JPH0661713A - 誘電体共振器 - Google Patents

誘電体共振器

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JPH0661713A
JPH0661713A JP21422892A JP21422892A JPH0661713A JP H0661713 A JPH0661713 A JP H0661713A JP 21422892 A JP21422892 A JP 21422892A JP 21422892 A JP21422892 A JP 21422892A JP H0661713 A JPH0661713 A JP H0661713A
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JP
Japan
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sleeve
cavity
support base
dielectric
nut
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JP21422892A
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English (en)
Inventor
Shuichi Wada
秀一 和田
Taiyo Nishiyama
大洋 西山
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】誘電体共振素子1に支持台2を接合一体化し、
支持台2とスリーブ4のフランジ部どうしを係合させ
て、ナット6をスリーブ4にネジ締め固定する。さらに
スリーブ4にモータ10を取り付けたナット9を螺合さ
せる。共振周波数調整軸25には金属円板26を取り付
け、滑り軸受け23,24に摺動自在に保持させる。 【効果】全体の部品点数及び組み立て作業工数が大幅に
削減され、コストダウンが図れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、誘電体共振素子をキ
ャビティ内に支持台を介して支持してなる誘電体共振器
に関する。
【0002】
【従来の技術】誘電体共振素子と入出力結合子をキャビ
ティ内に設けてなる誘電体共振器がマイクロ波帯におけ
る帯域通過フィルタ等として用いられている。また、こ
のような誘電体共振器は、その共振周波数を調整するた
めに、共振周波数調整用素子を取り付けた共振周波数調
整軸を、対向するキャビティの2つの壁面間に挿通させ
ている。
【0003】従来の誘電体共振器の構造を断面図として
図4に示す。図4において37,39はそれぞれ内外面
をメタライズした、中央部に共振周波数調整軸を挿通さ
せる丸穴を設けたセラミクス円板、38は内外面をメタ
ライズした、ほぼ円筒状のセラミクス円筒である。この
セラミクス円筒38の両開口面をセラミクス円板37,
39で覆うことによって円柱状のキャビティを構成して
いる。40,41はセラミクス円板37とともにセラミ
クス円筒38を固定するための金属角板、同様に41は
セラミクス円板39とともにセラミクス円筒38を固定
するための金属角板である。この金属角板40及び41
の外面中央部には共振周波数調整軸の滑り軸受け42,
43をそれぞれネジ止め等により固定している。なお、
金属板40,41は角板形状であるため、37,38,
39からなる円柱状セラミクスキャビティに対して四隅
にフランジ部が形成されることになり、そのフランジ部
で、たとえば実開平2−32210号公報記載のマイク
ロ波共振器と同様に、セラミクス円筒38にリング状の
金属棒(不図示)を被せて、4つの板バネでネジ止め固
定している。また、図4において1は円筒状の誘電体共
振素子、2はこの誘電体共振素子1をキャビティ内の所
定位置に固定するための円筒状の支持台である。25は
共振周波数調整軸であり、共振周波数調整用素子36を
取り付けている。
【0004】このように構成することによって、キャビ
ティ内の所定位置に誘電体共振素子1が設けられた誘電
体共振器として作用し、共振周波数調整軸25を、その
軸方向に移動させることによって共振周波数を調整する
ことができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図4に示し
たように、従来のこの種の誘電体共振器では、誘電体共
振素子1と支持台2間及び支持台とセラミクス円板37
間はそれぞれグレーズ等で接合一体化される。そのため
接合工数が多く、セラミクス円板37に対する支持台2
の位置決めも行わなければならない。また、セラミクス
