JPH0661524U - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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JPH0661524U
JPH0661524U JP445693U JP445693U JPH0661524U JP H0661524 U JPH0661524 U JP H0661524U JP 445693 U JP445693 U JP 445693U JP 445693 U JP445693 U JP 445693U JP H0661524 U JPH0661524 U JP H0661524U
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JP
Japan
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temperature
vehicle
heat exchanger
auxiliary heater
air
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JP445693U
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English (en)
Inventor
浩 濱本
徹 藤原
伸之 西井
孝則 西田
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Japan Climate Systems Corp
Original Assignee
Japan Climate Systems Corp
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Publication date
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  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 常に車内に所望温度の温風を供給する。 【構成】 補助ヒータ10は、ユニット2内の車内側熱
交換器3の下流側に設けられている。温度センサ11
は、補助ヒータ10のさらに下流側に配されて送風温度
を検出する。制御装置13は、日射量、外気温度、内気
温度、設定温度等から目標送風温度を算出し、前記検出
温度と前記目標送風温度とを比較・演算して温度制御装
置12に制御信号を発する。これにより、送風温度が目
標送風温度に近似するように前記補助ヒータ10の暖房
能力が調整される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は車両用空調装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電気自動車では、車内の空調にエンジン冷却水の熱源を利用することができな いため、ヒートポンプサイクルを利用した空調装置が使用されている。 このヒートポンプサイクルは、図3に示すように、車両本体前方部に設けた車 外側熱交換器1、車内前方部のユニット2内に設けた車内側熱交換器3、コンプ レッサ4、四方弁5、キャピラリチューブ6等で構成され、熱交換媒体が循環す るようになっている。そして、制御装置7が、日射量、外気温度、内気温度、設 定温度等の空調条件に基づいてコンプレッサ4、四方弁5、ブロア(図示せず) 等に制御信号を発して送風温度、送風量、送風モードを調整するようになってい る。
【0003】 前記空調装置では、車内を暖房する場合、四方弁5を切り替えて暖房サイクル とする。この暖房サイクルでは、コンプレッサ4の駆動により熱交換媒体は四方 弁5を介してまず車内側熱交換器3に流入して放熱し、キャピラリチューブ6で 減圧された後、車外側熱交換器1で吸熱し、再び四方弁5を介してコンプレッサ 4に戻って循環する。これにより、ユニット2内に吸引された空気が車内側熱交 換器3によって加熱され、車内には温風が供給される。
【0004】 また、車内を冷房する場合には、前記四方弁5を切り替えて冷房サイクルとす る。この冷房サイクルでは、コンプレッサ4の駆動により熱交換媒体は車外側熱 交換器1に流入して放熱し、キャピラリチューブ6で減圧された後、車内側熱交 換器3で吸熱して再び四方弁5を介してコンプレッサ4に戻って循環する。これ により、ユニット2内に吸引された空気が車内側熱交換器3によって冷却され、 車内には冷風が供給される。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記車両用空調装置では、暖房運転中、熱交換媒体は車外側熱 交換器1内を流動する際に外気から吸熱するので、外気温度が非常に低ければ、 車外側熱交換器1の表面に着霜が生じて吸熱ができず、車内側の加熱が不十分で ある。このため、コンプレッサ4の駆動を抑えて熱交換媒体の循環量を減少させ ることにより車外側熱交換器1での吸熱量を減らすか、着霜が生じる毎に暖房サ イクルから冷房サイクルに切り替えて除霜運転を行なうようにしている。
【0006】 ところが、コンプレッサ4の駆動を抑えただけでは車内側熱交換器3での熱交 換媒体の循環流量が減少して加熱が不十分となる。また、着霜毎に除霜運転を行 っていたのでは、その都度車内に冷風が供給されて乗員に不快感を与えることに なる。 本考案は前記問題点に鑑み、常に車内に所望温度の温風を供給できる車両用空 調装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は前記目的を達成するため、コンプレッサ、車外側熱交換器および車内 のユニット内に配設した車内側熱交換器によって熱交換媒体が循環するヒートポ ンプサイクルを構成し、当該熱交換媒体の循環方向を変更することにより、前記 車内側熱交換器で暖房および冷房を可能とした車両用空調装置において、前記ユ ニット内の車内側熱交換器の下流側に配される補助ヒータと、該補助ヒータのさ らに下流側に配されて送風温度を検出する送風温度検出手段と、日射量、外気温 度、内気温度、設定温度等から目標送風温度を算出する目標送風温度算出手段と 、前記検出温度と前記目標送風温度とを比較・演算して送風温度が目標送風温度 に近似するように前記補助ヒータでの放熱量を調整して送風温度を制御する温度 制御手段とを備えたものである。 前記温度制御手段による補助ヒータでの放熱量の調整を、車外側熱交換器で放 熱させて除霜する除霜運転時にのみ行わせるようにしてもよい。
【0008】
【実施例】
