JP5442381B2 - 医用画像撮影システム - Google Patents

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Description

本発明は、被検体を撮影する撮影部と被検体を載置する載置部とを備える医用画像撮影システム(system)に関する。
被検体を撮影する撮影部を有するガントリ(gantry)と、被検体を載置する載置部としてのクレードル(cradle)を有するテーブル(table)とを備える医用画像撮影装置として、例えばX線CT(Computed Tomography)装置、PET(Positron Emission Tomography)装置、SPECT(Single Photon Emission Computed Tomography)装置、MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置などが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような医用画像撮影装置では、撮影を行なう前に、撮影範囲やガントリのチルト(tilt)角などの撮影条件の設定を行っている。例えば、X線CT装置における従来の撮影範囲の設定の一例について説明すると、先ずクレードルに被検体を載置し、このクレードルを、撮影部として例えばX線管とX線検出部とを有するガントリに設けられた投光器の位置まで移動する。投光器からは、体軸と直交する方向に延びるレーザ(laser)光を被検体へ照射し、このレーザ光が撮影範囲の中心(体軸方向における中心)に位置するように、クレードルの位置を調節する。そして、この調節を終えた後、被検体に照射されたレーザ光を中心として所定範囲の撮影範囲を操作者が数値で指定して設定する。
また、ガントリのチルト角の設定は、所望のスライス(slice)角でスキャン(scan)を行なえるように、操作コンソール(console)において操作者が数値を入力して行っている。
特開2004−194995号公報
しかし、上記のように操作者が撮影範囲やチルト角を数値によって指定するようになっているので、特に操作者の経験が浅いような場合には、所望の条件になるように設定することが困難である。
また、撮影範囲を設定するために、被検体の所定位置にレーザ光が照射されるまでクレードルを移動させなければならず、手間がかかる。さらに、所望の位置にレーザ光を合わせる操作は、ある程度の経験も必要になる。また、設定された範囲が、実際に撮影したい範囲に満たないことを避けるためには、撮影範囲をやや広めに設定すればよいが、X線CT装置などにおいては、無駄被曝となってしまう。
本発明が解決しようとする課題は、撮影条件を従来よりも簡単に設定することができる医用画像撮影システムを提供することである。
この発明は、前記課題を解決するためになされたものであり、第1の観点の発明は、操作者が手に持って移動させて撮影条件を指示するための指示手段と、撮影条件を指示したときの前記指示手段の位置又は変位に基づいて、撮影条件を設定する設定手段と、被検体の画像を取得する光学カメラ(camera)と、撮影条件を指示する場所から見える位置に設けられたディスプレイ(dysplay)と、前記光学カメラにより取得された被検体の画像と、前記設定手段により設定された撮影条件を示す画像とを位置的に対応付けて重ねて表示するよう、前記ディスプレイを制御する制御手段と、を備えることを特徴とする医用画像撮影システムである。
第2の観点の発明は、被検体を撮影する撮影部と、被検体を載置する載置部と、を備え、前記撮影部及び前記載置部の少なくとも一方を移動させて前記載置部上の被検体を前記撮影部に位置させる医用画像撮影システムであって、操作者が手に持って移動させて、前記載置部上に載置された被検体における撮影範囲を指示するための指示手段と、撮影範囲を指示したときの前記指示手段の位置又は変位に基づいて、撮影範囲を設定する設定手段と、前記載置部に載置された被検体の画像を取得する光学カメラと、撮影範囲を指示する場所から見える位置に設けられたディスプレイと、前記光学カメラにより取得された被検体の画像と、前記設定手段により設定された撮影範囲を示す画像とを位置的に対応付けて重ねて表示するよう、前記ディスプレイを制御する制御手段と、を備えることを特徴とする医用画像撮影システムである。
第3の観点の発明は、被検体を放射線により撮影する撮影部と、被検体を載置する載置部と、を備え、前記撮影部及び前記載置部の少なくとも一方を移動させて前記載置部上の被検体を前記撮影部に位置させる医用画像撮影システムであって、操作者が手に持って移動させて、前記載置部上に載置された被検体における放射線照射出力低減範囲を指示するための指示手段と、放射線照射出力低減範囲を指示したときの前記指示手段の位置又は変位に基づいて、放射線照射出力低減範囲を設定する設定手段と、前記載置部に載置された被検体の画像を取得する光学カメラと、放射線照射出力低減範囲を指示する場所から見える位置に設けられたディスプレイと、前記光学カメラにより取得された被検体の画像と、前記設定手段により設定された放射線照射出力低減範囲を示す画像とを位置的に対応付けて重ねて表示するよう、前記ディスプレイを制御する制御手段と、を備えることを特徴とする医用画像撮影システムである。
