JP2765003B2 - 間隔測定装置 - Google Patents

間隔測定装置

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JP2765003B2 JP1036744A JP3674489A JP2765003B2 JP 2765003 B2 JP2765003 B2 JP 2765003B2 JP 1036744 A JP1036744 A JP 1036744A JP 3674489 A JP3674489 A JP 3674489A JP 2765003 B2 JP2765003 B2 JP 2765003B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は2つの物体間の間隔を高精度に測定する間隔
測定装置に関し、例えば半導体製造装置において、マス
クとウエハとの間隔を測定し、所定の値に制御するとき
に好適なものである。
(従来の技術) 従来より半導体製造装置においては、マスクとウエハ
との間隔を間隔測定装置等で測定し、所定の間隔となる
ように制御した後、マスク面上のパターンをウエハ面上
に露光転写している。これにより高精度な露光転写を行
っている。
第9図は特開昭61-111402号公報で提案されている間
隔測定装置の概略図である。同図においては第1物体と
してのマスクMと第2物体としてのウエハWとを対向配
置し、レベルL1によって光束をマスクMとウエハWとの
間の点PSに集光させている。
このとき光束はマスクM面上とウエハW面上で各々反
射し、レベルL2を介してスクリーンS面上の点PW,PM
集束投影されている。マスクMとウエハWとの間隔はス
クリーンS面上の光束の集光点PW,PMとの間隔を検出す
ることにより測定している。
しかしながら、同図に示す装置はマスクMとウエハW
とが平行であれば双方の間隔を正しく測定することがで
きるが一方が傾いて、例えばマスクMが点線で示す如く
傾いて非平行となった場合にはスクリーン面S面での光
束の入射点はPMより点PNへと変化し、測定誤差の原因と
なってくる。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明はマスクとウエハに相当する第1物体と第2物
体とを対向配置して両者の間隔を測定する装置におい
て、一方の物体が傾いて第1物体と第2物体が非平行に
なったとしても双方の間隔を常に高精度に測定すること
ができる間隔測定装置の提供を目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明の間隔測定装置は、対向する第1物体と第2物
体に光束を照射する光源手段と、前記第1物体と第2物
体から出射する、前記第1物体と第2物体との間隔変動
及び前記第1物体と第2物体の少なくとも一方の物体の
傾き変動によって入射位置変動する第1光束の入射位置
を検出する第1光検出手段と、前記第1物体と第2物体
から出射する、前記第1物体と第2物体との間隔変動に
よっては入射位置変動せず前記第1物体と第2物体の少
なくとも一方の物体の傾き変動によって入射位置変動す
る第2光束の入射位置を検出する第2光検出手段と、前
記第1及び第2光検出手段の検出結果によって前記第1
物体と第2物体との間隔を検出する間隔検出手段とを有
することを特徴としている。
この他本発明では、対向する第1物体と第2物体に投
光手段から光束を照射し、該第1物体と第2物体を介し
て出射してくる第1光束と第2光束の2つの光束の所定
面上への入射位置を受光手段で検出する際、該第1光束
が該第1物体と第2物体との間隔変動及び該第1物体と
第2物体の少なくとも一方の物体の傾き変動によって該
所定面上への入射位置が変動し、該第2光束が該第1物
体と第2物体との間隔変動によっては該所定面上への入
射位置が変動せず、該第1物体と第2物体の少なくとも
一方の物体の傾き変動によって該所定面上への入射位置
が変動するように各要素を設定し、該受光手段からの出
力信号を利用して間隔検出手段により該第1物体と第2
物体との間隔を検出するようにしたことを特徴としてい
る。
(実施例) 第1図,第2図は各々本発明を半導体製造装置のマス
クとウエハとの間隔を測定する装置に適用した場合の第
一実施例の測定系と補正系の光学系の概略図である。
尚本実施例において測定系とは第1物体と第2物体の
