JP2603732Y2 - 防振ブッシュ - Google Patents
防振ブッシュInfo
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- JP2603732Y2 JP2603732Y2 JP1992092666U JP9266692U JP2603732Y2 JP 2603732 Y2 JP2603732 Y2 JP 2603732Y2 JP 1992092666 U JP1992092666 U JP 1992092666U JP 9266692 U JP9266692 U JP 9266692U JP 2603732 Y2 JP2603732 Y2 JP 2603732Y2
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- Japan
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- load
- outer sleeve
- sleeve
- inner sleeve
- shift lever
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- Vibration Prevention Devices (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、操作側と被操作側との
結合部等に介在されて振動を絶縁する防振ブッシュに関
する。
結合部等に介在されて振動を絶縁する防振ブッシュに関
する。
【0002】
【従来の技術】この種の防振ブッシュとして、例えば自
動車の変速機のシフトレバーとこれにより操作されるア
ームとの間に介在されるものがある。図5は手動変速機
の手動操作部を概略的に示すもので、シフトレバー1
は、その大球部1aが車体側のハウジング2に設けられ
たソケット3の球状内面に回動自在に支持されており、
このシフトレバー1の作用端に形成された小球部1b
に、図示しないトランスミッション側に延在されたアー
ム4の端部が、球面ブッシュ5及び防振ブッシュ6を介
して連結されている。前記防振ブッシュ6は、典型的に
は前記球面ブッシュ5の外周に固定されるインナースリ
ーブ6aと、その外周にあって前記アーム4の嵌合部4
aに固定されるアウタースリーブ6bと、両スリーブ6
a,6b間に介在されたエラストマー部材6cとからな
り、前記トランスミッションのギヤからの振動等による
衝撃がアーム4からシフトレバー1側に伝達されるのを
極力防止するために装着されているものである。
動車の変速機のシフトレバーとこれにより操作されるア
ームとの間に介在されるものがある。図5は手動変速機
の手動操作部を概略的に示すもので、シフトレバー1
は、その大球部1aが車体側のハウジング2に設けられ
たソケット3の球状内面に回動自在に支持されており、
このシフトレバー1の作用端に形成された小球部1b
に、図示しないトランスミッション側に延在されたアー
ム4の端部が、球面ブッシュ5及び防振ブッシュ6を介
して連結されている。前記防振ブッシュ6は、典型的に
は前記球面ブッシュ5の外周に固定されるインナースリ
ーブ6aと、その外周にあって前記アーム4の嵌合部4
aに固定されるアウタースリーブ6bと、両スリーブ6
a,6b間に介在されたエラストマー部材6cとからな
り、前記トランスミッションのギヤからの振動等による
衝撃がアーム4からシフトレバー1側に伝達されるのを
極力防止するために装着されているものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来構造の防振ブ
ッシュ6は、図6に荷重Fと変位δの関係を示すよう
に、シフトレバー1の初期変位の時点すなわちエラスト
マー部材6cの初期圧縮状態においてはバネ定数(F/
δ)が低く、シフトレバー1の変位と共にバネ定数が高
くなるといった非線形のバネ特性を有する。このため、
シフトレバー1の操作によるアーム4の動作が完了して
ギヤからの振動衝撃が入力される位置δ1では、エラス
トマー部材6cのバネ定数が高くなってしまい、シフト
レバー1への衝撃の伝達を有効に低減することができな
い。また、このような衝撃の伝達を低減するには、エラ
ストマー部材6cのバネ定数を低く設定することが有効
であるが、防振ブッシュ6は、シフトレバー1による操
作力をトランスミッション側へ効率良く伝達するもので
なければならず、したがって、単純にバネ定数を低くし
て変位δに対する荷重Fの立ち上がりを緩やかにする
と、アーム4の動作を完了させるのに必要な荷重F1を
得るための変位δ1が大きくなってしまうので、シフト
レバー1の操作性が悪化するといった問題がある。
ッシュ6は、図6に荷重Fと変位δの関係を示すよう
に、シフトレバー1の初期変位の時点すなわちエラスト
マー部材6cの初期圧縮状態においてはバネ定数(F/
δ)が低く、シフトレバー1の変位と共にバネ定数が高
くなるといった非線形のバネ特性を有する。このため、
シフトレバー1の操作によるアーム4の動作が完了して