ここで、放射線照射出力低減範囲とは、撮影に用いる放射線の照射出力を所定値より低減する範囲である。
第4の観点の発明は、第2又は3の観点の発明において、前記制御手段が、被検体の体の厚みを特定し得る情報に基づいて、前記被検体の画像と位置的に対応付けて重ねて表示する画像の表示位置を補正することを特徴とする医用画像撮影システムである。
第5の観点の発明は、第2〜4のいずれか一の観点の発明において、前記制御手段が、さらに、前記被検体の画像と、設定された被検体の配置向きを示す画像とを位置的に対応付けて表示するよう、前記ディスプレイを制御することを特徴とする医用画像撮影システムである。
ここで、被検体配置向きとは、被検体を撮影する際に配置すべき被検体の向きである。
第6の観点の発明は、被検体を撮影する撮影部と、被検体を載置する載置部と、を備え、前記撮影部及び前記載置部の少なくとも一方を移動させて前記載置部上の被検体を前記撮影部に位置させる医用画像撮影システムであって、操作者が手に持って移動させて、前記載置部上に載置された被検体の配置向きを指示するための指示手段と、被検体の配置向きを指示したときの前記指示手段の位置又は変位に基づいて、被検体の配置向きを設定する設定手段と、前記載置部に載置された被検体の画像を取得する光学カメラと、被検体の配置向きを指示する場所から見える位置に設けられたディスプレイと、前記光学カメラにより取得された被検体の画像と、前記設定手段により設定された被検体の配置向きを示す画像とを位置的に対応付けて重ねて表示するよう、前記ディスプレイを制御する制御手段と、を備えることを特徴とする医用画像撮影システムである。
第7の観点の発明は、第2〜6のいずれか一の観点の発明において、前記光学カメラ及び前記ディスプレイが、前記撮影部に設けられていることを特徴とする医用画像撮影システムである。
本発明の医用画像撮影システムによれば、操作者が前記指示手段を手に持って移動させて撮影条件を実際に指示して撮影条件が設定されるので、従来よりも撮影条件を簡単に設定することができる。
また、本発明の医用画像撮影システムによれば、操作者から見える位置に設けられたディスプレイに、光学カメラで取得された被検体の画像と、前記指示手段で指示した位置や変位に基づいて前記設定手段で設定された撮影条件を示す画像とを位置的に対応付けて重ねて表示するので、設定された撮影条件が正しいかをその場で直ぐに確認することができ、撮影条件の設定ミスを防ぐことができる。
本発明の一実施形態であるX線CTシステムの概略構成を示すブロック(block)図である。 本実施形態に係るX線CTシステムの概観図である。 本実施形態に係るX線CTシステムにおいてスキャン開始位置及びスキャン終了位置とスキャン面との距離の算出を説明するための図である。 本実施形態に係るX線CTシステムの他の概観図である。 スキャン範囲設定モード(mode)においてディスプレイに表示される画面の一例を示す図である。 X線照射出力低減範囲設定モードにおいてディスプレイに表示される画面の一例を示す図である。 被検体配置向き設定モードにおいてディスプレイに表示される画面の一例を示す図である。 本実施形態に係るX線CTシステムの第一変形例の概略構成を示すブロック図である。 本実施形態に係るX線CTシステムの第二変形例において、スキャン範囲の設定を説明するための図である。
以下、本発明の医用画像撮影システムの一実施形態であるX線CTシステムについて、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係るX線CTシステムの概略構成を示すブロック図、図2は、本実施形態に係るX線CTシステムの概観図、図3は、本実施形態に係るX線CTシステムにおいてスキャン開始位置及びスキャン終了位置とスキャン面との距離の算出を説明するための図である。
X線CTシステム1は、ガントリ100と、テーブル200と、操作コンソール300と、リモコン(remote controller)400とから構成されている。
ガントリ100は、空洞部101を有するドーナツ(daughnut)状の回転部102を備えている。この回転部102内には、X線を発生するX線管103と、このX線管103からのX線の照射範囲を規定するコリメータ(collimator)104とが設けられている。また、回転部102内には、X線管103から照射され、被検体を透過したX線を検出するX線検出部105と、このX線検出部105により得られた投影データ(data)を収集するデータ収集部106とが設けられている。X線管103及びコリメータ104と、X線検出部105及びデータ収集部106とは、互いに空洞部101を挟んで対向する位置に設けられ、その関係が維持された状態で回転部102が回転するようになっている。ちなみに、X線管103とX線検出部105は、本発明における撮影部の一例である。また、図3において、符号Sは、X線管103及びX線検出部105によるスキャン面を示している。
