JP2775987B2 - 位置検出装置 - Google Patents
位置検出装置Info
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- JP2775987B2 JP2775987B2 JP2115444A JP11544490A JP2775987B2 JP 2775987 B2 JP2775987 B2 JP 2775987B2 JP 2115444 A JP2115444 A JP 2115444A JP 11544490 A JP11544490 A JP 11544490A JP 2775987 B2 JP2775987 B2 JP 2775987B2
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- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
- Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は位置検出装置に関し、例えば半導体素子製造
用の露光装置において、マスクやレチクル(以下「マス
ク」という。)等の第1物体面上に形成されている微細
な電子回路パターンをウエハ等の第2物体面上に露光転
写する際にマスクとウエハとの相対的な位置ずれ量を求
め、双方の位置決め(アライメント)を行う場合に好適
な位置検出装置に関するものである。
用の露光装置において、マスクやレチクル(以下「マス
ク」という。)等の第1物体面上に形成されている微細
な電子回路パターンをウエハ等の第2物体面上に露光転
写する際にマスクとウエハとの相対的な位置ずれ量を求
め、双方の位置決め(アライメント)を行う場合に好適
な位置検出装置に関するものである。
(従来の技術) 従来より半導体製造用の露光装置においては、マスク
とウエハの相対的な位置合わせは性能向上を図る為の重
要な一要素となっている。特に最近の露光装置における
位置合わせにおいては、半導体素子の高集積化の為に、
例えばサブミクロン以下の位置合わせ精度を有するもの
が要求されている。
とウエハの相対的な位置合わせは性能向上を図る為の重
要な一要素となっている。特に最近の露光装置における
位置合わせにおいては、半導体素子の高集積化の為に、
例えばサブミクロン以下の位置合わせ精度を有するもの
が要求されている。
多くの位置検出装置においては、マスク及びウエハ面
上に位置合わせ用の所謂アライメントマークを設け、そ
れらより得られる位置情報を利用して、双方のアライメ
ントを行っている。このときのアライメント方法として
は、例えば双方のアライメントマークのずれ量を画像処
理を行うことにより検出したり、又は米国特許第403796
9号や米国特許第4514858号や特開昭56−157033号公報で
提案されているようにアライメントマークとしてゾーン
プレートを用い、該ゾーンプレートに光束を照射し、こ
のときゾーンプレートから射出した光束の所定面上にお
ける集光点位置を検出すること等により行っている。
上に位置合わせ用の所謂アライメントマークを設け、そ
れらより得られる位置情報を利用して、双方のアライメ
ントを行っている。このときのアライメント方法として
は、例えば双方のアライメントマークのずれ量を画像処
理を行うことにより検出したり、又は米国特許第403796
9号や米国特許第4514858号や特開昭56−157033号公報で
提案されているようにアライメントマークとしてゾーン
プレートを用い、該ゾーンプレートに光束を照射し、こ
のときゾーンプレートから射出した光束の所定面上にお
ける集光点位置を検出すること等により行っている。
一般にゾーンプレートを利用したアライメント方法
は、単なるアライメントマークを用いた方法に比べてア
ライメントマークの欠損に影響されずに比較的高精度の
アライメントが出来る特長がある。
は、単なるアライメントマークを用いた方法に比べてア
ライメントマークの欠損に影響されずに比較的高精度の
アライメントが出来る特長がある。
第5図はゾーンプレートを利用した従来の位置検出装
置の概略図である。
置の概略図である。
同図においてマスクMはメンブレン117に取り付けて
あり、それをアライナー本体115にマスクチャック116を
介して支持している。本体115上部にアライメントヘッ
ド114が配置されている。マスクMとウエハWの位置合
わせを行う為にマスクアライメントマークMM及びウエハ
アライメントマークWMがそれぞれマスクMとウエハWに
焼き付けられている。
あり、それをアライナー本体115にマスクチャック116を
介して支持している。本体115上部にアライメントヘッ
ド114が配置されている。マスクMとウエハWの位置合
わせを行う為にマスクアライメントマークMM及びウエハ
アライメントマークWMがそれぞれマスクMとウエハWに
焼き付けられている。
光源110から出射された光束は投光レンズ系111により
平行光となり、ハーフミラー112を通り、マスクアライ
メントマークMMへ入射する。マスクアライメントマーク
MMは透過型のゾーンプレートより成り、入射した光束は
回折され、その+1次回折光は点Qへ集光する凸レンズ
作用を受ける。
平行光となり、ハーフミラー112を通り、マスクアライ
メントマークMMへ入射する。マスクアライメントマーク
MMは透過型のゾーンプレートより成り、入射した光束は
回折され、その+1次回折光は点Qへ集光する凸レンズ
作用を受ける。
又、ウエハアライメントマークWMは反射型のゾールプ
レートより成り点Qへ集光する光を反射回折させ検出面
119上へ結像する凸面鏡の作用(発散作用)を持ってい
る。
レートより成り点Qへ集光する光を反射回折させ検出面
119上へ結像する凸面鏡の作用(発散作用)を持ってい
る。
このときウエハアライメントマークWMで−1次で反射
回折作用を受けた信号光束はマスクアライメントマーク
MMを通過する際、レンズ作用を受けずに0次光として透
過し検出面119上に集光してくるものである。
回折作用を受けた信号光束はマスクアライメントマーク
MMを通過する際、レンズ作用を受けずに0次光として透
過し検出面119上に集光してくるものである。
ここでマスクMのアライメントマークMMでm次の回折
作用を受け、ウエハWのアライメントマークWMでn対の
反射回折作用を受け、再度マスクMのアライメントマー
クMMでl次の回折作用を受けた光束を以下、便宜上(m,
n,l)次光と称する。従って前述の光束は(1,−1,0)次
光の信号光束となる。
作用を受け、ウエハWのアライメントマークWMでn対の
反射回折作用を受け、再度マスクMのアライメントマー
クMMでl次の回折作用を受けた光束を以下、便宜上(m,
n,l)次光と称する。従って前述の光束は(1,−1,0)次
光の信号光束となる。
同図の位置検出装置においては、マスクMに対しウエ
ハWが相対的に所定量位置ずれしていると、その位置ず
れ量Δσwに対して検出面119上に入射する光束の入射
位置(光量の重心位置)がずれてくる。このときの検出
面119上のずれ量Δδwと位置ずれ量Δσwとは一定の
関係があり、このときの検出面119上のずれ量Δδwを
検出することによりマスクMとウエハWとの相対的な位
置ずれ量Δσwを検出している。
ハWが相対的に所定量位置ずれしていると、その位置ず
れ量Δσwに対して検出面119上に入射する光束の入射
位置(光量の重心位置)がずれてくる。このときの検出
面119上のずれ量Δδwと位置ずれ量Δσwとは一定の
関係があり、このときの検出面119上のずれ量Δδwを
検出することによりマスクMとウエハWとの相対的な位
置ずれ量Δσwを検出している。
同図に示すようにマスクMから出射する信号光束の集
光位置Qからウエハ2までの距離をaw、ウエハWから検
出面119までの距離bwとしたとき検出面119上の位置ずれ
量Δδwは となる。(a)式より明らかのように(bw/aw−1)倍
に位置ずれ量が拡大される。この(bw/aw−1)が位置
ずれ検出倍率となる。
光位置Qからウエハ2までの距離をaw、ウエハWから検
出面119までの距離bwとしたとき検出面119上の位置ずれ
量Δδwは となる。(a)式より明らかのように(bw/aw−1)倍
に位置ずれ量が拡大される。この(bw/aw−1)が位置
ずれ検出倍率となる。
尚、同図に示す装置では一般にマスクM固着後にため
し焼等を行いマスクとウエハとの位置ずれ量がないとき
の信号光束の入射位置(基準位置)を基準とし、この位
置と実際の光束の入射位置とのずれ量を検出面119で検
出し、このときの値Δδwを用いて(a)式より位置ず
れ量Δσを求めている。
し焼等を行いマスクとウエハとの位置ずれ量がないとき
の信号光束の入射位置(基準位置)を基準とし、この位
置と実際の光束の入射位置とのずれ量を検出面119で検
出し、このときの値Δδwを用いて(a)式より位置ず
れ量Δσを求めている。
(発明が解決しようとする問題点) 一般に第5図に示す位置検出装置では検出面119上に
は(1,−1,0)次光の他に回折次数の異なる例えば(0,
−1,+1)次光が略々集光する場合がある。
は(1,−1,0)次光の他に回折次数の異なる例えば(0,
−1,+1)次光が略々集光する場合がある。
例えばマスクM上のアライメントマークMMへ入射した
