JP2014019179A - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014019179A
JP2014019179A JP2012156253A JP2012156253A JP2014019179A JP 2014019179 A JP2014019179 A JP 2014019179A JP 2012156253 A JP2012156253 A JP 2012156253A JP 2012156253 A JP2012156253 A JP 2012156253A JP 2014019179 A JP2014019179 A JP 2014019179A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat exchanger
vehicle
air
operation mode
vehicle interior
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012156253A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Hamamoto
浩 濱本
Kohei Fukawatase
康平 深渡瀬
Yoshihiko Otake
慶彦 大竹
Akira Komori
晃 小森
Takashi Matsumoto
昂 松元
Katsuyoshi Wakano
勝喜 若野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Japan Climate Systems Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Japan Climate Systems Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Japan Climate Systems Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2012156253A priority Critical patent/JP2014019179A/ja
Priority to PCT/JP2013/001127 priority patent/WO2013128897A1/ja
Publication of JP2014019179A publication Critical patent/JP2014019179A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K11/00Arrangement in connection with cooling of propulsion units
    • B60K11/02Arrangement in connection with cooling of propulsion units with liquid cooling
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00642Control systems or circuits; Control members or indication devices for heating, cooling or ventilating devices
    • B60H1/00814Control systems or circuits characterised by their output, for controlling particular components of the heating, cooling or ventilating installation
    • B60H1/00878Control systems or circuits characterised by their output, for controlling particular components of the heating, cooling or ventilating installation the components being temperature regulating devices
    • B60H1/00899Controlling the flow of liquid in a heat pump system
    • B60H1/00907Controlling the flow of liquid in a heat pump system where the flow direction of the refrigerant changes and an evaporator becomes condenser
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00642Control systems or circuits; Control members or indication devices for heating, cooling or ventilating devices
    • B60H1/00814Control systems or circuits characterised by their output, for controlling particular components of the heating, cooling or ventilating installation
    • B60H1/00878Control systems or circuits characterised by their output, for controlling particular components of the heating, cooling or ventilating installation the components being temperature regulating devices
    • B60H1/00899Controlling the flow of liquid in a heat pump system
    • B60H1/00921Controlling the flow of liquid in a heat pump system where the flow direction of the refrigerant does not change and there is an extra subcondenser, e.g. in an air duct
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00642Control systems or circuits; Control members or indication devices for heating, cooling or ventilating devices
    • B60H1/00814Control systems or circuits characterised by their output, for controlling particular components of the heating, cooling or ventilating installation
    • B60H1/00878Control systems or circuits characterised by their output, for controlling particular components of the heating, cooling or ventilating installation the components being temperature regulating devices
    • B60H2001/00961Control systems or circuits characterised by their output, for controlling particular components of the heating, cooling or ventilating installation the components being temperature regulating devices comprising means for defrosting outside heat exchangers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60YINDEXING SCHEME RELATING TO ASPECTS CROSS-CUTTING VEHICLE TECHNOLOGY
