JPH0661822A - スイッチングトランジスタ駆動回路 - Google Patents

スイッチングトランジスタ駆動回路

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JPH0661822A
JPH0661822A JP20989992A JP20989992A JPH0661822A JP H0661822 A JPH0661822 A JP H0661822A JP 20989992 A JP20989992 A JP 20989992A JP 20989992 A JP20989992 A JP 20989992A JP H0661822 A JPH0661822 A JP H0661822A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transistor
collector
base
output terminal
emitter
Prior art date
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Pending
Application number
JP20989992A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsuji Yamagishi
達司 山岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd
Original Assignee
NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd
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Publication date
Application filed by NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd filed Critical NEC IC Microcomputer Systems Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】スイッチングトランジスタ8をプッシュプル回
路で駆動する場合に、ショットキバリアダイオードを使
用せずに、出力端子7のアンダーシュートによる誤動作
を防止する。 【構成】トランジスタ1のエミッタをトランジスタ2の
コレクタに接続し、トランジスタ2,コレクタを出力端
子7とし、この出力端子7をスイッチングトランジスタ
8に接続し、トランジスタ1とトランジスタ2とを交互
に動作させることにより、前記スイッチングトランジス
タ8を駆動するプッシュプル回路において、IC内に2
個のNPNトランジスタ3,4と定電流源9とを設ける
ことにより、出力端子7のアンダーシュートによる誤動
作を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプッシュプル回路による
スイッチングトランジスタ駆動回路に関し、特に出力端
子電圧が接地電圧以下の状態となり、寄生トランジスタ
が発生して誤動作することを防止すす回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のトランジスタのスイッチング駆動
を目的としたプッシュプル回路は、図3の様に、トラン
ジスタ1のコレクタを電源VCCに接続し、そのエミッ
タをスイッチング素子8に接続し、トランジスタ2のコ
レクタをトランジスタ1のエミッタに接続し、トランジ
スタ2のエミッタを接地する回路となっていた。
【0003】ここで、トランジスタ1,2のベースに
は、それぞれ図6の信号1,信号2が印加される。
【0004】次に動作について説明する。トランジスタ
1がONし、トランジスタ2がOFFしている時に、出
力(Vout)端子7の状態は、図4に示すHigh
(VCC)レベルで、トランジスタ1がOFFし、トラ
ンジスタ2がONしている時、出力端子7の状態は図4
に示すLow(GND)レベルとなる。
【0005】しかし、実際には出力端子7に布線による
インダクタンス(L)成分がある為、図5に示すよう
に、出力電位がGND電位より低くなるアンダーシュー
トW現象が起こる。これをアンダーシュートといい半導
体集積回路内で、コレクタ(エピタキシャル領域)がサ
ブストレートより低くなる状態となり、寄生トランジス
タを動作させてしまう。この寄生トランジスタが動作す
ると、誤動作を起こす原因となる。
【0006】そこで、図3に示すようなショットキバリ
アダイオード10のアノード側をGNDに接続し、カソ
ード側を出力端子7に接続する。ショットキバリアダイ
オード10のVF=約0.4Vなので、ショットキバリ
アダイオード10は、〔Vout−0.4V〕で導通
し、それ以上電位は下がらない。このようにして、出力
端子7の電位が下がるのを防止していた。この電位では
半導体集積回路内の誤動作は起こらない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この図3の従来のプッ
