JPH0662438A - 立体像観察システム - Google Patents

立体像観察システム

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JPH0662438A
JPH0662438A JP4217050A JP21705092A JPH0662438A JP H0662438 A JPH0662438 A JP H0662438A JP 4217050 A JP4217050 A JP 4217050A JP 21705092 A JP21705092 A JP 21705092A JP H0662438 A JPH0662438 A JP H0662438A
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征治 山口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 立体像の観察時に前方視野を得られるように
し、立体像の観察と共に前方視野によって装置の各種操
作の確認を可能にして操作性を向上させる。 【構成】 ステレオスコープ2は、ビデオプロセッサ3
に接続されて被写体の撮像信号が視差のある2つの映像
信号となるように処理され、モニタ4a,4b及びHM
D6に出力される。HMD6において立体的な内視鏡画
像が表示される。HMD6には、前方視野を撮像するた
めのCCDが設けられており、このCCDで撮像された
前方視野の画像信号はビデオプロセッサ3で処理され、
ビデオプロセッサ3において内視鏡画像と前方視野画像
とが選択されて出力される。これにより、HMD6にお
いて内視鏡画像が観察されると共に周囲の視野が確保さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ヘッドマウントディス
プレイに視差のある画像を表示して3次元像を再現する
立体像観察システムに関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡の先端にCCD等の固体撮像素子
を2つ設け、撮像された左右の像を基に、被検体の3次
元情報を得ることができる点が従来より知られている。
例えば、特開平4−16812号公報には、先端部に2
つの対物光学系及びCCDを設けて被検体を立体視でき
るステレオ内視鏡が開示されている。
【0003】また、近年、ヘッドマウントディスプレイ
(以下、HMDと略記)という液晶モニタを左右に設け
たものを、顔に装着することによって、3次元像を再現
することが行われている。
【0004】よって、このHMDを用いて、ステレオ内
視鏡より得られる視差のある被検体像を立体的に観察す
ることができるようになる。
【0005】したがって、内視鏡を用いた診断、治療を
より高度なものへ進歩させることができるといえる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、HMD
は、通常液晶ディスプレイを使用者の両眼の前にメガネ
のように装着させる構造となっている。このため、使用
者はHMDに表示されている像以外は目に入らないこと
になる。
【0007】つまり、HMDを内視鏡システムに応用し
た場合、術者は、HMDによって表示される立体的な内
視鏡像しか視野の中に入らず、内視鏡の操作や処置具を
内視鏡に挿入する等の操作をしようとしても、それを目
で確認しながら操作することはできない。
【0008】よって、立体像の観察時に装置の各種操作
が容易にできず、内視鏡診断に要する時間も長くなる、
というような問題点も発生する。
【0009】本発明は、これらの事情に鑑みてなされた
もので、立体像の観察時に前方視野を得ることができ、
これにより立体像の観察と共に前方視野によって装置の
各種操作の確認が可能となり、操作性を向上させること
ができる立体像観察システムを提供することを目的とし
ている。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明による立体像観察
システムは、視覚領域に少なくとも左右2つの画像を表
示する表示部を有する顔面装着用モニタ手段と、前記顔
面装着用モニタ手段の前方視野像を前記視覚領域に透過
または表示することにより再現する前方視野像再現手段
と、視差のある少なくとも2つの撮像手段を有する撮像
部と、前記撮像部で得られた視差のある画像信号を出力
し、前記前方視野像再現手段の像再生面に前記撮像部で
得た視差のある像を表示する画像表示手段と、を備えた
ものである。
【0011】
【作用】前記構成により、顔面装着用モニタ手段を装着
して立体像を観察する際に、画像表示手段と前方視野像
再現手段とによって、撮像部で得られた立体像と顔面装
着用モニタ手段の前方視野とが視覚される。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1ないし図8は本発明の第1実施例に係り、図
1は立体視内視鏡システムの全体構成を示す構成説明
図、図2はステレオスコープの構成を示す説明図、図3
