JPH02279202A - 2主軸対向型cnc旋盤のワーク加工装置 - Google Patents
2主軸対向型cnc旋盤のワーク加工装置Info
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Abstract
め要約のデータは記録されません。
Description
向して配置した旋盤における加エユニントの配置及びワ
ークの加工制御装置に特徴がある装置に関するものであ
る。
えたタレット刃物台と主軸割出し装置を備えた旋盤によ
り、フライス加工や孔明は加工等を同じ機械で行わせる
方式が第一次複合化として採用された。更に一台で完成
品をとの要望から、旋削、フライス加工のあと背面加工
を同じ機械で行う事が要望され、その対策として従来の
テールストックの位置にサブスピンドルを設けてこのサ
ブスピンドルを前進させてワークの先端を掴み、ワーク
を主軸(第1主軸)からサブスピンドルに受け渡して背
面加工を済ませるようになった。ワークがバー材の場合
は、バー材切断前にサブスピンドルでバー材の先端を掴
み、第1主軸とサブスピンドルをほぼ同速度で回転させ
つつ突切り加工してワークを第1主軸からサブスピンド
ルへ受け渡していた。しかしこの種の旋盤は、テールス
トックを改良した程度のサブスピンドルであるから、背
面加工も面取りと背面の仕上げ程度の加工しかできず、
背面加工の間は第1主軸が休止状態となって能率が悪か
った。
の第2主軸に対応するタレット刃物台を設けて第1主軸
と第2主軸の割出しを含む強力な複合加工を可能とし、
両主軸間でのワークの自動受け渡しは勿論、正面及び背
面加工を同時進行させながら連続運転のできるマシンセ
ル化が進められた。この場合において、正面加工と背面
加工の両方に主軸割出しが含まれるときは、最初の旋削
加工が終わったあと第1主軸をオリエンテーシヨン(位
置決め停止)動作により原点角度に機械的に位置決めし
、その位置で第1主軸に主軸割出し駆動装置を連結し、
その位置から主軸を割出して第1主軸でのフライス加工
や孔明は加工を行い、ワークの受け渡しの際には、第1
主軸を原点角度に戻し、同様なオリエンテーション動作
により原点角度に位置決めした第2主軸でワークの先端
を掴むという動作でワークの受け渡しを行っていた。
だ後、第2主軸を第1主軸に追従させながら比較的ゆっ
くりと加速を行って所定の回転数に上げ、突切り加工を
行っていた。
回転させながら原点角度位置にきたときに主軸に設けた
溝状部にビンやローラ等を嵌入するという方法で行われ
ており、ビンやローラが嵌入されたことを検知して主軸
の回転を止め、嵌入されたビンやローラが主軸の自由回
転を止めて原点角度を保持させるようにする。一方で主
軸割出し駆動装置の方は、自ら回転して原点角度に位置
決めされる。この原点角度の位置は主軸割出し駆動装置
の連結歯車の噛合位置であり、両者の角度法めが終わっ
たところでシフト歯車をシフトさせて主軸に主軸割出し
駆動装置を連結するものであった。主軸が低速になって
から原点角度を探り出すまでの時間はオリエンテーショ
ンタイムと呼ばれ、時にはこの時間が数秒に及びアイド
ルタイムとなって加工能率を低下させる原因となってい
た。
ばならない関係上、サブスピンドルではパワー不足で加
工し得るワークの大きさに制限が出る。また長手寸法が
比較的小さいワークの掴み換えにおいては、双方のチャ
ック爪が干渉しないように第2主軸の位相をオフセソ1
〜(例えば30度)した状態で両主軸の位相合わせを行
わせる必要もあり、このような動作にも従来構造では時
間がかかっていた。
て回転を立ち上げる関係上、第2主軸を小形にして慣性
の小さいものにしなければならず、そのために背面加工
の加工能率や加工精度が制限されるという問題があった
。
粉収容箱をベース中心部の主軸チャックの下部に設け、
コンパクト化を図っているが、そのためのスペース的制
約から、濾過の不具合によるクーラント溢れやチップコ
ンベヤ取付後のメンテナンス作業の不具合などの問題が
あった。