    • B60Y2200/00Type of vehicle
    • B60Y2200/90Vehicles comprising electric prime movers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60YINDEXING SCHEME RELATING TO ASPECTS CROSS-CUTTING VEHICLE TECHNOLOGY
    • B60Y2400/00Special features of vehicle units
    • B60Y2400/30Sensors
    • B60Y2400/302Temperature sensors

Abstract

【課題】暖房運転時に車室外熱交換器が着霜した場合に、乗員の快適性悪化を最小限に抑えて除霜可能にする。
【解決手段】暖房運転モード時に車室外熱交換器33が着霜していると判定された場合に、要求暖房能力が所定以下と検出されたときには、所定よりも高いと検出された場合に比べて下流側車室内熱交換器31への送風量が低下するようにエアミックスダンパ62を制御する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両に搭載される車両用空調装置に関するものである。
従来から、例えば、ハイブリッド車や電気自動車等に搭載される空調装置として、ヒートポンプ装置を備えた空調装置が知られている(例えば、特許文献1、2参照)。
これら車両用のヒートポンプ装置は、電動コンプレッサと、車室外に配設される車室外熱交換器と、膨張弁と、車室内に配設される車室内熱交換器とを冷媒配管によって順に接続して構成されている。そして、冷房運転時には、車室内熱交換器を吸熱器として作用させ、車室外熱交換器を放熱器として作用させる。一方、暖房運転時には、車室内熱交換器を放熱器として作用させ、車室外熱交換器を吸熱器として作用させる。
暖房運転時には、吸熱器として作用する車室外熱交換器に着霜が起こる。車室外熱交換器が着霜すると吸熱器としての性能が低下するので除霜する必要がある。特許文献1、2のものでは、暖房運転時に車室外熱交換器が着霜した場合には、高圧冷媒を車室外熱交換器に供給して表面温度を上昇させる除霜運転に切り替えられるようになっている。
特開2011−5983号公報 特開2011−255735号公報
しかしながら、除霜運転時に高圧冷媒を車室外熱交換器に供給して吸熱させると、車室内熱交換器の放熱量低下を招くので、乗員に不快感を与えることになる。
一方、要求される暖房能力は常に一定とは限らず、例えば極低外気時では高い暖房能力が要求され、また、暖房開始後、ある程度の時間経過すれば暖房能力が低くて済む場合があり、各シーンに応じた暖房能力を供給する必要がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、暖房運転時に車室外熱交換器が着霜した場合に、乗員の快適性悪化を最小限に抑えて除霜できるようにすることにある。
上記目的を達成するために、本発明では、要求暖房能力に応じて車室外熱交換器の除霜能力を変更できるようにした。
第1の発明は、冷媒を圧縮する圧縮機と、車室内に配設される第1車室内熱交換器及び第2車室内熱交換器と、車室外に配設される車室外熱交換器とを含むヒートポンプ装置と、
上記第1車室内熱交換器及び上記第2車室内熱交換器を収容するとともに、該第1車室内熱交換器及び該第2車室内熱交換器に空調用空気を送風する送風機と、上記第1車室内熱交換器への送風量を変更する送風量変更手段とを有し、調和空気を生成して車室に供給するように構成された車室内空調ユニットとを備えた車両用空調装置であって、
上記車室外熱交換器が吸熱器として作用した際に該車室外熱交換器に霜が付着しているか否かを判定する着霜判定手段と、
要求される暖房能力を得る要求暖房能力検出手段と、
上記ヒートポンプ装置及び上記車室内空調ユニットを制御する空調制御装置とを備えており、
上記ヒートポンプ装置は、上記空調制御装置により、
上記第1車室内熱交換器及び上記第2車室内熱交換器を放熱器とし、上記車室外熱交換器を吸熱器として作用させる暖房運転モードと、
上記車室外熱交換器の除霜を行う除霜運転モードとを含む複数の運転モードに切り替えられ、
上記空調制御装置は、上記暖房運転モード時に上記着霜判定手段により上記車室外熱交換器が着霜していると判定された場合に、上記要求暖房能力検出手段により要求暖房能力が所定以下と検出されたときには、所定よりも高いと検出された場合に比べて上記第1車室内熱交換器への送風量が低下するように上記送風量変更手段を制御することを特徴とするものである。
この構成によれば、例えば極低外気時に暖房運転モードで運転すると、第1及び第2車室内熱交換器が放熱器となるので、送風機により送風された空調用空気を2つの熱交換器で加熱することが可能になる。よって、要求暖房能力が高い場合に対応可能となる。
暖房運転モードでの運転中に車室外熱交換器が着霜すると、要求暖房能力検出手段により検出された要求暖房能力が低い場合には、第1車室内熱交換器への送風量を低下させる。これにより、第1車室内熱交換器での放熱量が低下するので、車室外熱交換器に供給される除霜用の高圧冷媒の温度が高まる。これにより、車室外熱交換器の除霜が短時間で、かつ、確実に行われる。また、このとき要求暖房能力が高くないので、第1車室内熱交換器への送風量が低下しても乗員が違和感を感じにくい。
一方、要求暖房能力検出手段により検出された要求暖房能力が高い場合には、第1車室内熱交換器への送風量が上述した場合よりも多くすることができるので、高い暖房能力が得られ、乗員が違和感を感じにくくなる。
第2の発明は、第1の発明において、
上記ヒートポンプ装置は、上記空調制御装置により、上記第2車室内熱交換器への高圧冷媒の供給を停止する強除霜運転モードに切り替えられることを特徴とするものである。
この構成によれば、第2車室内熱交換器への高圧冷媒の供給を停止することで第2車室内熱交換器での放熱が抑制される。これにより、車室外熱交換器に供給される高圧冷媒の温度が高まるので、車室外熱交換器の除霜がより一層短時間で、かつ、確実に行われる。
第3の発明は、第2の発明において、
上記着霜判定手段は、上記車室外熱交換器の着霜度合いを検出するように構成され、
上記空調制御装置は、上記着霜判定手段により検出された上記車室外熱交換器の着霜量に応じて除霜運転モードを切り替えるように構成されていることを特徴とするものである。
この構成によれば、車室外熱交換器の着霜度合いに応じて強い除霜運転と弱い除霜運転とに切り替えることが可能になる。
第4の発明は、第1の発明において、
上記要求暖房能力検出手段は、上記送風機による送風状態を得て、送風量が所定以上の場合は所定よりも少ない場合に比べて要求暖房能力が高いと判定するように構成されていることを特徴とするものである。
すなわち、送風機の風量が多い場合には要求暖房能力が高い場合であると推定され、また、送風機の風量が少ない場合には要求暖房能力が低い場合であると推定される。送風機の風量に基づいて要求暖房能力を得ることで正確な結果を得ることが可能になる。
第5の発明は、第1から4のいずれか1つの発明において、
上記送風量変更手段は、上記第1及び第2車室内熱交換器を通過する空気割合を変更するダンパであり、
上記空調制御装置は、暖房運転モードから除霜運転モードへの切替時に、車室に供給する調和空気の温度が上昇する側に上記ダンパの開度を補正するように構成されていることを特徴とするものである。
この構成によれば、暖房運転モードから除霜運転モードへの切替時に車室に供給する調和空気の温度が低下してしまうのを抑制することが可能になる。
第6の発明は、第1から5のいずれか1つの発明において、
上記車室内空調ユニットは、空調用空気を加熱する電気式空気加熱器を備え、
上記空調制御装置は、暖房運転モードから除霜運転モードへの切替時に、上記空気加熱器を作動させるように構成されていることを特徴とするものである。