はステレオスコープによる超音波の送受を説明する説明
図、図4はヘッドマウントディスプレイ(HMD)の構
成を示す説明図、図5はHMDの側面図、図6はビデオ
プロセッサの構成を示すブロック図、図7は超音波距離
検出部の構成を示すブロック図、図8は映像信号合成部
とその周辺部の構成を示すブロック図である。
【0013】本実施例は、立体像観察システムを内視鏡
装置に適用した立体視内視鏡システムの構成例である。
【0014】図1に第1実施例の立体視内視鏡システム
の全体構成を示す。立体視内視鏡システム1は、立体視
可能なステレオスコープ2と、このステレオスコープ2
と接続されたビデオプロセッサ3とを有しており、ステ
レオスコープ2で得られた視差のある被写体像を基にビ
デオプロセッサ3で画像信号を生成し、左用および右用
のモニタ4a,4bに内視鏡で得られた左右の像をそれ
ぞれ表示するようになっている。また、ステレオスコー
プ2には、照明光を供給するための光源5が接続されて
いる。
【0015】ビデオプロセッサ3には、モニタ4a,4
bと同様に、内視鏡像を表示するHMD6が接続されて
いる。このHMD6は顔面装着用モニタ手段として術者
の顔に装着され、それによって術者は、内視鏡像を3次
元の立体像として観察できるようになっている。
【0016】図2に、ステレオスコープ2の構成を示
す。ステレオスコープ2は、その挿入部先端部に撮像部
としての左右用のCCD7a,7bが設けられており、
これにより2枚の被検体像を撮像する。このCCD7
a,7bは、ビデオプロセッサ3からの駆動信号によっ
て駆動され、出力信号は前置増幅器8a,8bによって
それぞれ増幅され、ビデオプロセッサ3へ出力されるよ
うになっている。
【0017】また、内視鏡の先端部には、超音波振動子
9が設けられている。この超音波振動子9は、内視鏡の
先端と、被検体との間の距離を測定するためのもので、
図3に示すように被検体10に対して超音波を送受する
ためのものである。この送受波した超音波信号より、後
述のように距離が求められるようになっている。
【0018】また、内視鏡の挿入部基端部の操作部11
には、静止画像を得るためのフリーズスイッチ12と、
後述する通常画像と実物大画像とを切換える拡大切換ス
イッチ13と、内視鏡像とHMD視野像とを切換える視
野切換スイッチ14とが設けられている。
【0019】前記HMD6の構成を図4および図5を参
照して説明する。HMD6は、内側(目と対面する側)
に像を表示するための左右の液晶ディスプレイ15a,
15bを有する。前記ビデオプロセッサ3と液晶ディス
プレイ15a,15bとにより画像表示手段が構成され
ている。またHMD6の表面側には、術者の視野の代り
に、前方視野像を撮像するCCD16a,16bが設け
られている。このCCD16a,16bと後述するビデ
オプロセッサ3内のHMD用信号処理部,信号合成部と
により前方視野像再現手段が構成されている。
【0020】またHMD6の側面には、前に述べた内視
鏡の操作部11に設けられている拡大切換スイッチ,視
野切換スイッチと同じ機能を有する切換スイッチ17が
設けられている。そして、HMD6の他の側面よりケー
ブルが延出しており、このケーブルを介してビデオプロ
セッサ3と接続されるようになっている。
【0021】次に、ビデオプロセッサ3の構成を図6を
参照して説明する。ビデオプロセッサ3は、内視鏡先端
部に設けられているCCD7a,7bを駆動するため、
CCD駆動信号を発生する内視鏡用CCD駆動部18を
有している。この内視鏡用CCD駆動部18等が接続さ
れたコネクタ19を介してステレオスコープ2と接続さ
れるようになっている。内視鏡用CCD駆動部18によ
って駆動されたCCD7a,7bで得られた撮像信号
は、コネクタ19を介して内視鏡映像信号処理部20へ
入力される。内視鏡映像信号処理部20では、前記撮像
信号を処理してモニタに表示可能な信号とし、モニタ画
像出力部21を介して、モニタ4a,4bへ映像信号を
出力する。また、内視鏡映像信号処理部20で処理され
た映像信号は、映像信号合成部22にも入力されるよう
になっている。
【0022】前記コネクタ19には超音波距離検出部2
3も接続されている。超音波距離検出部23は、ステレ
オスコープ2に設けられた超音波振動子9を駆動し、ま
た、被検体10から反射された超音波を受信し、このと
きの送受信信号の位相のズレに基づいて、ステレオスコ
ープ2の先端と被検体10との間の距離を測定する。超
音波距離検出部23で検出された距離情報は、映像信号
合成部22へ入力されるようになっている。
【0023】また、ビデオプロセッサ3には、HMD6
に設けられたCCD16a,16bを駆動するためのH
MD用CCD駆動部24が設けられている。HMD用C
CD駆動部24にはコネクタ25が接続され、このコネ
クタ25を介してHMD6と接続されるようになってい
る。前記CCD16a,16bは、術者がHMDを装着
すると、液晶ディスプレイ15a,15bに表示される
もの以外は何も見えなくなるので、術者の目の代りに視
野を確保するために前方視野を撮像するものである。C
