JPH066390U - 作業車のパワーユニット防音装置 - Google Patents

作業車のパワーユニット防音装置

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JPH066390U
JPH066390U JP1497992U JP1497992U JPH066390U JP H066390 U JPH066390 U JP H066390U JP 1497992 U JP1497992 U JP 1497992U JP 1497992 U JP1497992 U JP 1497992U JP H066390 U JPH066390 U JP H066390U
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JP
Japan
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power unit
subframe
engine
soundproof
soundproof cover
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Application number
JP1497992U
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Inventor
橋 典 久 高
Original Assignee
株式会社アイチコーポレーション
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】サブフレーム上にエンジン式のパワーユニット
を装備した作業車のパワーユニット防音装置を提供す
る。 【構成】中空構造のサブフレーム3上に防音カバー4で
周囲を覆ったエンジン6式のパワーユニットを装備した
作業車のパワーユニット防音装置2において、前記サブ
フレーム4の上面にパワーユニット内に連通する切欠部
3aを設けるとともに、前記サブフレーム3の下面であ
って前記切欠部3aから離れた位置に吸気口3bを設
け、前記サブフレーム3の中空部3cに消音装置8を内
蔵し、該消音装置8を前記切欠部3aを介して前記パワ
ーユニット内に配設した吸気管6bにより前記エンジン
6のエアクリーナ6aに連結するように構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、サブフレーム上にエンジン式のパワーユニットを装備した作業車の パワーユニット防音装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】
従来の作業車、特に図3に示す如く、中空構造のサブフレーム10上にエンジ ン式のパワーユニット11を装備した作業車12のパワーユニット防音装置は、 中空構造のサブフレーム10の上面に搭載したエンジン13及び油圧ポンプ14 等からなるパワーユニット11の全体を防音カバー15でただ単に覆った極めて 簡単な構造のものであった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
そのため、従来タイプの作業車のパワーユニット防音装置は、パワーユニット 11の外周に何らの防音手段を施さないパワーユニットに較べ、パワーユニット 11の外周に防音カバー15を設けたことによる防音効果を得ることは出来るが 、パワーユニット11は周知の通り、エンジン13が駆動するためのエアクリー ナ13aへの空気の取り入れと、加熱されるエンジン13、オイルパン13b及 びラジエター13cを冷却するための外部の空気取り入れは、前記防音カバー1 5の後方、図ではターンテーブル16側に設けた開口部15aを介して行う構造 のものであるため、パワーユニット11を覆う防音カバー15は、完全な密閉型 構造のものを採用することが出来ず、そのため、パワーユニット11を構成する エンジン13、ファン(図では省略)及び油圧ポンプ14等が発する音は、防音 カバー15の後方に設けた開口部15a及び排気口15bより十分に減衰される ことなく外部に放出される。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前述した問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするとこ ろは、サブフレーム上にエンジン式のパワーユニットを装備した作業車のパワー ユニット防音装置を提供するものであり、そのために、中空構造のサブフレーム 上に防音カバーで周囲を覆ったエンジン式のパワーユニットを装備した作業車の パワーユニット防音装置において、前記サブフレームの上面にパワーユニット内 に連通する切欠部を設けるとともに、前記サブフレームの下面であって前記切欠 部から離れた位置に吸気口を設け、前記サブフレームの中空部に消音装置を内蔵 し、該消音装置を前記切欠部を介して前記パワーユニット内に配設した吸気管に より前記エンジンのエアクリーナに連結するように構成する。