ギヤからの振動衝撃が入力される位置δ1では、エラス
トマー部材6cのバネ定数が高くなってしまい、シフト
レバー1への衝撃の伝達を有効に低減することができな
い。また、このような衝撃の伝達を低減するには、エラ
ストマー部材6cのバネ定数を低く設定することが有効
であるが、防振ブッシュ6は、シフトレバー1による操
作力をトランスミッション側へ効率良く伝達するもので
なければならず、したがって、単純にバネ定数を低くし
て変位δに対する荷重Fの立ち上がりを緩やかにする
と、アーム4の動作を完了させるのに必要な荷重F1を
得るための変位δ1が大きくなってしまうので、シフト
レバー1の操作性が悪化するといった問題がある。
【0004】本考案は、上記のような事情のもとになさ
れたもので、その技術的課題とするところは、初期操作
力の伝達性の悪化を来すことなく振動衝撃に対する絶縁
性を高めることにある。
れたもので、その技術的課題とするところは、初期操作
力の伝達性の悪化を来すことなく振動衝撃に対する絶縁
性を高めることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述した技術的課題は、
本考案によって有効に解決することができる。すなわち
本考案に係る防振ブッシュは、インナースリーブと、こ
のインナースリーブの外周に配置されたアウタースリー
ブと、前記両スリーブ間を荷重の入力方向に対して交差
する方向に連結するエラストマー部材と、前記インナー
スリーブに固定されたストッパとを備え、前記ストッパ
が、前記荷重の入力方向と平行となるように径方向外方
に向けて設けられた板バネ部と、前記アウタースリーブ
の内面に当接掛合する先端とを備えるとともに、荷重入
力時に前記板バネ部)が撓んでバネ定数を高め、荷重の
大きさが所定値に達したときに前記先端が前記アウター
スリーブの内面から外れてその端部に乗り上げ、前記掛
合を解除するものである。
本考案によって有効に解決することができる。すなわち
本考案に係る防振ブッシュは、インナースリーブと、こ
のインナースリーブの外周に配置されたアウタースリー
ブと、前記両スリーブ間を荷重の入力方向に対して交差
する方向に連結するエラストマー部材と、前記インナー
スリーブに固定されたストッパとを備え、前記ストッパ
が、前記荷重の入力方向と平行となるように径方向外方
に向けて設けられた板バネ部と、前記アウタースリーブ
の内面に当接掛合する先端とを備えるとともに、荷重入
力時に前記板バネ部)が撓んでバネ定数を高め、荷重の
大きさが所定値に達したときに前記先端が前記アウター
スリーブの内面から外れてその端部に乗り上げ、前記掛
合を解除するものである。
【0006】
【作用】インナースリーブとアウタースリーブ間を連結
しているエラストマー部材は、荷重の入力方向に対して
交差する方向に介在するため、主に剪断方向の変形を受
けることになり、したがってそのバネ定数が低く設定さ
れるが、インナースリーブとアウタースリーブを相対的
に変位させることによって荷重(操作力)が入力される
と板バネ部が撓むので、初期変位におけるバネ定数が高
くなる。また、前記荷重が所定値まで増大すると、前記
ストッパは、その板バネ部の撓み量の増大によってアウ
タースリーブに対する掛合が外れ、インナースリーブと
アウタースリーブ間がエラストマー部材のみで連結され
た状態となることから、バネ定数が低下する。
しているエラストマー部材は、荷重の入力方向に対して
交差する方向に介在するため、主に剪断方向の変形を受
けることになり、したがってそのバネ定数が低く設定さ
れるが、インナースリーブとアウタースリーブを相対的
に変位させることによって荷重(操作力)が入力される
と板バネ部が撓むので、初期変位におけるバネ定数が高
くなる。また、前記荷重が所定値まで増大すると、前記
ストッパは、その板バネ部の撓み量の増大によってアウ
タースリーブに対する掛合が外れ、インナースリーブと
アウタースリーブ間がエラストマー部材のみで連結され
た状態となることから、バネ定数が低下する。
【0007】
【実施例】図1は本考案を変速機のシフトレバーとこれ
により操作されるアームとの間に介在される防振ブッシ
ュに適用した好適な一実施例を示す平面図、図2は図1
におけるX−O−X線上で切断した断面図で、参照符号
11は前記シフトレバーの作用端に固定されるインナー
スリーブ、12はこのインナースリーブ11の外周に配
置されて前記アームに固定されるアウタースリーブ、1
3は前記インナースリーブ11の外周面に一体的に嵌着
された第二のインナースリーブ14と前記アウタースリ
ーブ12との間に加硫成形・接着されたエラストマー部
材である。エラストマー部材13には、その180゜対
称位置であって前記シフトレバーの操作による荷重Fの
入力方向に位置して、それぞれ軸方向に貫通したすぐり
部15が形成されており、すなわちエラストマー部材1
3は実質的に、荷重Fの入力方向に対してほぼ直交する
向きにおいてインナースリーブ11とアウタースリーブ
12の間を連結しているものである。