CD16a,16bで撮像された撮像信号は、コネクタ
25を介してHMD映像信号処理部26で信号処理さ
れ、映像信号合成部22へ入力されるようになってい
る。
【0024】映像信号合成部22は、ステレオスコープ
2から得られた像およびHMD用CCD16a,16b
から得られた像をHMD6で表示するための処理を行う
ものであり、例えば、内視鏡像かHMDの前方視野像
(以下、HMD像と略記)のどちらかを選択して表示す
るように合成処理を行う。または超音波距離検出部23
で得られた距離情報に基づき、画像の拡大・縮小を行
う。さらには、動画像と静止画像を表示させるための合
成処理等の各種処理を行うものである。このような処理
をされた映像信号は、HMD画像出力部27を介してH
MD6へ出力されるようになっている。
【0025】前記映像信号合成部22での処理の指示
は、ステレオスコープ2およびHMD6に設けられた各
スイッチ、あるいはこれと同様に入力部28から入力さ
れる命令に基づき動作するもので、制御部29を介して
行われるようになっている。すなわち、図示しないが、
ステレオスコープ2の拡大切換スイッチ13,視野切換
スイッチ14、HMD6の切換スイッチ17は、入力部
28同様に制御部29に接続されている。
【0026】また、制御部29には状態表示部30が接
続されており、制御部29の制御状態を状態表示部30
へ表示させ、術者以外の人に制御状態を告知できるよう
になっている。
【0027】さらに、制御部29は各種タイミングパル
スを作成し、各部の動作を制御するようになっている。
【0028】次に、ビデオプロセッサ3の内部回路をさ
らに詳しく説明する。図7は、超音波距離検出部23の
詳細の構成を示している。
【0029】超音波距離検出部23は、超音波振動子9
を駆動するため超音波送信回路31が設けられ、ここか
ら送出されるパルス信号によって、超音波振動子9が駆
動される。また、超音波受信回路32が設けられ、超音
波振動子9で受信した超音波信号は、超音波受信回路3
2によって検波される。
【0030】超音波送信回路31と超音波受信回路32
とは、距離演算回路33に接続されている。この距離演
算回路33は、送信時と受信時の超音波パルスの位相の
ズレに基づき、ステレオスコープ2先端と、被検体10
との間の距離を演算するものである。距離演算回路33
は、演算結果に基づき距離に比例した信号を、拡大・縮
小制御信号発生回路34に出力する。
【0031】拡大・縮小制御信号発生回路34は、以下
に述べる機能を発揮させるためのものである。
【0032】つまり、術者がHMD6を装着した時、あ
たかも自分の目の前に実寸大の被検体が存在して見える
ように、距離演算回路33の出力信号に基づいてステレ
オスコープ2で得られた像を実寸大に拡大または縮小す
るための制御信号を発生するものである。
【0033】これによって、術者は感覚的に被検体の大
きさを知ることができる。
【0034】拡大・縮小制御信号発生回路34から出力
される制御信号は、映像信号合成部22へ入力されるよ
うになっている。
【0035】次に、図8を用いて映像信号合成部22お
よびその周辺部の機能構成の詳細を説明する。
【0036】ステレオスコープ2から出力された撮像信
号は、内視鏡映像信号処理部20に設けられたL用およ
びR用映像信号処理回路35a,35bで処理される。
また、L用,R用映像信号処理回路35a,35bから
出力される信号は、それぞれL用,R用拡大・縮小回路
36a,36bに入力されるとともにモニタ画像出力部
21へ入力されるようになっている。
【0037】L用およびR用拡大・縮小回路36a,3
6bは、前述した超音波距離検出部23に設けられた拡
大・縮小制御信号発生回路34が出力する制御信号に基
づき、L用およびR用の内視鏡像をそれぞれ、同じよう
に拡大・縮小するものである。
【0038】このL用,R用拡大・縮小回路36a,3
6bは、常に内視鏡像の拡大・縮小を行うわけではな
く、入力部28によって、実寸大表示を指示された時の
み拡大・縮小が行われる。これは、内視鏡の診断時に常
に実寸大表示していると術者は常に目の前に被検体があ
るように見え、不快感を覚えるようなことがあるため、
これを防止するようにしている。このため、超音波距離
検出部23の出力信号は、スイッチ37を介してL用,
R用拡大・縮小回路36a,36bに入力されるように
なっている。
【0039】入力部28によって実寸大表示が指定され
ると、制御部29は、像の拡大・縮小処理をするため、
スイッチ37を閉状態とし、超音波距離検出部23から
の制御信号をL用,R用拡大・縮小回路36a,36b
に入力する。これによって、HMD6には実寸大の内視
鏡像が表示されることとなる。
【0040】また、スイッチ37が開状態のときは、L
用,R用拡大・縮小回路36a,36bは拡大・縮小処
理を行わず、ステレオスコープ2で得られた映像信号
は、そのまま次段の回路、すなわちL用,R用画像メモ
リ38a,38b及び画像重合せ回路39a,39bへ
出力されるようになっている。
【0041】L用画像メモリ38aおよびR用画像メモ
