JPH0662323A - 固体撮像装置の駆動方法とビデオカメラの電子アイリス制御回路 - Google Patents
固体撮像装置の駆動方法とビデオカメラの電子アイリス制御回路Info
- Publication number
- JPH0662323A JPH0662323A JP4235397A JP23539792A JPH0662323A JP H0662323 A JPH0662323 A JP H0662323A JP 4235397 A JP4235397 A JP 4235397A JP 23539792 A JP23539792 A JP 23539792A JP H0662323 A JPH0662323 A JP H0662323A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- period
- pulse
- solid
- shutter
- circuit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 38
- 238000009825 accumulation Methods 0.000 claims description 34
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 claims description 34
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 2
- 238000007599 discharging Methods 0.000 claims 1
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 claims 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 abstract description 4
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 abstract 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
- 230000010354 integration Effects 0.000 description 5
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000005764 inhibitory process Effects 0.000 description 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 description 1
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 固体撮像装置2を用い、電子シャッタ機能を
活かしてアイリス制御するビデオカメラ用電子アイリス
制御回路において、ハンチングを伴うことなくアイリス
のダイナミックレンジを拡げる。 【構成】 シャッターパルスを垂直走査期間だけでな
く、垂直帰線期間中も発生できるようにし、且つシャッ
ターパルスの周波数を垂直帰線期間には水平走査周波数
よりも高くする。
活かしてアイリス制御するビデオカメラ用電子アイリス
制御回路において、ハンチングを伴うことなくアイリス
のダイナミックレンジを拡げる。 【構成】 シャッターパルスを垂直走査期間だけでな
く、垂直帰線期間中も発生できるようにし、且つシャッ
ターパルスの周波数を垂直帰線期間には水平走査周波数
よりも高くする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固体撮像装置の駆動方
法と固体撮像装置を用いたビデオカメラの電子アイリス
制御回路、特にアイリス制御におけるハンチングがなく
アイリスダイナミックレンジを広くすることのできる新
規な固体撮像装置の駆動方法とビデオカメラの電子アイ
リス制御回路に関する。
法と固体撮像装置を用いたビデオカメラの電子アイリス
制御回路、特にアイリス制御におけるハンチングがなく
アイリスダイナミックレンジを広くすることのできる新
規な固体撮像装置の駆動方法とビデオカメラの電子アイ
リス制御回路に関する。
【0002】
【従来の技術】固体撮像装置、例えばCCDタイプの固
体撮像装置は、一般に、固体撮像装置内の各光電変換素
子の蓄積した信号電荷をシャッターパルスの印加により
オーバーフロードレイン領域あるいは半導体基板側に掃
き出すことができるようになっており、フィールド期間
内における電荷蓄積時間をシャッターパルスの印加によ
って調整することにより露光時間を変えることができ
る。
体撮像装置は、一般に、固体撮像装置内の各光電変換素
子の蓄積した信号電荷をシャッターパルスの印加により
オーバーフロードレイン領域あるいは半導体基板側に掃
き出すことができるようになっており、フィールド期間
内における電荷蓄積時間をシャッターパルスの印加によ
って調整することにより露光時間を変えることができ
る。
【0003】このシャッターパルスによる電荷蓄積時間
の制御は、1H(水平周期)単位で行うようにされてい
る。それは、シャッターパルスの印加タイミングを水平
帰線期間に限っていたためである。そして、シャッター
パルスの印加タイミングを水平帰線期間内に限るのは、
映像信号にノイズが侵入するのを回避するためである。
の制御は、1H(水平周期)単位で行うようにされてい
る。それは、シャッターパルスの印加タイミングを水平
帰線期間に限っていたためである。そして、シャッター
パルスの印加タイミングを水平帰線期間内に限るのは、
映像信号にノイズが侵入するのを回避するためである。
【0004】そして、このような固体撮像装置を用いた
ビデオカメラの中には、その電子シャッター機能をアイ
リス制御に活かしたものがある。図3(A)はそのよう
な電子アイリス制御回路を示すものであり、図(B)は
電子アイリス制御回路の動作を説明するタイムチャート
である。図面において、1はレンズ、2は固体撮像装
置、3は該固体撮像装置2の出力を取り出すサンプルホ
ールド回路、4はAGC回路、5はガンマ補正回路、6
はホワイトクリップ回路、7はブラッククリップ回路で
ある。8aは電子アイリス制御回路の従来例を示すもの
で、サンプルホールド回路3の出力を積分するローパス
フィルタ9とシャッターコントロール回路10からな
る。
ビデオカメラの中には、その電子シャッター機能をアイ
リス制御に活かしたものがある。図3(A)はそのよう
な電子アイリス制御回路を示すものであり、図(B)は
電子アイリス制御回路の動作を説明するタイムチャート
である。図面において、1はレンズ、2は固体撮像装
置、3は該固体撮像装置2の出力を取り出すサンプルホ
ールド回路、4はAGC回路、5はガンマ補正回路、6
はホワイトクリップ回路、7はブラッククリップ回路で
ある。8aは電子アイリス制御回路の従来例を示すもの
で、サンプルホールド回路3の出力を積分するローパス
フィルタ9とシャッターコントロール回路10からな
る。
【0005】ローパスフィルタ9は、サンプルホールド
回路3の出力を積分することにより画面の全体的(平均
的)明るさを検出する役割を果し、シャッターコントロ
ール回路10は、ローパルフィルタ9の出力が基準値よ
りも高い場合にはシャッタースピードをアップし、逆の
場合にはシャッタースピードをダウンする働きをする。
VBLK は垂直ブランキング信号、XSG1 は読み出し信号
(ROG)、HDは水平周期信号、XSUB (1)〜
(n)は各別の例における掃き捨てを指令するシャッタ
ーパルスである。
回路3の出力を積分することにより画面の全体的(平均
的)明るさを検出する役割を果し、シャッターコントロ
ール回路10は、ローパルフィルタ9の出力が基準値よ
りも高い場合にはシャッタースピードをアップし、逆の
場合にはシャッタースピードをダウンする働きをする。
VBLK は垂直ブランキング信号、XSG1 は読み出し信号
(ROG)、HDは水平周期信号、XSUB (1)〜
(n)は各別の例における掃き捨てを指令するシャッタ
ーパルスである。
【0006】固体撮像装置の露光時間は、XSUB (1)
のケースが一番長く、XSUB (2)、(3)、(4)、
