JPH0663249U - 工作物固定用治具 - Google Patents
工作物固定用治具Info
- Publication number
- JPH0663249U JPH0663249U JP874893U JP874893U JPH0663249U JP H0663249 U JPH0663249 U JP H0663249U JP 874893 U JP874893 U JP 874893U JP 874893 U JP874893 U JP 874893U JP H0663249 U JPH0663249 U JP H0663249U
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- Japan
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- mounting
- guide groove
- fixing jig
- height adjustment
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単に広範囲の工作物の高さ・幅寸法の変化
に対応して使用され、工作物を正確な位置に、且つ適確
に固定し得る工作物固定用治具を提供する。 【構成】 工作物固定用治具は、工作機械の搬送用パレ
ットやテーブルの取付面に取り付けられ得ると共に、上
面に案内溝2が形成されている基台1と、基台1の上面
に取り付けられ、上面に工作物Wの位置決め穴に係合す
る位置決めピン6b,7bが植設されていると共に、案
内溝に沿って取付け位置が調節され得るブロックを少な
くとも含む工作物取付けブロック6,7と、工作物取付
域を挟んで立設された支柱8と、支柱に着脱自在の適宜
寸法・適宜数の調高リング10と、両端が支柱における調
高リングの上に装着される支承梁13と、支承梁において
長手方向に位置調節自在に、且つ上下方向に押圧・解放
作動するように設けられた締付け部材14〜19とから構成
されている。
に対応して使用され、工作物を正確な位置に、且つ適確
に固定し得る工作物固定用治具を提供する。 【構成】 工作物固定用治具は、工作機械の搬送用パレ
ットやテーブルの取付面に取り付けられ得ると共に、上
面に案内溝2が形成されている基台1と、基台1の上面
に取り付けられ、上面に工作物Wの位置決め穴に係合す
る位置決めピン6b,7bが植設されていると共に、案
内溝に沿って取付け位置が調節され得るブロックを少な
くとも含む工作物取付けブロック6,7と、工作物取付
域を挟んで立設された支柱8と、支柱に着脱自在の適宜
寸法・適宜数の調高リング10と、両端が支柱における調
高リングの上に装着される支承梁13と、支承梁において
長手方向に位置調節自在に、且つ上下方向に押圧・解放
作動するように設けられた締付け部材14〜19とから構成
されている。
Description
【0001】
この考案は、工作機械の搬送用パレットやテーブルに工作物、特に角物(直方 体又は立方体)の工作物を位置決めして固定する工作物固定用治具に関する。
【0002】
従来の技術における工作機械の搬送用パレットやテーブルの取付面に工作物を 位置決めして固定する工作物固定用治具は、図4乃至図6に示すように取付面に 設けられたジャッキ又はブロック、位置決めピン及び締付具等を備えている。
【0003】 具体的に述べると、工作物固定用治具は、パレット30の上面の工作物取付域に は、工作物Wの下面を支承する適宜位置に3個以上のジャッキ31又はブロック41 と側面が当接する2本の位置決めピン32,32;42が立設されるか、又は、前記側 面と直角の側面が当接する1本の位置決めピン33;43,43が立設されるかし、工 作物取付域の周囲には、適宜組数(図示では4組又は2組)の支承柱34;44とス タッドボルト35;45とが組となって立設されている。
【0004】 工作物Wは、ジャッキ31,31・・又はブロック41,41・・上に載せられて、上 下方向の位置決めがされ、側面を位置決めピン32,32;42,42に、別の側面を位 置決めピン33;43に夫々当接して水平方向の位置決めをする。それから、中間部 をスタッドボルト35;45に挿通した締付金36;46の先端部を工作物Wの上面に載 置したブロック37に又は直接に、後端部を支承柱34;44の上端面に夫々当てて、 ,スタッドボルト35;45に上端部に螺合した締付ナット37;47を回わして締付金 36;46を上から押圧し、工作物Wを固定する。 そして、工作機械において、工作物Wの面加工や穴加工等が行われる。
【0005】
上記の従来の技術における工作物固定用治具は、多種の寸法のジャッキやブロ ック及び長さの締付金を用意し、工作物の寸法に応じて交換選択し交換使用する 必要がある。従って作業能率が悪い。
【0006】
この考案の工作物固定用治具は、工作機械の搬送用パレットやテーブルの取付 面に取り付けられ得ると共に、上面に案内溝が形成されている取付台と、取付台 の上面に取り付けられ、上面に工作物の位置決め穴に係合する位置決めピンが植 設されていると共に、案内溝に沿って取付け位置が調節され得るブロックを少な くとも含む工作物取付けブロックと、工作物取付域を挟んで立設された支柱と、 支柱に着脱自在の適宜寸法・適宜数の調高リングと、両端が支柱における調高リ ングの上に装着される支承梁と、支承梁において長手方向に位置調節自在に、且 つ上下方向に押圧・解放作動するように設けられた締付け部材とから構成されて いる。
