2と、アウタースリーブ1の内周側に設けられるととも
に板ばね2との間に所定のクリアランス5を設定された
ゴム状弾性材製のストッパ3と、を有し、衝撃をばね定
数の低いところで吸収するとともに荷重レベルを変位零
の当初から高く設定する。
ライキングアームを弾性的に接続する防振ブッシュにつ
いて、操作ストローク拡大によるシフトフィーリングの
悪化を招くことなく、衝撃力の伝達を防ぐ。 【構成】 レバー4の外周側に同心的に配置されるとと
もにアームに固定されるアウタースリーブ1と、レバー
4とアウタースリーブ1の間に十字形に配置されるとと
もにレバー4の揺動に抗するように予圧縮される板ばね
2と、アウタースリーブ1の内周側に設けられるととも
に板ばね2との間に所定のクリアランス5を設定された
ゴム状弾性材製のストッパ3と、を有し、衝撃をばね定
数の低いところで吸収するとともに荷重レベルを変位零
の当初から高く設定する。
Description
【0001】
本考案は、防振ブッシュの改良に関する。本考案の防振ブッシュは主に自動車 用の手動変速機において、シフトレバーとストライキングアームを弾性的に接続 するために用いられる。
【0002】
図4に示すような自動車用の手動変速機において、搭乗者が操作するシフトレ バー51とこのシフトレバー51に連動するストライキングアーム52は防振ブ ッシュ53を介して弾性的に接続されている(実開昭63−119124号公報 参照)。
【0003】 シフトレバー51はその大球部51aを車体側のソケット54に回転自在に支 持されてこの大球部51aを支点として揺動し、またその下端の作用点に設けた 小球部51bに球面ブッシュ55および防振ブッシュ53を介してストライキン グアーム52を弾性的に接続している。防振ブッシュ53は球面ブッシュ55の 外周側に嵌着されたインナースリーブ56と、ストライキングアーム52の嵌着 部52aの内周側に嵌着されたアウタースリーブ57と、両スリーブ56,57 を接続したゴム状弾性材製の弾性体58とを有しており、シフト時の衝撃が搭乗 者の手元へ伝わることがないように、これを弾性体58の弾性によって吸収する 作用を奏する。
【0004】
この種の手動変速機については一般に、防振ブッシュ53による衝撃吸収能力 が高く、かつシフトレバー51の操作ストロークが小さいことが要求される。し かしなから上記従来の防振ブッシュ53において衝撃吸収能力を高めようとして 弾性体58のばね定数を低く設定すると、これに応じて操作ストロークが大きく なる問題がある。
【0005】
本考案は以上の点に鑑み、上記従来技術にみられる問題を解消すべく案出され たものであって、この目的を達成するため、レバーの外周側に同心的に配置され るとともにアームに固定されるアウタースリーブと、前記レバーと前記アウター スリーブの間に十字形に配置されるとともに前記レバーの揺動に抗するように予 圧縮される板ばねと、前記アウタースリーブの内周側に設けられるとともに前記 板ばねとの間に所定のクリアランスを設定されたゴム状弾性材製のストッパと、 よりなる防振ブッシュを提供する。
【0006】
上記構成を有する本考案の防振ブッシュは以下の特性を有している。 レバーとアームが初期的に大きな荷重で保持される。これは板ばねがレバー の揺動に抗するように予圧縮されるからである。 レバーの動き出す荷重が小さく、ばね定数が低い。作動としては板ばねがレ バーに押されて板ばねの予圧縮が徐々に解消されてゆく。 レバーとアームがクリアランス以上変位するとばね定数が高くなる。作動と してはクリアランスが無くなって板ばねがストッパに当接し、更にストッパが板 ばねを介してレバーに押されて徐々に圧縮されてゆく。
【0007】
つぎに本考案の実施例を図面にしたがって説明する。
【0008】 図1に示すように当該防振ブッシュはアウタースリーブ1と、板ばね2と、ゴ ム状弾性材製のストッパ3とを有している。 アウタースリーブ1はレバー4の外周側に同心的に配置されており、アーム( 図示せず)に固定されている。板ばね2はレバー4が十字形に揺動操作されるも のであることを前提として、レバー4とアウタースリーブ1の間にレバー4の揺 動方向に合わせて十字形に配置されている。また板ばね2はレバー4の揺動に抗 するように予圧縮されており、具体的には当該防振ブッシュの内周方向へ向けて 撓められてレバー4に押し付けられている。ストッパ3はアウタースリーブ1の 内周面に加硫接着されており、板ばね2に合わせて十字形に配置され、板ばね2 との間に所定のクリアランス5を設定されている。
【0009】 当該防振ブッシュは図2に示すように、以下の特性を有している。 レバー4とアームが初期的に大きな荷重で保持される(図2のA点)。これ は板ばね2がレバー4の揺動に抗するように予圧縮されているからである。 レバー4の動き出す荷重が小さく、ばね定数が低い(図2のAB間)。作動 としては板ばね2がレバー4に押されて板ばね2の予圧縮が徐々に解消されてゆ く。 レバー4とアームがクリアランス5以上変位するとばね定数が高くなる(図 2のBC間)。作動としてはクリアランス5が無くなって板ばね2がストッパ3 に当接し(図2のB点)、更にストッパ3が板ばね2を介してレバー4に押され て徐々に圧縮されてゆく。
