JPH0661793A - スイッチトキャパシタフィルタ装置 - Google Patents
スイッチトキャパシタフィルタ装置Info
- Publication number
- JPH0661793A JPH0661793A JP20997892A JP20997892A JPH0661793A JP H0661793 A JPH0661793 A JP H0661793A JP 20997892 A JP20997892 A JP 20997892A JP 20997892 A JP20997892 A JP 20997892A JP H0661793 A JPH0661793 A JP H0661793A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- switches
- phase
- feedback capacitor
- capacitor
- filter device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Filters That Use Time-Delay Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 回路規模と製造バラツキを小さくする。
【構成】 入力キャパシタ１〜３、帰還キャパシタ４、
Ａ相で開閉するスイッチ５、６、Ｂ相で開閉するスイッ
チ７〜９でスイッチトキャパシタフィルタ装置を構成す
ることにより、キャパシタの容量比および容量比の総和
を小さくすることで、回路規模と製造バラツキとを小さ
くすることができる。
Ａ相で開閉するスイッチ５、６、Ｂ相で開閉するスイッ
チ７〜９でスイッチトキャパシタフィルタ装置を構成す
ることにより、キャパシタの容量比および容量比の総和
を小さくすることで、回路規模と製造バラツキとを小さ
くすることができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、モデム、音声合成装置
などの信号処理装置に利用されるスイッチトキャパシタ
フィルタ装置（以下略してＳＣＦ装置と記す）に関す
る。
などの信号処理装置に利用されるスイッチトキャパシタ
フィルタ装置（以下略してＳＣＦ装置と記す）に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】近年、情報化社会の情報伝達装置として
電話回線を用いたモデムが幅広く使用されている。一方
機器のコストダウン、小型化の要求も高い。ＳＣＦ装置
は、このモデム中で数多く使用されている。
電話回線を用いたモデムが幅広く使用されている。一方
機器のコストダウン、小型化の要求も高い。ＳＣＦ装置
は、このモデム中で数多く使用されている。
【０００３】以下、従来の１次高域通過型のＳＣＦ装置
について説明する。図２は、従来の１次高域通過型のＳ
ＣＦ装置の構成を示している。
について説明する。図２は、従来の１次高域通過型のＳ
ＣＦ装置の構成を示している。
【０００４】図２に示すように、信号入力１０は、１次
高域通過型のＳＣＦ装置を通過して低域成分を除去され
信号出力１１を得る。なお、１〜３は入力キャパシタ、
４は帰還キャパシタ、５、６、１４はＡ相で開閉するス
イッチ、８、９はＢ相で開閉するスイッチである。Ａ相
で開閉するスイッチ５、６、１４とＢ相で開閉するスイ
ッチ８、９は交互に閉じる。
高域通過型のＳＣＦ装置を通過して低域成分を除去され
信号出力１１を得る。なお、１〜３は入力キャパシタ、
４は帰還キャパシタ、５、６、１４はＡ相で開閉するス
イッチ、８、９はＢ相で開閉するスイッチである。Ａ相
で開閉するスイッチ５、６、１４とＢ相で開閉するスイ
ッチ８、９は交互に閉じる。
【０００５】図２に示すＳＣＦ装置の伝達関数は次式と
なり１次高域通過型の伝達関数となる。
なり１次高域通過型の伝達関数となる。
【０００６】
【数１】
【０００７】例えば、クロック周波数＝３１．２５（ｋ
Ｈｚ）、遮断周波数＝５０（Ｈｚ）、ゲイン＝２０（ｄ
Ｂ），バタワース特性とすると、従来の構成で最大容量
比は次式となる。
Ｈｚ）、遮断周波数＝５０（Ｈｚ）、ゲイン＝２０（ｄ
Ｂ），バタワース特性とすると、従来の構成で最大容量
比は次式となる。
【０００８】
【数２】
【０００９】さらに、容量比の総和を求めると次式とな
る。 ΣＣ＝１０９７.２８
る。 ΣＣ＝１０９７.２８
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のＳＣ
Ｆ装置では、ＳＣＦ装置を駆動するＳＣＦ駆動クロック
のクロック周波数に比べて遮断周波数がきわめて小さ
く、かつ、１以上のゲインをもつ場合、キャパシタの最
大容量比が１００以上、また、容量比の総和が５００以
上ときわめて大きくなり、回路規模と製造バラツキが大
きく、遮断周波数が設計値と大きくずれてしまうという
問題点があった。
Ｆ装置では、ＳＣＦ装置を駆動するＳＣＦ駆動クロック
のクロック周波数に比べて遮断周波数がきわめて小さ
く、かつ、１以上のゲインをもつ場合、キャパシタの最
大容量比が１００以上、また、容量比の総和が５００以
上ときわめて大きくなり、回路規模と製造バラツキが大
きく、遮断周波数が設計値と大きくずれてしまうという
問題点があった。
【００１１】本発明は上記課題を解決するもので、回路
規模と製造バラツキが小さく、遮断周波数が設計値とほ
とんどずれないＳＣＦ装置を提供するものである。
規模と製造バラツキが小さく、遮断周波数が設計値とほ
とんどずれないＳＣＦ装置を提供するものである。
【００１２】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、入力キャパシタを加えて帰還キャパシタへ
の転送電荷量を減少させるようにしたものである。
するために、入力キャパシタを加えて帰還キャパシタへ
の転送電荷量を減少させるようにしたものである。
【００１３】
【作用】本発明は上記した構成により、帰還キャパシタ
への転送電荷量を減少させることで、キャパシタの容量
比を小さく押え、回路規模と製造バラツキが小さく、遮
断周波数が設計値とほとんどずれなくすることができる
ものである。
への転送電荷量を減少させることで、キャパシタの容量
比を小さく押え、回路規模と製造バラツキが小さく、遮
断周波数が設計値とほとんどずれなくすることができる
ものである。
【００１４】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図１を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