…というように水平周期単位で変化させることが可能で
ある。露光時間は、読み出し信号XSG1 の発生後に1H
周期で発生するシャッターパルスのうち最後のシャッタ
ーパルスの発生時点から次の読み出し信号XSG1 の発生
時点までの時間である。そして、従来においては垂直ブ
ランキング期間にはシャッターパルスを発生しないよう
にしていた。従って、最もアイリスを強くした場合の露
光時間は1/1500秒であり、従来におけるアイリス
ダイナミックレンジは1/60〜1/1500秒であっ
た。
のケースが一番長く、XSUB (2)、(3)、(4)、
…というように水平周期単位で変化させることが可能で
ある。露光時間は、読み出し信号XSG1 の発生後に1H
周期で発生するシャッターパルスのうち最後のシャッタ
ーパルスの発生時点から次の読み出し信号XSG1 の発生
時点までの時間である。そして、従来においては垂直ブ
ランキング期間にはシャッターパルスを発生しないよう
にしていた。従って、最もアイリスを強くした場合の露
光時間は1/1500秒であり、従来におけるアイリス
ダイナミックレンジは1/60〜1/1500秒であっ
た。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来におい
ては、上述したように、ダイナミックレンジが1/60
〜1/1500秒であったが、よりそのアイリスダイナ
ミックレンジを広くするという要請があったがそれに応
えることは難しかった。というのは、そうすると固体撮
像装置に照射された光が強い場合にアイリス制御にハン
チング現象が生じるという問題があったからである。そ
れについて詳細に述べると下記のとおりである。電子ア
イリス制御回路は、固体撮像装置の出力信号の平均値を
一定になるようにシャッター制御を行うが、露光時間制
御による出力信号の変化幅がアイリス制御系の不感帯の
幅よりも大きいと必然的にハンチングを起す。そして、
露光時間が短くなる程、露光時間の1ステップの変化分
当りの固体撮像装置の出力信号のレベル変化分が大きく
なる。従って、固体撮像装置に照射された光が強い場合
にハンチングが起きるのである。
ては、上述したように、ダイナミックレンジが1/60
〜1/1500秒であったが、よりそのアイリスダイナ
ミックレンジを広くするという要請があったがそれに応
えることは難しかった。というのは、そうすると固体撮
像装置に照射された光が強い場合にアイリス制御にハン
チング現象が生じるという問題があったからである。そ
れについて詳細に述べると下記のとおりである。電子ア
イリス制御回路は、固体撮像装置の出力信号の平均値を
一定になるようにシャッター制御を行うが、露光時間制
御による出力信号の変化幅がアイリス制御系の不感帯の
幅よりも大きいと必然的にハンチングを起す。そして、
露光時間が短くなる程、露光時間の1ステップの変化分
当りの固体撮像装置の出力信号のレベル変化分が大きく
なる。従って、固体撮像装置に照射された光が強い場合
にハンチングが起きるのである。
【0008】即ち、図3(B)に示すシャッターパルス
XSUB (1)を例に採ると、この場合の露光時間に対し
て1単位時間だけ露光時間を減らした場合の露光時間の
変化率、即ち、シャッターゲイン差{[露光時間(1)
−露光時間(2)]/露光時間(1)}は非常に小さ
い。しかし、露光時間が1/1500秒近くのきわめて
短かい時間になると、シャッターゲイン差を求める式で
あるシャッターゲイン差=[露光時間(n)−露光時間
(n+1)]/露光時間(n)の分子が一定(即ち、1
H)であるのに対して分母が非常に小さくなるのでシャ
ッターゲイン差が非常に大きくなるのである。このシャ
ッターゲイン差の最大値と最小値の比は約10:1とな
る。
XSUB (1)を例に採ると、この場合の露光時間に対し
て1単位時間だけ露光時間を減らした場合の露光時間の
変化率、即ち、シャッターゲイン差{[露光時間(1)
−露光時間(2)]/露光時間(1)}は非常に小さ
い。しかし、露光時間が1/1500秒近くのきわめて
短かい時間になると、シャッターゲイン差を求める式で
あるシャッターゲイン差=[露光時間(n)−露光時間
(n+1)]/露光時間(n)の分子が一定(即ち、1
H)であるのに対して分母が非常に小さくなるのでシャ
ッターゲイン差が非常に大きくなるのである。このシャ
ッターゲイン差の最大値と最小値の比は約10:1とな
る。
【0009】というのは、1フィールドは15734H
であり、従って露光時間を変化できる時間単位は1/1
5734秒であるのに対して、垂直帰線期間が開始して
から読み出し信号XSG1 が発生するまでの時間(これは
従来における略最大露光時間)が1/1500秒である
からである。このように、露光時間を1単位時間ずらす
ことによって出力信号が大きく変化すると必然的にハン
チングが生じることになり、垂直帰線期間が終った直後
においてシャッターゲイン差が最大になる。そこで、従
来においてはこの最大のシャッターゲイン差(略10
%)においてもハンチングが生じないように不感帯幅が
設定されていた。しかし、若しダイナミックレンジをも
っと広くすべく垂直ブランキング期間にもシャッターパ
ルスが発生するようにすると、従来においては、シャッ
ターパルスは必ず周波数が15734Hzにされていた
のでシャッターゲイン差が非常に大きくなり、ハンチン
グが起きる。そのため、従来においては最高シャッター
速度が1/1500秒に規制され、アイリスのダイナミ
ックレンジは1/60〜1/1500(28dB)と決
して広くはできなかった。
であり、従って露光時間を変化できる時間単位は1/1
5734秒であるのに対して、垂直帰線期間が開始して
から読み出し信号XSG1 が発生するまでの時間(これは
従来における略最大露光時間)が1/1500秒である
からである。このように、露光時間を1単位時間ずらす
ことによって出力信号が大きく変化すると必然的にハン
チングが生じることになり、垂直帰線期間が終った直後
においてシャッターゲイン差が最大になる。そこで、従
来においてはこの最大のシャッターゲイン差(略10
%)においてもハンチングが生じないように不感帯幅が
設定されていた。しかし、若しダイナミックレンジをも
っと広くすべく垂直ブランキング期間にもシャッターパ
ルスが発生するようにすると、従来においては、シャッ
ターパルスは必ず周波数が15734Hzにされていた
のでシャッターゲイン差が非常に大きくなり、ハンチン
グが起きる。そのため、従来においては最高シャッター
速度が1/1500秒に規制され、アイリスのダイナミ
ックレンジは1/60〜1/1500(28dB)と決
して広くはできなかった。
【0010】本発明はこのような問題点を解決すべく為
されたものであり、その目的はアイリス制御におけるハ
ンチングの発生を伴うことなくアイリスのダイナミック
レンジを広くすることにある。
されたものであり、その目的はアイリス制御におけるハ
ンチングの発生を伴うことなくアイリスのダイナミック
レンジを広くすることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の固体撮像装置
の駆動方法は、電荷蓄積時間を1水平周期よりも短かい
期間を単位として変化させることにより制御することを
特徴とする。請求項2の固体撮像装置の駆動方式請求項
1の固体撮像装置の駆動方法において、垂直帰線期間内
において1水平周期より短かい期間を単位として蓄積開
始時点を変化させることにより制御することを特徴とす
る。
の駆動方法は、電荷蓄積時間を1水平周期よりも短かい
期間を単位として変化させることにより制御することを
特徴とする。請求項2の固体撮像装置の駆動方式請求項
1の固体撮像装置の駆動方法において、垂直帰線期間内
において1水平周期より短かい期間を単位として蓄積開
始時点を変化させることにより制御することを特徴とす
る。
【0012】請求項3の固体撮像装置の駆動方法は、請
求項2の固体撮像装置の駆動方法において、蓄積開始時
点が垂直帰線期間内である場合における電荷蓄積時間つ
いての単位変化時間の電荷蓄積時間に対する比であるシ
ャッターゲイン差が、垂直走査期間におけるシャッター
ゲイン差の最大値を越えないようにすることを特徴とす
る。請求項4の固体撮像装置の駆動方法は、請求項3の