この構成によれば、暖房運転モードから除霜運転モードへの切替時に空気加熱器により空調用空気を加熱することが可能になる。
第7の発明は、第1から6のいずれか1つの発明において、
上記空調制御装置は、暖房運転モードから除霜運転モードへの切替時に、上記送風機による送風量を減少させるように構成されていることを特徴とするものである。
この構成によれば、暖房運転モードから除霜運転モードへの切替時に送風量を減少させるようにしたので、車室に吹き出してしまう低温の空気量を低減することが可能になり、除霜運転モード時に乗員が違和感を感じにくくなる。
第8の発明は、第1から7のいずれか1つの発明において、
上記ヒートポンプ装置の高圧冷媒の圧力を検出する高圧冷媒圧力検出センサを備え、
上記着霜判定手段は、上記高圧冷媒圧力検出センサの検出結果に基づいて上記車室外熱交換器の着霜度合いを得るように構成されていることを特徴とするものである。
すなわち、車室外熱交換器の着霜度合いと高圧冷媒の圧力とには相関があり、高圧冷媒の圧力を検出することで、車室外熱交換器の着霜度合いを直接検出することなく、把握することが可能になる。
第9の発明は、第1から7のいずれか1つの発明において、
上記車室内空調ユニットから吹き出す調和空気の温度を検出する吹出空気温度センサを備え、
上記着霜判定手段は、定常運転時における上記吹出空気温度センサの検出結果に基づいて上記車室外熱交換器の着霜度合いを得るように構成されていることを特徴とするものである。
すなわち、車室外熱交換器の着霜度合いと、定常運転時の調和空気の温度変化とには相関があり、車室外熱交換器の着霜度合いが高くなるほど、調和空気の温度が低下する。ここで、定常運転とは、空調装置の起動時や空調の過渡期以外の運転状態のことであり、空調が安定している運転状態のことである。
定常運転時の調和空気の変化を検出することで、車室外熱交換器の着霜度合いを直接検出することなく、把握することが可能になる。
第10の発明は、第1から7のいずれか1つの発明において、
上記車室外熱交換器の冷媒の過熱度を検出する過熱度検出手段を備え、
上記着霜判定手段は、定常運転時における上記過熱度検出手段の検出結果に基づいて上記車室外熱交換器の着霜度合いを得るように構成されていることを特徴とするものである。
すなわち、車室外熱交換器の着霜度合いと、定常運転時における車室外熱交換器の冷媒過熱度の変化とには相関があり、車室外熱交換器の着霜度合いが高くなるほど、過熱度が低くなる。従って、定常運転時の過熱度を検出することで、車室外熱交換器の着霜度合いを直接検出することなく、把握することが可能になる。
第11の発明は、第1から7のいずれか1つの発明において、
上記車室外熱交換器に送風する室外ファンと、該室外ファンを駆動するファンモーターとを備え、
上記着霜判定手段は、上記ファンモーターの電流値に基づいて上記車室外熱交換器の着霜度合いを得るように構成されていることを特徴とするものである。
すなわち、車室外熱交換器の着霜度合いと、室外ファンを駆動するファンモーターの電流値の変化とには相関があり、車室外熱交換器の着霜度合いが高くなるほど、通風抵抗が増えてファンモーターの消費電流が多くなる。従って、ファンモーターの消費電流を検出することで、車室外熱交換器の着霜度合いを直接検出することなく、把握することが可能になる。
第1の発明によれば、第1及び第2車室内熱交換器を放熱器とすることができるので、高い暖房能力を得ることができる。そして、車室外熱交換器が着霜している場合に、要求暖房能力が所定以下と検出されたときには、所定よりも高いと検出された場合に比べて第1車室内熱交換器への送風量を低下させるようにしている。これにより、乗員の快適性悪化を最小限に抑えて車室外熱交換器の除霜を行うことができる。
第2の発明によれば、例えば車室外熱交換器の着霜量が多い場合に、強除霜運転モードに切り替えることで第2車室内熱交換器への高圧冷媒の供給を停止できるので、車室外熱交換器の除霜をより一層短時間で、かつ、確実に行うことができる。
第3の発明によれば、車室外熱交換器の着霜度合いに応じて除霜運転モードを切り替えるようにしたので、乗員の快適性と早期の除霜とを両立することができる。
第4の発明によれば、送風機による送風状態に基づいて要求暖房能力を判定するようにしたので、要求暖房能力の高低を正確に得ることができる。
第5の発明によれば、暖房運転モードから除霜運転モードへの切替時に車室に供給する調和空気の温度が上昇する側にダンパの開度を補正するようにしたので、乗員の快適性を向上させることができる。
第6の発明によれば、暖房運転モードから除霜運転モードへの切替時に空気加熱器を作動させるようにしたので、乗員の快適性を向上させることができる。
第7の発明によれば、除霜運転モード時に車室に低温の調和空気が吹き出す量を低減でき、乗員が違和感を感じにくくすることができる。
第8の発明によれば、高圧冷媒の圧力に基づいて車室外熱交換器の着霜度合いを得るように構成したので、車室外熱交換器の着霜度合い把握して除霜運転モードに適切に切り替えることができる。
第9の発明によれば、定常運転時における吹出空気温度センサの検出結果に基づいて車室外熱交換器の着霜度合いを得るように構成したので、車室外熱交換器の着霜度合い把握して除霜運転モードに適切に切り替えることができる。
第10の発明によれば、定常運転時における車室外熱交換器の冷媒の過熱度の検出結果に基づいて車室外熱交換器の着霜度合いを得るように構成したので、車室外熱交換器の着霜度合い把握して除霜運転モードに適切に切り替えることができる。
第11の発明によれば、室外ファンを駆動するファンモーターの消費電力に基づいて車室外熱交換器の着霜度合いを得るように構成したので、車室外熱交換器の着霜度合い把握して除霜運転モードに適切に切り替えることができる。
実施形態にかかる車両用空調装置の概略構成図である。 車両用空調装置のブロック図である。 下流側車室内熱交換器を空気流れ方向下流側から見た斜視図である。 車室外熱交換器の正面図である。 暖房運転モードにある場合の図1相当図である。 暖房優先除霜モードにある場合の図1相当図である。 除霜優先除霜モードにある場合の図1相当図である。 強除霜モードにある場合の図1相当図である。 除湿暖房モードにある場合の図1相当図である。 冷房モードにある場合の図1相当図である。 空調制御装置による制御手順を示すフローチャートである。 暖房運転モードが選択された場合の制御手順を示すフローチャートである。 変形例1にかかる図1相当図である。 変形例2にかかる図1相当図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1は、本発明の実施形態にかかる車両用空調装置1の概略構成図である。車両用空調装置1が搭載された車両は、走行用蓄電池及び走行用モーターを備えた電気自動車である。
車両用空調装置1は、ヒートポンプ装置20と、車室内空調ユニット21と、ヒートポンプ装置20及び車室内空調ユニット21を制御する空調制御装置22(図2に示す)とを備えている。
ヒートポンプ装置20は、冷媒を圧縮する電動コンプレッサ(圧縮機)30と、車室内に配設される下流側車室内熱交換器(第1車室内熱交換器)31と、車室内において下流側車室内熱交換器31の空気流れ方向上流側に配設される上流側車室内熱交換器(第2車室内熱交換器)32と、車室外に配設される車室外熱交換器33と、アキュムレータ34と、これら機器30〜34を接続する第1〜第4主冷媒配管41〜44と、第1及び第2分岐配管45、46と、膨張弁として機能する電動弁52,56とを備えている。
電動コンプレッサ30は、従来から周知の車載用のものであり、電動モーターによって駆動される。電動コンプレッサ30の回転数を変更することによって単位時間当たりの吐出量を変化させることができる。電動コンプレッサ30は、空調制御装置22に接続されてON及びOFFの切り替えと、回転数が制御されるようになっている。電動コンプレッサ30には、走行用蓄電池から電力が供給される。
下流側車室内熱交換器31は、図3に示すように、上側ヘッダタンク47と、下側ヘッダタンク48と、コア49とを備えている。コア49は、上下方向に延びるチューブ49aとフィン49bとを交互に左右方向(図3の左右方向)に配列して一体化したものであり、空調用空気がチューブ49a間を通過するようになっている。空調用空気の流れ方向を白抜きの矢印で示している。チューブ49aは、空気流れ方向に2列並んでいる。