【0007】
上記の工作物固定用治具は、工作機械の搬送用パレットやテーブルの取付面に 取り付けられ、工作物は、工作物取付けブロック上に載置される。 その際、予め位置変更可能の工作物取付けブロックの位置を案内溝に沿って調 節し、工作物取付けブロックの位置決めが工作物の位置決め孔に合致するように しておく。
【0008】 又、支承梁においても、調高リングの選択着脱により支承梁の高さを工作物の 高さ寸法に応じた適宜の高さに調節しておく。 従って、工作物は、位置決め孔が位置決めピンに嵌合することにより取付台上 の所定の位置に位置決めされる。
【0009】 次に、締付け部材を工作物の位置・寸法に応じて支承梁上で長手方向の適宜位 置に位置決めし、先端で工作物の上面の略中央部を押圧する。かくして、工作物 は、取付台、即ち工作機械の搬送用パレット上やテーブル上の所定位置に適確に 固定される。 そして、工作機械において、工作物に対し面加工や穴加工等が行われる。
【0010】
この考案の実施例における工作物固定用治具を図面に従って説明する。 図1及び図2において、工作機械の搬送用パレットやテーブルの取付面に取り 付けられた基台1の上面には、上面に一対の案内溝2,2が平行に形成されてい ると共に、案内溝2,2とは直角方向に複数(図示の例では5本)の切削屑・切 削剤流し溝3,3‥‥が案内溝2より深く形成された案内台4と案内台4の両側 の支承ブロック5,5とが固着されている。
【0011】 案内台4の上面には、複数対(図示の例では2対)の固定式ブロック6と可動 式基準ブロック7とが取り付けられており、夫々ブロックの脚部6a,6a;7 a,7aが案内溝2,2に嵌合し、固定式ブロック6は、案内溝2における所定 位置に固定されているが、可動式基準ブロック7は、案内溝2に沿って移動可能 で、所望の位置に位置調節されるようになっている。そして、固定式ブロック6 と可動式基準ブロック7の上面には、工作物Wの位置決め穴に係合する位置決め ピン6b;7bが植設されている。
【0012】 支承ブロック5の夫々の上には、支柱8が植設された支柱ブロック9が直立し て設けられている。支柱8には、適宜の寸法(図示の例では、大小2種)の調高 リング10が適宜数(大が2個・小が1個)挿通されている。その組合せは、工作 物Wの高さに応じて適宜決められる。そして、両端部の挿通孔11,11と中間部の 長溝孔12,12とが形成されている支承梁13の両端が調高リング群の上に装着され ている。即ち、支承梁13は、挿通孔11,11が支柱8,8に挿通されることにより 調高リング群の頂面に支承され、更に各支柱8の上端部に形成されたねじ部8a に螺合された締付けナット14の締付けにより固定される。
【0013】 支承梁13の各長溝孔12には、上下面に鍔部15,15が取り付けられた適宜数のナ ット部材16(図示の例では各1本)が長溝孔方向に滑動自在に嵌め込まれ、鍔部 15,15により上下方向には拘束されている。ナット部材16には、締付けボルト17 が螺合し、締付けボルト17の下端には、板ばね18が介在する押圧頭19が締付けボ ルト17に対し回転自在に設けられている。
【0014】 上記の工作物固定用治具の操作について述べる。 案内台4の上面の複数対(図示の例では2対)の固定式ブロック6と可動式基 準ブロック7との上に工作物W,Wを載置する。 その際、予め可動式基準ブロック7の位置を案内溝2に沿って調節し、固定式 ブロック6と可動式基準ブロック7との位置決めピン6b,7bが工作物Wの位 置決め孔に合致するようにしておく。
【0015】 又、支承梁13においても、締付けナット14,14及び支承梁13を支柱8から外し 、調高リング10を支柱8に着脱して組合せを調節し、再び支承梁13を支柱8に取 付け、締付けナット14,14の締付けで固定し、支承梁13の高さを工作物Wの高さ 寸法に応じた適宜の高さに調節しておく。 従って、各工作物Wは、位置決め孔が位置決めピン6b,7bに嵌合すること により案内台4、即ち基台1上の所定の位置に位置決めされる。
【0016】 次に、ナット部材16,16を長溝孔12,12に沿って移動し、各締付けボルト17、 即ち押圧頭18が各工作物Wの略中央部に位置決めする。それから締付けボルト17 を締付けることにより板ばね18のばね力を介して押圧頭19で工作物Wの上面の略 中央部を押圧する。かくして、工作物Wは、基台1、即ち工作機械の搬送用パレ ット上やテーブル上の所定位置に適確に固定される。
【0017】 そして、工作機械において、工作物Wに対し面加工や穴加工等が行われる。 加工に際しての切削剤は、切削屑共々、切削屑・切削剤流し溝3に流れ込み、 排出される。
【0018】
この発明の工作物固定用治具は、簡単な操作で広い範囲の工作物の高さ・幅寸 法の変化に対応して使用され、工作物を正確な位置に、且つ適確に固定し得る。
【図1】この考案の実施例における工作物固定用治具の
正面図である。
正面図である。
【図2】この考案の実施例における工作物固定用治具の
