JP2014004364A - 制御ユニットと患者および／または操作者との間の通信方法および医用画像化装置 - Google Patents

Abstract

【課題】医用画像化検査のための準備中および／または医用画像化検査中に、制御ユニットと検査室内にいる操作者および／または患者との間で特に時間を節約した通信を行うことを可能にする通信方法を提供する。
【解決手段】患者寝台装置１８上に位置決めされた対象物および／または操作者２２の対象物データを対象物データ取得ユニット２４により取得するステップと、それらの取得された対象物データを対象物データ取得ユニット２４から制御ユニット３０へ伝達するステップと、それらの取得された対象物データに基づいて、患者寝台装置１８上に位置決めされた対象物および／または操作者２２の情報を制御ユニット３０により求めるステップと、その求められた情報に基づいて出力情報を発生するステップと、その出力情報を検査室１９内に出力するステップ。
【選択図】図１

Description

本発明は、医用画像化検査のための検査室の外側にある制御室内に配置された医用画像化装置の制御ユニットと、検査室内にいる操作者および／または患者寝台装置上に位置決めされて検査室内にいる患者との間で通信する方法に関する。

例えば磁気共鳴装置、コンピュータトモグラフィ装置、ＰＥＴ装置（陽電子放出トモグラフィ装置）等の医用画像化装置を用いた医用画像化検査は、さまざまの医学的診断に応用されている。医用画像化検査に関しては、一方ではコストの理由から、他方では運動性器官の画像作成のために、常に短い検査時間が望まれている。これは、例えば患者準備の期間中に、患者寝台装置上において医用画像化検査のために正しい位置に患者を位置決めする際に、あるいは、例えば特に専ら磁気共鳴検査ために用いる局所コイルおよび／または心電図ユニット（ＥＣＧユニット）のような付属ユニットを位置決めする際に、医用画像化検査を担当する操作者の高い注意力を必要とする。この場合に誤った位置決めは、患者寝台装置の上方において、誤った位置決めをされた対象物の望ましくない突出部分をもたらし、それにともなって患者寝台装置の移動時に、例えばケーブル圧潰および／または患者負傷等の、誤った位置決めをされた対象物の損傷をもたらす。磁気共鳴検査中に患者ができる限り殆ど動かないようにすることも必要である。何故ならば、これが測定の質を落とすからである。

従って、本発明の課題は、医用画像化検査のための準備中および／または医用画像化検査中に制御ユニットと検査室内にいる操作者および／または患者との間において特に時間を節約した通信を行うことを可能にする方法および装置を提供することにある。

この課題は、独立の請求項の特徴事項によって解決される。有利な実施形態は従属請求項に記載されている。

本発明は、医用画像化検査のための検査室の外側にある制御室内に配置された医用画像化装置の制御ユニットと、検査室内にいる操作者および／または患者寝台装置上に位置決めされて検査室内にいる患者との間で通信する方法から出発し、次の方法ステップ、即ち、
患者寝台装置上に位置決めされた対象物および／または操作者の対象物データを対象物データ取得ユニットにより取得するステップと、
対象物データ取得ユニットによって取得された対象物データを制御ユニットへ伝達するステップと、
取得された対象物データに基づいて、操作者の情報および／または患者寝台装置上に位置決めされた対象物の情報を制御ユニットにより求めるステップと、
求められた情報に基づいて出力情報を発生するステップと、
出力情報を検査室内において出力するステップと、
を含む。

これによって、とりわけ患者の準備および／または前処理の期間中において、制御室内に配置された制御ユニットと、検査室内にいる患者および／または操作者との間での格別に時間を節約した通信が達成されるので、操作者は、制御ユニットとの通信をするのに検査室からもはや離れる必要がない。制御ユニットおよび制御室内に配置された医用画像化装置のシステム制御ユニットは、制御室内に直接的な出力手段、例えばモニタを有する。これによって、医用画像化検査の期間中にも患者との通信を行うことができる。更に、患者寝台装置上に配置された対象物の格別に時間を節約した高速の制御を行うことができ、従って医用画像化検査、例えば磁気共鳴検査、コンピュータ断層撮影検査および／または専門家が有効とみなす他の医用画像化検査の期間中の安全性を有利に高めることができる。とりわけ、医用画像化装置の患者寝台装置上に配置された少なくとも１つの対象物の対象物データを取得するための本発明による方法の流れは、特に、医用画像化検査前の患者寝台装置上での患者の前処理（準備）および／または位置決めを監視し、患者寝台装置上における患者の前処理（準備）および／または位置決めの期間中に起こり得るエラーを早期に認識し、それによりエラーのある医用画像化検査を回避することを可能にする。更に、出力情報により、医用画像化検査を担当する医療従事者、特に操作者は、患者寝台装置上における患者の前処理および／または位置決めの期間中に起こり得るエラー源を速やかに指摘されるので、このようにして操作者により即座にエラー修正が行われ、従って格別に時間を節約した患者の前処理および／または位置決めを行うことができる。更に、それによって、付属の患者前処理を伴う医用画像化検査によって引き起こされる患者の緊張状態を有利に短縮することができる。

この関連において患者寝台装置上に配置された対象物とは、特に、人間の患者、又は例えば磁気共鳴検査用の局所コイルおよび／またはＥＣＧユニット等の医用画像化検査用の付属ユニットであると理解すべきである。出力情報は、患者寝台装置上に位置決めされた対象物の求められた情報とは異なることが好ましい。

患者寝台装置上に配置された対象物の求められた情報は、医用画像化検査の期間中における位置情報および／または運動情報を含むとよい。それによって、常に医用画像化検査の期間中における患者の位置および／または望ましくない運動に関して患者の有利な制御を行うことができる。更に、これによって格別に速やかに、医用画像化検査の期間中における患者の望ましくない運動に特に迅速に反応することができる。落ち着かない患者には、医用画像化検査中に通信ユニットにより、動かないように注意を促すこともでき、この場合に操作者は検査室に入る必要がない。

この場合に、出力情報が、少なくとも１つの安全上の指摘、および／または、患者および／または操作者に対する指示を含むとよく、従って患者および／または操作者に関して危険状態が認識された際に、直接的に制御ユニットによって適切な安全上の指摘が発生されて出力される。安全上の指摘および／または、例えば呼吸指示等の如き指示は、検査測定中にも患者に対して出力することができる。

この場合に、安全上の指摘は、患者寝台装置上における患者および／または他の対象物の誤った位置決めを指摘すること、および／または、医用画像化検査のための患者の準備中に起こり得る危険領域を指摘することが特に有利である。危険状態を検出するためには、制御ユニットによって求められた情報が、例えば位置照会および／または運動照会を含み得る安全値と比較されるとよい。安全値の超過時にはじめて警告を含む出力情報が発生されるのが有利である。警告は音響的および／または光学的に検査室内に出力される。

更に、出力情報が、医用画像化検査中における患者のための少なくとも１つの癒し画像および／または光学的刺激を含むことが提案されている。それによって、患者は、気分および／または運動に関連して医用画像化検査にとって有利な状態、特に安静状態および／または癒し状態に移行される。患者の気分および／または運動は対象物データ取得ユニットにより検出される。

