JPH0661672B2 - 割出し装置を備えたパレット - Google Patents

割出し装置を備えたパレット

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JPH0661672B2
JPH0661672B2 JP62204818A JP20481887A JPH0661672B2 JP H0661672 B2 JPH0661672 B2 JP H0661672B2 JP 62204818 A JP62204818 A JP 62204818A JP 20481887 A JP20481887 A JP 20481887A JP H0661672 B2 JPH0661672 B2 JP H0661672B2
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pallet
auxiliary
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axis
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進 今井
三貴男 竹内
晴久 広瀬
一博 長井
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日立精機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は割出し可能なワーク支持台を備えたパレットに
関する。
〔従来の技術〕
従来、例えば横形マシニングセンタでは、テーブル上に
固定的に割出し装置を設け、該割出し装置のチャックに
小物のワークをロボット等の受渡し装置を介して把持さ
せて多面加工をしていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、従来のテーブル上に固定的に設けられる
チャック等を有する割出し装置では中物,大物となるワ
ークを把持させるのが難しく、中物,大物のワークを把
持させようとするとどうしても割出し装置や受渡し装置
が大型となってしまうと共に、特に大物ワークとなると
把持させる時間が多くかかり機械の稼働率を低下させる
という問題点があった。
本発明は上記の点に鑑み創案されたものであって、中
物,大物のワークの多面加工に適用することができ、ま
たワークの着脱を段取りステーションで行うので機械の
稼働率を高く保つことができる割出し装置を備えたパレ
ットの提供にある。
〔問題点を解決するための手段及びその作用〕
上記問題点を解決するため、本発明においては、水平面
内で移動可能なパレット(2)が載置されるとともに、垂
直な軸線の回りに割出し可能なテーブル(1)と、前記パ
レットと前記テーブルとの間に跨がって設けられ、前記
パレットが前記テーブル上に位置決め固定されたとき
に、前記パレット側の各作動部に圧力流体を供給するた
めの供給カップリング(14,15) を備えた工作機械におい
て、前記パレットに立設され、ワークが固定された補助
パレット(4)を垂直面内に支持するとともに前記補助パ
レットを取り付ける補助テーブル(3a)を有する支持面が
複数形成された支持台(3)と、この支持台にあり、前記
支持面と直交する軸線方向に進退移動可能な係合体(4a,
4b) と、この係合体を前記供給カップリングから供給さ
れる圧力流体により進退移動させる第1のシリンダ(6,
7) とを有し、前記補助パレットを補助テーブルに対し
てクランプ・アンクランプ動作させるクランプ・アンク
ランプ機構と、前記支持台と前記補助テーブルとに対向
して設けられた噛み合い離脱自在な一対の歯付カップリ
ング(8a,8b) からなるギヤカップリング(8) と、前記支
持台に設けられ、前記支持面と直交する軸線方向に前記
補助テーブルを進退移動させ、前記ギヤカップリングを
噛み合いまたは離脱させるとともに、前記ギヤカップリ
ングが噛み合った状態で前記補助テーブル(3a)を前記支
持台にクランプする第2のシリンダ(9,10)と、前記支持
台に設けられ、前記第2のシリンダの作動により前記ギ
ヤカップリングの噛み合いが離脱したときに前記供給カ
ップリングから供給される圧力流体により作動する割出
用駆動体(13)により前記補助テーブルを前記支持面と直
交する軸線方向の回りに割出し動作させる割出し機構(1
1,12,13)と、前記支持台に設けられ、前記補助パレット
が前記支持台に対して前記支持面と直交する軸線方向の
回りの所定の位置に位置決めされたか否かを検出する検
出手段(a, b,c)と、前記支持台に設けられ、前記支持台
の外方にある主制御部(22)との間で、前記主制御部の指
令信号および前記検出手段の検出信号の授受を非接触の