【0005】
【作用】
上記の構成を採用したので、エンジンのエアクリーナへの吸気は、サブフレー ムの中空部に設けた消音装置を介して吸気され、かつ、エンジン、オイルパン及 びラジエターを冷却するための外部の空気取り入れをサブフレームの中空部を介 して外気を取り入れるから、パワーユニットを覆う防音カバーには排気口を設け るのみでよい。従って、防音カバー内の騒音は吸気管に設けた消音装置で減衰さ れ、しかも防音カバーには吸気のための開口部を設ける必要が無く、パワーユニ ット内で発生する騒音のパワーユニット外への放音は著しく減衰される。
【0006】
【実施例】
以下、図1及び図2に基づいて本考案に係る作業車のパワーユニット防音装置 の一実施例を詳細に説明する。 同図中、1は本考案に係るパワーユニット防音装置2を採用した作業車(本実 施例では高所作業車を掲げて説明する)であり、該作業車1は、車台上に旋回自 在なターンテーブルを架装し、該ターンテーブルに起伏、伸縮自在に枢着したブ ームの先端にバケットを装備し、車台上に搭載する油圧ユニット7より吐出され る圧油を各アクチュエータに給排し、ターンテーブル及びブームを旋回、起伏及 び伸縮作動させてバケットを任意の作業位置に移動することにより所定の高所作 業を行うものである。
【0007】 また、前記パワーユニット防音装置2は、中空構造のサブフレーム3の上面に 架装されている。前記パワーユニット防音装置2は、外周を防音カバー4で覆い 、防音カバー4の内部には前方にファン(図では省略)及びラジエター5を配置 したエンジン6と、該エンジン6でもって駆動される油圧ユニット7等が収納さ れて構成されている。
【0008】 ところで、本考案に係るパワーユニット防音装置2の前記エンジン6のエアク リーナ6aへの吸気構造は、エアクリーナ6aに連通する吸気管6bの一部を前 記サブフレーム3の上面であって防音カバー4内のエンジン6後方に形成した切 欠部3aと、前記サブフレーム3の下面であって前記切欠部3aから後方に離れ た位置に形成した吸気口3bとをサブフレーム3の中空部3c内に配設した消音 装置8を介して吸気管6bにより連結して形成される。
【0009】 また、防音カバー4内で加熱されるエンジン6、オイルパン6c及びラジエタ ー5(排熱部)等を冷却するための外気の取り入れは、前記サブフレーム3の上 面であって防音カバー4内のエンジン6後方に形成した切欠部(図では省略)と 、前記サブフレーム3の中空部3d(該中空部3dは、前記消音装置8内装した 中空部3cの片側に形成した中空部が利用される。)が利用され、所定の吸気の 取り入れがなされるように構成されている。
【0010】 また、本考案に係るパワーユニット防音装置2の排気構造は、一端がエンジン 6の前方に位置するラジエター5に連通され、前記防音カバー4の前壁により反 転してエンジン6の上方に形成されるとともに、防音カバー4の後壁により再度 反転して防音カバー4の前壁上方に開口して設けた排気口9に連通する排気ダク ト9aにより形成される。これにより、エンジン6より排出される排気はエンジ ン6の前方に位置する防音カバー4の前壁内面に当接して反転し、反転した排気 がエンジン6の後方に位置する防音カバー4の後壁内面に当接して再度反転し、 排気口9より外方に放出される。
【0011】 なお、排気ダクト9の内周面には吸音材が取り付けられている。 以下、上記の構成に基づいて本考案に係る作業車のパワーユニット防音装置の 作用を説明する。 即ち、本考案に係る作業車1のパワーユニット防音装置2に内蔵されたエンジ ン6のエアクリーナ6aへの吸気は、エアクリーナ6aに連通する吸気管6bの 一部を前記サブフレーム3の上面であって防音カバー4内のエンジン6後方に形 成した切欠部3aと、前記サブフレーム3の下面であって前記切欠部3aから後 方に離れた位置に形成した吸気口3bとをサブフレーム3の中空部3c内に装備 する消音装置8を介して行われるから、エンジン6で発生する騒音は、従来のパ ワーユニット防音装置であれば、防音カバーに設けた吸気口を介して防音カバー の外部へ騒音として放出されていたが、防音カバー4にはそうした吸気口が無く しかも、吸気管6bの一部をサブフレーム3の中空部3cを利用し、しかも該中 空部3c内には消音装置8を配置したので、吸気口3bより外部に漏出しようと する騒音は、中空部3cと消音装置8で効果的に減衰され、外部に騒音として放 出されることは無くなる。