固体撮像装置の駆動方法において、蓄積開始時点が垂直
帰線期間内である場合におけるシャッターゲイン差が、
垂直走査期間において水平周期単位で電荷蓄積時間を変
化させた場合のシャッターゲイン差の最大値を越えない
ことを特徴とする。
求項2の固体撮像装置の駆動方法において、蓄積開始時
点が垂直帰線期間内である場合における電荷蓄積時間つ
いての単位変化時間の電荷蓄積時間に対する比であるシ
ャッターゲイン差が、垂直走査期間におけるシャッター
ゲイン差の最大値を越えないようにすることを特徴とす
る。請求項4の固体撮像装置の駆動方法は、請求項3の
固体撮像装置の駆動方法において、蓄積開始時点が垂直
帰線期間内である場合におけるシャッターゲイン差が、
垂直走査期間において水平周期単位で電荷蓄積時間を変
化させた場合のシャッターゲイン差の最大値を越えない
ことを特徴とする。
【0013】請求項5のビデオカメラの電子アイリス制
御回路は、固体撮像装置からの出力信号を積分する積分
回路と、該積分回路の出力と予め設定した基準値とを比
較する比較回路と、垂直走査期間内には、水平帰線期間
毎に対応して第1のパルスを発生し、垂直帰線期間内の
少なくとも読み出しパルスが発生する時点以前の期間に
おいては上記第1のパルスよりも短かい周期の第2のパ
ルスを発生するクロック発生回路と、第1のパルス、第
2のパルスをカウントするカウンタと、上記比較結果に
基づいて上記カウンタにカウント値を指定する指定カウ
ント値を上下するカウント値指定回路と、該カウント値
指定回路の出力に基づいてシャッタパルスを発生して上
記固体撮像装置の電荷蓄積時間を制御するシャッターパ
ルス発生回路と、を有することを特徴とする。
御回路は、固体撮像装置からの出力信号を積分する積分
回路と、該積分回路の出力と予め設定した基準値とを比
較する比較回路と、垂直走査期間内には、水平帰線期間
毎に対応して第1のパルスを発生し、垂直帰線期間内の
少なくとも読み出しパルスが発生する時点以前の期間に
おいては上記第1のパルスよりも短かい周期の第2のパ
ルスを発生するクロック発生回路と、第1のパルス、第
2のパルスをカウントするカウンタと、上記比較結果に
基づいて上記カウンタにカウント値を指定する指定カウ
ント値を上下するカウント値指定回路と、該カウント値
指定回路の出力に基づいてシャッタパルスを発生して上
記固体撮像装置の電荷蓄積時間を制御するシャッターパ
ルス発生回路と、を有することを特徴とする。
【0014】
【作用】請求項1の固体撮像装置の駆動方法によれば、
電荷蓄積時間を1水平周期よりも短かい期間を単位とし
て変化させることにより制御するので、シャッターゲイ
ン差が大きくなることを回避することができ、ハンチン
グを防止することができる。請求項2の固体撮像装置の
駆動方法によれば、垂直帰線期間内において電荷蓄積時
間を1水平走査期間よりも短かい期間を単位として蓄積
開始時点を変化させることにより制御するようにしたの
で、最短電荷蓄積時間を従来よりも短かくしつつシャッ
ターゲイン差が大きくなることをノイズの発生を伴うこ
となく回避できる。従って、ハンチングの虞れを伴うこ
となくダイナミックレンジを広くすることができる。
電荷蓄積時間を1水平周期よりも短かい期間を単位とし
て変化させることにより制御するので、シャッターゲイ
ン差が大きくなることを回避することができ、ハンチン
グを防止することができる。請求項2の固体撮像装置の
駆動方法によれば、垂直帰線期間内において電荷蓄積時
間を1水平走査期間よりも短かい期間を単位として蓄積
開始時点を変化させることにより制御するようにしたの
で、最短電荷蓄積時間を従来よりも短かくしつつシャッ
ターゲイン差が大きくなることをノイズの発生を伴うこ
となく回避できる。従って、ハンチングの虞れを伴うこ
となくダイナミックレンジを広くすることができる。
【0015】請求項3の固体撮像装置の駆動方法によれ
ば、垂直帰線期間内において電荷蓄積時間を1水平走査
期間よりも短かい期間を単位として蓄積開始時点を変化
させることにより制御するようにしたので、電荷蓄積時
間を従来よりも短かくしつつシャッターゲイン差が大き
くなることをノイズの発生を伴うことなく回避すること
ができる。従って、ハンチングの虞れを伴うことなくダ
イナミックレンジを広くすることができる。請求項4の
固体撮像装置の駆動方法によれば、蓄積開始時点が垂直
帰線期間内であるので、アイリスのダイナミックレンジ
を広くすることができると共に、垂直帰線期間内におけ
るシャッターゲイン差が垂直走査期間内における最大値
よりも小さくされているので、ハンチングを防止するこ
とができる。換言すれば、ハンチングを防止しつつアイ
リスのダイナミックレンジを広くすることが可能にな
る。
ば、垂直帰線期間内において電荷蓄積時間を1水平走査
期間よりも短かい期間を単位として蓄積開始時点を変化
させることにより制御するようにしたので、電荷蓄積時
間を従来よりも短かくしつつシャッターゲイン差が大き
くなることをノイズの発生を伴うことなく回避すること
ができる。従って、ハンチングの虞れを伴うことなくダ
イナミックレンジを広くすることができる。請求項4の
固体撮像装置の駆動方法によれば、蓄積開始時点が垂直
帰線期間内であるので、アイリスのダイナミックレンジ
を広くすることができると共に、垂直帰線期間内におけ
るシャッターゲイン差が垂直走査期間内における最大値
よりも小さくされているので、ハンチングを防止するこ
とができる。換言すれば、ハンチングを防止しつつアイ
リスのダイナミックレンジを広くすることが可能にな
る。
【0016】請求項5のビデオカメラの電子アイリス制
御回路によれば、垂直走査期間内には水平走査期間毎に
発生する第1のパルスを、垂直帰線期間内にはそれより
短かい周期の第2のパルスを用いてシャッターパルスを
つくり、現在の映像信号の平均的明るさに基づいて電荷
蓄積時間を短かくしたり長くしたりするので、ノイズの
発生を伴うことなく且つハンチングの発生を伴うことな
くアイリスのダイナミックレンジを広くすることができ
る。
御回路によれば、垂直走査期間内には水平走査期間毎に
発生する第1のパルスを、垂直帰線期間内にはそれより
短かい周期の第2のパルスを用いてシャッターパルスを
つくり、現在の映像信号の平均的明るさに基づいて電荷
蓄積時間を短かくしたり長くしたりするので、ノイズの
発生を伴うことなく且つハンチングの発生を伴うことな
くアイリスのダイナミックレンジを広くすることができ
る。
【0017】
【実施例】以下、本発明を図示実施例に従って詳細に説
明する。図1(A)、(B)は本発明の一つの実施例を
示すもので、(A)はビデオカメラの電子アイリス制御
回路の回路ブロック図、(B)はタイムチャートであ
る。本実施例は、図3(A)、(B)に示す従来例には
ない特徴的構成を有するが、共通する部分も有し、共通
する部分については既に説明済みなので説明を省略し、
相違する部分についてのみ説明する。また、全図を通し
て共通する部分については共通の符号を使用した。
明する。図1(A)、(B)は本発明の一つの実施例を
示すもので、(A)はビデオカメラの電子アイリス制御
回路の回路ブロック図、(B)はタイムチャートであ
る。本実施例は、図3(A)、(B)に示す従来例には
ない特徴的構成を有するが、共通する部分も有し、共通
する部分については既に説明済みなので説明を省略し、
相違する部分についてのみ説明する。また、全図を通し
て共通する部分については共通の符号を使用した。
【0018】図面において、8は電子アイリス制御回
路、9はサンプルホールド回路3から出力された映像信
号を積分し、DC値に変換するローパスフィルタ(LP
F)、11、12は基準電圧V1、V2(V1>V2)
とローパスフィルタ9の出力電圧とを比較する比較回路
で、比較回路11はローパスフィルタ9の出力電圧が基
準電圧V1よりも高いか否かを検出し、比較回路12は
ローパスフィルタ9の出力電圧が基準電圧V2よりも低
いか否かを検出する。
路、9はサンプルホールド回路3から出力された映像信
号を積分し、DC値に変換するローパスフィルタ(LP
F)、11、12は基準電圧V1、V2(V1>V2)
とローパスフィルタ9の出力電圧とを比較する比較回路
で、比較回路11はローパスフィルタ9の出力電圧が基
準電圧V1よりも高いか否かを検出し、比較回路12は
