JPH0663745B2 - 格子周期測定装置 - Google Patents

格子周期測定装置

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JPH0663745B2
JPH0663745B2 JP578788A JP578788A JPH0663745B2 JP H0663745 B2 JPH0663745 B2 JP H0663745B2 JP 578788 A JP578788 A JP 578788A JP 578788 A JP578788 A JP 578788A JP H0663745 B2 JPH0663745 B2 JP H0663745B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は格子周期測定装置、特に、分布帰還型半導体レ
ーザの回折格子や、光ディスク基板のプリグループ等の
微細格子の格子周期測定装置に関する。
〔従来の技術〕
従来の格子周期測定装置は、例えば昭和58年度電子通信
学会半導体・材料部門全国大会予稿65頁記載のディスク
・プレグループ検査装置がある。
第2図に示す従来のディスク・プレグループ検査装置
は、測定すべき格子構造表面6にレーザを照射するレー
ザ照射部4と、1つの1次回折光の光路上に距離L
なれて1次回折光と垂直に配置された光ビーム位置検出
器5とを含んで構成され、該光ビーム位置検出器により
1次回折角θを測定し(1)式により格子周期dを求め
ていた。
d=λ/sinθ ……(1) (λ:レーザ光の波長) 〔発明が解決しようとする問題点〕 上述した従来のディスク・プレグループ検査装置は、
(1)式に示すように格子周期dが、1次回折角θによ
り決定される。この1次回折角θは、光ビーム検出器5
に垂直に入射する1次回折角をθ(基準格子周期の1
次回折角)実際に光ビーム位置検出器5に入射する1次
回折角をθ、光ビーム検出器5上で垂直に入射した点か
ら実際に入射した点までのズレ量を△とすると θ=θ+tan /L ……(2) として算出されるので格子構造表面が傾くと、レーザの
入射角が変化し、これに伴い光ビーム位置検出器5に入
射する1次回折光の位置が変化する。
例えばλ=632.8nm,θ=24゜,L=30mm,△=0.2mm
とすると1次回折角θは24.4゜となり格子周期dは1533
nmとなる。
ここで格子構造表面δ=2゜傾くと、従来の検査装置で
は、1次回折角θを276゜、格子周期dを1365nmと算出
するので格子周期dは、計算上168nm誤差が生じたこと
になる。
この誤差は、測定値の11%をしめる値なので、実用上の
許容範囲10nmを大きく越えてしまうという欠点がある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の格子周期測定装置は、格子構造表面に垂直にレ
ーザ光を照射するレーザ照射部と、前記格子構造表面か
らの2つの1次反射回折光の光路上でレーザ照射点から
それぞれ距離L,Lはなれて1次反射回折光と垂直に
配置され位置ずれ信号△,△を出力する第1と第2
の光ビーム位置検出手段と、前記位置ずれ信号△,△
から (d:格子周期,λ:レーザ光の波長)なる関係により格
子周期を決定する演算処理部とを含んで構成される。
〔実施例〕
次に、本発明の実施例について、図面を参照して詳細に
説明する。
第1図は、本発明の一実施例を示すブロック図である。
第1図に示す格子周期測定装置は、レーザ照射部1より
測定すべき格子構造表面6に垂直にレーザ光を照射し、
基準格子周期dに対応する2つの1次回折光の光路上
でレーザ照射点からそれぞれL,Lはなれて1次回折
光と垂直に配置された第1,第2の光ビーム位置検出手段
2,3により検出される基準格子周期の回折位置に対する
被測定格子の1次回折光位置ずれ△,△は、格子構
造表面の傾き角をδ、基準格子周期の1次光回折角をθ
、実際にビーム位置検出器に入射する1次回折角をθ
とすると △=tan〔−2δ+(θ−θ)〕×L ……(3) △=tin〔2δ+(θ−θ)〕×L ……(4) となり(3),(4)式より となるよって格子周期dは、 で決定される。
例えば、前記と同様にλ=632.8nm,θ=24゜,L=30
mm,△=0.2mmでδ=2゜傾くと、(5)式より1次回
折角θは24.4゜となり(6)式より格子周期dは、真の
値と一致する1533nmと算出できる。
〔発明の効果〕
本発明の格子周期測定装置は、2つの1次回折光の光路
上に第1と第2の光ビーム位置検出器を設けることによ
り格子構造表面が傾いても正確に格子周期を測定できる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図、第2図は
従来の一例を示すブロック図である。 1……レーザ照射部、2,3……光ビーム検出手段、4…
…レーザ照射部、5……光ビーム検出器、6……格子構
造表面。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】格子構造表面に垂直にレーザ光を照射する
    レーザ照射部と、前記格子構造表面からの2つの1次反
    射回折光の光路上でレーザ照射点からそれぞれ距離
    ,Lはなれて1次反射回折光と垂直に配置され位置
    ずれ信号△1,△2を出力する第1と第2の光ビーム位置
    検出手段と、前記位置ずれ信号△1,△2から (d=λ/Sinθ,d;基準格子周期,θ;基準
    格子周期の一時回折角) (d:格子周期,λ:レーザ光の波長)なる関係により格
    子周期を決定する演算処理部とを含むことを特徴とする
    格子周期測定装置。
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