対象物データの取得は、３Ｄ画像データ取得ユニットにより光学的３Ｄ画像データを取得することによって行うことができる。３Ｄ画像データ取得ユニットは、最大１０ｍｍ、好ましくは最大５ｍｍ、特に好ましくは最大３ｍｍの精度を持つ大きなスキャン範囲、特に患者寝台装置全体をカバーするスキャン範囲を有する従来の３Ｄスキャナによって構成されているとよく、それによって格別にコスト効率の良い３Ｄ画像データ取得ユニットを本発明による方法に使用することができる。３Ｄ画像データは異なる撮影時間で取得された少なくとも２つの画像を有し、患者寝台装置上に位置決めされた対象物の情報はこれらの少なくとも２つの画像から求められる。３Ｄ画像データの取得は、患者寝台装置上に配置された対象物および／または操作者の物体的特徴の検出と一緒に行うとよい。代替又は追加として、音響式対象物データ取得ユニットを用いて音響的対象物データを取得することによって、対象物データの取得を行うとよい。

本発明の他の実施形態においては、出力情報が少なくとも部分的に音声出力情報によって構成されていることが提案されている。それによって、特に操作者は、光学的な焦点を例えば患者準備部位に向け、更に出力情報の提供を受けることができる。

更に、出力情報が、少なくとも部分的に、検査室内で表示面上に投影される光学的出力情報を含むことが提案されている。これによって、格別に高速かつ簡単に、操作者および／または患者が出力情報に気づき、あるいは出力情報が操作者および／または患者によって把握される。更に、光学的出力情報は患者のための癒し画像を含み、医用画像化検査中に患者はこの癒し画像に精神を集中し、これにより医用画像化検査を妨げ得る患者の動きは殆どなくなる。この関連において、表示面とは、とりわけ、検出器ユニットのハウジングの特に表面、および／または患者寝台装置の表面、および／または患者の表面であると理解すべきである。これらの表面上に光学的出力情報が投影される。これらの表面は操作者および／または患者の視野内に配置されている。

更に、表示面に対して最大のコントラストを有する光学的出力情報が出力されることが提案されている。これによって操作者および／または患者のための光学的出力情報の有利な光学的視認性を達成することができる。この場合に、表示面および表示面の周囲を対象物データ取得ユニット、特に３Ｄ画像データ取得ユニットにより検出して、制御ユニットによってコントラストおよび／またはカラー構成に関して評価し、しかる後に制御ユニットによって表示面に対して最大のコントラストを有する光学的出力情報を発生させるとよい。

更に、表示面が操作者および／または患者の注視方向に関連して選択されることが提案されている。この場合に、取得された対象物データ、特に光学的対象物データから、操作者および／または患者の注視方向が制御ユニットにより求められ、しかる後に制御ユニットによって、操作者および／または患者の周囲内で取得された対象物データに基づいて、光学的出力情報のための適切な表示面が求められるとよい。この場合に、患者および／または操作者は格別に快適に光学的出力への注意を促され、その際に操作者および／または患者はそれまでの注視方向を変える必要がない。更に、操作者も運動経過および／または作業経過を中断することなく出力情報を受け入れることができる。更に、このようにして操作者および／または患者に対する格別に迅速な情報伝達を行うことができる。

本発明の代替的な実施形態では、光学的出力情報がデータバンクに記憶された医用画像情報を含み、該医用画像情報が患者上に投影されることが提案されている。それによって例えばアトラス画像を、医用画像化検査のための患者の準備中に患者の検査すべきスキャン部位の上に投影することができ、このようにして操作者のためにスキャン範囲選択のための有利な制御をもたらすことができる。

光学的出力情報が少なくとも部分的に光学的制御パネルを含むと特に有利である。光学的制御パネルは表示面の上に投影された制御パネル（コントロールパネル）によって形成されているとよい。患者が、しかし特に有利には操作者が、ジェスチャーおよび／または音響的な命令によって、光学的制御パネルにおいて選択および／または入力を行うとよい。ジェスチャーおよび／または音響的な命令の検出は対象物データ取得ユニットによって行われると好ましい。これによって、特に、今行おうとする医用画像化検査について患者の準備中の作業経過を最適化することができる。何故ならば、操作者は患者に対する作業をさらに続けることができ、それにも拘わらず、光学的制御パネルにより制御命令を確定し、あるいは光学的制御パネルを介して入力を行うことができる。

実際の状況および／または実際の位置、特に患者の実際の状況および／または実際の位置に光学的制御パネルを格別に有利に合わせることは、光学的制御パネルの位置および／またはサイズを対象物データ取得ユニットによって取得された操作者の対象物データにより選択可能および／または変更可能である場合に達成することができる。この場合に、例えば制御ユニットによって、検出された操作者のジェスチャーを、操作者による光学的制御パネルの移動として解釈することができ、これによって患者のスキャン範囲および／または検出器ユニットの均一範囲を操作者によって患者上に決定することができる。代替として、音響的対象物データとして検出される操作者の音声入力を用いても、光学的制御パネルを操作者によって選択可能および／または変更可能に構成することができる。

更に、出力情報の出力後に操作者および／または患者の返答が音響的および／または光学的な対象物データにより検出されることが提案されている。それによって、制御ユニットと操作者および／または患者との間の通信を有利に達成することができる。特に、このようにして、操作者が検査室を離れなければならないということなしに、医用画像化装置の少なくとも部分的な制御を達成することができる。更に、操作者は、迅速に検査室内の変化および／または患者の変化、例えば患者位置の変化に反応することができる。

操作者および／または患者の返答として検出された音響的および／または光学的な対象物データは、制御ユニットによって、設定の入力としておよび／または制御命令の入力として解釈することができる。このようにして医用画像化検査および／または患者の準備のための制御パラメータおよび／または制御設定の変更および／または入力が、操作者の取得された音響的および／または光学的な対象物データにより行われる。設定および／または制御命令の変更、および／または設定および／または制御命令の入力は、このために操作者が検査室を離れる必要なしに、操作者によって検査室内で行うことができると有利である。更に、これによって、特に医用画像化検査のための患者の前処理および／または準備の期間中における最適化した、特に時間を節約した作業経過を可能にすることができる。

本発明の有利な実施形態では、返答から求められた情報に関連して他の出力情報が発生させられることが提案されている。これによって、特に操作者に、例えば設定内で操作者が行った変更への注意を促すことができる。更に、このようにして操作者は、取得された対象物データにより行われた操作者の入力のチェックおよび／または確認をすることができる。他の出力情報は音響的出力情報および／または光学的出力情報を含むことができる。

更に、出力情報の出力が制御命令の実行を含むことが提案されている。それによって、医用画像化装置および／または操作者の医用画像化検査の、時間を節約した快適な少なくとも部分的な制御が達成され得る。特に、この場合に、操作者は、医用画像化装置および／または医用画像化検査の少なくとも部分的な制御のために検査室内に留まることができ、制御命令の入力のために、あるいはパラメータおよび／または設定の入力のために、制御室にいる必要がない。

この場合に、他の出力情報が、検査室内で表示面に投影される他の光学的制御パネルを含むとよい。それによって、設定の修正および／または変更された条件への適合化を格別に迅速に操作者によって行うことができる。他の光学的制御パネルは、第１の光学的制御パネルに追加して、又は第１の光学的制御パネルの代わりに、表示面に投影されるとよい。更に、他の光学的制御パネルが、第１の光学的出力情報および／または第１の光学的制御パネルの表示面とは異なる他の表示面に投影されることも考えられ得る。

