JPH0663033A - 放射線画像検査室内で用いられる放射線画像表示装置 - Google Patents
放射線画像検査室内で用いられる放射線画像表示装置Info
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- JPH0663033A JPH0663033A JP3329009A JP32900991A JPH0663033A JP H0663033 A JPH0663033 A JP H0663033A JP 3329009 A JP3329009 A JP 3329009A JP 32900991 A JP32900991 A JP 32900991A JP H0663033 A JPH0663033 A JP H0663033A
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B6/00—Apparatus or devices for radiation diagnosis; Apparatus or devices for radiation diagnosis combined with radiation therapy equipment
Landscapes
- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
- Surgical Instruments (AREA)
- Closed-Circuit Television Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明の目的は、術者の行動範囲を拡大でき、
C型のリング,支持部,手術室の壁面等,また無影灯の
照明範囲との干渉を軽減し術者が見易い位置に設置でき
る放射線画像検査室内に用いる放射線画像表示装置を提
供することである。 【構成】本発明に係る放射線画像検査室内で用いられる
放射線画像表示装置は、放射線画像検査室の天井から吊
下げられて設けられたスクリーン7と、放射線画像検査
室の天井面にスクリーン7に対峙して設けられ、外部か
ら供給された画像をスクリーン7に投影し可視化するプ
ロジェクタ9とを具備することを特徴とする。
C型のリング,支持部,手術室の壁面等,また無影灯の
照明範囲との干渉を軽減し術者が見易い位置に設置でき
る放射線画像検査室内に用いる放射線画像表示装置を提
供することである。 【構成】本発明に係る放射線画像検査室内で用いられる
放射線画像表示装置は、放射線画像検査室の天井から吊
下げられて設けられたスクリーン7と、放射線画像検査
室の天井面にスクリーン7に対峙して設けられ、外部か
ら供給された画像をスクリーン7に投影し可視化するプ
ロジェクタ9とを具備することを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、手術室等の検査室内で
用いる放射線画像表示装置に関する。
用いる放射線画像表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、臨床上の要求により、またX線テ
レビジョン装置の技術的な進歩により、X線テレビジョ
ン装置を手術室等の検査室内に設置し、そのX線テレビ
ジョン装置で得た被検体の透視画像等を参照しながら外
科手術、又はカテーテルを用いた血管造影施行を行なう
ことが可能となり、より正確で安全な術施行ができるよ
うになった。
レビジョン装置の技術的な進歩により、X線テレビジョ
ン装置を手術室等の検査室内に設置し、そのX線テレビ
ジョン装置で得た被検体の透視画像等を参照しながら外
科手術、又はカテーテルを用いた血管造影施行を行なう
ことが可能となり、より正確で安全な術施行ができるよ
うになった。
【0003】この外科手術や血管造影用のX線テレビジ
ョン装置には、通常の単に診断のためだけに用いるX線
テレビジョン装置と比較し、その使用場所の特異性か
ら、次のような性能上、機構上および機動上の要求があ
る。すなわち、性能上の要求としては長時間X線照射す
るために微小なX線曝射量であっても鮮明な透視画像が
得られるようにすること、機構上の要求としてはX線テ
レビジョン装置が術者の術行為の妨げ、具体的には術者
が術中にとる行動範囲を制限することとなってはならな
いこと、機動上の要求としては容易に移動することがで
きること、である。
ョン装置には、通常の単に診断のためだけに用いるX線
テレビジョン装置と比較し、その使用場所の特異性か
ら、次のような性能上、機構上および機動上の要求があ
る。すなわち、性能上の要求としては長時間X線照射す
るために微小なX線曝射量であっても鮮明な透視画像が
得られるようにすること、機構上の要求としてはX線テ
レビジョン装置が術者の術行為の妨げ、具体的には術者
が術中にとる行動範囲を制限することとなってはならな
いこと、機動上の要求としては容易に移動することがで
きること、である。
【0004】図23は、この手術室用のX線テレビジョ
ン装置の概略を示す斜視図である。図23に示したよう
にこのX線テレビジョン装置は、大きく寝台部と画像収
集部と画像表示部とに区分することができる。寝台部6
は、被検体をその天板上に載置するものであって、この
天板上で手術が施行される。画像収集部は、天井UFか
ら上下移動、回転可能に設けられている天井ベース11
と、その天井ベース11 にスライド可能に設けられたC
型のリング12 と、このC型のリング12 の一端に設け
られたX線管2と絞り装置3とを有するX線装置と、C
型のリング12の他端にX線装置に対峙して設けられた
イメージインテンシファイヤ(I.I.)4と光学系を
含むTVカメラ5とを有する映像系とを備えている。画
像表示部は、天井UFからベース51、支持部52を介
して上下移動、回転可能に吊下げられたモニタ531 ,
532 ,533 ,534 からなる。なお、このモニタの
数は、シングルプレーンシステムであれば透視画像用モ
ニタ1台とフリーズ画像用モニタ1台と生体波形用モニ
タ1台の計3台が必要であって、バイプレーンシステム
であれば透視画像用モニタ2台とフリーズ画像用モニタ
2台と生体波形用モニタ1台の計5台が必要である。
ン装置の概略を示す斜視図である。図23に示したよう
にこのX線テレビジョン装置は、大きく寝台部と画像収
集部と画像表示部とに区分することができる。寝台部6
は、被検体をその天板上に載置するものであって、この
天板上で手術が施行される。画像収集部は、天井UFか
ら上下移動、回転可能に設けられている天井ベース11
と、その天井ベース11 にスライド可能に設けられたC
型のリング12 と、このC型のリング12 の一端に設け
られたX線管2と絞り装置3とを有するX線装置と、C
型のリング12の他端にX線装置に対峙して設けられた
イメージインテンシファイヤ(I.I.)4と光学系を
含むTVカメラ5とを有する映像系とを備えている。画
像表示部は、天井UFからベース51、支持部52を介
して上下移動、回転可能に吊下げられたモニタ531 ,
532 ,533 ,534 からなる。なお、このモニタの
数は、シングルプレーンシステムであれば透視画像用モ
ニタ1台とフリーズ画像用モニタ1台と生体波形用モニ
タ1台の計3台が必要であって、バイプレーンシステム
であれば透視画像用モニタ2台とフリーズ画像用モニタ
2台と生体波形用モニタ1台の計5台が必要である。
【0005】なお、この従来の手術室用のX線テレビジ
ョン装置において、機構上の要求はC型のリング12 の
細身化、X線装置や映像系の小型化、画像収集部やモニ
タの天井UFからの吊下げによって対応しており、一
方、機動上の要求は天井UFから上下移動、回転可能に
吊下げることによって対応している。しかし、上述した
ようにモニタはその臨床上の要求から複数台必要であ
り、そのために次のような問題点が生じている。
ョン装置において、機構上の要求はC型のリング12 の
細身化、X線装置や映像系の小型化、画像収集部やモニ
タの天井UFからの吊下げによって対応しており、一
方、機動上の要求は天井UFから上下移動、回転可能に
吊下げることによって対応している。しかし、上述した
ようにモニタはその臨床上の要求から複数台必要であ
り、そのために次のような問題点が生じている。
【0006】まず、術者が一定の距離を介してモニタ上
の画像を見るために、ある一定の型式以上の大きさのモ
ニタが必要である。このモニタが一定の型式以上の大き
さを有していることによって、術者が術中にとる行動範
囲を制限してしまう。また、C型のリング、支持部、ま
た手術室の壁面等に対して干渉し合うためモニタの位置
が制限されてしまい、モニタを術者が見ずらい位置に設
置しなければならない。また、そのモニタの位置によっ
ては術中に無影灯の照明範囲が限定されてしまいかねな
い。
の画像を見るために、ある一定の型式以上の大きさのモ
ニタが必要である。このモニタが一定の型式以上の大き
さを有していることによって、術者が術中にとる行動範
囲を制限してしまう。また、C型のリング、支持部、ま
た手術室の壁面等に対して干渉し合うためモニタの位置
が制限されてしまい、モニタを術者が見ずらい位置に設
置しなければならない。また、そのモニタの位置によっ
ては術中に無影灯の照明範囲が限定されてしまいかねな
い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の目的
は、術者の行動範囲を拡大でき、C型のリング,支持
部,手術室の壁面等,また無影灯の照明範囲との干渉を
軽減し術者が見易い位置に設置できる放射線画像検査室
内に用いる放射線画像表示装置を提供することである。
は、術者の行動範囲を拡大でき、C型のリング,支持
部,手術室の壁面等,また無影灯の照明範囲との干渉を
軽減し術者が見易い位置に設置できる放射線画像検査室
内に用いる放射線画像表示装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る放射線画像
検査室内で用いられる放射線画像表示装置は、放射線画
像検査室の天井から吊下げられて設けられたスクリーン
と、放射線画像検査室の天井面にそのスクリーンと対峙
して設けられ外部から供給された画像をそのスクリーン
に投影し可視化する投影手段と、その投影手段に対峙し
て且つと画像を供給する手段とを具備することを特徴と
する。
検査室内で用いられる放射線画像表示装置は、放射線画
像検査室の天井から吊下げられて設けられたスクリーン
と、放射線画像検査室の天井面にそのスクリーンと対峙
して設けられ外部から供給された画像をそのスクリーン
に投影し可視化する投影手段と、その投影手段に対峙し
て且つと画像を供給する手段とを具備することを特徴と
する。
【0009】
【作用】本発明に係る放射線画像検査室内で用いられる
放射線画像表示装置によれば、X線画像等を術者に提示
すべくモニタを用いる代わりに、前記放射線画像検査室
の天井面に近接して設けられた投影手段からの投影像
を、前記放射線画像検査室の天井から吊下げてかつ前記
投影手段に対峙して設けられたスクリーン上に結像し可
視化し、術者に提示することとしたことによって、モニ
タを設置するために必要としていた空間領域を大幅に減
少させることができる。
放射線画像表示装置によれば、X線画像等を術者に提示
すべくモニタを用いる代わりに、前記放射線画像検査室
の天井面に近接して設けられた投影手段からの投影像
を、前記放射線画像検査室の天井から吊下げてかつ前記
投影手段に対峙して設けられたスクリーン上に結像し可
視化し、術者に提示することとしたことによって、モニ
タを設置するために必要としていた空間領域を大幅に減
少させることができる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照しながら実施例を説明す
る。
る。
【0011】図1は本発明の第1の実施例に係る放射線
画像検査室内に用いる放射線画像表示装置の概略を示し
た斜視図であり、図2は図1に示した放射線画像表示装
置を構成を示すブロック図である。
画像検査室内に用いる放射線画像表示装置の概略を示し
た斜視図であり、図2は図1に示した放射線画像表示装
置を構成を示すブロック図である。
【0012】放射線画像表示装置を放射線画像検査室内
に設置し得られる透視像を参照しながら手術等を行う場
合には、放射線画像検査室内に、放射線画像表示装置に
加えて、X線装置やイメージインテンシファイヤ(I.