シュプル回路、通常、半導体集積回路で構成することが
多く、前述の様に出力端子7のアンダーシュートによる
誤動作を防止する目的で、ショットキバリアダイオード
10を使用していたが、部品点数が増えるため、コスト
が高くなるという問題点があった。
【0008】本発明の目的は、前記問題点を解決し、部
品点数を増加させず、コストが高くならずに、アッダー
シュート現象による誤動作を防止したスイッチングトラ
ンジスタ駆動回路を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の構成は、
第1,第2の電源端の間に接続されたプッシュプル回路
の出力端子でスイッチング素子を駆動するスイッチング
トランジスタ駆動回路において、コレクタとベースとを
共通接続し、かつエミッタを前記第2の電源端に接続し
た第1のトランジスタと、前記第1のトランジスタのコ
レクタ・ベース接続点と前記第1の電源端との間に接続
された定電流源と、コレクタを前記第1の電源端にベー
スを前記第1のトランジスタのコレクタ・ベースの接続
点にそれぞれ接続し、かつエミッタを前記プッシュプル
回路の出力端子に接続し、かつ前記第1のトランジスタ
と同一伝導型の第2のトランジスタとを備えたクランプ
回路を設けたことを特徴とする。
【0010】本発明の第2の構成は、コレクタとベース
とを共通接続した第1のトランジスタと、前記第1のト
ランジスタのコレクタ・ベース接続点と第1の電源端と
の間に接続された定電流源と、前記第1のトランジスタ
のエミッタと第2の電源端との間に、コレクタ・ベース
を共通接続した1個又は複数個のトランジスタの直列体
と、コレクタを別の電源端に接続しかつベースを前記第
1のトランジスタのコレクタ・ベース接続点に接続した
第2のトランジスタと、前記第2のトランジスタのエミ
ッタと前記プッシュプル回路の出力端子との間に、前記
1個又は複数個のトランジスタの直列体と、同個数で、
かつ同一伝導型で、かつ同一接続である1個又は複数の
トランジスタとを備えたクロック回路を設けたことを特
徴とする。
【0011】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例のスイッチング
トランジスタ駆動回路を示す回路図である。図1におい
て、本実施例のスイッチングトランジスタ駆動回路は、
電源の両端(VCC−接地)に接続されたプッシュプル
回路の出力(Vout)端子7でスイッチング素子8を
駆動するスイッチングトランジスタ駆動回路において、
コレクタとベースを共通接続し、エミッタを電源の他端
に接続した第1のトランジスタ4と、第1のトランジス
タ4のコレクタ・ベース接続点と電源の一端との間に接
続された定電流源9と、コレクタを電源の一端,ベース
を前記第1のトランジスタ4のコレクタ・ベースの接続
点に接続しエミッタを前記プッシュプル回路の出力端子
7に接続した前記第1のトランジスタ4と同一伝導型の
第2のトランジスタ3とで構成されるクランプ回路を有
することを特徴とする。
【0012】プッシュプル回路は、トランジスタ1のコ
レクタを電源に、トランジスタ1のエミッタをトランジ
スタ2のコレクタに接続し、トランジスタ2のエミッタ
は接地し、トランジスタ1のベースとトランジスタ2の
ベースには、トランジスタをONできる信号とトランジ
スタをOFFできる信号(図6)が交互に入力する回路
が接続し、トランジスタ2のコレクタを出力端子7と
し、この出力端子7は外部スイッチング素子8に接続
し、電源から定電流源9を接続し、トランジスタ4のコ
レクタとベースを定電流源に、トランジスタ4のエミッ
タをGNDに接続し、トランジスタ3のコレクタを電源
にトランジスタ3のベースを定電流源とトランジスタ4
のコレクタの交点に接続し、トランジスタ3のエミッタ
を前記出力端子7に接続する構成である。
【0013】今、トランジスタ1がONした時、トラン
ジスタ2はOFFし、出力Voutに電流が流れ出し、
Voutは図4に示すHigh(電源電圧の電位)の状
態となる。また、トランジスタ1がOFFした時、トラ
ンジスタ2はONし、電流がVoutからトランジスタ
2に流れ出し、Voutは図4に示すLow(GND)
の状態となる。
【0014】VoutがHighからLowの状態にな
る時、図5に示す様に、出力端の布線のL成分のため、
一瞬だけ電圧が負に振れること(アンダーシュート)が
あると、半導体集積回路内に寄生トランジスタが発生
し、半導体集積回路が誤動作することがある。
【0015】そこで、トランジスタ1がOFFし、トラ
ンジスタ2がONして、出力端子7がLowの状態にな
った時、定電流源9とトランジスタ4とにより、トラン
ジスタ3はONする。このとき、出力端子7の電圧Vo
utは、次式できまる。
【0016】Vout=VBE4−VBE3 但し、VBE4:トランジスタ4のベース・エミッタ間
順方向電圧,VBE3:トランジスタ3のベース・エミ
ッタ間順方向電圧。
【0017】VBE3=VBE4≒0.7Vとなるの
で、Voutは0Vとなり、それ以下に下がることはな
い。
【0018】図2は本発明の第2の実施例のスイッチン