本発明の他の実施形態においては、音響的な対象物データの取得と光学的な対象物データの取得とが同時に行われることが提案されている。それによって、位置変更、および／または、患者および／または操作者のジェスチャーも、音響命令および／または音響情報の発生も、同時に検出することができる。特に、このようにして、種々の作業経過を、時間を節約して制御ユニット内で同時に行うことができる。例えば対象物データの光学的取得により、患者寝台装置上における患者および／または他の対象物の正しい位置を、制御ユニットよって監視することができる。同時に、操作者の音声命令、例えば患者用テーブルの位置決めのための操作者の音声命令を音響式検出ユニットによって検出することができる。この場合に音響的対象物データおよび光学的対象物データの評価も同時に制御ユニット内で行うと有利である。

同様に出力情報も光学的にも音響的にも出力されるとよい。それによって、医用画像化装置の動作に関して高い安全基準を達成することができる。例えば、これによって操作者に、光学的出力情報によっても音響的出力情報によっても、患者および／または患者寝台装置上に配置された他の対象物の起こり得る誤った位置決めへの注意を促すことができる。更に、音響的出力情報および光学的出力情報は同時に出力することができる。

更に、本発明は、
患者撮影範囲および患者寝台装置を有し、保護された検査室内に配置されている検出器ユニットと、
保護された検査室の外側にある制御室内に配置されている制御ユニットと、
この制御ユニットと検査室内にいる操作者および／または患者との間で通信するために、患者情報および／または操作者の光学的対象物データを取得するように構成された３Ｄ画像データ取得ユニットと投影ユニットとを含む通信ユニットと、
を備える医用画像化装置から出発している。

この医用画像化装置において、投影ユニットにより、光学的制御パネルが検査室内において表示面に投影可能であることが提案されている。これによって、患者の準備中の作業経過が今行おうとする医用画像化検査に対して最適化される。何故ならば、操作者は、患者に対する行動をさらに続けることができ、それにも拘わらず光学的制御パネルにより制御命令を確定することができあるいは設定を変更することができ、あるいは実際の危険状態への注意を促され得るからである。更に、操作者および／または患者は、視覚的な把握によって制御パネルのことを格別に迅速かつ簡単に気づく。

更に、投影ユニットにより光学的制御パネルが検出器ユニットの外側ハウジングの上および／または患者寝台装置の上および／または患者の上に投影可能であることが提案されている。それによって、光学的制御パネルは、検査室内で操作者の注視方向に関連して投影されると有利である。このために、３Ｄ画像データ取得ユニットにより操作者の注視方向が検出され、更に、制御ユニットによって、３Ｄ画像データが有利な表示面に関して評価される。

更に、光学的制御パネルにて行われる少なくとも１つの制御命令が、３Ｄ画像データ取得ユニットにより、操作者および／または患者のジェスチャーとして検査室内で検出可能であることが提案されている。それによって、患者の準備中における作業経過を今行おうとする医用画像化検査のために最適化することができる。何故ならば、操作者が患者に対する行動をさらに続けることができ、それにも拘らず光学的制御パネルにより制御命令を確定することができるからである。更に、制御ユニットと操作者および／または患者との間の有利な通信を達成することができ、このようにして特に、少なくとも部分的に操作者により制御される医用画像化装置の制御を、操作者が検査室から離れる必要なしに達成することができる。更に、操作者は格別に迅速に検査室内の変化および／または患者の変化に反応することができ、もしくは制御命令は検査室内の変化する条件に格別に迅速に適合させることができる。代替又は追加として、設定および／または制御命令および／または他のパラメータの入力および／または選択は、音響式対象物データ取得ユニットによる音響的命令の検出を介して行うことができる。

投影ユニットの焦点、特に操作者および／または患者の注視方向に関する焦点の格別にフレキシブルな調整および／またはアライメントは、検査室内での投影ユニットの空間的な向きおよび／または空間的調整のために通信ユニットが少なくとも１つの位置決め手段を有する場合に達成することができる。この関連において、特に、投影ユニットの空間的な向きおよび／または空間的調整とは、特に投影ユニットの光軸の空間的な向きおよび／または空間的調整のことであると理解すべきである。位置決め手段は、特にモータユニット、特に電動機、および／またはモータユニットと投影ユニットとの間の力伝達手段および／またはエネルギー伝達手段、特に機械的な力伝達手段および／またはエネルギー伝達手段を含み得る。

更に、３Ｄ画像データ取得ユニットの取得範囲の焦点の格別にフレキシブルな調整および／またはアライメントは、通信ユニットが、検査室内の３Ｄ画像データ取得ユニットの空間的な向きおよび／または空間的調整のために、少なくとも１つの位置決め手段を有する場合に達成することができる。この関連において、特に、３Ｄ画像データ取得ユニットの空間的な向きおよび／または空間的調整とは、３Ｄ画像データ取得ユニットの光軸の空間的な向きおよび／または空間的調整のことである。位置決め手段は、特にモータユニット、特に電動機、および／またはモータユニットと３Ｄ画像データ取得ユニットとの間の力伝達手段および／またはエネルギー伝達手段、特に機械的な力伝達手段および／またはエネルギー伝達手段を含み得る。

更に、投影ユニットの空間的な向きおよび／または空間的調整のための位置決め手段および／または３Ｄ画像データ取得ユニットの空間的な向きおよび／または空間的調整のための位置決め手段が制御室内に配置されていることが提案されている。これによって、有利に、医用画像化検査中に、例えば電動機によって引き起こされる磁気共鳴検査の妨害のような医用画像化装置の妨害を防止することができる。

本発明の他の実施形態では、３Ｄ画像データ取得ユニットが光軸を有し、投影ユニットが光軸を有し、投影ユニットの光軸の向きに対して３Ｄ画像データ取得ユニットの光軸の向きが変更可能であることが提案されている。これによって、３Ｄ画像データ取得ユニットの調整および／またはアライメントに対して投影ユニットの調整および／またはアライメントを独立に行うことができる。このようにして投影ユニットの向きを操作者および／または患者の位置に対して格別にフレキシブルにセットすることができる。

投影ユニットおよび／または３Ｄ画像データ取得ユニットが検査室の壁に配置されているならば、投影ユニットおよび／または３Ｄ画像データ取得ユニットの格別に有利な省スペースの配置を達成することができる。

通信ユニットが、操作者および／または患者の音響的対象物データを取得するために音響式検出ユニットを有する場合には、操作者および／または患者のジェスチャーも操作者および／または患者の音声信号も検出できる冗長的な検出ユニットを実現することができる。光学的対象物データ、特に３Ｄ画像データの取得と、音響的対象物データ、特に音声信号の検出とは、同時に行うことが好ましい。

本発明の他の実施形態では、制御ユニットが、通信ユニットにより取得された対象物データを評価し、これらの情報に関連して音響的情報の少なくとも１つの音響的信号、例えば音声信号を発生することが提案されている。それによって、患者および／または特に操作者に対して、注視方向に関係なく、出力情報への注意を促すことができる。このために通信手段は、検査室内で音響的信号、特に音声信号を出力するために音響式出力ユニットも有するとよい。

格別にコンパクトな通信ユニットは、制御ユニットにより通信ユニットの制御が行われる場合に得られる。この場合に制御ユニットは、３Ｄ画像データ取得ユニットと投影ユニットと音響式対象物データ取得ユニットと音響式出力ユニットとを制御する唯一の制御ユニットによって構成されているとよい。制御ユニットは医用画像化装置のシステム制御ユニットと同期されていると好ましい。更に、制御ユニットはシステム制御ユニット内に組み込まれていてもよい。

