JPH049387Y2 - - Google Patents

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JPH049387Y2
JPH049387Y2 JP12762485U JP12762485U JPH049387Y2 JP H049387 Y2 JPH049387 Y2 JP H049387Y2 JP 12762485 U JP12762485 U JP 12762485U JP 12762485 U JP12762485 U JP 12762485U JP H049387 Y2 JPH049387 Y2 JP H049387Y2
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JP
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decorative
groove
edge
side wall
board
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は建築、構築物の内、外装の横張り壁
体、および縦張り壁体を形成するのに有用なサイ
デイングボード(以下、単にボードという)に関
する。
〔従来の技術〕
従来から使用されているこの種ボードとしては
特公昭51−29339号、実公昭51−11882号、
実公昭54−26649号などがある。しかしながら、
上記ボードにおいては種々の問題があつた。すな
わち、のボード(下見板)では雨水が風で吹き
つけられたりすると単なる平板同士の連結構造の
ため雨水が裏面に漏洩し、胴縁、柱を腐食させた
り、室内や押入れに湿気を与えたりする欠点があ
つた。またのボードでは下縁の傾斜部の立上が
り部までの長さが長いため引張り力に弱く、目地
なしの外装しか形成できない不利があつた。しか
も、本来は目地なしの外装なのに施工者の技術に
よつて目地なし、目地ありのバラバラな幅の目地
からなる外装となると共に、施工の際に立上がり
部で負傷する危険があつた。また、のボードは
側面の形状が複雑で成形が難しく、かつ、高価と
なり、その上、平坦部に補強用のリブもなく、反
り、捩じれなどが大幅に化粧面に現れて美観を損
なう欠点があつた。また、ボードはいずれも裏打
材がなく、かつ、壁下地と表面材が直接接触する
ため、化粧面の裏面に結露が生じ、錆たり、壁下
地の腐食をまねき、壁体自体の断熱性、防火性、
防音性に欠けると共に、化粧面の変形を阻止でき
ず、しかもボード自体が変形しやすく、かつ、連
結力に欠ける欠点があつた。さらにこれらボード
は立体感に欠ける欠点があつた。
〔考案の目的〕
本考案は上述したような欠点を除去するため、
側壁、傾斜側壁を両端に形成した化粧面部に側面
と傾斜面とから断面を三角形状に形成した化粧溝
を少なくとも1本設けて複数の水平な化粧片に形
成し、傾斜面と傾斜側壁の化粧片に対する割合を
大きくすることにより、鏡面反射と乱反射によつ
て化粧片が浮き出して見えるようにして立体感を
強化し、かつ、化粧溝によりボードの捩じれ、ペ
コツキ、反りを防止し、ボードを広幅に形成して
経済性、施工性を改善し、また化粧面部の傾斜側
壁の端縁には差込縁、係合溝を有する雄型連結部
を形成し、側壁の端縁には嵌合溝を有する雌型連
結部を形成してボードの連結構造を差込縁と嵌合
溝、係合溝と嵌合溝の下縁の2重として係合力、
防水性、パツキング性を向上し、その上、差込縁
の上側面には長手方向に沿つて窪ませた溝部と、
先端に補強リブを形成し、連結構造内に空隙を形
成して毛細管現象を阻止し、かつ、溝部内に雨返
し片を形成して連結構造内の雨返しを図り防水性
をより強化し、その上、ボードを横張りとして使
用する際は、容易に1人で施工できる落とし込み
タイプとし、その上、縦張りとしても使用可能な
ボードを提案するものである。
〔考案の構成〕
以下に図面を用いて本考案に係るボードの代表
的な実施例について詳細に説明する。すなわち、
第1図は上記ボードAを示す斜視図であり、例え