リ38bは、それぞれフリーズ用のメモリである。よっ
て、入力部28等でフリーズが指示されると、L用,R
用拡大・縮小回路36a,36bから出力される映像信
号を記憶し、この映像信号を画像重合せ回路39a,3
9bへ出力する。このL用,R用画像メモリ38a,3
8bは、それぞれ制御部29によってその動作が制御さ
れるようになっている。
【0042】画像重合せ回路39a,39bは、L用,
R用画像メモリ38a,38bの出力信号がそれぞれ入
力されるとともに、L用,R用拡大・縮小回路36a,
36bから出力された映像信号も、そのまま入力される
ようになっている。この画像重合せ回路39a,39b
は、L用,R用拡大・縮小回路36a,36bから出力
される映像とL用,R用画像メモリ38a,38bで記
憶された映像とを重合せて次段の回路へ出力するもので
ある。
【0043】つまり、フリーズ指示がされていない場合
には、L用,R用画像メモリ38a,38bからは映像
信号が出力されず、L用,R用拡大・縮小回路36a,
36bからの映像信号のみが画像重合せ回路39a,3
9bにそれぞれ入力され、このL用,R用拡大・縮小回
路36a,36bから入力された信号をそのまま出力す
ることとなる。
【0044】一方、フリーズが指示された場合には、L
用,R用画像メモリ38a,38bから映像信号が出力
される。よって、画像重合せ回路39a,39bは、こ
のL用,R用画像メモリ38a,38bから出力される
映像信号とL用,R用拡大・縮小回路36a,36bか
ら出力される映像信号とをそれぞれ重合せて、次段の回
路へ出力するようになっている。つまり、動画像と静止
画像とを重合せた状態の映像信号を生成している。
【0045】前記画像重合せ回路39a,39bの出力
信号は、それぞれ切換回路40a,40bにそれぞれ入
力されるようになっている。切換回路40a,40bの
他方の入力端には、HMD映像信号処理部26の出力信
号が入力されるようになっている。HMD映像信号処理
部26には、L用,R用映像信号処理回路41a,41
bが設けられており、HMD6に設けられたCCD16
a,16bから得られる撮像信号を処理するようになっ
ている。
【0046】切換回路40a,40bは、画像重合せ回
路39a,39bから出力される像と、L用,R用映像
信号処理回路41a,41bで処理された像とを選択す
るためのものである。つまり、HMDに内視鏡像を表示
するか、HMD像を表示するかを切換えるようになって
いる。この切換えは、入力部28、またはステレオスコ
ープ2に設けられた視野切換スイッチ14またはHMD
6に設けられた切換スイッチ17によって切換操作で
き、それに基づき制御部29が切換回路40a,40b
を制御する。
【0047】切換回路40a,40bによって選択され
た内視鏡像またはHMD像は、HMD画像出力部27を
介してHMD6へ出力される。そして、図4に示したH
MD6の液晶モニタ15a,15bに表示されるように
なっている。
【0048】次に、本実施例の作用について説明する。
被検体の観察を行う際には、被検体10にステレオスコ
ープ2の挿入部を挿入し、CCD7a,7bによって被
検体10を撮像する。CCD7a,7bで得られた撮像
信号は、コネクタ19を介して内視鏡映像信号処理部2
0へ入力され、モニタに表示可能な映像信号となるよう
処理される。そして、モニタ画像出力部21を介してモ
ニタ4a,4bへ出力され、モニタ4a,4bに内視鏡
画像が表示されると共に、映像信号合成部22へ入力さ
れる。映像信号合成部22の出力画像信号は、HMD画
像出力部27を介してHMD6へ出力され、HMD6の
液晶ディスプレイ15a,15bに内視鏡画像が表示さ
れる。術者はHMD6を装着して液晶ディスプレイ15
a,15bを見ることにより、被検体10の立体像を得
ることができる。
【0049】一方、HMD6において、CCD16a,
16bによってHMD6の前方(すなわち術者の顔の前
方)の視野像が撮像される。CCD16a,16bで得
られた撮像信号は、コネクタ25を介してHMD映像信
号処理部26へ入力され、ここで信号処理された後、映
像信号合成部22へ入力される。映像信号合成部22で
は、前記内視鏡画像信号とHMD画像信号とが選択さ
れ、HMD6へ出力される。
【0050】すなわち、本実施例によれば、ステレオス
コープ2で得た内視鏡像とHMD6のCCD16a,1
6bで得られたHMD前方視野像とのどちらかを選択し
て、HMD6の液晶モニタ15a,15bに像を表示さ
せることができる。
【0051】よって、術者はHMD6を装着したままの
状態で、内視鏡像を立体視観察をし、また処置具を用い
るなど各種操作を行うときは、一旦HMD6にHMD像
を表示させる。これによって、術者はあたかもHMD6
をはずした時のような視野を得ることができ、この状態
で処置具等をつかみ、内視鏡内に挿入する等の操作を容
易に行うことができる。
【0052】そして、処置具の先端が内視鏡に挿入さ
れ、処置具を観察せずとも、内視鏡に処置具を挿入する
ことができるようになったときには、HMD6には再び