以下において図面に基づいて説明する実施例により、本発明の他の利点、特徴および詳細を明らかにする。

図１は通信ユニットを有する本発明による医用画像化装置を示す概略図である。 図２は本発明による方法を示すフローチャートである。 図３は検出器ユニットのハウジングへの光学的制御パネルの投影の実施例を示す概略図である。 図４は患者への光学的制御パネルの投影の第１実施例を示す概略図である。 図５は患者への光学的制御パネルの投影の第２実施例を示す概略図である。 図６は患者への光学的制御パネルの投影の第３実施例を示す概略図である。 図７は患者への光学的制御パネルの投影の第４実施例を示す概略図である。 図８は医用画像化検査のための患者準備中における警告の投影の実施例を示す概略図である。 図９は患者用の目視面の投影の実施例を示す概略図である。

図１には磁気共鳴装置によって構成された医用画像化装置１０が概略的に示されている。この代わりに、医用画像化装置１０は、コンピュータ断層撮影装置および／またはＰＥＴ装置および／または専門家が有効とみなす他の医用画像化装置１０によって構成することもできる。

磁気共鳴装置は検出器ユニット１１を含み、検出器ユニット１１は、この実施例では、主磁石１２と、傾斜磁場コイルユニット１３と、高周波コイルユニット１４とを有する磁石ユニットを含む。更に、磁気共鳴装置は、患者用テーブル１６上に位置決めされた患者１７を撮影するための円筒状の患者撮影領域１５を含む。円筒状の患者撮影領域１５は、検出器ユニット１１によって円筒状に取り囲まれている。

患者１７を寝かせるために、磁気共鳴装置は患者用テーブル１６を備えた患者寝台装置１８を有する。この患者用テーブル１６の上に、患者１７が位置決めされて、医用画像化検査のために患者用テーブル１６と一緒に患者撮影領域１５内に移動される。検出器ユニット１１および患者寝台装置１８は検査室１９内に配置されており、検査室１９は、妨害場、特に妨害磁場および／または妨害電場から検出器ユニット１１を保護する。

磁気共鳴装置は、医用画像化検査、特に磁気共鳴検査の制御のために、システム制御ユニット２０を有し、そのシステム制御ユニット２０は制御室２１内に配置されている。制御室２１は隔離されており、特に検査室１９の外側に配置されている。システム制御ユニット２０はプロセッサおよびメモリユニットを有し、そのメモリユニット内には磁気共鳴装置の動作のための種々の制御プログラムが記憶されている。個々の制御プログラムはプロセッサによって実行される。

患者寝台装置１８上における患者１７の準備および／または前処理は、検査室１９内の操作者、特に磁気共鳴測定を担当する医療操作者２２によって行われる。磁気共鳴検査の制御および／または磁気共鳴装置の個々の部分領域の制御は、専らシステム制御ユニット２０により行われる。

制御室２１内のシステム制御ユニット２０と、検査室１９内の操作者２２および／または患者１７との間の効率の良い通信（情報伝達）のために、磁気共鳴装置は通信ユニット２３を有する。その通信ユニット２３は、対象物データ取得ユニット２４と、出力ユニット２７を含む。対象物データ取得ユニット２４は、この実施例ではマイクロフォンによって構成されている音響式対象物データ取得ユニット２５と、３Ｄ画像データ取得ユニットによって構成されている光学式対象物データ取得ユニット２６とを有する。出力ユニット２７は、この実施例ではスピーカによって構成されている音声出力ユニット２８と、投影器によって構成されている光学式出力ユニット２９とを含む。更に、通信ユニット２３は、１つよりも多い３Ｄ画像データ取得ユニットおよび／または１つよりも多い光学式出力ユニット２９を有することができる。更に、通信ユニット２３は１つよりも多い音響式対象物データ取得ユニット２５および／または１つよりも多い音声出力ユニット２８を有することも考えられ得る。

更に、通信ユニット２３は制御ユニット３０を有する。この実施例では、通信ユニット２３は、音響式対象物データ取得ユニット２５、３Ｄ画像データ取得ユニット、音声出力ユニット２８および光学式出力ユニット２９を制御するための唯一の制御ユニット３０を有する。しかし、基本的には、音響式対象物データ取得ユニット２５および音声出力ユニット２８を、３Ｄ画像データ取得ユニットおよび光学式出力ユニット２９から分離して制御するために、通信ユニット２３が複数の制御ユニット３０を有することも考えられ得る。

この実施例では、通信ユニット２３の制御ユニット３０はシステム制御ユニット２０から分離して構成されている。しかし、本発明の代替的構成では、通信ユニット２３の制御ユニット３０はシステム制御ユニット２０の内部に組み込むこともできる。更に、制御ユニット３０はシステム制御ユニット２０に対して同期化されている。

対象物データ取得ユニット２４および出力ユニット２７は検査室１９内に配置されている。これに対して、通信ユニット２３の制御ユニット３０は制御室２１内に配置されている。

３Ｄ画像データ取得ユニットおよび投影ユニットは検査室１９の壁に配置されている。検査室１９内における３Ｄ画像データ取得ユニットの空間的な向きおよび／または空間的調整のために、通信ユニット２３は位置決め手段３１，３２を有する。モータユニット、例えば電気モータユニットによって構成された位置決め手段３１は、制御室２１内に配置されている。適切な伝達手段を含む他の位置決め手段３２を介して、空間的な向きおよび／または空間的調整のために、３Ｄ画像データ取得ユニットへの機械的な力および／またはエネルギーの伝達が行われる。同様に通信ユニット２３は、投影ユニットの空間的な向きおよび／または空間的調整のために、位置決め手段３３，３４を有する。モータユニット、例えば電気モータユニットによって構成された位置決め手段３３は、制御室２１内に配置されている。適切な伝達手段を有する他の位置決め手段３４を介して、空間的な向きおよび／または空間的調整のために、投影ユニットへの機械的な力および／またはエネルギーの伝達が行われる。投影ユニットの空間的な向きおよび／または空間的調整のための位置決め手段３３，３４の制御は、３Ｄ画像データ取得ユニットの空間的な向きおよび／または空間的調整のための位置決め手段３１，３２の制御と独立しており、投影ユニットの空間的な向きおよび／または空間的調整のための位置決め手段３３，３４の制御と、３Ｄ画像データ取得ユニットの空間的な向きおよび／または空間的調整のための位置決め手段３１，３２の制御とは、制御ユニット３０により行われる。このようにして、３Ｄ画像データ取得ユニットの光軸３５は投影ユニットの光軸３６とは異なる方向に向けることができ、もしくは３Ｄ画像データ取得ユニットの光軸３５の向きは投影ユニットの光軸３６の向きに対して変更可能にすることができる。

音響式対象物データ取得ユニット２５および音声出力ユニット２８が、同様に検査室１９内に配置されている。この場合にも、通信ユニット２３は、音響式対象物データ取得ユニット２５および／または音声出力ユニット２８の向きのために位置決め手段を有する。

音響式対象物データ取得ユニット２５および３Ｄ画像データ取得ユニットによって取得された対象物データは、データ伝送ユニット３７を介して制御ユニット３０に導かれる。同様に、制御ユニット３０の出力情報がデータ伝送ユニット３７を介して音声出力ユニット２８および投影ユニットに導かれる。データ伝送ユニット３７は、このためにデータ線を持っているか、又は無線でデータ伝送をするように設計されているとよい。