により操作されるアームとの間に介在される防振ブッシ
ュに適用した好適な一実施例を示す平面図、図2は図1
におけるX−O−X線上で切断した断面図で、参照符号
11は前記シフトレバーの作用端に固定されるインナー
スリーブ、12はこのインナースリーブ11の外周に配
置されて前記アームに固定されるアウタースリーブ、1
3は前記インナースリーブ11の外周面に一体的に嵌着
された第二のインナースリーブ14と前記アウタースリ
ーブ12との間に加硫成形・接着されたエラストマー部
材である。エラストマー部材13には、その180゜対
称位置であって前記シフトレバーの操作による荷重Fの
入力方向に位置して、それぞれ軸方向に貫通したすぐり
部15が形成されており、すなわちエラストマー部材1
3は実質的に、荷重Fの入力方向に対してほぼ直交する
向きにおいてインナースリーブ11とアウタースリーブ
12の間を連結しているものである。
【0008】インナースリーブ11には、一対のストッ
パ16が固定されている。このストッパ16は、それぞ
れ、第二のインナースリーブ14の軸方向両側における
インナースリーブ11の外周面に嵌着される環状の基部
161と、この基部161における180゜対称位置で
あって前記荷重Fの入力方向と対応してすぐり部15の
両側をほぼ径方向に延在された板バネ部162と、この
板バネ部162の先端に前記すぐり部15内へ向けて鎌
首状に屈曲形成された爪部163とからなり、この爪部
163の先端163aは、前記アウタースリーブ12の
軸方向両側の端部12a,12aの内周に当接し、掛合
状態となっている。また、前記爪部163の先端163
aと前記アウタースリーブ12の端部12aはそれぞれ
アール状に形成され、かつ前記爪部163のインナース
リーブ11側の面は、先端163aへ向けて傾斜面16
3bが形成されている。
パ16が固定されている。このストッパ16は、それぞ
れ、第二のインナースリーブ14の軸方向両側における
インナースリーブ11の外周面に嵌着される環状の基部
161と、この基部161における180゜対称位置で
あって前記荷重Fの入力方向と対応してすぐり部15の
両側をほぼ径方向に延在された板バネ部162と、この
板バネ部162の先端に前記すぐり部15内へ向けて鎌
首状に屈曲形成された爪部163とからなり、この爪部
163の先端163aは、前記アウタースリーブ12の
軸方向両側の端部12a,12aの内周に当接し、掛合
状態となっている。また、前記爪部163の先端163
aと前記アウタースリーブ12の端部12aはそれぞれ
アール状に形成され、かつ前記爪部163のインナース
リーブ11側の面は、先端163aへ向けて傾斜面16
3bが形成されている。
【0009】図3は、上述の実施例においてシフトレバ
ーからの操作力を受けた時のインナースリーブ11とア
ウタースリーブ12の相対変位に伴うストッパ16の動
作を示すものであり、また、図4は、この時の荷重Fと
変位δとの関係を示すものである。すなわち、シフトレ
バーの操作によってインナースリーブ11が変位を受け
ると、その初期においては、図3(A)に示すように、
ストッパ16の爪部163の先端163aがアウタース
リーブ12の端部12a内周に対して圧接されるため、
バネ定数が高いものとなる。したがって、初期操作力の
伝達が良好に行われ、シフトレバーの操作性及び操作感
覚が著しく向上する。
ーからの操作力を受けた時のインナースリーブ11とア
ウタースリーブ12の相対変位に伴うストッパ16の動
作を示すものであり、また、図4は、この時の荷重Fと
変位δとの関係を示すものである。すなわち、シフトレ
バーの操作によってインナースリーブ11が変位を受け
ると、その初期においては、図3(A)に示すように、
ストッパ16の爪部163の先端163aがアウタース
リーブ12の端部12a内周に対して圧接されるため、
バネ定数が高いものとなる。したがって、初期操作力の
伝達が良好に行われ、シフトレバーの操作性及び操作感
覚が著しく向上する。
【0010】この初期変位の過程で、爪部163は、ア
ウタースリーブ12に対して傾斜されるように変形を受
けると共に、これによって板バネ部162はアウタース
リーブ12の軸方向外側へ向けて撓むため、変位に伴っ
て荷重Fが増大して行くと、図3(B)に示すように、
やがて爪部163の先端163aは、アウタースリーブ
12の端部12aに乗り上がり、図3(C)に示すよう
に、遂にアウタースリーブ12との掛合が外れ、その後
の更なる変位に伴って、図3(D)に示す状態に移行し
て行く。そしてこの状態では、インナースリーブ11か
らアウタースリーブ12への操作力の伝達がエラストマ
ー部材13のみによって行われ、しかもこのエラストマ
ー部材13は、荷重Fの入力方向に対してほぼ直交する
方向で両スリーブ11,12を連結していて、剪断で変
形されるものであることから、シフトレバーの操作が完
了してトランスミッションのギヤからの振動衝撃が入力
される位置δ1(図4参照)においてもバネ定数が低い
ものとなり、シフトレバーへの前記振動衝撃の伝達を有
効に緩和することができる。