向型CNC旋盤の構造及び加工装置を提供することを課
題とするものである。
C旋盤は、ベースとしてスラント型ベース1を備え、該
ベース上に複数のタレット型刃物台3とワークを保持し
て回転するそれぞれの主軸11を備えた2台の主軸台2
を対向させて配置し、チップコンベヤ5を取付可能な切
粉収容箱4をベース1の前縁下部に別置き型で配置して
いる。
定し、第2主軸台2bは主軸11と平行なZ軸方向にの
み移動位置決め可能とし、第1及び第2主軸11a、1
1bには旋削加工用主軸モータ21と主軸の位相を検出
する主軸エンコーダ27と機械的に連結解除自在な主軸
割出し駆動装置23と割出しモータ40と割出しエンコ
ーダ26をそれぞれ個別に設けた構造としている。
え、主軸相互間でのワークの受け渡しを行うために該C
NC装置の指令に基いて第2主軸11bと第1主軸tt
aとの位相合わせを行う際には、前記割出しエンコーダ
26の基準位置位相と現在位相との指示値の差に基いて
割出しモータ40を回転させて第1主軸と第2主軸とを
同位相ないし設定された位相差に位相合わせを行う:H
御装置を設けている。
際において、第2主軸11bと第1主軸11aを目標位
相に向けて相互逆方向に回転さぜる制iB装置設ける構
造を、より好ましい構造として提唱している。
各主軸は、シフト歯車24を介して主軸割出し駆動装置
23に連結する構造とし、各主軸エンコーダ27で検知
した主軸の基準位置位相と現在位相、および割出しエン
コーダ26で検出した基準位置位相と現在位相の4ヶ2
組のデータから第1及び第2主軸のそれぞれにおけるシ
フtiT車対24.25の噛合位置を計算する手段を設
け、主軸11に主軸割出し駆動装置23を連結する際に
は、CNC装置46の指令に基いて前記計算手段によっ
て決定された噛合位置に主軸割出し駆動装置23を回転
させてシフト歯車24の噛合を行う制御装置を採用して
いる。
、21bを同期的に回転させる同期制御装置53を設け
てこの同期制御装置で両主軸11a、11bを同期回転
させながら旋削ないし突切り加工を行うこととし、且つ
この同期制御装置として、両主軸エンコーダ27が発す
る単位時間のパルス数の差から両者の遅速を検知する手
段と、設定された微小補正値を記憶する手段と、前記遅
速が検知されたときに該微小補正値を正逆にしてそれぞ
れの主軸モータ制御部52に与える手段とを含む装置を
提唱している。
ダ26を第1主軸11a及び第2主軸11bに設けて強
力で精度の高い割出しjtu工を可能にした。また、主
軸割出し駆動装置23を主軸11に連結する際に、主軸
を原点角度に位置決めするオリエンテーション・動作に
代えて、主軸11の停止角度を示す主軸エンコーダ27
のカウント値に基いてシフト歯車24の噛合位置まで割
出しモータ40を回転させて主軸11に主軸割出し駆動
装置23を連結する構造とし、主軸オリエンテーション
時の作業時間のロスを回避している。また、ワーク受け
渡し時の第1主軸11aと第2主軸11bの位相合わせ
の際には、上記手順で第2主軸11bに主軸割出し駆動
装置23bを連結したあと、割出しを終了したときの第
1主軸の割出しエンコーダ26aのカウント値を読んで
その値と第2主軸のそれとが一致するか又は指定された
角度差になるまで割出しモータ40を回転させ、位相合
わせを行ってワークの受け渡しを行う。更にバー材加工
時には、第2主軸でバー材の先端を把持したあと、第1
主軸と第2主軸とを同期制御装置53で同期回転させな
がら回転を立ち上げて突切り加工を行う。
タを使用すれば、主軸割出し駆動袋W23側の高速位置
決めは容易に可能で、主軸11と主軸割出し駆動装置2
3の連結を数秒以内で行わせることができ、また、ワー
クの受け渡し時における第1主軸11.3と第2主軸1
1bの位相合わせも同様にきわめて短い時間で可能とな
り、ワークの受渡し時間も最短となる。一般に第1主軸
側での割出しは旋削加工の後に行われるので、第1主軸
側での割出しが終わったときには第1主軸11aには主
軸割出し駆動装置23aが連結されており、双方の主軸