図２には、制御ユニット３０と、操作者２２および／または患者１７との間で通信（情報伝達）するための本発明による方法が概略的に示されている。

本発明による方法は、今行おうとする医用画像化検査のための患者１７の準備および／または前処理の開始で始まるとよい。準備および／または前処理の期間中には、患者１７が患者寝台装置１９上に位置決めされ、更に、他の対象物、特に局所コイルおよび／またはＥＣＧユニット等の付属ユニット３８が、同様に患者寝台装置１９上におよび／または患者１７に位置決めされる。

先ず、第１の方法ステップ１００において、患者寝台装置１９上に位置決めされた対象物、特に患者１７および／または付属ユニット３８と、操作者２２との対象物データが、対象物データ取得ユニット２４により取得され、これにより、患者１７の準備および／または前処理の期間中における検査室１９内の状態が検出される。この実施例では３Ｄ画像データからなる光学的な対象物データの取得が３Ｄ画像データ取得ユニットにより行われ、音響的な対象物データの取得が音響式対象物データ取得ユニット２５により行われる。３Ｄ画像データ取得ユニットの焦点および音響式対象物データ取得ユニットの方向は、操作者２２および／または患者寝台装置１８と共に患者１７の部位に合わせられている。

音響的な対象物データの取得と、光学的な対象物データ、特に３Ｄ画像データの取得とは同時に行われるので、制御ユニット３０には最大の情報が存在する。

取得された対象物データは、続いて他の方法ステップ１０１において、データ伝送ユニット３７により制御ユニット３０へ伝送され、そこで評価される。制御ユニット３０は、このために必要な評価プログラムおよび／または制御プログラムを有し、これらのプログラムは制御ユニット３０のプロセッサ上で進行する。

それに続く方法ステップ１０２において、引き続いて制御ユニット３０が、取得された対象物データに基づいて患者寝台装置１８上に位置決めされた対象物および／または操作者２２の情報を求める。この情報は、例えば患者１７および／または操作者２２の運動情報を含み、および／または、患者１７および／または付属ユニット３８の空間的な広がりを含む。このために制御ユニット３０内では種々のプログラムユニットが進行し、これらのプログラムユニットが種々の情報を３Ｄ画像データに基づいて求める。

従って、この方法ステップ１０２においては、３Ｄ画像データから、同じ空間範囲を描写するが異なった測定時間に取得された種々の画像、特に患者１７および／または操作者２２の運動情報が求められる。差形成により、個々の画像間の差、特に患者１７および／または操作者２２の位置および／または姿勢および／または方位に関する差が求められ、それから患者１７および／または操作者２２の運動および／またはジェスチャーが導き出される。

更に、この方法ステップ１０２において、３Ｄ画像データの画像に基づいて、患者寝台装置１８上に位置決めされた対象物および／または操作者２２の身体部分が検出されおよび／または求められ、それらの検出された身体特徴により、患者寝台装置１８上に位置決めされた対象物および／または操作者２２の情報が求められる。身体特徴は、例えば患者１７および／または操作者２２の骨格輪郭、および／または四股、および／または関節点もしくは関節軸、および／または患者１７および／または操作者２２の顔を含み得る。更に、患者１７の個々の身体部位、例えば関節部位に付加的にマーキング要素が設けられるとよい。このようにして、例えば患者１７のうつ伏せ姿勢又は仰向け姿勢、および／または患者寝台装置１８により患者１７が足から先に患者撮影領域１５内へ押し込まれる姿勢又は患者１７が頭から先に患者撮影領域１５内へ押し込まれる姿勢のような患者寝台装置１８上における患者１７の姿勢位置および／または方位が検出される。それに加えて、患者１７の位置情報、特に、例えば四股の如き個々の身体部分およびそれらの相互の位置決めの位置情報を取得することも可能であるので、この場合には患者１７の四股の閉じた又は輪状の配置を検出することができる。

位置情報のほかに、制御ユニット３０内の３Ｄ画像データに基づいて、対象物および／または患者１７の広がり情報および／または高さ情報を求めることができるので、これによって患者寝台装置１８上での患者１７の身体部分の突出および／または付属ユニット３８の突出を検出することができる。広がり情報の取得により、例えば患者１７の質量分布を算定することができる。更に、付属ユニット３８の位置情報および／または姿勢情報および／または方位を取得することができる。

更に、方法ステップ１０２においては、制御ユニット３０内で顔認識プログラムが進行することによって、患者１７の検出および／またはレジストレーションも可能である。このようにして検出された患者１７は、制御ユニット３０により、測定パラメータ内に格納されている患者情報と比較することができる。

光学的な対象物データの評価のほかに、この方法ステップ１０２においては、音響的に取得された対象物データの評価が制御ユニット３０により行われる。音響的に取得された対象物データの評価を光学的な対象物データと分離して行い、又は格別に有利には光学的な対象物データの評価と組み合わせるとよい。従って、例えば、制御ユニット３０によって、音響的な対象物データ内で音声命令および／または音声情報を求めることができ、光学的な対象物データの情報と一緒にこの音声命令および／または音声情報を操作者２２および／または患者１７に割り当てることができる。

患者寝台装置１８上に位置決めされた対象物および／または操作者２２の情報を求める方法ステップ１０２に、出力情報を発生する方法ステップ１０３が続く。出力情報は操作者２２および／または患者寝台装置１８上に位置決めされた対象物の情報に基づいて制御ユニット３０によって発生される。出力情報の発生のために、制御ユニット３０によって、制御ユニット３０および／またはシステム制御ユニット２０の記憶媒体および／またはデータバンクに記憶されている例えば患者に関係したデータの如き情報および／またはデータも考慮されるとよい。

この場合に、出力情報は、患者１７および／または操作者２２への安全上の指摘を含み得る。その安全上の指摘は、例えば、特に患者１７の四股が輪状に閉じられたもしくは環状に配置された位置の如き、今行おうとする医用画像化検査にとって不適切な患者１７の位置および／または今行おうとする医用画像化検査にとって不適切な患者１７の姿勢に対する注意を促す。更に、その安全上の指摘が、操作者２２に、付属ユニット３８の不適切な位置決めに対する注意を促し、あるいは患者用テーブル１６の上方に突出し患者用テーブル１６の移動時に損傷し得るケーブルおよび／または付属部品に対する注意を促すことも考えられ得る。更に、緊急の危険が存在しない場合にも、方法ステップ１０３において制御ユニット３０によって安全上の指摘を発生させることができる。その際に安全上の指摘は可能性のある危険源に対する注意を促す機能を有するので、操作者２２は医用画像化検査の開始前にもう一度、可能性のある危険源に対する注意を促される。

更に、出力情報は患者１７および／または操作者２２に対する指示を含み得る。その指示は、例えば患者寝台装置１８上での患者の準備および／または前処理の期間中に操作者２２によって行う作業進行の中での次のステップ、および／または医用画像化検査中の患者１７の挙動に関する指示を含み得る。

更に、出力情報は操作者２２に対する要求を含み得る。その要求により、操作者２２は情報および／またはパラメータおよび／または命令を入力するよう催促される。

出力情報は音響的出力情報および／または光学的出力情報を含み得る。その出力情報は、他の方法ステップ１０４において、検査室１９内において出力ユニット２７の音声出力ユニット２８および／または光学式出力ユニット２９により出力される。その出力情報が光学的出力情報を含む場合、この光学的出力情報は他の方法ステップ１０４において検査室１９内の表示面３９に表示される。このために、制御ユニット３０によって、取得された光学的な対象物データ、特に３Ｄ画像データに基づいて、操作者２２および／または患者１７を取り巻く環境が実現可能な表示面３９に関して評価される。この場合に、表示面３９に関する制御ユニット３０の選択基準は、光学的出力情報に関連する。例えば、出力情報が患者寝台装置１８上における患者１７の位置決めに関する１つ又は複数の安全上の指摘を含む場合に、起こり得る危険領域におよび／または起こり得る危険領域の近傍に表示面３９が配置されると有意義である。