ウタースリーブ12に対して傾斜されるように変形を受
けると共に、これによって板バネ部162はアウタース
リーブ12の軸方向外側へ向けて撓むため、変位に伴っ
て荷重Fが増大して行くと、図3(B)に示すように、
やがて爪部163の先端163aは、アウタースリーブ
12の端部12aに乗り上がり、図3(C)に示すよう
に、遂にアウタースリーブ12との掛合が外れ、その後
の更なる変位に伴って、図3(D)に示す状態に移行し
て行く。そしてこの状態では、インナースリーブ11か
らアウタースリーブ12への操作力の伝達がエラストマ
ー部材13のみによって行われ、しかもこのエラストマ
ー部材13は、荷重Fの入力方向に対してほぼ直交する
方向で両スリーブ11,12を連結していて、剪断で変
形されるものであることから、シフトレバーの操作が完
了してトランスミッションのギヤからの振動衝撃が入力
される位置δ1(図4参照)においてもバネ定数が低い
ものとなり、シフトレバーへの前記振動衝撃の伝達を有
効に緩和することができる。
【0011】なお、上述の動作の過程において、図3に
示された部分とは反対側に存在する爪部163は、シフ
トレバーの操作と同時にアウタースリーブ12の端部1
2aの内周面から離間される。また、シフトレバーを復
帰操作する過程では、図3(C)に示すように、爪部1
63がアウタースリーブ12の端部12aと干渉する
が、このとき爪部163に形成された傾斜面163bが
前記端部12aを滑るようにして容易に乗り越え、図3
(A)に示す初期状態に復帰される。
示された部分とは反対側に存在する爪部163は、シフ
トレバーの操作と同時にアウタースリーブ12の端部1
2aの内周面から離間される。また、シフトレバーを復
帰操作する過程では、図3(C)に示すように、爪部1
63がアウタースリーブ12の端部12aと干渉する
が、このとき爪部163に形成された傾斜面163bが
前記端部12aを滑るようにして容易に乗り越え、図3
(A)に示す初期状態に復帰される。
【0012】図示の実施例では、変速機のシフトレバー
とこれにより操作されるアームとの間に介在される防振
ブッシュとして説明したが、本考案は、操作部と被操作
部の間に介在されるその他の防振ブッシュにも適用可能
である。また、ストッパ16の数や、細部の形状等も、
特に図示のものに限定されるものではない。
とこれにより操作されるアームとの間に介在される防振
ブッシュとして説明したが、本考案は、操作部と被操作
部の間に介在されるその他の防振ブッシュにも適用可能
である。また、ストッパ16の数や、細部の形状等も、
特に図示のものに限定されるものではない。
【0013】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
によると、エラストマー部材のバネ定数を低く設定され
たにも拘らず、操作力が入力された時の初期変位におい
ては、アウタースリーブとストッパの圧接によって板バ
ネ部が撓んでバネ定数が高くなるので、操作力の伝達が
良好に行われて、操作性及び操作感を向上し、振動衝撃
の入力位置では、ストッパの先端がアウタースリーブの
内面から外れてその端部に乗り上げ、掛合が解除される
ので、インナースリーブとアウタースリーブの間がエラ
ストマー部材のみによる連結となってバネ定数が低くな
り、振動衝撃の伝達を効果的に低減することができる。
ストッパの先端がアウタースリーブの内面から外れてそ
の端部に乗り上げ、掛合が解除されるとき、ストッパの
作動は板バネ部が単独で延びるだけである。したがって
ストッパがインナースリーブを引っ張ってアウタースリ
ーブに文して径方向変位させることがなく、シフトレバ
ーの操作性を向上させることができる。
によると、エラストマー部材のバネ定数を低く設定され
たにも拘らず、操作力が入力された時の初期変位におい
ては、アウタースリーブとストッパの圧接によって板バ
ネ部が撓んでバネ定数が高くなるので、操作力の伝達が
良好に行われて、操作性及び操作感を向上し、振動衝撃
の入力位置では、ストッパの先端がアウタースリーブの
内面から外れてその端部に乗り上げ、掛合が解除される
ので、インナースリーブとアウタースリーブの間がエラ
ストマー部材のみによる連結となってバネ定数が低くな
り、振動衝撃の伝達を効果的に低減することができる。
ストッパの先端がアウタースリーブの内面から外れてそ
の端部に乗り上げ、掛合が解除されるとき、ストッパの
作動は板バネ部が単独で延びるだけである。したがって
ストッパがインナースリーブを引っ張ってアウタースリ
ーブに文して径方向変位させることがなく、シフトレバ
ーの操作性を向上させることができる。
【図1】本考案に係る防振ブッシュの一実施例を示す平
面図である。
面図である。
【図2】図1におけるX−O−X線上で切断した断面図
である。
である。
【図3】上記実施例におけるストッパの動作を示す説明
図である。
図である。
【図4】上記実施例における荷重と変位との関係を示す
バネ特性のグラフである。
バネ特性のグラフである。
【図5】従来構造の防振ブッシュを装着した手動変速機