また、ガントリ100は、X線管103を制御するX線管コントローラ107と、回転部102の回転を制御する回転部コントローラ108とを備えている。これらX線管コントローラ107及び回転部コントローラ108へは、メインコントローラ(main controller)109から制御信号が出力されるようになっている。このメインコントローラ109は、所定の撮影条件で撮影(スキャン)が行われるように、X線管コントローラ107及び回転部コントローラ108のほか、ガントリ100の各部へ制御信号を出力するようになっている。
また、メインコントローラ109は、上記各種制御のほか、テーブル200を制御する。具体的には、メインコントローラ109は、テーブル200のクレードル202を水平方向に移動させるための水平移動制御部1091と、支持台201を上下方向に移動させることによりクレードル202の位置を上下方向に移動させるための上下移動制御部1092とを備えている。
水平移動制御部1091は、操作コンソール300や、ガントリ100に設けられた図示しない操作ボタン(button)からの入力により、クレードル202を水平方向に移動させる制御信号をテーブル200へ出力する。また、上下移動制御部1092は、操作コンソール300や、ガントリ100に設けられた図示しない操作ボタンからの入力があると、テーブル200の後述する昇降部203を昇降させる制御信号をテーブル200へ出力する。
さらに、メインコントローラ109は、後述するように、撮影条件としてスキャン範囲を指示したときのリモコン400の位置を検出して、この位置に応じたスキャン範囲(撮影範囲)を設定する設定手段1093を備えている。本例では、この設定手段1093は、基準位置としての撮影部(X線管103及びX線検出部105)に対するリモコン400の位置を検出する。すなわち、設定手段1093は、リモコン400で指示された位置と、X線管103及びX線検出部105とのクレードル移動方向における距離を算出することにより、スキャン範囲を設定する。ここで、本例では、テーブル200のクレードル202上における位置Aから位置Bまでがスキャン範囲として設定されるものとする。スキャン範囲を設定する際には、位置Aと位置Bとがリモコン400で指示される。設定手段1093は、リモコン400で指示された位置と、X線管103及びX線検出部105とのクレードル移動方向における距離として、位置Aとスキャン面Sとの距離DAS、及び位置Bとスキャン面Sとの距離DBSが算出されるようになっている。詳細は後述する。
ガントリ100は、さらに、リモコン400から発信される赤外線を受信する赤外線受信部110aと、リモコン400から発信される超音波を受信する超音波受信部110bとを有する受信部110を備える。赤外線受信部110a及び超音波受信部110bは、赤外線、超音波を受信すると、受信信号をメインコントローラ109へ出力するようになっている。
受信部110は、ガントリ100におけるテーブル200側の面Gに設けられている。ここで、ガントリ100の面Gとスキャン面Sとのクレードル移動方向における距離DGSは、装置に応じて決まった値である。
また、図2に示すように、ガントリ100の側面には、リモコン400を入れることができる箱状のホルダ(holder)111が設けられている。
テーブル200は、支持台201と、この支持台201上に水平方向に移動可能に設けられ、被検体をガントリ100の空洞部101へ搬送するクレードル202とを有している。支持台201は、昇降部203によって上下方向に移動するようになっており、これによりクレードル202を上下方向に移動できるようになっている。昇降部203の動作は、上下移動制御部1092からの制御信号により制御されるようになっている。
また、クレードル202は、図示しないモータ(motor)により水平方向に移動して、支持台201から繰り出されるようになっている。クレードル202の水平方向への移動は、水平移動制御部1091からの制御信号により制御されるようになっている。
ちなみに、クレードル202は、本発明において被検体を載置する載置部の一例である。本例では、このクレードル202を移動させて、被検体を撮影部(X線管103及びX線検出部105)に位置させるようになっている。
ここで、クレードル202における位置Aは、スキャン開始位置である。従って、クレードル202を支持台201から繰り出して水平方向に移動させ、位置Aがスキャン面Sまで移動したときにスキャンが開始される。また、クレードル202における位置Bは、スキャン終了位置である。従って、クレードル202を水平方向に移動させて、位置Bがスキャン面Sまで移動したときにスキャン終了となる。
また、テーブル200は、支持台201から繰り出されたクレードル202の位置を検出する位置検出手段(図示省略)を有している。この位置検出手段で検出された位置情報は、メインコントローラ109へ入力される。そして、この位置情報に基づいて水平制御部1091がクレードル202を制御するようになっている。
操作コンソール300は、装置全体の制御を行なう中央処理装置301、操作者の入力を受け付けるキーボード(keybord)などの入力装置302、中央処理装置301によって画像再構成された断層像を表示する表示装置303、プログラム(program)やデータやX線断層像などを記憶する記憶装置304を備えている。
リモコン400は、操作者Oが手に持って移動させることができるものであり、このリモコン400により操作者Oはスキャン範囲を指示する。本例では、スキャン範囲として、スキャン開始位置としての位置A及びスキャン終了位置としての位置Bが、リモコン400により指示される。