通信手段を介して行い、前記第1のシリンダ,前記第2
のシリンダおよび前記割出し用駆動体の駆動を制御する
制御手段(21)と、前記支持台に設けられ、前記制御手段
に電源を供給する電源供給手段(25)とを有することを特
徴とする。
上記構成を採用したことにより、中物,大物ワークを多
面加工することができると共に、パレットチェンジャー
によりパレット毎の交換が可能となりワークの交換は段
取りステーションで行えるので、機械の稼働率を高く保
つことができる。
〔実施例〕
以下本発明の一実施例を図面に基づき詳細に説明する。
第1図は本発明の一実施例を示す外観斜視図、第2図は
同じく一部断面正面図、第3図は同じく第2図のIII−I
II線断面側面図、第4図は同じく油圧及び電気回路説明
図である。
第1図乃至第3図に示す如く、例えば横形マシニングセ
ンタ等の工作機械の前面のテーブル1上にはパレット2
が載置されている。パレット2には、パレット2がテー
ブル1上の所定位置に搬送されてきて図示しないクラン
プ・アンクランプ装置によってクランプされたときに、
複数の位置決めピンによって位置決めされる。更に、こ
の位置決めピンの一つに圧油を供給する供給カップリン
グを形成し、クランプされたときにテーブル1の圧油供
給部のカップリング14と係合して、後述する支持台3
のクランプ・アンクランプ装置や油圧モータ13等へ圧
油の供給を可能にする。このようなカップリング14お
よびカップリング15などの構成については、例えば、
本願出願人が実願昭61−140984号(昭和61年
9月12日出願)で提案したとおりであるので、ここで
はこれ以上詳しくは説明しない。
勿論前記テーブル1は水平面内(X,Y方向)で移動可
能であると共に、垂直な軸(B軸)の回りに割出し可能
である。前記パレット2の上には支持台3が載置され、
該支持台3の左右には夫々ワークW,Wを固定した補助
パレット4,4が着脱自在に取り付けられている。
支持台3と補助パレット4の取付構造は、後述する如く
テーブル1とパレット2の載置構造と略同様になってい
る。即ち、前記支持台3の中央から補助パレット4,4
が取り付けられる左右の支持面に向けて、軸受により支
持された旋回軸5が横設され、この旋回軸5の先端側に
補助パレット4をクランプ・アンクランプするクランプ
・アンクランプ機構が設けられている。
このクランプ・アンクランプ機構は、旋回軸5に取り付
けられ、支持台3の支持面に対向して設けられた補助テ
ーブル3aと、この補助テーブル3a内に形成されたシ
リンダ室6と、このシリンダ室6内に供給される圧油に
より摺動するピストン7と、このピストン7に連結され
補助パレット4の係合溝4aと係合する係合部4bとか
らなり、ピストン7が支持台3の中央側に向けて移動す
ることにより補助パレット4をクランプすることができ
るものである。
また、支持台3の前記左右の支持面には、旋回軸5と同
心状のリング体の一面に、均等ピッチの歯を複数形成し
た歯付カップリング8aが設けられ、この歯付カップリ
ング8aと噛み合いまたは離脱可能な歯付カップリング
8bが、補助テーブル3aの一側に歯付カップリング8
aと対向して設けられている。この一対の歯付カップリ
ング8a,8bでギヤカップリング8が構成される。
更に前記旋回軸5の末端側には、補助テーブル3aを浮
上させて歯付カップリング8a,8bの噛み合いおよび
噛み合いを離脱させる駆動手段であるシリンダ室9及び
ピストン10とを有すると共に、旋回軸5を回動させて
A軸(第1図)の回りに補助パレット4を割出すための
ウォームホイール12が設けられている。このウォーム
ホイール12は、支持台3に設けられた油圧モータ13
の回転軸に取り付けられたウォーム11と噛合してい
る。そして、前記したシリンダ室9,ピストン10,ウ
ォーム11,ウォームホイール12および油圧モータ1
3とで割出し機構が構成される。
なお、第2図中符号16,17は、補助パレット4を補
助テーブル3a上の所定位置に位置決めするとともに、
支持台3側から補助パレット4上の治具などを作動させ
るための圧油の供給が可能なカップリングで、このカッ
プリング16,17の構成についても、前記したカップ
リング14,15と同様に本願出願人が実願昭61−1
40984号で提案したものと同じであるのでここでは
これ以上詳しくは説明しない。前記支持台3の中空部に
は前記補助パレット4のクランプ・アンクランプ機構及
び割出し機構のアクチュエータの作動を切換える電磁弁
18,19,20を制御する制御手段である補助CPU
21が設けられている。該補助CPU21を作動させる
指令信号は前記支持台3外に設けられた主制御CPU2
2から出され、支持台3外の主制御CHU22と支持台
3内の補助CPU21の間の双方には指令信号の発信,