主に間隔を測定する系であり補正系とは面が傾いたとき
の測定誤差を補正する系をいう。
第1,第2図において1a,1bは例えばHe-Neレーザーや半
導体レーザー等の光源LDからの光束で、このうち光束1a
は測定系、光束1bは補正系のものである。
2は第1物体で例えばマスク、3は第2物体で例えば
ウエハである。4a,5aは各々マスク2面上の一部に設け
た測定系の入射用と出射用の物理光学素子で、これらの
物理光学素子4a,5aは例えば回折格子やゾーンプレート
等から成っており、30×30(μm)、30×60(μm)程
度の寸法を有している。
同様に4b,5bは補正系の入射用と出射用の物理光学素
子であり、例えば各々30×30(μm)、30×60(μm)
の寸法を有している。
測定系の出射用の物理光学素子5aは光束の入射位置に
より射出光束の偏向角が異なり、この場合は平行な入射
光束を1000μmの位置に集光させる回折力を有してい
る。補正系の出射用の物理光学素子5bは光束の入射位置
によらず、入射角度に応じた偏向角で光束を出射させる
性質の所謂入射位置による回折力の違いのない光学性能
を有している。
7a,7bは各々測定系と補正系の集光レンズであり、そ
の焦点距離はfa,fbである。例えばfa=fb=30mm程度で
ある。
8a,8bは各々測定系と補正系の受光手段で各々集光レ
ンズ7a,7bの焦点位置に配置されており、ラインセンサ
ーやPSD等から成り、入射光束の位置を検出している。9
aは信号処理回路であり、受光手段8a,8bからの信号を用
いて受光手段8a,8b面上に入射した光束の位置を求め、
後述するようにマスク2とウエハ3との間隔、又は傾き
に基づく補正量を演算し求めている。
10a,10bは光プローブであり、集光レンズ7a,7bや受光
手段8a,8b、そして必要に応じて信号処理回路9a,9bを有
しており、マスク2やウエハ3とは相対的に移動可能と
なっている。
次に第1図に示す測定系の機能について説明する。
尚、同図においてはマスク2とウエハ3が正しく平行
に配置されているものとしている。
本実施例においては半導体レーザーLDからの光束1a
(波長λ=830nm)をマスク2面上の第1フレネルゾー
ンプレート(以下FZPと略記する)4a面上の点Aに垂直
に入射させている。そして第1のFZP4aからの角度θ1
で回折する所定次数の回折光をウエハ3面上の点B
(C)で反射させている。このうち反射光31はウエハ3
がマスク2との間隔dOの位置P1に位置しているときの反
射光,反射光32はウエハ3が位置P1からの距離dGだけ変
位して位置P2にあるときの反射光である。
次いでウエハ3からの反射光を第1物体2面上の第2
のFZP5a面上の点D(ウエハ3が位置P2にあるときは
E)に入射させている。
尚、第2のFZP5aは集光レンズのように入射光束の入
射位置に応じて出射回折光の射出角を変化させる光学作
用を有している。
そして第2のFZP5aから角度θ2で回折した所定次数
の回折光61(ウエハ3が位置P2にあるときは回折光62)
を集光レンズ7aを介して受光手段8a面上に導光してい
る。
そして、このときの受光手段8a面上における入射光束
61(ウエハ3が位置P2にあるときは入射光束62)の位置
を検出することによりマスク2とウエハ3との間隔を演
算し求めている。
本実施例ではマスク2面上に設けた第1,第2のFZP4a,
5aは予め設定された既知のピッチで構成されており、そ
れらに入射した光束の所定次数(例えば±1次)の回折
光の回折角度θ1,θ2は予め求められている。
次に第1図を用いてマスク2とウエハ3との間隔を求
める方法について説明する。
第1図に示すように回折光61と回折光62との交点Fか
らマスク2までの距離を(すなわち出射用物理光学素子
の焦点距離)をfMとすると AD=2dOtanθ1、 AE=2(dO+dG)tanθ1、 ∴dM=DE=AE−AD=2dGtanθ1 ……(1) また、 dM=2・fM・tanθ2 ……(2) である。間隔がdOからdGだけ変化したときの受光手段
8a面上における入射光の動き量Sは S=2・fa・tanθ2 ……(3) 従って(1),(2),(3)式より となる。
マスク2とウエハ3の単位ギャップ変化量に対する受
光手段8a面上の入射光束のずれ量ΔS、即ち感度ΔSは となる。
本実施例では受光手段8a面上の入射光束の位置ずれS