リモコン400は、赤外線発信部401及び超音波発信部402を備える。リモコン400は、これら赤外線発信部401及び超音波発信部402からそれぞれ赤外線及び超音波を同時に発信させるための発信ボタン(図示省略)を有している。また、リモコン400は、液晶表示部403を備えている。この液晶表示部403には、後述するようにして設定されたスキャン範囲が数値で表示されるようになっている。
なお、本例では、リモコン400から発信する光として赤外線を用いたが、可視光を用いてもよい。ちなみに、リモコン400は、本発明における指示手段の一例である。
ここで、X線CTシステム1のスキャン範囲の設定に関する動作について説明する。本例では、リモコン400でスキャン範囲を指示し、スキャン範囲の設定が行われる。具体的には、先ず操作者Oは、リモコン400を被検体Pに近づけ、スキャン開始位置である位置Aをリモコン400で指示する。そして、リモコン400に設けられた発信ボタン(図示省略)を押し、赤外線発信部401及び超音波発信部402から、それぞれ赤外線及び超音波を同時に発信させる。
受信部110では、リモコン400から同時に発信された赤外線及び超音波が時間差をもって受信される。すなわち、赤外線受信部110aで赤外線が受信されてから所定時間後に超音波受信部110bで超音波が受信される。設定手段1093は、赤外線と超音波の受信時間差に基づいて、位置Aと受信部110が設けられたガントリ100の面Gとの距離DAGを算出する。そして、この距離DAGと距離DGSとを足し合わせることにより、距離DASを算出する。これにより、スキャン開始位置が設定される。
スキャン開始位置が設定されると、次に操作者Oはスキャン終了位置である位置Bをリモコン400で指示し、赤外線及び超音波を発信させる。これにより、上記と同様にして、設定手段1093は位置Bと面Gとの距離DBGを算出し、これに距離DGSを足し合わせて距離DBSを算出する。これにより、スキャン終了位置が設定される。
そして、操作者が操作コンソール300において、スキャン開始の指令を入力すると、メインコントローラ109は、設定されたスキャン開始位置とスキャン終了位置との間でスキャンが行われるように、ガントリ100及びテーブル200を制御する。
ところで、操作者は、上記のようにリモコン400で所定の位置を指示して設定された撮影条件が意図した条件であるかを、その場で直ぐに確認したい場合がある。
そこで、本実施形態に係るX線CTシステム1では、リモコン400で所定の位置を指示して設定された撮影条件がその場で直ぐに確認できるよう、検査室内の操作者から見える位置に設けられたディスプレイに、被検体を光学的に撮像して取得した被検体の画像と、設定された撮影条件を示す画像とを位置的に対応付けて重ねて表示するようになっている。以下、具体的に説明する。
図4は、本実施形態に係るX線CTシステム1の他の概観図である。
ガントリ100は、図1及び図4に示すように、テーブル200のクレードル202上に載置された被検体Pを撮像し被検体Pの画像を取得する光学カメラ112と、その被検体Pの画像等を表示するためのディスプレイ113とを有している。
また、ガントリ100のメインコントローラ109は、図1に示すように、光学カメラ112により取得された被検体Pの画像と、リモコン400を介し設定手段1093により設定された撮影条件を示す画像とを位置的に対応付けて重ねて表示するよう、ディスプレイ113を制御する表示制御部1095を有している。
なお本例では、撮影条件として、ランドマーク位置とスキャン範囲(スキャン開始位置及びスキャン終了位置)、X線照射出力低減範囲、及び被検体配置向きを設定する場合について説明する。ランドマーク位置とは、スキャン範囲の基準となる位置であり、一般的に解剖学的に特徴のある位置が設定される。X線照射出力低減範囲とは、撮影に用いるX線(放射線)の照射出力を所定値より低減する範囲であり、放射線感受性の高い部位を保護するために被曝低減目的で設定される範囲である。また、被検体配置向きとは、スキャン(撮影)するときに配するべき被検体Pの向きであり、被検体Pの頭部がガントリ100側に位置するヘッドファースト(HF;Head First)と、被検体Pの足部がガントリ100側に位置するフィートファースト(FF;Feet First)とがある。
設定手段1093は、設定する撮影条件の種類に応じた設定モードを有している。設定モードは無線デジタル通信によりリモコン400側で選択可能となっている。すなわち、リモコン400の図示しない操作部を操作して設定モードを選択すると、その情報が赤外線又は超音波に乗って発信させられる。受信部110はこれを受信して受信信号を設定手段1093に送る。設定手段1093は送られてきた受信信号を解析して情報を認識し、これに応じた設定モードを選択する。本例では、設定モードとして、スキャン範囲設定モード、X線照射出力低減範囲設定モード、被検体配置向き設定モードを選択できるようになっている。
さて、本実施形態に係るX線CTシステムの動作について説明する。
光学カメラ112は、クレードル202上に載置された被検体Pを繰り返し撮像しており、その画像信号を表示制御部1095に送る。表示制御部1095は、その画像信号に基づいてディスプレイ113に被検体Pの画像を更新しながら表示している。