ば表面処理鋼板、亜鉛・ニツケル合金メツキ鋼
板、アルミ・亜鉛合金メツキ鋼板(商品名ガルフ
アン、ガルバリウム鋼板、スーパージンク)、ア
ルミニウム板、アルミニウム合金板、銅板、クラ
ツド鋼板、制振鋼板等の1種からなる金属板(平
板、エンボス加工板を含む)、または合成樹脂板
をロール、プレス、あるいは押出成形などの1種
により形成した表面材1と、表面材1の裏面に充
填した芯材23と、芯材23の裏面を被覆したシ
ート状の裏面材24とから形成したものである。
さらに説明すると、表面材1は第2図aに示すよ
うに化粧面部2、雄型連結部9、雌型連結部18
とから構成したものである。さらに説明すると、
化粧面部2は一端にθ1で屈曲した傾斜側壁3と、
他端にθ2で傾斜した側壁4とから断面をほぼ樋状
に形成したものである。この傾斜側壁3はθ1
90°とするため、雨水の流れをよくし、目地部に
雨水が貯留するのを防止すると共に、後述する化
粧溝5によつて分割された化粧片2aと、1:5
〜0.2の割合になるように形成し、鏡面反射と乱
反射によつて目地部に立体感を強化し、かつ、働
き幅を増大するのに役立つものである。側壁4は
目地部に陰影を落とし、壁体の立体感を助長する
ものである。なお、側壁4と化粧片2bとの角度
θ2は直角、鋭角、鈍角のいずれでもよいが、鋭角
のほうが、化粧片2bの表面を流れる雨水の水切
り効果、目地部に落とす陰影がより明確になるた
め、好ましいものである。また化粧面部2には長
手方向に沿つて少なくとも1本以上の化粧溝5を
形成し、化粧溝5によつて複数の水平な化粧片2
a,2bを形成する。この化粧溝5は、少なくと
も前記した角度θ2に相応した角度θ3で化粧片2a
と交わる側面6と、角度θ1に相応した角度θ4で化
粧片2bと交わる傾斜面7と、側面6と傾斜面7
との中間に形成した窪部8とからなる。さらに、
化粧溝5は化粧面部2の中央に1本、あるいは化
粧面部2を3〜5分割するように複数本(同形、
異形)設けるものであり、主に化粧面部2の反
り、捩じれ、ペコツキを防止すると共に、化粧片
2b:傾斜面7を化粧片2a:傾斜側壁3と共
に、1:5〜0.2位の割合とし、従前の化粧溝と
異なる陰影を醸し出して化粧面部2の立体感を強
化する、所謂化粧片2a,2bと傾斜側壁3と化
粧溝5間の鏡面反射、乱反射のコントラストによ
つて凹凸感を醸し出すと共に、第3図に示す目地
部の断面と化粧溝5の断面をほぼ同じか、それに
近い断面としてボードA間の目地部を化粧溝化し
て壁体の意匠性を向上するものである。なお、θ3
の大きさは鋭角、鈍角、直角のいずれでもよい
が、鋭角の場合に段差がより明確になり、かつ、
傾斜面7をより強調するのに有効である。また窪
部8は、表面材1の屈曲加工によつて生ずる形
状、あるいは任意形状で形成するものであり、側
面6と傾斜面7との区分を明確にすると共に、第
3図に示す目地部において、側壁4と傾斜側壁3
との接触した部分と外観を酷似させ、壁体にあた
かも化粧溝5の繰り返しからなるような横のライ
ンを生み出し、意匠性を向上させるものである。
雄型連結部9は第2図bに拡大して示すように、
傾斜側壁3の先端に外方に化粧片2a,2bとほ
ぼ平行に突出した差込縁10と、差込縁10の先
端を内方に屈曲し、次に外方に屈曲して断面をほ
ぼU字状に形成した係合溝14と、係合溝14の
下縁15を外方に延長した延長部16と、延長部
16の先端を必要に応じてはぜ状に屈曲した舌片
17と、差込縁10の上側に設けた溝部11と補
強リブ(図ではパイプ状)12と、溝部11の途
中にほぼ鉤状に形成した雨返し片13とから形成
したものである。さらに説明すると、差込縁10
は後述する雌型連結部18の嵌合溝21に挿入
し、また係合溝14は嵌合溝21の下縁20を係
合してボードAの連結構造を2重にして、防水
性、係合力、パツキング性を強化し、ボードAを
横張り用にも、縦張り用にも使用することができ
るようにするものである。さらに溝部11はボー
ドAの連結構造内に空隙を形成して毛細管現象の
阻止を図るものである。また雨返し片13はボー