のち、これを0次回折光で透過し、ウエハW上のアライ
メントマークWMでまず+1次で反射回折し、凸パワー
(収束)の作用をうけ、更にマスクM上のアライメント
マークMMで−1次で透過回折して凹パワー(発散)の作
用を受けた(0,−1,+1)次光が検出面119に略々集光
する場合がある。
のち、これを0次回折光で透過し、ウエハW上のアライ
メントマークWMでまず+1次で反射回折し、凸パワー
(収束)の作用をうけ、更にマスクM上のアライメント
マークMMで−1次で透過回折して凹パワー(発散)の作
用を受けた(0,−1,+1)次光が検出面119に略々集光
する場合がある。
第6図はこのときの(1,−1,0)次光と(0,−1,+
1)次光の伝播の様子を模式的に示した説明図である。
1)次光の伝播の様子を模式的に示した説明図である。
ここで一般には(1,−1,0)次光と(0,−1,+1)次
光とではマスクとウエハ間の相対位置ずれ量に対する入
射位置移動量の検出倍率が異なる。この為、光束の入射
位置として検出面119内において、検出面内の各点のそ
の点からの位置ベクトルにその点の光強度を乗算したも
のを検出面全面で積分したときに積分値が0ベクトルに
なる点(以下(光束の)重心と呼ぶ)を検出すると、信
号光束としての(1,−1,0)次光以外に(0,−1,+1)
次光の影響を受けてしまい、あるいはS/N比が劣化する
等して(a)式を用いても正しい位置ずれ量の検出がで
きない場合があった。
光とではマスクとウエハ間の相対位置ずれ量に対する入
射位置移動量の検出倍率が異なる。この為、光束の入射
位置として検出面119内において、検出面内の各点のそ
の点からの位置ベクトルにその点の光強度を乗算したも
のを検出面全面で積分したときに積分値が0ベクトルに
なる点(以下(光束の)重心と呼ぶ)を検出すると、信
号光束としての(1,−1,0)次光以外に(0,−1,+1)
次光の影響を受けてしまい、あるいはS/N比が劣化する
等して(a)式を用いても正しい位置ずれ量の検出がで
きない場合があった。
この他、従来の位置検出装置においては位置合わせを
行う為に対向配置した2つの物体間に予め設定された値
から外れて間隔が変動する場合がある。この場合、その
変動に伴い位置ずれ量Δσwに対する検出面上での光束
の入射位置のずれ量Δδwとの比Δδw/Δσwである位
置ずれ検出倍率も変動し、位置ずれ量の検出誤差となっ
てくるという問題点があった。
行う為に対向配置した2つの物体間に予め設定された値
から外れて間隔が変動する場合がある。この場合、その
変動に伴い位置ずれ量Δσwに対する検出面上での光束
の入射位置のずれ量Δδwとの比Δδw/Δσwである位
置ずれ検出倍率も変動し、位置ずれ量の検出誤差となっ
てくるという問題点があった。
又、光源や該光源からの光束をマスク面上に導光する
為の投光光学系等を内蔵するアライメントヘッドがアラ
イメントマークに対して相対的に位置変動を起こすと検
出部の検出面上への光束の入射位置も変動し、効果的に
位置ずれ量Δδwの検出誤差となってくるという問題点
があった。
為の投光光学系等を内蔵するアライメントヘッドがアラ
イメントマークに対して相対的に位置変動を起こすと検
出部の検出面上への光束の入射位置も変動し、効果的に
位置ずれ量Δδwの検出誤差となってくるという問題点
があった。
本発明は対象とする信号光束である(m,n,l)次光に
対して検出誤差要因となる(m′,n′,l′)次光の悪影
響を効果的に防止しつつ、かつ位置合わせをすべき第1
物体と第2物体の2つの物体間に予め設定した値から外
れて間隔の変動があっても又アライメントヘッドがアラ
イメントマークに対して相対的に位置変動しても第1物
体と第2物体面上に設けるアライメントマークの形状や
投光光束のアライメントマークへの入射角等の各要素を
適切に設定することにより2つの物体の相対的位置ずれ
量を精度良く検出することのできる位置検出装置の提供
を目的とする。
対して検出誤差要因となる(m′,n′,l′)次光の悪影
響を効果的に防止しつつ、かつ位置合わせをすべき第1
物体と第2物体の2つの物体間に予め設定した値から外
れて間隔の変動があっても又アライメントヘッドがアラ
イメントマークに対して相対的に位置変動しても第1物
体と第2物体面上に設けるアライメントマークの形状や
投光光束のアライメントマークへの入射角等の各要素を
適切に設定することにより2つの物体の相対的位置ずれ
量を精度良く検出することのできる位置検出装置の提供
を目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明の位置検出装置は、第1物体面上にグレーティ
ングレンズより成る第1アライメントマークを第2物体
面上にグレーティングレンズより成る第2のアライメン
トマークを形成し、該第1物体と第2物体とを対向配置
し、投光手段からの光束のうち順に該第1アライメント
マーク、第2アライメントマークそして再度該第1アラ
イメントマークで各々回折作用を受けた光束を所定面上
に導光し、該所定面上における該光束の入射位置を検出
手段することにより該第1物体と第2物体との相対的な
位置決めを行う際、該第1物体と第2物体との相対的な
位置ずれ量に対する所定面上への光束の入射位置の変動
量との比(位置ずれ検出倍率)をβl、該第1物体と第
2物体との間隔変動量に対する所定面上への光束の入射
位置の変動量との比(間隔ずれ検出倍率)をβhとした
とき βl/βh≧10 ……(A) となるように各要素を設定したことを特徴としている。
ングレンズより成る第1アライメントマークを第2物体
面上にグレーティングレンズより成る第2のアライメン
トマークを形成し、該第1物体と第2物体とを対向配置
し、投光手段からの光束のうち順に該第1アライメント
マーク、第2アライメントマークそして再度該第1アラ
イメントマークで各々回折作用を受けた光束を所定面上
に導光し、該所定面上における該光束の入射位置を検出
手段することにより該第1物体と第2物体との相対的な
位置決めを行う際、該第1物体と第2物体との相対的な
位置ずれ量に対する所定面上への光束の入射位置の変動
量との比(位置ずれ検出倍率)をβl、該第1物体と第
2物体との間隔変動量に対する所定面上への光束の入射
位置の変動量との比(間隔ずれ検出倍率)をβhとした
とき βl/βh≧10 ……(A) となるように各要素を設定したことを特徴としている。
即ち、本発明は物体面Aと物体面Bを位置合わせすべ
き第1物体と第2物体としたとき物体面Aに物理光学素
子としての機能を有する第1及び第2の信号用のアライ
メントマークA1及びA2を形成し、且つ物体面Bにも同様
に物理光学素子としての機能を有する第1及び第2の信
号用のアライメントマークB1及びB2を形成し、前記アラ
イメントマークA1に光束を入射させ、このとき生じる回
折光をアライメントマークB1に入射させ、アライメント
マークB1からの回折光の入射面内での光束重心を第1信
号光束の入射位置として第1検出部にて検出する。
き第1物体と第2物体としたとき物体面Aに物理光学素
子としての機能を有する第1及び第2の信号用のアライ
メントマークA1及びA2を形成し、且つ物体面Bにも同様
に物理光学素子としての機能を有する第1及び第2の信
号用のアライメントマークB1及びB2を形成し、前記アラ
イメントマークA1に光束を入射させ、このとき生じる回
折光をアライメントマークB1に入射させ、アライメント
マークB1からの回折光の入射面内での光束重心を第1信
号光束の入射位置として第1検出部にて検出する。
ここで光束の重心とは光束断面内において、断面内各
点のその点からの位置ベクトルにその点の光強度を乗算
したものを断面全面で積分したときに積分値が0ベクト
ルになる点のことであるが、便宜上光束重心として光強
度がピークとなる点を用いてもよい。同様にアライメン
トマークA2に光束を入射させ、このとき生じる回折光を
アライメントマークB2に入射させアライメントマークB2
からの回折光の入射面における光束重心を第2信号光束
の入射位置として第2検出部にて検出する。そして第1
及び第2検出部からの2つの位置情報を利用して物体面
Aと物体面Bの位置決めを行う。このとき前述の位置ず
れ検出倍率βlと間隔ずれ検出倍率βhが条件式(A)
を満足するように各要素を設定している。
点のその点からの位置ベクトルにその点の光強度を乗算
したものを断面全面で積分したときに積分値が0ベクト
ルになる点のことであるが、便宜上光束重心として光強
度がピークとなる点を用いてもよい。同様にアライメン
トマークA2に光束を入射させ、このとき生じる回折光を
アライメントマークB2に入射させアライメントマークB2
からの回折光の入射面における光束重心を第2信号光束
の入射位置として第2検出部にて検出する。そして第1
及び第2検出部からの2つの位置情報を利用して物体面
Aと物体面Bの位置決めを行う。このとき前述の位置ず
れ検出倍率βlと間隔ずれ検出倍率βhが条件式(A)
を満足するように各要素を設定している。
この他本発明では第1検出部に入射する光束の重心位
置と第2検出部に入射する光束の重心位置が物体面Aと
物体面Bの位置ずれに対して互いに逆方向に変位するよ
うに各アライメントマークA1,A2,B1,B2を設定してい
る。本発明の露光装置は前述の位置検出装置を用いて、