の位相ずれ分を両方の主軸割出し駆動装置を相互接近方
向に回転させて合致させる事も容易である。更に同期制
御装置53により、バー材加工時におけるワークの両端
を把持した状態での回転の立ち上げが速やかに且つ円滑
に行われるから、この点でも加工サイクルを短縮でき、
第2主軸を充分な剛性を備えたものとできるし、ワーク
に過大な捩じれ負荷を作用させることもなくなる。
が比較的小さい場合が多いので、その場合に第1主軸か
ら第2主軸に掴み換えをしようとして第2主軸を接近さ
せたとき相互のチャック爪が干渉して衝突するおそれが
ある。これを回避するには、第1主軸のチャック基準位
置に対し第2主軸の位相を30度(三つ爪の場合)偏倚
させる必要があるが、本発明によれば、ワーク受け渡し
時に偏倚角度分だけ第1主軸又は第2主軸、の回転量を
補正してやればよく、この位相差をNCプロクラムに指
定するだけの操作で済む。
及び第2主軸を同期回転させながらワークの受け渡し動
作を行わせることも可能で、第1主軸側の最終加工が旋
削加工である場合にこのような動作を行わせることによ
り、主軸を一旦停止させてまた加速するのに必要なアイ
ドルタイムも削減することが可能になる。
ないし第3図は、この発明の一実施例の全体構成を示す
図である。以下の説明において、主軸方向をZ軸方向と
言い、Z軸と直交する方向をX軸方向という(第1図参
照)。図中、1はベース、2aは第1主軸台、2bは第
2主軸台、3aはタレット型の第1刃物台、3bは同第
2刃物台、4は切粉収容箱、5はチップコンベヤである
。
型で、このベースに固定した第1主軸台2aに対向して
第2主軸台2bがZスライド6を介してZ軸方向にのみ
摺動自在に配置され、この主軸台2a、2bの奥側に刃
物台3a、3bが配置されている。そして第1刃物台3
aはZスライドとXスライドを備えたZXスライド7を
介してZ及びX両方向に摺動自在で、第2刃物台3bは
Xスライド8を介してX方向にのみ摺動自在に装着され
ている。
工具を含む複数の工具を装着したタレット9a、9bを
それぞれ備え、各タレットは、インデックスモーフlO
a、10bで割出し駆動されて工具の選択が行われ、各
インデックス位置において面歯車継手により刃物台3a
、3bに強固に固定される。タレットに装着した回転工
具は、ミリング用モータ39で回転駆動される。そして
第1主軸台2aに装着されたワークは第1刃物台3aの
工具で、第2主軸台2bに装着されたワークは第2刃物
台3bの工具で加工される。
2b、13a、13b、送りネジ14a、14b、15
a、15b及び図示されないボールナンドからなる送り
装置が設けられ、送りモータ12.13の回転角を制?
ff11することにより、第2主軸台2b及び第1、第
2刃物台3a、3bの移動位置決めが行われる。
るのは、後記切粉の速やかな排出を図る他、タレットの
工具交換時の作業性を考慮したこと、ローダやアンロー
ダを機械の上方や前方の任意の位置に配置可能にするこ
と、主軸台2や刃物台3のスライド面に過大な偏荷重が
作用するのを避けること等の理由による。実際の構造で
は、ベース1の上面に3条のスライドウェイを削り出し
で一体に設けて剛性を増し、積層化することによるコス
トの増加を少なくしている。
箱4は、ベース1の前縁下部に別置き型で配置されてお
り、両主軸台2a、2bの間に形成される加工領域にお
けるベース1の上面は、第2主軸台のZスライド6と第
1主軸台2aとの間に装架された伸縮自在のカバー18
で覆われている。切粉収容箱4の底面には、横方向にチ
ップコンベヤ5が配置されている。従って、上記加工領
域で生成した切粉は前記カバー上を滑落して切粉収容箱
4に落下し、チップコンベヤ5で機械側方に速やかに排
出される。
る為にワークを高速回転させ且つ工具に高速送りを掛け
て荒削りをする。その為に大きな加工熱が発生するので
、切削液を扛トけて切粉を冷やし、生成した切粉を速や
かに加工領域から除去することが機械やワークの熱変形
を防止して高い加工精度を維持するための重要に要件と