ドAの連結構造内での雨返しの機能を果たすと共
に、第3図に示すように溝部11を2つに分割し
て、ボードAの連結構造内の空隙を2つにし、毛
細管現象を2重に防止するのにも役立つものであ
る。補強リブ12は雨返し片13と同様に雨返し
の機能を果たすと共に、差込縁10の先端を補強
するためのものである。なお、差込縁10の上側
面と下側面の中間には芯材23を介在させること
も可能である。また、延長部16はボードAを直
接雨水の浸入しない位置で釘等の固定具により壁
下地に固定する部分である。さらに、舌片17は
延長部16の先端の波打ちを防止すると共に、作
業の際、延長部16の端縁によつて負傷するのを
防止するものである。なお、図示しないが、溝部
11の一部分にはコーキング材、パツキング材を
植設し、より防水性を強化することも可能であ
る。また舌片17は上はぜ状に形成し、裏面材2
4の端縁を挟持することも可能である。雌型連結
部18は側壁4の端縁を内方に屈曲して上縁19
とし、上縁19の先端を外側方に屈曲して下縁2
0とし、上縁19と下縁20とから断面をほぼU
字状に形成した嵌合溝21と、下縁20の先端に
必要に応じてはぜ状に屈曲した舌片22とから構
成したものである。この嵌合溝21は差込縁10
を嵌合し、また下縁20は係合溝14に係合して
ボードAの連結構造を2重にするものである。ま
た舌片22は下縁20の端縁の波打ちを防止し、
下縁20を係合溝14に挿入しやすくすると共
に、下縁20の端縁による負傷を防止するもので
ある。なお、舌片22は図示するように上はぜ状
に形成して裏面材24の端縁を挟持し、表面材
1、芯材23、裏面材24の一体化を強化すると
共に、芯材23の雌型連結部18周辺からの漏洩
を防止したり、または図示しないが下はぜ状に形
成することも可能である。芯材23は表面材1の
裏面の化粧面部2、雄型連結部9、雌型連結部1
8によつて囲まれた樋状の部分に少なくとも充填
し、主にボードAに断熱性を付与するものであ
り、副次的に接着剤、不燃材、クツシヨン材、防
音材などの機能を有する素材の1種以上からなる
ものである。具体的には合成樹脂発泡体、ロツク
ウール、グラスウール、シージングボード、石膏
ボード、木毛セメント板等からなり、原料で吐出
し、成形、硬化、自己接着させるもの、あるいは
成形体からなるものである。なお、芯材23とし
て成形体を用いる場合には芯材23と表面材1、
裏面材24間に接着剤(図示せず)が必要であ
る。さらに説明すると、芯材23としては主に合
成樹脂発泡体を用い、例えばポリウレタンフオー
ム用樹脂、フエノールフオーム用樹脂、ポリイソ
シアヌレートフオーム用樹脂、ポリスチレンフオ
ーム、パーライトの周囲にフエノールフオーム樹
脂をコーテイングし、これを加温、加圧して発泡
させるフオーム、およびこれらに難燃剤、難燃助
剤(硼砂、メタ硼酸ソーダ、三酸化アンチモン、
炭酸カルシウム、水酸化アルミニウム、ベントナ
イト、パーライト粒、シラスバルーン)の1種以
上を添加したものなどからなる。なお、芯材23
の雌型連結部18近傍にはへこみ部23aを形成
し、ボードAの連結部において延長部16との組
み合わせによりガタを除去し、ボードAのフイツ
ト性をよりよくする。さらに、図示しないが芯材
23は延長部16の裏面より下方に膨出して設
け、より断熱性、防火性を向上することも可能で
ある。24は裏面材で少なくとも芯材23の裏面
を覆つてボードAをサンドイツチ構造とし、ボー
ドA自体の機械強度を向上すると共に、不燃シー
ト、防水膜、遮熱シート、吸水シート、防音シー
ト、パツキング材などの機能として役立つもので
あり、例えばアスベスト紙、クラフト紙、アスフ
アルトフエルト、金属箔(A、Fe、Pb、Cu)、
合成樹脂シート、ゴムシート、布シート、石膏
紙、水酸化アルミ紙、ガラス繊維不織布等の1
種、または2種以上をラミネートしたもの、ある
いは防水処理、難燃処理されたシートなどからな
るものである。なお、裏面材24の両端は舌片1
7,22によつて挟持されたり、また表面材1と