空気流れ上流側のチューブ49a及び下流側のチューブ49aの上端部は、上側ヘッダタンク47に接続されて連通している。上側ヘッダタンク47の内部には、該上側ヘッダタンク47を空気流れ方向上流側と下流側とに仕切る第1仕切部47aが設けられている。第1仕切部47aよりも空気流れ方向上流側の空間が上流側のチューブ49aの上端に連通し、第1仕切部47aよりも空気流れ方向下流側の空間が下流側のチューブ49aの上端に連通している。
また、上側ヘッダタンク47の内部には、該上側ヘッダタンク47を左右方向に仕切る第2仕切部47bが設けられている。第1仕切部47aにおける第2仕切部47bよりも右側には、連通孔47eが形成されている。
上側ヘッダタンク47の左側面の空気流れ下流側には冷媒の流入口47dが形成され、また、空気流れ上流側には冷媒の流出口47cが形成されている。
下側ヘッダタンク48の内部には、上側ヘッダタンク47の第1仕切部47aと同様に、空気流れ方向上流側と下流側とに仕切る仕切部48aが設けられている。仕切部48aよりも空気流れ方向上流側の空間が上流側のチューブ49aの下端に連通し、仕切部48aよりも空気流れ方向下流側の空間が下流側のチューブ49aの下端に連通している。
この下流側車室内熱交換器31は、上記のように構成したことで合計4つのパスを有している。すなわち、流入口47dから流入した冷媒は、まず、上側ヘッダタンク47の第1仕切部47aよりも空気流れ方向下流側で、かつ、第2仕切部47bよりも左側の空間R1に流入し、空間R1に連通するチューブ49a内を下へ向かって流れる。
その後、下側ヘッダタンク48の仕切部48aよりも空気流れ方向下流側の空間S1に流入して右側へ流れてチューブ49a内を上へ向かって流れた後、上側ヘッダタンク47の第1仕切部47aよりも空気流れ方向下流側で、かつ、第2仕切部47bよりも右側の空間R2に流入する。
次いで、空間R2内の冷媒は第1仕切部47aの連通孔47eを通り、上側ヘッダタンク47の第1仕切部47aよりも空気流れ方向上流側で、かつ、第2仕切部47bよりも右側の空間R3に流入し、空間R3に連通するチューブ49a内を下へ向かって流れる。
しかる後、下側ヘッダタンク48の仕切部48aよりも空気流れ方向上流側の空間S2に流入して左側へ流れてチューブ49a内を上へ向かって流れた後、上側ヘッダタンク47の第1仕切部47aよりも空気流れ方向上流側で、かつ、第2仕切部47bよりも左側の空間R4に流入し、流出口47cから外部へ流出する。従って、下流側車室内熱交換器31は、冷媒が空気流れ方向下流側から上流側へ流れるように対向流配置されている。
上流側車室内熱交換器32は、大きさが下流側車室内熱交換器31よりも大きく、下流側車室内熱交換器31と同様な構造を有している。図1に示すように、上流側車室内熱交換器32には、ヘッダタンクに接続される第1管部C及び第2管部Dとが設けられている。詳細は後述するが、上流側車室内熱交換器32の第1管部Cに冷媒が流入して第2管部Dから冷媒が流出するように冷媒が流れる場合と、上流側車室内熱交換器32の第2管部Dに冷媒が流入して第1管部Cから冷媒が流出するように冷媒が流れる場合とがある。
車室外熱交換器33は、車両の前部に設けられたモータルーム(エンジン駆動車両におけるエンジンルームに相当)において該モータルームの前端近傍に配設され、走行風が当たるようになっている。車室外熱交換器33は、図4に示すように、上側ヘッダタンク57と、下側ヘッダタンク58と、コア59とを備えている。コア59は、上下方向に延びるチューブ59aとフィン59bとを交互に左右方向に配列して一体化したものであり、空調用空気がチューブ59a間を通過するようになっている。
チューブ59aの上端部は上側ヘッダタンク57に接続されて連通している。また、チューブ59aの下端部は下側ヘッダタンク58に接続されて連通している。
下側ヘッダタンク58の内部には、該下側ヘッダタンク58の内部を左右方向に3つに仕切るための左側仕切部58a及び右側仕切部58bが設けられている。左側仕切部58a及び右側仕切部58bにより、下側ヘッダタンク58の内部には、左側空間T1、中央空間T2及び右側空間T3が形成されることになる。
下側ヘッダタンク58の左側には、左側空間T1に連通する左側管部Aが設けられている。また、下側ヘッダタンク58の右側には、右側空間T3に連通する右側管部Bが設けられている。
また、上側ヘッダタンク57の内部には、左右方向の略中央部に、該上側ヘッダタンク57の内部を左右方向に2つに仕切るための仕切部57aが設けられている。仕切部57aにより、上側ヘッダタンク57の内部には、左側空間W1及び右側空間W2が形成されることになる。
従って、この車室外熱交換器33では、左側から右側に向かって順に第1〜第4パスP1〜P4が形成されることになる。第1パスP1は、下側ヘッダタンク58の左側空間T1と上側ヘッダタンク57の左側空間W1とに連通している。第2パスP2は、下側ヘッダタンク58の中央空間T2と上側ヘッダタンク57の左側空間W1とに連通している。第3パスP3は、下側ヘッダタンク58の中央空間T2と上側ヘッダタンク57の右側空間W2とに連通している。第4パスP4は、下側ヘッダタンク58の右側空間T3と上側ヘッダタンク57の右側空間W2とに連通している。
詳細は後述するが、本実施形態では、車室外熱交換器33の左側管部Aに冷媒が流入して右側管部Bから冷媒が流出するように冷媒が流れる場合と、車室外熱交換器33の右側管部Bに冷媒が流入して左側管部Aから冷媒が流出するように冷媒が流れる場合とがある。左側管部Aに冷媒が流入する場合には、冷媒は第1パスP1、第2パスP2、第3パスP3、第4パスP4の順に流れる。一方、右側管部Bに冷媒が流入する場合には、冷媒は第4パスP4、第3パスP3、第2パスP2、第1パスP1の順に流れる。
図1に示すように、車両にはクーリングファン(室外ファン)37が設けられている。このクーリングファン37は、ファンモーター38によって駆動され、車室外熱交換器33に空気を送風するように構成されている。ファンモーター38は、空調制御装置22に接続されてON及びOFFの切り替えと、回転数が制御されるようになっている。ファンモーター38にも走行用蓄電池から電力が供給される。尚、クーリングファン37は、例えば走行用インバータ等を冷却するためのラジエータに空気を送風することもできるものであり、空調の要求時以外にも作動させることが可能である。
第1主冷媒配管41は、電動コンプレッサ30の吐出口と、下流側車室内熱交換器31の冷媒流入口47dとを接続する配管である。第2主冷媒配管42は、下流側車室内熱交換器31の冷媒流出口47cと、車室外熱交換器33の左側管部Aとを接続する配管である。第3主冷媒配管43は、車室外熱交換器33の右側管部Bと、上流側車室内熱交換器32の第2管部Dとを接続する配管である。第4主冷媒配管44は、上流側車室内熱交換器32の第1管部Cと、電動コンプレッサ30の吸入口とを接続する配管である。
第1分岐配管45は、第2主冷媒配管42の中途部から分岐して第4主冷媒配管44に接続されている。第2分岐配管46は、第2主冷媒配管42の中途部において第1分岐配管45の分岐箇所よりも下流側車室内熱交換器31に近い側から分岐し、第4主冷媒配管44において第1分岐配管45の接続箇所よりも上流側車室内熱交換器32に近い側に接続されている。
アキュムレータ34は、第4主冷媒配管44の中途部において第1分岐配管45の接続箇所よりも電動コンプレッサ30の吸入口に近い側に配設されている。
第2主冷媒配管42には第1電磁弁50が設けられている。第1電磁弁50は、第2主冷媒配管42において第2分岐配管46の分岐箇所と、第1分岐配管45の分岐箇所との間に位置している。第1電磁弁50は空調制御装置22により制御されて第2主冷媒配管42の通路を開く開状態と通路を閉じる閉状態とに切り替えるように構成されている。
第3主冷媒配管43の中途部には双方向電動弁52が設けられている。双方向電動弁52は、空調制御装置22により制御されて第3主冷媒配管43の通路を開く開状態と通路を閉じる閉状態とに切り替えることができるとともに、開状態において絞り量を調整することができるようになっている。従って、双方向電動弁52は冷媒を膨張させる膨張弁として機能する。
第4主冷媒配管44には第2電磁弁53が設けられている。第2電磁弁53は、第4主冷媒配管44において第1分岐配管45の分岐箇所よりも上流側車室内熱交換器32に近い側に位置している。第2電磁弁53は空調制御装置22により制御されて第4主冷媒配管44の通路を開く開状態と通路を閉じる閉状態とに切り替えるように構成されている。