I.)等を備えた画像収集装置や寝台等も設置する必要
がある。この画像収集装置、および寝台等については従
来技術の説明で既述したものと同様であるので、ここで
は画像収集装置、および寝台等についての説明は省略す
る。
に設置し得られる透視像を参照しながら手術等を行う場
合には、放射線画像検査室内に、放射線画像表示装置に
加えて、X線装置やイメージインテンシファイヤ(I.
I.)等を備えた画像収集装置や寝台等も設置する必要
がある。この画像収集装置、および寝台等については従
来技術の説明で既述したものと同様であるので、ここで
は画像収集装置、および寝台等についての説明は省略す
る。
【0013】図1に示したように、本実施例に係る放射
線画像表示装置は、透視画像、フリーズ画像又は生体波
形(以下「透視画像等」という)を術者にモニタによっ
て表示することに代えて、透視画像等を投影器(プロジ
ェクタ)およびスクリーンからなる投影装置によって投
影表示するものとする。
線画像表示装置は、透視画像、フリーズ画像又は生体波
形(以下「透視画像等」という)を術者にモニタによっ
て表示することに代えて、透視画像等を投影器(プロジ
ェクタ)およびスクリーンからなる投影装置によって投
影表示するものとする。
【0014】プロジェクタ9は、画像収集装置で得た寝
台6上に載置された被検体Pの透視画像、フリーズ画像
又は生体波形をスクリーン7上に投影表示するための投
影器である。プロジェクタ9は、手術室等の放射線画像
検査室の天井面に天吊り装置10を介して保持される。
天吊り装置10は、回転/首振り駆動部101 を備えて
いて、プロジェクタ9を矢印Aの方向に首振り可能に、
且つ矢印Bの方向に回転可能に保持する。これによって
プロジェクタ9の投影方向を任意に変更することができ
る。なお、この回転/首振り駆動部101 は、後述する
画像処理制御装置20のシステム制御部205 からの制
御信号に応じてプロジェクタ9の投影方向を変更するも
のである。投影方式は、投写管を用いたCRT投写形、
ライトバルブ、レーザビームを用いるレーザ投写形、又
は液晶投写形等のいずれを採用してもよい。液晶投写形
の透過形であれば、図2に示したように、投影光源91
と、画像収集装置から後述する画像処理制御装置20を
介して入力した透視画像等を再現する透過形の液晶ライ
トバルブ92 と、投影光線束をスクリーン7上に集束す
る光学系93 からなる。液晶ライトバルブ92 は投影光
源91 から投光された投影用の光線を、透視画像に応じ
て減衰し、その透視画像と同じ光学像を作成する。
台6上に載置された被検体Pの透視画像、フリーズ画像
又は生体波形をスクリーン7上に投影表示するための投
影器である。プロジェクタ9は、手術室等の放射線画像
検査室の天井面に天吊り装置10を介して保持される。
天吊り装置10は、回転/首振り駆動部101 を備えて
いて、プロジェクタ9を矢印Aの方向に首振り可能に、
且つ矢印Bの方向に回転可能に保持する。これによって
プロジェクタ9の投影方向を任意に変更することができ
る。なお、この回転/首振り駆動部101 は、後述する
画像処理制御装置20のシステム制御部205 からの制
御信号に応じてプロジェクタ9の投影方向を変更するも
のである。投影方式は、投写管を用いたCRT投写形、
ライトバルブ、レーザビームを用いるレーザ投写形、又
は液晶投写形等のいずれを採用してもよい。液晶投写形
の透過形であれば、図2に示したように、投影光源91
と、画像収集装置から後述する画像処理制御装置20を
介して入力した透視画像等を再現する透過形の液晶ライ
トバルブ92 と、投影光線束をスクリーン7上に集束す
る光学系93 からなる。液晶ライトバルブ92 は投影光
源91 から投光された投影用の光線を、透視画像に応じ
て減衰し、その透視画像と同じ光学像を作成する。
【0015】スクリーン7もプロジェクタ9と同様、手
術室等の放射線画像検査室の天井面から天吊り装置11
を介して保持される。天吊り装置11は、回転/巻上駆
動部111 を備えていて、スクリーン7を矢印Cの方向
に回転可能に、且つ矢印Dの方向に上下移動可能に保持
する。これによってスクリーン7をプロジェクタ9に正
対する位置および角度で設置することができる。
術室等の放射線画像検査室の天井面から天吊り装置11
を介して保持される。天吊り装置11は、回転/巻上駆
動部111 を備えていて、スクリーン7を矢印Cの方向
に回転可能に、且つ矢印Dの方向に上下移動可能に保持
する。これによってスクリーン7をプロジェクタ9に正
対する位置および角度で設置することができる。
【0016】画像処理制御装置20は、画像収集装置で
得た被検体Pの透視画像情報(ビデオ信号)をプロジェ
クタ9の液晶ライトバルブ92 で再現するためのデータ
に変換処理すると共に、プロジェクタ9とスクリーン7
とを互いに正対させ投影画像が最適に投影されるように
各位置を制御する。なお、画像収集装置からの透視画像
情報(ビデオ信号)を画像処理制御装置20を介さずに
直ちにプロジェクタ9へ供給するようにしてもよいが、
投影画像をより最適なものとし見易いものとするため
に、画像処理制御装置20を介すこととする。図2に示
したように、画像処理制御装置20には、画像収集装置
で得たアナログ信号であるビデオ信号をディジタル信号
に変換するアナログ/ディジタル変換器(A/D)20
1 と、ディジタル信号の変換されたビデオ信号を後で利
用するために格納する磁気ディスク等のファイル装置2
02 と、アナログ/ディジタル変換器(A/D)201
でディジタル信号に変換されたビデオ信号について投影
画像の解像度をより最適なものとするために後述する画
像処理を行う画像処理部203 と、画像処理部203か
らの画像信号をプロジェクタ9の液晶ライトバルブ92
を制御する信号に変換する表示制御部204 と、プロジ
ェクタ9による投影方向とスクリーン7の位置とを互い
に対峙させ、投影像を最適に結像させるように各駆動部
101 ,111を駆動するシステム制御部205 とが備
えられている。画像処理部203 における画像処理は、
例えば辺縁強調処理であって、この辺縁強調処理によっ
て辺縁が強調されプロジェクタ9の液晶ライトバルブ9
2 を介してスクリーン7に投影される投影像の画質の劣
化は、辺縁強調処理を施さない場合に比較し非常に軽減
される。
得た被検体Pの透視画像情報(ビデオ信号)をプロジェ
クタ9の液晶ライトバルブ92 で再現するためのデータ
に変換処理すると共に、プロジェクタ9とスクリーン7
とを互いに正対させ投影画像が最適に投影されるように
各位置を制御する。なお、画像収集装置からの透視画像
情報(ビデオ信号)を画像処理制御装置20を介さずに
直ちにプロジェクタ9へ供給するようにしてもよいが、
投影画像をより最適なものとし見易いものとするため
に、画像処理制御装置20を介すこととする。図2に示
したように、画像処理制御装置20には、画像収集装置
で得たアナログ信号であるビデオ信号をディジタル信号
に変換するアナログ/ディジタル変換器(A/D)20
1 と、ディジタル信号の変換されたビデオ信号を後で利
用するために格納する磁気ディスク等のファイル装置2
02 と、アナログ/ディジタル変換器(A/D)201
でディジタル信号に変換されたビデオ信号について投影
画像の解像度をより最適なものとするために後述する画
像処理を行う画像処理部203 と、画像処理部203か
らの画像信号をプロジェクタ9の液晶ライトバルブ92
を制御する信号に変換する表示制御部204 と、プロジ
ェクタ9による投影方向とスクリーン7の位置とを互い
に対峙させ、投影像を最適に結像させるように各駆動部
101 ,111を駆動するシステム制御部205 とが備
えられている。画像処理部203 における画像処理は、
例えば辺縁強調処理であって、この辺縁強調処理によっ
て辺縁が強調されプロジェクタ9の液晶ライトバルブ9
2 を介してスクリーン7に投影される投影像の画質の劣
化は、辺縁強調処理を施さない場合に比較し非常に軽減
される。
【0017】ここで、システム制御部205 は、プロジ
ェクタ9とスクリーン7とを正対させるべく各駆動部1
01 ,111 を制御するときに、画像収集装置の支持器
1の一部がプロジェクタ9/スクリーン7間の投影経路
に干渉しないことも考慮する。すなわち、画像収集装置
の支持器1の駆動を制御する支持器制御部110の駆動信
号、すなわち支持器1の傾きや回転角度等の位置を示す
信号を入力し、その信号によって設置される支持器1の
一部が、プロジェクタ9/スクリーン7間の投影経路に
干渉しないようにプロジェクタ9の回転/首振り駆動部
101 とスクリーン7の回転/巻上駆動部11を制御
し、プロジェクタ9の投影方向およびスクリーン7の位
置を設定する。この支持器1とプロジェクタ9/スクリ
ーン7間の投影経路とが互いに干渉し合うか否かは、支
持器1の位置情報とプロジェクタ9およびスクリーン7
の位置によって既知であるので、その干渉し合うときの
各位置の関係(以下「干渉関係」と称する)を予め記憶
させておき、それらの位置がその干渉関係を構成する場
合には、その干渉を解除するようにプロジェクタ9およ
びスクリーン7を移動させる 以上のように構成された、放射線画像表示装置の作用に
ついて説明する。
ェクタ9とスクリーン7とを正対させるべく各駆動部1
01 ,111 を制御するときに、画像収集装置の支持器
1の一部がプロジェクタ9/スクリーン7間の投影経路
に干渉しないことも考慮する。すなわち、画像収集装置
の支持器1の駆動を制御する支持器制御部110の駆動信
号、すなわち支持器1の傾きや回転角度等の位置を示す
信号を入力し、その信号によって設置される支持器1の
一部が、プロジェクタ9/スクリーン7間の投影経路に
干渉しないようにプロジェクタ9の回転/首振り駆動部
101 とスクリーン7の回転/巻上駆動部11を制御
し、プロジェクタ9の投影方向およびスクリーン7の位
置を設定する。この支持器1とプロジェクタ9/スクリ
ーン7間の投影経路とが互いに干渉し合うか否かは、支
持器1の位置情報とプロジェクタ9およびスクリーン7
の位置によって既知であるので、その干渉し合うときの
各位置の関係(以下「干渉関係」と称する)を予め記憶
させておき、それらの位置がその干渉関係を構成する場
合には、その干渉を解除するようにプロジェクタ9およ
びスクリーン7を移動させる 以上のように構成された、放射線画像表示装置の作用に
ついて説明する。
【0018】まず、画像収集装置で得た透過画像の投影
について説明する。画像収集装置で被検体PのX線によ
る透視画像が得られると、その透視画像情報は、画像処
理制御装置20に供給される。画像処理制御装置20で
は、透視画像情報は、ディジタル信号に変換された後、
ファイル202 に格納されると共に、画像処理部203
に供給され、上述した辺縁強調処理を施される。そし
て、辺縁強調処理を施された透視画像情報は、表示制御
部204 で液晶ライトバルブ92 の表示濃度を制御する
信号に変換され、液晶ライトバルブ92 に供給される。