第1物体と第2物体との相対的な位置合わせを行い、該
第1物体面上のパターンを第2物体面上に露光転写して
いることを特徴としている。
置と第2検出部に入射する光束の重心位置が物体面Aと
物体面Bの位置ずれに対して互いに逆方向に変位するよ
うに各アライメントマークA1,A2,B1,B2を設定してい
る。本発明の露光装置は前述の位置検出装置を用いて、
第1物体と第2物体との相対的な位置合わせを行い、該
第1物体面上のパターンを第2物体面上に露光転写して
いることを特徴としている。
(実施例) 第1図は本発明の原理及び構成要件等を展開して示し
た説明図、第2図は第1図の構成に基づく本発明の第1
実施例の要部斜視図である。
た説明図、第2図は第1図の構成に基づく本発明の第1
実施例の要部斜視図である。
図中、1は物体面Aに相当する第1物体、2は物体面
Bに相当する第2物体であり、第1物体1と第2物体2
との相対的な位置ずれ量を検出する場合を示している。
Bに相当する第2物体であり、第1物体1と第2物体2
との相対的な位置ずれ量を検出する場合を示している。
第1図では第1物体1を通過し、第2物体2で反射し
た光が再度第1物体1を通過する為、第1物体1が2つ
示されている。5は第1物体1に、3は第2物体2に設
けたアライメントマークであり、第1信号を得る為のも
のである。同様に6は第1物体1に、4は第2物体2に
設けたアライメントマークであり、第2信号光を得る為
のものである。尚、第1図ではアライメントマーク3,4
を等価な等価型のアライメントマークに置換した光路で
示している。
た光が再度第1物体1を通過する為、第1物体1が2つ
示されている。5は第1物体1に、3は第2物体2に設
けたアライメントマークであり、第1信号を得る為のも
のである。同様に6は第1物体1に、4は第2物体2に
設けたアライメントマークであり、第2信号光を得る為
のものである。尚、第1図ではアライメントマーク3,4
を等価な等価型のアライメントマークに置換した光路で
示している。
各アライメントマーク3,4,5,6は1次元又は2次元の
レンズ作用のあるグレーティングレンズ又はレンズ作用
のない回折格子等の物理光学素子の機能を有している。
9はウエハスクライブライン、10はマスクスクライブラ
インであり、その面上には各アライメントマークが形成
されている。7,8は前述の第1及び第2のアライメント
用の第1,第2信号光束を示す。7′,8′は各々第1,第2
信号光束7,8に対応する所定次数の回折光束である。
レンズ作用のあるグレーティングレンズ又はレンズ作用
のない回折格子等の物理光学素子の機能を有している。
9はウエハスクライブライン、10はマスクスクライブラ
インであり、その面上には各アライメントマークが形成
されている。7,8は前述の第1及び第2のアライメント
用の第1,第2信号光束を示す。7′,8′は各々第1,第2
信号光束7,8に対応する所定次数の回折光束である。
本実施例では第1信号光束7は(1,−1,0)次光、第
2信号光束8は(−1,1,0)次光、光束7′は(0,−1,
+1)次光、光束8′は(0,+1,−1)次光となってい
る。
2信号光束8は(−1,1,0)次光、光束7′は(0,−1,
+1)次光、光束8′は(0,+1,−1)次光となってい
る。
11,12は各々第1及び第2信号光束7,8を検出する為の
第1及び第2検出部である。第1,第2検出部11,12は例
えば1次元CCD等から成り、素子の配列方向はx軸方向
に一致している。
第1及び第2検出部である。第1,第2検出部11,12は例
えば1次元CCD等から成り、素子の配列方向はx軸方向
に一致している。
第2物体2から第1又は第2検出部11,12までの光学
的な距離を説明の便宜上Lとする。物体1と第2物体2
の距離をg、アライメントマーク5及び6の焦点距離を
各々fa1,fa2とし、第1物体1と第2物体2の相対位置
ずれ量をΔσwとし、そのときの第1,第2検出部11,12
の第1及び第2信号光束重心の合致状態からの変位量を
各々S1,S2とする。尚、第1物体1に入射するアライメ
ント光束は便宜上平面波とし、符号は図中に示す通りと
する。
的な距離を説明の便宜上Lとする。物体1と第2物体2
の距離をg、アライメントマーク5及び6の焦点距離を
各々fa1,fa2とし、第1物体1と第2物体2の相対位置
ずれ量をΔσwとし、そのときの第1,第2検出部11,12
の第1及び第2信号光束重心の合致状態からの変位量を
各々S1,S2とする。尚、第1物体1に入射するアライメ
ント光束は便宜上平面波とし、符号は図中に示す通りと
する。
信号光束重心の変位量S1及びS2はアライメントマーク
5及び6の焦点F1,F2とアライメントマーク3,4の光軸中
心を結ぶ直線L1,L2と、検出部11及び12の受光面との交
点として幾何学的に求められる。従って第1物体1と第
2物体2の相対位置ずれに対して各信号光束重心の変位
量S1,S2を互いに逆方向に得る為にアライメントマーク
3,4の光学的な結像倍率の符合を互いに逆とすることで
達成している。
5及び6の焦点F1,F2とアライメントマーク3,4の光軸中
心を結ぶ直線L1,L2と、検出部11及び12の受光面との交
点として幾何学的に求められる。従って第1物体1と第
2物体2の相対位置ずれに対して各信号光束重心の変位
量S1,S2を互いに逆方向に得る為にアライメントマーク
3,4の光学的な結像倍率の符合を互いに逆とすることで
達成している。
第3図(A)は第2図の第1実施例をプロキシミテイ
型半導体製造装置に適用した際の装置周辺部分の構成図
を示すものである。第2図に示さなかった要素として光
源13、コリメーターレンズ系(又はビーム径変換レン
ズ)14、投射光束折り曲げミラー15、ピックアップ筺体
(アライメントヘッド筺体)16、ウエハステージ17、位
置ずれ信号処理部18、ウエハステージ駆動制御部19等で
ある。Eは露光光束幅を示す。
型半導体製造装置に適用した際の装置周辺部分の構成図
を示すものである。第2図に示さなかった要素として光
源13、コリメーターレンズ系(又はビーム径変換レン
ズ)14、投射光束折り曲げミラー15、ピックアップ筺体
(アライメントヘッド筺体)16、ウエハステージ17、位
置ずれ信号処理部18、ウエハステージ駆動制御部19等で
ある。Eは露光光束幅を示す。
本実施例においても第1物体としてのマスク1と第2
物体としてのウエハ2の相対位置ずれ量の検出は第1実
施例で説明したのと同様にして行われる。
物体としてのウエハ2の相対位置ずれ量の検出は第1実
施例で説明したのと同様にして行われる。
尚、本実施例において位置合わせを行う手順として
は、例えば次の方法を採ることができる。
は、例えば次の方法を採ることができる。
第1の方法としては2つの物体間の位置ずれ量Δσに
対する検出部11,12の検出面11a,12b上での光束重心ずれ
量Δδの信号を得、信号処理部18で重心ずれ信号から双
方の物体間との位置ずれ量Δσを求め、そのときの位置
ずれ量Δσに相当する量だけステージ駆動制御部19でウ
エハステージ17を移動させる。
対する検出部11,12の検出面11a,12b上での光束重心ずれ
量Δδの信号を得、信号処理部18で重心ずれ信号から双
方の物体間との位置ずれ量Δσを求め、そのときの位置
ずれ量Δσに相当する量だけステージ駆動制御部19でウ
エハステージ17を移動させる。
第2の方法としては検出部11,12からの信号から位置
ずれ量Δσを打ち消す方向を信号処理部18で求め、その
方向にステージ駆動制御部19でウエハステージ17を移動
させて位置ずれ量Δσが許容範囲内になるまで繰り返し
て行う。
ずれ量Δσを打ち消す方向を信号処理部18で求め、その
方向にステージ駆動制御部19でウエハステージ17を移動
させて位置ずれ量Δσが許容範囲内になるまで繰り返し
て行う。
以上の位置合わせ手順のフローチャートを、それぞれ
第3図(B),(C)に示す。
第3図(B),(C)に示す。
本実施例では第3図(A)より分かるように光源13か
らの光束は露光光束の外側よりアライメントマーク5,6
に入射し、アライメントマーク3,4から露光光束の外側
に出射する回折光を露光光束外に設けられた検出部11,1
2で受光して入射光束の位置検出を行っている。
らの光束は露光光束の外側よりアライメントマーク5,6
に入射し、アライメントマーク3,4から露光光束の外側
に出射する回折光を露光光束外に設けられた検出部11,1
2で受光して入射光束の位置検出を行っている。
このような構成でピックアップ筺体16は露光中退避動
作を必要としない系も具現化できる。
作を必要としない系も具現化できる。
次に第1物体と第2物体との位置ずれ量に対する所定
面上への高束の入射位置の変動量との比である第1,第2
物体間の位置ずれ検出倍率βについて説明する。
面上への高束の入射位置の変動量との比である第1,第2
物体間の位置ずれ検出倍率βについて説明する。
既に示したように位置ずれ信号光束としては第1,第2
物体間で回折する際、回折次数の履歴の異なる2つの信
号光、即ち(1,−1,0)次光、(0,−1,+1)次光が存
在し、検出部に受光される結果、検出部上での第1の信
号光束の光量分布重心位置W1は近似的に次式で与えられ
る。
物体間で回折する際、回折次数の履歴の異なる2つの信
号光、即ち(1,−1,0)次光、(0,−1,+1)次光が存
