JPH0663899B2 - 動的バランサ - Google Patents

動的バランサ

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JPH0663899B2
JPH0663899B2 JP62327076A JP32707687A JPH0663899B2 JP H0663899 B2 JPH0663899 B2 JP H0663899B2 JP 62327076 A JP62327076 A JP 62327076A JP 32707687 A JP32707687 A JP 32707687A JP H0663899 B2 JPH0663899 B2 JP H0663899B2
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JP
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balancer
optical sensor
balance
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balance weight
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毅 堀内
敏 松井
Original Assignee
日立精工株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、回転体の回転時におけるアンバランスを修正
するための動的バランサに関する。
【従来の技術】
たとえば、研削作業において、研削砥石(砥石と呼ぶ)
を載置した主軸の回転時におけるバランスが優れている
と、加工面の平面度が向上することは良く知られてい
る。そこで、研削盤は主軸を単体で回転させるときはも
ちろんのこと、砥石を載置したときにも振動しないよう
に剛性を持たせてある。しかし、一般に消耗品である砥
石はバランスが良くない。このため、砥石を載置した主
軸を回転させると、主軸に微小振動が発生し、加工面の
平面度が低下する。そこで、砥石を載置した主軸の回転
時におけるバランスを精度良く、かつ能率良く得ること
が重要な課題となってきた。回転時のバランス、すなわ
ち、動的なバランスをとる動的バランサとして、たとえ
ば特開昭59−155642号公報に開示されたものが
ある。前記した動的バランサは、砥石を載置するフラン
ジ内部にステッピングモータと2個のバランスウエイト
を配置し、フランジの外周に配置したスリツプリングと
フランジ外部の固定したブラシによりフランジ内部に載
置したステッピングモータを駆動し、2個のバランスウ
エイトをそれぞれ異なる半径方向に移動させて動的なバ
ランスをとっている。
【発明が解決しようとする課題】
上記した装置によれば、精度良くしかも能率良く砥石を
載置した主軸を動的にバランスさせることができる。し
かし、ステッピングモータを駆動するための電源をスリ
ップリングとブラシにより供給するため、信頼性を維持
するためにはスリップリング間の絶縁状態あるいはスリ
ップリングとブラシの摩耗など、両者の接触部を頻繁に
点検しなければならなかった。また、砥石の幅に合わせ
てスリップリングとブラシの位置を調整する必要があっ
た。 本発明の目的は、上記した課題を解決し、保守点検の容
易な動的バランサを提供するにある。
【課題を解決するための手段】
上記した課題は、回転体と一体になって回転するバラン
サ本体にバランスウエイトとバランスウエイトを移動さ
せる移動機構と移動機構の駆動源と移動機構の制御装置
とを備え、バランスウエイトを移動させることにより回
転体のバランスをとる動的バランサにおいて、少なくと
も1個の光学式センサを設け、上記光学式センサを上記
制御装置に接続し、上記制御装置を上記光学式センサか
らの1信号単位毎に予め定めた動作を上記移動機構にさ
せるように構成し、上記光学式センサで検知したバラン
サ本体外部からの光信号により上記移動機構を動作させ
て回転体のバランスをとることにより解決される。
【作用】
バランスをとるのに必要な装置の総てがと回転体と一体
になって回転するバランサ本体に内蔵されているから、
回転体への取り付けおよび保守点検が容易になる。
【実施例】
以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明する。第1
