JPH0663336B2 - サイディングボード - Google Patents

サイディングボード

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JPH0663336B2
JPH0663336B2 JP62307984A JP30798487A JPH0663336B2 JP H0663336 B2 JPH0663336 B2 JP H0663336B2 JP 62307984 A JP62307984 A JP 62307984A JP 30798487 A JP30798487 A JP 30798487A JP H0663336 B2 JPH0663336 B2 JP H0663336B2
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horizontal
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英喜 滝口
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株式会社アイジー技術研究所
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は建築、構築物の内、外装の横張り外壁体を形成
するのに有用なサイディングボード(以下、単にボード
という)に関するものである。
〔従来の技術〕
従来から使用されているこの種ボードとしては、特公
昭51-29339号、実公昭51-11882号、実公昭54-26649
号などがある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記ボードにおいては種々の問題があっ
た。すなわち、のボード(下見板)では雨水が風で吹
きつけられたりすると単なる平板同士の連結構造のた
め、雨水が裏面に漏洩し、胴縁、柱を腐食させたり、室
内や押入れに湿気を与えたりする欠点があった。また、
のボードでは下縁の傾斜部の立ち上がり部までの長さ
が長いため引張り力に弱く、目地なしの外装しか形成で
きない不利があった。しかも、本来は目地なしの外装な
のに施工者の技術によって目地なし、目地ありのバラバ
ラな幅の目地からなる外装となると共に、施工の際に立
ち上がり部で負傷する危険があった。さらにのボード
では側面の形状が複雑で成形が難しく、かつ高価となる
欠点があった。その上、この種ボードでは立体間に欠け
る不利があった。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上述したような欠点を除去するため、少くとも
2つの水平片が傾斜片と化粧溝域によって反射光の方向
の相違による陰陽の関係で外観上、水平片が浮き出て見
えるようにして立体感を強化すると共に、壁体に立体感
を富んだ横目地部のラインとほぼ同じ化粧溝域のライン
を生み出し、美しい外観とすると共に、化粧面部の反
り、捩じれ、ペコツキを防止視、ボードを広幅に形成し
て経済性、施工性を改善し、さらに、化粧面部の一側縁
に雄型連結部、他側縁に雌型連結部を形成し、かつ、化
粧中底片と化粧底片の高さをほぼ同一とし、壁体を形成
したときにボードの水平片が陰影により立体的に見える
ようにし、その上ボードの施工を容易に1人の作業員
で、しかも熟練を要さずに行うことができる落とし込み
タイプとし、さらに、目地部の防水性とボードの機械強
度を強化したボードを提案するものである。
〔実施例〕
以下に、図面を用いて本発明に係るボードの代表的な実
施例を詳細に説明する。すなわち、第1図は上記ボード
Aを示す斜視図であり、1は表面材で、例えば表明処理
鋼板、亜鉛・ニッケル合金をメッキした鋼板、アルミ・
亜鉛合金メッキ鋼板(商品名ガルファン、ガルバリウム
鋼板、スーパージンク)、アルミニウム板、アルミニウ
ム合金板、銅板等の1種からなる金属板(平板、エンボ
ス加工板も含む)、または合成樹脂板をロール、プレス
で成形したり、あるいは押出成形などの1種により成形
したものからなり、25は断熱材、26は裏面材であり、表
面材と裏面材26間に断熱材25を一体に介在したボード
である。さらに説明すると、表面材は第2図(a)、
(b)に示すように化粧面部、雄型連絡部11、雌型連
絡部20とから構成したものである。すなわち、化粧面部