液晶ライトバルブ92 では、その信号に応じて、その光
源91 からの投影光線束が通過する通過面の濃度を表示
し、透視画像を再現する。そして、光源91 から通過面
を介してスクリーン7に向かって放射される投影光線束
によって、透視画像と同様の投影画像がスクリーン7上
に投影される。
について説明する。画像収集装置で被検体PのX線によ
る透視画像が得られると、その透視画像情報は、画像処
理制御装置20に供給される。画像処理制御装置20で
は、透視画像情報は、ディジタル信号に変換された後、
ファイル202 に格納されると共に、画像処理部203
に供給され、上述した辺縁強調処理を施される。そし
て、辺縁強調処理を施された透視画像情報は、表示制御
部204 で液晶ライトバルブ92 の表示濃度を制御する
信号に変換され、液晶ライトバルブ92 に供給される。
液晶ライトバルブ92 では、その信号に応じて、その光
源91 からの投影光線束が通過する通過面の濃度を表示
し、透視画像を再現する。そして、光源91 から通過面
を介してスクリーン7に向かって放射される投影光線束
によって、透視画像と同様の投影画像がスクリーン7上
に投影される。
【0019】次に、プロジェクタ9の投影方向およびス
クリーン7の位置の設定について説明する。上記投影動
作の前に、このプロジェクタ9の投影方向およびスクリ
ーン7の位置の設定が行われる。この設定の制御を行う
のが、画像処理制御装置20に備えられているシステム
制御部205 である。被検体Pに対して所望の方向から
の透視画像を得るために画像収集装置の支持器1の傾き
や回転角度等の位置が設定されると、支持器1の動作を
制御する支持器制御部110から、支持器1の位置情報
が、システム制御部205 に供給される。システム制御
部205 では、その支持器1の位置情報を用いて、現在
のプロジェクタ9の投影方向およびスクリーン7の位置
を指示する。そのプロジェクタ9の投影方向は、回転/
首振り駆動部101 の回転角度および首振り位置によっ
て変更され、システム制御部205に指示された通りに
設定される。一方、スクリーン7の回転/巻上げ伴うス
クリーン面に垂直な方向およびその上下位置も、システ
ム制御部205 の指示のもと駆動する回転/巻上げ駆動
部111 の駆動によって変更され、プロジェクタ9に対
し正対する位置および角度にスクリーン7が設定される
こととなる。なお、術者が自己の都合によりシステム制
御部205 が設定したプロジェクタ9およびスクリーン
7の位置を変更した場合には、システム制御部205 に
接続されている図示しないコンソールからプロジェクタ
9又はスクリーン7の位置を入力する。この術者による
指示は、システム制御部205 が自動的に行う指示に優
先するものである。なお、術者は、プロジェクタ9又は
スクリーン7のいずれか一方の位置を入力すればよい。
入力しない他方の位置はシステム制御部205 で互いに
正対するように自動的に演算され、指示されることとな
る。
クリーン7の位置の設定について説明する。上記投影動
作の前に、このプロジェクタ9の投影方向およびスクリ
ーン7の位置の設定が行われる。この設定の制御を行う
のが、画像処理制御装置20に備えられているシステム
制御部205 である。被検体Pに対して所望の方向から
の透視画像を得るために画像収集装置の支持器1の傾き
や回転角度等の位置が設定されると、支持器1の動作を
制御する支持器制御部110から、支持器1の位置情報
が、システム制御部205 に供給される。システム制御
部205 では、その支持器1の位置情報を用いて、現在
のプロジェクタ9の投影方向およびスクリーン7の位置
を指示する。そのプロジェクタ9の投影方向は、回転/
首振り駆動部101 の回転角度および首振り位置によっ
て変更され、システム制御部205に指示された通りに
設定される。一方、スクリーン7の回転/巻上げ伴うス
クリーン面に垂直な方向およびその上下位置も、システ
ム制御部205 の指示のもと駆動する回転/巻上げ駆動
部111 の駆動によって変更され、プロジェクタ9に対
し正対する位置および角度にスクリーン7が設定される
こととなる。なお、術者が自己の都合によりシステム制
御部205 が設定したプロジェクタ9およびスクリーン
7の位置を変更した場合には、システム制御部205 に
接続されている図示しないコンソールからプロジェクタ
9又はスクリーン7の位置を入力する。この術者による
指示は、システム制御部205 が自動的に行う指示に優
先するものである。なお、術者は、プロジェクタ9又は
スクリーン7のいずれか一方の位置を入力すればよい。
入力しない他方の位置はシステム制御部205 で互いに
正対するように自動的に演算され、指示されることとな
る。
【0020】以上のように、本実施例によれば、モニタ
を用いてX線画像等を術者に提示する代わりに、放射線
画像検査室の天井面に設けられたプロジェクタおよびス
クリーンを用いて、該スクリーン上に投影された投影像
によって術者に提示することとしたことによって、モニ
タを設置するために必要としていた空間領域を大幅に減
少させることができる。
を用いてX線画像等を術者に提示する代わりに、放射線
画像検査室の天井面に設けられたプロジェクタおよびス
クリーンを用いて、該スクリーン上に投影された投影像
によって術者に提示することとしたことによって、モニ
タを設置するために必要としていた空間領域を大幅に減
少させることができる。
【0021】次に、第2に実施例について説明する。本
実施例は、先の第1の実施例が一のプロジェクタからの
一の投影画像を一のスクリーン上に投影するものであっ
たのに対し、一のプロジェクタから時分割で投影される
複数種類、ここでは2種類の投影画像を、複数、ここで
は2つのスクリーンで受け別々に同時表示、正確には同
時表示しているように見えるようにするものである。
実施例は、先の第1の実施例が一のプロジェクタからの
一の投影画像を一のスクリーン上に投影するものであっ
たのに対し、一のプロジェクタから時分割で投影される
複数種類、ここでは2種類の投影画像を、複数、ここで
は2つのスクリーンで受け別々に同時表示、正確には同
時表示しているように見えるようにするものである。
【0022】図3は本実施例装置の主要部、すなわちプ
ロジェクタやスクリーン等からなる投影動作に関する部
分の構成を示す平面図である。なお、図3に示した部分
が図2に示した部分と同一である場合には、同一の符号
を付し、詳細な説明は省略する。また、画像処理制御装
置20には、第1の実施例では、画像収集装置からの透
視画像だけが供給されていたが、本実施例では、画像収
集装置からの複数種類の透視画像、例えばステレオ透視
画像、バイプレーン透視画像のように属性の異なる画像
が供給されるものとする。
ロジェクタやスクリーン等からなる投影動作に関する部
分の構成を示す平面図である。なお、図3に示した部分
が図2に示した部分と同一である場合には、同一の符号
を付し、詳細な説明は省略する。また、画像処理制御装
置20には、第1の実施例では、画像収集装置からの透
視画像だけが供給されていたが、本実施例では、画像収
集装置からの複数種類の透視画像、例えばステレオ透視
画像、バイプレーン透視画像のように属性の異なる画像
が供給されるものとする。
【0023】本実施例装置の主要部である投影動作に関
する部分は、図3に示したように、先の実施例と同様、
天井から天吊り装置10を介して首振りおよび回転可能
に吊り下げられて保持され、投影光源91 と液晶ライト
バルブ92 と光学系93 とを備えたプロジェクタ9と、
そのプロジェクタ9からの投影光線を受けて投影画像を
表示する2つのスクリーン7R 、7L と、プロジェクタ
9とスクリーン7R 、7L との間に設けられ、プロジェ
クタ9からの投影光線束の投影経路を変更する投影経路
変更装置22と、プロジェクタ9へ2種の画像を時分割
で交互に供給する画像処理制御装置201 と、画像処理
制御装置201 から供給される画像の属性を検出し投影
経路変更装置22へ投影経路の変更を指示する画像属性
検出器21とからなる。なお、スクリーン7R 、7
L は、それぞれ後述する投影経路TRR 、TRL 上の位
置に設けられる。以下に投影経路変更装置22の構成お
よび作用について説明する。
する部分は、図3に示したように、先の実施例と同様、
天井から天吊り装置10を介して首振りおよび回転可能
に吊り下げられて保持され、投影光源91 と液晶ライト
バルブ92 と光学系93 とを備えたプロジェクタ9と、
そのプロジェクタ9からの投影光線を受けて投影画像を
表示する2つのスクリーン7R 、7L と、プロジェクタ
9とスクリーン7R 、7L との間に設けられ、プロジェ
クタ9からの投影光線束の投影経路を変更する投影経路
変更装置22と、プロジェクタ9へ2種の画像を時分割
で交互に供給する画像処理制御装置201 と、画像処理
制御装置201 から供給される画像の属性を検出し投影
経路変更装置22へ投影経路の変更を指示する画像属性
検出器21とからなる。なお、スクリーン7R 、7
L は、それぞれ後述する投影経路TRR 、TRL 上の位
置に設けられる。以下に投影経路変更装置22の構成お
よび作用について説明する。
【0024】投影経路変更装置22は、プロジェクタ9
からの投影光線の投影経路を、所定の時間間隔で交互に
2種の投影経路TRR 、TRL に変更するものである。
そのために、投影経路変更装置22はプロジェクタ9か
らの投影光線を平行光線とする光学系221 と、光学系
221 により平行光線となった投影光線束をプロジェク
タ9からの投影光線束の投影経路を右用の投影経路TR
R (実線)と左用の投影経路TRL (点線)の2種類の
投影経路に交互に切替える立方体形プリズム222 と、
投影経路TRR 、TRL 上にそれぞれ設けられ立方体形
プリズム222通過後の平行光線をスクリーン7R 、7
L に応じた拡がり角度に拡げる光学系223R、223Lと
からなる。立方体形プリズム222 は、図示しない回転
機構部によって中心点CPを中心として矢印方向に所定
角度(45度)毎に断続的に回転する。なお、右用の投
影経路TRR (実線)を定める立方体形プリズム222
の位置は、図3に実線で示した位置であり、この位置を
以下「右用プリズム位置PR 」と称するものとし、一
方、左用の投影経路TRL (点線)を定める立方体形プ
リズム222 の位置は、図3に点線で示した位置であ
り、この位置を以下「左用プリズム位置PL 」と称する
ものとする。
からの投影光線の投影経路を、所定の時間間隔で交互に
2種の投影経路TRR 、TRL に変更するものである。
そのために、投影経路変更装置22はプロジェクタ9か
らの投影光線を平行光線とする光学系221 と、光学系
221 により平行光線となった投影光線束をプロジェク
タ9からの投影光線束の投影経路を右用の投影経路TR
R (実線)と左用の投影経路TRL (点線)の2種類の
投影経路に交互に切替える立方体形プリズム222 と、
投影経路TRR 、TRL 上にそれぞれ設けられ立方体形