【0010】 当該防振ブッシュは上記ないしの作動中、において防振効果を出して衝 撃を吸収するものであって、このにおけるばね定数が低いために衝撃吸収能力 が高く、かつこのにおける荷重レベルが変位零の当初から高いために操作スト ロークが小さい。尚、板ばね2は上記からへ作動が移行し易いように、図3 に示すように所定量a変位したときに座屈し易いものとする。
【0011】
本考案は次の効果を奏する。すなわち、レバーの外周側に同心的に配置される とともにアームに固定されるアウタースリーブと、レバーとアウタースリーブの 間に十字形に配置されるとともにレバーの揺動に抗するように予圧縮される板ば ねと、アウタースリーブの内周側に設けられるとともに板ばねとの間に所定のク リアランスを設定されたゴム状弾性材製のストッパと、を有して、衝撃をばね定 数の低いところで吸収するようにしたために、衝撃吸収能力を高くすることがで き、併せて荷重レベルを変位零の当初から高く設定したために、操作ストローク を小さくすることができる。すなわち、操作ストローク拡大によるシフトフィー リングの悪化を招くことなく、衝撃力の伝達を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る防振ブッシュの断面図
【図2】同防振ブッシュの特性を示すグラフ
【図3】板ばねの特性を示すグラフ
【図4】従来例に係る防振ブッシュを装着した手動変速
機の説明図
機の説明図
1 アウタースリーブ 2 板ばね 3 ストッパ 4 レバー 5 クリアランス
Claims (1)
- 【請求項1】 レバー(4)の外周側に同心的に配置さ
れるとともにアームに固定されるアウタースリーブ
(1)と、前記レバー(4)と前記アウタースリーブ
(1)の間に十字形に配置されるとともに前記レバー
(4)の揺動に抗するように予圧縮される板ばね(2)
と、前記アウタースリーブ(1)の内周側に設けられる
とともに前記板ばね(2)との間に所定のクリアランス
(5)を設定されたゴム状弾性材製のストッパ(3)
と、よりなる防振ブッシュ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1101593U JPH0663953U (ja) | 1993-02-19 | 1993-02-19 | 防振ブッシュ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1101593U JPH0663953U (ja) | 1993-02-19 | 1993-02-19 | 防振ブッシュ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0663953U true JPH0663953U (ja) | 1994-09-09 |
Family
ID=11766295
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1101593U Pending JPH0663953U (ja) | 1993-02-19 | 1993-02-19 | 防振ブッシュ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0663953U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008170007A (ja) * | 2007-01-15 | 2008-07-24 | Optosys Ag | ギヤ・ユニット及びその使用 |
JP2016084032A (ja) * | 2014-10-27 | 2016-05-19 | 株式会社東海理化電機製作所 | シフト装置 |
-
1993
- 1993-02-19 JP JP1101593U patent/JPH0663953U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008170007A (ja) * | 2007-01-15 | 2008-07-24 | Optosys Ag | ギヤ・ユニット及びその使用 |
JP2016084032A (ja) * | 2014-10-27 | 2016-05-19 | 株式会社東海理化電機製作所 | シフト装置 |
US10054217B2 (en) | 2014-10-27 | 2018-08-21 | Kabushiki Kaisha Tokai-Rika-Denki-Seisakusho | Shift device |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990518 |