は横長の化粧面で従前より幅が広く、かつ、水切れを
よくした傾斜片3と水平4と水切れと段差の強化を図る
化粧底片5と少なくとも1本以上、化粧面部の長手方
向と平行に設けた化粧溝域とから形成したものであ
る。上記化粧溝域は化粧面部の幅方向の中央に1
本、あるいは化粧面部を3分割〜5分割するように配
列したものであり、主に化粧面部の広幅を可能にする
こと、化粧面部の反り、捩じれ、ペコツキを防止する
と共に、従前の化粧リブと異なる大きな陰影を醸し出し
て化粧面部の立体感を強化する、所謂、水平片4と傾
斜片3と化粧溝域間の方向の相違する反射光のコント
ラストによってより凹凸感を醸し出すこと、およびボー
ドAを施工した際に第5図に示すように目地部Bの断面
と化粧溝域の断面とを同じか、それに近い断面として
ボードA間の目地部Bを化粧溝化して壁体の意匠性を向
上するものである。その形状としては第1図に示すよう
なL字状の断面の他、第3図(a)〜(i)に示すよう
に形成するものである。なお、化粧溝域を複数本設け
る際は同形、異形のどちらでもよい。さらに説明する
と、化粧溝域は化粧中底片7と傾斜中片8とから断面
をL字状等に形成したものである。すなわち、第3図
(a)は化粧中底片7の下縁を内方に屈曲し、再び外方
へ屈曲して小さな窪部9(深さ0.5〜5mm位、開口高さを
0.2〜5mmとした)を形成し、水切り段差機能の強化を図
った化粧溝域を形成したものであり、(b)、(c)
図は化粧中底片7を水平片4との角度θを90゜、鈍角
とした化粧溝域、(d)図は傾斜中片8を湾曲に形成
した化粧溝域、(e)図は化粧中底片7の下端を外方
へ任意角度θ、例えば水平に形成した化粧溝域下地部
10を形成した化粧溝域、(f)図は傾斜中片8を複数
段の段階状に形成した化粧溝域、(g)図は傾斜中片
8を外側に湾曲した円弧状形成した化粧溝域
(h)、(i)図は水平片4の化粧中底片7間に段階状
の段差片7a、7bを形成した化粧溝域とした場合であ
る。なお、水平片4と化粧中底片7間の角度θは鋭
角、鈍角いずれでもよいが、鋭角の場合に段差がより明
確になり、かつ、傾斜中片8を強調するのに有効であ
り、しかも目地部Bとの関係で設定されるものである。
また、化粧面部における傾斜片3、傾斜中片8の幅を
L、水平片4の幅を1とすると、第4図(a)〜(g)
に示すようにL:1=1:0.5〜2.5位にまで任意比で設定で
きるものである。上記割合は外観、特に化粧面部自体
のフラット性、立体感の強化と生産性(水平片4が多い
ほどスチールベルト、ローラで製造しやすい)に大きく
影響を与えるものである。なお、図において、(a)図
はL:1は1:2.6、(b)図は1:5、(c)図は1:4、(d)
図は1:3、(e)図は1:2、(f)図は1:1、(g)図は
1:0.5とした場合の化粧面部であり、図示しないが、
1:0.66も可能である。特に、傾斜片3の幅Lは傾斜中片
8の幅Lより目地部Bの関係で3〜20mm位水平線上で広
いものである。また、雄型連結部11は傾斜片3の上端
(外側端側)を外側方へ突出し、その途中に設けた防水
溝12を有する上面13とその先端の内方へ屈曲し、そのま
ま内側方へ傾斜片3端、あるいは、その手前、もしくは
これより深層まで延長した下面14とからなる差込縁15と
差込縁15の下面14を上縁とすると共に、その先端を外方
へコ字状に屈曲した係合溝16と係合溝16の下縁17を外側
方へ突出した延長部18と、延長部18の先端に設けたはぜ
状の舌片19とから形成したものである。さらに説明する
と、差込縁15は後記する嵌合溝22と嵌合するものであ
り、防水溝12による毛細管現象の阻止と先端に成形した
補強リブ(図ではパイプ状)15aを形成し、より係合部
分のガタ低減と係合力の強化を図り、その上、差込縁15
自体にばね効果が発揮できるように形成したものであ
る。勿論、図示しないが差込縁15に防水溝12のない平坦
状の形状とすることもある。また、延長部18は釘打設
用、舌片19はボードAを連結した際の突起的機能、裏面
材26を挟持するために役立つものである。さらに、雌型
連結部20は化粧底片5の下端を内方へ屈曲し内側方へ延
ばした上縁片21と上縁片21の先端を外方へU字状に折り
曲げた嵌合溝22、その下縁片23の先端を内方へ屈曲した
舌片24とから形成したものでり、下縁片23は第5図に示