平面図である。
平面図である。
【図3】従来の技術における工作物固定用治具の正面図
である。
である。
【図4】従来の技術における工作物固定用治具の平面図
である。
である。
【図5】従来の技術における別の工作物固定用治具の正
面図である。
面図である。
【図6】従来の技術における別の工作物固定用治具の側
面図である。
面図である。
1 基台 2 案内溝 3 切削屑・切削剤流し溝 4 案内台 5 支承ブロック 6 固定式ブロック 7 可動式基準ブロック 6a,6a;7a,7a 脚部 6b,7b 位置決めピン 8 支柱 8a ねじ部 9 支柱ブロック 10 調高リング 11 挿通孔 12 長溝孔 13 支承梁 14 締付けナット 15 鍔部 16 ナット部材 17 締付けボルト 18 板ばね 19 押圧頭 W 工作物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 片岡 孝治 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】工作機械の搬送用パレットやテーブルの取
付面に取り付けられ得ると共に、上面に案内溝が形成さ
れている取付台と、取付台の上面に取り付けられ、上面
に工作物の位置決め穴に係合する位置決めピンが植設さ
れていると共に、案内溝に沿って取付け位置が調節され
得るブロックを少なくとも含む工作物取付けブロック
と、工作物取付域を挟んで立設された支柱と、支柱に着
脱自在の適宜寸法・適宜数の調高リングと、両端が支柱
における調高リングの上に装着される支承梁と、支承梁
において長手方向に位置調節自在に、且つ上下方向に押
圧・解放作動するように設けられた締付け部材とから構
成された工作物固定用治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993008748U JP2594589Y2 (ja) | 1993-02-09 | 1993-02-09 | 工作物固定用治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993008748U JP2594589Y2 (ja) | 1993-02-09 | 1993-02-09 | 工作物固定用治具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0663249U true JPH0663249U (ja) | 1994-09-06 |
JP2594589Y2 JP2594589Y2 (ja) | 1999-04-26 |
Family
ID=11701560
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993008748U Expired - Lifetime JP2594589Y2 (ja) | 1993-02-09 | 1993-02-09 | 工作物固定用治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2594589Y2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006272482A (ja) * | 2005-03-28 | 2006-10-12 | Matsushita Electric Works Ltd | 脆性材料加工用治具 |
KR101725405B1 (ko) * | 2016-04-04 | 2017-04-11 | 안병표 | 솔 플레이트의 강판부재 측면가공용 고정유닛 |
JP2018069426A (ja) * | 2016-11-04 | 2018-05-10 | カネテック株式会社 | マグネットチャック |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101527676B1 (ko) * | 2014-01-16 | 2015-06-16 | 두산중공업 주식회사 | 관지지판 가공용 드릴작업대 및 이를 이용한 관지지판 제조방법 |
-
1993
- 1993-02-09 JP JP1993008748U patent/JP2594589Y2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006272482A (ja) * | 2005-03-28 | 2006-10-12 | Matsushita Electric Works Ltd | 脆性材料加工用治具 |
KR101725405B1 (ko) * | 2016-04-04 | 2017-04-11 | 안병표 | 솔 플레이트의 강판부재 측면가공용 고정유닛 |
JP2018069426A (ja) * | 2016-11-04 | 2018-05-10 | カネテック株式会社 | マグネットチャック |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2594589Y2 (ja) | 1999-04-26 |
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