JPH066290Y2 - 油圧クラッチ式変速装置 - Google Patents

油圧クラッチ式変速装置

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JPH066290Y2
JPH066290Y2 JP6647687U JP6647687U JPH066290Y2 JP H066290 Y2 JPH066290 Y2 JP H066290Y2 JP 6647687 U JP6647687 U JP 6647687U JP 6647687 U JP6647687 U JP 6647687U JP H066290 Y2 JPH066290 Y2 JP H066290Y2
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JP
Japan
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pressure
hydraulic clutch
speed
valve
hydraulic
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JP6647687U
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JPS63173546U (ja
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南美男 湯浅
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Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
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Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は油圧クラッチ式変速装置において、変速時に油
圧クラッチが切り変わり、動力伝達歯車連が切り替わる
場合における衝撃を無くし、スムーズな変速を可能とす
るものである。
(ロ)従来技術 従来から油圧クラッチ式変速装置に関する技術は本出願
人等より多数の技術が公知とされているのである。
例えば特開昭53−114128号公報の如くである。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 従来の技術においても、前進1速から前進2速へ、前進
2速から前進3速へと変速する場合において、前段の油
圧クラッチのシリンダーから圧油が抜けて非接合状態と
なり、次段の油圧クラッチに圧油が流入し接合状態とな
る過渡期において、一旦速度が低下し、次に突然ダッシ
ュするような変速時のショックが発生するという不具合
いがあったのである。
本考案は該変速過渡期における一旦速度が低下した後
に、また急発進するというショックを解消したものであ
る。
(ニ)問題を解決するための手段 本考案の目的は以上の如くであり、次に該目的を達成す
る為の構成を説明すると。
複数段の常時噛合歯車連を、該歯車連毎に付設した油圧
クラッチを選択接合することにより変速を行う構成にお
いて、増速変速時においては、離脱側の油圧クラッチの
圧油の低下を徐々に行う絞り装置と、接合側の油圧クラ
ッチの圧力が一定以上となると一気に離脱側の圧力を低
下させる解除機構を設け、減速変速時においては、離脱
側は一気に低下させ、接合側は0に近い圧力から徐々に
上昇させるべく圧力戻しバルブ7を緩速圧力上昇バルブ
Dに付設したものである。
(ホ)実施例 本考案の目的・構成は以上の如くであり、次に該目的を
達成する為の構成を説明すると。
第1図は油圧クラッチ式変速装置の一実施例を示すスケ
ルトン図である。
エンジンEよりの動力を入力軸20にベルトにより伝達
し、該入力軸20とカウンター軸21との間において4
段の副変速を可能としている。
また該入力軸20のミッションケース外への突出部に油
圧ポンプPを付設している。
そして該4段の副変速装置の下方に2本の油圧クラッチ
軸22・23を配置して、該変速バルブのスプール2上
の油圧クラッチF1・F2・F3・Rを選択的に接合す
ることにより、前進3速・後進1速を得ている。
該油圧クラッチ式変速装置により変速後の回転を減速軸
24に集合させて、操向軸25の上で左右の操向クラッ
チを通過させている。
操向軸25により操向の為の断絶をされた回転がファイ
ナル軸16を経て、車軸17に伝達されるものである。
第2図は前進1速状態の油圧回路の図面、第3図は前進
1速から2速へ変速する場合の初期における変速過渡期