なる。本発明の装置では、上記構造を採用することによ
ってこの問題を解決している。チップコンベヤ5は、機
械の後方に切粉を排出する構造とすることも可能である
が、後方排出型は切粉収容箱の中央へ切粉を寄せる構造
とする必要があること、ベース中夫にコンベヤが通るた
めにメンテナンス作業が不便であり、一般に機械背面に
は多数の制御装置が配置されているため、後方排出型は
制御装置のメンテナンスにも好ましくない。
bには、それぞれ主軸11、主軸に固定゛されたチャッ
ク19、チャック開閉用のチャックシリンダ20、主軸
モータ21、ブレーキ装置22、主軸割出し駆動装置2
3、主軸割出し駆動装置と主軸とを係脱するシフト歯車
対24.25及びエンコーダ26.27が装着されてい
る。
動しており、主軸11の回転角は、タイミングベルト2
9で主軸と連結された主軸エンコーダ27で検出されて
いる。
置22は、主軸の回転角度位置を確保する必要のある場
合には全力でブレーキディスク31をクランプし、フラ
イス加工のときは半ブレーキにしてその制動力を自由に
自動制御できるものとする。本実施例ではディスクブレ
ーキを採用しており、主軸に固定したブレーキディスク
31とこれを挟持するブレーキシュー32及びブレーキ
シリンダ33で構成されている。ブレーキ装置22は、
ブラケット34を介して主軸台2に固定される。図に示
したブレーキ装置では、ブレーキシリンダの油圧を制御
してブレーキ力を調節している。
軸割出し駆動装置23は、エンコーダ?6を内蔵した割
出しモータ40、その出力軸に固定されたウオーム41
及びこれに噛合するウオームホイール42、ウオームホ
イール軸43に精密スプラインで軸方向移動自在に装着
されたシフト歯車24、主軸11に固着された歯車25
、シフトフォーク44及びシフトシリンダ45て構成さ
れている。
る。旋削加工時には、シフトシリンダ45でシフト歯車
24を第7図土石移動させて歯車25との噛合を解き、
主軸モータ21で主軸11を高速回転させ、フライス加
工や孔明は加工のときはシフト歯車24を逆方向に移動
させて歯車25と噛合させ、割出しモータ40の回転を
ウオーム歯車対41.42で減速して主軸11を回転さ
せ、所定角度での位置決めや低速回転させながらのコン
タ−リングのフライス加工を行うことができる。ウオー
ム歯車対41.42に代えてハーモニックドライブ式の
減速機や差動減速機などを採用することも可能で、大き
な減速比をとることにより主軸11の正確な角度位置決
めが可能になる。
分割数は36万である。また主軸割出し駆動装置23と
主軸11との係脱装置についても、シフト歯車に代えて
噛合式メカニカルクラッチ等を使用することもでき、そ
の駆動も空圧式や電気式であっても良い。本発明では、
このような主軸υ1出し駆動装置23を2つの主軸11
a、11bのそれぞれに設けている6本実施例の主軸割
出し駆動装置23では、モータ出力を逆転抵抗の大きな
ウオーム歯車対からなる高減速比機構を介して主軸11
に伝達する構造を採用して主軸11の逆転駆動抵抗力を
高めており、重切削フライス加工を可能にしているとこ
ろに特徴がある。
てサーボドライバ47 (第8図)で制御される。割出
しエンコーダ26の出力は、速度信号としてサーボドラ
イバ47に与えられてその速。
に与えられ、主軸が所定の角度に位置決めされたときに
CNC装置はサーボドライバ47に停止指令を与える。
り高速で行われ、割り出し位置では、ブレーキ装置22
が割出し位置を強固に固定する。また、コンタ−リング
のフライス加工の場合には、CNC装置46が送り速度
をサーボドライバ47に指令し、サーボドライバ47は
フィードハック制御により指令された速度で主軸11を
回転させる。このとき、必要に応して°ブレーキ装置2
2で主軸に半ブレーキが掛けられ、負荷変動による主軸
の振動を防止する。
の実施例のものでは、第9図に示すように、主軸及び割
出しエンコーダ27.2Gにピッチカウンタ49.48
が設けられている。このピッチカウンタは、歯車24.