キャビティであるため、部品コストが嵩み、しかもセラ
ミクスキャビティを構成するために、板バネ等によりセ
ラミクスキャビティを金属板にネジ止めする工数が多
く、組み立て作業が煩雑になるという問題があった。ま
た、共振周波数調整軸を設ける場合、図4に示したよう
に、共振周波数調整軸の軸受けを用いて、これを金属板
にネジ止めしなければならず、部品点数が多くなるとと
もに、組み立て工数が増えるという問題もあった。
【0006】この発明の目的は、簡略化された組み立て
工程で、キャビティ内の所定位置に誘電体共振素子を支
持できるようにした誘電体共振器を提供することにあ
る。
【0007】この発明の他の目的は、簡略化した構造で
共振周波数調整軸を支持できるようにした誘電体共振器
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る誘電体共振器は、誘電体共振素子と、この誘電体共振
素子を支持する支持台および入出力結合子を導電体材料
のキャビティ内に設けてなる誘電体共振器において、前
記支持台に貫通孔を設ける一方、この貫通孔内に存在す
る固定部材を有し、この固定部材の一端側を前記支持台
に係合させるとともに、ネジ部を有する他端側を前記キ
ャビティ外に挿通させて、前記ネジ部にナット部を螺合
させることにより、前記支持台を前記キャビティ内に固
定してなる。
【0009】請求項2に係る誘電体共振器は、誘電体共
振素子と、この誘電体共振素子を支持する支持台および
入出力結合子を導電体材料のキャビティ内に設けてなる
誘電体共振器において、前記支持台の誘電体共振素子接
合面とは反対面側に、中心方向に突出するフランジ部を
形成し、外周面に前記支持台のフランジ部に係合するフ
ランジ部およびナットの螺合するネジ部を有するスリー
ブを用い、キャビティの一壁面に前記スリーブの挿通孔
を形成し、前記スリーブを前記支持台と前記キャビティ
の一壁面に挿通させて、前記スリーブのフランジ部とナ
ット間で前記支持台のフランジ部と前記キャビティの一
壁面を共に挟持させてなる。
【0010】請求項3に係る誘電体共振器は、誘電体共
振素子と、この誘電体共振素子を支持する支持台および
入出力結合子を導電体材料のキャビティ内に設け、共振
周波数調整用素子を取り付けた共振周波数調整軸を前記
誘電体共振素子と支持台を貫通して、軸方向に摺動自在
に保持してなる誘電体共振器において、電極板と、この
電極板に対する金属ケースのネジ止めによりキャビティ
を構成し、前記金属ケースに第1の滑り軸受けを設け、
支持台の誘電体共振素子接合面とは反対面側に、中心方
向に突出するフランジ部を形成し、外周面に前記支持台
のフランジ部に係合するフランジ部およびナットの螺合
するネジ部を形成し、内周面に共振周波数調整軸を摺動
させる第2の滑り軸受けを形成したスリーブを用い、前
記電極板に前記スリーブの挿入孔を形成し、前記スリー
ブを前記支持台と前記電極板に挿通させて、前記スリー
ブのフランジ部とナット間で前記支持台のフランジ部と
前記電極板を共に挟持させ、共振周波数調整軸を第1の
滑り軸受けと第2の滑り軸受け間に挿通させてなる。
【0011】
【作用】この発明の請求項1に係る誘電体共振器では、
支持台に貫通孔を設けられていて、この貫通孔内に固定
部材が存在し、この固定部材の一端側が支持台に係合さ
れていて、他端側のネジ部が前記キャビティ外に挿通さ
れて、そのネジ部にナット部が螺合されて、支持台がキ
ャビティ内に固定されている。支持台には予め誘電体共
振素子が接合されているため、キャビティの外面から支
持台にナット部をネジ締めするだけで、誘電体共振素子
をキャビティ内の所定位置に支持できるようになる。
【0012】また、請求項2に係る誘電体共振器では、
支持台の誘電体共振素子接合面とは反対面側に、中心方
向に突出するフランジ部が形成されていて、スリーブの
外周面に、支持台のフランジ部に係合するフランジ部及
びナットの螺合するネジ部が形成されていて、スリーブ
が支持台とキャビティの一壁面に挿通されて、スリーブ
のフランジ部とナット間で支持台のフランジ部とキャビ
ティの壁面がともに挟持されている。支持台には予め誘
電体共振素子が接合されているため、誘電体共振素子側
からスリーブを挿入し、さらにスリーブをキャビティの
一壁面に設けられている挿入孔に挿通させ、キャビティ
の外面からスリーブにナットをネジ締めするだけで、誘
電体共振素子をキャビティ内の所定位置に支持できるよ
うになる。その際、スリーブの外形寸法とキャビティの
一壁面に設ける挿入孔の内径寸法及び支持台のフランジ
部の内径寸法を精度よく仕上げておくことによって、誘
電体共振素子の支持位置精度を容易に高めることができ
る。
【0013】更に、請求項3に係る誘電体共振器では、