プリズム222通過後の平行光線をスクリーン7R 、7
L に応じた拡がり角度に拡げる光学系223R、223Lと
からなる。立方体形プリズム222 は、図示しない回転
機構部によって中心点CPを中心として矢印方向に所定
角度(45度)毎に断続的に回転する。なお、右用の投
影経路TRR (実線)を定める立方体形プリズム222
の位置は、図3に実線で示した位置であり、この位置を
以下「右用プリズム位置PR 」と称するものとし、一
方、左用の投影経路TRL (点線)を定める立方体形プ
リズム222 の位置は、図3に点線で示した位置であ
り、この位置を以下「左用プリズム位置PL 」と称する
ものとする。
【0025】画像属性検出器21は、画像処理制御装置
201 の画像切替部からプロジェクタ9へ出力される画
像の属性、ここでは、ステレオ透視画像であれば左画像
又は右画像、バイプレーン透視画像であれば正面像又は
側面像のいずれであるかを検出し、それぞれ前者の透視
画像であれば立方体形プリズム222 を右用プリズム位
置PR に設定すべく回転指示し、それぞれ後者の透視画
像であれば立方体形プリズム222 を左用プリズム位置
PL に設定すべく回転指示する。
201 の画像切替部からプロジェクタ9へ出力される画
像の属性、ここでは、ステレオ透視画像であれば左画像
又は右画像、バイプレーン透視画像であれば正面像又は
側面像のいずれであるかを検出し、それぞれ前者の透視
画像であれば立方体形プリズム222 を右用プリズム位
置PR に設定すべく回転指示し、それぞれ後者の透視画
像であれば立方体形プリズム222 を左用プリズム位置
PL に設定すべく回転指示する。
【0026】画像処理制御装置201 は、第1の実施例
の画像処理制御装置20の構成とほぼ同様であるが、図
示しない画像切替部が画像処理部203 と表示制御部2
04との間に介在される点において画像処理制御装置2
0の構成と相違する。
の画像処理制御装置20の構成とほぼ同様であるが、図
示しない画像切替部が画像処理部203 と表示制御部2
04との間に介在される点において画像処理制御装置2
0の構成と相違する。
【0027】画像切替部は、画像処理部202 から供給
される2種類の画像を、表示制御部204 を介して、プ
ロジェクタ9の液晶ライトバルブ92 へ、所定の時間間
隔で択一的に交互に供給する。表示制御部204 は、画
像切替部を介して供給された2種の透過画像を表示信号
に変換し、液晶ライトバルブ92 へ出力する。
される2種類の画像を、表示制御部204 を介して、プ
ロジェクタ9の液晶ライトバルブ92 へ、所定の時間間
隔で択一的に交互に供給する。表示制御部204 は、画
像切替部を介して供給された2種の透過画像を表示信号
に変換し、液晶ライトバルブ92 へ出力する。
【0028】次に、以上のように構成された本実施例装
置の投影経路変更装置22による作用について説明す
る。なお、既にプロジェクタ9とスクリーン7R 、7L
とは、システム制御部205 の制御のもと、互いに正対
する位置に設定されているものとする。この設定動作
は、先の実施例の場合と同様にシステム制御部205 に
よって、支持器1と、プロジェクタ9と各スクリーン7
R 、7L との2つの投影経路とが互いに干渉関係を有し
ない位置に設定されているものとする。なお、このシス
テム制御部205 は、支持器1と右用の投影経路TRR
(プロジェクタ9と各スクリーン7R とにより規定され
る投影経路)との干渉関係と、支持器1と左用の投影経
路TRL (プロジェクタ9と各スクリーン7L とにより
規定される投影経路)との干渉関係とをそれぞれ予め備
えておけば、スクリーンが2つとなった場合であっても
対応することができる。
置の投影経路変更装置22による作用について説明す
る。なお、既にプロジェクタ9とスクリーン7R 、7L
とは、システム制御部205 の制御のもと、互いに正対
する位置に設定されているものとする。この設定動作
は、先の実施例の場合と同様にシステム制御部205 に
よって、支持器1と、プロジェクタ9と各スクリーン7
R 、7L との2つの投影経路とが互いに干渉関係を有し
ない位置に設定されているものとする。なお、このシス
テム制御部205 は、支持器1と右用の投影経路TRR
(プロジェクタ9と各スクリーン7R とにより規定され
る投影経路)との干渉関係と、支持器1と左用の投影経
路TRL (プロジェクタ9と各スクリーン7L とにより
規定される投影経路)との干渉関係とをそれぞれ予め備
えておけば、スクリーンが2つとなった場合であっても
対応することができる。
【0029】画像処理制御装置201 の画像処理部20
3 に、画像収集装置からの2種の透視画像が供給される
と、画像切替部は、所定の時間間隔で、それらを交互に
出力する。なお、この所定の時間間隔は、1/60秒と
することが望ましい。これは、動画表示の際、1秒当り
30フレームあれば違和感無くスムーズな動きを人が認
識することができるからである。図4は画像処理制御装
置201 から出力される一方の透視画像の表示制御信号
(以下「画像A」と称する)/他方の表示制御信号(以
下「画像B」と称する)の切替えタイミングと、そのタ
イミングに応じた立方体形プリズム222 の位置(右用
プリズム位置PR 又は左用プリズム位置PL )について
示したタイムチャートであり、紙面の左から右へ向かっ
て時間が経過するものとする。なお、立方体形プリズム
222 は、動作開始時には、図3の実線で示した位置、
すなわち上述した右用プリズム位置PR に在るものとす
る。
3 に、画像収集装置からの2種の透視画像が供給される
と、画像切替部は、所定の時間間隔で、それらを交互に
出力する。なお、この所定の時間間隔は、1/60秒と
することが望ましい。これは、動画表示の際、1秒当り
30フレームあれば違和感無くスムーズな動きを人が認
識することができるからである。図4は画像処理制御装
置201 から出力される一方の透視画像の表示制御信号
(以下「画像A」と称する)/他方の表示制御信号(以
下「画像B」と称する)の切替えタイミングと、そのタ
イミングに応じた立方体形プリズム222 の位置(右用
プリズム位置PR 又は左用プリズム位置PL )について
示したタイムチャートであり、紙面の左から右へ向かっ
て時間が経過するものとする。なお、立方体形プリズム
222 は、動作開始時には、図3の実線で示した位置、
すなわち上述した右用プリズム位置PR に在るものとす
る。
【0030】投影動作が開始されると、画像処理制御装
置201 から画像Aがプロジェクタ9へ供給される。な
お、このときプロジェクタ9へ供給される画像Aは、画
像収集装置からのリアルタイム画像であり、この供給時
の画像Aのリアルタイム画像をA1 と示すものとし、以
降、時間経過に応じたリアルタイム画像を順にA2 ,A
3 とする。画像Bについても同様に時間経過とに応じた
画像Bに関するリアルタイム画像を順にB1 ,B2 ,B
3 とする。このときの立方体形プリズム222の位置
は、右用プリズム位置PR であるので、プロジェクタ9
からの投影光線は右用の投影経路TRR に沿って進み、
右用のスクリーン7R に到達し、画像A1を表示する。
置201 から画像Aがプロジェクタ9へ供給される。な
お、このときプロジェクタ9へ供給される画像Aは、画
像収集装置からのリアルタイム画像であり、この供給時
の画像Aのリアルタイム画像をA1 と示すものとし、以
降、時間経過に応じたリアルタイム画像を順にA2 ,A
3 とする。画像Bについても同様に時間経過とに応じた
画像Bに関するリアルタイム画像を順にB1 ,B2 ,B
3 とする。このときの立方体形プリズム222の位置
は、右用プリズム位置PR であるので、プロジェクタ9
からの投影光線は右用の投影経路TRR に沿って進み、
右用のスクリーン7R に到達し、画像A1を表示する。
【0031】そして、画像処理制御装置201 から画像
A1 に代わって、画像B1 が出力されると、その属性の
変化に基づいて、画像属性検出器21から立方体形プリ
ズム222 の位置を右用プリズム位置PR から左用プリ
ズム位置PL へ変更すべく、立方体形プリズム222 の
回転機構部に回転指令が与えられる。立方体形プリズム
222 が矢印方向に約45度回転し、左用プリズム位置
PL に設定されると、投影光線の投影経路も、右用の投
影経路TRR から左用の投影経路TRL に変更される。
この結果、プロジェクタ9から投光された画像B1 は、
左用の投影経路TRL を通過し、左用のスクリーン7L
上に表示される。
A1 に代わって、画像B1 が出力されると、その属性の
変化に基づいて、画像属性検出器21から立方体形プリ
ズム222 の位置を右用プリズム位置PR から左用プリ
ズム位置PL へ変更すべく、立方体形プリズム222 の
回転機構部に回転指令が与えられる。立方体形プリズム
222 が矢印方向に約45度回転し、左用プリズム位置
PL に設定されると、投影光線の投影経路も、右用の投
影経路TRR から左用の投影経路TRL に変更される。
この結果、プロジェクタ9から投光された画像B1 は、
左用の投影経路TRL を通過し、左用のスクリーン7L
上に表示される。
【0032】そして、画像処理制御装置201 から画像
B1 に代わって、画像A2 が出力されると、画像属性検
出器21の指令に従って立方体形プリズム222 が矢印
方向に約45度回転し、右用プリズム位置PR に設定さ
れ、その結果、画像A2 (透視画像)は、右用の投影経
路TRR を通過し、右用のスクリーン7R 上に表示され
る。このように、画像処理制御装置201 から出力され
る画像の属性に従って投影経路が切替わり、投影するス
クリーンが逐次変更されることによって、一方の透視画
像は常に右用のスクリーン7R 上に、他方の透視画像は
常に左用のスクリーン7L 上に断続的に表示されること
になるが、上述したように2種の透視画像の切り替えの
時間間隔は微小に設定されているために、違和感無く各
画像の動きを観察することができる。
B1 に代わって、画像A2 が出力されると、画像属性検
出器21の指令に従って立方体形プリズム222 が矢印
方向に約45度回転し、右用プリズム位置PR に設定さ
れ、その結果、画像A2 (透視画像)は、右用の投影経
路TRR を通過し、右用のスクリーン7R 上に表示され
る。このように、画像処理制御装置201 から出力され
る画像の属性に従って投影経路が切替わり、投影するス
クリーンが逐次変更されることによって、一方の透視画
像は常に右用のスクリーン7R 上に、他方の透視画像は
常に左用のスクリーン7L 上に断続的に表示されること
になるが、上述したように2種の透視画像の切り替えの
時間間隔は微小に設定されているために、違和感無く各
画像の動きを観察することができる。
【0033】以上のようにこの第2に実施例によれば、
第1の実施例と同様の効果を得ることができる上、一の
プロジェクタおよび2つのスクリーンで、2種類の投影
画像を同時表示でき、プロジェクタに要する費用を軽減