受信のやりとりをする非接触の通信手段である通信制御
部23,24が設けられている。また支持台3内には前
記補助CPU21や電磁弁18,19,20に電気を供
給するバッテリー25が設けられている。
次に補助パレット4のクランプ・アンクランプ機構及び
割出し機構のアクチュエータの作動の制御について第4
図に基づいて説明する。
電磁弁18は補助パレット4を割出すため油圧モータ1
3に圧油を送るために供給方向を切り換える三位置切換
弁で、両側にソレノイドが取付けられ、両側のソレノイ
ド共に励磁されていないときには油圧モータ13への圧
油の供給がブロックされた位置にスプールがあり、油圧
モータ13が回転しないようになっている。補助CPU
21より90゜回れとか180゜回れとかいう信号が出
されると、ソレノイドが励磁されスプールが移動して圧
油の供給方向が切換わって例えば右に切換われば、一方
の油路に圧油が供給され油圧モータ13が正転し歯車列
を介してウォーム11,ウォームホイール12を回転さ
せ補助パレット4を割出す。逆に左に切換われば他方の
油路に圧油が供給され油圧モータ13が逆転し同様に補
助パレット4を割出す。
電磁弁19は歯付カップリング8a,8bを噛み合わせ
たり、噛み合いを解除させたりするためにシリンダ室9
のピストン10を作動させる二位置切換弁で、長い間作
動している噛み合い位置側にバネで圧油を供給する方向
に切換えるようになっている。即ち、通常歯付カップリ
ング8a,8bは噛み合った状態にあるので、圧油はシ
リンダ室9の右側に送られている。ソレノイドが働くと
バネが押し戻され歯付カップリング8a,8bの噛み合
いを離脱するようにシリンダ室9の左側に圧油が送られ
る。
電磁弁20は補助パレット4をクランプ・アンクランプ
する時使用されシリンダ室6ピストン7を作動させる二
位置切換弁で、構造は前記電磁弁19と同じである。即
ち、通常補助パレット4はクランプされていなければな
らないので圧油はシリンダ室6の右側に送られている。
ソレノイドが働くとバネを押し戻してスプールが移動し
て圧油の供給方向が切換わり圧油はシリンダ室6の左側
に送られる。
なお、26,27,28,29はB軸面検出器である。
次に、主制御CPU22と補助CPU21の間の情報の
やりとりについて説明する。
第5図は主制御CPU22と補助CPU21のブロック
図、第6図は主制御CPU22と補助CPU21の情報
の無線によるやりとりを示す説明図、第7図は主制御C
PU22と補助CPU21の動作のフローチャートであ
る。
第5図において、主制御CPU22のバスラインの左側
には、まずデータを入出力する入出力装置I/Oが設け
られる。入出力装置I/Oの下には既に該入出力装置を
介して入力された加工スケジュールファイルがありワー
クNo.,パレットNo.及びパレット情報を記憶している。
前記加工スケジュールファイルの下にはパレット現在状
態ファイルがあり、パレットNo.PlはA軸に対して
0゜と90゜の割出し面のどちらかであり、B軸に対し
て0゜,90゜,180゜,270゜の割出し面のいず
れかであることを記憶している。前記パレット現在状態
ファイルの下には通信制御部23があり送信部と受信部
から成る。更に通信制御部23の下には台車制御装置が
設けられ、該台車制御装置の下には横形マニシングセン
タの制御装置が設けられている。
補助CPU21のバスラインの左側には通信制御部24
があり送信部と受信部が設けられている。更に前記通信
制御部24の下にはB軸面の検出器が0゜,90゜,1
80゜,270゜に夫々設けられ、A軸面の検出器が0
゜と90゜に設けられている。A軸面検出器の下には割
出し移動するための正転装置、逆転装置がB軸,A軸に
夫々設けられている。更にその下には異常表示器が設け
られ、パレットが正しい位置に割出されていない場合ア
ラームを発する。前記異常表示器の下にはパレットの割
出し可能位置確認の検出器a,b,cがあり、a,b,
cがすべて一致したとき割出しが可能という確認信号を
送るようになっている。
次に主制御CPU22のバスラインの右側について説明
する。前記台車制御装置からパレット搬送完了という信
号と、現在パレット状態(B軸)及び加工パレット状態
(B軸)が一致しないという信号とが入るとアンドゲー
トが開いて送信部にパレット回転要求(B軸)の信号が
送られる。このパレット回転要求(B軸)の信号と受信
部からのパレット回転可のアンドを取りアンドから出て
来る信号と、加工スケジュールファイルからのB軸0゜
割出しの信号とが入るとアンドゲートが開いて送信部に
パレット割出し指令(B軸0゜)の信号が送られる。同
様に前記パレット回転要求(B軸)の信号と受信部から
のパレット回転可のアンドを取りアンドから出て来る信