更に、制御ユニット３０によって、表示面３９の選択の際に目視者、特に患者１７および／または操作者２２の注視方向が考慮されて、表示面３９が患者１７および／または操作者２２の視野に依存して選択されるとよい。表示面３９は、基本的には検査室内に存在するあらゆる面によって形成することができる。しかし特に、表示面９は、操作者２２および／または患者１７の方を向いた検出器ユニット１１の表面、および／または操作者２２の方を向いた患者１７および／または患者寝台装置１８の表面によって形成するのが有利である。更に、医用画像化装置１０が、光学的出力情報の表示および／または出力のために、付加的に検出器ユニット１１に配置された他の表示面３９を有するとよい。

光学的出力情報は、投影ユニットにより、１つの表示面３９もしくは複数の個別表示面３９に投影される。複数の光学的出力情報に関しては、各表示面３９への光学的出力情報の出力および／または表示を行う前に、制御ユニット３０によって、光学的出力情報ごとに、各表示面３９に対して最大のコントラストを有する輝度および／または表示色が決定される。

光学的出力情報が、例えば医用画像化検査中に患者１７が集中する癒し画像である場合、この光学的出力情報は、図９に示されているように、患者１７が視認できる表示面３９に投影される。更に、患者１７のために、光学的な刺激も表示面３９上に投影することができる。患者１７に対する癒し画像および／または光学的な刺激としての光学的出力情報は、医用画像化検査中に出力および／または表示されるとよい。更に、医用画像化検査中における患者１７への指示の光学的および／または音響的な出力、特に呼吸指示等の出力も考えられ得る。

表示面３９は、この実施例では表示用に設計された面によって形成されている（図９参照）。しかし基本的には、表示面３９を検出器ユニット１１のハウジング壁の表面によって形成することも考えられ得る。更に、表示面３９を患者撮影領域１５内に配置し、光学的出力情報を、投影ユニットおよび特に投影ミラー等の如き他の補助手段により、患者撮影領域１５内へ投影することも考えられ得る。医用画像化検査中に出力情報を作成するために、本発明による方法は医用画像化検査中にも実行される。このために、対象物データ取得ユニット２４、特に対象物データ取得ユニット２４の焦点が、患者撮影領域１５内の範囲に集中させられ、それによって患者１７の対象物データが医用画像化検査中にも取得される。取得された対象物データに基づいて、制御ユニット３０内で方法ステップ１０２において患者１７の運動情報および／または患者１７の位置情報が求められ、それにより出力情報が方法ステップ１０３において発生させられる。

更に、光学的出力情報は、例えば患者１７のアトラス画像４０の如き医用画像情報によって形成することもできる。これらの医用画像情報はデータバンクに記憶されている。更に、光学的出力情報は患者特有の他の情報を含み得る。この光学的出力情報は、医用画像検査のための患者１７の準備中に、今行おうとしている医用画像化検査に関連する患者１７の部位の上に投影される。医用画像情報および／または患者関連情報により、操作者２２は、例えば準備期間中に、今行おうとしている医用画像化検査のための患者１７の身体部位の正しい選択が準備された否かのチェックを実施することができる（図７参照）。

更に、光学的出力情報は、表示面３９に投影される光学的制御パネル４１を含み得る（図３〜図６および図８参照）。光学的制御パネル４１により、操作者２２および／または患者１７はジェスチャーおよび／または音響的命令によって光学的制御パネル４１において設定の選択を行うことができ、行われた選択は音響式対象物データ取得ユニットおよび／または３Ｄ画像データ取得ユニットにより光学的又は音響的に検出される。

更に、出力情報は、例えば音声出力のような音響的出力情報も含み得る。音響的出力情報は、方法ステップ１０４において光学的出力情報と同時に音声出力ユニット２８によって出力されるとよい。音響的出力情報と光学的出力情報との同時出力の制御は、制御ユニット３０により行われる。しかし、音響的出力情報を、時間に関して光学的出力情報から分離して、音声出力ユニット２８により出力することも考えられ得る。

更に、出力情報の発生の期間中、および／または出力情報の出力および／または表示の期間中、対象物データ取得ユニット２４、特に光学的３Ｄ画像データ取得ユニットおよび音響式対象物データ取得ユニット２５によって、対象物データが検査室１９内で取得され、これらの対象物データは制御ユニット３０に伝送される。そこで、取得された対象物データの評価が行われ、従って出力情報の発生ならびに出力情報の出力および／または表示によって、状況変化および／または危機的状況に対して格別に迅速に反応することができる。

出力情報の出力および／または表示後に、他の方法ステップ１０５において、操作者２２および／または患者１７によって、その出力情報への返答が行われる。この操作者２２および／または患者１７の返答は、対象物データ取得ユニット２４により方法ステップ１００において検出される。操作者２２および／または患者１７の返答は、音声入力、例えば音声命令、および／または患者１７および／または操作者２２のジェスチャーとしての光学的な返答を含み得る。

操作者２２の返答は、例えば図５および図６に示されているように、表示面３９上の光学的制御パネル４１および／または他の光学的出力情報の位置、および／または、光学的制御パネル４１および／または他の光学的出力情報のサイズが、操作者２２の取得された対象物データにより選択可能および／または変更可能であるように構成することができる。このために、先ず、方法ステップ１０４において、光学的制御パネル４１および／または他の光学的出力情報が表示面３９に表示される。操作者２２のジェスチャー、例えば、光学的制御パネル４１上および／または他の光学的出力情報上への操作者２２の手の配置およびそれに続く手の移動に基づいて、光学的制御パネル４１および／または他の光学的出力情報の新たな位置決めは、このジェスチャーが３Ｄ画像データ取得ユニットによってそれに続く方法ステップ１００において検出され、そして制御ユニット３０によって方法ステップ１０３において新たな位置決めのジェスチャーとして解釈されることにより行われる。更に、例えば、光学的制御パネル４１および／または他の光学的出力情報の周縁領域での操作者２２の手の配置と、それに続く手の移動とは、光学的制御パネル４１および／または他の光学的出力情報のサイズ適合として解釈することができる。この場合に、取得された対象物データは、光学的制御パネル４１の新たな位置決めおよび／またはサイズ適合に関する制御ユニット３０内の全ての基準を満たさなければならない。この場合に、光学的制御パネル４１と関連した操作者２２の明確な選択されたジェスチャーおよび／または運動に対して、それぞれ、光学的制御パネル４１の新たな位置決めおよび／またはサイズ適合に関する１つの制御命令が割り当てられている。取得された対象物データを手がかりに制御ユニットによって方法ステップ１０３において求められた制御命令に基づいて方法ステップ１０４において制御指示が発生され、方法ステップ１０５においてこの制御指示が実行される。