でき、さらにプロジェクタの台数減少に伴ってプロジェ
クタが要求する空間領域を低減する効果を得ることがで
きる。
第1の実施例と同様の効果を得ることができる上、一の
プロジェクタおよび2つのスクリーンで、2種類の投影
画像を同時表示でき、プロジェクタに要する費用を軽減
でき、さらにプロジェクタの台数減少に伴ってプロジェ
クタが要求する空間領域を低減する効果を得ることがで
きる。
【0034】この第2の実施例による「一のプロジェク
タから時分割で投影される複数種類、ここでは2種類の
投影画像を複数、ここでは2つのスクリーンで受け別々
に同時表示、正確には同時表示しているように見えるよ
うにする」ことは、次に示す投影経路変更装置によって
も実施可能である。図5はこの投影経路変更装置の構成
を示す図であって、図6は画像A/画像Bの切替えタイ
ミングに対応した2つの光学シャッタの開閉タイミング
を示した図である。この投影経路変更装置は、プロジェ
クタ9からの投影光線を平行光線にする光学系23
1 と、その平行光線の経路に対して45度の傾斜を有し
て設けられ、その平行光線をそのまま通過し直進する方
向(実線)と直角な方向(点線)の2種の方向に分岐す
る半透過ミラー(ハーフミラー)2321と、半透過ミラ
ー23によって直角方向に反射された一方の平行光線の
経路に対して45度の傾斜を有して設けられ、この平行
光線を直角方向(点線)に反射する全反射ミラー2322
と、平行光線の通過/非通過を行う光学シャッタ2
33R、233Lと、平行光線を左右用のスクリーン7R 、
7Lに応じた拡がり角度に拡げる光学系234R、234L
と、光学シャッタ233R、233Lの開閉を制御する開閉
制御部24からなる。
タから時分割で投影される複数種類、ここでは2種類の
投影画像を複数、ここでは2つのスクリーンで受け別々
に同時表示、正確には同時表示しているように見えるよ
うにする」ことは、次に示す投影経路変更装置によって
も実施可能である。図5はこの投影経路変更装置の構成
を示す図であって、図6は画像A/画像Bの切替えタイ
ミングに対応した2つの光学シャッタの開閉タイミング
を示した図である。この投影経路変更装置は、プロジェ
クタ9からの投影光線を平行光線にする光学系23
1 と、その平行光線の経路に対して45度の傾斜を有し
て設けられ、その平行光線をそのまま通過し直進する方
向(実線)と直角な方向(点線)の2種の方向に分岐す
る半透過ミラー(ハーフミラー)2321と、半透過ミラ
ー23によって直角方向に反射された一方の平行光線の
経路に対して45度の傾斜を有して設けられ、この平行
光線を直角方向(点線)に反射する全反射ミラー2322
と、平行光線の通過/非通過を行う光学シャッタ2
33R、233Lと、平行光線を左右用のスクリーン7R 、
7Lに応じた拡がり角度に拡げる光学系234R、234L
と、光学シャッタ233R、233Lの開閉を制御する開閉
制御部24からなる。
【0035】開閉制御部24は、図6に示したように、
画像処理制御装置201 の画像切替部による画像Aの出
力のときには光学シャッタ234Rを開状態(通過状態)
にし且つ光学シャッタ234Lを閉状態(非通過状態)に
制御する。その結果、画像Aは右用のスクリーン7R に
のみ表示される。一方、画像Bの出力のときには光学シ
ャッタ234Rを閉状態(非通過状態)にし且つ光学シャ
ッタ234Lを開状態(通過状態)にするよう光学シャッ
タ234Lおよび234Rの開閉動作を制御する。この結
果、画像Bは左用のスクリーン7L にのみ表示される。
この投影画像の切替えおよび光学シャッタの開閉動作に
よって、第2の実施例の場合と同様に、透視画像と生体
波形像の切り替えの時間間隔は微小に設定されているた
めに、違和感無く各画像の動きを観察することができ
る。
画像処理制御装置201 の画像切替部による画像Aの出
力のときには光学シャッタ234Rを開状態(通過状態)
にし且つ光学シャッタ234Lを閉状態(非通過状態)に
制御する。その結果、画像Aは右用のスクリーン7R に
のみ表示される。一方、画像Bの出力のときには光学シ
ャッタ234Rを閉状態(非通過状態)にし且つ光学シャ
ッタ234Lを開状態(通過状態)にするよう光学シャッ
タ234Lおよび234Rの開閉動作を制御する。この結
果、画像Bは左用のスクリーン7L にのみ表示される。
この投影画像の切替えおよび光学シャッタの開閉動作に
よって、第2の実施例の場合と同様に、透視画像と生体
波形像の切り替えの時間間隔は微小に設定されているた
めに、違和感無く各画像の動きを観察することができ
る。
【0036】この手段によっても、第2の実施例と同
様、一のプロジェクタおよび2つのスクリーンで、2種
類の投影画像を同時表示でき、プロジェクタに要する費
用を軽減でき、さらにプロジェクタが要求する空間領域
を低減する効果が得られる。
様、一のプロジェクタおよび2つのスクリーンで、2種
類の投影画像を同時表示でき、プロジェクタに要する費
用を軽減でき、さらにプロジェクタが要求する空間領域
を低減する効果が得られる。
【0037】次に第3に実施例について説明する。図7
は、本実施例装置の概略的な構成図であり、図8は本実
施例装置の一のプロジェクタのスクリーンに対する投影
領域を示す図であり、図9は本実施例装置の他のプロジ
ェクタのスクリーンに対する投影領域を示す図であり、
図10は一のプロジェクタによる投影領域と他のプロジ
ェクタによる投影領域とのスクリーン上の合成を示す図
である。なお、図7に示した部分が図2に示した部分と
同一である場合には、同一の符号を付し、詳細な説明は
省略する。また、画像処理制御装置20には、第2の実
施例と同様に、画像収集装置からの透視画像と生体波形
装置からの生体波形情報も供給されるものとする。本実
施例装置が上記実施例の構成と相違する点は、第1のプ
ロジェクタ91 と第2のプロジェクタ92 との2台のプ
ロジェクタと、その2台のプロジェクタ91 、92 に正
対して設けられた1枚のスクリーン7とを有している点
である。
は、本実施例装置の概略的な構成図であり、図8は本実
施例装置の一のプロジェクタのスクリーンに対する投影
領域を示す図であり、図9は本実施例装置の他のプロジ
ェクタのスクリーンに対する投影領域を示す図であり、
図10は一のプロジェクタによる投影領域と他のプロジ
ェクタによる投影領域とのスクリーン上の合成を示す図
である。なお、図7に示した部分が図2に示した部分と
同一である場合には、同一の符号を付し、詳細な説明は
省略する。また、画像処理制御装置20には、第2の実
施例と同様に、画像収集装置からの透視画像と生体波形
装置からの生体波形情報も供給されるものとする。本実
施例装置が上記実施例の構成と相違する点は、第1のプ
ロジェクタ91 と第2のプロジェクタ92 との2台のプ
ロジェクタと、その2台のプロジェクタ91 、92 に正
対して設けられた1枚のスクリーン7とを有している点
である。
【0038】本実施例は、複数のプロジェクタから同時
に投影される複数種類の投影画像をその投影領域を区分
して1枚のスクリーンで同時表示するものである。その
ために、図7に示した制御手段41等が設けられてい
る。なお、次に示す本実施例の構成の説明において、先
の実施例と相違する部分について主に説明し、先の実施
例と同一の部分についての説明は省略する。
に投影される複数種類の投影画像をその投影領域を区分
して1枚のスクリーンで同時表示するものである。その
ために、図7に示した制御手段41等が設けられてい
る。なお、次に示す本実施例の構成の説明において、先
の実施例と相違する部分について主に説明し、先の実施
例と同一の部分についての説明は省略する。
【0039】図7に示したように本実施例が先の実施例
と相違する部分の一である制御手段41は、第1のプロ
ジェクタ91 によるスクリーン7に対する投影領域と、
第2のプロジェクタ92 による同じスクリーン7に対す
る投影領域とが互いに重なり合わないように、各投影領
域を制御するものである。具体的には、第1のプロジェ
クタ91 によるスクリーン7に対する投影領域を、図8
に示したように、領域Aに限定し領域Bの部分には光線
が到達しないように、画像処理制御装置20の表示制御
部204 に指示して、プロジェクタ91 の液晶ライトバ
ルブの透過面の領域Bに相当する部分をマスクし遮光さ
せる。なお、この領域Bを遮光領域Bと称するものとす
る。第1のプロジェクタ91 による投影画像は、その一
部、すなわち遮光領域Bの部分については、表示されな
くなるが、この遮光領域Bを画像観察に支障のない位置
に移動させることにより、その遮光領域Bの画像が観察
できないという不具合を軽減することができる。
と相違する部分の一である制御手段41は、第1のプロ
ジェクタ91 によるスクリーン7に対する投影領域と、
第2のプロジェクタ92 による同じスクリーン7に対す
る投影領域とが互いに重なり合わないように、各投影領
域を制御するものである。具体的には、第1のプロジェ
クタ91 によるスクリーン7に対する投影領域を、図8
に示したように、領域Aに限定し領域Bの部分には光線
が到達しないように、画像処理制御装置20の表示制御
部204 に指示して、プロジェクタ91 の液晶ライトバ
ルブの透過面の領域Bに相当する部分をマスクし遮光さ
せる。なお、この領域Bを遮光領域Bと称するものとす
る。第1のプロジェクタ91 による投影画像は、その一
部、すなわち遮光領域Bの部分については、表示されな
くなるが、この遮光領域Bを画像観察に支障のない位置
に移動させることにより、その遮光領域Bの画像が観察
できないという不具合を軽減することができる。
【0040】一方、第2のプロジェクタ92 によるスク
リーン7に対する投影領域を図9に示したように、前記
遮光領域Bと等しいスクリーン7上の投影領域Dとすべ
く、プロジェクタ92 の投光面に設けられ投影像のサイ
ズを可変にするズームレンズ33を制御する。この結
果、第2のプロジェクタ92 により投影される投影画像
は、縮小されて表示されることになるが、画像処理制御
装置20が入力した情報は欠落することなく全て表示さ
れることとなる。
リーン7に対する投影領域を図9に示したように、前記
遮光領域Bと等しいスクリーン7上の投影領域Dとすべ
く、プロジェクタ92 の投光面に設けられ投影像のサイ
ズを可変にするズームレンズ33を制御する。この結
果、第2のプロジェクタ92 により投影される投影画像
は、縮小されて表示されることになるが、画像処理制御
装置20が入力した情報は欠落することなく全て表示さ
れることとなる。
【0041】第1、第2のプロジェクタ91 ,92 によ
り同時に投影する場合には、図10に示したように、第
1のプロジェクタ91 からの投影画像がスクリーン7の
領域Aに、一方、第2のプロジェクタ92 からの投影画
像がスクリーン7の領域Dにそれぞれ投影されることと
なり、互いに干渉し合うことなく、同時表示することが
可能となる。なお、図7に示した選択手段42は、画像
処理制御装置20にプロジェクタの台数を越える複数種