内視鏡像を表示させる。
【0053】これにより術者は、被検体と処置具先端と
の位置関係を3次元像として感覚的に距離間をつかむこ
とができる。よって、より迅速に処置具先端を被検体に
近づけることができ、また、処置を行うことができる。
【0054】このように、内視鏡診断に関する操作性を
向上させることができる。
【0055】さらに、この実施例では、超音波を用いて
被検体と内視鏡先端との間の距離を測定し、被検体を実
物大に表示するように、拡大・縮小回路36a,36b
によって画像の拡大・縮小の制御を行っている。よっ
て、処置具と被検体との間の距離を、HMD6に実物大
に表示される3次元像に基づき、術者がより感覚的に知
ることができるという効果を有している。
【0056】また、この実物大表示は常に行われるもの
ではなく、必要なときだけ使用できるように切換え機能
を有している。よって術者が、実物大表示のみをしてい
ると不快感を覚えるときなどは、所定の大きさの画像
(術者が不快感を生じないように、ある程度被検体が遠
くに表示されるような画像)を表示することができる。
【0057】また、HMD6に表示された像を静止画観
察したいときにフリーズスイッチ12を操作してフリー
ズすると、映像信号合成部22の画像重合せ回路39
a,39bによって、静止画のみでなく静止画と動画が
重合された状態の像が、HMD6に表示されるようにな
っている。
【0058】これは、HMD6に静止画像のみ表示して
いると、術者は静止画像のみしか観察できなくなり、内
視鏡が不用意に動いたときには患者に危険がおよぶこと
もあるため、リアルタイムの動画像も表示するようにし
たものである。すなわち、フリーズした状態でも、現
在、内視鏡先端がどのように動いているかを少なくとも
感じとれるようにするため、静止画と動画とを重合せて
表示する。
【0059】これによって、内視鏡先端が不用意に動い
て患者を傷つける、というような問題が発生することを
防止できる。
【0060】以上本発明の第1実施例を説明したが、そ
の中で切換信号を入力するための手段として、ビデオプ
ロセッサ3に設けられた入力部28、または、ステレオ
スコープ2の操作部11に設けられた各スイッチ、また
はHMD6に設けられた切換えスイッチ17等がある。
【0061】ビデオプロセッサ3に設けられた入力部2
8の操作は、術者以外のものでも容易に操作できるもの
である。また、操作部11またはHMD6に設けられた
スイッチは、術者が必ずしもスイッチのある場所を確認
しなくても、ある程度自在に操作できるように設けられ
ている。
【0062】つまり、術者は、内視鏡の操作には慣れて
おり、どこがどのような形状になっているかがわかり、
感覚的な操作が可能である。また、HMD6に設けられ
たスイッチも、術者は自分の顔に対してスイッチがどの
あたりにあるかは感覚的に知ることができる。よって、
術者はHMD6で立体的な内視鏡像を見ながらフリーズ
等の操作を行うことが可能である。
【0063】しかし、操作するスイッチが増加する場合
等を考えると、やはりスイッチ類の操作は困難になって
くる。
【0064】よって、例えば図9に示すような音声認識
の機能を持たせると、より立体視内視鏡システムの操作
性を向上することができる。
【0065】音声認識の機能を有した立体視内視鏡シス
テムは、HMD6に音声を検出するためのマイク42が
設けられると共に、ビデオプロセッサ3に音声認識装置
44が接続されている。前記マイク42によって検出さ
れた音声信号は、アンテナ43によって、音声認識装置
44へ送出される。音声認識装置44には音声認識回路
46が設けられ、前記音声信号がアンテナ45を介して
音声認識回路46へ入力される。この音声認識回路46
によって術者の音声を認識し、術者の音声による命令に
応じてビデオプロセッサの制御等が行われる。
【0066】このように、スイッチの操作等を行うこと
なく、術者の命令に応じてビデオプロセッサの制御等を
行うことができ、術者は指先等に神経を使う必要がなく
なり術者の負担を軽減することができる。
【0067】図10には第1実施例の映像信号合成部2
2の第1の変形例を示す。なお、同一構成要素について
は同一符号を付し説明を省略する。
【0068】第1実施例では、画像をフリーズした時、
単に得られた動画像と静止画像とを重合せて表示するよ
うにしている。
【0069】しかし、画像を単に重合せただけでは、ど
ちらの画像の優先度も同じに表示され見づらい像となっ
てしまう恐れがある。そこで、第1の変形例では、映像
信号合成部22aにモノクロ・カラー切換回路47a,
47bを設けて、フリーズを指示したときには動画像を
カラー画像からモノクロ画像に変更し、このモノクロの
動画像とカラーの静止画像とを重合せるようにしたもの
である。
【0070】モノクロ・カラー切換回路47a,47b
は、フリーズが指示されたときには動画像をモノクロに
変換して出力し、フリーズが解除されるとカラーの動画
像を出力するようになっており、出力された動画像とカ
ラーの静止画像とが画像重合せ回路39a,39bで重