芯材23との中間に配設したり、または雄型連結
部9の端縁より外方に突出することも可能であ
る。
ここで上記各部の大きさについて説明する。第
1図、および第2図a,bに示すように化粧片2
a,2bの幅をそれぞれL1,L2、傾斜側壁3の
範囲をW1、傾斜面7の範囲をW2、傾斜側壁3の
端縁から差込縁10の先端までの距離を1、係
合溝14の最奥から差込縁10の先端までの距離
2、係合溝14の最奥から延長部16の先端
までの距離を3、側壁4の下端から嵌合溝19
の最奥までの距離を4、嵌合溝21の最奥から
下縁20の先端までの距離を5、へこみ部23
aの範囲を6、化粧溝5の側面6の高さをh1
側壁4の高さをh2、上縁19から下縁20までの
高さをh3,雨返し片13の先端から延長部16の
表面までの高さをh4、化粧片2a、および2bか
ら芯材23の裏面までの高さをそれぞれh5,h6
すると、142536、h1≒h2
h3≒h4、h5≒h6であり、またW1:L1=1:5〜
0.2、W2:L2=1:5〜0.2の関係にある。すなわ
ち、上記関係は、ボードAを連結した際、化粧溝
5と目地部が酷似した外観となり、壁体に統一し
たラインを生み、意匠性に富む壁体を形成し、ま
た傾斜面7、傾斜側壁3と化粧片2a,2bの間
における鏡面反射、乱反射により壁体の立体感が
向上するためのものである。なお、L1とL2、お
よびW1とW2は、図示するようにL1≒L2、W1
W2であり、L1:W1≒L2:W2であることが好ま
しいが、必要に応じてL1<L2、またはL1>L2
W1<W2、またはW1>W2、すなわちL1:W1
L2:W2のような関係とすることも可能である。
〔施工例〕
いま、第1図に示すようなボードAを第3図に
示すように横張りして壁体を形成すると仮定す
る。なお、ボードA1,A2は表面材1に0.27mm厚
のカラー鋼板を用い、裏面材24にはアルミ・ク
ラフト紙を用い、芯材23は表面材1と裏面材2
4の間にポリイソシアヌレートフオーム用原料を
吐出し、反応、発泡させ、次にキユアして一体化
したものである。そこで、主柱、間柱、防水シー
ト等からなる壁下地(図では防水シートを使用し
ない場合の壁下地を示す)αに第n段目のボード
A1の延長部16を釘βを介して固定する。次に
第n+1段目のボードA2の雌型連結部18の嵌
合溝21をボードA1の差込縁10に組み合わせ
るようにして第3図に示すような、防水性、係合
力、パツキング性、意匠性に富んだ目地部を形成
するものである。また、壁体全体を形成するに
は、上記したような工程を土台から桁に向かつて
行なえばよいものである。なお、図示しないが、
土台部分にはスタータ、縦目地部分にはジヨイナ
ー、コーキング材、出、入隅等の部分にはコーキ
ング材、役物を用いる必要がある。なお図示しな
いが、前述したように本ボードAは縦張りとして
使用することも可能である。
〔その他の実施例〕
以上説明したのは本考案に係るボードAの一実
施例にすぎず、第4図a〜〜第9図a〜nに示
すように形成することもできる。すなわち、第4
図a〜は化粧溝5の変形例であり、a図はθ3
鋭角に形成した化粧溝5、b図はθ3を鈍角に形成
した化粧溝5、c,d図は化粧片2aと側面6、
あるいは側面6と窪部8との中間に面取り面5a
を形成した化粧溝5、e〜h図は窪部8の形状を
変形し、段差機能の強化を図つた化粧溝5、i図
は化粧片2aと側面6との中間に化粧突起5bを
形成した化粧溝5、j図は窪部8を除去した化粧
溝5、k,図は傾斜面7を曲面とした化粧溝5
である。第5図a〜tは雄型連結部9の変形例で
あり、a図は舌片17を上はぜ状に形成した雄型
連結部9、b〜d図は延長部16の途中、あるい
は下縁15に突条16a、溝条16bを1本、ま
たは複数本設けた雄型連結部9、e図は係合溝1
4の上縁14aに突条14b、あるいは図示しな
いが溝条を形成し、係合力、防水性を強化した雄
型連結部9、f図は補強リブ12の上側に突起1
2aを形成した雄型連結部9、g図は係合溝14
の上縁14aを下縁15に対し傾斜して形成した