の操作部を概略的に示す説明図である。
の操作部を概略的に示す説明図である。
【図6】従来構造の防振ブッシュにおける荷重と変位と
の関係を示すバネ特性のグラフである。
の関係を示すバネ特性のグラフである。
11 インナースリーブ 12 アウタースリーブ 12a 端部 13 エラストマー部材 14 第二のインナースリーブ 15 すぐり部 16 ストッパ 161 基部 162 板バネ部 163 爪部 163a 先端 163b 傾斜面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G05G 5/03 G05G 5/03 A 7/00 7/00 D (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16F 15/02 - 15/08 B60K 20/02 F16F 1/00 - 1/40 F16H 59/04 F16H 61/26 G05G 1/00 - 25/02
Claims (1)
- 【請求項1】 インナースリーブ(11)と、 このインナースリーブ(11)の外周に配置されたアウ
タースリーブ(12)と、 前記両スリーブ(11)(12)間を荷重(F)の入力
方向に対して交差する方向に連結するエラストマー部材
(13)と、 前記インナースリーブ(11)に固定されたストッパ
(16)と、を備え、 前記ストッパ(16)が、前記荷重の入力方向と平行と
なるように径方向外方に向けて設けられた板バネ部(1
62)と、前記アウタースリーブ(12)の内面に当接
掛合する先端(163a)とを備えるとともに、荷重入
力時に前記板バネ部(162)が撓んでバネ定数を高
め、荷重の大きさが所定値に達したときに前記先端(1
63a)が前記アウタースリーブ(12)の内面から外
れてその端部(12a)に乗り上げ、前記掛合を解除す
るものであることを特徴とする防振ブッシュ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992092666U JP2603732Y2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 防振ブッシュ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992092666U JP2603732Y2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 防振ブッシュ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0653843U JPH0653843U (ja) | 1994-07-22 |
JP2603732Y2 true JP2603732Y2 (ja) | 2000-03-21 |
Family
ID=14060806
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992092666U Expired - Fee Related JP2603732Y2 (ja) | 1992-12-25 | 1992-12-25 | 防振ブッシュ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2603732Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4753670B2 (ja) * | 2005-09-06 | 2011-08-24 | 倉敷化工株式会社 | ブッシュ |
JP4511438B2 (ja) * | 2005-09-09 | 2010-07-28 | 倉敷化工株式会社 | 防振装置及びその製造方法 |
JP2021089026A (ja) * | 2019-12-04 | 2021-06-10 | ニッタ化工品株式会社 | 円筒積層ゴム及びそのばね特性の調整方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6395513A (ja) * | 1986-10-13 | 1988-04-26 | Kinugawa Rubber Ind Co Ltd | 自動車用シフトレバ−の防振ブツシユ |
JPH04111952U (ja) * | 1991-03-18 | 1992-09-29 | エヌ・オー・ケー・メグラステイツク株式会社 | シフトレバーブツシユ |
JPH04300430A (ja) * | 1991-03-28 | 1992-10-23 | Tokai Rubber Ind Ltd | ブッシュ |
-
1992
- 1992-12-25 JP JP1992092666U patent/JP2603732Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0653843U (ja) | 1994-07-22 |
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