JP2613464B2 - 回転体の不釣合い自動修正装置 - Google Patents

回転体の不釣合い自動修正装置

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JP2613464B2
JP2613464B2 JP1011495A JP1149589A JP2613464B2 JP 2613464 B2 JP2613464 B2 JP 2613464B2 JP 1011495 A JP1011495 A JP 1011495A JP 1149589 A JP1149589 A JP 1149589A JP 2613464 B2 JP2613464 B2 JP 2613464B2
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秀嗣 山岡
秀治郎 岡
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、研削盤における研削砥石の如き回転体の
動バランスの不釣合いを運転状態において釣り合わせる
ための、回転体の不釣合い自動修正装置に関するもので
ある。
(従来の技術) 回転体に不釣合いがあると振動となって現れ、例えば
研削盤の場合は研削加工精度や表面粗さに悪影響を及ぼ
すこととなるため、精密な動バランスの釣合いが必要で
あり、実際の運転状態で不釣合いを修正したい場合がし
ばしばある。
このため従来は第9図に示す如く研削砥石(G)を保
持するフランジ(F)に設けた円周方向の溝(FG)に取
り付けた不釣合い修正用のバランスウェイト(W)の位
置を、静止状態で熟練技能者の勘に頼って移動させた後
回転させてみる方法を、不釣合いが解消するまで数回繰
り返して調整していたものである。
(発明が解決しようとする問題点) 上記した従来の不釣合い修正方法では、修正のために
30分〜120分の時間を必要とするため、作業に大きな支
障を来すとともに、熟練技能者を必要とするがこのよう
な機能を持った人が近年は不足しているといった問題が
あった。
この発明は、上記した従来の問題点を解消するため
に、回転体に一体的に取り付けて、この回転体の動バラ
ンスを運転中に自動的に修正する、回転体の不釣合い自
動修正装置を提供することを目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達するためのこの発明は、振動センサ及
び回転同期センサが検出した回転体の不釣合い情報信号
を受け、これを演算して不釣合い修正信号を発するコン
トロールユニットと、該コントロールユニットからの不
釣合い修正信号を受けて、回転中に回転体の不釣合いを
自動修正する、上記回転体に取り付けた修正作動部から
なり、該修正作動部の回転中心に水銀スリップリングを
取り付けて、上記コントロールユニットと上記修正作動
部を結ぶ電力供給路を形成し、該電力供給路の上記コン
トロールユニット側と修正作動部側とに、それぞれ電力
供給路を信号回路として共用するためのコイルと、不釣
合の修正指令信号又は修正完了信号を上記電力供給路の
電圧に載せて送る信号供給回路と、上記修正指令信号又
は修正完了信号を受け取った後上記電力供給路の電圧と
分離する信号再生回路とをそれぞれ接続することによ
り、上記コントロールユニットと上記修正作動部間の信
号伝達を行う通信回路を上記電力供給路と兼用し、さら
に上記コントロールユニットに、上記修正作動部の作動
時間を設定するタイマーをプログラムしておくととも
に、上記修正作動部に設けた制御用基板に、上記修正作
動部の作動停止時に作動停止信号を発信すべくプログラ
ムしておき、上記タイマーの設定時間以内に上記作動停
止信号の発信がない場合に、上記修正作動部の作動を停
止させる異常検出手段を設けた、回転体の不釣合い自動
修正装置である。
(作用) 振動センサ及び回転同期センサが検出した回転体の不
釣合い情報信号をコントロールユニットが受けて、これ
を演算した回転体の不釣合い修正指令を、水銀スリップ
リングを経て修正作動部に送ると、この修正作動部に組
み込まれている2個のバランスウェイトが円周上を不釣
合いを打ち消す位置に移動して、不釣合いが自動的に修
正される。
(実施例) 以下この発明を例示図面を参照して詳細説明すると、
第1図はこの発明を研削盤の研削砥石に利用した例を示
す概要図、第2図は研削砥石に取り付けた修正作動部の
直径方向の断面図、第3図は修正作動部の内部構造を示