すように差込縁15を嵌合溝22に嵌合すると共に、係合溝
16に挿入し、係合力、防水性をより強化するものであ
る。また、断熱材25は少なくとも表面材の化粧面部
の裏面と雄型連結部11の裏面、雌型連結部20の裏面によ
って囲まれた樋状の部分1aに充填し、ボードAに断熱
性、クッション性(防水性)、パッキング性、防水性、
防湿性、保形性、防火性などの少なくとも1種以上を具
備する素材の1種以上からなるものである。上記断熱材
25の具体例としては、合成樹脂発泡体、ロックウール、
グラスウール、シージングボード等の1種からなり、主
に原料で吐出し、成形、硬化、自己接着させるもの、あ
るいは成形体などの1種からなるものである。なお、成
形体を用いる場合は断熱材25と表面材、裏面材26間に
接着剤(図示せず)が必要である。さらに説明すると、
断熱材25としては、主に合成樹脂発泡体を用い、例えば
ポリウレタンフォーム用樹脂、フェノールフォーム用樹
脂、ポリイソシアヌレートフォーム用樹脂、ポリエチレ
ンフォーム、ポリスチレンフォーム、パーライトの周囲
にフェノールフォーム樹脂をコーテイングし、これを加
温、加圧して発泡させるフォーム、およびこれに難燃
剤、難燃助剤(硼砂、メタ硼酸ソーダ、三酸化アンチモ
ン、炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム)、ベントナ
イト、パーライト粒、シラスバルーンの1種以上を添加
したものなどからなるものである。なお、図示しないが
断熱材25は延長部18の裏面に膨出して設けたり、雌型連
結部20近傍の裏面に必要によりへこみ部27を形成し、ボ
ードAの連結部のフィット性をよりよくすることもでき
る。さらに、裏面剤26は少なくとも断熱材25の長手方向
の露出面を覆ってボードAをサンドイッチ構造体とし、
ボードA自体の機械強度を向上すると共に、不燃シー
ト、防水膜、遮熱シート、吸水シート、防音シート、パ
ッキング材などの1つの機能として役立つものであり、
その具体例としては例えばクラフト紙、アスファルトフ
ェルト、金属箔(Al、Fe、Pb、Cu)、合成樹脂シート、
ゴムシート、布シート、石膏紙、水酸化アルミ紙、ガラ
ウ繊維不織布、金属薄板等の1種、あるいは2種以上を
ラミネートしたもの、あるいは防水処理、難燃処理され
たシートなどからなるものである。ここで、ボードA、
表面材、断熱材25の寸法について説明すると、化粧面
部2の有効働き幅をW、傾斜片3の雄型連結部11端か
相隣るボードAが重合する幅をΔ1、差込縁15の先端か
ら傾斜片3端までの幅をW、差込縁15の先端から係合
溝16の最奥までの幅をW、差込縁15の先端から防水溝
12の外側端までの幅をW、係合溝16の最奥から舌片19
端までの幅をW、舌片19の幅をW、化粧底片5の上
端から嵌合溝22までの幅をW、嵌合溝22の最奥から下
端片23端までの幅をW、舌片24の幅をW、へこみ部
27の幅をW、防水溝12の幅をW 、目地部Bの幅を
、ボードAの厚さをH、延長部18の裏面から引
いた水平線イに対し、水平線イから水平片4の表面まで
の高さをh、h、係合溝16の開口高さをh、差込
縁15の厚さをh、差込縁15の上面13から水平片4の表
面までの高さをh、化粧中底片7の高さをh、化粧
中底片7の裏面から水平線イまでの高さをh、水平片
4の表面から舌片24の表面までの高さをh、化粧底片
5の高さをh、嵌合溝22の開口高さをh 、舌片24
の厚さをh 、舌片19の厚さをh 、傾斜片3と水
平片4の挟角をθ、傾斜中片8と水平片4の挟角をθ
、水平片4と化粧底片5の角度をθ、化粧底片5と
上縁片21間の角度をθ、防水溝12の深さをD、へこ
み部27の深さをD、表面材の板厚をt、裏面材26
の板厚をtとすると、L:1は前記の割合、Δ1は0〜1
0mm位、Wは300〜1000mm位、W<W、W=W
+W 、W<W、Wが約5〜20mm位、W=2
〜5mm、W≒10〜70mm、W、Wは2〜10mm、W
、またはW=W、W≒W、W =1〜
8mm、W ≒L、H=10〜50mmの適宜厚さ、h
かh≒h、h=hかh≒h、h>h
、h≧h 、h≦h 、h=h
、h≒h−t、h =1〜5mm、θ=θ
で鋭角、直角、鈍角のいずれか、θ=60〜80゜位、
θ≒θとなるように、なお、θは第5図における
目地部Bの角度、θ≒θ、θは目地部Bの角度θ