ローパスフィルタ9の出力電圧が基準電圧V2よりも低
いか否かを検出する。
【0019】13は比較回路11、12からの比較結果
に基づいて加算指令信号あるいは減算指令信号を送るデ
コーダである。具体的には、比較回路11からローパス
フィルタ9の出力信号が基準電圧V1よりも高いという
比較結果を示す信号が出力されたときはデコーダ13は
加算指令信号を出力する。これはシャッタースピードを
アップさせることにつながる。また、比較回路12から
ローパスフィルタ9の出力信号が基準電圧V2よりも低
いという比較結果を示す信号が出力されたときはデコー
ダ13は減算指令信号を出力する。これはシャッタース
ピードをダウンさせることにつながる。そして、比較回
路11と12のいずれからも出力が生じなかったとき、
即ち、ローパスフィルタ9の出力信号がV1よりも低く
V2よりも高いときはデコーダ13は加算指令も減算指
令も発しない。このV1とV2の間が図2に示す不感帯
で、シャッターゲイン差が10%のところで1単位時間
(1/15734秒)露光時間変化したときの固体撮像
装置2の出力信号レベル変化分よりも少し広くされてい
る。
に基づいて加算指令信号あるいは減算指令信号を送るデ
コーダである。具体的には、比較回路11からローパス
フィルタ9の出力信号が基準電圧V1よりも高いという
比較結果を示す信号が出力されたときはデコーダ13は
加算指令信号を出力する。これはシャッタースピードを
アップさせることにつながる。また、比較回路12から
ローパスフィルタ9の出力信号が基準電圧V2よりも低
いという比較結果を示す信号が出力されたときはデコー
ダ13は減算指令信号を出力する。これはシャッタース
ピードをダウンさせることにつながる。そして、比較回
路11と12のいずれからも出力が生じなかったとき、
即ち、ローパスフィルタ9の出力信号がV1よりも低く
V2よりも高いときはデコーダ13は加算指令も減算指
令も発しない。このV1とV2の間が図2に示す不感帯
で、シャッターゲイン差が10%のところで1単位時間
(1/15734秒)露光時間変化したときの固体撮像
装置2の出力信号レベル変化分よりも少し広くされてい
る。
【0020】14はシャッタースピードを決定するパル
スカウント値を記憶し且つデコーダ13からの指令に基
づいてカウント値をアップあるいはダウンするカウント
値指定回路である。15はクロック発生回路で、垂直ブ
ランキング信号VBLK 、読み出し信号XSG 1 及び水平同
期信号HDを受けてクロックパルスCLKを発生する。
このクロックパルスは後述するシャッターパルス発生回
路(17)によってゲートされることによってシャッタ
ーパルスとなるパルスである。
スカウント値を記憶し且つデコーダ13からの指令に基
づいてカウント値をアップあるいはダウンするカウント
値指定回路である。15はクロック発生回路で、垂直ブ
ランキング信号VBLK 、読み出し信号XSG 1 及び水平同
期信号HDを受けてクロックパルスCLKを発生する。
このクロックパルスは後述するシャッターパルス発生回
路(17)によってゲートされることによってシャッタ
ーパルスとなるパルスである。
【0021】このクロック発生回路15は、読み出し信
号XSG1 を受けると先ず水平帰線期間毎に第1のパルス
を発生する。この第1のパルスの周波数は勿論1573
4Hzである。しかし、この15734Hzのパルスを
発生するのは読み出し信号XSG1 を受けてから垂直帰線
期間が終り、次の垂直走査期間が始まり、そしてこの垂
直走査期間が終るまでである。この垂直走査期間が終り
次の垂直帰線期間が始まると発生するパルスが第1のパ
ルスから第2のパルスに切換わる。この第2のパルスは
周波数が例えば2M(あるいは1M)Hzである。そし
て、垂直帰線期間中に読み出し信号XSG1 が発生すると
第1のパルスを発生する状態になる。クロック発生回路
15はこのような動作を1フィールド周期で繰返す。
号XSG1 を受けると先ず水平帰線期間毎に第1のパルス
を発生する。この第1のパルスの周波数は勿論1573
4Hzである。しかし、この15734Hzのパルスを
発生するのは読み出し信号XSG1 を受けてから垂直帰線
期間が終り、次の垂直走査期間が始まり、そしてこの垂
直走査期間が終るまでである。この垂直走査期間が終り
次の垂直帰線期間が始まると発生するパルスが第1のパ
ルスから第2のパルスに切換わる。この第2のパルスは
周波数が例えば2M(あるいは1M)Hzである。そし
て、垂直帰線期間中に読み出し信号XSG1 が発生すると
第1のパルスを発生する状態になる。クロック発生回路
15はこのような動作を1フィールド周期で繰返す。
【0022】このように垂直走査期間中と垂直帰線期間
で発生するパルスの周波数を変えるのは、垂直走査期間
中はシャッターパルスにより固体撮像装置2の映像信号
中にノイズが侵入するのを防止するために水平帰線期間
のみにシャッターパルスが発生するようにし、垂直帰線
期間にはこれがブランキング期間になり、シャッターパ
ルスにより映像信号中にノイズが発生する虞れがないの
で発生タイミングが水平帰線期間に拘束されることがな
いことから短かい単位時間で露光時間を変化できるよう
にするためである。そして、短かい単位時間で露光時間
を変化できるようにするのは、シャッターパルスの周期
が一定だと露光時間が短くなる程シャッターゲイン差が
大きくなり、ハンチングが起きることから、単位変化時
間を短くしてシャッターゲイン差が大きくならないよう
にするためである。
で発生するパルスの周波数を変えるのは、垂直走査期間
中はシャッターパルスにより固体撮像装置2の映像信号
中にノイズが侵入するのを防止するために水平帰線期間
のみにシャッターパルスが発生するようにし、垂直帰線
期間にはこれがブランキング期間になり、シャッターパ
ルスにより映像信号中にノイズが発生する虞れがないの
で発生タイミングが水平帰線期間に拘束されることがな
いことから短かい単位時間で露光時間を変化できるよう
にするためである。そして、短かい単位時間で露光時間
を変化できるようにするのは、シャッターパルスの周期
が一定だと露光時間が短くなる程シャッターゲイン差が
大きくなり、ハンチングが起きることから、単位変化時
間を短くしてシャッターゲイン差が大きくならないよう
にするためである。
【0023】16はカウンターで、クロック発生回路1
5から出力されたパルスをカウントする。具体的には読
み出し信号XSG1 によりクリアされるとカウントを開始
し、カウント値指定回路14により記憶されたカウント
値に達したときリセット信号を発生するという動作をす
る。17はシャッターパルス発生回路で、読み出し信号
XSG1 を受けるとセット状態になり、カウンタ16のリ
セット信号によりリセットされ、そしてセット状態にあ
る間クロック発生回路15から出力されたパルスの通過
を許容し、リセット状態のときはそのパルスの通過を禁
止する。このシャッターパルス発生回路17の出力はシ
ャッターパルスとして固体撮像装置2に印加される。
5から出力されたパルスをカウントする。具体的には読
み出し信号XSG1 によりクリアされるとカウントを開始
し、カウント値指定回路14により記憶されたカウント
値に達したときリセット信号を発生するという動作をす
る。17はシャッターパルス発生回路で、読み出し信号
XSG1 を受けるとセット状態になり、カウンタ16のリ
セット信号によりリセットされ、そしてセット状態にあ
る間クロック発生回路15から出力されたパルスの通過
を許容し、リセット状態のときはそのパルスの通過を禁
止する。このシャッターパルス発生回路17の出力はシ
ャッターパルスとして固体撮像装置2に印加される。
【0024】次に、図1(A)に示す電子アイリス制御
回路の動作を説明する。ローパスフィルタ9からは画面
の全体的明るさに応じた電圧が出力され、その電圧が比
較回路11、12により基準電圧V1、V2と比較され
る。図2はその比較に関する不感帯の説明図である。ロ
ーパスフィルタ9の出力電圧が基準電圧V1よりも高い
とき、即ち明る過ぎるときはデコーダからカウント値指
定回路14のカウント値(カウンタ16にカウントさせ
る値)を多くする指令を出し、ローパスフィルタ9の出
力電圧が基準電圧V2よりも低いときは、即ち暗過ぎる
ときはデコーダ13からカウント値指定回路14のカウ