25の円周ピッチに対応する角度だけ主軸が回転したと
きに主軸エンコーダ27が発するパルス数を最大カウン
ト数とするカウンタで、歯車24.25の噛み合い点か
らの位相を検出している。ピッチカウンタ49、=18
は、そのカウントアツプパルス及び各エンコーダの基準
角パルス(主軸や主軸割出し駆動装置が基車位置位相に
なったときに出力されるパルス)によりリセットされる
。従って、ピッチカウンタ49及び48は、主軸11及
び主軸割出し駆動装置23が基準位置位相となったとき
からカウントを開始し、且つ歯車25及び24が一円周
ピッチ分だけ回転する毎にリセットされて新たにカウン
トを開始するから、両ピッチカウンタ49と48のカウ
ント数が等しければ、シフト歯車24と歯車25との噛
合を行わせることができる。分周器50は、割出しエン
コーダ26の分割数を主軸エンコーダの分割数まで粗く
するためのもので、例えば主軸エンコーダの分割数が3
600、割出しエンコーダ26の分割数が36万であれ
ば、分周器50の分周数は100である。主軸割出し駆
動装置23を主軸11に連結するときには、CNC装置
46は、比較器51で検出されるピッチカウンタ49と
48の値の差だけ割出しモータ40に回転指令を与えて
歯車24.25を噛み合い位置に位置決めする。
11のオリエンテーション動作を無くし、主軸11を急
速に減速してそのまま停止させ、止まった角度位置を主
軸エンコーダ27のピッチカウンタ49で検出し、主軸
割出し駆動装置23をこの検出角度位置に合致するよう
に急速位置決めして主軸割出し駆動装置23を主軸11
に連結する動作が可能となる。割出しモータ40はサー
ボモータを使用しているので、急停止させても位置が狂
うことがなく、連結動作を短時間で終了することができ
る。
チ精度を充分に高くすることが必要である。歯車24.
25のピッチ精度を期待出来ないときには、第9図のピ
ンチカウンタ49.48の容量を大きくして基準位置位
相からの歯車25.24の回転角がピッチカウンタ49
.48でカウントされるようにし、比較器51で検出さ
れるカウント差だけ主軸割出し駆動装置23を回転させ
てやれば良い。この場合には、歯車25と24の噛合位
置が常に一定になるので、精度の維持が容易である。
ーダを用いるだけでアイドルタイムを大幅に短縮した連
結動作が可能となり、またこれにより従来必要としたオ
リエンテーション機構が不要となり、機械構造の面でも
大きなコストダウンが可能になる。
、同様な動作をCNC装置のプログラムで行わせること
も可能であり、そのようなプログラムにより制御される
装置が主軸割出し駆動装置の連結装置として採用できる
。この点は、次の主軸の位相合わせ装置においても同様
である。
け渡しを行うときの主軸11a、11bの位相合わせは
、第1及び第2割出しエンコーダのカウンタ60の値を
CNC装置46で読み取り、両者が一致するようにいず
れかの割出しモータに回転指令を与えるか、又は両者が
一致する方向の正逆両方向の回転指令を両割出しモータ
4Oに与えることによって行われる。
、上記構造での主軸11a、1.1 b相互の位相合わ
せもきわめて短時間で行うことができる。
21の制御ブロックを第10図に示す。第1及び第2主
軸モータ212.21bは、個別運転されるときには、
CNC装置46からの個別の速度指令を受けたモータ制
御部52が個々にその速度を制御している。想像線で囲
んで示す同期制御装置53は、遅速弁別回路54、補正
値設定器55、補正指令回路56、切換器57並びに第
1及び第2速度指令補正回路58a、58bからなる。
ける主軸エンコーダ27の出力パルスをカウントし、そ
の大小により第1主軸11aと第2主軸11bとに位相
差や速度差が生じているかどうかを監視しており、補正
値設定器55には、単位時間間隔毎に与える補正値が設
定されている。第1主軸と第2主軸を同期駆動するとき
には、切換器57で第1主軸側の速度指令が第1及び第
2モータ制御部52a、52bの両者に与えられるよう
にすると共にフィードバック信号が速度指令補正回路5
8に与えられるようにし、位相の進んだ側には補正値を
減算入力し、逆に位相の遅れた側には当該補正値を加算
人力して、この一連の制御を短い時間間隔で連続して行
うことにより、第1土軸11aと第2主軸11bを同期
させるようにしている。このようにそれぞれの主軸モー
タ制御部52a、52bにCNC装置46から発する速
度指令を共通指令として前記補正をして入力させること
により両主軸を同期させる制御は、従来多用されて来た
追従方式つまり一方を主とし他方を追従させる方式と異
なり、両軸位相の平均値を目標に追従させていることに
なる。こ。
期を、加減速回転中は位相同期を行わせることにより、