雄型連結部9、h図は下縁15を傾斜した雄型連
結部9、i,j図は延長部16に段差を形成した
雄型連結部9、k図は21に形成した雄型連
結部9、図は溝部11を三角形状に形成した雄
型連結部9、m,n図は傾斜側壁3と差込縁10
の中間に嵩上げ面9aを設け、連結部において雨
水が浸入しにくくした雄型連結部9、o図は溝部
11と傾斜側壁3との中間に水平片9bを設けた
雄型連結部9、p ,q図は傾斜側壁3を曲面に
した雄型連結部9、r,s図は溝部11を除去し
た雄型連結部9、t図は補強リブ12と雨返し片
13とを一体に形成した雄型連結部9である。ま
た、第6図a〜は雌型連結部18の例であり、
a図はθ2を鋭角に形成した雌型連結部18、b図
はθ2を鈍角に形成した雌型連結部18、c,d図
は側壁4と化粧片2bとの中間、あるいは側壁4
と上縁19との中間に面取り面18aを設け、よ
り立体感を強化した雌型連結部18、e図は側壁
4と化粧片2bとの中間に化粧突起18bを設
け、意匠性、防水性をより強化した雌型連結部1
8、f図は舌片22を下はぜ状に形成した雌型連
結部18、g図は下縁20に突起20a、または
図示しないが溝条を形成した雌型連結部18、h
図は上縁19に突起19aを形成した雌型連結部
18、i図は45に形成した雌型連結部1
8、j図は下縁20の先端を内方に屈曲し、次に
そのまま延長して芯材挟持片22aを形成し、芯
材23と表面材1の一体化を強化し、また雌型連
結部18周辺からの芯材23の漏洩防止を図つた
雌型連結部18、k,図は嵌合溝21を図示す
るように形成した雌型連結部18である。なお、
第4図〜第6図においては表面材1のみを示し、
板厚を省略している。さらに、第7図a〜kは裏
面材24の雄型連結部9における装着状態を示す
説明図であり、a図は裏面材24を延長部16の
裏面に積層するか、接着した状態、b図は舌片1
7で裏面材24の端部を挟持した状態、c図は裏
面材24を延長部16の端縁より外側方に突出し
た状態、d〜j図は芯材23を延長部16より下
方に膨出した際の裏面材24の装着状態、k図は
裏面材24の端部を係合溝14と芯材23の中間
に配設した状態であり、b,d,f,h,j,k
は芯材23を原料で吐出した際の液漏れ防止、あ
るいは離型材として役立たせた場合、b図は裏面
材24を挟持することによりボードAの機械強度
の向上、変形防止を図る装着状態、c図は防水性
の向上を図る場合である。また第8図a〜dは雌
型連結部18側での裏面材24の装着状態であ
り、目的、作用効果は第7図と同様である。な
お、第7図a〜k、第8図a〜dにおいては表面
材1を2点鎖線で示し、裏面材24は実線で示
す。さらに、第9図a〜nは芯材23、および化
粧面部2の変形を示す説明図であり、a〜c図は
芯材23を延長部16より下方に膨出し、断熱
性、防火性の向上を図つたボードA、d図は芯材
23を複数の素材(同質、異質)により形成した
ボードA、e〜g図は裏面に流通溝25を形成
し、壁体にエアサイクル効果を付加したボード
A、h図は雄型連結部9、雌型連結部18のハツ
チングで示す位置の少なくとも1ケ所にコーキン
グ材26を植設したボードAであり、コーキング
材26としてはホツトメルト系接着剤、あるいは
成形されたパツキング材、接着剤を塗布後にホツ
トメルト接着剤で接着力のないパツキング材を植
設したようなものからなるものであり、防水性の
向上を図つたボードA、i図は化粧面部2の短尺
方向の両端縁、あるいは一端縁に端面壁27を形
成し、ボードAを長手方向に付き合わせた場合の
縦目地の防水処理を容易、かつ、確実にできるよ
うにしたボードA、j図は化粧片2a,2bに中
間化粧溝2c,2dを形成したボードA、k図は
化粧溝5を2本、あるいは図示しないが3本以上
形成し、より広幅に形成したボードA、,m図
は傾斜側壁3、および化粧溝5の傾斜面7の途中
を屈曲し、複数のフラツトな面から傾斜側壁3、
傾斜面7を形成したボードA、n図は化粧片2
a,2bを除去し、傾斜側壁3、化粧溝5の傾斜
面7をあたかも化粧片のように形成したボートA