号と、加工スケジュールファイルのB軸90゜割出しの
信号とが入るとアンドゲートが開いて送信部にパレット
割出し指令(B軸90゜)の信号が送られる。以下同様
にパレット割出し指令(B軸180゜,B軸270゜)
の信号が送られる。
台車制御装置からのパレット搬送完了の信号と、現在パ
レット状態(B軸)と加工パレット状態(B軸)が一致
しているという信号及び受信部からのパレット回転完了
(B軸)のいずれかの信号のオアを取りオアから出て来
る信号と、現在パレット状態(A軸)と加工パレット状
態(A軸)とが一致していないという信号とが入るとア
ンドゲートが開いて送信部にパレット回転要求(A軸)
の信号が送られる。このパレット回転要求(A軸)の信
号と受信部からのパレット回転可のアンドを取りアンド
から出て来る信号と、加工スケジュールファイルからの
(A軸0゜)割出しの信号とが入るとアンドゲートが開
いて送信部にパレット割出し指令(A軸0゜)の信号が
送られる。同様に前記パレット回転要求(A軸)の信号
と受信部からのパレット回転可のアンドを取りアンドか
ら出て来る信号と、加工スケジュールファイルの(A軸
90゜)割出しの信号とが入るアンドゲートが開いて送
信部にパレット割出し指令(A軸90゜)の信号が送ら
れる。
次に補助CPU21のバスラインの右側について説明す
る。受信部からパレット回転要求(B軸)の信号と、パ
レット割出し可能位置の確認(B軸)の信号とが入ると
アンドゲートが開いてパレット回転可(B軸)という信
号が送信部に送られる。受信部から来る夫々のパレット
割出し指令(B軸0゜,90゜,180゜,270゜)
の信号と、割出し前どの位置にあるかというB軸面検出
器の夫々(0゜,90゜,180゜、270゜)の信号
とにより、近回り判定(B軸)で回転方向が決められ、
正転であれば正転指令(B軸)が90゜正転装置へ、逆
転であれば逆転指令(B軸)が90゜逆転装置に送られ
る。更に受信部から来る夫々のパレット割出し指令(B
軸0゜,90゜,180゜,270゜)の信号と、割出
し後どの位置にあるかというB軸面検出器の夫々(0
゜,90゜,180゜,270゜)の信号とにより、指
令完了判定(B軸)が行われ、送信部へパレット回転完
了(B軸)の信号が送られる。
受信部からパレット回転要求(A軸)の信号と、パレッ
ト割出し可能位置の確認(A軸)の信号とが入るとアン
ドゲートが開いてパレット回転可(A軸)という信号が
送信部に送られる。受信部から来る夫々のパレット割出
し指令(A軸0゜,90゜)の信号と、割出し前どの位
置にあるかというA軸検出器の夫々(0゜,90゜)の
信号により、近回り判定(A軸)で回転方向が決めら
れ、正転であれば正転指令(A軸)が90゜正転装置
へ、逆転てあれば逆転指令(A軸)が90゜逆転装置に
送られる。更に受信部から来る夫々のパレットの割出し
指令(A軸0゜,90゜)信号と、割出し後どの位置に
あるかというA軸面検出器の夫々(0゜,90゜)の信
号とにより、指令完了判定(A軸)が行われ、送信部に
パレット回転完了(A軸)の信号が送られる。
主制御CPU22と補助CPU21との間の情報のやり
とり及び動作は第6図及び第7図に基づいて行われる。
即ち、台車制御装置により加工位置にパレットの搬送が
完了すると、まずB軸の位置が加工パレット状態と面割
出し一致かどうかが判断され、一致させるためにB軸回
転要求が主制御CPU22から補助CPU21へ出され
る。補助CPU21ではB軸が割出し可能位置かどうか
判断され、割出し可能位置であることが確認されるとB
軸回転可という信号を主制御CPU22へ返答する。主
制御CPU22ではB軸回転可の信号を受けて、B軸割
出し指令を補助CPU21へ出す。補助CPU21はB
軸割出し指令に基づいてB軸の割出しを実行し、割出し
が完了するとB軸割出し完了という信号を主制御CPU
22に送る。そして、再度B軸の位置が加工パレット状
態と面割出し一致かどうか判断されYesであればA軸の
割出しへ進み、No であれば再度B軸の回転要求が出さ
れる。B軸の割出しが完了すると、A軸の位置がパレッ
ト状態と面割出し一致かどうかが判断され、一致させる
ためにA軸回転要求が主制御CPU22から補助CPU
21へ出される。補助CPU21ではA軸が割出し可能
位置かどうか判断され、割出し可能位置であることが確
認されるとA軸回転可という信号を主制御CPU22に
返答する。主制御CPU22では次にA軸割出し指令を
出し、補助CPU21でA軸割出しが実行される。A軸
の割出しが完了すると補助CPU21は主制御CPU2
2にA軸パレット割出し完了の信号を出す。そして、再
度主制御CPU22でA軸の位置が加工パレット状態と
面割出し一致かどうか判断されYesであれば起動指令が