を検出することにより、(4)式より距離dGを求め、こ
の値dGとdOよりマスクとウエハとの間隔を測定してい
る。
尚、マスクを設定後最初にマスクとウエハとを第1図
に示すように基準となる間隔dOを隔てて対向配置し、こ
のときの間隔dOの値を例えばTM-230N(商品名;キャノ
ン株式会社製)等の装置を用いて測定している。
本実施例における感度ΔSは集光レンズ7aの焦点距離
faを30mm、dG=50μm、dM=30μm、fM=1000μmとす
ると(5)式より となり、マスク2とウエハ3との間隔1μm当たりの変
化に対して、受光手段8a面上の光束は18μm移動するこ
とになる。受光手段8aとして位置分解能が0.3μmのPSD
を用いると、原理的には0.02μm以下の分解能でマスク
2とウエハ3の間隔を測定することが可能となる。
本実施例ではウエハ3の1つの位置に対する第2物理
光学素子5aからの回折光は、光軸63に対して特定の角度
をもって集光レンズ7aに入射し、受光手段8aが集光レン
ズ7aの焦点位置に設置されているので光プローブ10を光
軸63上の、どの位置に設置しても、又、光軸と垂直方向
に多少ズレていても受光手段8aへの入射光位置は不変で
ある。これにより光プローブの変動に伴う測定誤差を軽
減させている。
但し、光プローブ10の位置誤差がある程度許容されて
いる場合には、受光手段8aは集光レンズ7aの焦点位置に
厳密に設置される必要はない。
次に第2図に示す補正系の機能について説明する。
光束1bはマスク2面上の入射用の物理光学素子4bに入
射している。物理光学素子4bから射出した所定次数の回
折光はウエハ3面上で反射した後マスク2の射出用の物
理光学素子5bに入射する。
物理光学素子5bは平行な入射光束を入射位置によらず
入射角に応じ一定の偏向角で射出させる光学性質を有し
ている。
第4図は補正系の原理を示す図で、同図において実線
で示す光束22,23はウエハ3が傾いていないとき、点線
で示す光束24,25はウエハがβrad傾いたときの受光素子
列8bへの入射状態を示している。
ウエハ3が傾いていないときはマスク2からの射出光
束22,23はマスク2とウエハ3の間隔の大小によらず、
マスク2から同一方向に射出し、集光レンズ7bに垂直に
入射し、集光レンズ7bの軸上の焦点位置8b1に入射す
る。
一方ウエハ3がβrad傾いているときは第4図に示す
ようにマスク2からの光束24,25はマスク2とウエハ3
の間隔の大小によらず2βradだけ傾いて出射し、受光
レンズ7bの光軸に対して2βradの角度で入射する。
そして受光素子列8b面上の点8b1より光軸21と直交す
る方向にXbだけ離れた点8b2に入射する。
ここで集光レンズ7bの焦点距離をfbとすると Xb=fb・tan2β≒2fb・β となる。
測定系においても第3図に点線で示すようにウエハ3
がβrad傾いている時は光束61a,61bは2βrad傾いて出
射し、その結果正しいスポット位置からXaだけズレた位
置にスポットができる。Xaは次の式で与えられる。
Xa=2fa・β 即ち第4図の補正系で得られる位置情報Xbから とし、S-fa/fb×bを真のSの値として(4)式に代入
してdGを求めるようにして補正を行なう。
これによりマスク2とウエハ3の傾き誤差を補正し、
双方の面間隔を高精度に求めている。
又、第5図は本発明の第2の実施例で測定系と補正系
の集光レンズ7a,7bを1つの集光レンズ41で共有するよ
うに構成している。
次に本実施例における具体的な数値例を示す。第1〜
第4図において光束61、光束22はマスク2とウエハ3の
間隔が50μm、光束62、光束23はマスク2とウエハ3の
間隔が100μmのときの出射光束を示しているものとす
る。
第1図の測定系ではマスク2とウエハ3の間隔50μm
に対応する光束61と100μmに対応する光束62との物理
光学素子5a面上での光束ズレは30μmである。
従って光束61と光束62のなす角αは、物理光学素子5a
の焦点距離が1000(μm)であるので α=2・θ2=30/1000(rad) となり、受光素子列8a面上での入射光束のずれ量Sは S=fa・α=30,000×3×10-2=900(μm) (間隔1μm当りは18μmのズレになる。) となる。
受光素子列8a上の位置分解能を0.3μmとすれば面間
隔の測定分解能εは ε=0.3/(900/50)=0.017(μm) となる。