【００１５】図１に示すように、１は付加した入力キャ
パシタ、７はＢ相で開閉するスイッチである。入力キャ
パシタ２、３、帰還キャパシタ４、Ａ相で開閉するスイ
ッチ５、６、Ｂ相で開閉するスイッチ８、９、信号入力
１０、信号出力１１、信号グランド１２、オペアンプ１
３は従来例と同一である。
パシタ、７はＢ相で開閉するスイッチである。入力キャ
パシタ２、３、帰還キャパシタ４、Ａ相で開閉するスイ
ッチ５、６、Ｂ相で開閉するスイッチ８、９、信号入力
１０、信号出力１１、信号グランド１２、オペアンプ１
３は従来例と同一である。
【００１６】上記構成において本発明の一実施例のＳＣ
Ｆ装置の伝達関数は次式となり、高域通過型の伝達関数
となる。
Ｆ装置の伝達関数は次式となり、高域通過型の伝達関数
となる。
【００１７】
【数３】
【００１８】例えば、クロック周波数＝３１．２５（ｋ
Ｈｚ）、遮断周波数＝５０（Ｈｚ）、ゲイン＝２０（ｄ
Ｂ），バタワース特性とすると、本発明の構成で最大容
量比は次式となる。
Ｈｚ）、遮断周波数＝５０（Ｈｚ）、ゲイン＝２０（ｄ
Ｂ），バタワース特性とすると、本発明の構成で最大容
量比は次式となる。
【００１９】
【数４】
【００２０】この最大容量比は１００以下であり、か
つ、従来例と比べてみると約１０％となる。したがっ
て、従来例と比べて製造バラツキを小さくすることがで
き、遮断周波数が設計値とほとんどずれなくすることが
できる。
つ、従来例と比べてみると約１０％となる。したがっ
て、従来例と比べて製造バラツキを小さくすることがで
き、遮断周波数が設計値とほとんどずれなくすることが
できる。
【００２１】さらに、容量比の総和を求めると次式とな
る。 ΣＣ＝１０９.１６ この容量比の総和は、従来例と比べてみると約１０％と
なり、大幅に容量比の総和を削減でき、回路規模を小さ
くすることができる。
る。 ΣＣ＝１０９.１６ この容量比の総和は、従来例と比べてみると約１０％と
なり、大幅に容量比の総和を削減でき、回路規模を小さ
くすることができる。
【００２２】
【発明の効果】本発明によれば帰還キャパシタへの転送
電荷量を減少させることで、キャパシタの容量比を小さ
くさせ、回路規模と製造バラツキが小さく、遮断周波数
が設計値とほとんどずれなくすることができる優れたＳ
ＣＦ装置を提供できる。
電荷量を減少させることで、キャパシタの容量比を小さ
くさせ、回路規模と製造バラツキが小さく、遮断周波数
が設計値とほとんどずれなくすることができる優れたＳ
ＣＦ装置を提供できる。
【図１】本発明の一実施例のＳＣＦ装置の構成を示す回
路図
路図
【図２】従来例のＳＣＦ装置の構成を示す回路図
１〜３ 入力キャパシタ ４ 帰還キャパシタ ５、６ Ａ相開閉スイッチ ７〜９ Ｂ相開閉スイッチ １０ 信号入力 １１ 信号出力 １２ 信号グランド １３ オペアンプ １４ Ａ相開閉スイッチ
Claims (1)
- 【請求項１】複数の入力キャパシタと、前記複数の入力
キャパシタの接続順序を変える複数のスイッチと、帰還
キャパシタを持つオペアンプで構成されたスイッチトキ
ャパシタフィルタ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20997892A JPH0661793A (ja) | 1992-08-06 | 1992-08-06 | スイッチトキャパシタフィルタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20997892A JPH0661793A (ja) | 1992-08-06 | 1992-08-06 | スイッチトキャパシタフィルタ装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0661793A true JPH0661793A (ja) | 1994-03-04 |
Family
ID=16581835
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20997892A Pending JPH0661793A (ja) | 1992-08-06 | 1992-08-06 | スイッチトキャパシタフィルタ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0661793A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007201350A (ja) * | 2006-01-30 | 2007-08-09 | Sanyo Electric Co Ltd | 半導体集積回路 |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62266909A (ja) * | 1986-05-14 | 1987-11-19 | Nec Corp | スイツチド・キヤパシタ・フイルタ |
| JPS6382117A (ja) * | 1986-09-26 | 1988-04-12 | Nec Corp | スイツチトキヤパシタ型フイルタ回路 |
| JPH02235426A (ja) * | 1989-03-09 | 1990-09-18 | Asahi Kasei Micro Syst Kk | スイッチトキャパシタフィルタ |
-
1992
- 1992-08-06 JP JP20997892A patent/JPH0661793A/ja active Pending
Patent Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62266909A (ja) * | 1986-05-14 | 1987-11-19 | Nec Corp | スイツチド・キヤパシタ・フイルタ |
| JPS6382117A (ja) * | 1986-09-26 | 1988-04-12 | Nec Corp | スイツチトキヤパシタ型フイルタ回路 |
| JPH02235426A (ja) * | 1989-03-09 | 1990-09-18 | Asahi Kasei Micro Syst Kk | スイッチトキャパシタフィルタ |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007201350A (ja) * | 2006-01-30 | 2007-08-09 | Sanyo Electric Co Ltd | 半導体集積回路 |
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