合される。
【0071】これによると、実際に観察したい静止画像
がカラーで表示され、この像が強調されることになる。
よって、観察し易い良好な静止画像を得ることができ
る。
【0072】また、動画像と静止画像の重合せは、カラ
ーとモノクロの画像の重合せだけではなく、輝度の高低
の画像を重合せるということも可能である。このように
輝度の異なる画像を重合せるようにした第2の変形例を
図11に示す。
【0073】この第2の変形例では、映像信号合成部2
2bにおいて、図10に示されるモノクロ・カラー切換
回路47a,47bの代わりに、それぞれ輝度切換回路
48a,48bを設けるようにしている。
【0074】輝度切換回路48a,48bは、フリーズ
が指示されると、入力される動画像の輝度を低くなるよ
う切換え、輝度の低い動画像を画像重合せ回路39a,
39bへ出力する。これによって、輝度の高い静止画像
と、輝度の低い動画像とが重合された状態でHMD6に
表示される。また、フリーズが解除されると輝度切換回
路48a,48bは高輝度の動画像を出力する。
【0075】このように、輝度の異なる画像を重合せた
場合においても、実際に観察したい静止画像を強調する
ことができる。
【0076】以上まではフリーズ時において動画像と静
止画像とを電気的に重合せる方法について述べてきた
が、機械的に像を重合せることもできる。
【0077】動画像と静止画像とを機械的に重合せる装
置の構成例を図12ないし図14に示す。
【0078】例えば図12に示すように、ハーフミラー
49を用いてHMD50を構成することができる。
【0079】つまりHMD50には、動画を表示するた
めの第1の液晶モニタ51と、静止画像を表示するため
の第2の液晶モニタ52とが設けられている。これによ
ると、第1の液晶モニタ51に表示された動画像は、ハ
ーフミラー49を介して透過されたものを観察すること
ができ、また、第2の液晶モニタ52に表示された静止
画像は、ハーフミラー49に反射されることで観察する
ことができる。
【0080】このようなHMD50と接続されるビデオ
プロセッサ3の映像信号合成部22は、例えば図13に
示されるように構成することができる。
【0081】図からわかるように、映像信号合成部22
cには画像重合せ回路は不要となり、L用,R用画像メ
モリ38a,38bから出力される映像信号は、直接静
止画用の第2の液晶モニタ52に入力されるようになっ
ている。また、動画像となるL用,R用拡大・縮小回路
35a,35bの出力映像信号は、切換回路40a,4
0bに直接入力され、切換回路40a,40bからの出
力信号が第1の液晶モニタ51に入力されるようになっ
ている。
【0082】これによって、HMD50において動画像
と静止画像とを重合せて表示できる。
【0083】また図13に示す回路を用いることによ
り、動画像用のモニタと静止画像用のモニタの2つのモ
ニタを駆動することができる。
【0084】すなわち、図14に示すように、第1の液
晶モニタ51と第2の液晶モニタ52とを上下に並べて
配置し、2つのモニタを直接観察できるように構成した
HMD53へ応用することができる。
【0085】これによると、動画像と静止画像とが重合
されないので、それぞれの像が見やすくなるという効果
を有する。
【0086】次に図15を用いて、本発明の第2実施例
を説明する。図15は本発明の第2実施例に係る立体視
内視鏡システムの全体構成を示す構成説明図である。
【0087】第1実施例では、HMDに設けたCCDで
得られた前方視野像をHMD6で表示することで術者の
視野を確保するようにしたが、この実施例ではHMD6
にCCDを設けずに術者の視野を確保できるようにした
ものである。
【0088】第2実施例のHMD61は、ステレオスコ
ープ2で得られた像を表示するための液晶モニタ62
a,62bを上部に有しており、このモニタに表示され
た像をハーフミラー63で反射させて、術者が観察でき
るように構成されている。
【0089】また、HMD61には、液晶モニタ62
a,62bに表示される像の輝度を調整するための輝度
調整ボリューム64が設けられている。
【0090】このHMD61と接続されるビデオプロセ
ッサ65の主要部は、図15のように構成されている。
ビデオプロセッサ65には、L用,R用映像信号処理回
路35a,35bの出力側に信号レベル調整回路66
a,66bが設けられ、HMD61の輝度調整ボリュー
ム64に接続されている。すなわち、HMD61に設け
られた輝度調整ボリューム64の操作によって、映像信
号の輝度レベルが信号レベル調整回路66a,66bに
よって調整され、液晶モニタ62a,62bに表示され
る像の明るさが制御されるようになっている。これによ
り、内視鏡画像の明るさをコントロールすることができ
る。
【0091】従って、術者が自分の視野を確保しようと
するときは、輝度調整ボリューム64によってモニタに
表示される像の明るさを暗くする。すると、周囲の照明
の方がモニタの明るさより明るくなるので、術者はハー
フミラー63を介して周囲の状態を視覚できる。