又、ウエハ3の傾きがβ(rad)のときは受光素子列8
b面上での光束のスポットの移動量Xは2β・faとなる
から、例えばβ=1×10-4radとした場合は X=2×10-4×30,000=6(μm) となり面間隔に換算して0.33μmの誤差が生ずる。
補正系は面間隔によらず傾きβのみにより光束が移動
する系となっているから、受光素子列8b面上での光束位
置のずれ6μmを検知し、この値を補正値とすればマス
ク2とウエハ3の面間隔を高精度に例えば0.02μmの精
度で測定することができる。
第6図は本発明の第3実施例のマスク2とウエハ3面
上の物理光学素子の配置関係を示す要部概略図である。
本実施例は第1図の第1実施例に比べて測定系と補正
系の出射用の物理光学素子5a,5bを互いに入れ替えて構
成している。
装置全体としては精度、効果共に第1実施例と略同じ
であるが本実施例では測定系と補正系の両光束1a,1bが
ウエハ3面上の略同じ領域で反射させることができる為
にウエハ面上の凹凸やうねり等の影響を除去した高精度
な測定ができる利点がある。
尚以上の各実施例において補正系の集光レンズ7bの焦
点距離fbと測定系の集光レンズ7aの焦点距離faを異なら
しめても良い。例えば焦点距離fbを焦点距離faの2倍に
すれば測定系の測定範囲は変えずにウエハの傾き誤差の
検出感度を2倍にすることができる。但しこの場合は集
光レンズ7bの光学的諸収差を良好に補正しておく必要が
ある。
第7図,第8図は本発明の第4の実施例である。
これまでの実施例ではセンサーを集光レンズの焦点の
位置に設置するいわゆる光プローブの位置フリーの系で
あったが、本実施例においてはセンサー位置が焦点位置
を除く任意の位置に設定された場合である。この場合は
傾きによる測定誤差発生の他に光プローブのマスクに対
する位置ずれによる測定誤差、及びマスクとウエハ間隔
に起因する補正系側光束の入射位置変動による測定誤差
が発生する。
この測定誤差は集光レンズの焦点距離を等しくし、
(fa=fb=fs)かつセンサー設置位置を同じ(la=lb=
l)にすれば補正とすることができる。
次にその補正方法について説明する。
まず、第7図の測定系において、位置誤差もウエハ傾
き誤差もない場合の光束L1が集光レンズ焦点面M1、セン
サー面M2と交わる点をそれぞれD,Aとし、位置誤差h
(μm)の場合の光束L2とM1,M2、ウエハ像の結像面M3
との交点をそれぞれD,B,Eとし(L1とL2は平行なのでD
は一致する)、位置誤差h(μm)かつウエハ傾きβ
(rad)の場合の光束とM1,M2,M3の交点をそれぞれG,C,E
とする(ウエハ面で傾きを与えられた光束なのでウエハ
像面M3上で一致する)と次の関係式が得られる。
次に第8図に於いて、補正系による誤差を含まない光
束L1′とM1面、M2面との交点をそれぞれ、D′,A′、位
置誤差h(μm)を含む光束L2′とM1面,M2面,M3面との
交点をそれぞれD′,B′,E′、位置誤差h(μm)とウ
エハ傾きβ(rad)誤差を含む光束L3′とM1面,M2面,M3
面との交点をそれぞれG′,C′,E′とする次の関係式が
得られる。
すなわち、(6),(7),(8),(9)式から となり、両系での傾きと光プローブ、マスク間の相対位
置ずれによるスポットのズレ量は等しいことがわかる。
但し、O′をセンサー面が焦点面にあるときの光束の
集光位置とすると補正系には という新たな誤差が発生している。この はマスクとウエハの間隔に依存する量であり、マスクと
ウエハの間隔によって変化してしまい、前述の方法で間
隔測定すると、この変化量が誤差になる。この誤差を含
んだままの測定値をフィードバックして を補正する方法を述べる。
第2図において、マスク面から出射する光束22と23の
間隔を第1図と同様にdMとすると ここでdM=30μ、fs=30000μm、l=10000μmとする
また、この測定系の感度ΔSは で与えられdG=50μm、b=48500μmとすると (間隔1μm当りのセンサー面スポット移動量8.27μ
m) となり、 が測定系に与える誤差は最大でも 5/8.27=0.60(μm) となる。
即ち、間隔dG=50μmの場合はマスクとウエハの間隔
が50μmと100μmのときに は最大になり、その が間隔測定値に与える最大誤差が0.6μmに相当すると
いうことになる。
さて、この最大0.6μmの誤差を有する補正系の光束