従って、図５においては、光学的制御パネル４１がスケールによって形成されており、そのスケールが患者１７上に表示面３９として表示される。そのスケールにおいて、この実施例では２つの矢印が、今行おうとする医用画像化検査のためのスキャン範囲を確定する。従って、スケールに沿ったこれらの矢印の移動によって、操作者２２によってスキャン範囲を正確に確定することができ、その際に操作者２２は手でこれらの矢印の移動のジェスチャーおよび／または運動を実行する。操作者２２のこの運動および／またはジェスチャーは、３Ｄ画像データ取得ユニットによって方法ステップ１００において検出され、制御ユニット３０によって方法ステップ１０２において評価される。この場合に、取得された対象物データは、移動のための制御ユニット３０内の全ての基準を満たさなければならない。この場合に、光学的制御パネル４１と関連した操作者２２の明確な選択されたジェスチャーおよび／または運動に対して、それぞれ、移動に関する１つの制御命令が割り当てられている。それに続いて、方法ステップ１０４において、投影ユニットによって、新たに発生された出力情報が表示面３９に表示される。更に、スキャン範囲のこの種の表示および／または確定は図７の表示と組み合わされ、患者のアトラス画像４０が付加的に関連部位の上に投影されるとよい。

更に、図６から分かるように、今行おうとする医用画像化検査の中心検出領域、例えば磁気共鳴検査用の磁気共鳴装置の均一領域および／または関心領域が光学的出力情報の投影によって患者１７上にマークされ、操作者２２のジェスチャーにより所望位置に移動され得る。制御パネル４１の移動は図５の描写に類似して行われる。

更に、操作者２２の返答により、今行おうとする医用画像化検査のための設定および／またはパラメータは変更することができる。このために、例えば光学的制御パネル４１は、例えば図３に詳細に示されているように、表示面３９に投影されるメニュー選択を含む。光学式３Ｄ画像データ取得ユニットにより検出される操作者２２のジェスチャーにより、光学的制御パネル４１において、そのジェスチャーが、例えば、光学的制御パネル４１、特に光学的制御パネル４１における所望の選択肢を含む部分領域に対する表示面３９上での操作者２２の手および／または手の一部の軽いタッチおよび／または撫でさすりを含んでいることによって、選択が行われる。操作者にとって光学的制御パネル４１での入力および／または選択は、タッチ画面での入力および／または選択と同じように行われる。操作者２２の返答の検出およびそれに続く制御ユニット３０内での評価は図５の描写と同様にして行われ、取得された対象物データは、設定の選択および／またはパラメータの選択のために、制御ユニット３０内の全ての基準を満たさなければならない。光学的制御パネル４１と関連した操作者２２の明確な選択されたジェスチャーおよび／または運動に対して、それぞれ、設定の選択および／またはパラメータの選択に関する１つの制御命令が割り当てられる。実行された選択に基づいて、方法ステップ１０３および１０４において、光学的出力情報が変化するので、操作者２２の確認のために、その変化した出力情報が出力されるとよい。更に、光学的出力情報および／または音響的出力情報は、操作者２２および／または患者１７が実行した入力をもう一度確認しなければならない安全照会を含んでいるとよい。その入力は音響的および／または光学的に行うことができる。

図４において、光学的制御パネル４１は、今行おうとする医用画像化検査のために患者１７の準備をするための個々の準備ステップのチェックリストによって形成されている。これらの準備ステップは、操作者２２によって医用画像化検査前に実行されなければならない。このチェックリストは操作者２２向けに操作者視野内で患者１７上に投影され、操作者２２はこのチェックリスト内の個々の準備ステップを実行することができ、あるいは実行しなければならない。これは、チェックリスト上における個々の準備ステップへの仮想的なチェック済み印付与のジェスチャーによって行われ、操作者２２のジェスチャーは方法ステップ１００において検出される。制御ユニット３０において、その取得された対象物データが評価される。その際に、その取得された対象物データは、光学的制御パネル４１における準備ステップのチェック済み印付与および／または確認のための制御ユニット３０内の全ての基準を満たさなければならない。この場合に、光学的制御パネル４１と関連した操作者２２の明確な選択されたジェスチャーおよび／または運動に対して、それぞれ、準備ステップの済み印付与および／または確認に関する１つの制御命令が割り当てられる。それに続いて、制御ユニット３０によって、方法ステップ１０３において、変更された出力情報が発生され、方法ステップ１０４において出力される。

図８においては、安全上の指摘の光学的出力情報が形成されている。光学的制御パネル４１の光学的出力情報も形成することができ、操作者２２の返答は安全上の指摘の警告の確認によって形成されているとよい。これは、例えば既に図３〜図６で描写されているようなジェスチャー、および／または音響信号、例えば操作者２２の音声入力によって行うことができる。

代替又は追加として、操作者２２は、光学的制御パネル４１における入力および／または選択を音響的入力により行うことができる。この場合に音響式対象物データ取得ユニット２５が音響的な入力および／または選択を方法ステップ１００において検出する。操作者２２によって行われて音響式対象物データ取得ユニット２５および／または３Ｄ画像データ取得ユニットによって検出される入力および／または選択は、これに引き続いて制御ユニット３０によって方法ステップ１０２および１０３において評価される。この場合にも、引き続いて制御ユニット３０が操作者２２の入力および／または選択に応じて１つの制御命令、例えば患者寝台装置の移動のための制御命令を発生し、あるいは今行おうとする医用画像化検査のための設定を変更する。更に、制御ユニット３０によって他の出力情報が発生させられて、投影ユニットおよび／または音響式出力ユニット２８により操作者２２向けに出力される。他の出力情報は、他の光学的制御パネル４１および／または音響的出力を含む。他の出力情報により、操作者２２による訂正を行うことができる。更に、これによって操作者２２は変更への注意を促される。

本発明による方法は、中断基準１０６によって、例えば、操作者２２が音声入力を行うことによって、および／または操作者２２が検査室１９を退去することによって、および／または医用画像化検査が終了することによって、および／または専門家が有効とみなす中断基準１０６によって、終了することができる。

１０ 医用画像化装置
１１ 検出器ユニット
１２ 主磁石
１３ 傾斜磁場コイルユニット
１４ 高周波コイルユニット
１５ 患者撮影領域
１６ 患者用テーブル
１７ 患者
１８ 患者寝台装置
１９ 検査室
２０ システム制御ユニット
２１ 制御室
２２ 操作者
２３ 通信ユニット
２４ 対象物データ取得ユニット
２５ 対象物データ取得ユニット
２６ 対象物データ取得ユニット
２７ 出力ユニット
２８ 音声出力ユニット
２９ 光学式出力ユニット
３０ 制御ユニット
３１ 位置決め手段
３２ 位置決め手段
３３ 位置決め手段
３４ 位置決め手段
３５ 光軸
３６ 光軸
３７ データ伝送ユニット
３８ 付属ユニット
３９ 表示面
４０ アトラス画像
４１ 光学的制御パネル
１００〜１０６ 方法ステップ

Claims (34)