次に、本考案の実施例について図1および図2を参照して説明する。 本考案に係る車両用空調装置は従来例とほぼ同一の構成であり、同一部分には 対応する符号を付してある。 10は補助ヒータで、ユニット2内の車内側熱交換器の下流側に配設され、バ ッテリーからの通電により発熱するようになっている。 11は温度センサで、前記補助ヒータ10のさらに下流側に配設されており、 常時送風温度が検出されている。 12は温度制御装置で、補助ヒータ10への通電量、すなわち放熱量を調整す ることにより、この補助ヒータ10の外部を通過する空気を所望の温度に調整で きるようになっている。
【0009】 13は制御装置で、従来と同様に空調条件に基づいて目標送風温度(T)を設 定し、送風量、送風温度および送風モードを制御する外、前記温度センサ11か ら検出温度が入力され、前記温度制御装置12に制御信号を発して補助ヒータ1 0への通電量を調整するようになっている。
【0010】 前記各構成部材を備えた車両用空調装置では、図2に示すフローチャートに従 って空調制御が行われる。 まず、ステップS1で従来と同様にして日射量、外気温度、内気温度、設定温 度等の空調条件を読み込む。そして、ステップS2でこれらの空調条件に基づい て目標送風温度(T)を算出する。続いて、ステップS3で算出された目標送風 温度により暖房が必要であるかどうかを判断する。暖房が必要でなければ、他の 工程に移行して運転を停止するかあるいは冷房運転を開始する。また、暖房が必 要であれば、ステップS4に移行して四方弁5を切り替え、コンプレッサ4を駆 動することにより暖房運転を開始する。
【0011】 このようにして暖房運転が開始されれば、ステップS5で前記温度センサ11 から入力される検出温度(t)を読み込む。そして、ステップS6でこの検出温 度(t)と前記目標送風温度(T)との差が所定値(X)よりも小さいかどうか を判断する。小さくない場合、例えば、暖房運転の開始直後でコンプレッサ4か ら車内側熱交換器3内に供給される熱交換媒体の温度がまだ上昇していない場合 には、ステップS7に移行して温度制御装置12に制御信号を発することにより 補助ヒータ10に通電する。これにより、ユニット2内に吸引された空気が加熱 され、車内に温風が供給されることになる。また逆に小さい場合には、コンプレ ッサ4の駆動により十分に車内側熱交換器3で送風温度の調整を行なうことがで きると判断し、もし補助ヒータ10に通電されていればこれを停止する。
【0012】 次に、ステップS9で車外側熱交換器1に着霜されたかどうかを判断する。例 えば、車外側熱交換器1の近傍に設けた図示しない温度センサからの検出温度が 設定温度よりも低下したかどうかによって判断する。着霜がなければステップS 1に戻って前記動作を繰り返す。また、着霜があれば、ステップS10に移行し て四方弁5により暖房サイクルから冷房サイクルに切り替えて除霜運転を開始す る。
【0013】 そして、ステップS11で前記温度センサ11からの検出温度(t)を読み込 み、ステップS12で補助ヒータ10に通電する(この通電量は検出温度(t) と前記目標送風温度(T)との差から決定されている)。この結果、送風温度を 目標送風温度(T)まで高めることができ、車内を所望温度に空調できる。
【0014】 その後、ステップS13で除霜が完了したかどうか、すなわち前記車外側熱交 換器1近傍の温度が所定温度よりも上昇したかどうかによって除霜が完了したか どうかを判断する。除霜が完了していなければ前記除霜運転を続行し、除霜が完 了していればステップS14に移行して補助ヒータ10への通電を停止した後、 ステップS1に戻って前記動作を繰り返す。
【0015】 このように、前記車両用空調装置では、暖房時における車内側熱交換器3によ る加熱量の不足分を補助ヒータ10で補い、また、除霜時においては冷却された 空気を目標送風温度(T)まで高めることができるので、車内は常に所望温度に 調整することができ、乗員に不快感を与えることがない。 なお、前記実施例では、通常の暖房運転時および除霜運転時の双方の場合につ いて送風温度が目標送風温度に達していなければ補助ヒータ10に通電するよう にしたが、いずれか一方の場合に行なうようにしてもよい。
【0016】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案に係る車両用空調装置によれば、補助 ヒータを設けることにより送風温度の調整が不十分な場合にも対応できるように したので、常に車内を所望温度に調整することができる。特に、除霜時に補助ヒ ータに通電して送風温度を目標送風温度に調整するようにしたので、乗員に不快 感を与えることなく除霜を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例に係る車両用空調装置の概略図であ
る。
【図2】 図1の制御装置による空調制御を示すフロー
チャートである。
【図3】 従来例に係る車両用空調装置の概略図であ
る。
【符号の説明】
2…ユニット、3…車内側熱交換器、10…補助ヒー
タ、11…温度センサ、12…温度制御装置、13…制
御装置。
【手続補正書】
【提出日】平成5年3月1日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
フロントページの続き (72)考案者 西田 孝則 広島県東広島市八本松町大字吉川5658番 株式会社日本クライメイトシステムズ内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンプレッサ、車外側熱交換器および車
    内のユニット内に配設した車内側熱交換器によって熱交
    換媒体が循環するヒートポンプサイクルを構成し、当該
    熱交換媒体の循環方向を変更することにより、前記車内
    側熱交換器で暖房および冷房を可能とした車両用空調装
    置において、前記ユニット内の車内側熱交換器の下流側
    に配される補助ヒータと、該補助ヒータのさらに下流側
    に配されて送風温度を検出する送風温度検出手段と、日
    射量、外気温度、内気温度、設定温度等から目標送風温
    度を算出する目標送風温度算出手段と、前記検出温度と
    前記目標送風温度とを比較・演算して送風温度が目標送
    風温度に近似するように前記補助ヒータでの放熱量を調
    整して送風温度を制御する温度制御手段とを備えたこと
    を特徴とする車両用空調装置。
  2. 【請求項2】 前記温度制御手段による補助ヒータでの
    放熱量の調整を、車外側熱交換器で放熱させて除霜する
    除霜運転時にのみ行わせるようにしたことを特徴とする
    請求項1に記載の車両用空調装置。
JP445693U 1993-02-15 1993-02-15 車両用空調装置 Pending JPH0661524U (ja)

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