【0012】 また、防音カバー4内で加熱されるエンジン6、オイルパン6c及びラジエタ ー5(排熱部)等を冷却するための外気取り入れは、前記サブフレーム3の上面 であって防音カバー4内のエンジン6後方に形成した切欠部と、前記サブフレー ム3の中空部3d、即ち、前記消音装置8を内装した中空部3cの片側に形成し た中空部3dを利用した吸気ダクトよりなされるから、防音カバーには排気口を 設けるのみでよく、吸気のための開口部を設ける必要が無く、従って、パワーユ ニット7内で発生する騒音の外部への放音は効果的に減衰される。
【0013】 また、本考案に係るパワーユニット防音装置2の排気は、一端がエンジン6の 前方に位置するラジエター5に連通され、前記防音カバー4の前壁により反転し てエンジン6の上方に形成されるとともに、防音カバー4の後壁により再度反転 して防音カバー4の前壁上方に開口して設けた排気口9に連通する排気ダクト9 aを介して外部に放出されるから、騒音は効果的に減衰される。
【0014】
【考案の効果】
本考案は、以上詳細に説明した如く、中空構造のサブフレーム上に防音カバー で周囲を覆ったエンジン式のパワーユニットを装備した作業車のパワーユニット 防音装置において、前記サブフレームの上面にパワーユニット内に連通する切欠 部を設けるとともに、前記サブフレームの下面であって前記切欠部から離れた位 置に吸気口を設け、前記サブフレームの中空部に消音装置を内蔵し、該消音装置 を前記切欠部を介して前記パワーユニット内に配設した吸気管により前記エンジ ンのエアクリーナに連結するように構成したので、エンジンのエアクリーナへの 吸気は、サブフレームの中空部に設けた消音装置を介して吸気され、かつ、エン ジン、オイルパン及びラジエターを冷却するための外部の空気取り入れをサブフ レームの中空部を介して外気を取り入れるから、パワーユニットを覆う防音カバ ーには排気口を設けるのみでよい。従って、防音カバー内の騒音は吸気管に設け た消音装置で減衰され、しかも防音カバーには吸気のための開口部を設ける必要 が無く、パワーユニット内で発生する騒音のパワーユニット外への放音は著しく 減衰される等種々の優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】は本考案に係る作業車のパワーユニット防音装
置の一例を示す側面図
【図2】は本考案に係る作業車のパワーユニット防音装
置の一例を示す斜視図
【図3】図は従来の作業車のパワーユニット防音装置の
一例を示す側面図
【符号の説明】
1 作業車 2 パワーユニット防音装置 3 サブフレーム 3a 切欠部 3b 吸気口 3c 中空部 3d 中空部 4 防音カバー 5 ラジエター 6 エンジン 6a エアクリーナ 6b 吸気管 6c オイルパン 7 油圧ユニット 8 消音装置 9 排気口 9a 排気ダクト

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空構造のサブフレーム上に防音カバー
    で周囲を覆ったエンジン式のパワーユニットを装備した
    作業車のパワーユニット防音装置において、前記サブフ
    レームの上面にパワーユニット内に連通する切欠部を設
    けるとともに、前記サブフレームの下面であって前記切
    欠部から離れた位置に吸気口を設け、前記サブフレーム
    の中空部に消音装置を内蔵し、該消音装置を前記切欠部
    を介して前記パワーユニット内に配設した吸気管により
    前記エンジンのエアクリーナに連結したことを特徴とす
    る作業車のパワーユニット防音装置。
JP1497992U 1992-03-23 1992-03-23 作業車のパワーユニット防音装置 Pending JPH066390U (ja)

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JP1497992U JPH066390U (ja) 1992-03-23 1992-03-23 作業車のパワーユニット防音装置

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JPH066390U true JPH066390U (ja) 1994-01-25

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ID=11876094

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