、化粧底片5の角度によっ定まるが、θ=90゜、10
0゜、110゜、120゜位のいずれか程度である。また、D
=0.5〜3mm、D=1〜5mm位である。
次に施工例について説明すると、いま第1図に示すよう
なボードAを第5図に示すよう横張りして壁体を形成す
ると仮定する。なお、ボードA、Aは0.35mm厚のカ
ラー鋼板を用いて形成したものである。そこで、主柱、
間柱、防水シート、石膏ボード、シージングボード等か
らなる壁下地(図では防水シートを使用しない場合の壁
下地を示す)αに第n段目にボードAの延長部18釘β
を介して固定する。次に第n+1段目のボードAの雌
型連結部20の下縁片23を係合溝16に挿入すると共に、嵌
合溝22をボードAの差込縁15に嵌挿し、第5図に示す
ような目地部Bを形成するものである。また、壁全体を
形成するには、上記したような工程を土台から桁に向っ
て行えばよいものである。このようにして形成した壁体
は目地部Bにおける防水性に富むものとなる。なお、土
台部分にはスタータ(図示せず)、出、入隅等の部分
(図示せず)にはコーキング材、役物を用いる必要があ
る。
〔その他の実施例〕
以上説明したのは本発明に係るボードAの一実施例にす
ぎず、第6図〜第19図に示すよに形成することもでき
る。第6図(a)〜(d)、第7図(a)〜(d)、第
8図(a)〜(p)は差込縁15の変形例であり、第6図
において(a)は差込縁15と傾斜片3間で、かつ係合溝
16の最奥より内方へ形成した防水溝12aを設け、防水、
陰影の拡大を図った差込縁15、(b)〜(d)図は差込
縁15の先端部15cを上方、下方等に屈曲して防水性、係
合力を強化するように形成した差込縁15、第7図(a)
〜(d)は差込縁15の上面13の途中に防水溝12を設けた
ものであり、(a)図は補強リブ15aの上面と防水溝12
の内側縁から傾斜片3端間に水平な受片15dを、しか
も、段差Δhを有して形成した差込縁15、(b)図は
防水溝12を不等辺台形状とした差込縁15、(c)図は防
水溝12を台形状とし、かつ下面14と上面13間にΔh
設けた差込縁15、(d)図は防水溝12を凹状断面とした
差込縁15である。特に、防水溝12は毛細管現象の阻止と
目地部Bにおける防水空隙Cの形成を図るのに役立つも
のである。さらに、第8図(a)〜(k)は差込縁15の
先端、または途中に空隙15bを形成した差込縁15であっ
て、強度の改善、目地部Bの断熱性、防水性を図るのに
役立つものであり、第8図(l)〜(p)は差込縁15の
空隙15bに断熱材25を充填した差込縁15の例であり、特
に(l)図は先端ΔWの幅で突起した差込縁15、
(o)図は突起15fを形成した差込縁15であり、主に差
込縁15を補強するように形成したものである。また、第
9図(a)〜(d)は係合溝16の変形例であり、主に、
毛細管現象の発生防止と係合しやすさの改善を図るため
である。なお、その深さDは0.5〜2mm位である。また
第10図(a)〜(f)は傾斜片3、および図示しないが
傾斜中片8の変形例であり、(a)図は2段にし、途中
にΔW幅の水平微片3aを設けた傾斜片3、(b)図は
湾曲面とした傾斜片3、(c)図は円弧状とした傾斜片
3、(d)図は傾斜片3の水平片4端を急に織り曲げた
傾斜片3、(e)図は階段状とした傾斜片3、(f)図
は傾斜片3の水平片4端を 状に形成した傾斜片3であ
り、ボードAの水平片4をより膨出して見えるようにす
るのに有効なものである。さらに、第11図(a)〜
(o)は舌片19の変形例であり、裏面材26を挟持した
り、断熱材25との相乗効果によって係合力、防水性、断
熱性、機械強度の改善を図るものである。特に(k)〜
(o)図は断熱材25を充填しうる形状としたものであ
り、h =1〜10mm、W=1〜15mm位、折り返し舌
片19aの端をΔWとしてΔW=1〜5mmとしたもので
あり、(l)図はθ =0〜30゜としたものである。
また、第12図(a)〜(l)は雌型連結部20の具体的な
変形の一例であり、(a)〜(e)図はh>h
雌型連結部20、(f)〜(l)はh≦h 雌型連結
20であり、(e)、(l)図に化粧リブ4a、5aを形成
したものである。さらに第13図(a)〜(c)は下縁片
23を化粧底片5より突出させ、ボードAを係合しやすく
し、かつ、係合力、防水性を強化したものである。な
お、角度θ は0〜30゜位、突出幅W は2〜30mm