在し、検出部に受光される結果、検出部上での第1の信
号光束の光量分布重心位置W1は近似的に次式で与えられ
る。
ここにS11,S21はそれぞれ(1,−1,0)次光、(0,−1,
+1)次光の光量重心位置でa11,a21はそれぞれの光量
に対応する重み係数である。
+1)次光の光量重心位置でa11,a21はそれぞれの光量
に対応する重み係数である。
又S11,S12はそれぞれ で与えられる。ここにf1,f2は第1,第2アライメントマ
ーク5,3の焦点距離、L,L′はそれぞれ第2,第1アライメ
ントマーク3,5から検出部までの距離、εは第1物体に
対する第2物体の相対位置ずれ量を示す。
ーク5,3の焦点距離、L,L′はそれぞれ第2,第1アライメ
ントマーク3,5から検出部までの距離、εは第1物体に
対する第2物体の相対位置ずれ量を示す。
位置ずれ量を検出するための第2信号光束に対しても
同様に第3,第4アライメントマーク6,4の焦点距離f3,f4
を用い、検出部上での第2信号光束の光量重心位置W2は で与えられる。
同様に第3,第4アライメントマーク6,4の焦点距離f3,f4
を用い、検出部上での第2信号光束の光量重心位置W2は で与えられる。
第1,第2信号光束の光量重心位置より位置ずれ信号W
として W=W2−W1 =βε とすると、位置ずれ検出倍率βは で与えられる。ここでL′=L−g、位置ずれ検出倍率
βが間隔変動に対して一定に保たれる条件は、 即ち、 いまa11=a12、a21=a22とすると(1)式は (2)式は(1,−1,0)次光と(0,−1,+1)次光の総
合回折効率が第1信号と第2信号との間でそれぞれ等し
い場合に成り立つ条件式である。
として W=W2−W1 =βε とすると、位置ずれ検出倍率βは で与えられる。ここでL′=L−g、位置ずれ検出倍率
βが間隔変動に対して一定に保たれる条件は、 即ち、 いまa11=a12、a21=a22とすると(1)式は (2)式は(1,−1,0)次光と(0,−1,+1)次光の総
合回折効率が第1信号と第2信号との間でそれぞれ等し
い場合に成り立つ条件式である。
本実施例では(1)または(2)式が成り立つように
アライメントマークであるグレーティングレンズの焦点
距離を定めることにより位置ずれ検出倍率βが間隔変動
に対し条件式(A)を満足する程度に依存しないように
した。
アライメントマークであるグレーティングレンズの焦点
距離を定めることにより位置ずれ検出倍率βが間隔変動
に対し条件式(A)を満足する程度に依存しないように
した。
いま第1信号と第2信号のそれぞれの(1,−1,0)次
光、(−1,1,0)次光が結像条件を満たすとすると が成り立つ。
光、(−1,1,0)次光が結像条件を満たすとすると が成り立つ。
(7),(8)式をそれぞれ(5),(6)式に代入
すると を得る。
すると を得る。
(6)′式において本実施例ではL=18.657mm、L′
=18.628mm、g=30.0μm、f1=214.7228μm、f2=−
182.912μm、a21=0.5a11とするとf4は次の(9)式で
与えられる4次方程式の解で (9)の各係数に上記パラメータ値を代入して解くと、
f4=f2を満たす解のほかに、f4=186.5702(μm)が得
られる。このとき(8)式よりf3=−154.723(μm)
また第1,第2信号光の位置ずれ検出倍率はそれぞれ−10
0.0倍、102.0倍となる。
=18.628mm、g=30.0μm、f1=214.7228μm、f2=−
182.912μm、a21=0.5a11とするとf4は次の(9)式で
与えられる4次方程式の解で (9)の各係数に上記パラメータ値を代入して解くと、
f4=f2を満たす解のほかに、f4=186.5702(μm)が得
られる。このとき(8)式よりf3=−154.723(μm)
また第1,第2信号光の位置ずれ検出倍率はそれぞれ−10
0.0倍、102.0倍となる。
第4図は本発明の第2実施例の要部概略図である。図
中、1は第1物体で、例えばマスクである。2は第2物
体で、例えばマスク1と位置合わせされるウエハであ
る。5,3は各々第1,第2アライメントマークであり、各
々マスク1面上とウエハ2面上に設けられている。6,4
は第1,第2参照マークであり、各々マスク1面上とウエ
ハ2面上の第1,第2アライメントマーク5,3に隣接して
設けられている。第1,第2アライメントマーク3,5と第
1参照マーク6は、例えばフレネルゾーンプレート等の
グレーティングレンズより成り、第2参照マーク4は等
ピッチの直線グレーティングであり、マスク1面上とウ
エハ2面上のスクライブライン9,10上に設けられてい
る。7は第1光束としてのアライメント光束、8は第2
光束としての参照光束であり、これらの光束7,8はアラ
イメントヘッド内の光源7aから出射する。該出射光束は
不図示のコリメーターレンズで所定のビーム径にコリメ
ートされ光源7aと共に投光手段(光源手段)を形成して
いる。
中、1は第1物体で、例えばマスクである。2は第2物
体で、例えばマスク1と位置合わせされるウエハであ
る。5,3は各々第1,第2アライメントマークであり、各
々マスク1面上とウエハ2面上に設けられている。6,4
は第1,第2参照マークであり、各々マスク1面上とウエ
ハ2面上の第1,第2アライメントマーク5,3に隣接して
設けられている。第1,第2アライメントマーク3,5と第
1参照マーク6は、例えばフレネルゾーンプレート等の
グレーティングレンズより成り、第2参照マーク4は等
ピッチの直線グレーティングであり、マスク1面上とウ
エハ2面上のスクライブライン9,10上に設けられてい
る。7は第1光束としてのアライメント光束、8は第2
光束としての参照光束であり、これらの光束7,8はアラ
イメントヘッド内の光源7aから出射する。該出射光束は
不図示のコリメーターレンズで所定のビーム径にコリメ
ートされ光源7aと共に投光手段(光源手段)を形成して
いる。
本実施例において、光源の種類としては半導体レー
ザ、He−Neレーザー、Arレーザー等のコヒーレント光束
を放射する光源や、発光ダイオード等の非コヒーレント
光束を放射する光源等である。11,12は各々第1検出手
段と第2検出手段としてのセンサ(受光器)であり、ア
ライメント光束7と参照光束8を受光する例えば1次元
CCD等より成っている。1次元CCDの素子配列方向は位置
検出方向(X方向)に一致している。
ザ、He−Neレーザー、Arレーザー等のコヒーレント光束
を放射する光源や、発光ダイオード等の非コヒーレント
光束を放射する光源等である。11,12は各々第1検出手
段と第2検出手段としてのセンサ(受光器)であり、ア
ライメント光束7と参照光束8を受光する例えば1次元
CCD等より成っている。1次元CCDの素子配列方向は位置
検出方向(X方向)に一致している。
本実施例ではアライメント光束7と参照光束8は各々
マスク1面上の第1アライメントマーク5と第1参照マ
ーク6に所定の角度で入射した後、透過回折し、更にウ
エハ2面上の第2アライメントマーク3と第2参照マー
ク4で反射回折し、センサ11,12面上に入射している。
そしてセンサ11,12で該センサ面上に入射したアライメ
ント光束と参照光束の重心位置を検出し、該センサ11,1
2からの出力信号を利用してマスク1とウエハ2をスク
ライブライン9,10方向(X方向)について位置検出を行
っている。この検出方法については後述する。
マスク1面上の第1アライメントマーク5と第1参照マ
ーク6に所定の角度で入射した後、透過回折し、更にウ
エハ2面上の第2アライメントマーク3と第2参照マー
ク4で反射回折し、センサ11,12面上に入射している。
そしてセンサ11,12で該センサ面上に入射したアライメ
ント光束と参照光束の重心位置を検出し、該センサ11,1
2からの出力信号を利用してマスク1とウエハ2をスク
ライブライン9,10方向(X方向)について位置検出を行
っている。この検出方法については後述する。
ここで光束の重心とは光束断面図内において、断面内
各点のその天からの位置ベクトルにその点の光強度を乗
算したものを受光面全面で積分したときに積分値が0ベ
クトルになる点のことである。別の実施例として、光強
度がピークとなる点の位置を検出してもよい。
各点のその天からの位置ベクトルにその点の光強度を乗
算したものを受光面全面で積分したときに積分値が0ベ
クトルになる点のことである。別の実施例として、光強
度がピークとなる点の位置を検出してもよい。
次に本実施例における第1,第2アライメントマーク5,
3と第1,第2参照マーク6,4について説明する。
3と第1,第2参照マーク6,4について説明する。
アライメントマーク3,5と参照マーク6は各々異った
値の焦点距離を有するうフレネルゾーンプレート(又は
グレーティングレンズ)より成っている。又、参照マー
ク4は光束を単に偏向させるレンズ作用を有しない直線
グレーティングである。これらのマークの寸法は各々ス
クライブライン方向に140μm、スクライブライン幅方
向(y方向)に50μmである。
値の焦点距離を有するうフレネルゾーンプレート(又は
グレーティングレンズ)より成っている。又、参照マー
ク4は光束を単に偏向させるレンズ作用を有しない直線
グレーティングである。これらのマークの寸法は各々ス