ント値を減らす指令を出す。
回路の動作を説明する。ローパスフィルタ9からは画面
の全体的明るさに応じた電圧が出力され、その電圧が比
較回路11、12により基準電圧V1、V2と比較され
る。図2はその比較に関する不感帯の説明図である。ロ
ーパスフィルタ9の出力電圧が基準電圧V1よりも高い
とき、即ち明る過ぎるときはデコーダからカウント値指
定回路14のカウント値(カウンタ16にカウントさせ
る値)を多くする指令を出し、ローパスフィルタ9の出
力電圧が基準電圧V2よりも低いときは、即ち暗過ぎる
ときはデコーダ13からカウント値指定回路14のカウ
ント値を減らす指令を出す。
【0025】尚、前にも述べたが、出力電圧がV1とV
2との間は、不感帯であり、この不感帯を設けることに
よりハンチングを防止することができる。即ち、この不
感帯の幅が、露光時間の変化可能な単位時間分に相当す
る固体撮像装置2の出力信号の直流レベルの電圧変動分
よりも広ければハンチングを防止できる。従って、この
不感帯の幅は広くすればする程ハンチング防止効果が大
きいといえるが、不感帯の幅を広くすると制御感度が悪
くなる。即ち、収束すべき値として好ましいのは不感帯
の中心値であるが、不感帯の中に入れば制御不能なの
で、不感帯が広いと収束すべき値と大きくずれたところ
でビデオ出力が安定するということが起きる可能性があ
る。そして、常識的にAGCのゲインは−20dB前後
であることから、不感帯幅V1−V2はビデオ信号のダ
イナミックレンジの10%程度が好ましいのである。従
って、シャッターゲイン差も垂直走査期間中か垂直帰線
期間中かを問わず10%を越えないようにされている。
勿論、ローパスフィルタ9の出力電圧がV1とV2の間
のときはデコーダ13はカウント値指定回路14のカウ
ント値を加算したり減算したりしない。
2との間は、不感帯であり、この不感帯を設けることに
よりハンチングを防止することができる。即ち、この不
感帯の幅が、露光時間の変化可能な単位時間分に相当す
る固体撮像装置2の出力信号の直流レベルの電圧変動分
よりも広ければハンチングを防止できる。従って、この
不感帯の幅は広くすればする程ハンチング防止効果が大
きいといえるが、不感帯の幅を広くすると制御感度が悪
くなる。即ち、収束すべき値として好ましいのは不感帯
の中心値であるが、不感帯の中に入れば制御不能なの
で、不感帯が広いと収束すべき値と大きくずれたところ
でビデオ出力が安定するということが起きる可能性があ
る。そして、常識的にAGCのゲインは−20dB前後
であることから、不感帯幅V1−V2はビデオ信号のダ
イナミックレンジの10%程度が好ましいのである。従
って、シャッターゲイン差も垂直走査期間中か垂直帰線
期間中かを問わず10%を越えないようにされている。
勿論、ローパスフィルタ9の出力電圧がV1とV2の間
のときはデコーダ13はカウント値指定回路14のカウ
ント値を加算したり減算したりしない。
【0026】クロック発生回路15は読み出し信号X
SG1 が発生すると15743HzのクロックパルスCL
Kを垂直同期信号に同期して発生し、そして、垂直走査
期間が始まりその垂直走査期間が終るとクロックパルス
CLKの周波数が2MHz(あるいは1MHz)に変化
するという動作を繰返すが、そのクロックパルスCLK
がカウンタ16によってカウントされる。カウンタ16
によるそのカウントの開始は読み出し信号XSG1 を受け
たとき行われ、カウントする値はカウント値指定回路1
4により指定される。そして、その値が大きい程電荷蓄
積時間(即ち露光時間)は短かくなり、その値が小さく
なる程電荷蓄積時間は長くなる。
SG1 が発生すると15743HzのクロックパルスCL
Kを垂直同期信号に同期して発生し、そして、垂直走査
期間が始まりその垂直走査期間が終るとクロックパルス
CLKの周波数が2MHz(あるいは1MHz)に変化
するという動作を繰返すが、そのクロックパルスCLK
がカウンタ16によってカウントされる。カウンタ16
によるそのカウントの開始は読み出し信号XSG1 を受け
たとき行われ、カウントする値はカウント値指定回路1
4により指定される。そして、その値が大きい程電荷蓄
積時間(即ち露光時間)は短かくなり、その値が小さく
なる程電荷蓄積時間は長くなる。
【0027】ところで、シャッターパルス発生回路17
はクロック発生回路15の出力パルスCLKをゲートし
てシャッターパルスとして固体撮像装置2へ出力する。
具体的には読み出し信号XSG1 を受けるとセット状態に
なって出力パルスCLKの通過を許容し、カウンタ16
からのアダー14により指定された値をカウントしたと
き発生するリセット信号を受けるとリセット状態になり
クロックパルスCLKの通過を禁止し、この禁止は次の
読み出し信号XSG1 が到来するまでの間続く。そして、
この禁止期間が電荷蓄積時間(即ち、露光時間)とな
る。
はクロック発生回路15の出力パルスCLKをゲートし
てシャッターパルスとして固体撮像装置2へ出力する。
具体的には読み出し信号XSG1 を受けるとセット状態に
なって出力パルスCLKの通過を許容し、カウンタ16
からのアダー14により指定された値をカウントしたと
き発生するリセット信号を受けるとリセット状態になり
クロックパルスCLKの通過を禁止し、この禁止は次の
読み出し信号XSG1 が到来するまでの間続く。そして、
この禁止期間が電荷蓄積時間(即ち、露光時間)とな
る。
【0028】この電子アイリス制御回路によれば、明る
過ぎる場合には、カウンタ16のカウント値が多くな
り、その結果露光時間が短かくなり、逆に暗過ぎる場合
にはカウンタ16のカウント値が減少し、その結果、露
光時間が長くなる。従って、固体撮像装置2の出力レベ
ルが常に一定になるように、即ち不感帯内に収まるよう
にアイリス制御されるのである。そして、この電子アイ
リス制御回路は露光時間を垂直帰線期間が始まってから
読み出し信号XSG1 が到来するまでの時間(1/150
0秒)よりも短くすることが可能である。というのは、
垂直帰線期間内においてもシャッターパルスを発生させ
ることができるようになっているからである。
過ぎる場合には、カウンタ16のカウント値が多くな
り、その結果露光時間が短かくなり、逆に暗過ぎる場合
にはカウンタ16のカウント値が減少し、その結果、露
光時間が長くなる。従って、固体撮像装置2の出力レベ
ルが常に一定になるように、即ち不感帯内に収まるよう
にアイリス制御されるのである。そして、この電子アイ
リス制御回路は露光時間を垂直帰線期間が始まってから
読み出し信号XSG1 が到来するまでの時間(1/150
0秒)よりも短くすることが可能である。というのは、
垂直帰線期間内においてもシャッターパルスを発生させ
ることができるようになっているからである。
【0029】即ち、従来は垂直走査期間ないのみシャッ
ターパルスを発生するようになっていたので、アイリス
のダイナミックレンジは1/60〜1/1500(28
dB)でしかなかった。しかるに、垂直帰線帰還内でも
シャッターパルスを発生できるので、露光時間をきわめ
て短かくできる、つまり強く絞りをかけることができ
る。本実施例では垂直帰線期間にはシャッターパルスの
周波数を2MHzにしているので理論的には1/60〜
1/200000(シャッターゲイン差を10%以内に
とどめるにはシャッターパルスの周波数の10分の1分
の1秒まで露光時間を短くできる)までダイナミックレ
ンジをとれる。即ち、第2のパルスの周波数によっては
ダイナミックレンジを非常に高くできる。
ターパルスを発生するようになっていたので、アイリス
のダイナミックレンジは1/60〜1/1500(28
dB)でしかなかった。しかるに、垂直帰線帰還内でも
シャッターパルスを発生できるので、露光時間をきわめ
て短かくできる、つまり強く絞りをかけることができ
る。本実施例では垂直帰線期間にはシャッターパルスの
周波数を2MHzにしているので理論的には1/60〜
1/200000(シャッターゲイン差を10%以内に
とどめるにはシャッターパルスの周波数の10分の1分
の1秒まで露光時間を短くできる)までダイナミックレ
ンジをとれる。即ち、第2のパルスの周波数によっては
ダイナミックレンジを非常に高くできる。
【0030】つまり、ダイナミックレンジの拡大をハン