<スキャン範囲設定モード>
先ず、X線CTシステム1のスキャン範囲設定モードにおける動作について説明する。図5は、スキャン範囲設定モードにおいてディスプレイに表示される画面の一例を示す図である。操作者がリモコン400を操作してスキャン範囲設定モードを選択すると、表示制御部1095は、図5(a)に示すように、ディスプレイ113に、被倹体Pの画像Qの上にランドマーク位置を暫定的に表す破線TLMを表示させるとともに、その横にランドマーク位置を意味する「LM」の記号MLMを点滅して表示させる。ここで、操作者がリモコン400でクレードル202上の所望の位置を指示すると、設定手段1093がその指示された所望の位置に基づいてランドマーク位置を設定する。すると、表示制御部1095は、光学カメラ112とテーブル200との位置関係、光学カメラ112の視野角、表示倍率、現時点におけるクレードル202の位置等に基づいて、設定されたランドマーク位置に対応する被倹体Pの画像Q上の位置を算出する。そして、図5(b)に示すように、被倹体Pの画像Q上のその対応位置にランドマーク位置を表す直線LLMを表示させるとともに、その横の「LM」の記号MLMの表示を点滅から点灯に切り換える。
次に、表示制御部1095は、被倹体Pの画像Qの上にスキャン開始位置を暫定的に表す破線TSTを表示させるとともに、その横にスキャン開始位置を意味する「St」の記号MSTを点滅して表示させる。ここで、操作者がリモコン400でクレードル202上の所望の位置を指示すると、設定手段1093がその指示された所望の位置に基づいてスキャン開始位置を設定する。すると、表示制御部1095は、ランドマーク位置の場合と同様に、設定されたスキャン開始位置に対応する被倹体Pの画像Q上の位置を算出する。そして、図5(c)に示すように、被倹体Pの画像Q上のその対応位置にスキャン開始位置を表す直線LSTを表示させるとともに、その横の「St」の記号MSTの表示を点滅から点灯に切り換える。また、さらにその横に、設定されたスキャン開始位置のランドマーク位置からの座標を表示させる。
次に、表示制御部1095は、被倹体Pの画像Qの上にスキャン終了位置を暫定的に表す破線TENDを表示させるとともに、その横にスキャン終了位置を意味する「End」の記号MENDを点滅して表示させる。ここで、操作者がリモコン400でクレードル202上の所望の位置を指示すると、設定手段1093がその指示された所望の位置に基づいてスキャン終了位置を設定する。すると、表示制御部1095は、ランドマーク位置の場合と同様に、設定されたスキャン終了位置に対応する被倹体Pの画像Q上の位置を算出する。そして、図5(d)に示すように、被倹体Pの画像Q上のその対応位置にスキャン終了位置を表す直線LENDを表示させるとともに、その横の「End」の記号MENDの表示を点滅から点灯に切り換える。また、さらにその横に、設定されたスキャン終了位置のランドマーク位置からの座標を表示させる。
このような各位置の設定工程において、ディスプレイ113に表示された直線の位置が希望する位置とずれている場合には、リモコン400を操作して設定をキャンセルし、設定作業をやり直す。
なお、各位置を表す直線は、画像中のクレードル202上に描くようなイメージで表示してもよいが、この直線が被倹体Pと重なると被倹体Pの体の厚み分だけ直線の位置がずれて見えるので、被倹体Pの厚みを特定し得る情報からその厚み分を補正して、被倹体Pの体表面上に描くようなイメージで表示するのが好ましい。被倹体Pの厚みを特定し得る情報としては、例えば、被倹体Pのスライス面方向におけるセンタリング情報(スキャン中心高さ位置)などを考えることができる。スキャン中心高さ位置は、被検体Pの略体軸位置に設定されることが多いので、このスキャン中心高さ位置とクレードル202の上面の高さ位置との距離の約2倍の距離を被検体Pの体の厚みとして推定することができる。また例えば、リモコン400で被検体Pの体表面の高さ位置を指示し、その指示された高さ位置とクレードル202の上面の高さ位置との距離を被検体Pの体の厚みとして算出してもよい。リモコン400で指示した高さ位置を検出する方法としては、例えばリモコン400から同時に発信させられる赤外線及び超音波を受信する受信部を複数用意して、各受信部における赤外線と超音波の受信時間差に基づいてこれら受信部とリモコン400との距離をそれぞれ算出し、リモコン400の高さ位置を検出する方法が考えられる。
<X線照射出力低減範囲設定モード>
次いで、X線CTシステム1のX線照射出力低減範囲設定モードにおける動作について説明する。図6は、X線照射出力低減範囲設定モードにおいてディスプレイに表示される画面の一例を示す図である。操作者がリモコン400を操作してX線照射出力低減範囲設定モードを選択すると、表示制御部1095は、図6(a)に示すように、ディスプレイ113に、被倹体Pの画像Qの上にX線照射出力低減開始位置を暫定的に表す破線TODMSTを表示させるとともに、その横にX線照射出力低減開始位置を意味する「ODM-St」の記号MODMSTを点滅して表示させる。ここで、操作者がリモコン400でクレードル202上の所望の位置を指示すると、設定手段1093がその指示された所望の位置に基づいてX線照射出力低減開始位置を設定する。すると、表示制御部1095は、光学カメラ112とテーブル200との位置関係、光学カメラ112の視野角、表示倍率、現時点におけるクレードル202の位置等に基づいて、設定されたX線照射出力低減開始位置に対応する被倹体Pの画像Q上の位置を算出する。そして、図6(b)に示すように、被倹体Pの画像Q上のその対応位置にX線照射出力低減開始位置を表す直線LODMSTを表示させるとともに、その横の「ODM-St」の記号MODMSTの表示を点滅から点灯に切り換える。