クライブライン方向に140μm、スクライブライン幅方
向(y方向)に50μmである。
本実施例においてはアライメント光束7と参照光束8
は、いずれもマスク1に対して入射角10゜で、マスク1
面への射影成分がスクライブライン方向(x方向)に直
交するように入射している。
は、いずれもマスク1に対して入射角10゜で、マスク1
面への射影成分がスクライブライン方向(x方向)に直
交するように入射している。
これらの所定角度でマスク1に入射したアライメント
光束7と参照光束8は各々グレーティングレンズ5,6の
レンズ作用を受けて収束(又は発散)光となり、マスク
1からその主光線がマスク1の法線に対して所定角度に
なるように射出している。
光束7と参照光束8は各々グレーティングレンズ5,6の
レンズ作用を受けて収束(又は発散)光となり、マスク
1からその主光線がマスク1の法線に対して所定角度に
なるように射出している。
そして第1アライメントマーク5と第1参照マーク6
を透過回折したアライメント光束7と参照光束8を各々
ウエハ面2の鉛直下方214.723μmと20.107mmの点に集
光させている。このときのアライメントマーク5と参照
マーク6の焦点距離は各々214.723μm、20.107μmで
ある。又、マスク1とウエハ2との間隔は30μmにして
いる。
を透過回折したアライメント光束7と参照光束8を各々
ウエハ面2の鉛直下方214.723μmと20.107mmの点に集
光させている。このときのアライメントマーク5と参照
マーク6の焦点距離は各々214.723μm、20.107μmで
ある。又、マスク1とウエハ2との間隔は30μmにして
いる。
アライメントマーク5で透過回折した光はウエハ2面
上の第2アライメントマーク3で凹(凸)レンズ作用を
受け、第1検出手段としてのセンサ11面上に集光してい
る。このときセンサ11面上へは光束がアライメントマー
ク5,3の位置ずれ、即ち軸ずれが拡大された状態となっ
て入射し、この結果、センサ11面上への入射光束の重心
位置が変動している。
上の第2アライメントマーク3で凹(凸)レンズ作用を
受け、第1検出手段としてのセンサ11面上に集光してい
る。このときセンサ11面上へは光束がアライメントマー
ク5,3の位置ずれ、即ち軸ずれが拡大された状態となっ
て入射し、この結果、センサ11面上への入射光束の重心
位置が変動している。
本実施例ではマスク1とウエハ2の位置ずれが0のと
き、即ちマスク1上のアライメントマーク5とウエハ2
上のアライメントマーク3とがy方向に共軸系をなした
とき、アライメント光束の主光線のウエハ2からの出射
角が面法線に対し5度、又、位置ずれ0のときの出射光
のウエハ2面上への射影成分がスクライブライン幅方向
(y方向)と直交し所定位置、例えばウエハ2面から20
mmの高さに位置しているセンサ11面上に集光するように
設定している。
き、即ちマスク1上のアライメントマーク5とウエハ2
上のアライメントマーク3とがy方向に共軸系をなした
とき、アライメント光束の主光線のウエハ2からの出射
角が面法線に対し5度、又、位置ずれ0のときの出射光
のウエハ2面上への射影成分がスクライブライン幅方向
(y方向)と直交し所定位置、例えばウエハ2面から20
mmの高さに位置しているセンサ11面上に集光するように
設定している。
又、第1参照マーク6で透過回折した光はウエハ2面
上の第2参照マーク4で単なる偏向作用を受け、出射角
8度、ウエハ2面への射影成分がスクライブライン幅方
向と直交するように射出し、第2検出手段としてのセン
サ12面上に集光している。
上の第2参照マーク4で単なる偏向作用を受け、出射角
8度、ウエハ2面への射影成分がスクライブライン幅方
向と直交するように射出し、第2検出手段としてのセン
サ12面上に集光している。
このとき参照マーク6,4を経た参照光束8はマスク1
に対してウエハ2との間に相対位置の変動があってもセ
ンサ12面への重心位置は常に一定となっている。
に対してウエハ2との間に相対位置の変動があってもセ
ンサ12面への重心位置は常に一定となっている。
本実施例においては、マスク面1上の第1参照マーク
6のグレーティングレンズは参照光束がマスク1面を透
過後、ウエハ2面を反射してセンサ12面に到達するまで
の比較的長い焦点距離を有している。
6のグレーティングレンズは参照光束がマスク1面を透
過後、ウエハ2面を反射してセンサ12面に到達するまで
の比較的長い焦点距離を有している。
グレーティングレンズ6から出射した参照光束は直線
グレーティング4に入射し、所定角度で出射する。マス
クとウエハが位置ずれを起こすとグレーティングレンズ
6からの出射光の主光線の直線グレーティング4への入
射位置も変化するが、どこへ入射しても直線グレーティ
ング4からの出射光の出射角は変化しない。マスクとウ
エハの位置ずれ検出の場合、一般にマスクは装置に固定
されているので、このマスクのグレーティングレンズ4
によって参照光束が集光するセンサ12面の位置は位置ず
れが発生しても変化しない。これよりアライメント光束
と参照光束の間隔は位置ずれ量に比例することがわか
る。
グレーティング4に入射し、所定角度で出射する。マス
クとウエハが位置ずれを起こすとグレーティングレンズ
6からの出射光の主光線の直線グレーティング4への入
射位置も変化するが、どこへ入射しても直線グレーティ
ング4からの出射光の出射角は変化しない。マスクとウ
エハの位置ずれ検出の場合、一般にマスクは装置に固定
されているので、このマスクのグレーティングレンズ4
によって参照光束が集光するセンサ12面の位置は位置ず
れが発生しても変化しない。これよりアライメント光束
と参照光束の間隔は位置ずれ量に比例することがわか
る。
従って、本実施例ではマスクとウエハの位置(アライ
メント)ずれが0の場合のアライメント光束と参照光束
の重心位置の位置検出方向に沿った間隔を予め求めてお
き、位置検出時にアライメント光束と参照光束の重心位
置の位置検出方向に沿った間隔を検出し、この間隔のず
れが0のときの間隔に対する変動量からマスクとウエハ
のアライメントずれをCPU11aで求める。
メント)ずれが0の場合のアライメント光束と参照光束
の重心位置の位置検出方向に沿った間隔を予め求めてお
き、位置検出時にアライメント光束と参照光束の重心位
置の位置検出方向に沿った間隔を検出し、この間隔のず
れが0のときの間隔に対する変動量からマスクとウエハ
のアライメントずれをCPU11aで求める。
次に本実施例における検出手段としてのセンサ(例え
ば1次元の蓄積型の1次元CCD等)に入射するアライン
メント光である信号光と参照光との関係について説明す
る。
ば1次元の蓄積型の1次元CCD等)に入射するアライン
メント光である信号光と参照光との関係について説明す
る。
本実施例においては参照光とアラインメント用の信号
光はウエハ面の法線に対して各々80,50の角度で出射す
る。又、スクライブライン方向に対しては参照光8と位
置ずれ0のときの信号光7はウエハ面射影成分が直交す
る角度で出射する。センサ11,12の空間的配置は、予め
アライメント完了時に光束がセンサのほぼ中央の位置に
入射するようにセッティングされている。
光はウエハ面の法線に対して各々80,50の角度で出射す
る。又、スクライブライン方向に対しては参照光8と位
置ずれ0のときの信号光7はウエハ面射影成分が直交す
る角度で出射する。センサ11,12の空間的配置は、予め
アライメント完了時に光束がセンサのほぼ中央の位置に
入射するようにセッティングされている。
センサ11,12の中心間隔は2mmであり、約0.1μm精度
でSiの同一基板上に設定されている。又、センサ11,12
の配置されたSi基板は、その法線が位置ずれが0のとき
アライメント光出射角と参照光出射角の2等分線と略平
行に配置されている。
でSiの同一基板上に設定されている。又、センサ11,12
の配置されたSi基板は、その法線が位置ずれが0のとき
アライメント光出射角と参照光出射角の2等分線と略平
行に配置されている。
センサ11,12のサイズは信号光用のセンサ11が幅1mm、
長さ6mm、又参照光用のセンサ12が幅1mm、長さ1mmであ
る。又、各画素のサイズは25μm×500μmである。
長さ6mm、又参照光用のセンサ12が幅1mm、長さ1mmであ
る。又、各画素のサイズは25μm×500μmである。
各々のセンサは入射光束の重心位置を測定し、センサ
の出力は受光領域の全光量で規格化されるように信号処
理される。これによりアライメント光源の出力が多少変
動しても、センサ系から出力される測定値は正確に重心
位置を示すように設定している。尚、センサの重心位置
の分解能はアライメント光のパワーにもよるが例えば50
mW、波長0.83μmの半導体レーザーを用いて測定した結
果、0.2μmであった。
の出力は受光領域の全光量で規格化されるように信号処
理される。これによりアライメント光源の出力が多少変
動しても、センサ系から出力される測定値は正確に重心
位置を示すように設定している。尚、センサの重心位置
の分解能はアライメント光のパワーにもよるが例えば50
mW、波長0.83μmの半導体レーザーを用いて測定した結
果、0.2μmであった。
本実施例に係るマスク用のグレーティングレンズとウ
エハ用のグレーティングレンズの設計例では、マスクと