位である。また、第14図(a)〜(v)は嵌合溝22を種
々の目的(防水、防火、断熱性、係合力の強化)に応じ
て変形したもので、(a)、(b)、(e)、(g)、
(l)、(q)、(r)、(s)図は上縁片21、下縁片
23に凹条21a、23a、突条21b、23bのいずれかを設けた嵌
合溝22である。なお、(i)、(o)、(q)、(t)
〜(v)図は嵌合溝22、あるいは上、下縁21、23の両
方、もしくはいずれかを任意角度θ 、θ 、θ
、θ 、θ 、θ に形成し、係合力、防水
性、断熱性をより一層強化した嵌合溝22である。さら
に、第15図(a)〜(g)、第16図(a)〜(d)は裏
面材26の雄、雌型連結部1120端における装着状態を示
す説明図であり、第15図において、(e)図は裏面材26
を延長部18の裏面に積層するか、接着した場合、
(c)、(d)、(f)、(g)図は係合溝16の裏面に
巻き込んだときは断熱材25を原料で吐出した際の液漏れ
防止、あるいは離型材として役立たせた場合、(a)図
は舌片19で挟持し、ボードAの変形防止、機械強度の向
上を図る装着、(b)図は舌片19より突出させ、防水性
を改善した装着状態である。また、第16図(a)〜
(d)は嵌合溝22側における裏面材26の装着方法であ
り、目的、作用効果は第15図と同じである。さらに、第
17図(a)〜(q)、第18図(a)〜(d)、第19図
(a)〜(h)は第1図〜第16図までの各構成のうちの
1つを組み合わせて構成したボードAのほんの一例にす
ぎず、図示しないがこれらを任意に組み合わせて種々の
構成のボードAとすることもできる。その一例を具体的
に説明すると、第17図(a)〜(b)は主に表面材
変形例であり、傾斜片3:水平片4:傾斜中片8の幅の割
合、または化粧溝域を種々変化させ、乱反射、鏡面反
射、化粧溝域6の陰影により立体感を種々、醸し出させ
たボードAであり、特に、(a)図では水平片4の途中
に長手方向と平行に化粧リブ4aを形成したボードA、
(d)図は断熱材26を勾配に形成したボードA、
(j)、(k)図は化粧底片5と傾斜中片8間に水平面
部6a(ΔW=3〜50mmとした)を形成し、化粧面部2
をより広く、かつ、段差を拡大して立体感を強化したボ
ードA、(l)図は下縁片23を化粧底片5より突出さ
せ、施工時にこれをガイドとして利用したり、縦張りも
可能としたボードA、(m)図は化粧溝域6を2つ形成
したボードA、(n)図は断熱材25を2層(フェノール
フォーム−ポリイソシアヌレートフォーム)としたボー
ドA、(o)図はコーキング材28を図示する部分内の少
なくとも1ケ所に植設したボードAであり、コーキング
材28としてはホットメルト系接着剤、あるいは成形され
たパッキング材、接着剤を塗布後にホットメルト接着剤
で接着力のないパッキング材を植設したようなものから
なものである。勿論、コーキング材28を防水溝12に植設
する際には半分位にし、防水溝12自体の毛細管現象の防
止機能を低減させないようにするものである。(p)図
は角度θ で屈曲し、施工後にはフラットタイプとな
り、連結部に弾力が作用するようにしたボードA、
(g)図は水平片4にΔh、Δhの段差を形成し、
立体感を強化したり、イメージを変化したボードAであ
る。第18図(a)〜(d)図は断熱材25を延長部18の裏
面より下方膨出し、目地部Bの防火性、断熱性、防振
性、防水性を強化したボードAである。第19図(a)〜
(h)は断熱材25を図のように形成し、エアサイクルの
強化、断熱材25の樹脂の使用量を低減したボードAであ
る。特に、(g)図では水平4は平坦面、傾斜片3、お
よび傾斜中片8にはエンボス加工を施したボードAであ
る。
〔発明の効果〕
上述したように本発明に係るボードによれば、雄、雌
型連結部を前記した落とし込み構造にしたため、1人で
も充分に施工でき、かつ、目地幅(横)を一定にするこ
とができる。傾斜片、傾斜中片の幅と水平片の幅の比
を1:0.25〜5程度として、化粧面部に少なくとも1本以
上の化粧溝域を形成したため、強度が十分に補強され
て、化粧面部の反り、捩じれ、ペコツキが防止でき、ま
た化粧面部が山状になったりすることがない。傾斜
片、化粧中片の幅と水平片の幅の比を1:025〜5程度と
したうえで、化粧溝域と目地部とをほぼ同じ断面形状と
なるようにしたため、壁全体に目地がない、所謂、化粧