次に、表示制御部1095は、被倹体Pの画像Qの上にX線照射出力低減終了位置を暫定的に表す破線TODMENDを表示させるとともに、その横にX線照射出力低減終了位置を意味する「ODM-End」の記号MODMENDを点滅して表示させる。ここで、操作者がリモコン400でクレードル202上の所望の位置を指示すると、設定手段1093がその指示された所望の位置に基づいてX線照射出力低減終了位置を設定する。すると、表示制御部1095は、X線照射出力低減開始位置の場合と同様に、設定されたX線照射出力低減終了位置に対応する被倹体Pの画像Q上の位置を算出する。そして、図6(c)に示すように、被倹体Pの画像Q上のその対応位置にX線照射出力低減終了位置を表す直線LODMENDを表示させるとともに、その横の「ODM-End」の記号MODMENDの表示を点滅から点灯に切り換える。また、さらにその横に、設定されたX線照射出力低減終了位置のランドマーク位置からの座標ZODMENDを表示させる。なお、操作性をよくするため、リモコン400のボタンを押すことによりX線照射出力低減開始位置を指示し、その押したボタンを離すことによりX線照射出力低減終了位置を指示する方法を用いてもよい。このとき、リモコン400のボタンを押している間は、略リアルタイムで、X線照射出力低減開始位置の指示位置とX線照射出力低減終了位置の暫定指示位置との範囲を示す図形、例えば、この範囲を対向する平行な直線で表す矩形図形を更新しながら表示するようにしてもよい。
次に、表示制御部1095は、被倹体Pの画像Qの上にX線照射出力低減ビュー角度範囲を感覚的に対応させたクレードル202の幅方向の範囲を暫定的に表す破線TODMAGLを表示させるとともに、その横にX線照射出力低減ビュー角度範囲を意味する「ODM-AGL」の記号MODMAGLを点滅して表示させる。ここで、操作者がリモコン400で所望のビュー角度範囲を、例えば幾つかの候補の中から指定すると、設定手段1093がその指定された所望のビュー角度範囲に基づいてX線照射出力低減ビュー角度範囲を設定する。すると、表示制御部1095は、設定されたX線照射出力低減ビュー角度範囲に対応する被倹体Pの画像Q上の範囲を算出する。例えば、X線照射出力低減ビュー角度範囲として鉛直上向きを中心に90°が指定された場合には、クレードル202の幅方向中央に、クレードル202の幅の半分の幅の範囲を対応範囲として算出する。また、X線照射出力低減ビュー角度範囲として鉛直上向きを中心に120°が指定された場合には、クレードル202の幅方向中央に、クレードル202の幅の3分の2の幅の範囲を対応範囲として算出する。また、X線照射出力低減ビュー角度範囲として鉛直上向きを中心に180°が指定された場合には、クレードル202の幅方向いっぱいの範囲を対応範囲として算出する。そして、図6(d)に示すように、被倹体Pの画像Q上のその対応範囲にX線照射出力低減ビュー角度範囲を表す直線LODMAGLを表示させるとともに、その横の「ODM-AGL」の記号MODMAGLの表示を点滅から点灯に切り換える。また、さらにその横に、設定されたX線照射出力低減ビュー角度範囲の角度AGLを表示させる。
このような各位置や角度範囲の設定工程において、ディスプレイ113に表示された直線の位置や範囲が希望する位置や範囲とずれている場合には、リモコン400を操作して設定をキャンセルし、設定作業をやり直す。
<被検体配置向き設定モード>
次いで、X線CTシステム1の被検体配置向き設定モードにおける動作について説明する。図7は、被検体配置向き設定モードにおいてディスプレイに表示される画面の一例を示す図である。操作者がリモコン400を操作して被検体配置向き設定モードを選択すると、表示制御部1095は、図7(a)に示すように、ディスプレイ113に、被倹体Pの画像Qの上に暫定的な被検体配置向きに対応した被検体擬似輪郭TSIを点滅して表示させる。また、その暫定的な被検体配置向きにおける頭部側に上向きを意味する「S」と、足部側に下向きを意味する「I」とを含む記号MSIを点滅して表示させる。ここで、操作者がリモコン400で被検体の上下(頭尾)方向における所望の向きを指定する。例えば、操作者は、クレードル202上における被検体Pの頭部寄りの位置をリモコン400で指示することで所望の向きを指定したり、リモコン400の操作部を操作して所望の向きを選択することで指定したりする。設定手段1093はその指定された所望の向きを被検体配置向きとして設定する。すると、表示制御部1095は、図7(b)に示すように、被倹体Pの画像Q上に、設定された被検体配置向きに対応した被検体擬似輪郭LSIを表示させるとともに、その設定された被検体配置向きにおける頭部側に上向きを意味する「S」と、足部側に下向きを意味する「I」とを含む記号MSIを点灯で表示させる。