のスポット位置 と測定系の光束のスポット位置(▲▼)から前述の
第1,第2図の実施例と同様の方法でマスク、ウエハ間隔
を検出する。ここで の値はマスクとウエハとの間隔に1対1対応しており、
各間隔値と、これに対応た の値との関係を予め求めておくことができる。先程求め
たマスク・ウエハ間隔対応する の値をこの関係より求め、得られたA′の位置を補正し
たO′の位置として、改めて をもとにマスクとウエハとの間隔を求める。このように
して補正系の光束の原点O′の位置補正すると結局補正
されていないときの最大誤差0.6μmに相当する誤差だ
けが残ることになる。その量はセンサー面上で となる。マスク、ウエハの間隔値に換算すると、 0.12/8.27=0.015(μm) に相当する。即ち、補正系でのスポット位置ズレ量 を用いて測定系のスポット位置を補正し、その測定値 を用いて を求め直す方法によりセンサーー位置を集光レンズ焦点
面からはずして設置しても高精度の面間隔測定が可能で
ある。
第10図は本発明の第5実施例であり半導体製造用の紫
外線縮少投影露光装置に適用したときの光路概略図であ
る。図中、101はマスク、102は縮少光学系のフォーカス
位置にあるときのウエハ、102′,102″はデフォーカス
位置にあるときのウエハ、103はマスク101のパターンを
ウエハ上に転写する為の縮少投影光学系、104はマスク1
01面上の設けられた等間隔な線状回折格子、105は受光
レンズ、106は光電変換素子(CCD)、110は間隔検出用
の光束である。111,111′,111″はそれぞれウエハ、10
2,102′,102″からの間隔検出用光束110の反射光束であ
る。120はセンサー部であり、第11図にその詳細を示し
てある。マスク101に入射した光束110はマスク上の回折
格子104によって所定方向に回折され、光学103を経て所
定入射角でウエハ上に照射される。このときウエハから
の正反射光は第10図に示すようにギャップの変動により
平行にシフトする。この反射光束をミラーで投影系外に
出し、平行シフトによる光束の位置変動を受光レンズ10
5で拡大して光電変換素子106上に照射している。このと
きの光束の光電変換素子106上での入射位置変動量はウ
エハ位置変動量と実質上比例関係にある。マスクが正し
く取り付けられているとすると光学系103のフォーカス
位置は、例えば光学系から所定距離下の位置という様に
予め求められるので、他のウエハ位置検出手段によりウ
エハをフォーカス位置に合わせておいて、このときの光
電変換素子106上の光束入射位置を基準位置とし、この
基準位置からの光束のずれを求めることによりデフォー
カス量を求めている。基準位置は、ためし焼きによって
フォーカス位置を求め、この位置での光束入射位置から
求めても良い。
この装置においてウエハに傾きが発生すると光電変換
素子106上の光束位置も移動する。従ってセンサー部102
を第11図の様にしてこの傾きの影響を補正する。
尚、第11図において107はハーフミラー、108は光束位
置が検知出来るタイプの光電変換素子(例えばPSD,CCD
等)とし、受光レンズ105の焦点位置に設置されてい
る。
このような系ではウエハに傾きのない状態で光束111
が光束111′,111″のようにシフトしても光電変換素子1
08面上では反射光束111a,111a′,111a″は常にある一点
に到達する。しかしながらウエハが傾いたことによって
光束111の角度が変化したときの反射光束112aの光電変
換素子108面上への到達点は、 〈角度変化量(rd)〉×〈受光レンズ焦点距離〉 即ち、図中のΔXだけシフトする。このシフト量ΔX
を用いて光電変換素子106上の光束位置を正しく補正す
ることができる。ウエハの同じ傾き量による光束111の
光電変換素子108上での移動量ΔX′とΔXとは比例関
係にあるので、この比例関係の比例定数、即ちΔX′=
K・ΔXとなる定数Kを予め求めておき、光電変換素子
106上の光束の移動量SからK・ΔZを減算した量、即
ち(S−K・ΔX)を真の移動量Sの値として計算を行
なってデフォーカス量を求めることにより傾きに影響さ
れずに正しいデフォーカス量の値を得ることができる。
第12図は本発明の第6実施例の受光部近傍を説明する
概略図である。第12図(A)は受光部近傍の構成図、同
図(B)は受光手段208の受光面と光束との関係を示す