類の情報が供給されたときに、その複数の情報の中から
プロジェクタの台数と同じ数の情報を選択するものであ
る。
り同時に投影する場合には、図10に示したように、第
1のプロジェクタ91 からの投影画像がスクリーン7の
領域Aに、一方、第2のプロジェクタ92 からの投影画
像がスクリーン7の領域Dにそれぞれ投影されることと
なり、互いに干渉し合うことなく、同時表示することが
可能となる。なお、図7に示した選択手段42は、画像
処理制御装置20にプロジェクタの台数を越える複数種
類の情報が供給されたときに、その複数の情報の中から
プロジェクタの台数と同じ数の情報を選択するものであ
る。
【0042】なお、ここでは、プロジェクタは2台とし
て、2種類の画像を同じスクリーン上に表示する場合に
ついて説明したが、プロジェクタを複数台として、複数
種類の画像を同じスクリーン上に同時表示するしてもよ
い。
て、2種類の画像を同じスクリーン上に表示する場合に
ついて説明したが、プロジェクタを複数台として、複数
種類の画像を同じスクリーン上に同時表示するしてもよ
い。
【0043】以上のようにこの第3に実施例によれば、
第1の実施例と同様の効果を得ることができる上、複数
のプロジェクタおよび1つのスクリーンで、複数種類の
投影画像を同時表示でき、複数種類の画像を投影するの
に必要なスクリーンの枚数を減らすことができ、その結
果、スクリーンが要求する空間領域を低減する効果が得
られる。なお、上記第3の実施例による効果は、次に示
す手段によっても達成できる。
第1の実施例と同様の効果を得ることができる上、複数
のプロジェクタおよび1つのスクリーンで、複数種類の
投影画像を同時表示でき、複数種類の画像を投影するの
に必要なスクリーンの枚数を減らすことができ、その結
果、スクリーンが要求する空間領域を低減する効果が得
られる。なお、上記第3の実施例による効果は、次に示
す手段によっても達成できる。
【0044】まず、上記第3の実施例では、スクリーン
の領域Aに限定し領域Bの部分には光線が到達しないよ
うに、画像処理制御装置20の表示制御部204 に指示
して、プロジェクタ91 の液晶ライトバルブの透過面の
領域Bに相当する部分をマスクし遮光させたが、図11
に示したように、第1のプロジェクタ91 の投光面に絞
り装置43を設け、この絞り装置43の絞り範囲を領域
Bに相当させるように調整して領域Bの部分を遮光する
ようにしてもよい。なお、この絞り装置43は、図12
に示したように、液晶パネル絞り装置60を用いてもよ
いし、図13に示したように、2枚の遮光板611 ,6
12 を電動により適当に移動させ、その遮光板611 ,
612 の組合わせによって、領域Bの部分を遮光する機
械式絞り装置を用いてもよい。
の領域Aに限定し領域Bの部分には光線が到達しないよ
うに、画像処理制御装置20の表示制御部204 に指示
して、プロジェクタ91 の液晶ライトバルブの透過面の
領域Bに相当する部分をマスクし遮光させたが、図11
に示したように、第1のプロジェクタ91 の投光面に絞
り装置43を設け、この絞り装置43の絞り範囲を領域
Bに相当させるように調整して領域Bの部分を遮光する
ようにしてもよい。なお、この絞り装置43は、図12
に示したように、液晶パネル絞り装置60を用いてもよ
いし、図13に示したように、2枚の遮光板611 ,6
12 を電動により適当に移動させ、その遮光板611 ,
612 の組合わせによって、領域Bの部分を遮光する機
械式絞り装置を用いてもよい。
【0045】また、上記第3の実施例では、第1のプロ
ジェクタ91 に対応する遮光領域Bについてのみプロジ
ェクタ91 の液晶ライトバルブの透過面の一部を不透過
とし、第2のプロジェクタ92 からの投影画像をズーム
レンズによってサイズを縮小しその遮光領域Bに投影す
ることによって、同時表示を達成しているが、第1のプ
ロジェクタ91 の遮光と同様、第2のプロジェクタ92
の液晶ライトバルブの透過面の前記一部以外の部分を不
透過とし、同時表示を達成することとしてもよい。図1
4はこの手段を達成するための構成図であり、図15は
図8と同様の第1のプロジェクタ91 に対応する遮光領
域Bを示す図であり、図16は第2のプロジェクタ92
に対応する遮光領域Cを示す図であり、図17は第1の
プロジェクタ91 と第2のプロジェクタ92 による同時
表示の様子を示した図である。なお、この場合も、図1
8に示したように、第1のプロジェクタ91 および第2
のプロジェクタ92 のそれぞれの投光面に図12に示し
た液晶パネル絞り装置60又は図13に示した機械式絞
り装置等の絞り装置43を設けて、第1のプロジェクタ
91 および第2のプロジェクタ92 の液晶ライトバルブ
の不透過領域を調整することに代えてもよい。
ジェクタ91 に対応する遮光領域Bについてのみプロジ
ェクタ91 の液晶ライトバルブの透過面の一部を不透過
とし、第2のプロジェクタ92 からの投影画像をズーム
レンズによってサイズを縮小しその遮光領域Bに投影す
ることによって、同時表示を達成しているが、第1のプ
ロジェクタ91 の遮光と同様、第2のプロジェクタ92
の液晶ライトバルブの透過面の前記一部以外の部分を不
透過とし、同時表示を達成することとしてもよい。図1
4はこの手段を達成するための構成図であり、図15は
図8と同様の第1のプロジェクタ91 に対応する遮光領
域Bを示す図であり、図16は第2のプロジェクタ92
に対応する遮光領域Cを示す図であり、図17は第1の
プロジェクタ91 と第2のプロジェクタ92 による同時
表示の様子を示した図である。なお、この場合も、図1
8に示したように、第1のプロジェクタ91 および第2
のプロジェクタ92 のそれぞれの投光面に図12に示し
た液晶パネル絞り装置60又は図13に示した機械式絞
り装置等の絞り装置43を設けて、第1のプロジェクタ
91 および第2のプロジェクタ92 の液晶ライトバルブ
の不透過領域を調整することに代えてもよい。
【0046】次に第4に実施例について説明する。な
お、本実施例は、先の第1、第2又は第3の実施例に適
用可能である。本実施例は、放射線画像検査室内のスク
リーン近傍の明るさや投影画像の拡大率による投影画像
の鮮明度の低下の影響を軽減しようとするものである。
この「投影画像の鮮明度の低下の影響の軽減」を達成す
るために、ここでは、スクリーン近傍の明るさ(照度)
や投影画像の拡大率に関して考慮して、スクリーンへの
到達光度を調整することにより行う。スクリーンへの到
達光度の調整は、ここでは、プロジェクタの投影光源自
体の発光強度を調整する方法や、その発光強度を調整す
る代わりに投影光源の発光強度を一定としてプロジェク
タの投光面に設けた透過光量減衰機構により透過光量を
適当に減衰して調整する方法を採用する。
お、本実施例は、先の第1、第2又は第3の実施例に適
用可能である。本実施例は、放射線画像検査室内のスク
リーン近傍の明るさや投影画像の拡大率による投影画像
の鮮明度の低下の影響を軽減しようとするものである。
この「投影画像の鮮明度の低下の影響の軽減」を達成す
るために、ここでは、スクリーン近傍の明るさ(照度)
や投影画像の拡大率に関して考慮して、スクリーンへの
到達光度を調整することにより行う。スクリーンへの到
達光度の調整は、ここでは、プロジェクタの投影光源自
体の発光強度を調整する方法や、その発光強度を調整す
る代わりに投影光源の発光強度を一定としてプロジェク
タの投光面に設けた透過光量減衰機構により透過光量を
適当に減衰して調整する方法を採用する。
【0047】まず、図19は、スクリーン近傍の明るさ
(照度)を検出して、その検出値に基づいてプロジェク
タの投影光源自体の発光強度を調整する場合の構成を示
した図である。なお、図19において、先の実施例と同
一の部分は同一符号を付して、説明は省略する。明るさ
検出手段31は、例えばフォトトランジスタであり、ス
クリーン7に近傍した位置、例えばスクリーン7の辺縁
部に設置され、明るさ(照度)を検出して、その検出値
を制御手段32に出力する。制御手段32は、その検出
値に応じて、プロジェクタの投影光源の発光量を制御す
べく、図示しない投影光源電圧(電流)供給装置の供給
電圧を制御する。この制御方法は、スクリーン近傍が非
常に明るいときには、プロジェクタの投影光源の発光量
を増大させ、反対にスクリーン近傍が暗いときには、プ
ロジェクタの投影光源の発光量を抑えることを内容とす
る制御方法であって、この結果、スクリーン近傍の明る
さに影響されることなく、スクリーン上の投影画像は常
に一定の鮮明度を保つことができる。なお、検出値に対
する発光量の制御レベルは、スクリーン近傍の様々な明
るさ(明るさ検出手段31の検出値)に最適なプロジェ
クタの投影光源の発光量を実験的、経験的に求め、予め
設定し、制御手段32のメモリ内にテーブル形式で記憶
しておくことにより対応するものとする。もちろん、所
定の計算式により検出値等を変数として前記制御レベル
を算出することとしてもよい。
(照度)を検出して、その検出値に基づいてプロジェク
タの投影光源自体の発光強度を調整する場合の構成を示
した図である。なお、図19において、先の実施例と同
一の部分は同一符号を付して、説明は省略する。明るさ
検出手段31は、例えばフォトトランジスタであり、ス
クリーン7に近傍した位置、例えばスクリーン7の辺縁
部に設置され、明るさ(照度)を検出して、その検出値
を制御手段32に出力する。制御手段32は、その検出
値に応じて、プロジェクタの投影光源の発光量を制御す
べく、図示しない投影光源電圧(電流)供給装置の供給
電圧を制御する。この制御方法は、スクリーン近傍が非
常に明るいときには、プロジェクタの投影光源の発光量
を増大させ、反対にスクリーン近傍が暗いときには、プ
ロジェクタの投影光源の発光量を抑えることを内容とす
る制御方法であって、この結果、スクリーン近傍の明る
さに影響されることなく、スクリーン上の投影画像は常
に一定の鮮明度を保つことができる。なお、検出値に対
する発光量の制御レベルは、スクリーン近傍の様々な明
るさ(明るさ検出手段31の検出値)に最適なプロジェ
クタの投影光源の発光量を実験的、経験的に求め、予め
設定し、制御手段32のメモリ内にテーブル形式で記憶
しておくことにより対応するものとする。もちろん、所
定の計算式により検出値等を変数として前記制御レベル
を算出することとしてもよい。
【0048】図20は、投影画像の拡大率に基づいて、
プロジェクタからの投影光の調整する場合の構成を示し
た図である。投影画像の拡大率を大きく、すなわち投影
画像の一部を拡大して表示する場合と、小さく、すなわ
ち投影画像を縮小して表示する場合とを比較すると、原
画像の単位領域の投影範囲が、前者は広く、後者は狭く
なる。そのために、スクリーン上の単位面積当りの受光
量が、拡大率を大きくした場合にはこの拡大率を変更し
ないときより減少し、投影画像のスクリーン上の輝度が
低下(暗過ぎる)し、一方、拡大率を小さくした場合に
はこの拡大率を変更しないときより増加することとな