す正面図であって、(1)は回転体である研削砥石で、
回転軸(2)の一端に取り付けられ、この回転軸(2)
は他端にプーリー(4)を備え、軸受(3)に支持され
て電動機(図示省略)の出力をプーリー(4)に伝達し
て駆動される。
(5)は振動センサで、研削砥石(1)に不釣合いが
ある場合に、軸受(3)に現れる振動を検出して振動信
号を発する。
(6)は回転同期センサで、回転軸(2)の外周の1
箇所に付した原点マーク(7)に対応して設置され、こ
の原点マーク(7)を検出して回転同期信号を発する。
(8)はコントロールユニットで、図5に示す如く演
算回路(30)と信号供給回路(32)と信号再生回路(3
3)を持つマイクロコンピュータを内蔵し、振動センサ
(5)からの振動信号と、回転同期センサ(6)からの
回転同期信号とを入力し、これを演算して不釣合い修正
信号を出力する。
(9)は修正作動部で、研削砥石(1)の側面の砥石
フランジ(10)に取り付けられ、コントロールユニット
(8)からの不釣合い修正信号を受けて、この不釣合い
修正信号に基づいて2個のバランスウエイトを相対移動
させて研削砥石(1)の不釣合いを修正するものであ
る。
この修正作動部(9)の詳細を第2図及び第3図によ
り説明すると、(11)は本体ハウジングで、ほぼリング
状に形成され、砥石フランジ(10)に軸心を一致させて
取り付けてある。
この本体ハウジング(11)の内周に、リング状にして
同一な2個のインターナルギヤ(12),(12a)がオイ
ルレスブッシュ(13)を介して平行に装着されており、
このインターナルギヤ(12)と(12a)の間にはテフロ
ン樹脂製の滑りリング(14)が介在しており、外側は本
体ハウジング(11)に取り付けたリング状の止め板(1
5),(15a)に当接して軸心方向の位置が規制されてい
る。
このインターナルギヤ(12),(12a)には、その外
側の側面に、外周方向に張り出している円弧状のバラン
スウェイト(16),(16a)と、内周方向にに突出して
いる原点プレート(17),(17a)が中心角上90°離れ
た位置に取り付けられていて、回転体(1)に不釣合い
が無い場合に、バランスウェイト(16)と(16a)及び
原点プレート(17)と(17a)とが、第3図に示す如く
インターナルギヤ(12),(12a)の直径方向に相対向
する位置にあるようにセットされる。
(18),(18a)は支持部材で、本体ハウジング(1
1)の両側面を塞ぐ円板からなり、本体ハウジング(1
1)の反研削砥石側の支持部材(18)の外側面の直径方
向の中心線上にあって、中心に対して相対向する位置に
2個のステッピングモータ(19),(19a)が取り付け
てあり、このステッピングモータ(19),(19a)の出
力軸に、それぞれインターナルギヤ(12),(12a)に
噛み合うピニオンギヤ(20),(20a)が取り付けられ
ており、さらに支持部材(18),(18a)の内側面の原
点プレート(17),(17a)に対応する位置に、インタ
ーナルギヤ(12),(12a)の回転につれられて移動す
る原点プレート(17),(17a)を検出するためのフォ
トセンサ(21),(21a)がそれぞれ取り付けられてい
る。
(22)は制御基板で、支持部材(18)の外側面に取り
付けられており、ステッピングモータ(19),(19a)
の作動制御を行うもので、第5図に示す演算回路(30
a)と信号供給回路(32a)と信号再生回路(33a)を備
えている。
(23)は水銀スリップリングで、本体ハウジング(1
1)の外側面に支持部材(18)を挟んで取り付けてある
カバー部材(24)の回転中心に取り付けてあって、ステ
ッピングモータ(19),(19a)と、フォトセンサ(2
1),(21a)とを駆動する電力と、不釣り合いの修正指
令信号及び修正完了信号とを、コントロールユニット
(8)からケーブル(25)を経て受入れ、制御基板(2
2)を経て供給するための、第5図に示す通信回路を兼
ねる電力供給路(31)を形成して、静止体から回転体へ
伝達を果たすものである。
本発明装置の構成は以上の通りで、続いて作用を説明
する。
修正作動部(9)の作用において、フォトセンサ(2
1),(21a)に対して原点プレート(17),(17a)が
第3図に示す如く一致した位置にあって、この原点プレ
ート(17),(17a)がフォトセンサ(21),(21a)を
遮っている状態をコントロールユニット(8)のマイク
ロコンピュータが認識する。