このような被検体配置向きの設定工程において、ディスプレイ113に表示された被検体配置向きが希望する向きと異なる場合には、リモコン400を操作して設定をキャンセルし、設定作業をやり直す。
以上、本実施形態に係るX線CTシステム1によれば、従来のようにレーザ光を用いることなく、リモコン400により、スキャン範囲を実際に指示してその設定を行なうことができるので、従来よりも簡単に設定を行なうことができる。また、実際にスキャン範囲を指示するので、数値で設定する場合と違って広めのスキャン範囲を設定する必要は無く、無駄被曝を防止することもできる。
また、本実施形態に係るX線CTシステム1によれば、ガントリ100に設けられたディスプレイ113に、光学カメラ112で取得された被検体の画像と、リモコン400で指示した位置や高さ位置等に基づいて設定された撮影条件を示す画像とを、位置的に対応付けて重ねて表示するので、設定された撮影条件が正しいかをその場で直ぐに確認することができ、撮影条件の設定ミスを防ぐことができる。
以下、本実施形態に係るX線CTシステムの変形例について説明する。
図8は、本実施形態に係るX線CTシステムの第一変形例の概略構成を示すブロック図である。この第一変形例では、赤外線と超音波の受信時間差に基づいて距離DAS,DBSを算出してスキャン範囲が設定されるのではなく、リモコン400を移動させたときの変位に基づいてスキャン範囲が設定される。
具体的に説明すると、第一変形例のX線CTシステム20において、リモコン400は、赤外線発信部401及び超音波発信部402の代わりに、加速度センサ410を備えている。この加速度センサ410としては、例えば3軸(X軸、Y軸、Z軸)に関する加速度を検出可能なものが用いられる。
本例では、リモコン400を、ガントリ100の面Gからスキャン開始位置及びスキャン終了位置まで移動させることにより、スキャン範囲が指示されるようになっている。
また、ガントリ100は、特に図示しないが、赤外線受信部110a及び超音波受信部110bを有する受信部110の代わりに、加速度センサからの信号を受信する受信部120を備えている。
この第一変形例においてスキャン範囲を設定する際には、操作者がリモコン400をガントリ100の面Gから位置A(図3参照)まで移動させ、このときの加速度センサ410の検出値に基づいて、設定手段1093がリモコン400の変位、すなわち距離DAGを算出する。すなわち、設定手段1093では、加速度センサ410の検出値について2回の時間積分を行なうことにより、距離DAGを算出する。また、操作者がリモコン400を面Gから位置Bまで移動させ、このときの加速度センサ410の検出値に基づいて、設定手段1093がリモコン400の変位、すなわち距離DBGを上記と同様にして算出する。そして、設定手段1093は、距離DAGと距離DGSとを足し合わせて距離DASを算出し、また距離DBGと距離DGSとを足し合わせて距離DBSを算出することにより、スキャン範囲の設定を行なう。
次に、本実施形態に係るX線CTシステムの第二変形例について説明する。上記の説明においては、スキャン開始位置とスキャン終了位置を設定することにより、スキャン範囲の設定を行っているが、スキャン範囲の基準位置を指示し、この基準位置を基準としてスキャン範囲の設定を行ってもよい。ここでは、スキャン範囲の基準位置として、図9に示すスキャン範囲の中心Eを用いて設定する例について説明する。
先ず、操作者が、リモコン400でスキャン範囲の中心Eを指示するか、リモコン400を面Gからスキャン範囲の中心Eまで移動させると、設定手段1093が、スキャン範囲の中心とスキャン面Sとの距離を算出する。そして、操作者は、スキャン範囲の中心Eの前後に所望の距離だけ離れた位置A,Bを数値で入力する。これにより、スキャン開始位置である位置Aとスキャン面Sとの距離及びスキャン終了位置である位置Bとスキャン面Sとの距離を算出することができ、スキャン範囲の設定を行なうことができる。
なお、本実施形態に係るX線CTシステム及びその変形例において、リモコン400の位置を検出する際に基準とする距離判明位置は、ガントリ100の面Gであったが、これに限られるものではない。距離判明位置としては、例えばホルダ111や、ガントリ100の側面においてスキャン面Sと一致する位置など、X線管103及びX線検出部105とのクレードル移動方向における距離が判明している位置を適宜選択することができる。
また、本実施形態に係るX線CTシステムにおいて、撮影部としてのX線管103及びX線検出部105とリモコン400で指示した位置との距離、又はX線管103及びX線検出部105からのリモコン400の変位に基づいて、スキャン範囲の設定を行ってもよい。
また、赤外線発信部401及び超音波発信部402をガントリ100の一部分などの距離判明位置や撮影部に設けるとともに、赤外線受信部110a及び超音波受信部110bをリモコン400に設けてもよい。
さらに、クレードル202を移動させるのではなく、ガントリ100を移動させることにより、クレードル202上の被検体を撮影部としてのX線管103及びX線検出部105に位置させてもよい。すなわち、本発明は、被検体側(載置部)を移動させるのではなく、被検体は固定のままで撮影部を移動させることによって、この撮影部に被検体を位置させる場合にも同様に適用することができる。