出され、No であれば再度A軸の回転要求が出される。
なお、本実施例では通信手段として無線を使用すること
を述べたが、その他に光とか超音波等で制御できるのは
勿論である。また、A軸の制御を0゜,90゜の回動の
み述べたが0゜,90゜,180゜,270゜の回動が
できるようにしてもよい。
〔発明の効果〕
以上説明した如く、本発明の割出し装置を備えたパレッ
トによれば、中物,大物ワークを多面加工することがで
きると共に、パレットチェンジャーによりパレット毎の
交換ができるのでワークの交換は段取りステーションで
行なえ、機械の稼働率を高く保つことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す外観斜視図、第2図は
同じく一部断面正面図、第3図は同じく第2図のIII−I
II線断面側面図、第4図は同じく油圧及び電気回路説明
図、第5図は主制御CPUと補助CPUのブロック図、
第6図は主制御CPUと補助CPUの情報の無線による
やりとりを示す説明図、第7図は主制御CPUの補助C
PUの動作のフローチャートである。 1……テーブル、2……パレット 3……支持台、4……補助パレット 6……シリンダ室、7……ピストン 8a,8b……歯付カップリング 9……シリンダ室、10……ピストン 11……ウォーム、12……ウォームホイール 13……油圧モータ 14,15,16,17 ……カップリング 18,19,20……電磁弁 21……補助CPU(制御手段) 22……主制御CPU(主制御部) 23,24 ……通信制御部、25……バッテリー

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平面内で移動可能なパレット(2)が載置
    されるとともに、垂直な軸線の回りに割出し可能なテー
    ブル(1)と、 前記パレットと前記テーブルとの間に跨がって設けら
    れ、前記パレットが前記テーブル上に位置決め固定され
    たときに、前記パレット側の各作動部に圧力流体を供給
    するための供給カップリング(14,15) を備えた工作機械
    において、 前記パレットに立設され、ワークが固定された補助パレ
    ット(4)を垂直面内に支持するとともに前記補助パレッ
    トを取り付ける補助テーブル(3a)を有する支持面が複数
    形成された支持台(3)と、 この支持台にあり、前記支持面と直交する軸線方向に進
    退移動可能な係合体(4a,4b) と、この係合体を前記供給
    カップリングから供給される圧力流体により進退移動さ
    せる第1のシリンダ(6,7) とを有し、前記補助パレット
    を補助テーブルに対してクランプ・アンクランプ動作さ
    せるクランプ・アンクランプ機構と、 前記支持台と前記補助テーブルとに対向して設けられた
    噛み合い離脱自在な一対の歯付カップリング(8a,8b) か
    らなるギヤカップリング(8) と、 前記支持台に設けられ、前記支持面と直交する軸線方向
    に前記補助テーブルを進退移動させ、前記ギヤカップリ
    ングを噛み合いまたは離脱させるとともに、前記ギヤカ
    ップリングが噛み合った状態で前記補助テーブル(3a)を
    前記支持台にクランプする第2のシリンダ(9,10)と、 前記支持台に設けられ、前記第2のシリンダの作動によ
    り前記ギヤカップリングの噛み合いが離脱したときに前
    記供給カップリングから供給される圧力流体により作動
    する割出用駆動体(13)により前記補助テーブルを前記支
    持面と直交する軸線方向の回りに割出し動作させる割出
    し機構(11,12,13)と、 前記支持台に設けられ、前記補助パレットが前記支持台
    に対して前記支持面と直交する軸線方向の回りの所定の
    位置に位置決めされたか否かを検出する検出手段(a, b,
    c)と、 前記支持台に設けられ、前記支持台の外方にある主制御
    部(22)との間で、前記主制御部の指令信号および前記検
    出手段の検出信号の授受を非接触の通信手段を介して行
    い、前記第1のシリンダ,前記第2のシリンダおよび前
    記割出し用駆動体の駆動を制御する制御手段(21)と、 前記支持台に設けられ、前記制御手段に電源を供給する
    電源供給手段(25)とを有することを特徴とする割出し装
    置を備えたパレット。
JP62204818A 1987-08-18 1987-08-18 割出し装置を備えたパレット Expired - Lifetime JPH0661672B2 (ja)

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