第1分岐配管45には、第3電磁弁54と、オリフィス付き逆止弁55とが設けられている。第3電磁弁54は、第1分岐配管45においてオリフィス付き逆止弁55よりも第2主冷媒配管42側に位置している。第3電磁弁54は空調制御装置22により制御されて第1分岐配管45の通路を開く開状態と通路を閉じる閉状態とに切り替えるように構成されている。
オリフィス付き逆止弁55は、絞りとして機能するオリフィスを内蔵している。従って、オリフィス付き逆止弁55は冷媒を膨張させる膨張弁として機能する。
また、オリフィス付き逆止弁55は、第1分岐配管45の第4主冷媒配管44側から第2主冷媒配管42側への冷媒の流れを阻止し、第2主冷媒配管42から第4主冷媒配管44側への冷媒の流れを許容するように構成されている。
尚、所望の除霜性能を満足できる場合、オリフィス付き逆止弁55の代わりに、オリフィスが内蔵されていない(絞りを備えていない)通常の逆止弁を使用してもよい。その場合、逆止弁部で冷媒の膨張が起こらないことになるが、車室外熱交換器33を通過した冷媒は気液二相状態で飽和温度が低下した状態になっており、それに伴い冷媒の圧力も低下しているために、その冷媒がアキュムレータ34に流入してもアキュムレータ34の耐圧等の面で問題は生じない。
第2分岐配管46の中途部には、片方向電動弁56が設けられている。片方向電動弁56は、空調制御装置22により制御されて第2分岐配管46の通路を開く開状態と通路を閉じる閉状態とに切り替えることができるとともに、開状態において絞り量を調整することができるようになっている。
上記第1〜第3電磁弁50,53,54、双方向電動弁52、オリフィス付き逆止弁55及び片方向電動弁56は、ヒートポンプ装置20を構成するものである。
また、車室内空調ユニット21は、下流側車室内熱交換器31及び上流側車室内熱交換器32を収容するケーシング60と、ケーシング60に収容される空気加熱器61と、エアミックスダンパ(送風量変更手段)62と、エアミックスダンパ62を駆動するエアミックスダンパアクチュエータ63と、吹出モード切替ダンパ64と、送風機65とを備えている。
送風機65は、車室内の空気(内気)と車室外の空気(外気)との一方を選択してケーシング60内に空調用空気として送風するためのものである。送風機65は、シロッコファン65aと、シロッコファン65aを回転駆動する送風モーター65bとを備えている。送風モーター65bは、空調制御装置22に接続されてON及びOFFの切り替えと、回転数が制御されるようになっている。送風モーター65bにも走行用蓄電池から電力が供給される。
ケーシング60は、車室内においてインストルメントパネル(図示せず)の内部に配設されている。ケーシング60には、デフロスタ吹出口60a、ベント吹出口60b及びヒート吹出口60cが形成されている。これら吹出口60a〜60cはそれぞれ吹出モード切替ダンパ64によって開閉される。吹出モード切替ダンパ64は、図示しないが、空調制御装置22に接続されたアクチュエータによって動作するようになっている。吹出モードとしては、例えば、デフロスタ吹出口60aに空調風を流すデフロスタモード、ベント吹出口60bに空調風を流すベントモード、ヒート吹出口60cに空調風を流すヒートモード、デフロスタ吹出口60a及びヒート吹出口60cに空調風を流すデフ/ヒートモード、ベント吹出口60b及びヒート吹出口60cに空調風を流すバイレベルモード等である。
ケーシング60内に導入された空調用空気は、全量が上流側車室内熱交換器32を通過するようになっている。
エアミックスダンパ62は、ケーシング60内において、上流側車室内熱交換器32と下流側車室内熱交換器31との間に収容されている。エアミックスダンパ62は、上流側車室内熱交換器32を通過した空気のうち、下流側車室内熱交換器31を通過する空気量を変更することによって、上流側車室内熱交換器32を通過した空気と、下流側車室内熱交換器31を通過した空気との混合割合を決定して吹出空気の温度調節を行うためのものである。
ケーシング60における下流側車室内熱交換器31の下流側には、上記空気加熱器61が収容されている。空気加熱器61は、例えば電流を流すことによって発熱するPTC素子を用いたPTCヒータで構成することができる。空気加熱器61は空調制御装置22に接続され、ON及びOFFの切り替えと、発熱量(電力供給量)が制御されるようになっている。空気加熱器61にも走行用蓄電池から電力が供給される。
さらに、車両用空調装置1は、外気温度センサ70と、上流側車室内熱交換器温度検出センサ73と、下流側車室内熱交換器温度検出センサ74と、吹出空気温度センサ75と、左側表面温度センサ83と、右側表面温度センサ84とを備えている。これらセンサ70、73〜75、83、84は空調制御装置22に接続されている。
外気温度センサ70は、車室外熱交換器33よりも空気流れ方向上流側に配設されており、車室外熱交換器33に流入する前の外部空気の温度(外気温度TG)を検出するためのものである。
吹出空気温度センサ75は、ケーシング60から吹き出す吹出空気の温度を検出するためのものであり、車室の所定箇所に配設されている。
左側表面温度センサ83は、車室外熱交換器33の左側の表面温度を検出するためのものである。
また、右側表面温度センサ84は、車室外熱交換器33の右側の表面温度を検出するためのものである。
ヒートポンプ装置20は、車室外熱交換器33の左側を通過した後の空気温度を検出するための左側空気温度センサ(出口側空気温度センサ)81と、車室外熱交換器33の右側を通過した後の空気温度を検出するための右側空気温度センサ(入口側空気温度センサ)82とを備えている。左側空気温度センサ81は、車室外熱交換器33の空気流れ方向下流側で、かつ、車室外熱交換器33の左右方向中央部よりも左側に偏位している。右側空気温度センサ82は、車室外熱交換器33の空気流れ方向下流側で、かつ、車室外熱交換器33の左右方向中央部よりも右側に偏位している。左側空気温度センサ81及び右側空気温度センサ82は、空調制御装置22に接続されている。
空調制御装置22は、例えば、乗員による設定温度や外気温、車室内温度、日射量等の情報に基づいてヒートポンプ装置20の運転モードを設定し、送風機65の風量やエアミックスダンパ62の開度を設定する。そして、その設定した運転モードとなるようにヒートポンプ装置20を制御し、さらに、設定風量となるように送風機65を制御し、エアミックスダンパ62が設定開度となるようにエアミックスダンパアクチュエータ63を制御するものであり、周知の中央演算装置やROM、RAM等によって構成されている。また、空調の負荷に応じて電動コンプレッサ30やファンモーター38を制御し、また、必要に応じて空気加熱器61も制御する。
空調制御装置22は、通常のオートエアコン制御と同様に、メインルーチンにおいて、ヒートポンプ装置20の運転モードの切り替え、送風機65の風量(送風モーター65bの電圧制御)、エアミックスダンパ62の開度、吹出モードの切り替え、電動コンプレッサ30の制御を行い、例えば、ファンモーター38は、基本的には電動コンプレッサ30の作動中には作動するが、電動コンプレッサ30が停止状態であっても、走行用インバーター等の冷却が必要な場合には作動するようになっている。空調制御装置20は、ファンモーター38の消費電流を得ることができるようになっている。
ヒートポンプ装置20の運転モードは、暖房運転モード、暖房優先除霜運転モード、除霜優先除霜運転モード、強除霜運転モード、除湿暖房運転モード、冷房運転モードの6種類がある。
まず、図5に示す暖房運転モードについて説明する。暖房運転モードは、例えば外気温度が0℃よりも低い場合(極低外気時)に選択される運転モードである。暖房運転モードでは、下流側車室内熱交換器31及び上流側車室内熱交換器32を放熱器とし、車室外熱交換器33を吸熱器として作用させる。エアミックスダンパ62は、下流側車室内熱交換器31に空調用空気を送風することができるように開度が設定される。
すなわち、第1電磁弁50及び第2電磁弁53を閉状態にする。第3電磁弁54は開状態にする。双方向電動弁52は開状態にして冷媒を膨張させることができる程度に絞る。片方向電動弁56は開状態にする。