溝域だけの模様からなり、美しく、かつ意匠性に富む壁
体を形成できる。化粧面部を傾斜片−水平片−化粧中
底片−傾斜中片−水平片−化粧底片のように形成し、方
向の相違する反射光を有効に活用して水平片の膨出化を
刷り、その上に目地部に近似した化粧溝域によって段差
を明確にし、さらに水平片を浮き出して立体感のある壁
体を形成できる。ボードをサンドイッチ構造としたた
め、機械強度が大幅に向上する。ボードを広幅にでき
るため、施工性に富み、しかも素材幅を有効に利用でき
るので経済性にすぐれる。ボードは縦、横張りができ
る。断熱材に合成樹脂発泡体を用いた場合はボードが
軽量であり、施工がしやすい。防振性、防火性、パッ
キング性、断熱性が従前に比して大きく向上できる。
断熱材と躯体間に空隙を形成したボードではエアサイク
ルができ、結露の発生もなく防食性も強化される。差
込縁の上面途中に防水溝を形成したため、雄、雌型連結
部の防水性が特にすぐれる。壁全体のフラット性が容
易に得られる。等の特徴、効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るサンディングボードの一実施例を
示す斜視図、第2図(a)、(b)、第3図(a)〜
(i)、第4図(a)〜(g)は表面材の一例を示す説
明図、第5図は上記ボードの目地部の一例を示す説明
図、第6図(a)〜(d)、第7図(a)〜(d)、第
8図(a)〜(p)、第9図(a)〜(d)、第10図
(a)〜(f)、第11図(a)〜(o)、第12図(a)
〜(l)、第13図(a)〜(c)、第14図(a)〜
(v)、第15図(a)〜(g)、第16図(a)〜
(d)、第17図(a)〜(q)、第18図(a)〜
(d)、第19図(a)〜(h)はその他の実施例を示す
説明図である。 A、A、A……サイディングボード、1……表面
材、……化粧面部、3……傾斜片、4……水平片、
……化粧溝域、11……雄型連結部、12……防水溝、15…
…差込縁、16……係合溝、18……延長部、20……雌型連
結部、22……嵌合溝、25……断熱材、26……裏面材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】化粧面部が横長で、断面を凹状に形成した
    表面材と、シート状の裏面材間に断熱材を一体に介在し
    てなり、前記表面材は略水平面状の水平片の一端を鈍角
    で傾斜した傾斜片と、水性片の他端を内方に鋭角、また
    は鈍角で屈曲した化粧底片とからなる化粧面部に少なく
    とも1本、長手方向と平行に前記化粧底片と同じか、任
    意角度の化粧中底辺と傾斜中片とからなる化粧溝域を設
    けた化粧面部と、前記傾斜片の先端を外方へ屈曲しその
    まま外側方へ突出し、その途中に設けた防水溝を有する
    上面と、該上面先端を内方に屈曲して内側方へ延ばした
    差込縁と、該差込縁を上縁とする係合溝と、該係合溝の
    下縁を外側方へ突出した延長部とから形成した雄型連結
    部と、前記化粧底片の下端を内方に屈曲し、再び外方に
    屈曲して断面をほぼU字状に形成して前記差込縁と嵌合
    する嵌合溝を設けた雌型連結部を形成すると共に、化粧
    底片と化粧中底片の高さをほぼ同じくし、かつ傾斜片、
    傾斜中片の幅と水平片の幅の比を1:0.25〜5程度とした
    ことを特徴とするサイディングボード。
JP62307984A 1987-12-05 1987-12-05 サイディングボード Expired - Lifetime JPH0663336B2 (ja)

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JPS5545219Y2 (ja) * 1977-07-20 1980-10-23
JPS62185583A (ja) * 1986-02-07 1987-08-13 Fuji Electric Co Ltd 無整流子電動機の制御方式

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
Sweet′sCatalogFile,1976,Volume.4,7.6/ALc

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