高速回転中でも急速加減速中でも容易に同期運転を行う
ことが可能になる。
いてはそれぞれの偏差を検出し、その差分に相当する指
令値を計算して補正指令を与えるようにしていたが、そ
れでは計算処理に時間を要し、フィードバックに時間が
掛かり、旋盤のように高速で且つ加減速時間の短いもの
では補正値を算出した時には両主軸の位相差がすでに変
化しているという状況が度々起こり、時間遅れのある粗
い制御となって同期精度を保つことはできなかった。こ
れに対して上記同期制御装置は、フィードバック時間を
短縮するために位相差や速度差から補正指令値を導くま
での一切の計算を省き、単に遅速を求めて速度指令を一
定の設定値だけ修正するに止めている。そのためにサン
プリング時間はミリセカンド単位となり、殆ど連続して
補正することができ、頻繁な加速減速を繰り返す場合に
も正確な同期運転が可能である。
個の刃物台が共に主軸の奥側に位置するので、主軸への
接近性が良く、ワーク装脱時の作業性が良く、作業上の
危険もない。更に切粉や切削液の排出がベース手前に設
置した切粉収納箱に速やかに行われるので、機械本体の
熱変形を最小に押さえることができ、ワークのローダや
アンロダも各種の構造のものがそのまま利用できる。
に充分な剛性を付与することができ、バー加工時にバー
フィーダ上の素材が軸方向に移動するという問題も生ぜ
ず、従来から使用されているバーフィーダをそのまま用
いることができ、第1刃物台をZ方向に移動させること
によりタレットへの工具の装脱、刃物台の保守点検も容
易に行うことができる。
第2主軸の位相合わせをきわめて速やかに行うことがで
き、背面加工や割出しを含むワークの複合一貫加工にお
ける作業能率を大幅に向上させることができる。また、
主軸には独立した主軸割出し駆動装置で割出し位置決め
や低速回転送りが与えられるので、これらの加工時にお
ける主軸の逆転抵抗を大きくでき、前述の第1主軸の剛
性増加と相まって強力な加工能力を備えた2主軸対向型
CNC旋盤を提供することが可能になる。
機器配置を示す図、第2図は機械を模式的に示す断面図
、第3図は切粉排出装置を示ず斜視図、第4図は主軸割
出し駆動装置の機器を展開して示す図、第5図はブレー
キ装置の詳細図、第6図はブレーキ装置の制御系を示す
ブロック図、第7図は主軸割出し駆動装置の斜視図、第
8図は割出しモータの制御系を示すブロック図、第9図
は主軸と割出し駆動装置の連結制御系を示すブロック図
、第1O図は主軸モータの制御系を示ずブ(コック図で
ある。 図中、 にベース 3:刃物台 5:チソプコンヘヤ 2:主軸台 4:切粉収容箱 11:主軸 16:ワーク 21:主軸モータ23:主
軸割出し駆動装置 24.25:シフト歯車対26 :
割出Lエンコータ2’7:主軸エンコーダ40:割出
しモータ 46:CNC装置53:同期制御装置 なお、符号に付した添字aは第1加工ユニツト側の部材
を、bは第2加工ユニツト側の部材を示す。
Claims (5)
- (1)共通のベース(1)に複数のタレット型刃物台(
3)を配置すると共にワーク(16)を保持して回転す
るそれぞれの主軸(11)を備えた2台の主軸台(2a
、2b)を対向型に配置した2主軸対向旋盤において、
第1主軸台(2a)はベース(1)上に固定し、第2主
軸台(2b)は主軸(11)と平行なZ軸方向にのみ移
動位置決め可能とし、ベース(1)はスラント型で、チ
ップコンベヤ(5)を取付可能な切粉収容箱4をベース
(1)の前縁下部に別置き型で配置し、第1及び第2主
軸(11a、11b)には旋削加工用主軸モータ(21
)と主軸の位相を検出する主軸エンコーダ(27)と機
械的に連結解除自在な主軸割出し駆動装置(23)と割
出しモータ(40)と割出しエンコーダ(26)をそれ
ぞれ個別に設け、機械全体を統合的に制御するCNC装
置(46)を備え、主軸相互間でのワークの受け渡しを
行うために該CNC装置の指令に基いて第2主軸(11
b)と第1主軸(11a)との位相合わせを行う際に前
記割出しエンコーダ(26)の基準位置位相と現在位相
との指示値の差に基いて割出しモータ(40)を回転さ
せて第1主軸と第2主軸とを同位相ないし設定された位
相差に位相合わせを行うことを特徴とする、2主軸対向
型CNC旋盤のワーク加工装置。 - (2)共通のベース(1)に複数のタレット型刃物台(
3)を配置すると共にワーク(16)を保持して回転す
るそれぞれの主軸(11)を備えた2台の主軸台(2a
、2b)を対向型に配置した2主軸対向旋盤において、
第1主軸台(2a)はベース(1)上に固定し、第2主
軸台(2b)は主軸(11)と平行なZ軸方向にのみ移
動位置決め可能とし、ベース(1)はスラント型で、チ
ップコンベヤ(5)を取付可能な切粉収容箱(4)をベ