この状態で電動コンプレッサ30を作動させると、電動コンプレッサ30から吐出された高圧冷媒が第1主冷媒配管41を流れて下流側車室内熱交換器31の流入口47dから下流側車室内熱交換器31に流入し、下流側車室内熱交換器31を循環する。下流側車室内熱交換器31を循環した冷媒は、流出口47cを経て第2主冷媒配管42から第2分岐配管46に流入して片方向電動弁56を通り、上流側車室内熱交換器32の第1管部Cから上流側車室内熱交換器32に流入し、上流側車室内熱交換器32を循環する。
つまり、暖房運転モードでは、下流側車室内熱交換器31及び上流側車室内熱交換器32に高温状態の冷媒が流入するので、空調用空気は、下流側車室内熱交換器31及び上流側車室内熱交換器32の両方によって加熱されることになり、よって、高い暖房能力が得られる。
また、暖房運転モードでは、下流側車室内熱交換器31に流入した冷媒が空気流れ方向下流側から上流側に流れるので下流側車室内熱交換器31内の冷媒の流れは対向流となる。一方、上流側車室内熱交換器32に流入した冷媒は空気流れ方向に流れるので上流側車室内熱交換器32内の冷媒の流れは並行流となる。
上流側車室内熱交換器32を循環した冷媒は、第2管部Dを経て第3主冷媒配管43を通り、双方向電動弁52に達する。双方向電動弁52は絞られているので、冷媒は双方向電動弁52を通過することで膨張する。膨張した冷媒は、右側管部Bから車室外熱交換器33に流入する。
車室外熱交換器33に流入した冷媒は、外部空気と熱交換しながら第4パスP4、第3パスP3、第2パスP2、第1パスP1の順に流れて左側管部Aから流出する。
車室外熱交換器33を循環した冷媒は、第2分岐配管45に流入し、第3電磁弁54及びオリフィス付き逆止弁55を通過して第4主冷媒配管44を通り、アキュムレータ34を経て電動コンプレッサ30に吸入される。
次に、図6に示す暖房優先除霜運転モードについて説明する。暖房優先除霜運転モードは、暖房運転モード時に車室外熱交換器33に着霜した場合に選択される運転モードである。運転モードの選択方法については後述する。
暖房優先除霜運転モードは、暖房運転モードに対し、双方向電動弁52の開度が異なるだけで他の第1〜第3電磁弁50,53,54及び片方向電動弁56の開閉状態は暖房運転モードと同じである。双方向電動弁52の開度は暖房運転モード時の開度に比べて大きくし、双方向電動弁52を通過する冷媒を膨張させないようにする。
また、車室内空調ユニット21のエアミックスダンパアクチュエータ63を作動させてエアミックスダンパ62の開閉状態を、下流側車室内熱交換器31に空調用空気を流す状態としておく。
暖房優先除霜運転モードでは、下流側車室内熱交換器31及び上流側車室内熱交換器32を循環した高圧冷媒が膨張せずに車室外熱交換器33の右側管部Bを経て車室外熱交換器33に流入する。このとき、下流側車室内熱交換器31には空調用空気が送風されている状態なので、下流側車室内熱交換器31に送風しない状態(後述する除霜優先除霜運転モード)に比べて車室外熱交換器33に流入する冷媒の温度が低めになるが、除霜を行うことができる程度の高温状態となっている。
車室外熱交換器33に流入した冷媒は、第4パスP4、第3パスP3、第2パスP2、第1パスP1の順に流れて左側管部Aから流出する。高圧冷媒が車室外熱交換器33に流入することで車室外熱交換器33の表面温度が高くなる。よって、車室外熱交換器33の除霜が行われる。
そして、車室外熱交換器33を循環した冷媒は、第2主冷媒配管42から第2分岐配管45に流入し、第3電磁弁54を通過した後、オリフィス付き逆止弁55を通過して膨張する。その後、第4主冷媒配管44に流入し、アキュムレータ34を経て電動コンプレッサ30に吸入される。
次に、図7に示す除霜優先除霜運転モードについて説明する。除霜優先除霜運転モードは、暖房運転モード時に車室外熱交換器33への着霜量度合いが高い場合に選択される運転モードである。
除霜優先除霜運転モードでは、第1〜第3電磁弁50,53,54、双方向電動弁52及び片方向電動弁56の開閉状態を暖房優先除霜運転モードと同様にする。
また、車室内空調ユニット21のエアミックスダンパアクチュエータ63を作動させてエアミックスダンパ62の開閉状態を、下流側車室内熱交換器31に空調用空気を流さない状態としておく。これにより、下流側車室内熱交換器31への送風量が暖房優先除霜運転モード時に比べて低下する。尚、このときのエアミックスダンパ62の開度は、下流側車室内熱交換器31に若干量の空気を流すように設定してもよい。
除霜優先除霜運転モードでは、下流側車室内熱交換器31及び上流側車室内熱交換器32を循環した高圧冷媒が膨張せずに車室外熱交換器33の右側管部Bを経て車室外熱交換器33に流入する。このとき、下流側車室内熱交換器31には空調用空気が送風されない状態なので、上記暖房優先除霜運転モードに比べて車室外熱交換器33に流入する冷媒の温度が高くなる。これにより、車室外熱交換器33の除霜が上記暖房優先除霜運転モードに比べて早く行われることになる。
次に、図8に示す強除霜運転モードについて説明する。強除霜運転モードは、暖房運転モード時に車室外熱交換器33の着霜度合いが一層高くなった場合に選択される運転モードである。
強除霜運転モードは、第1電磁弁50及び第2電磁弁53を開状態にする。第3電磁弁54は閉状態にする。双方向電動弁52は開状態にして冷媒を膨張させることができる程度に絞る。片方向電動弁56は閉状態にする。
また、車室内空調ユニット21のエアミックスダンパアクチュエータ63を作動させてエアミックスダンパ62の開閉状態を、下流側車室内熱交換器31に空調用空気を流さない状態としておく。
強除霜運転モードでは、電動コンプレッサ30から吐出された高圧冷媒が第1主冷媒配管41を流れて下流側車室内熱交換器31の流入口47dから下流側車室内熱交換器31に流入し、下流側車室内熱交換器31を循環する。下流側車室内熱交換器31を循環した冷媒は、流出口47cを経て第2主冷媒配管42に流入して第1電磁弁50を経て左側管部Aから車室外熱交換器33に流入する。
車室外熱交換器33に流入した冷媒は、外部空気と熱交換しながら第1パスP1、第2パスP2、第3パスP3、第4パスP4の順に流れて右側管部Bから流出する。
このように、下流側車室内熱交換器31のみを循環した高圧冷媒が膨張せずに車室外熱交換器33に流入することになるので、車室外熱交換器33の温度を、暖房優先除霜運転モード及び除霜優先除霜運転モードに比べて高めることができる。
このとき、下流側車室内熱交換器31には空調用空気が送風されていない状態なので、車室外熱交換器33に流入する冷媒の温度を十分に高く維持できる。よって、車室外熱交換器33の除霜が早く行われることになる。
右側管部Bから流出した冷媒は、双方向電動弁52を通過して膨張し、第2管部Dから上流側車室内熱交換器32に流入する。上流側車室内熱交換器32を循環した冷媒は、第1配管Cから第4主冷媒配管44に流入した後、アキュムレータ34を経て電動コンプレッサ30に吸入される。
次に、図9に示す除湿暖房運転モードについて説明する。除湿暖房運転モードは、例えば外気温度が0℃以上25℃以下の場合に選択される運転モードである。除湿暖房運転モードでは、下流側車室内熱交換器31を放熱器とし、上流側車室内熱交換器32及び車室外熱交換器33を吸熱器として作用させる。
すなわち、第1電磁弁50及び第2電磁弁53を閉状態にする。第3電磁弁54は開状態にする。双方向電動弁52は開状態にして絞らないようにする。片方向電動弁56は開状態にし、冷媒を膨張させることができる程度に絞る。
この状態で電動コンプレッサ30を作動させると、電動コンプレッサ30から吐出された高圧冷媒が第1主冷媒配管41を流れて下流側車室内熱交換器31の流入口47dから下流側車室内熱交換器31に流入し、下流側車室内熱交換器31を循環する。下流側車室内熱交換器31を循環した冷媒は、流出口47cを経て第2主冷媒配管42から第2分岐配管46に流入して片方向電動弁56を通ることによって膨張する。膨張した冷媒は、上流側車室内熱交換器32の第1管部Cから上流側車室内熱交換器32に流入し、上流側車室内熱交換器32を循環する。
上流側車室内熱交換器32を循環した冷媒は、第2管部Dを経て第3主冷媒配管43を通り、双方向電動弁52に達する。双方向電動弁52は絞られていないので、冷媒はそのままの状態で通過し、右側管部Bから車室外熱交換器33に流入する。車室外熱交換器33に流入した冷媒は左側管部Aから流出して、第2分岐配管45に流入し、第3電磁弁54及びオリフィス付き逆止弁55を通過して第4主冷媒配管44を通り、アキュムレータ34を経て電動コンプレッサ30に吸入される。