また、本実施形態に係るX線CTシステムでは、光学カメラ112及びディスプレイ113をガントリ100に設けているが、光学カメラは被検体を撮像できる位置であればいずれの位置に設けられていてもよく、また、ディスプレイもリモコン400で位置や高さ位置を指示する操作者から見える位置であればいずれの位置に設けられていてもよい。例えば、光学カメラは、ガントリ100及びテーブル200が設置されている検査室内の壁や天井に設けてもよい。また、ディスプレイは、キャスタ付きの支柱などに設けて、操作者の傍らに置いてもよいし、リモコン400に設けてもよい。
以上、本発明の実施形態およびその変形例について説明したが、本発明はこれらに限られるものではなく、本発明の主旨を変更しない範囲で種々変更実施可能なことはもちろんである。例えば、本発明は、PET装置、SPECT装置、MRI装置などにも適用することができる。
1,20 X線CTシステム
100 ガントリ
103 X線管
105 X線検出部
1093 設定手段
1095 表示制御部
112 光学カメラ
113 ディスプレイ
200 テーブル
201 支持台
202 クレードル
400 リモコン

Claims (6)

  1. 横たわる被検体を載置する載置部と前記被検体を撮影する撮影部とを備え、前記撮影部及び前記載置部の少なくとも一方を移動させて前記載置部上の被検体を前記撮影部に位置させ、断層像を撮影する医用画像撮影システムであって、

    操作者が手に持って、横たわる前記被検体に近接した空間において、前記被検体に対して撮影範囲を示すための位置に配置した際の当該位置に関する情報を発信する指示手段と、

    前記指示手段により発信された撮影位置に関する情報に基づき、前記被検体の撮影範囲を設定する設定手段と、前記載置部に載置された被検体の画像を取得する光学カメラと、

    撮影範囲を指示する場所から見える位置に設けられたディスプレイと、
    前記光学カメラにより取得された被検体の画像と、前記設定手段により設定された撮影範囲を示す画像とを位置的に対応付けて重ねて表示するよう、前記ディスプレイを制御する制御手段と、

    を備えることを特徴とする医用画像撮影システム。
  2. 被検体を放射線により撮影する撮影部と、
    被検体を載置する載置部と、を備え、
    前記撮影部及び前記載置部の少なくとも一方を移動させて前記載置部上の被検体を前記撮影部に位置させる医用画像撮影システムであって、

    操作者が手に持って移動させて、前記載置部上に載置された被検体における放射線照射出力低減範囲を指示するための指示手段と、

    放射線照射出力低減範囲を指示したときの前記指示手段の位置又は変位に基づいて、放射線照射出力低減範囲を設定する設定手段と、

    前記載置部に載置された被検体の画像を取得する光学カメラと、
    放射線照射出力低減範囲を指示する場所から見える位置に設けられたディスプレイと、
    前記光学カメラにより取得された被検体の画像と、前記設定手段により設定された放射線照射出力低減範囲を示す画像とを位置的に対応付けて重ねて表示するよう、前記ディスプレイを制御する制御手段と、

    を備えることを特徴とする医用画像撮影システム。
  3. 前記制御手段は、被検体の体の厚みを特定し得る情報に基づいて、前記被検体の画像と位置的に対応付けて重ねて表示する画像の表示位置を補正することを特徴とする請求項1又は2に記載の医用画像撮影システム。
  4. 前記制御手段は、さらに、前記被検体の画像と、設定された被検体の配置向きを示す画像とを位置的に対応付けて重ねて表示するよう、前記ディスプレイを制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の医用画像撮影システム。
  5. 被検体を撮影する撮影部と、
    被検体を載置する載置部と、を備え、
    前記撮影部及び前記載置部の少なくとも一方を移動させて前記載置部上の被検体を前記撮影部に位置させる医用画像撮影システムであって、

    操作者が手に持って移動させて、前記載置部上に載置された被検体の配置向きを指示するための指示手段と、
    被検体の配置向きを指示したときの前記指示手段の位置又は変位に基づいて、被検体の配置向きを設定する設定手段と、
    前記載置部に載置された被検体の画像を取得する光学カメラと、
    被検体の配置向きを指示する場所から見える位置に設けられたディスプレイと、
    前記光学カメラにより取得された被検体の画像と、前記設定手段により設定された被検体の配置向きを示す画像とを位置的に対応付けて重ねて表示するよう、前記ディスプレイを制御する制御手段と、

    を備えることを特徴とする医用画像撮影システム。
  6. 前記光学カメラ及び前記ディスプレイは、前記撮影部に設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の医用画像撮影システム。
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