チングの発生を伴うことなく行うことができる。即ち、
垂直帰線期間内においてシャッターパルスの周期を垂直
走査期間におけると同様に水平周期にしていたら垂直帰
線期間におけるシャッターゲイン差が非常に大きくな
る。少なくとも垂直走査期間内におけるシャッターゲイ
ン差の最大値よりも大きくなり、不感帯の幅を従来より
も大きくしないとハンチングが起きる。しかし、本発明
においては垂直帰線期間内においてシャッターパルスの
周波数を2MHzにしているので、露光時間を1/20
00000秒単位で変化させることができる。従って、
シャッターゲイン差の垂直帰線期間内における最大値を
垂直走査期間内における最大値よりも小さくできる。
チングの発生を伴うことなく行うことができる。即ち、
垂直帰線期間内においてシャッターパルスの周期を垂直
走査期間におけると同様に水平周期にしていたら垂直帰
線期間におけるシャッターゲイン差が非常に大きくな
る。少なくとも垂直走査期間内におけるシャッターゲイ
ン差の最大値よりも大きくなり、不感帯の幅を従来より
も大きくしないとハンチングが起きる。しかし、本発明
においては垂直帰線期間内においてシャッターパルスの
周波数を2MHzにしているので、露光時間を1/20
00000秒単位で変化させることができる。従って、
シャッターゲイン差の垂直帰線期間内における最大値を
垂直走査期間内における最大値よりも小さくできる。
【0031】
【発明の効果】請求項1の固体撮像装置の駆動方法は、
電荷蓄積時間を1水平走査期間よりも短かい期間を単位
として変化させることにより制御することを特徴とす
る。従って、請求項1の固体撮像装置の駆動方法によれ
ば、電荷蓄積時間を1水平走査期間よりも短かい期間を
単位として変化させることにより制御するので、シャッ
ターゲイン差が大きくなることを回避することができ、
ハンチングを防止することができる。
電荷蓄積時間を1水平走査期間よりも短かい期間を単位
として変化させることにより制御することを特徴とす
る。従って、請求項1の固体撮像装置の駆動方法によれ
ば、電荷蓄積時間を1水平走査期間よりも短かい期間を
単位として変化させることにより制御するので、シャッ
ターゲイン差が大きくなることを回避することができ、
ハンチングを防止することができる。
【0032】請求項2の固体撮像装置の駆動方法は、垂
直帰線期間内において水平走査期間より短かい期間を単
位として蓄積開始時点を変化させることにより制御する
ことを特徴とする。従って、請求項2の固体撮像装置の
駆動方法によれば、垂直帰線期間内において電荷蓄積時
間を1水平走査期間よりも短かい期間を単位として蓄積
開始時点を変化させることにより制御するようにしたの
で、最短電荷蓄積時間を従来よりも短かくしつつシャッ
ターゲイン差が大きくなることをノイズの発生を伴うこ
となく回避できる。従って、ハンチングを伴うことな
く、アイリスダイナミックレンジを拡大できる。請求項
3の固体撮像装置の駆動方法は、蓄積開始時点が垂直帰
線期間内である場合における電荷蓄積時間の単位変化時
間の電荷蓄積時間に対する比であるシャッターゲイン差
が、水平走査期間におけるシャッターゲイン差の最大値
を越えないようにすることを特徴とする。従って、請求
項3の固体撮像装置の駆動方法によれば、垂直帰線期間
内において電荷蓄積時間を1水平走査期間よりも短かい
期間を単位として蓄積開始時点を変化させることにより
制御するようにしたので、シャッターゲイン差が大きく
なることをノイズの発生を伴うことなく回避できる。
直帰線期間内において水平走査期間より短かい期間を単
位として蓄積開始時点を変化させることにより制御する
ことを特徴とする。従って、請求項2の固体撮像装置の
駆動方法によれば、垂直帰線期間内において電荷蓄積時
間を1水平走査期間よりも短かい期間を単位として蓄積
開始時点を変化させることにより制御するようにしたの
で、最短電荷蓄積時間を従来よりも短かくしつつシャッ
ターゲイン差が大きくなることをノイズの発生を伴うこ
となく回避できる。従って、ハンチングを伴うことな
く、アイリスダイナミックレンジを拡大できる。請求項
3の固体撮像装置の駆動方法は、蓄積開始時点が垂直帰
線期間内である場合における電荷蓄積時間の単位変化時
間の電荷蓄積時間に対する比であるシャッターゲイン差
が、水平走査期間におけるシャッターゲイン差の最大値
を越えないようにすることを特徴とする。従って、請求
項3の固体撮像装置の駆動方法によれば、垂直帰線期間
内において電荷蓄積時間を1水平走査期間よりも短かい
期間を単位として蓄積開始時点を変化させることにより
制御するようにしたので、シャッターゲイン差が大きく
なることをノイズの発生を伴うことなく回避できる。
【0033】請求項4の固体撮像装置の駆動方法は、蓄
積開始時点が垂直帰線期間内である場合におけるシャッ
ターゲイン差が、垂直走査期間において水平周期単位で
電荷蓄積時間を変化させた場合のシャッターゲイン差の
最大値を越えないことを特徴とする。従って、請求項4
の固体撮像装置の駆動方法によれば、蓄積開始時点が垂
直帰線期間内であるので、アイリスのダイナミックレン
ジを広くすることができると共に、垂直帰線期間内にお
けるシャッターゲイン差が垂直走査期間内における最大
値よりも小さくされているので、ハンチングを防止する
ことができる。換言すれば、ハンチングを防止しつつア
イリスのダイナミックレンジを広くすることが可能にな
る。
積開始時点が垂直帰線期間内である場合におけるシャッ
ターゲイン差が、垂直走査期間において水平周期単位で
電荷蓄積時間を変化させた場合のシャッターゲイン差の
最大値を越えないことを特徴とする。従って、請求項4
の固体撮像装置の駆動方法によれば、蓄積開始時点が垂
直帰線期間内であるので、アイリスのダイナミックレン
ジを広くすることができると共に、垂直帰線期間内にお
けるシャッターゲイン差が垂直走査期間内における最大
値よりも小さくされているので、ハンチングを防止する
ことができる。換言すれば、ハンチングを防止しつつア
イリスのダイナミックレンジを広くすることが可能にな
る。
【0034】請求項5のビデオカメラの電子アイリス制
御回路は、固体撮像装置からの出力信号を積分する積分
回路と、該積分回路の出力と予め設定した基準値とを比
較する比較回路と、垂直走査期間内には、水平帰線期間
毎に対応して第1のパルスを発生し、垂直帰線期間内の
少なくとも読み出しパルスが発生する時点以前の期間に
おいては上記第1のパルスよりも短かい周期の第2のパ
ルスを発生するクロック発生回路と、垂直走査期間中に
おいては上記第1のパルスを、垂直帰線期間中の上記読
み出しパルスが発生する時点以前の期間においては上記
第2のパルスをカウントするカウンタと、上記比較結果
に基づいてカウント値を上下する上記カウンタにカウン
トさせるカウント値を指定する指定カウント値指定回路
手段と、該回路の出力に基づいてシャッターパルスを発
生して上記固体撮像装置の電荷蓄積時間を制御するシャ
ッターパルス回路と、を有することを特徴とする。従っ
て、請求項5の固体撮像装置の駆動方法によれば、垂直
走査期間内には水平走査期間毎に発生する第1のパルス
を、垂直帰線期間内にはそれより短かい周期の第2のパ
ルスを用いてシャッターパルスを使い、現在の映像信号
の平均的明るさに基づいて電荷蓄積時間を短かくしたり
長くしたりするので、ノイズの発生を伴うことなく且つ
ハンチングの発生を伴うことなくアイリスのダイナミッ
クレンジを広くすることができる。
御回路は、固体撮像装置からの出力信号を積分する積分
回路と、該積分回路の出力と予め設定した基準値とを比
較する比較回路と、垂直走査期間内には、水平帰線期間
毎に対応して第1のパルスを発生し、垂直帰線期間内の
少なくとも読み出しパルスが発生する時点以前の期間に
おいては上記第1のパルスよりも短かい周期の第2のパ
ルスを発生するクロック発生回路と、垂直走査期間中に
おいては上記第1のパルスを、垂直帰線期間中の上記読
み出しパルスが発生する時点以前の期間においては上記
第2のパルスをカウントするカウンタと、上記比較結果
に基づいてカウント値を上下する上記カウンタにカウン
トさせるカウント値を指定する指定カウント値指定回路
手段と、該回路の出力に基づいてシャッターパルスを発
生して上記固体撮像装置の電荷蓄積時間を制御するシャ
ッターパルス回路と、を有することを特徴とする。従っ