1. 医用画像化検査のための検査室（１９）の外側にある制御室（２１）内に配置された医用画像化装置（１０）の制御ユニット（３０）と、検査室（１９）内にいる操作者（２２）および／または患者寝台装置（１８）上に位置決めされて検査室（１９）内にいる患者（１７）との間で通信する方法であって、
   患者寝台装置（１８）上に位置決めされた対象物および／または操作者（２２）の対象物データを対象物データ取得ユニット（２４）により取得するステップと、
   対象物データ取得ユニット（２４）によって取得された対象物データを制御ユニット（３０）へ伝達するステップと、
   それらの取得された対象物データに基づいて、操作者（２２）の情報および／または患者寝台装置（１８）上に位置決めされた対象物の情報を制御ユニット（３０）により求めるステップと、
   その求められた情報に基づいて出力情報を発生するステップと、
   その出力情報を検査室（１９）内において出力するステップと、
   を含む制御ユニットと操作者および／または患者との間の通信方法。
2. 患者寝台装置上に配置された対象物の求められた情報が、医用画像撮像検査中の位置情報および／または運動情報を含むことを特徴とする請求項１記載の方法。
3. 出力情報が、少なくとも１つの安全上の指摘、および／または、患者（１７）および／または操作者（２２）に対する指示を含むことを特徴とする請求項１乃至２の１つに記載の方法。
4. 安全上の指摘が、患者寝台装置（１８）上における患者（１７）および／または他の対象物の誤りのある位置決めを指摘すること、および／または、医用画像化検査のための患者（１７）の準備中に、生じ得る危険領域を指摘することを特徴とする請求項３記載の方法。
5. 出力情報が、医用画像化検査中の患者のための少なくとも１つの癒し画像および／または光学的刺激を含むことを特徴とする請求項１乃至４の１つに記載の方法。
6. 対象物データの取得が、３Ｄ画像データ取得ユニットにより光学的３Ｄ画像データを取得することによって行われることを特徴とする請求項１乃至５の１つに記載の方法。
7. 対象物データの取得が、音響式対象物データ取得ユニット（２５）により音響的対象物データを取得することによって行われることを特徴とする請求項１乃至６の１つに記載の方法。
8. 出力情報が、少なくとも部分的に音声出力情報によって形成されていることを特徴とする請求項１乃至７の１つに記載の方法。
9. 出力情報が、少なくとも部分的に、検査室（１９）内で表示面（３９）に投影される光学的出力情報を含むことを特徴とする請求項１乃至８の１つに記載の方法。
10. 表示面（３９）に対して最大のコントラストを有する光学的出力情報が出力されることを特徴とする請求項９記載の方法。
11. 表示面（３９）が操作者（２２）および／または患者（１７）の注視方向に関連して選択されることを特徴とする請求項９又は１０記載の方法。
12. 光学的出力情報が、データバンクに記憶された医用画像情報を含み、該医用画像情報が患者（１７）上に投影されることを特徴とすることを特徴とする請求項９乃至１１の１つに記載の方法。
13. 光学的出力情報が少なくとも部分的に光学的制御パネル（４１）を含むことを特徴とする請求項９乃至１２の１つに記載の方法。
14. 対象物データ取得ユニット（２４）によって取得された操作者（２２）の対象物データにより、光学的制御パネル（４１）の位置および／またはサイズが選択可能および／または変更可能であることを特徴とする請求項１３記載の方法。
15. 制御ユニット（３０）によって、操作者（２２）の検出されたジェスチャーが操作者（２２）による光学的制御パネル（４１）の移動として解釈され、これによって患者（１７）のスキャン範囲および／または患者（１７）上における検出器ユニット（１１）の均一範囲が操作者（２２）により確定されることを特徴とする請求項１３又は１４記載の方法。
16. 出力情報の出力後に操作者（２２）および／または患者（１７）の返答が音響的および／または光学的な対象物データにより検出される請求項１乃至１５の１つに記載の方法。
17. 操作者（２２）および／または患者（１７）の返答として取得された音響的および／または光学的な対象物データが、制御ユニット（３０）によって、設定入力および／または制御命令入力として解釈されることを特徴とする請求項１６記載の方法。
18. 返答から求められた情報に関連して他の出力情報が発生される請求項１６又は１７記載の方法。
19. 出力情報の出力が制御命令の実行を含むことを特徴とする請求項１７又は１８記載の方法。
20. 他の出力情報が、検査室（１９）内で表示面（３９）に投影される他の光学的制御パネル（４１）を含むことを特徴とする請求項１８記載の方法。
21. 音響的な対象物データの取得と光学的な対象物データの取得とが同時に行われることを特徴とする請求項１乃至２０の１つに記載の方法。
22. 出力情報が光学的にも音響的にも出力されることを特徴とする請求項１乃至２１の１つに記載の方法。
23. 患者撮影領域（１５）および患者寝台装置（１８）を有し、保護された検査室（１９）内に配置された検出器ユニット（１１）と、
    保護された検査室（１９）の外側にある制御室（２１）内に配置された制御ユニット（３０）と、
    この制御ユニット（３０）と検査室（１９）内にいる操作者（２２）および／または患者（１７）との間で通信するために、患者情報および／または操作者（２２）の光学的な対象物データを取得する３Ｄ画像データ取得ユニットと投影ユニットとを含む通信ユニット（２３）と、
    を備える医用画像化装置において、
    投影ユニットにより、光学的制御パネル（４１）が検査室（１９）内において表示面（３９）に投影可能であることを特徴とする医用画像化装置。
24. 投影ユニットにより、光学的制御パネル（４１）が、検出器ユニット（１１）の外側ハウジングの上および／または患者寝台装置（１８）の上および／または患者（１７）の上に投影可能であることを特徴とする請求項２３記載の医用画像化装置。
25. 光学的制御パネル（４１）にて行われる少なくとも１つの制御命令が、３Ｄ画像データ取得ユニットにより、検査室（１９）内において操作者（２２）および／または患者（１７）のジェスチャーとして検出可能であることを特徴とする請求項２３乃至２４の１つに記載の医用画像化装置。
26. 通信ユニット（２３）が、検査室（１９）内における投影ユニットの空間的な向きおよび／または空間的調整のために少なくとも１つの位置決め手段（３３，３４）を有することを特徴とする請求項２３乃至２５の１つに記載の医用画像化装置。
27. 通信ユニット（２３）が、検査室（１９）内における３Ｄ画像データ取得ユニットの空間的調整および／または空間的な向きのために少なくとも１つの位置決め手段（３１，３２）を有することを特徴とする請求項２３乃至２６の１つに記載の医用画像化装置。
28. 投影ユニットの空間的な向きおよび／または空間的調整のための位置決め手段（３３）および／または３Ｄ画像データ取得ユニットの空間的な向きおよび／または空間的調整のための位置決め手段（３１）が制御室（２１）内に配置されていることを特徴とする請求項２６または２７記載の医用画像化装置。
29. ３Ｄ画像データ取得ユニットが光軸（３５）を有し、投影ユニットが光軸（３６）を有し、投影ユニットの光軸（３６）の向きに対して３Ｄ画像データ取得ユニットの光軸（３５）の向きが変更可能であることを特徴とする請求項２６乃至２８の１つに記載の医用画像化装置。
30. 投影ユニットおよび／または３Ｄ画像データ取得ユニットが検査室（１９）の壁に配置されていることを特徴とする請求項２３乃至２９の１つに記載の医用画像化装置。
31. 通信ユニット（２２）が、操作者（２２）および／または患者（１７）の音響的な対象物データを取得するために音響式対象物データ取得ユニット（２５）を有することを特徴とする請求項２３乃至３０の１つに記載の医用画像化装置。
32. 制御ユニット（３０）が、通信ユニット（２３）により取得された対象物データを評価し、これらの情報に関連して音響情報を出力するための音響信号を発生することを特徴とする請求項２３乃至３１の１つに記載の医用画像化装置。
33. 通信ユニット（２３）が、検査室（１９）内に音響信号を出力するために音響出力ユニット（２８）を有することを特徴とする請求項３２記載の医用画像化装置。
34. 制御ユニット（３０）により通信ユニット（２３）の制御が行われることを特徴とする請求項２３乃至３３の１つに記載の医用画像化装置。

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