このとき、2個のバランスウェイト(16),(16a)
は直径方向の中心線(X−Y)上で相対向する位置にあ
って釣り合っている。
この状態において、研削砥石(1)が回転を始めて定
常回転に達したとき、振動センサ(5)と回転同期セン
サ(6)からの不釣合い情報信号がコントロールユニッ
ト(8)に入力されると、コントロールユニット(8)
に組み込まれているマイクロコンピュータの演算回路
(30)が不釣合いを修正するために、バランスウェイト
(16),(16a)をそれぞれ原点0度の位置から時計方
向または反時計方向にどれだけ移動させればよいかを演
算して、ケーブル(25)、水銀スリップリング(23)、
制御基板(22)を経て、ステッピングモータ(19),
(19a)に駆動用電力と、修正指令信号とを供給してこ
れを駆動し、ピニオンギヤ(20),(20a)を介してイ
ンターナルギヤ(12),(12a)を回転させ、このイン
ターナルギヤに取り付けられているバランスウェイト
(16),(16a)を時計方向または反時計方向に、コン
トロールユニット(8)が指令する位置まで移動させて
不釣合いを修正するものである。
第5図は、電力供給路(31)をコントロールユニット
(8)と修正作動部(9)間の通信回路として共用する
ための回路図であって、電源(DC)と修正作動部(9)
の全ての負荷を意味する負荷抵抗(RL)を結ぶ電力供給
路(31)には、コントロールユニット(8)側に電力供
給路(31)を信号回路として共用するための第1コイル
(L1)と、振動センサ(5)と回転同期センサ(6)か
らの回転体の不釣合い情報信号を演算回路(30)が演算
して得た不釣合い修正指令信号を電力供給路(31)の電
圧に乗せて修正作動部(9)に送る信号供給回路(32)
と、修正作動部(9)から送られる修正完了信号を電力
供給路(31)の電圧から分離して受け取る信号再生回路
(33)が接続されており、修正作動部(9)側にも同様
に電力供給路(31)を信号回路として共用するための第
2のコイル(L2)と、負荷抵抗(RL)と、コントロール
ユニット(8)から送られる修正指令信号を電力供給路
(31)の電圧から分離して受け取る信号再生回路(33
a)と、この信号再生回路(33a)が受け取った修正指令
信号を演算回路(30a)が演算して負荷抵抗(RL)の作
動により不釣合い修正を完了させた後、修正完了信号を
電力供給路(31)の電圧に乗せてコントロールユニット
(8)に送る信号供給回路(32a)が接続されている。
コントロールユニット(8)側の信号供給回路(32)
が発信する修正指令信号を、修正作動部(9)の信号再
生回路(33a)が受信して再生し、演算回路(30a)が不
釣合いを修正するステッピングモータ(19),(19a)
が作動させ、このステッピングモータ(19),(19a)
が作動を停止したとき、演算回路(30a)が作動完了信
号を信号供給回路(32a)よりコントロールユニット
(8)側に発信し、コントロールユニット(8)の信号
再生回路(33)が受信し再生して、不釣合いの修正を完
了したことを確認するものである。
第6図は第5図の信号供給回路と信号再生回路の詳細
図であって、コントロールユニット(8)側の信号供給
回路(32)は、抵抗(RS1)とスイッチ(SW1)が直列に
接続され、さらに信号再生回路(33)は、高電圧側コン
パレータ(34H1)と低電圧側コンパレータ(34L1)がR
・Sフリップフロップ(35)に接続されている。
同様に修正作動部(9)側の信号供給回路(32a)は
抵抗(RS2)とスイッチ(SW2)が直列に接続されてお
り、さらに信号再生回路(33a)は、高電圧側コンパレ
ータ(34H2)と低電圧側コンパレータ(34L2)がR・S
フリップフロップ(35a)に接続している。
次に、修正指令信号を発信する場合の作用を説明す
る。
コントロールユニット(8)側の信号供給回路(32)
のスイッチ(SW1)がOFFしているときの電力供給路電圧
(VS)は次の〔I〕式となる。
VS=IL・(RL+RL2)・・・〔I〕 ここに、(IL)は負荷電流、(RL)は負荷抵抗、(R
L2)は第2コイル(L2)の抵抗成分である。
スイッチ(SW1)がタイマーの作用によりONすると、
信号供給回路(32)にスイッチ電流(IS)が流れるが、
第1コイル(L1)側からの電流供給が第1コイル(L1
の抵抗によって遅れるため負荷電流(IL)が減少し、電
力供給路電圧(VS)は次の〔II〕式となり、上記〔I〕
より低下する。