ース(1)の前縁下部に別置き型で配置し、第1及び第
2主軸(11a、11b)には旋削加工用主軸モータ(
21)と主軸の位相を検出する主軸エンコーダ(27)
とシフト歯車対(24、25)を介して連結解除自在な
主軸割出し駆動装置(23)と割出しモータ(40)と
割出しエンコーダ(26)とをそれぞれ個別に設け、機
械全体を統合的に制御するCNC装置(46)と、主軸
エンコーダ(27)で検知した主軸の基準位置位相と現
在位相および割出しエンコーダ(26)で検知した基準
位置位相と現在位相の4ケ2組のデータから第1及び第
2主軸のそれぞれにおけるシフト歯車対(24、25)
の噛合位置を検出する手段を備え、CNC装置(46)
の指令に基いて主軸(11)に主軸割出し駆動装置(2
3)を連結する際に主軸エンコーダ(27)の現在位相
によって規定される噛合位置に主軸割出し駆動装置(2
3)を回転させてシフト歯車(24)の噛合を行うこと
を特徴とする、2主軸対向型CNC旋盤におけるワーク
加工装置。 - (3)主軸相互間でのワークの受け渡しを行うために第
1主軸(11a)と第2主軸(11b)との位相合わせ
を行う際において、第1主軸(11a)と第2主軸(1
1b)を目標位相に向けて相互逆方向に回転させること
を特徴とする、請求項1記載の2主軸対向型CNC旋盤
におけるワーク加工装置。 - (4)2台の旋削加工用の主軸モータ(21a、21b
)を同期的に回転させる同期制御装置(53)を備え、
位相合わせをした第1及び第2主軸(11a、11b)
で両端を把持したワークを、この同期制御装置で両主軸
(11a、11b)を同期回転させながら加減速及び旋
削ないし突切り加工を行うことを特徴とする、請求項1
、2又は3記載の2主軸対向型CNC旋盤のワーク加工
装置。 - (5)請求項4記載の同期制御装置(53)は、両主軸
エンコーダ(27)が発する単位時間のパルス数の差か
ら両者の遅速を検知する手段と、設定された微小補正値
を記憶する手段と、前記遅速が検知されたときに該微小
補正値を正逆にしてそれぞれの主軸モータ制御部(52
)に与える手段とを含んでいることを特徴とする、請求
項4記載の2主軸対向型CNC旋盤のワーク加工装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP1099661A JP2807823B2 (ja) | 1989-04-19 | 1989-04-19 | 2主軸対向型cnc旋盤のワーク加工装置 |
CA 2009993 CA2009993C (en) | 1989-04-19 | 1990-02-14 | Two-spindle opposed type cnc lathe |
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ID=14253227
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Cited By (5)
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KR20180084359A (ko) * | 2017-01-17 | 2018-07-25 | 두산공작기계 주식회사 | 공작기계의 제어 장치, 이를 포함하는 공작기계, 및 이를 이용한 공작기계의 제어 방법 |
JP2019520987A (ja) * | 2016-05-18 | 2019-07-25 | フランクール, ゲイリーFrancoeur, Gary | フライス加工およびレーザードリル加工システム |
CN111251074A (zh) * | 2020-03-27 | 2020-06-09 | 北京博鲁斯潘精密机床有限公司 | 一种双主轴双转台高精度立式加工中心 |
WO2022091266A1 (ja) * | 2020-10-28 | 2022-05-05 | 株式会社Fuji | 複合加工機 |
CN115780835A (zh) * | 2022-11-25 | 2023-03-14 | 上海匠运新材料科技有限公司 | 一种多工位的数控车床 |
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-
1989
- 1989-04-19 JP JP1099661A patent/JP2807823B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JP2807823B2 (ja) | 1998-10-08 |
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