説明図である。
本実施例において受光レンズ207へ入射するまでの測
定系と補正系の構成は第1図,第2図と略同様である。
ただし、測定系及び補正系はそれぞれ光束261と222が受
光レンズ207に入射し、第12図(A)に示すように1つ
の受光手段208の受光面上へ集光する様に配置される。
即ち、本実施例は補正系の光束222を受光手段208の左
側部分に測定系の光束261を受光手段208の右側の部分に
導き、両系からの光束をただ1つの受光手段208で検出
する様に構成している。
受光手段208は例えばCCDのような走査型の一次元(あ
るいは二次元)センサーを用いている。一次元センサー
の素子配列方向はウエハが上下動(マスク・ウエハ間ギ
ャップ変動)した際に光束261の移動する方向に一致す
る。この受光手段208は電気的に2分割されていて左と
右は独立した走査領域Z1,Z2をもつように不図示の信号
処理回路で演算処理がなされている。即ち受光手段208
のそれぞれの領域に到達した光束の位置座標が別々に検
出出来る構成になっている。集光レンズ207の焦点距離
をfSとすると、ウエハ3の傾きがγ(rd)のときは第12
図(A)に破線で示す様に補正系、測定系の光束はとも
に同方向に2γ・fS(=ΔX)だけズレる。これに対
し、ギャップ変動に応じて光束261の入射位置が変化
し、光束222の入射位置が変化しないのは第1図,第2
図で示した実施例と同様である。
従って本実施例においては2つの光束261,222の入射
位置間隔がマスク、ウエハのギャップに対応する、具体
的には実質的に比例関係にあることになる。信号処理回
路は検出された2つの光束のそれぞれの位置座標から光
束入射位置間隔を求め、その値に基づいてマスク−ウエ
ハ間隔を検出する。この光束入射位置間隔はウエハの傾
きによっては変動しないので傾きを補正する為の補正量
を別に算出する必要が無く、両系の光束の位置座標の差
(x2-X1)をとるだけでウエハ傾き誤差を除去された正
しい間隔値が得られる等の特長を有している。
(発明の効果) 本発明によれば第1物体と第2物体の相対的な面間隔
を測定する際、前述の性質の物理光学素子を有する測定
系と補正系を利用することにより第1物体と第2物体が
平行でなく、多少傾いた場合であっても双方の間隔を高
精度に測定することのできる間隔測定装置を達成するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1、第2図は各々本発明を半導体製造装置の一部に適
用したときの第1実施例の測定系と補正系の光学系の概
略図、第3図は第1図の測定系のウエハが傾いた場合の
説明図、第4図は第2図の補正系のウエハが傾いた場合
の説明図、第5図は本発明の第2実施例における第1物
体と第2物体面上の物理光学素子の配置関係を示す説明
図、第6図は本発明の両間隔測定装置の第3実施例の概
略図、第7図,第8図は本発明の第4の実施例の原理説
明図である。第9図は従来の間隔測定装置の概略図、第
10図,第12図は各々本発明の第5,第6実施例の要部概略
図、第11図は第10図の一部分の説明図である。 図中、2は第1物体、3は第2物体、LDは光源、4a,4b
は入射用の物理光学素子、5a,5bは射出用の物理光学素
子、7a,7bは集光レンズ、8a,8bは受光手段、9a,9bは信
号処理回路、101はマスク、102はウエハ、103は縮少投
影光学系、104は回折格子、105は受光レンズ、106は光
電変換素子である。
フロントページの続き (72)発明者 須田 繁幸 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 吉井 実 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 丹羽 雄吉 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 野瀬 哲志 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−111402(JP,A) 特開 昭62−96804(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01B 11/00 - 11/30 H01L 21/30