制御スプール1・3の状態を示す図面、第4図は同じく
第1速から2速へ変速する場合の終期の図面、第5図は
第2速から第3速へ変速した初期における変速過渡期制
御スプール1・3の状態を示す図面、第6図は同じく2
速から3速の終期における図面、第7図は本考案の増速
・減速時の油圧曲線の図面である。
まず油圧ポンプPの回路に設けた緩速圧力上昇バルブD
と圧力戻しバルブ7とリリーフバルブLの構成と作用に
ついて説明すると。
該緩速圧力上昇バルブDと圧力戻しバルブ7との構成に
より、変速時において油圧ポンプPから油圧クラッチの
接合側に流入する圧油が必ず圧力0から徐々に立ち上が
るように構成されているのである。
即ち、緩速圧力上昇バルブDのバネ受スプール8の背室
に開口された絞り孔11の部分に、圧力戻しバルブ7を
配置しており、変速バルブ2が切換操作されると必ず突
出する開放ピン2aにより圧力戻しバルブ7が開放さ
れ、バネ受スプール8の背室の圧油がドレーン回路Do
に連通するので、バネ受スプール8はいっぱいに後退
し、緩速圧力上昇バルブDが開放され易い状態となり、
接合側の立ち上がり圧力は第7図の如く必ず0から出発
するのである。
変速バルブ2を操作した変速終了後には、開放ピン2a
は後退し、バネ受スプール8が徐々に絞り孔11からの
圧油により戻り、緩速圧力上昇バルブDを押してドレー
ン回路Do回路を閉鎖し圧力を徐々ち上昇して行くもの
である。
このように構成した緩速圧力上昇バルブDと圧力戻しバ
ルブ7が油圧ボンプPの回路に構成されているのであ
る。Lはリリーフバルブ、は潤滑油回路、2bは変速
バルブ2のバルブケースである。
このような構成において、本考案は更に変速バルブ2と
各油圧クラッチF1・F2・F3との間に変速過渡期制
御スプール1・3を介装したものである。
変速過渡期制御スプール1・3はバルブケース5の中
に、直列状態に嵌装されており、更に変速過渡期制御ス
プール3による操作する絞り孔4a付きのチェック弁4
をも直列に介装しているものである。
絞り付きチェック弁4を閉鎖側へ付勢する付勢バネ1
0、変速過渡期制御スプール3を付勢する付勢バネ1
2、変速過渡期制御スプール1を付勢する付勢バネ13
がそれぞれ介装されている。
そして変速過渡期制御スプール1・3の接当部のポート
Aには油圧ポンプPのポートを連通させ、変速過渡期制
御スプール3のポートAと逆の側のポートBには変速バ
ルブ2の前進1速のポートが連通されている。また変速
過渡期制御スプール1のパス1a部のポートCには前進
2速のポートに通ずる油路を連通している。
(ヘ)考案の作用 本考案の作用を説明すると。
第2図は前進1速の場合であり、油圧ポンプPの圧油は
変速過渡期制御スプール1・3の間のポートAに連通す
ると共に、ポートBから絞り付きチェック弁4を開口し
て油圧クラッチF1に至っている。
該ポートAに送油される圧油により変速過渡期制御スプ
ール1・3が付勢バネ12・13に抗して移動するが、
この状態では変速過渡期制御スプール1・3は何の作用
もしないのである。
第3図において前進1速から2速へ変速操作する場合に
は、変速バルブ2の移動に連動して開放ピン2aが圧力
戻しバルブ7を開放し、ポンプポートの圧力を0にする
ので、変速過渡期制御スプール1・3も付勢バネ12・
13に押されて、元の位置に戻っているのである。
そして変速初期においては、ポートBへの圧油が送油さ
れなくなるので、絞り付きチェック弁4が付勢バネ10
により閉鎖され、油圧クラッチF1の圧油は絞り孔4a
を介して徐々にポートBに戻り、該ポートBより変速バ
ルブ2内の油路から再度変速過渡期制御スプール1のパ
ス1aに至り、絞り孔1bを介してドレーン回路Doに
排出されるのである。
しかし該油圧クラッチF1の戻り油は、絞り孔4aと絞
り孔1bの2箇所で絞られていることになるが、ポート
Bから絞り孔1bに至る間に4箇所のシール部があり、
該部分から戻り油が洩れるので、実際には絞り孔4aに
より絞られているのである。
このように油圧クラッチF1からの戻り油は絞り孔4a
により絞られて、徐々に下降し、第7図の曲線aの部分
を構成するものである。
一方油圧ポンプPの圧油はポートAと油圧クラッチF2
とに送油されており、圧力戻しバルブ7が閉じられた後
の緩速圧力上昇バルブDにより徐々に圧力が上昇するの
であるが、この上昇に伴い、第4図の如くポートAの圧
力が上昇し、変速過渡期制御スプール3と変速過渡期制
御スプール1を左右に付勢バネ12・13に抗して摺動
させるのである。
該変速過渡期制御スプール3の移動により、絞り付きチ
ェック弁4の絞り孔4aの部分が変速過渡期制御スプー
ル3の突起3aにより押されて、油圧クラッチF1から