キャビティは電極板と、その電極板にネジ止めされた金
属ケースから構成され、金属ケースに第1の滑り軸受け
が設けられ、支持台には、誘電体共振素子接合面とは反
対面側に、中心方向に突出するフランジ部が形成されて
いて、スリーブの外周面には支持台のフランジ部に係合
するフランジ部及びナットの螺合するネジ部が形成さ
れ、その内周面には共振周波数調整軸を摺動させる第2
の滑り軸受けが形成されている。電極板にはスリーブの
挿入孔が形成されていて、スリーブは支持台と電極板を
挿通して、スリーブのフランジ部とナット間に支持台の
フランジ部と電極板を共に狭持している。
【0014】そして共振周波数調整軸は金属ケースに設
けられている第1の滑り軸受けとスリーブに設けられて
いる第2の滑り軸受け間に挿通されている。
【0015】このように第1の滑り軸受けは金属ケース
に設けるため、たとえばPTFE製のブッシュを取り付
けるだけで滑り軸受けを構成することができ、一方の第
2の滑り軸受けも、スリーブの内周面に設けるため、た
とえば同様にPTFE製の軸受けを圧入するだけで滑り
軸受けを構成することができる。そのため特別な滑り軸
受けを金属板にネジ止めする必要がなくなる。しかもス
リーブは共振周波数調整軸の一方を摺動自在に支持する
とともに、支持台を介して誘電体共振素子をキャビティ
内に固定する機構を兼ねるため、スリーブを用いること
による部品点数の増加はない。
【0016】
【実施例】この発明の実施例であるTE01δモード誘
電体共振器の構造を図1〜図3に示す。
【0017】図1(A)は誘電体共振器の左側面図、
(B)は正面断面図である。図1において1は円筒状の
誘電体共振素子、3は電極板、2は誘電体共振素子1を
電極板3に対し固定する低誘電率セラミクス製の支持台
である。この支持台2は円筒状部2aと中央に丸穴を設
けた円板状部2bからなり、誘電体共振素子1と支持台
の円筒状部2aと円板状部2bはそれぞれグレーズなど
により接合一体化している。円筒状部2aと円板状部2
bとの接合一体化により、中心方向に突出するフランジ
部を有する支持台2を構成する。なお、この支持台2を
円筒状部2aと円板状部2bとの接合一体化により作成
せず、初めから中心方向に突出するフランジ部を有する
支持台2を成形により構成してもよい。図1において4
は一方の開口部外周部にフランジ部を形成した金属製ス
リーブであり、本願発明の請求項1に係る固定部材、請
求項2および請求項3に係るスリーブに相当する。この
スリーブ4を図1(B)に示すように、誘電体共振素子
1の開口部から挿入して、電極板3の中央部に設けた丸
穴に挿入することによって、電極板3の丸穴周辺部とス
リーブ4のフランジ部間で支持台2のフランジ部を挟持
する。その状態で、図中5で示す座金を電極板3の外側
からスリーブ4に挿入し、ナット6を螺通させ、このナ
ット6の締めつけによって誘電体共振素子1とともに支
持台2を電極板3の内面に固定している。さらにこの状
態からバネ座金7をスリーブ4に挿入し、平座金8を挿
入し、さらにナット9を螺合させている。なお、スリー
ブ4の外周面のうち、支持台2と電極板3との接触部は
ネジを設けず、外径寸法を精度良く仕上げていて、各部
材の軸心の位置決め機能を持たせている。ナット9に
は、回転直動変換モータ10を、コ字型金具12を用い
てビス14,15によりネジ止め固定している。この回
転直動変換モータ10は、回転軸をその軸受け部で螺合
させ、ロータの回転にともなって回転軸自体が軸方向に
移動するステッピングモータである。ナット9は、後述
するように、座金8に当接するビス16,17によって
固定している。コ字型金具12の内側にはリミットスイ
ッチ13を設けていて、モータ10の回転軸11の当接
有無の状態を検出する。なお、コ字型金具12にはさら
にカップ状のカバー30を嵌合させて、モータ10およ
びリミットスイッチ13を保護している。
【0018】以上述べた構造により、キャビティ内に誘
電体共振素子1を固定し、キャビティ外に誘電体共振素
子1と同軸上にモータ10を取り付けている。
【0019】さて、金属板3には同軸コネクタ20,2
1をネジ止め固定していて、その中心導体と電極板3間
に入出力結合ループ18,19を設けている。また、電
極板3には金属製ケース22を、後述するようにネジ止
め固定している。この金属製ケース22にはPTFE系
の滑り軸受け23を設けている。一方、スリーブ4の内
部にもPTFE系の滑り軸受け24を圧入固定してい
る。この2つの軸受け23,24に対し共振周波数調整
軸25を挿通している。共振周波数調整軸25は、図に
示すように、外径の異なる段差部を備え、その細径部分
から共振周波数調整用素子としての金属円板26、PT