て、請求項5の固体撮像装置の駆動方法によれば、垂直
走査期間内には水平走査期間毎に発生する第1のパルス
を、垂直帰線期間内にはそれより短かい周期の第2のパ
ルスを用いてシャッターパルスを使い、現在の映像信号
の平均的明るさに基づいて電荷蓄積時間を短かくしたり
長くしたりするので、ノイズの発生を伴うことなく且つ
ハンチングの発生を伴うことなくアイリスのダイナミッ
クレンジを広くすることができる。
【図1】(A)、(B)は本発明の一つの実施例を示す
もので、(A)は電子アイリス制御回路の回路ブロック
図、(B)はタイムチャートである。
もので、(A)は電子アイリス制御回路の回路ブロック
図、(B)はタイムチャートである。
【図2】比較回路による固体撮像装置の出力電圧レベル
と基準電圧との比較に関わる不感帯の説明図である。
と基準電圧との比較に関わる不感帯の説明図である。
【図3】(A)、(B)は従来例を示すもので、(A)
は電子アイリス制御回路の回路ブロック図、(B)はタ
イムチャートである。
は電子アイリス制御回路の回路ブロック図、(B)はタ
イムチャートである。
2 固体撮像装置 8 電子アイリス制御回路 9 積分回路 11、12 比較回路 14 カウント値指定回路 15 パルス発生回路 16 カウンタ 17 シャッターパルス発生回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年5月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】そして、このような固体撮像装置を用いた
ビデオカメラの中には、その電子シャッター機能をアイ
リス制御に活かしたものがある。図3(A)はそのよう
な電子アイリス制御回路を示すものであり、図(B)は
電子アイリス制御回路の動作を説明するタイムチャート
である。図面において、1はレンズ、2は固体撮像装
置、3は該固体撮像装置2の出力を取り出すサンプルホ
ールド回路、4はAGC回路、5はガンマ補正回路、6
はホワイトクリップ回路、7はクランプ回路である。8
aは電子アイリス制御回路の従来例を示すもので、サン
プルホールド回路3の出力を積分するローパスフィルタ
9とシャッターコントロール回路10からなる。
ビデオカメラの中には、その電子シャッター機能をアイ
リス制御に活かしたものがある。図3(A)はそのよう
な電子アイリス制御回路を示すものであり、図(B)は
電子アイリス制御回路の動作を説明するタイムチャート
である。図面において、1はレンズ、2は固体撮像装
置、3は該固体撮像装置2の出力を取り出すサンプルホ
ールド回路、4はAGC回路、5はガンマ補正回路、6
はホワイトクリップ回路、7はクランプ回路である。8
aは電子アイリス制御回路の従来例を示すもので、サン
プルホールド回路3の出力を積分するローパスフィルタ
9とシャッターコントロール回路10からなる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】ローパスフィルタ9は、サンプルホールド
回路3の出力を積分することにより画面の全体的(平均
的)明るさを検出する役割を果し、シャッターコントロ
ール回路10は、ローパルフィルタ9の出力が基準値よ
りも高い場合にはシャッタースピードをアップし、逆の
場合にはシャッタースピードをダウンする働きをする。
VBLK は垂直ブランキング信号、XSG1 は読み出し信号
(ROG)、HDは水平同期信号、XSUB (1)〜
(n)は各別の例における掃き捨てを指令するシャッタ
ーパルスである。
回路3の出力を積分することにより画面の全体的(平均
的)明るさを検出する役割を果し、シャッターコントロ
ール回路10は、ローパルフィルタ9の出力が基準値よ
りも高い場合にはシャッタースピードをアップし、逆の
場合にはシャッタースピードをダウンする働きをする。
VBLK は垂直ブランキング信号、XSG1 は読み出し信号
(ROG)、HDは水平同期信号、XSUB (1)〜
(n)は各別の例における掃き捨てを指令するシャッタ
ーパルスである。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】というのは、1Hは15734Hzであ
り、従って露光時間を変化できる時間単位は1/157
34秒であるのに対して、垂直帰線期間が開始してから
読み出し信号XSG1 が発生するまでの時間(これは従来
における略最大露光時間)が1/1500秒であるから
である。このように、露光時間を1単位時間ずらすこと
によって出力信号が大きく変化すると必然的にハンチン
グが生じることになり、垂直帰線期間が終った直後にお
いてシャッターゲイン差が最大になる。そこで、従来に
おいてはこの最大のシャッターゲイン差(略10%)に
おいてもハンチングが生じないように不感帯幅が設定さ
れていた。しかし、若しダイナミックレンジをもっと広
くすべく垂直ブランキング期間にもシャッターパルスが
発生するようにすると、従来においては、シャッターパ
ルスは必ず周波数が15734Hzにされていたのでシ
ャッターゲイン差が非常に大きくなり、ハンチングが起
きる。そのため、従来においては最高シャッター速度が
1/1500秒に規制され、アイリスのダイナミックレ
ンジは1/60〜1/1500(28dB)と決して広
くはできなかった。
り、従って露光時間を変化できる時間単位は1/157
34秒であるのに対して、垂直帰線期間が開始してから
読み出し信号XSG1 が発生するまでの時間(これは従来
における略最大露光時間)が1/1500秒であるから
である。このように、露光時間を1単位時間ずらすこと
によって出力信号が大きく変化すると必然的にハンチン
グが生じることになり、垂直帰線期間が終った直後にお
いてシャッターゲイン差が最大になる。そこで、従来に
おいてはこの最大のシャッターゲイン差(略10%)に
おいてもハンチングが生じないように不感帯幅が設定さ
れていた。しかし、若しダイナミックレンジをもっと広
くすべく垂直ブランキング期間にもシャッターパルスが
発生するようにすると、従来においては、シャッターパ
ルスは必ず周波数が15734Hzにされていたのでシ
ャッターゲイン差が非常に大きくなり、ハンチングが起
きる。そのため、従来においては最高シャッター速度が
1/1500秒に規制され、アイリスのダイナミックレ
ンジは1/60〜1/1500(28dB)と決して広
くはできなかった。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】即ち、従来は垂直帰線期間でも1H刻みで
シャッターパルスを発生することは出来たが、ハンチン
グが生じないようにすることを考えると1/1500秒
までしか露光時間を短くすることができず、そのため、
アイリスのダイナミックレンジは1/60〜1/150
0(28dB)でしかなかった。しかるに、垂直帰線帰
還内でもシャッターパルスを発生できるので、露光時間
をきわめて短かくできる、つまり強く絞りをかけること
ができる。本実施例では垂直帰線期間にはシャッターパ
ルスの周波数を2MHzにしているので理論的には1/
60〜1/200000(シャッターゲイン差を10%
以内にとどめるにはシャッターパルスの周期の10倍ま
で露光時間を短くできる)までダイナミックレンジをと
れる。即ち、第2のパルスの周波数によってはダイナミ
ックレンジを非常に高くできる。
シャッターパルスを発生することは出来たが、ハンチン
グが生じないようにすることを考えると1/1500秒
までしか露光時間を短くすることができず、そのため、
アイリスのダイナミックレンジは1/60〜1/150
0(28dB)でしかなかった。しかるに、垂直帰線帰
還内でもシャッターパルスを発生できるので、露光時間
をきわめて短かくできる、つまり強く絞りをかけること
ができる。本実施例では垂直帰線期間にはシャッターパ
ルスの周波数を2MHzにしているので理論的には1/
60〜1/200000(シャッターゲイン差を10%
以内にとどめるにはシャッターパルスの周期の10倍ま
で露光時間を短くできる)までダイナミックレンジをと
れる。即ち、第2のパルスの周波数によってはダイナミ
ックレンジを非常に高くできる。
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