の戻り油を一気に排出させ第7図の曲線bの如く垂直の
降下状態を示すものである。
次に第5図において、前進2速から3速への変速状態を
説明すると。この場合には、油圧クラッチF2の戻り油
がポートCより変速過渡期制御スプール1のパス1aと
絞り孔1bに連通されているのである。
ゆえに変速初期においては絞り孔1bにより制御された
徐々に第7図の曲線cの如く圧力が下降するのである。
同時に油圧ポンプPの圧油がポートAに連通されている
ので、変速過渡期制御スプール1・3が左右に摺動する
ものである。
そして絞り孔1bを徐々に絞って、その後にパス1a自
体がドレーン回路Doに直接に連通するので、第6図の
如く一気に開口されて第7図の直線dを構成するのであ
る。
該絞り孔4aや絞り孔1bの開口する時期を、接合側の
圧油の上昇と、離脱側の圧油の下降圧とが略等しくなる
程度に付勢バネを調整し、その後やや上昇側の圧油が上
昇した位置で、接合側の油圧クラッチが接合すべく構成
することにより、増速変速時において衝撃なく変速する
ことができ、また離脱側と接合側の二重噛合状態が発生
しないのである。
逆に前進3速から2速に減速変速する場合には、第3図
・第4図において、油圧クラッチF3はドレーン回路D
oに連通されているので、一気に0近くまで第7図の直
線eの如く下降し、油圧クラッチF2への圧油は緩速圧
力上昇バルブDと圧力戻しバルブ7に制御されて、第7
図の曲線fの如く、0近くから徐々に上昇するのであ
る。
これにより、離脱側は一気に接合を解除するので、エン
ジンブレーキの衝撃が掛からず、接合側は徐々に接合し
て減速速度にマッチした速度でゆっくりと接合状態とな
るのである。
前進2速から1速へと減速する場合にも、油圧クラッチ
F2は潤滑油回路に連通しているので、一気に圧力が0
になり、油圧クラッチF1側は徐々に上昇しながら接合
することにより、衝撃なく減速変速することができるも
のである。
(ト)考案の効果 本考案は以上の如く構成したので、次のような効果を発
揮するものである。
第1に、増速変速時においては、接合側の油圧クラッチ
の圧力が、離脱側の圧力に到達するまでは、離脱側の油
圧クラッチの圧力は絞り孔により徐々に下降し、両者が
一致した時点で一気に離脱側の圧力が0となることによ
り、両油圧クラッチのスムーズに切換えが行われ接合時
の衝撃を無くすことが出来たものである。
第2に、減速変速の場合には、離脱側を一気に下降佐
瀬、接合側は緩速圧力上昇バルブDにより0の圧力から
徐々に上昇することにより、減速時のエンジンブレーキ
による衝撃も無くすことが出来たものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は油圧クラッチ式変速装置の一実施例を示すスケ
ルトン図、第2図は前進1速状態の油圧回路の図面、第
3図は前進1速から2速へ変速する場合の初期に置ける
変速過渡期制御スプール1・3の状態を示す図面、第4
図は同じく第1速から2速へ変速する場合の終期の図
面、第5図は第2速から3速へ変速した初期における変
速過渡期制御スプール1・3の状態を示す図面、第6図
は同じく2速から3速の終期における図面、第7図は本
考案の増速・減速時の油圧曲線の図面である。 D……緩速圧力上昇バルブ 1,3……変速過渡期制御スプール 1a……パス 1b……絞り孔 2……変速バルブ 2a……開放ピン 4……絞り付きチェック弁 4a……絞り孔 7……圧力戻しバルブ 8……バネ受スプール

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数段の常時噛合歯車連を、該歯車連毎に
    付設した油圧クラッチの選択接合により変速を行う構成
    において、増速変速時においては、離脱側の油圧クラッ
    チの圧油の低下を徐々に行う絞り装置と、接合側の油圧
    クラッチの圧力が一定以上となると一気に離脱側の圧力
    を低下させる解除機構を設け、減速変速時においては、
    離脱側は一気に低下させ、接合側は0に近い圧力から徐
    々に上昇させるべく圧力戻しバルブ7を緩速圧力上昇バ
    ルブDに付設したことを特徴とする油圧クラッチ式変速
    装置。
JP6647687U 1987-04-30 1987-04-30 油圧クラッチ式変速装置 Expired - Lifetime JPH066290Y2 (ja)

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JPS63173546U JPS63173546U (ja) 1988-11-10
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