【0092】一方、術者が内視鏡像を観察しようとする
ときは、輝度調整ボリューム64を調整することによっ
て液晶モニタ62a,62bの像の輝度を上げる。する
と、周囲の明るさに対しても、液晶モニタ62a,62
bに表示される像の明るさが明るくなり、ハーフミラー
63によって像が反射され内視鏡像を観察できる。
【0093】このように、第2実施例によれば、液晶モ
ニタ62a,62bに表示する像の明るさを制御するこ
とのみで、術者の視野の確保と内視鏡像の観察との切換
えを行うことができ、内視鏡像を立体観察しながら各種
操作を容易に行うことができる。
【0094】図16は本発明の第3実施例に係る立体視
内視鏡システムの全体構成を示す構成説明図である。
【0095】第3実施例は、第2実施例が液晶モニタに
表示される像の輝度を調整するのに対し、室内の照明光
量を調整することによって術者の視野の確保するように
したものである。
【0096】第3実施例のHMD71は、第2実施例と
同様に液晶モニタ62a,62b、及びハーフミラー6
3が設けられていると共に、内視鏡室内の照明光を調整
するための照明光量調整ボリューム72が設けられてい
る。
【0097】このHMD71に接続されるビデオプロセ
ッサ73は、接続ケーブル74を介して照明制御部と接
続されるようになっている。照明光量調整ボリューム7
2からの調光信号は、切換スイッチ77を介して接続ケ
ーブル74より照明制御部へ送出されるようになってい
る。また、切換スイッチ77の他端にはワイヤレス発信
器75が接続されており、前記照明光量調整ボリューム
72からの調光信号を電波として飛ばして照明制御部へ
送出できるようになっている。ワイヤレス発信器75よ
り発信された調光信号は、ワイヤレス受信器76で受信
されるようになっている。
【0098】前記接続ケーブル74及びワイヤレス受信
器76は、切換スイッチ78を介して室内照明コントロ
ール装置79に接続されており、この室内照明コントロ
ール装置79によって照明ランプ80の照明光量が調整
されるようになっている。また、室内照明コントロール
装置79には内視鏡室内の壁に設けられた光量調整ボリ
ューム81が接続されており、光量調整ボリューム81
によっても光量調整が可能となっている。
【0099】照明光量調整ボリューム72からの調光信
号は、接続ケーブル74の接続状態によって送出経路が
切換えられる。すなわち、接続ケーブル74の接続状態
によって切換スイッチ77,78が自動的に切換えられ
る。これにより、接続ケーブル74がビデオプロセッサ
73に接続されている場合は接続ケーブル74を介し
て、また、接続ケーブル74が接続されていない場合
は、ワイヤレス発信器75及びワイヤレス受信器76に
よって電波として、室内照明コントロール装置79へ調
光信号が送られる。この調光信号に基づいて室内照明コ
ントロール装置79で照明ランプ80の照明光量が調整
される。
【0100】このように構成されたシステムによれば、
照明光量調整ボリューム72を操作して室内の照明光量
を明るくすると、術者はHMD71のハーフミラー63
を介して、室内の様子を視覚することができる。一方、
室内照明を暗くすると、液晶モニタ62a,62bに表
示された内視鏡像がハーフミラー63によって反射さ
れ、術者はこれに基づき3次元の内視鏡像を観察するこ
とができる。
【0101】従って、室内の照明光量を調整することの
みで、第2実施例と同様に、術者の視野の確保と内視鏡
像の観察との切換えを行うことができ、内視鏡像を立体
観察しながら各種操作を容易に行うことができる。
【0102】図17は本発明の第4実施例に係る立体視
内視鏡システムの全体構成を示す構成説明図である。
【0103】第4実施例は、第2実施例と第3実施例と
を組合せたものである。
【0104】第4実施例のHMD91は、第2実施例と
同様に液晶モニタ62a,62b、及びハーフミラー6
3が設けられていると共に、観察像切換えボリューム9
2が設けられている。
【0105】HMD91に接続されるビデオプロセッサ
93には、輝度調整信号生成回路94、及び照明光量調
整信号生成回路95が設けられており、観察像切換えボ
リューム92からの出力信号が供給されるようになって
いる。前記輝度調整信号生成回路94の出力の輝度調整
信号は、L用,R用映像信号処理回路35a,35bに
入力され、映像信号の輝度レベルが調整されるようにな
っている。また、照明光量調整信号生成回路95の出力
の照明光量調整信号は、切換スイッチ77に入力され、
第3実施例と同様に室内照明コントロール装置79へ送
られるようになっている。
【0106】よって、HMD91の観察像切換えボリュ
ーム92を調整することにより、輝度調整信号生成回路
94は映像信号の輝度を調整するための信号を発生し、
照明光量調整信号生成回路95は照明光量を調整するた
めの信号を発生する。これにより、液晶モニタ62a,
62bに表示される像の明るさ、及び照明ランプ80の
照明光量が調整される。
【0107】室内の様子を見たいときには、観察像切換
えボリューム92を操作して、映像信号の輝度を下げる