Claims (5)
- 【請求項1】 行列状に配された複数の光電変換素子の
電荷蓄積時間を変化させて蓄積電荷量を制御する固体撮
像装置の駆動方法において、 上記電荷蓄積時間を1水平周期よりも短かい期間を単位
として変化させることにより制御することを特徴とする
固体撮像装置の駆動方法 - 【請求項2】 垂直帰線期間内において1水平周期より
短かい期間を単位として蓄積開始時点を変化させること
により蓄積電荷量を制御することを特徴とする請求項1
に記載の固体撮像装置の駆動方法 - 【請求項3】 蓄積開始時点が垂直帰線期間内である場
合における電荷蓄積時間についての単位変化時間の電荷
蓄積時間に対する比であるシャッターゲイン差が、垂直
走査期間におけるシャッターゲイン差の最大値を越えな
いようにすることを特徴とする請求項2記載の固体撮像
装置の駆動方法 - 【請求項4】 蓄積開始時点が垂直帰線期間内である場
合におけるシャッターゲイン差が、垂直走査期間におい
て水平走査期間単位で電荷蓄積時間を変化させた場合の
シャッターゲイン差の最大値を越えないことを特徴とす
る請求項3に記載の固体撮像装置の駆動方法 - 【請求項5】 固体撮像装置を有し、該固体撮像装置に
印加する電荷排出パルスと電荷読み出しパルスとの間隔
により電荷蓄積時間を調整するビデオカメラ電子アイリ
ス制御回路において、 上記固体撮像装置からの出力信号を積分する積分回路
と、 上記積分回路の出力と予め設定した基準値とを比較する
比較回路と、 垂直走査期間内に、水平帰線期間毎に対応して第1のパ
ルスを発生し、垂直帰線期間内の少なくとも読み出しパ
ルスが発生する時点以前の期間において上記第1のパル
スよりも短かい周期の第2のパルスを発生するクロック
発生回路と、 垂直走査期間中においては上記第1のパルスを、垂直帰
線期間中の上記読み出しパルスが発生する時点以前の期
間においては上記第2のパルスをカウントするカウンタ
と、 上記比較回路による比較結果に基づいて上記カウンタに
対する指定カウント値を上下するカウント値指定回路
と、 上記カウント値指定回路の出力に基づいてシャッターパ
ルスを発生して上記固体撮像装置の電荷蓄積時間を制御
するシャッターパルス発生回路と、 を有することを特徴とするビデオカメラの電子アイリス
制御回路
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4235397A JPH0662323A (ja) | 1992-08-10 | 1992-08-10 | 固体撮像装置の駆動方法とビデオカメラの電子アイリス制御回路 |
EP93306241A EP0583143B1 (en) | 1992-08-10 | 1993-08-06 | Improved control of the electronic shutter time in a video camera |
EP96200559A EP0719039A3 (en) | 1992-08-10 | 1993-08-06 | Electronic shutter time control with noise suppression for a video camera |
DE69330151T DE69330151T2 (de) | 1992-08-10 | 1993-08-06 | Verbesserte Regelung der elektronischen Verschlusszeit in einer Videokamera |
KR1019930015460A KR100286069B1 (ko) | 1992-08-10 | 1993-08-10 | 비디오 카메라 |
US08/436,643 US5638120A (en) | 1992-08-10 | 1995-05-08 | Electron shutter control with exposure control responsive to shutter gain differences |
US08/825,799 US5793422A (en) | 1992-08-10 | 1997-04-02 | Electron shutter control with exposure control responsive to shutter gain differences |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4235397A JPH0662323A (ja) | 1992-08-10 | 1992-08-10 | 固体撮像装置の駆動方法とビデオカメラの電子アイリス制御回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0662323A true JPH0662323A (ja) | 1994-03-04 |
Family
ID=16985488
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4235397A Pending JPH0662323A (ja) | 1992-08-10 | 1992-08-10 | 固体撮像装置の駆動方法とビデオカメラの電子アイリス制御回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0662323A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002218447A (ja) * | 2001-01-19 | 2002-08-02 | Fujitsu General Ltd | 監視装置 |
-
1992
- 1992-08-10 JP JP4235397A patent/JPH0662323A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002218447A (ja) * | 2001-01-19 | 2002-08-02 | Fujitsu General Ltd | 監視装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR100286069B1 (ko) | 비디오 카메라 | |
JP2002314873A (ja) | 撮像装置用回路及び撮像用信号処理方法 | |
JP2014137583A (ja) | 焦点調節装置 | |
US5278659A (en) | Shutter speed control circuit for an image pick-up apparatus | |
JP2000013685A (ja) | 撮像装置 | |
JPH0662323A (ja) | 固体撮像装置の駆動方法とビデオカメラの電子アイリス制御回路 | |
JP3158702B2 (ja) | ビデオカメラのアイリス制御方法とビデオカメラの電子アイリス制御回路 | |
JPH0715653A (ja) | カメラ | |
JPH0670226A (ja) | カメラおよびその予備測光方法ならびに予備測光装置および方法 | |
JPH06197286A (ja) | 撮像装置 | |
JP2002314885A (ja) | 撮像装置 | |
JPH0556343A (ja) | 電子的撮像装置 | |
JP3658063B2 (ja) | 撮像装置 | |
JP3907343B2 (ja) | 撮像装置 | |
JPH0698250A (ja) | 撮像装置 | |
JP2001069400A (ja) | 撮像装置 | |
JPH1023324A (ja) | 撮像装置 | |
JPS6126376A (ja) | 電子的撮像装置 | |
JPH10136251A (ja) | 撮像装置 | |
JPH09247552A (ja) | 固体撮像装置の信号処理回路 | |
JP3134585B2 (ja) | 電子アイリス制御回路とそれを有するカメラ | |
JP2664577B2 (ja) | ビデオカメラ | |
JPH06113194A (ja) | 固体撮像装置の駆動方法とビデオカメラの電子アイリス制御回路 | |
JPH0787372A (ja) | 撮像装置 | |
JPH05110954A (ja) | 撮像装置 |