である。勿論、第4図a〜〜第9図a〜nを
各々組み合わせたボードAとすることも可能であ
る。
〔考案の効果〕
上述したように本考案に係るボードによれば、
雄、雌型連結部を前記した落とし込み構造にし
たため、1人でも十分に施工でき、かつ、目地幅
を一定にすることができる。化粧面部に少なく
とも1本以上の化粧溝を形成したため、強度が十
分に補強されて、化粧面部の反り、捩じれ、ペコ
ツキが防止でき、また化粧面部が山状になつたり
することがない。化粧溝と目地部とをほぼ同じ
断面形状となるようにしたため、壁全体に目地が
ない、所謂、化粧溝だけの模様からなり、美し
く、かつ、意匠性に富む壁体を形成できる。化
粧面部を傾斜側壁−化粧片−化粧溝の側面−化粧
溝の傾斜面−化粧片−側壁のように形成し、か
つ、化粧片:傾斜側壁、化粧片:傾斜面を1:5
〜0.2のように傾斜側壁、傾斜面の幅を大きくし
たため、乱反射と鏡面反射を有効に活用して化粧
片の膨出化を図り、その上に目地部に近似した化
粧溝によつて段差を明確にし、さらに化粧片を浮
き出して立体感のある壁体を形成できる。ボー
ドAの連結構造内に空隙が形成されるため、毛細
管現象の阻止を図ることができる。差込縁の溝
部内に雨返し片を形成したため、連結構造内で雨
返しを図り、防水性が向上する。ボードをサン
ドイツチ構造としたため、機械強度が大幅に向上
する。ボードを広幅にできるため、施工性に富
み、しかも素材幅を有効に利用できるので経済性
にすぐれる。ボードは縦、横張りができる。
壁全体のフラツト性が容易に得られる。ボード
の連結構造が2重となるため、係合力、パツキン
グ性が向上する。等の特徴がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るサイデイングボードの一
実施例を示す斜視図、第2図a,bは表面材を説
明する説明図、第3図は上記ボードを用いて形成
した壁体の目地部の一例を示す説明図、第4図a
〜、第5図a〜t、第6図a〜、第7図a〜
k、第8図a〜d、および第9図a〜nはその他
の実施例を示す説明図である。 A……サイデイングボード、1……表面材、2
……化粧面部、3……傾斜側壁、5……化粧溝、
7……傾斜面、8……窪部、9……雄型連結部、
10……差込縁、11……溝部、13……雨返し
片、14……係合溝、18……雌型連結部、21
……嵌合溝、23……芯材、24……裏面材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 横長の金属板、または合成樹脂板を表面材と
    し、該表面材の長手方向の端縁に傾斜側壁と側壁
    とを設けて断面をほぼ樋状に形成して化粧面部と
    し、また該化粧面部には少なくとも側面、傾斜面
    から断面をほぼ三角形状に形成した化粧溝を少な
    くとも1本以上設けて化粧面部を複数の水平な化
    粧片に区分し、また該化粧面部の傾斜側壁の端縁
    には雄型連結部、側壁の端縁には雌型連結部を設
    け、かつ、前記表面材の裏面には芯材を一体に充
    填し、該芯材の裏面をシート状の裏面材で被覆し
    たサイデイングボードにおいて、前記雄型連結部
    の形状を傾斜側壁の端縁を外方に突出した差込縁
    と、該差込縁を上縁とする係合溝と、該係合溝の
    下縁を外側方に突出した延長部と、該差込縁の上
    側に長手方向と平行に窪ませた溝部と、該差込縁
    の先端に設けた補強リブと、該溝部の中間に鉤状
    に形成した雨返し片とから構成し、また雌型連結
    部の形状を前記側壁の端縁を内方にU字状に屈曲
    した嵌合溝から形成し、また前記化粧溝の側面と
    傾斜面との中間には窪部を形成し、かつ、前記化
    粧面部の傾斜側壁と化粧片、および化粧溝の傾斜
    面と化粧片の割合を1:5〜0.2位に形成したこ
    とを特徴とするサイデイングボード。
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