次に、図10に示す冷房運転モードについて説明する。冷房運転モードは、例えば外気温度が25℃以上の場合に選択される運転モードである。冷房運転モードでは、上流側車室内熱交換器32を吸熱器とし、下流側車室内熱交換器31及び車室外熱交換器33を放熱器として作用させる。
すなわち、第1電磁弁50及び第2電磁弁53を開状態にする。第3電磁弁54は閉状態にする。双方向電動弁52は開状態にし、冷媒を膨張させることができる程度に絞る。片方向電動弁56は閉状態にする。
この状態で電動コンプレッサ30を作動させると、電動コンプレッサ30から吐出された高圧冷媒が第1主冷媒配管41を流れて下流側車室内熱交換器31の流入口47dから下流側車室内熱交換器31に流入し、下流側車室内熱交換器31を循環する。下流側車室内熱交換器31を循環した冷媒は、流出口47cを経て第2主冷媒配管42に流入し、左側管部Aから車室外熱交換器33に流入する。車室外熱交換器33に流入した冷媒は右側管部Bから流出して、第3主冷媒配管43を通り、双方向電動弁52を通ることによって膨張する。膨張した冷媒は、上流側車室内熱交換器32の第2管部Dから上流側車室内熱交換器32に流入し、上流側車室内熱交換器32を循環する。
上流側車室内熱交換器32を循環した冷媒は、第1管部Cを経て第4主冷媒配管44を通り、アキュムレータ34を経て電動コンプレッサ30に吸入される。
図2に示すように、空調制御装置22は、車室外熱交換器33に霜が付着しているか否か、及び、車室外熱交換器33への着霜度合いを検出するための着霜判定部(着霜判定手段)22aを有している。
着霜判定部22aにおいて車室外熱交換器33に霜が付着しているか否かを判定する方法は次のとおりである。外気温度センサ70で検出された外気温度TGと左側表面温度センサ83で検出された車室外熱交換器33の表面温度とに基づいて判定し、例えば、外気温度TGと車室外熱交換器33の表面温度との差が10℃以下になると着霜していると判定し、10℃よりも大きな差がある場合には着霜していないと判定する。このとき、右側表面温度センサ84で検出された車室外熱交換器33の表面温度を用いて判定するようにしてもよい。着霜判定の方法は上記した方法に限られるものではない。
また、着霜判定部22aにおいて、車室外熱交換器33への着霜度合いを検出する方法は次のとおりである。上記のようにして車室外熱交換器33が着霜していると判定した後に、吹出空気温度センサ75により検出された吹出空気温度の変化に基づいて判定する。この判定は、空調装置1の定常運転時に行う。定常運転とは、空調装置1の起動時や空調の過渡期以外の運転状態のことであり、空調が安定している運転状態のことである。
車室外熱交換器33の着霜度合いが高くなるほど、吹出空気温度が低下し、その低下速度が例えば所定時間(数十秒)内で3℃を越えた場合には、車室外熱交換器33の霜が成長して着霜量が多くなっていると判定する。
また、空調制御装置22は、乗員が要求している暖房能力を得る要求暖房能力検出部(要求暖房能力検出手段)22bを有している。要求暖房能力検出部22bでは、送風モーター65bの電圧を得て、その電圧に基づいて要求暖房能力を得るように構成されている。すなわち、空調制御装置22では、乗員による設定温度等に基づいて、空調装置1の要求暖房能力が高い場合(強い暖房が要求されている場合)には、送風モーター65bの電圧を高くして送風量を多くし、一方、要求暖房能力が低い場合には、送風モーター65bの電圧を低くして送風量を少なくするようにしている。本実施形態では、要求暖房能力を検出するにあたり、このことを利用しており、具体的には、送風モーター65bの電圧が高い場合には、低い場合に比べて要求暖房能力が高いと判定する。送風モーター65bの電圧により送風機65による送風状態(送風量)を間接的に得ている。
次に、図11及び図12に基づいて空調制御装置22による制御手順を説明する。図11はメインルーチンを示すものである。スタート後のステップSA1では外気温度センサ70で検出された外気温度TGを読み込む。ステップSA1に続くステップSA2では、外気温度TGが0℃よりも低いか、0℃以上25℃以下であるか、25℃よりも高いか判定する。
ステップSA2で外気温度TGが0℃よりも低いと判定された場合には、ステップSA3に進み、ヒートポンプ装置20を暖房運転モードに切り替えてメインルーチンのエンドに進む。暖房運転モードでは、車室内空調ユニット21の吹出モードは主にヒートモードが選択される。また、吹出空気の温度が目標温度となるように、エアミックスダンパ62を動作させる。
ステップSA2で外気温度TGが0℃以上25℃以下と判定された場合には、ステップSA4に進み、ヒートポンプ装置20を除湿暖房運転モードに切り替えてメインルーチンのエンドに進む。ステップSA2で外気温度TGが25℃よりも高いと判定された場合には、ステップSA5に進み、ヒートポンプ装置20を冷房運転モードに切り替えてメインルーチンのエンドに進む。
ステップSA3では、図12に示す暖房運転モード選択時のサブルーチン制御が行われる。
次に、暖房運転モード選択時のサブルーチン制御について説明する。スタート後のステップSB1では暖房運転を継続する。ステップSB1に続くステップSB2では、車室外熱交換器33が着霜しているか否かを判定する。このステップSB2は、空調制御装置22の着霜判定部22aで行われ、外気温度TGから、左側空気温度センサ81または右側空気温度センサ82で検出された温度を差し引いたときの値が20よりも大きな値である場合には着霜していると判定してステップSB3に進む。一方、その値が20以下である場合には着霜していないと判定してステップSB1に戻り、暖房運転を継続する。
ステップSB3では、車室外熱交換器33の着霜度合いが多いか少ないかを判定する着霜度合い判定を行う。このステップSB3は、空調制御装置22の着霜判定部22aで行われる。
定常運転時に吹出空気温度センサ75で検出した吹出空気温度が低下した場合において、その低下速度が例えば所定時間(数十秒)内で3℃を越えた場合には、車室外熱交換器33の着霜度合いが所定以上である(多い)と判定し、3℃以下である場合には、車室外熱交換器33の着霜度合いが所定未満である(少ない)と判定する。
ステップSB3において車室外熱交換器33の着霜度合いが少ないと判定した場合には、ステップSB4に進む。ステップSB4では、送風モーター65bの電圧(Vb)を取り込む。送風モーター65bの電圧(Vb)を取り込むことで送風量を間接的に得ることができる。
その後、ステップSB5に進み、送風モーター65bの電圧(Vb)がV1よりも高いか否か判定する。判定基準値のV1は、乗員が強い暖房を望んでいるか否かを判定できる値である。すなわち、強い暖房を望んでいる場合(要求暖房能力が所定よりも高い場合)には、大風量を得るため送風モーター65bの電圧(Vb)がV1よりも高くなるように空調制御装置22により制御されており、一方、弱暖房でよい場合(要求暖房能力が所定以下の場合)には、送風モーター65bの電圧(Vb)がV1以下となるように空調制御装置22により制御される。
ステップSB5は、要求される暖房能力を得るステップであり、要求暖房能力検出部22bで行われる。
そして、ステップSB5でYESと判定されて送風モーター65bの電圧(Vb)がV1よりも高い場合には、ステップSB6に進んで暖房優先除霜運転モードを選択し、ヒートポンプ装置20及び車室内空調ユニット21が上記暖房優先除霜運転モードとなるように空調制御装置22により制御される。
この暖房優先除霜運転モードでは、下流側車室内熱交換器31に送風されるので、暖房能力を確保しながら、車室外熱交換器33の表面温度を上昇させて車室外熱交換器33の除霜を行うことができる。
ステップSB6に続くステップSB7では、空気加熱器61をONにして空調用空気を加熱する。これにより、車室に吹き出す調和空気の温度を高めることができる。
ステップSB7に続くステップSB8では、車室外熱交換器33の除霜が完了したか否かを判定する。ステップSB8における除霜判定としては、例えばタイマを用い、暖房優先除霜運転モードが開始されてから経過した時間が所定時間(例えば1分)経過した場合に、除霜が完了したと判定してもよいし、上記した外気温度TGと車室外熱交換器33を通過した空気温度との差に基づいて判定してもよい。