ウエハの位置ずれを100倍に拡大して信号光束がセンサ
面上で重心位置を移動する。従って、マスクとウエハ間
に0.01μmの位置ずれがあったとすると、センサ面上で
は1μmの実効的な重心移動が起こり、センサ系はこれ
を0.2μmの分解能で測定することができる。
エハ用のグレーティングレンズの設計例では、マスクと
ウエハの位置ずれを100倍に拡大して信号光束がセンサ
面上で重心位置を移動する。従って、マスクとウエハ間
に0.01μmの位置ずれがあったとすると、センサ面上で
は1μmの実効的な重心移動が起こり、センサ系はこれ
を0.2μmの分解能で測定することができる。
次に本発明の第3実施例につて説明する。第3実施例
ではグレーティングレンズを用いた位置ずれ量拡大検出
系において(1),(2),(3)式で与えられる(1,
−1,0)次光と(0,−1,+1)次光とを合わせた光強度
重心位置を検出する際、総合検出倍率βが間隔(ギャッ
プ)gの変動に対して略無感度となるようにグレーティ
ングレンズの焦点距離f1,f2および距離L(L′)など
のパラメータ間に制限を付加し、これにより前述の条件
式(A)を満足したものである。ここに制限条件として
は 即ち これより 他の制限条件としては(1,−1,0)次光と(0,1,−1)
次光が結像条件を満たすことがあげられるが、本発明の
適用に際しては結像条件に関する制約を多少緩めてもセ
ンサ上の信号光の集光スポット径が実用上問題ない範囲
で(10)式を適用し、ギャップ変動に対する総合検出倍
率の変動が零となるようにパラメータ値の設定を行なえ
ばよい。
ではグレーティングレンズを用いた位置ずれ量拡大検出
系において(1),(2),(3)式で与えられる(1,
−1,0)次光と(0,−1,+1)次光とを合わせた光強度
重心位置を検出する際、総合検出倍率βが間隔(ギャッ
プ)gの変動に対して略無感度となるようにグレーティ
ングレンズの焦点距離f1,f2および距離L(L′)など
のパラメータ間に制限を付加し、これにより前述の条件
式(A)を満足したものである。ここに制限条件として
は 即ち これより 他の制限条件としては(1,−1,0)次光と(0,1,−1)
次光が結像条件を満たすことがあげられるが、本発明の
適用に際しては結像条件に関する制約を多少緩めてもセ
ンサ上の信号光の集光スポット径が実用上問題ない範囲
で(10)式を適用し、ギャップ変動に対する総合検出倍
率の変動が零となるようにパラメータ値の設定を行なえ
ばよい。
本実施例においてはアライメントマークを位置ずれ検
出方向に90μm、その直交方向に50μm程度の矩形領域
に設定し、(1,−1,0)次光のアライメントマークに対
する結像点位置がアライメントマークサイズに比して十
分遠方にあるように(7)式に基づいて第1,第2アライ
メントマーク5,3の焦点距離f1,f2の関係を定め、信号光
束の実効NAを十分小さくすることにより結像点近傍での
スポット径は実質的にアライメントマークサイズで決ま
るような光学配置とする。
出方向に90μm、その直交方向に50μm程度の矩形領域
に設定し、(1,−1,0)次光のアライメントマークに対
する結像点位置がアライメントマークサイズに比して十
分遠方にあるように(7)式に基づいて第1,第2アライ
メントマーク5,3の焦点距離f1,f2の関係を定め、信号光
束の実効NAを十分小さくすることにより結像点近傍での
スポット径は実質的にアライメントマークサイズで決ま
るような光学配置とする。
即ち(7)式より ここにL0は(1,−1,0)次光のウエハ面から集光点まで
の距離を表わす。(11)式を(10)式に代入して ここに|L0|≒|L|≒|L′|とする。
の距離を表わす。(11)式を(10)式に代入して ここに|L0|≒|L|≒|L′|とする。
(12)式は整理すると焦点距離f2の4次方程式とな
る。
る。
いま簡単のためにL′=L+α(L≫α),A=a21/a
11とすると(12)式は ここで更にL0≫f2,L0≫gとすると上式は簡略的に これより (1−A)f2 2−gf2+g2=0 ……(13) 従って焦点距離f2は上記2次方程式の解としてギャップ
g、および光量比Aの関数となり、近似的に で与えられる。このときf1は とおくと(11)式より いま、g=30.0μm、L0=18.0mm,A=0.5とくと 上記解のうち第1の組合わせを採用すると第1のグレ
ーティングレンズは凹レンズ、第2のグレーティングレ
ンズは凸レンズとして機能し位置ずれ総合検出倍率βは
L=L0、L′=L0−29.2μmとするとβ=201.20倍とな
る。ここに(1,−1,0)次光,(0,1,−1)次光の位置
ずれ検出倍率はそれぞれ248.13倍、177.74倍である。
11とすると(12)式は ここで更にL0≫f2,L0≫gとすると上式は簡略的に これより (1−A)f2 2−gf2+g2=0 ……(13) 従って焦点距離f2は上記2次方程式の解としてギャップ
g、および光量比Aの関数となり、近似的に で与えられる。このときf1は とおくと(11)式より いま、g=30.0μm、L0=18.0mm,A=0.5とくと 上記解のうち第1の組合わせを採用すると第1のグレ
ーティングレンズは凹レンズ、第2のグレーティングレ
ンズは凸レンズとして機能し位置ずれ総合検出倍率βは
L=L0、L′=L0−29.2μmとするとβ=201.20倍とな
る。ここに(1,−1,0)次光,(0,1,−1)次光の位置
ずれ検出倍率はそれぞれ248.13倍、177.74倍である。
次に本発明の第4実施例について説明する。第4実施
例では第1図の第1実施例においてアライメントマーク
であるグレーティングレンズとして偏心グレーティング
レンズを第1,第2物体面上に形成し、これらによる光束
の偏向角(主光線に対し定義)をギャップ変動による位
置ずれ検出倍率の変動が実用上無視できるように設定
し、これにより前述の条件式(A)を満足したものであ
る。
例では第1図の第1実施例においてアライメントマーク
であるグレーティングレンズとして偏心グレーティング
レンズを第1,第2物体面上に形成し、これらによる光束
の偏向角(主光線に対し定義)をギャップ変動による位
置ずれ検出倍率の変動が実用上無視できるように設定
し、これにより前述の条件式(A)を満足したものであ
る。
特に本実施例においては位置ずれ量が0のときに上記
条件を満たすように最適化を行ったものである。
条件を満たすように最適化を行ったものである。
いま、第1物体上の第1のグレーティングレンズ5の
中心位置(光軸位置)を(xM01,yM01,0)とし、第1の
グレーティングレンズ5にxz面内で角度θで入射した平
行光束の結像点位置を(xM1,yM1,zM1)とおくとzM1=−
f1となる。
中心位置(光軸位置)を(xM01,yM01,0)とし、第1の
グレーティングレンズ5にxz面内で角度θで入射した平
行光束の結像点位置を(xM1,yM1,zM1)とおくとzM1=−
f1となる。
一方第2物体上の第2のグレーティングレンズ3の位
置ずれ量が零の時の中心位置(光軸位置)を(xW1,yW1,
−g)とし、グレーティングレンズ3は(xM1,yM1,−f
M1)にある点光源を位置ずれ量が零のとき(xS1,yS1,z
S1)の位置に結像するように設計されているものとす
る。
置ずれ量が零の時の中心位置(光軸位置)を(xW1,yW1,
−g)とし、グレーティングレンズ3は(xM1,yM1,−f
M1)にある点光源を位置ずれ量が零のとき(xS1,yS1,z
S1)の位置に結像するように設計されているものとす
る。
同様にして第2信号光用のアライメントマークとして
第1物体上の第3のグレーティングレンズ6の中心位置
(光軸位置)を(xM02,yM02,0)とし、第1のグレーテ
ィングレンズ5と同様に結像点位置を(xM2,yM2,−f3)
とおくことができる。また第4のグレーティングレンズ
4の位置ずれ量零のときの中心位置(光軸位置)を(x
W2,yW2,−g)としグレーティングレンズ4はグレーテ
ィングレズ6によって形成された(xM2,yM2,−f3)にあ
る2次光源を位置ずれ量が零のとき(xS2,yS2,zS2)の
位置に結像するように設計されているものとする。
第1物体上の第3のグレーティングレンズ6の中心位置
(光軸位置)を(xM02,yM02,0)とし、第1のグレーテ
ィングレンズ5と同様に結像点位置を(xM2,yM2,−f3)
とおくことができる。また第4のグレーティングレンズ
4の位置ずれ量零のときの中心位置(光軸位置)を(x
W2,yW2,−g)としグレーティングレンズ4はグレーテ
ィングレズ6によって形成された(xM2,yM2,−f3)にあ
る2次光源を位置ずれ量が零のとき(xS2,yS2,zS2)の
位置に結像するように設計されているものとする。
以上のパラメータ設定のもとで第1信号光を形成する
(1,−1,0)次光と(0,1,−1)次光の第1物体に対す
る第2物体の位置ずれ量εに対応するセンサ上の光量重
心位置の変化をそれぞれS11,S21とすると となる。
(1,−1,0)次光と(0,1,−1)次光の第1物体に対す
る第2物体の位置ずれ量εに対応するセンサ上の光量重
心位置の変化をそれぞれS11,S21とすると となる。
同様にして第2信号光の(−1,1,0)次光、(0,−1,
1)次光のセンサ上光量重心位置の変化をS12,S22とする