FE系の絶縁用ワッシャ29および圧縮コイルバネ27
を順に挿入している。この圧縮コイルバネ27の作用に
より、金属円板26を共振周波数調整軸25の段差部に
固定するとともに、共振周波数調整軸25をモータ10
の方向に付勢させている。圧縮コイルバネ27は絶縁用
ワッシャ29と絶縁性の滑り軸受け23間に設けられる
ため、金属円板26は圧縮コイルバネ27および金属ケ
ース22から絶縁状態を保つ。一方、共振周波数調整軸
25のモータ10に対向する端面には金属チップ28を
接着固定していて、この金属チップ28をモータ10の
回転軸11に当接させている。
【0020】このような構成であるため、モータ10を
回転させて、回転軸11を図における右方向に突出させ
れば、共振周波数調整軸25とともに金属円板26は図
における右方向に移動し、金属円板26が誘電体共振素
子1から離間する。モータ10を反転させて回転軸11
を図における左方向に後退させれば、共振周波数調整軸
25とともに金属円板26が図における左方向に移動
し、金属円板26は誘電体共振素子1に接近することに
なる。共振周波数調整軸25が原点位置に達したとき、
リミットスイッチ13の状態を検出して、モータ10の
回転を停止させれば、金属円板26は図に示す26′の
位置に停止することになる。これにより共振周波数の上
限を設定することができる。共振周波数調整軸25の軸
方向の位置は、原点位置からモータ10に与えたパルス
数によって定まるが、何らかの原因で共振周波数調整軸
25が図における右方向に移動しすぎても、その先端が
外部に設けた固定部材31に当接するため、それ以上モ
ータ10に対し駆動パルスを与えても、脱調するだけと
なる。これにより共振周波数の下限を設定することがで
きる。なお、共振周波数調整軸25には、図において2
5aで示すフランジを設けている。これにより、ナット
9をスリーブ4から取り外した際、フランジ25aがス
リーブ4に当接して、共振周波数調整軸25およびこれ
に挿入している金属円板26、絶縁用ワッシャ29およ
び圧縮コイルバネ27が分解されるのを防止する。
【0021】図2は図1に示した誘電体共振器の右側面
図である。このように金属ケース22にはフランジ部2
2aを設けていて、このフランジ部の四隅部分をビス3
1,32,33,34によって電極板3にネジ止め固定
している。
【0022】図3は図1(B)に示したナット9とそれ
に取り付けられるビスなどの位置関係を示す図である。
このようにビス14,15によってナット9にコ字型金
具12をネジ止め固定する。ただし図3においてはモー
タ10を省略している。また図3において16,17は
ナット9に螺合するビスであり、図1(B)に示したよ
うに、ビス16,17の先端が平座金8に当接すること
によって、ナット9と平座金8間の距離を定めるように
している。具体的には、図1(B)において、モータ1
0の回転軸11がリミットスイッチ13に当接するとき
の共振周波数が所定の上限値となるまでナット9をスリ
ーブ4に対し螺通させ、共振周波数調整軸25を図にお
ける右方向に摺動させ、共振周波数が所定の上限値に達
したとき、ビス16,17をネジ締めして、ビス16,
17の先端を平座金8に当接させることによって、スリ
ーブ4に対するナット9の回転止めを行う。
【0023】この発明の実施例によれば、図4に示した
従来のセラミクスキャビティを用いた誘電体共振器に比
較して、支持台を電極板に固定する工数が約1/5に削
減され、しかもスリーブは旋盤加工により容易に製作で
きるため、固定作業に関する材料コストは1/2〜1/
3に削減される。また、共振周波数調整軸の一端面がモ
ータの回転軸に当接していて、かつモータ部分はネジ込
み固定するようにしたため、半径方向の位置決めはモー
タ挿入時に自動的になされ、モータ部分の着脱が容易と
なる。さらに、モータの取付部とは反対側のキャビティ
内に金属円板26とともに共振周波数調整軸25をモー
タの方向に付勢する圧縮コイルバネ27を設けたため、
モータの回転軸の送りネジ部のバックラッシュが除去さ
れ、高精度な共振周波数の設定が可能となる。しかも、
圧縮コイルバネ27を設けるための特別なハウジングも
不要であり、組立が容易となる。
【0024】
【発明の効果】この発明の請求項1に係る誘電体共振器
によれば、誘電体共振素子を支持する支持台をセラミク
スキャビティの内壁に接合する必要がなく、固定部材を
挿通させてキャビティの外面からナット締めすることに
よって容易に組み立てることができる。そのため組み立
て工数が大幅に削減される。
【0025】また、請求項2に係る誘電体共振器によれ
ば、誘電体共振素子を支持する支持台をセラミクスキャ