とともに、室内の照明光量を上昇させる。これにより、
術者はハーフミラー63を透過して室内を視覚すること
ができる。
【0108】また、内視鏡像を観察したいときには、観
察像切換えボリューム92を操作して、映像信号の輝度
を上げるとともに、室内の照明光量を低下させる。これ
によって、HMD91には高輝度の内視鏡像が表示さ
れ、周囲の室内は暗いため、液晶モニタ62a,62b
の像がハーフミラー63によって反射され、術者は内視
鏡像を観察することができる。
【0109】従って、液晶モニタに表示する像の明るさ
と室内の照明光量とを調整することによって、術者の視
野の確保と内視鏡像の観察との切換えを行うことができ
る。
【0110】以上説明したように、本実施例は、術者の
顔に装着するHMDにおいて内視鏡像を観察するモード
とHMD前方の室内を観察するモードとを切換えて、そ
れぞれを観察できるようにしたものである。
【0111】よって、従来のようにHMDを装着したま
までは内視鏡像しか観察することができず、他の作業を
行うことが困難であるという問題点を解決でき、内視鏡
像を立体観察しながら各種操作を容易に行うことができ
る。
【0112】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、立
体像の観察時に前方視野を得ることができ、これにより
立体像の観察と共に前方視野によって装置の各種操作の
確認が可能となり、操作性を向上させることができる効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図8は本発明の第1実施例に係り、
図1は立体視内視鏡システムの全体構成を示す構成説明
【図2】ステレオスコープの構成を示す説明図
【図3】ステレオスコープによる超音波の送受を説明す
る説明図
【図4】ヘッドマウントディスプレイ(HMD)の構成
を示す説明図
【図5】HMDの側面図
【図6】ビデオプロセッサの構成を示すブロック図
【図7】超音波距離検出部の構成を示すブロック図
【図8】映像信号合成部とその周辺部の構成を示すブロ
ック図
【図9】音声認識の機能を有した立体視内視鏡システム
の構成を示す構成説明図
【図10】図8に示した映像信号合成部の第1の変形例
を示すブロック図
【図11】図8に示した映像信号合成部の第2の変形例
を示すブロック図
【図12】動画像と静止画像とを機械的に重合せる装置
におけるHMDの第1の構成例を示す側面図
【図13】動画像と静止画像とを機械的に重合せる装置
における映像信号合成部の構成例を示すブロック図
【図14】動画像と静止画像とを機械的に重合せる装置
におけるHMDの第2の構成例を示す側面図
【図15】本発明の第2実施例に係る立体視内視鏡シス
テムの全体構成を示す説明図
【図16】本発明の第3実施例に係る立体視内視鏡シス
テムの全体構成を示す説明図
【図17】本発明の第4実施例に係る立体視内視鏡シス
テムの全体構成を示す説明図
【符号の説明】
1…立体視内視鏡システム 2…ステレオスコープ 3…ビデオプロセッサ 6…ヘッドマウントディスプレイ 7a,7b…内視鏡用CCD 9…超音波振動子 12…フリーズスイッチ 13,14,17…切換スイッチ 15a,15b…液晶ディスプレイ 16a,16b…HMD用CCD 20…内視鏡映像信号処理部 22…映像信号合成部 23…超音波距離検出部 26…HMD映像信号処理部 29…制御部 40a,40b…切換回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年11月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0058
【補正方法】変更
【補正内容】
【0058】これは、HMD6に静止画像のみ表示して
いると、術者は静止画像のみしか観察できなくなり、内
視鏡が不用意に動いたときには患者に危険がおよぶこと
もあるため、リアルタイムの動画像も表示するようにし
たものである。すなわち、フリーズした状態でも、現
在、内視鏡先端がどのように動いているかを少なくとも
感じとれるようにするため、静止画と動画とを重合せて
表示する。このとき、動画を拡大・縮小回路36a,3
6bにより縮小して重合せても良いし、縮小した画像を
フリーズした後に動画と重合せても良い。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 視覚領域に少なくとも左右2つの画像を
    表示する表示部を有する顔面装着用モニタ手段と、 前記顔面装着用モニタ手段の前方視野像を前記視覚領域
    に透過または表示することにより再現する前方視野像再
    現手段と、 視差のある少なくとも2つの撮像手段を有する撮像部
    と、 前記撮像部で得られた視差のある画像信号を出力し、前
    記前方視野像再現手段の像再生面に前記撮像部で得た視
    差のある像を表示する画像表示手段と、 を備えたことを特徴とする立体像観察システム。
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