VS=(IL−IS)・(RL+RL2)・・・〔II〕 この状態で時間が或る程度経過すると、第1コイル電
流(IL1)がスイッチ電流(IS)分だけ増加して、電力
供給路電圧(VS)は上記〔I〕式に戻る。
次にスイッチ(SW1)がタイマーの経過によりOFFする
と、スイッチ電流(IS)は流れなくなるため、電力供給
電圧(VS)は次の〔III〕式となり、上記〔I〕式より
増加する。
VS=(IL+IS)・(RL+RL2)・・・〔III〕 さらに時間が経過すると、タイマーの作用により再び
スイッチ(SW1)がONして、第1コイル電流(IL1)中の
スイッチ電流(IS)分が減少し、電力供給路電圧(VS
は上記(I)式に戻る。
以上の作用を第7図のタイムチャートに示し、電力供
給路電圧(VS)には、スイッチ(SW1)がONしたとき負
側のパルスが生じ、OFFしたとき正側のパルスが生じ
る。
この負側及び正側のパルスを修正作動部(9)側の信
号再生回路(33a)が受けて高電圧側コンパレータ(34
H2)と、低電圧側コンパレータ(34L2)とに分離して、
高電圧側コンパレータ出力電圧(VC1)と低電圧側コン
パレータ出力電圧(VC2)を得て、これをR・Sフリッ
プフロップ(35a)に供給して、修正作動部(9)側の
信号再生回路(33a)の出力電圧(V0)を、コントロー
ルユニット(8)側の信号供給回路(32)のスイッチ
(SW1)のON・OFFと同一の形で再生するものである。
このように、コントロールユニット(8)側の信号供
給回路(32)において、スイッチ(SW1)のON・OFFによ
り供給する修正指令信号は、修正作動部(9)側の信号
再生回路(33a)において再生され、この再生された修
正指令信号に基づいてステッピングモータ(19),(19
a)を駆動して、不釣合いの修正を果たすものである。
こうして不釣合いの修正が完了したら、修正完了信号
を修正作動部(9)の信号供給回路(32a)のスイッチ
(SW2)の開閉によってコントロールユニット(8)に
発信し、信号再生回路(33)がこれを受信して再生し、
不釣合い修正が完了したことを確認するもので、その作
用は上記修正指令信号をコントロールユニット(8)側
から修正作動部(9)側に送信する場合と同様であるか
ら説明を省略する。
この不釣合い修正において、インターナルギヤ(1
2),(12a)に取り付けられているバランスウェイト
(16),(16a)が不適当な位置に移動すると、不釣合
いが大きくなり振動が増大して回転体が破損する等の事
態を招き、大きな事故につながるおそれがある。
従って、上記した不釣合い修正動作〔ステッピングモ
ータ(19),(19a)の動作〕が所定時間以内に完了し
たか否かを確認して、完了していないときは異常事態と
みて電源を切り、不釣合い修正動作を停止させる必要が
ある。
この不釣合い修正が所定の時間内に完了したか否かを
確認する異常検出手段を第8図に示す異常検出タイムチ
ャートに基づいて説明する。
〔イ〕コントロールユニット(8)にはタイマー
(t1),(t2)がプログラムされており、このコントロ
ールユニット(8)から修正作動部(9)に修正指令信
号を発すると同時に、タイマー(t1)が起動する。
〔ロ〕修正作動部(9)が作動を開始する。
〔ハ〕修正作動部(9)が作動を完了して停止する。
〔ニ〕修正作動部(9)の作動停止と同時に、作動完了
信号をコントロールユニット(8)に発信する。
〔ホ〕コントロールユニット(8)はタイマー(t1)の
設定時間内に作動完了を確認したので、異常検出動作を
中断する。
〔ヘ〕コントロールユニット(8)が次の修正指令信号
を修正作動部(9)に発信すると同時にタイマー(t2
を起動する。
〔ト〕修正作動部(9)が作動を開始する。
〔チ〕タイマー(t2)の時間を経過するも修正作動部
(9)からの作動完了信号を確認できなかったため、修
正作動部(9)において異常が発生したものとみなして
電源をOFFする。
〔リ〕修正作動部(9)は電源OFFにより作動を停止す
る。
以上の手順により、修正作動部(9)が異常な作動を
するのを防止して、不釣合いの誤修正により生じる危険
を未然に防止することができるものである。
なお、本実施例において、修正作動部(9)を研削砥
石(1)に直接取り付けたものを示したが、研削砥石
(1)と一体に回転する回転軸(2)またはプーリー
(4)に取り付けてもよい。
また、回転体は研削砥石に限定されるものではなく、
その他の回転体についても同様に適用可能である。