ビティの内壁に接合する必要がなく、スリーブを挿通さ
せてキャビティの外面からナット締めすることによって
容易に組み立てることができる。そのため組み立て工数
が大幅に削減され、しかも誘電体共振素子のキャビティ
内における位置決めも自動的に行われる。
【0026】更に、請求項3に係る誘電体共振器によれ
ば、共振周波数調整軸を軸支するための特別な滑り軸受
けをキャビティ外の金属板にネジ締めする必要がなく、
しかも共振周波数調整用素子の軸心の位置決めを高精度
に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例である誘電体共振器の構造を
示す図であり、(A)は左側面図、(B)は正面断面図
である。
【図2】図1に示す誘電体共振器の右側面図である。
【図3】図1に示すナット9に対するビスの取付位置関
係を示す図である。
【図4】従来の誘電体共振器の断面図である。
【符号の説明】
1−誘電体共振素子 2−支持台 3−電極板 4−スリーブ 5−座金 6−ナット 7−バネ座金 8−平座金 9−ナット 10−回転直動変換モータ 11−回転軸 12−コ字型金具 13−リミットスイッチ 14,15,16,17−ビス 18,19−入出力結合ループ 20,21−同軸コネクタ 22−金属ケース 23,24−滑り軸受け 25−共振周波数調整軸 26−金属円板 27−圧縮コイルバネ 28−金属チップ 29−絶縁用ワッシャ 30−カバー 31−固定部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】誘電体共振素子と、この誘電体共振素子を
    支持する支持台および入出力結合子を導電体材料のキャ
    ビティ内に設けてなる誘電体共振器において、 前記支持台に貫通孔を設ける一方、この貫通孔内に存在
    する固定部材を有し、この固定部材の一端側を前記支持
    台に係合させるとともに、ネジ部を有する他端側を前記
    キャビティ外に挿通させて、前記ネジ部にナット部を螺
    合させることにより、前記支持台を前記キャビティ内に
    固定してなる誘電体共振器。
  2. 【請求項2】誘電体共振素子と、この誘電体共振素子を
    支持する支持台および入出力結合子を導電体材料のキャ
    ビティ内に設けてなる誘電体共振器において、 前記支持台の誘電体共振素子接合面とは反対面側に、中
    心方向に突出するフランジ部を形成し、外周面に前記支
    持台のフランジ部に係合するフランジ部およびナットの
    螺合するネジ部を有するスリーブを用い、キャビティの
    一壁面に前記スリーブの挿通孔を形成し、前記スリーブ
    を前記支持台と前記キャビティの一壁面に挿通させて、
    前記スリーブのフランジ部とナット間で前記支持台のフ
    ランジ部と前記キャビティの一壁面を共に挟持させてな
    る誘電体共振器。
  3. 【請求項3】誘電体共振素子と、この誘電体共振素子を
    支持する支持台および入出力結合子を導電体材料のキャ
    ビティ内に設け、共振周波数調整用素子を取り付けた共
    振周波数調整軸を前記誘電体共振素子と支持台を貫通し
    て、軸方向に摺動自在に保持してなる誘電体共振器にお
    いて、 電極板と、この電極板に対する金属ケースのネジ止めに
    よりキャビティを構成し、前記金属ケースに第1の滑り
    軸受けを設け、支持台の誘電体共振素子接合面とは反対
    面側に、中心方向に突出するフランジ部を形成し、外周
    面に前記支持台のフランジ部に係合するフランジ部およ
    びナットの螺合するネジ部を形成し、内周面に共振周波
    数調整軸を摺動させる第2の滑り軸受けを形成したスリ
    ーブを用い、前記電極板に前記スリーブの挿入孔を形成
    し、前記スリーブを前記支持台と前記電極板に挿通させ
    て、前記スリーブのフランジ部とナット間で前記支持台
    のフランジ部と前記電極板を共に挟持させ、共振周波数
    調整軸を第1の滑り軸受けと第2の滑り軸受け間に挿通
    させてなる誘電体共振器。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5748060A (en) * 1994-10-05 1998-05-05 Nokia Telecommunications Oy Dielectric resonator having two planar surfaces with respective adjustment plates parallel thereto
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