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対向する第1物体と、第2物体に光束を照
    射する光源手段と、前記第1物体と第2物体から出射す
    る、前記第1物体と第2物体との間隔変動及び前記第1
    物体と第2物体の少なくとも一方の物体の傾き変動によ
    って入射位置変動する第1光束の入射位置を検出する第
    1光検出手段と、前記第1物体と第2物体から出射す
    る、前記第1物体と第2物体との間隔変動によっては入
    射位置変動せず前記第1物体と第2物体の少なくとも一
    方の物体の傾き変動によって入射位置変動する第2光束
    の入射位置を検出する第2光検出手段と、前記第1及び
    第2光検出手段の検出結果によって前記第1物体と第2
    物体との間隔を検出する間隔検出手段とを有することを
    特徴とする間隔測定装置。
  2. 【請求項2】対向する第1物体と第2物体に光束を照射
    する光源手段と、前記第1物体と第2物体から出射す
    る、前記第1、第2物体間の間隔情報と少なくとも一方
    の物体の傾き情報を含む第1光束の入射位置を検出する
    第1検出手段と、前記第1物体と第2物体から出射す
    る、前記第1、第2物体の少なくとも一方の物体の傾き
    情報を含む第2光束の入射位置を検出する第2検出手段
    と、前記第1及び第2検出手段の検出結果によって、前
    記第1及び第2物体の少なくとも一方の物体の傾きの影
    響を実質的に受けずに前記第1物体と第2物体との間隔
    を検出する間隔検出手段とを有することを特徴とする間
    隔測定装置。
  3. 【請求項3】対向する第1物体と第2物体に投光手段か
    ら光束を照射し、該第1物体と第2物体を介して出射し
    てくる第1光束と第2光束の2つの光束の所定面上への
    入射位置を受光手段で検出する際、該第1光束が該第1
    物体と第2物体との間隔変動及び該第1物体と第2物体
    の少なくとも一方の物体の傾き変動によって該所定面上
    への入射位置が変動し、該第2光束が該第1物体と第2
    物体との間隔変動によっては該所定面上への入射位置が
    変動せず、該第1物体と第2物体の少なくとも一方の物
    体の傾き変動によって該所定面上への入射位置が変動す
    るように各要素を設定し、該受光手段からの出力信号を
    利用して間隔検出手段により該第1物体と第2物体との
    間隔を検出するようにしたことを特徴とする間隔測定装
    置。
  4. 【請求項4】対向する第1物体と第2物体に投光手段か
    ら光束を照射し、該第1物体と第2物体を介して出射し
    てくる第1光束と第2光束の2つの光束の所定面上への
    入射位置を受光手段で検出する際、該第1光束が該第1
    物体と第2物体との間隔情報及び該第1物体と第2物体
    の少なくとも一方の物体の傾き情報を有し、該第2光束
    が該第1物体と第2物体の少なくとも一方の物体の傾き
    情報を有するように各要素を設定し、該受光手段からの
    出力信号を利用して間隔検出手段により該第1物体と第
    2物体体の少なくとも一方の物体の傾きには影響されず
    に該第1物体と第2物体との間隔を検出するようにした
    ことを特徴とする間隔測定装置。
  5. 【請求項5】物理光学素子を設けた第1物体と第2物体
    とを対向配置し、該第1物体上の物理光学素子に光束を
    入射させ、該物理光学素子によって所定方向に偏向した
    光を該第2物体面で反射させた後、該第1物体の射出面
    を経由して受光手段面上に導光し、該受光手段面上にお
    ける光の入射位置を検出することにより、該第1物体と
    第2物体との間隔を求める際、該第1物体の光束の射出
    面上に光束の入射位置によって光束の偏向角が異なる物
    理光学素子1aと光束の入射位置によらず入射角に応じた
    偏向角を与える物理光学素子1bとを併設し、該2つの物
    理光学素子1a,1bをそれぞれ通過した2つの光束を利用
    して、該第1物体と第2物体との間隔を求めるようにし
    たことを特徴とする間隔測定装置。
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