(発明の効果) 以上説明したこの発明に係わる回転体の不釣合い自動
修正装置の構成によれば、回転体自体に不釣合いを自動
修正する修正作動部を取り付けて、回転体の回転に不釣
合いが生じたとき、振動センサと回転同期センサとから
の不釣合い情報信号を、コントロールユニットが演算処
理して得た不釣合い修正指令信号を修正作動部に送っ
て、自動的に回転体の不釣合いを修正するに当たって、
修正作動部の回転中心に水銀スリップリングを設けて、
この修正作動部を駆動する電力の供給と、修正作動部と
コントロールユニット間の通信回路を兼ねることとして
省配線を実現し、さらに異常検出手段を備えていること
により、充実した機能を持って確実な不釣合いの修正が
得られるとともに、誤修正による危険要因の発生を未然
に防止する効果が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明を研削砥石に応用した例を示す装置
の概要図である。 第2図は、研削砥石に取り付けた修正作動部の直径方向
の断面図である。 第3図は、第2図をII−II線方向に見た図である。 第4図は、第3図III−III線における要部拡大断面図で
ある。 第5図は、電力供給路を通信に共用するための回路構成
概要図である。 第6図は、第5図の信号供給回路と信号再生回路の詳細
図である。 第7図は、第6図に示す制御回路の制御タイムチャート
である。 第8図は、異常検出のタイムチャートである。 第9図は、従来の研削砥石の不釣合いを修正する装置の
正面図である。 (符号の説明) 1……回転体(研削砥石) 2……回転軸 3……軸受 5……振動センサ 6……回転同期センサ 8……コントロールユニット 9……修正作動部 11……本体ハウジング 12,12a……インターナルギヤ 16,16a……バランスウェイト 17,17a……原点プレート 18,18a……支持部材 19,19a……ステッピングモータ 20,20a……ピニオンギヤ 21,21a……フォトセンサ 22……制御基板 22′……プログラムメモリー 23……水銀スリップリング 24……カバー部材 25……ケーブル 30,30a……演算回路 31……電力供給路 32,32a……信号供給回路 33,33a……信号再生回路 DC……電源 RL……負荷抵抗 L1……第1コイル L2……第2コイル

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】振動センサ及び回転同期センサが検出した
    回転体の不釣合い情報信号を受け、これを演算して不釣
    合い修正信号を発するコントロールユニットと、該コン
    トロールユニットからの不釣合い修正信号を受けて、回
    転中に回転体の不釣合いを自動修正する、上記回転体に
    取り付けた修正作動部からなり、該修正作動部の回転中
    心に水銀スリップリングを取り付けて、上記コントロー
    ルユニットと上記修正作動部を結ぶ電力供給路を形成
    し、該電力供給路の上記コントロールユニット側と修正
    作動部側とに、それぞれ電力供給路を信号回路として共
    用するためのコイルと、不釣合の修正指令信号又は修正
    完了信号を上記電力供給路の電圧に載せて送る信号供給
    回路と、上記修正指令信号又は修正完了信号を受け取っ
    た後上記電力供給路の電圧と分離する信号再生回路とを
    それぞれ接続することにより、上記コントロールユニッ
    トと上記修正作動部間の信号伝達を行う通信回路を上記
    電力供給路と兼用し、さらに上記コントロールユニット
    に、上記修正作動部の作動時間を設定するタイマーをプ
    ログラムしておくとともに、上記修正作動部に設けた制
    御用基板に、上記修正作動部の作動停止時に作動停止信
    号を発信すべくプログラムしておき、上記タイマーの設
    定時間以内に上記作動停止信号の発信がない場合に、上
    記修正作動部の作動を停止させる異常検出手段を設けた
    ことを特徴とする回転体の不釣合い自動修正装置。
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JP2721361B2 (ja) * 1988-08-30 1998-03-04 日立精工株式会社 回転体のバランス調整装置

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