と (16),(17)式を(1)式に代入して第1信号の総合
検出倍率が求まり、第1実施例と同様にして第2信号の
総合検出倍率が求まる。
1)次光のセンサ上光量重心位置の変化をS12,S22とする
と (16),(17)式を(1)式に代入して第1信号の総合
検出倍率が求まり、第1実施例と同様にして第2信号の
総合検出倍率が求まる。
位置ずれ量εの総合検出倍率は(4)式のように与え
られるが、本実施例ではε=ε0のときの第1,第2信号
光のセンサ上光量重心位置をそれぞれS01,S02とおくとS
0=S01−S02で与えられるS0がギャップ変動に対して実
用上無視できる値の範囲内、即ち条件式(A)を満足す
る範囲内に保たれる条件を付加する。
られるが、本実施例ではε=ε0のときの第1,第2信号
光のセンサ上光量重心位置をそれぞれS01,S02とおくとS
0=S01−S02で与えられるS0がギャップ変動に対して実
用上無視できる値の範囲内、即ち条件式(A)を満足す
る範囲内に保たれる条件を付加する。
その条件式は 即ち、 で与えられる。L′=L−gとして(20)式を計算す
る。
る。
(20)式は結局 となる。
ここでレンズの結像特性の一般的な関係から xM0i=xMi+f2i-1tanθ (i=1,2) ……(21) が成り立つ。
(21)式および(1,−1,0)次光の結像条件式
(7),(8)式と(20)′式を連立することにより、
ギャップ変動に伴う検出倍率の変動を無視できるような
即ち条件式(A)を満足するような各グレーティングレ
ンズの特性値、特に偏向角についての最適化を図ること
ができる。
(7),(8)式と(20)′式を連立することにより、
ギャップ変動に伴う検出倍率の変動を無視できるような
即ち条件式(A)を満足するような各グレーティングレ
ンズの特性値、特に偏向角についての最適化を図ること
ができる。
(20)′式に(21)式を代入すると ここにP1=xW1−XM1+ε0、P2=xW2−XM2+ε0であ
り、(20−1)′≒(20−2)′とおくことにより、
P1,P2,θに関する関係式が得られる。
り、(20−1)′≒(20−2)′とおくことにより、
P1,P2,θに関する関係式が得られる。
即ち、 本実施例では(7),(8)および(20)″式を満た
すようにP1,P2,θの関係を定めている。P1,P2はマスク
上のグレーティングレンズとウエハ上のグレーティング
レンズの主光線に関する偏向角、およびそれぞれの焦点
距離で決まる量で Pi=xWi−xMi+ε0 =f2itanφ2i−f2i-1tanφ2i-1(i=1,2) ……(22) ここにζj=θ−φj(j=1,2)は主光線に関する各
素子の入射角θに対する偏向角である。
すようにP1,P2,θの関係を定めている。P1,P2はマスク
上のグレーティングレンズとウエハ上のグレーティング
レンズの主光線に関する偏向角、およびそれぞれの焦点
距離で決まる量で Pi=xWi−xMi+ε0 =f2itanφ2i−f2i-1tanφ2i-1(i=1,2) ……(22) ここにζj=θ−φj(j=1,2)は主光線に関する各
素子の入射角θに対する偏向角である。
いま第1,第2信号光の(1,−1,0)次光に関する位置
ずれ検出倍率をそれぞれ−100.0倍,+100.0倍となるよ
うに各グレーティングレンズの焦点距離を定めるために
L=18.657mm、L′=18.628mm、g=30.0μmに対し
て、f1=214.7228μm、f2=−182.912μm、f3=−15
8.4545μm、f4=190.378μmとした。
ずれ検出倍率をそれぞれ−100.0倍,+100.0倍となるよ
うに各グレーティングレンズの焦点距離を定めるために
L=18.657mm、L′=18.628mm、g=30.0μmに対し
て、f1=214.7228μm、f2=−182.912μm、f3=−15
8.4545μm、f4=190.378μmとした。
更に第1,第2信号間で対応する(1,−1,0)次光と
(0,1,−1)次光との光量比が等しいとするとa11=
a12、a21=a22とおくことができ、また(−1,1,0)次光
と(0,−1,1)次光との光量比a21/a11=0.5とし、以上
のパラメータ値を(20)″式に代入すると −0.3390P1+0.16635P2≒18.0702tanθ ……(20) いまθ=20とおくと上式は −0.3390P1+0.16635P2≒0.631025 となり、所定の位置ずれ量のときこれを満たすように例
えばε0=0.0のときP1=10.0μmとするとP2≒24.172
μmとすれば良い。即ちマスク面上のアライメントマー
クへのxz面内入射角を20、第1信号光用のマスク、ウエ
ハ上のグレーティングレンズの中心間距離(xW1−xM1)
を10.0μmとすると第2信号光用のグレーティングレン
ズの中心間距離(xW2−xM2)は24.172μmとすればよ
い。
(0,1,−1)次光との光量比が等しいとするとa11=
a12、a21=a22とおくことができ、また(−1,1,0)次光
と(0,−1,1)次光との光量比a21/a11=0.5とし、以上
のパラメータ値を(20)″式に代入すると −0.3390P1+0.16635P2≒18.0702tanθ ……(20) いまθ=20とおくと上式は −0.3390P1+0.16635P2≒0.631025 となり、所定の位置ずれ量のときこれを満たすように例
えばε0=0.0のときP1=10.0μmとするとP2≒24.172
μmとすれば良い。即ちマスク面上のアライメントマー
クへのxz面内入射角を20、第1信号光用のマスク、ウエ
ハ上のグレーティングレンズの中心間距離(xW1−xM1)
を10.0μmとすると第2信号光用のグレーティングレン
ズの中心間距離(xW2−xM2)は24.172μmとすればよ
い。
更に本実施例においては位置ずれ量εによらずにギャ
ップ変動に対して第1,第2信号光間での相対的光量重心
距離が一定範囲内の変動に収まるようにする為に(2
0)″式より を条件式として加え、これを満たすようにf1,f2,f3,f4
などのパラメータ値を決定してもよい。
ップ変動に対して第1,第2信号光間での相対的光量重心
距離が一定範囲内の変動に収まるようにする為に(2
0)″式より を条件式として加え、これを満たすようにf1,f2,f3,f4
などのパラメータ値を決定してもよい。
この場合は(23)を(20)″に代入して を満たすように各パラメータ値を設定すればよい。
次に本発明の第5実施例について説明する。本実施例
では基本構成は第2図の第1実施例と同様であり、位置
ずれ検出の際はマスクとウエハ間のギャップ(間隔)は
30μmにおいて行っている。
では基本構成は第2図の第1実施例と同様であり、位置
ずれ検出の際はマスクとウエハ間のギャップ(間隔)は
30μmにおいて行っている。
ここにアライメント光はアライメントヘッド内の光源
(半導体レーザ;波長785nm)より射出し、投光光学系
により略平行光となりマスク面上のアライメントマーク
面法線に対し斜めに入射する。入射角はyz断面内で25.0
0、xz断面内で15.00であり、マスク、ウエハ間の位置ず
れ量検出はx方向に行なうものとする。即ちマスクとウ
エハ上のグレーティングレンズでそれぞれの回折作用を
受けた光束は所定位置にあるセンサに受光され、センサ
面上でのx方向の信号光束の入射位置が検出される。
(半導体レーザ;波長785nm)より射出し、投光光学系
により略平行光となりマスク面上のアライメントマーク
面法線に対し斜めに入射する。入射角はyz断面内で25.0
0、xz断面内で15.00であり、マスク、ウエハ間の位置ず
れ量検出はx方向に行なうものとする。即ちマスクとウ
エハ上のグレーティングレンズでそれぞれの回折作用を
受けた光束は所定位置にあるセンサに受光され、センサ
面上でのx方向の信号光束の入射位置が検出される。
アライメント光はウエハ面を反射し、マスクを透過
後、マスク面法線に対してyz面内で130の角度で射出
し、センサは中心座標が(0,4.2027,18.2038)の位置に
設定され、受光領域のサイズはx方向に4.8mm、その直
交方向に1.0mmとする。また位置ずれ検出は第1実施例
と同様検出倍率の符号の異なる2つの信号光を用いて行
なう。
後、マスク面法線に対してyz面内で130の角度で射出
し、センサは中心座標が(0,4.2027,18.2038)の位置に
設定され、受光領域のサイズはx方向に4.8mm、その直
交方向に1.0mmとする。また位置ずれ検出は第1実施例
と同様検出倍率の符号の異なる2つの信号光を用いて行
なう。
以上のような光学配置のもとで本実施例では位置ずれ
量の検出を−3.0μm〜±3.0μmの範囲で行なうものと
すると、センサ上に到達するアライメント信号光束は
(1,−1,0)次光、(0,−1,+1)次光は常に380μm以
上互いに離間することが分っている。(スポットサイズ
はAA検出方向に200μmで十分離間している。) そこで本実施例では(1,−1,0)次光の分布を光量ピ
ークを中心として各信号光をそれぞれ選択的にセンサ信
号処理により抽出し、重心検知を行なう。
量の検出を−3.0μm〜±3.0μmの範囲で行なうものと
すると、センサ上に到達するアライメント信号光束は
(1,−1,0)次光、(0,−1,+1)次光は常に380μm以