図は本発明の一実施例を示す正面断面図。第2図ないし
第3図は動作を説明するための説明図である。 第1図において、1はバランサ本体で、ナット9により
砥石8と共に主軸7に固定され、砥石8と一体になって
回転する。10はバランサ本体を構成するケース。2
a,2bはバランスウエイトで、ケース10に内接し、
回転自在の内歯歯車11a,11bにそれぞれ載置され
ている。12a,12bは内歯歯車11a,11bに噛
み合う歯車で、ケース10に載置されたステップモータ
3a,3bの出力軸にそれぞれ固定されている。なお、
歯車12a,12bと内歯歯車11a,11bとの歯数
比は1:10であり、ステップモータ3a,3bは1つ
の信号に対し10度ずつ回転する。すなわち、1つの信
号に対し、バランスウエイト2a,2bは1度ずつ回転
する。13はスペーサ。14はケース10に固定される
カバー。15は制御基板で、電池4と光学式センサ6a
〜6dおよび後述する制御回路部品を載置し、ケース1
0の側面に固定されている。なお、光学式センサ6a〜
6dは主軸7の軸心に対して半径方向に並べて配置して
ある。そして、ナット9側から見て光学式センサ6a,
6cは内歯歯車11a,11bを右側へ、光学式セン6
b,6dは左側へ回動させる。16はケース10に固定
されたカバーで、光学式センサ6a〜6dに対向する位
置に穴17が設けてある。18はカバー16の表面に載
置された反射板で、光学式センサ6a〜6dと同列に配
置されている。19は主軸7を回転自在に支持する研削
盤主軸頭の側面。5a〜5dは光学式センサ6a〜6d
と対向する側面19に配置された光源。20は発行部と
受光部を持つ光学式の近接スイッチで、側面19の反射
板18と対向する位置で光源5a〜5dと90度ずらし
て、すなわち主軸7の軸心に関して対称な位置に2個配
置してある。 第2図は制御系統を示すブロック線図である。なお、以
下において説明を簡単にするため、近接スイッチ20の
一方を近接スイッチ20a、他方を近接スイッチ20b
と呼ぶ。21は近接スイッチ20a,20bに接続する
フリップフロップ回路で、近接スイッチ20aからの信
号でセットされ、近接スイッチ20bからの信号でリセ
ットされる。22a〜22dはフリップフロップ回路2
1、レジスタ23a〜23dおよび点灯回路24a〜2
4dに接続するカウンタで、レジスタ23a〜23dに
入力される移動命令に従って点灯回路24a〜24dを
動作させる。25a〜25dはステップモータ3a,3
bを駆動する駆動回路で、光学式センサ6a〜6dから
の信号によりステップモータ3a,3bを10度ずつ回
転させる。なお、第3図はバランサ本体1が回転すると
きの光源5a〜5d、光学式センサ6a〜6d、反射板
18および近接スイッチ20a,20bの関係を表す模
式図である。 以下、動作について説明する前に、バランスウエイト2
a,2bを移動すべき量を求める方法について原理を示
す第5図により説明する。 いま、第5図(a)で示すように、主軸7Aにアンバラ
ンスの原因となる質点Mがあるものとする。また、Sを
主軸7A上の定点、26をY軸上に配置した測定器と
し、バランスウエイト2a,2bの基準位置がY軸上に
あるとする。主軸7Aを右回りに定速回転させ、測定器
26により主軸7Aが1回転するときの主軸7AのY方
向の変位量を測定し、横軸にSの回転角度をとり、縦軸
にY方向の変位量をとるとき、第5図(b)で示すもの
となったとする。質点MがY軸と重なるとき、変位量が
最大となるから、第5図(b)から、質点Mの位置はS
を基準として90度右へずれた位置にあることがわか
る。一方、あらかじめ知られている主軸7の剛性と、測
定した変位量とから遠心力Fの大きさが分かる。従っ
て、遠心力Fとつりあう力Fを作るためのバランスウ
エイト2a,2bを配置すべき位置が決まり、バランス
ウエイト2aを左側へθ度、バランスウエイト2bを右
側へθ度回転させてやれば良いことが分かる。以下、動
作について説明する。 まず、バランスウエイト2a,2bを基準位置に置き、
主軸7Aを所定の方向に回転させる。反射板18の位置
を第5図における定点Sとすると、近接スイッチ20a
は反射板18と対向するとき閉じるから、近接スイッチ
20aが閉じる時間の間隔が主軸7Aが1回転する時間
である。従って、主軸7Aの変位量の測定を近接スイッ
チ20aに同期させると、質点Mの位置と大きさがわか
る。前記したように、バランスウエイト2a,2bを基
準位置から移動させるとき、動的なバランスがどう変化