グトランジスタ駆動回路を示す回路図である。図2にお
いて、プッシュプル回路は、トランジスタ1のコレクタ
を電源に、トランジスタ1のエミッタをトランジスタ2
のコレクタに接続し、トランジスタ2のエミッタは接地
し、トランジスタ1のベースとトランジスタ2のベース
には、トランジスタをONできる信号とトランジスタを
OFFできる信号(図6)が交互に入力する回路が接続
し、トランジスタ2のコレクタを出力端子7としてい
る。この出力端子7は、外部スイッチング素子7に接続
し、電源から定電流源9を接続し、NPNトランジスタ
4のコレクタとベースを定電流源9に、NPNトランジ
スタ4のエミッタをPNPトランジスタ5のエミッタに
接続し、PNPトランジスタ5のコレクタとベースは接
地する。更に、NPNトランジスタ3のコレクタを電源
に、NPNトランジスタ3のベースを定電流源9とトラ
ンジスタ4のコレクタとの交点に接続し、NPNトラン
ジスタ3のエミッタをPNPトランジスタ6のエミッタ
に接続し、PNPトランジスタ6のベースとコレクタと
を前記出力端子7に接続する構成である。
【0019】前記第1の実施例の動作では、電源電圧が
高くVoutの電圧が高くなりすぎると、NPNトラン
ジスタ3のEB逆耐圧が低い為、NPNトランジスタ3
のエミッタ・ベース間がブレーク・ダウンし、同トラン
ジスタが劣化又は破壊することがある。そこで、図2の
本実施例では、EB逆耐圧がNPNトランジスタより高
いPNPトランジスタを加えることにより、電源電圧が
高い時でも、トランジスタ3等のEB間に逆耐圧が印加
され、ブレーク・ダウンを起こし、破壊するこなく、安
定したアンダーシュートの防止ができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、半導体
集積回路内にNPNトランジスタを少なくとも2個と定
電流源とで構成されるクランプ回路を設けることによ
り、出力端子のアンダーシュートによる誤動作が防止で
きるので、従来のショットキバリアダイオードを使用し
なくてよく、部品点数が増加することがなく十分にコス
トダウンできるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のスイッチングトランジ
スタ駆動回路を示す回路図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す回路図である。
【図3】従来のスイッチングトランジスタ駆動回路を示
す回路図である。
【図4】図1の回路の動作を示す出力波形図である。
【図5】誤動作防止策をしない時の状態を示す出力波形
図である。
【図6】プッシュプル回路の一対の入力波形図である。
【符号の説明】 1,2,3,4 NPNトランジスタ 5,6 PNPトランジスタ 7 出力端子(Vout) 8 スイッチング素子 9 定電流源 10 ショットキバリアダイオード W アンダーシュート

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1,第2の電源端の間に接続されたプ
    ッシュプル回路の出力端子でスイッチング素子を駆動す
    るスイッチングトランジスタ駆動回路において、コレク
    タとベースとを共通接続し、かつエミッタを前記第2の
    電源端に接続した第1のトランジスタと、前記第1のト
    ランジスタのコレクタ・ベース接続点と前記第1の電源
    端との間に接続された定電流源と、コレクタを前記第1
    の電源端にベースを前記第1のトランジスタのコレクタ
    ・ベースの接続点にそれぞれ接続し、かつエミッタを前
    記プッシュプル回路の出力端子に接続し、かつ前記第1
    のトランジスタと同一伝導型の第2のトランジスタとを
    備えたクランプ回路を設けたことを特徴とするスイッチ
    ングトランジスタ駆動回路。
  2. 【請求項2】 コレクタとベースとを共通接続した第1
    のトランジスタと、前記第1のトランジスタのコレクタ
    ・ベース接続点と第1の電源端との間に接続された定電
    流源と、前記第1のトランジスタのエミッタと第2の電
    源端との間に、コレクタ・ベースを共通接続した1個又
    は複数個のトランジスタの直列体と、コレクタを別の電
    源端に接続しかつベースを前記第1のトランジスタのコ
    レクタ・ベース接続点に接続した第2のトランジスタ
    と、前記第2のトランジスタのエミッタと前記プッシュ
    プル回路の出力端子との間に、前記1個又は複数個のト
    ランジスタの直列体と、同個数で、かつ同一伝導型で、
    かつ同一接続である1個又は複数のトランジスタとを備
    えたクロック回路を設けたことを特徴とするスイッチン
    グトランジスタ駆動回路。
JP20989992A 1992-08-06 1992-08-06 スイッチングトランジスタ駆動回路 Pending JPH0661822A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19981117