り、投影画像のスクリーン上の輝度が過剰(明る過ぎ
る)となる。この不具合を解決するために、拡大率を大
きくした場合には、プロジェクタ9の投影光源91 の発
光強度を高くし、拡大率を小さくした場合には、プロジ
ェクタ9の投影光源91 の発光強度を抑えるように制御
する。この制御は、画像処理制御装置20からプロジェ
クタ9の図示しない投影光源電圧(電流)供給装置へ該
拡大率に応じた信号を供給することにより行う。なお、
この信号は、前段の場合と同様、画像処理制御装置20
から様々な拡大率に対応する最適なプロジェクタの投影
光源の発光量を実験的、経験的に得た対応表を記憶した
ROM等のメモリを介して前記投影光源電圧(電流)供
給装置へ供給するようにすればよい。このように、投影
画像の拡大率の変化に影響されることなく、スクリーン
上の投影画像は常に一定の鮮明度を保つことができる。
プロジェクタからの投影光の調整する場合の構成を示し
た図である。投影画像の拡大率を大きく、すなわち投影
画像の一部を拡大して表示する場合と、小さく、すなわ
ち投影画像を縮小して表示する場合とを比較すると、原
画像の単位領域の投影範囲が、前者は広く、後者は狭く
なる。そのために、スクリーン上の単位面積当りの受光
量が、拡大率を大きくした場合にはこの拡大率を変更し
ないときより減少し、投影画像のスクリーン上の輝度が
低下(暗過ぎる)し、一方、拡大率を小さくした場合に
はこの拡大率を変更しないときより増加することとな
り、投影画像のスクリーン上の輝度が過剰(明る過ぎ
る)となる。この不具合を解決するために、拡大率を大
きくした場合には、プロジェクタ9の投影光源91 の発
光強度を高くし、拡大率を小さくした場合には、プロジ
ェクタ9の投影光源91 の発光強度を抑えるように制御
する。この制御は、画像処理制御装置20からプロジェ
クタ9の図示しない投影光源電圧(電流)供給装置へ該
拡大率に応じた信号を供給することにより行う。なお、
この信号は、前段の場合と同様、画像処理制御装置20
から様々な拡大率に対応する最適なプロジェクタの投影
光源の発光量を実験的、経験的に得た対応表を記憶した
ROM等のメモリを介して前記投影光源電圧(電流)供
給装置へ供給するようにすればよい。このように、投影
画像の拡大率の変化に影響されることなく、スクリーン
上の投影画像は常に一定の鮮明度を保つことができる。
【0049】なお、上述した2種(図19、図20)の
スクリーン上の投影画像を常に一定の鮮明度に保つ方法
は、プロジェクタの投影光源の発光強度を調整していた
が、この投影光源の発光強度を一定としてプロジェクタ
の投光面に設けられた透過光量減衰機構により透過光量
を適当に減衰して調整することによっても、達成でき
る。図21は、図19に示した「スクリーン近傍の明る
さ(照度)を検出して、その検出値に基づいてプロジェ
クタの投影光源自体の発光強度を調整する」手段に、こ
の透過光量減衰機構を適用した場合のブロック図である
が、図20に示した手段にも同様に適用できる。透過光
量減衰機構35は、印加電圧を変化させることによっ
て、透過光量を変化することができるような手段、例え
ば液晶パネルを用いる。なお、この液晶パネルの透過面
は均一にその濃度が変化し、透過光量を均一に調整する
ことができるものである。制御手段32は、明るさ検出
手段31からの検出値を入力し、最適な透過光量を得る
べくその検出値に応じて液晶パネル35への印加電圧を
調整する。なお、検出値と、印加電圧との関係は、予め
実験的、経験的に求め、制御手段32のメモリ内にテー
ブル形式で記憶しておくことにより対応するものとす
る。もちろん、所定の計算式により検出値等を変数とし
て印加電圧の制御レベルを算出することとしてもよい。
スクリーン上の投影画像を常に一定の鮮明度に保つ方法
は、プロジェクタの投影光源の発光強度を調整していた
が、この投影光源の発光強度を一定としてプロジェクタ
の投光面に設けられた透過光量減衰機構により透過光量
を適当に減衰して調整することによっても、達成でき
る。図21は、図19に示した「スクリーン近傍の明る
さ(照度)を検出して、その検出値に基づいてプロジェ
クタの投影光源自体の発光強度を調整する」手段に、こ
の透過光量減衰機構を適用した場合のブロック図である
が、図20に示した手段にも同様に適用できる。透過光
量減衰機構35は、印加電圧を変化させることによっ
て、透過光量を変化することができるような手段、例え
ば液晶パネルを用いる。なお、この液晶パネルの透過面
は均一にその濃度が変化し、透過光量を均一に調整する
ことができるものである。制御手段32は、明るさ検出
手段31からの検出値を入力し、最適な透過光量を得る
べくその検出値に応じて液晶パネル35への印加電圧を
調整する。なお、検出値と、印加電圧との関係は、予め
実験的、経験的に求め、制御手段32のメモリ内にテー
ブル形式で記憶しておくことにより対応するものとす
る。もちろん、所定の計算式により検出値等を変数とし
て印加電圧の制御レベルを算出することとしてもよい。
【0050】図22は、スクリーン近傍の明るさ(照
度)と投影画像の拡大率との両方を考慮して、スクリー
ンへの到達光度を調整するものである。スクリーンへの
到達光度の調整は、ここでは、透過光量減衰機構35を
用いて透過光量を調整することより行うこととするが、
もちろんプロジェクタの投影光源自体の発光強度を調整
することにより行うこととしてもよい。なお、明るさ検
出手段31からの検出値および投影画像の拡大率と、透
過光量減衰機構35への制御信号(印加電圧)との関係
は、予め実験的、経験的に求め、制御手段32のメモリ
内にテーブル形式で記憶しておくことにより対応するも
のとする。もちろん、所定の計算式により検出値等を変
数として印加電圧の制御レベルを算出することとしても
よい。
度)と投影画像の拡大率との両方を考慮して、スクリー
ンへの到達光度を調整するものである。スクリーンへの
到達光度の調整は、ここでは、透過光量減衰機構35を
用いて透過光量を調整することより行うこととするが、
もちろんプロジェクタの投影光源自体の発光強度を調整
することにより行うこととしてもよい。なお、明るさ検
出手段31からの検出値および投影画像の拡大率と、透
過光量減衰機構35への制御信号(印加電圧)との関係
は、予め実験的、経験的に求め、制御手段32のメモリ
内にテーブル形式で記憶しておくことにより対応するも
のとする。もちろん、所定の計算式により検出値等を変
数として印加電圧の制御レベルを算出することとしても
よい。
【0051】以上のように本実施例によれば、放射線画
像検査室内のスクリーン近傍の明るさや投影画像の拡大
率による投影画像の鮮明度の低下の影響を軽減でき、常
に一定の最適な鮮明度の投影画像を術者に提供すること
ができる。
像検査室内のスクリーン近傍の明るさや投影画像の拡大
率による投影画像の鮮明度の低下の影響を軽減でき、常
に一定の最適な鮮明度の投影画像を術者に提供すること
ができる。
【0052】本発明は、上記実施例に限定されることな
く種々変更して実施可能である。例えば、放射線画像表
示装置に画像を出力する装置は、上記実施例では放射線
画像収集装置であったが、もちろん磁気共鳴イメージン
グ装置等の他の画像収集装置としてもよいし、画像収集
装置から得た画像を記憶している画像記憶装置であって
もよい。
く種々変更して実施可能である。例えば、放射線画像表
示装置に画像を出力する装置は、上記実施例では放射線
画像収集装置であったが、もちろん磁気共鳴イメージン
グ装置等の他の画像収集装置としてもよいし、画像収集
装置から得た画像を記憶している画像記憶装置であって
もよい。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、放
射線画像等を術者に提示するべくモニタを用いる代わり
に、前記放射線画像検査室の天井面に近接して設けられ
た投影手段からの投影像を、前記放射線画像検査室の天
井から吊下げてかつ前記投影手段に対峙して設けられた
スクリーン上に結像し可視化し、術者に提示することと
したことによって、モニタを設置するために必要として
いた空間領域を大幅に減少させることができ、その結
果、術者の行動範囲を拡大でき、C型のリング,支持
部,手術室の壁面等,また無影灯の照明範囲との干渉を
軽減し術者が見易い位置に放射線画像等を表示すること
ができる放射線画像検査室内で用いられる放射線画像表
示装置を提供することができる。
射線画像等を術者に提示するべくモニタを用いる代わり
に、前記放射線画像検査室の天井面に近接して設けられ
た投影手段からの投影像を、前記放射線画像検査室の天
井から吊下げてかつ前記投影手段に対峙して設けられた
スクリーン上に結像し可視化し、術者に提示することと
したことによって、モニタを設置するために必要として
いた空間領域を大幅に減少させることができ、その結
果、術者の行動範囲を拡大でき、C型のリング,支持
部,手術室の壁面等,また無影灯の照明範囲との干渉を
軽減し術者が見易い位置に放射線画像等を表示すること
ができる放射線画像検査室内で用いられる放射線画像表
示装置を提供することができる。
【図1】本発明の第1の実施例に係る放射線画像検査室
内で用いられる放射線画像表示装置の概略を示した斜視
図。
内で用いられる放射線画像表示装置の概略を示した斜視
図。
【図2】図1に示した放射線画像表示装置を構成を示す
ブロック図。
ブロック図。
【図3】第2の実施例に係る放射線画像検査室内で用い
らえる放射線画像表示装置の主要部の構成を示した平面
図。
らえる放射線画像表示装置の主要部の構成を示した平面
図。
【図4】図3に示した放射線画像表示装置により、2種
類の画像を同時表示するときの画像処理制御装置からの
2種類の画像の切替えタイミングに対する立方体プリズ
ムの位置について示したタイムチャート。
類の画像を同時表示するときの画像処理制御装置からの
2種類の画像の切替えタイミングに対する立方体プリズ
ムの位置について示したタイムチャート。
【図5】図3に示した第2の実施例装置による効果と同
様の効果が得られる他の実施例の構成について示した平
面図。
様の効果が得られる他の実施例の構成について示した平
面図。
【図6】図5に示した実施例に関する2種類の画像の切
替えタイミングに対する2つの光学シャッタの開閉タイ
ミングについて示したタイムチャート。
替えタイミングに対する2つの光学シャッタの開閉タイ
ミングについて示したタイムチャート。
【図7】第3の実施例に係る放射線画像検査室内で用い
られる放射線画像表示装置の構成を示したブロック図。
られる放射線画像表示装置の構成を示したブロック図。
【図8】図7に示した第1のプロジェクタによるスクリ
ーン上の投影領域の一例を示す図。
ーン上の投影領域の一例を示す図。
【図9】図7に示した第2のプロジェクタによるスクリ
ーン上の投影領域の一例を示す図。
ーン上の投影領域の一例を示す図。
【図10】図7に示した第1,第2のプロジェクタによ
り同時表示した場合の各投影領域の関係について示す
図。
り同時表示した場合の各投影領域の関係について示す