するかはあらかじめ求めてあるから、バランスウエイト
2a,2bを配置すべき位置が分かる。以下、バランス
ウエイト2aを右に30度回す場合を例にとって説明す
る。 まず、レジスタ23aに移動必要量30を入力したの
ち、移動開始命令を出す。主軸7Aの回転にともない、
まず第3図(a)で示す反射板18と近接スイッチ20
aが対向する位置でフリップフロップ回路21がセット
され、カウンタ22aは1をカウントすると共にレジス
タ23aに入力された値を超えていないことを確認して
点灯回路24を動作させ、光源5aを点灯させる。次に
第3図(b)で示す光源5aと光学式センサ6aが対向
する位置で光学式センサ6aは駆動回路25を動作させ
ステップモータ3aを10度、すなわち、バランスウエ
イト2aを1度右へ移動させる。さらに、第3図(c)
で示す反射板18と近接スイッチ20bが対向する位置
でフリップフロップ回路21をリセットするから、光源
5aも消灯する。以下、同様にしてカウンタ22aがカ
ウントアップするまでバランスウエイト2a移動させ、
バランスウエイト2aを所定の位置に配置させる。 なお、本実施例においては説明を簡単にするため、光源
と光学式センサを4組設けたが、第4図で示すように、
たとえば主軸7Aの3回転を1信号として、バランスウ
エイト2a,2bを移動させるようにすれば、1組でも
よいことは言うまでもない。また、ステップモータ3
a,3bを駆動する駆動回路25a〜25dは1つにま
とめることができる。さらに、バランスウエイト2a,
2bを回転軸に垂直な平面内で、直交する半径方向に移
動させてもよいし、1個のバランスウエイトを円周方向
と半径方向に移動させても良い。さらに、光源を主軸頭
に固定せず、作業者が手に持って操作するようにしても
良い。
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、光信号を用いるこ
とによりバランスウエイトの移動を非接触で命令でき、
しかも駆動源を内蔵しているから、外部から駆動源を供
給する必要もない。従って、保守点検が容易になるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す正面断面図。第2図は
制御系統を示すブロック線図。第3図はバランサ本体1
が回転するときの各部品位置の関係を示す図。第4図は
光信号の送信方法を示す他の実施例の説明図。第5図は
動的にバランスをさせる手順を示す原理説明図。
【符号の説明】
1……バランサ本体 2a,2b……バランスウエイト 3a,3b……ステップモータ 4……電池 5a〜5d……光源 6a〜6d……光学式センサ 7……主軸 11a,11b……内歯歯車 12a,12b……歯車 15……制御基板 25a〜25d……駆動回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転体と一体になって回転するバランサ本
    体にバランスウエイトとバランスウエイトを移動させる
    移動機構と移動機構の駆動源と移動機構の制御装置とを
    備え、バランスウエイトを移動させることにより回転体
    のバランスをとる動的バランサにおいて、少なくとも1
    個の光学式センサを設け、上記光学式センサを上記制御
    装置に接続し、上記制御装置を上記光学式センサからの
    1信号単位毎に予め定めた動作を上記移動機構にさせる
    ように構成し、上記光学式センサで検知したバランサ本
    体外部からの光信号により上記移動機構を動作させて回
    転体のバランスをとることを特徴とする動的バランサ。
  2. 【請求項2】バランサ本体の1回転を検知する検知手段
    を設け、外部から発信する光信号をバランサ本体の回転
    回数に同期させることを特徴とする請求項1に記載の動
    的バランサ。
JP62327076A 1987-12-25 1987-12-25 動的バランサ Expired - Fee Related JPH0663899B2 (ja)

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JP2613464B2 (ja) * 1989-01-19 1997-05-28 大宮工業株式会社 回転体の不釣合い自動修正装置
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