上互いに離間することが分っている。(スポットサイズ
はAA検出方向に200μmで十分離間している。) そこで本実施例では(1,−1,0)次光の分布を光量ピ
ークを中心として各信号光をそれぞれ選択的にセンサ信
号処理により抽出し、重心検知を行なう。
即ち、第1,第2信号光の(1,−1,0)次光と(−1,1,
0)次光間のセンサ面上入射位置を測定し、2光束の重
心位置のx方向距離を求めることにより位置ずれ量を求
めることにする。
0)次光間のセンサ面上入射位置を測定し、2光束の重
心位置のx方向距離を求めることにより位置ずれ量を求
めることにする。
ここで第1信号光用の第1,第2アライメントマーク
(それぞれマスク,ウエハ上に設定)の1次回折光の焦
点距離f1,f2、第2信号光用の第3,第4アライメントマ
ーク(それぞれマスク、ウエハ上に設定)の1次回折光
の焦点距離をf3,f4とすると第1,第2信号光のマスク、
ウエハ間位置ずれ量εに対する感度β1,β2は となる。従って位置ずれ量の総合検出倍率β(=|β1
−β2|)は 総合検出倍率βがマスク、ウエハ間ギャップgの変動に
対して一定に保たれるためにはσβ/σg=0であれば
よい。
(それぞれマスク,ウエハ上に設定)の1次回折光の焦
点距離f1,f2、第2信号光用の第3,第4アライメントマ
ーク(それぞれマスク、ウエハ上に設定)の1次回折光
の焦点距離をf3,f4とすると第1,第2信号光のマスク、
ウエハ間位置ずれ量εに対する感度β1,β2は となる。従って位置ずれ量の総合検出倍率β(=|β1
−β2|)は 総合検出倍率βがマスク、ウエハ間ギャップgの変動に
対して一定に保たれるためにはσβ/σg=0であれば
よい。
即ち、 上式より、f1,f3の間には f1=f3またはf1=−f3+2g の関係があればよいがf1=f3では検出倍率βが0となる
ので f1=−f3+2g が求めるべき条件式となる。
ので f1=−f3+2g が求めるべき条件式となる。
またf2,f4は第1実施例と同様(1,−1,0)次光と(−
1,1,0)次光の結像関係式(7),(8)に従って求め
る。
1,1,0)次光の結像関係式(7),(8)に従って求め
る。
いまL=18.657mmとし、第1信号光の位置ずれ検出倍
率β1が−100.0倍になるようにf1,f2を決定するとf1=
214.7228μm、f2=−182.912μmとなる。このとき上
記条件式に従って第2信号光用の第3,第4グレーティン
グレンズの焦点距離f3,f4を求めると f3=−154.7228μm, f4=186.5700μm これより第2信号光の位置ずれ検出倍率β2は β2=102.00倍 となり、総合検出倍率βはβ=202.00倍となる。
率β1が−100.0倍になるようにf1,f2を決定するとf1=
214.7228μm、f2=−182.912μmとなる。このとき上
記条件式に従って第2信号光用の第3,第4グレーティン
グレンズの焦点距離f3,f4を求めると f3=−154.7228μm, f4=186.5700μm これより第2信号光の位置ずれ検出倍率β2は β2=102.00倍 となり、総合検出倍率βはβ=202.00倍となる。
(発明の効果) 本発明によれば位置合わせを行なう対向する2物体上
にアライメントマークとしてグレーティングレンズを形
成し、それぞれのアライメントマークで順次回折した光
束のセンサ面上への入射位置より位置ずれ量を検出する
際、前述の如く各グレーティングレンズの焦点距離及び
各マークへの光束入射条件、マーク、センサ配置等を適
切に設定することにより、対象とする信号光束である
(m,n,l)次光に対して検出誤差要因となる(m′,n′,
l′)次光の悪影響を排除し、かつ2物体間の間隔が変
動しても、位置ずれ量を高精度に検出することができる
位置検出装置を達成することができる。
にアライメントマークとしてグレーティングレンズを形
成し、それぞれのアライメントマークで順次回折した光
束のセンサ面上への入射位置より位置ずれ量を検出する
際、前述の如く各グレーティングレンズの焦点距離及び
各マークへの光束入射条件、マーク、センサ配置等を適
切に設定することにより、対象とする信号光束である
(m,n,l)次光に対して検出誤差要因となる(m′,n′,
l′)次光の悪影響を排除し、かつ2物体間の間隔が変
動しても、位置ずれ量を高精度に検出することができる
位置検出装置を達成することができる。
第1図は本発明の原理及び構成要件等を示す説明図、第
2図は第1図の構成に基づく本発明の第1実施例の要部
斜視図、第3図(A)は第2図の第1実施例をプロキシ
ミティ型半導体製造装置に適用した要部概略図、第3図
(B),(C)は第3図(A)の計測制御のフローチャ
ート図、第4図は本発明の第2実施例の要部概略図、第
5図は従来の位置検出装置の要部概略図、第6図は(0,
−1,+1)次光と(0,1,−1)次光の説明図である。 図中、1は第1物体(マスク)、2は第2物体(ウエ
ハ)、3,4,5,6は各々アライメントマーク、7,8は各々第
1,第2信号光束、9はウエハスクライブライン、10はマ
スクスクライブライン、11,12は検出部、13は光源、14
はコリメーターレンズ系、15はハーフミラー、16はアラ
イメントヘッド筺体、18は信号処理部、19はウエハステ
ージ駆動制御部である。
2図は第1図の構成に基づく本発明の第1実施例の要部
斜視図、第3図(A)は第2図の第1実施例をプロキシ
ミティ型半導体製造装置に適用した要部概略図、第3図
(B),(C)は第3図(A)の計測制御のフローチャ
ート図、第4図は本発明の第2実施例の要部概略図、第
5図は従来の位置検出装置の要部概略図、第6図は(0,
−1,+1)次光と(0,1,−1)次光の説明図である。 図中、1は第1物体(マスク)、2は第2物体(ウエ
ハ)、3,4,5,6は各々アライメントマーク、7,8は各々第
1,第2信号光束、9はウエハスクライブライン、10はマ
スクスクライブライン、11,12は検出部、13は光源、14
はコリメーターレンズ系、15はハーフミラー、16はアラ
イメントヘッド筺体、18は信号処理部、19はウエハステ
ージ駆動制御部である。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01B 11/00 - 11/30 H01L 21/30
Claims (2)
- 【請求項1】第1物体面上にグレーティングレンズより
成る第1アライメントマークを第2物体面上にグレーテ
ィングレンズより成る第2アライメントマークを形成
し、該第1物体と第2物体とを対向配置し、投光手段か
らの光束のうち順に該第1アライメントマーク、第2ア
ライメントマークそして再度該第1アライメントマーク
で各々回折作用を受けた光束を所定面上に導光し、該所
定面上における該光束の入射位置を検出手段で検出する
ことにより該第1物体と第2物体との相対的な位置決め
を行う際、該第1物体と第2物体との相対的な位置ずれ
量に対する所定面上への光束の入射位置の変動量との比
(位置ずれ検出倍率)をβl、該第1物体と第2物体と
の間隔変動量に対する所定面上への光束の入射位置の変
動量との比(間隔ずれ検出倍率)をβhとしたとき βl/βh≧10 となるように各要素を設定したことを特徴とする位置検
出装置。 - 【請求項2】請求項1記載の位置検出装置を用いて第1
物体と第2物体との相対的な位置合わせを行い、該第1
物体面上のパターンを第2物体面上に露光転写している
ことを特徴とする露光装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2115444A JP2775987B2 (ja) | 1990-05-01 | 1990-05-01 | 位置検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2115444A JP2775987B2 (ja) | 1990-05-01 | 1990-05-01 | 位置検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0412205A JPH0412205A (ja) | 1992-01-16 |
JP2775987B2 true JP2775987B2 (ja) | 1998-07-16 |
Family
ID=14662709
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2115444A Expired - Fee Related JP2775987B2 (ja) | 1990-05-01 | 1990-05-01 | 位置検出装置 |
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---|---|
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-
1990
- 1990-05-01 JP JP2115444A patent/JP2775987B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
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