図。
【図11】図7に示した第3の実施例装置における遮光
領域を得る手段として絞り装置を用いた場合の装置構成
を示すブロック図。
領域を得る手段として絞り装置を用いた場合の装置構成
を示すブロック図。
【図12】図11に示した絞り装置として用いる液晶パ
ネル式絞り装置について示す図。
ネル式絞り装置について示す図。
【図13】図11に示した絞り装置として用いる機械式
絞り装置について示す図。
絞り装置について示す図。
【図14】図7に示した第3の実施例装置における第1
のプロジェクタの遮光領域を得る手段を、第2のプロジ
ェクタについても適用した場合の装置構成を示すブロッ
ク図。
のプロジェクタの遮光領域を得る手段を、第2のプロジ
ェクタについても適用した場合の装置構成を示すブロッ
ク図。
【図15】図14に示した第1のプロジェクタによるス
クリーン上の遮光領域の一例を示す図。
クリーン上の遮光領域の一例を示す図。
【図16】図14に示した第2のプロジェクタによるス
クリーン上の遮光領域の一例を示す図。
クリーン上の遮光領域の一例を示す図。
【図17】図14に示した第1,第2のプロジェクタに
より同時表示した場合の各遮光領域の関係について示す
図。
より同時表示した場合の各遮光領域の関係について示す
図。
【図18】図14に示した装置について図11の場合と
同様に第1,第2のプロジェクタに関する各遮光領域を
得る手段として絞り装置を用いた場合の装置構成を示す
ブロック図。
同様に第1,第2のプロジェクタに関する各遮光領域を
得る手段として絞り装置を用いた場合の装置構成を示す
ブロック図。
【図19】第4の実施例に係る放射線画像検査室内で用
いられる放射線画像表示装置の一例として、スクリーン
近傍の明るさに応じてプロジェクタからの発光強度を調
整することによりスクリーンへの到達光量を調整する方
法を適用した場合の装置構成を示したブロック図。
いられる放射線画像表示装置の一例として、スクリーン
近傍の明るさに応じてプロジェクタからの発光強度を調
整することによりスクリーンへの到達光量を調整する方
法を適用した場合の装置構成を示したブロック図。
【図20】図19に示した第4の実施例に係る放射線画
像検査室内で用いられる放射線画像表示装置の他の例と
して、投影画像の拡大率に応じてプロジェクタからの発
光強度を調整することによりスクリーンへの到達光量を
調整する方法を適用した場合の装置構成を示したブロッ
ク図。
像検査室内で用いられる放射線画像表示装置の他の例と
して、投影画像の拡大率に応じてプロジェクタからの発
光強度を調整することによりスクリーンへの到達光量を
調整する方法を適用した場合の装置構成を示したブロッ
ク図。
【図21】図19に示した第4の実施例に係る放射線画
像検査室内で用いられる放射線画像表示装置についてプ
ロジェクタからの発光強度自体を調整する代わりにプロ
ジェクタの投光面に設けた透過光量減衰機構によりスク
リーンへの到達光量を調整する方法を適用した場合の装
置構成を示したブロック図。
像検査室内で用いられる放射線画像表示装置についてプ
ロジェクタからの発光強度自体を調整する代わりにプロ
ジェクタの投光面に設けた透過光量減衰機構によりスク
リーンへの到達光量を調整する方法を適用した場合の装
置構成を示したブロック図。
【図22】第4の実施例に係る放射線画像検査室内で用
いられる放射線画像表示装置について、スクリーン近傍
の明るさ及び投影画像の拡大率に応じてスクリーンへの
到達光量を調整する方法を適用した場合の装置構成を示
したブロック図。
いられる放射線画像表示装置について、スクリーン近傍
の明るさ及び投影画像の拡大率に応じてスクリーンへの
到達光量を調整する方法を適用した場合の装置構成を示
したブロック図。
【図23】従来のモニタにより透視画像等を表示する放
射線画像検査室内で用いられるX線テレビジョン装置の
概略的な構成について示した斜視図。
射線画像検査室内で用いられるX線テレビジョン装置の
概略的な構成について示した斜視図。
1…支持器、2…X線装置、3…絞り装置、4…イメー
ジインテンシファイヤ、5…TVカメラ、6…寝台、7
…スクリーン、9…プロジェクタ、10…プロジェクタ
天吊り装置、11…スクリーン天吊り装置、20…画像
処理制御装置。
ジインテンシファイヤ、5…TVカメラ、6…寝台、7
…スクリーン、9…プロジェクタ、10…プロジェクタ
天吊り装置、11…スクリーン天吊り装置、20…画像
処理制御装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮田 信行 栃木県大田原市下石上1385番の1 株式会 社東芝那須工場内 (72)発明者 青木 邦夫 栃木県大田原市下石上1385番の1 株式会 社東芝那須工場内 (72)発明者 清武 博文 栃木県大田原市下石上1385番の1 株式会 社東芝那須工場内
Claims (7)
- 【請求項1】 放射線画像検査室内で用いられる放射線
画像表示装置において、 前記放射線画像検査室の天井から吊下げられて保持され
たスクリーンと、 前記放射線画像検査室の天井面に前記スクリーンと対峙
して設けられ、外部から供給された画像を前記スクリー
ンに投影し可視化する投影手段とを具備することを特徴
とする放射線画像表示装置。 - 【請求項2】放射線画像検査室内で用いられる放射線画
像表示装置において、 前記放射線画像検査室の天井から吊下げられて保持され
たスクリーンと、 前記放射線画像検査室の天井面に前記スクリーンと対峙
して設けられ、外部から供給された複数種類の画像それ
ぞれについて微少な時間間隔で切換えながら前記スクリ
ーンに投影し可視化する投影手段と、 前記投影手段と前記スクリーンとにより規定される投影
経路の一部に設けられ、前記時間間隔に同期して前記複
数種類の画像毎に前記投影経路を変更する手段とを具備
することを特徴とする放射線画像表示装置。 - 【請求項3】放射線画像検査室内で用いられる放射線画
像表示装置において、 前記放射線画像検査室の天井から吊下げられて保持され
たスクリーンと、 前記放射線画像検査室の天井面に前記スクリーンと対峙
して設けられ、外部から供給された複数の画像を前記ス
クリーンに投影し可視化する複数の投影手段と、 前記複数の投影手段からの各投影像の前記スクリーンに
対する投影範囲を区分する手段とを具備することを特徴
とする放射線画像表示装置。 - 【請求項4】前記放射線画像検査室内の明るさを検出
し、その検出値に応じて前記投影手段の投影強度を制御
する手段をさらに有することを特徴とする請求項1、請
求項2又は請求項3に記載の放射線画像表示装置。 - 【請求項5】前記投影手段と前記スクリーンの間に設け
られ、投影光の透過度を変化させる光量減衰機構と、 前記放射線画像検査室内の明るさを検出し、その検出値
に応じて前記光量減衰機構の前記透過度を制御する手段
とをさらに有することを特徴とする請求項1、請求項2
又は請求項3に記載の放射線画像表示装置。 - 【請求項6】前記スクリーン上に投影する前記投影像の
表示範囲に応じて、前記投影手段の投影強度を制御する
手段をさらに有することを特徴とする請求項1、請求項
2又は請求項3に記載の放射線画像表示装置。 - 【請求項7】前記投影手段と前記スクリーンの間に設け
られ、投影光の透過度を変化させる光量減衰機構と、 前記スクリーン上に投影する前記投影像の表示範囲に応
じて、前記光量減衰機構の前記透過度を制御する手段と
をさらに有することを特徴とする請求項1、請求項2又
は請求項3に記載の放射線画像表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3329009A JPH0663033A (ja) | 1991-12-12 | 1991-12-12 | 放射線画像検査室内で用いられる放射線画像表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3329009A JPH0663033A (ja) | 1991-12-12 | 1991-12-12 | 放射線画像検査室内で用いられる放射線画像表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0663033A true JPH0663033A (ja) | 1994-03-08 |
Family
ID=18216588
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3329009A Pending JPH0663033A (ja) | 1991-12-12 | 1991-12-12 | 放射線画像検査室内で用いられる放射線画像表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0663033A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09226214A (ja) * | 1996-02-27 | 1997-09-02 | Hokuriku Nippon Denki Software Kk | プリンタ情報の通知方式 |
JP2000262518A (ja) * | 1999-01-13 | 2000-09-26 | Toshiba Corp | X線コンピュータ断層撮影装置 |
JP2011229596A (ja) * | 2010-04-26 | 2011-11-17 | T & M Corporation:Kk | 医療用処置室、医療用支援システム |
JP2014004364A (ja) * | 2012-06-26 | 2014-01-16 | Siemens Aktiengesellschaft | 制御ユニットと患者および/または操作者との間の通信方法および医用画像化装置 |
-
1991
- 1991-12-12 JP JP3329009A patent/JPH0663033A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09226214A (ja) * | 1996-02-27 | 1997-09-02 | Hokuriku Nippon Denki Software Kk | プリンタ情報の通知方式 |
JP2000262518A (ja) * | 1999-01-13 | 2000-09-26 | Toshiba Corp | X線コンピュータ断層撮影装置 |
JP2011229596A (ja) * | 2010-04-26 | 2011-11-17 | T & M Corporation:Kk | 医療用処置室、医療用支援システム |
JP2014004364A (ja) * | 2012-06-26 | 2014-01-16 | Siemens Aktiengesellschaft | 制御ユニットと患者および/または操作者との間の通信方法および医用画像化装置 |
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