ステップSB8でYESと判定されて車室外熱交換器33の除霜が完了している場合には、エンドに進み、NOと判定されて車室外熱交換器33の除霜が完了していない場合には、ステップSB6に戻り、暖房優先除霜運転モードを継続する。
ステップSB5においてNOと判定されて送風モーター65bの電圧(Vb)がV1以下である場合には、ステップSB9に進んで除霜優先除霜運転モードを選択し、ヒートポンプ装置20及び車室内空調ユニット21が上記除霜優先除霜運転モードとなるように空調制御装置22により制御される。
この除霜優先除霜運転モードでは、下流側車室内熱交換器31へ送風されなくなる、即ち、暖房運転モード時及び暖房優先除霜運転モード時に比べて下流側車室内熱交換器31へ送風量が低下する。これにより、車室外熱交換器33に流入する高圧冷媒の温度が上記暖房優先除霜運転モードに比べて高くなるので、車室外熱交換器33の除霜をより一層早期に、かつ、確実に行うことが可能になる。
次いでステップSB10に進み、車室外熱交換器33の除霜が完了したか否かを判定し、車室外熱交換器33の除霜が完了している場合にはエンドに進み、除霜が完了していない場合には、ステップSB9に戻り、除霜優先除霜運転モードを継続する。
ステップSB3において車室外熱交換器33の着霜量が多いと判定した場合には、ステップSB11に進む。ステップSB11では、強除霜運転モードを選択し、ヒートポンプ装置20及び車室内空調ユニット21が上記強除霜運転モードとなるように空調制御装置22により制御される。
この強除霜運転モードでは、下流側車室内熱交換器31を流通しない高圧冷媒が車室外熱交換器33に流入することになるので、車室外熱交換器33の表面温度が他の除霜モードに比べて上昇し、これにより、車室外熱交換器33の除霜を早期に、かつ、確実に行うことが可能になる。
その後、ステップSB12に進み、空気加熱器61をONにして空調用空気を加熱する。
ステップSB12に続くステップSB13では、送風モーター65bの電圧(Vb)を0.5Vだけ低下させる。これにより、暖房運転モードから除霜運転モードへの切替時に、送風機65による送風量を減少させることができる。尚、送風モーター65bの電圧(Vb)の低下度合いは、0.5Vに限られるものではなく、任意に設定することができる。
次いでステップSB14に進み、ステップSB8と同じ判定を行い、車室外熱交換器33の除霜が完了している場合には、エンドに進み、車室外熱交換器33の除霜が完了していない場合には、ステップSB11に戻り、強除霜運転モードを継続する。
以上説明したように、この実施形態にかかる車両用空調装置1によれば、暖房運転モードで運転すると、下流側及び上流側車室内熱交換器31,32が放熱器となるので、送風機65により送風された空調用空気を2つの熱交換器で加熱することが可能になる。よって、要求暖房能力が高い場合に十分に対応可能な暖房能力を得ることができる。
暖房運転モードでの運転中に車室外熱交換器33が着霜すると、要求暖房能力を検出して要求暖房能力が低い場合には、除霜優先除霜運転モードを選択して下流側車室内熱交換器31への送風量を低下させる。これにより、下流側車室内熱交換器31での放熱量が低下するので、車室外熱交換器33に供給される高圧冷媒の温度が高まる。従って、車室外熱交換器33の除霜が短時間で、かつ、確実に行われる。また、このとき要求暖房能力が高くないので、下流側車室内熱交換器31への送風量が低下しても乗員が違和感を感じにくい。
一方、要求暖房能力が高い場合には、下流側車室内熱交換器31への送風量が上述した場合よりも多いので、高い暖房能力が得られ、乗員が違和感を感じにくくなる。
したがって、乗員の快適性悪化を最小限に抑えて車室外熱交換器33の除霜を行うことができる。
また、上流側車室内熱交換器32への高圧冷媒の供給を停止する強除霜運転モードでは上流側車室内熱交換器32での放熱が抑制される。これにより、車室外熱交換器33に供給される高圧冷媒の温度が高まるので、車室外熱交換器33の除霜をより一層短時間で、かつ、確実に行うことができる。
また、車室外熱交換器33の着霜度合いに応じて強い除霜運転(強除霜運転モード)と弱い除霜運転(暖房優先除霜運転モード、除霜優先除霜運転モード)とに切り替えることができるので、乗員の快適性と早期の除霜とを両立することができる。
また、送風機65による送風状態に基づいて要求暖房能力を判定するようにしたので、要求暖房能力の高低を正確に得ることができる。
また、暖房運転モードから強除霜運転モードへの切替時に送風量を減少させることができるので、強除霜運転モード時に車室に低温の調和空気が吹き出す量を低減でき、乗員が違和感を感じにくくすることができる。
また、定常運転時における吹出空気温度センサ75の検出結果に基づいて車室外熱交換器33の着霜度合いを得るように構成したので、車室外熱交換器33の着霜度合い把握して除霜運転モードを適切に切り替えることができる。
また、暖房運転モードから暖房優先除霜運転モード、強除霜運転モードへの切替時に空気加熱器61により空調用空気を加熱するようにしているので、除霜運転モードへ切り替わった際に車室に低温の調和空気が吹き出す量を低減でき、乗員が違和感を感じにくくすることができる。
また、空調制御装置22は、暖房運転モードから除霜運転モードへの切替時に、車室に供給する調和空気の温度が上昇する側にエアミックスダンパ62の開度を補正するように構成されていてもよい。これにより、除霜運転モードへ切り替わった際に車室に低温の調和空気が吹き出す量を低減でき、乗員が違和感を感じにくくすることができる。
また、図13に示す変形例1のように、ヒートポンプ装置20の暖房運転モード時における高圧側の冷媒(高圧冷媒)の圧力を検出する高圧冷媒圧力検出センサ89を設け、着霜判定部22aにおいて、高圧冷媒圧力検出センサ89の検出結果に基づいて車室外熱交換器33の着霜度合いを得るようにしてもよい。
すなわち、車室外熱交換器33の着霜度合いと高圧冷媒の圧力とには相関があり、車室外熱交換器33の着霜度合いが高くなるほど、高圧冷媒の圧力が低くなる。従って、高圧冷媒の圧力を検出することで、車室外熱交換器33の着霜度合いを直接検出することなく、把握することが可能になる。
また、図14に示す変形例2のように、車室外熱交換器33の冷媒の過熱度を検出するための低圧側冷媒圧力検出センサ90と、出口側温度センサ91とを設けてもよい。
低圧側冷媒圧力検出センサ90は、ヒートポンプ装置20の低圧側の冷媒圧力を検出するためのものであり、第2主冷媒配管42の車室外熱交換器33に近い側に位置している。低圧側冷媒圧力検出センサ90は、左側管部A近傍の冷媒圧力を検出する。
出口側温度センサ91は、車室外熱交換器33における暖房運転モード時の冷媒出口側の配管を流通する冷媒の温度を検出するためのものであり、低圧側冷媒圧力検出センサ90と同様に、第2主冷媒配管42の車室外熱交換器33に近い側に位置している。出口側温度センサ91は、左側管部A近傍の冷媒圧力を検出する。
低圧側冷媒圧力検出センサ90及び出口側温度センサ91は、本発明の過熱度検出手段であり、空調制御装置22に接続されている。
低圧側冷媒圧力検出センサ90により検出された圧力と出口側温度センサ91により検出された温度とにより冷媒過熱度を求める。定常運転時における冷媒過熱度の低下速度が速いほど車室外熱交換器33の着霜度合いが高いと判定する。
また、着霜判定部22aは、ファンモーター38の電流値に基づいて車室外熱交換器33の着霜度合いを得るように構成してもよい。すなわち、車室外熱交換器33の着霜度合いと、クーリングファン37を駆動するファンモーター38の電流値の変化とには相関があり、車室外熱交換器33の着霜度合いが高くなるほど、通風抵抗が増えてファンモーター38の消費電流が多くなる。従って、ファンモーター38の消費電流を検出することで、車室外熱交換器33の着霜度合いを直接検出することなく、把握することが可能になる。
また、上記実施形態では、ヒートポンプ装置20の運転モードとして除湿暖房運転モードにも切り替え可能にしているが、これに限らず、除湿暖房運転モードを無くしてもよい。
また、上記実施形態では、車両用空調装置1を電気自動車に搭載する場合について説明したが、これに限らず、例えばエンジンと走行用モーターとを備えたハイブリッド自動車に車両用空調装置1を搭載することも可能である。
以上説明したように、本発明にかかる車両用空調装置は、例えば電気自動車やハイブリッド車に搭載することができる。
1 車両用空調装置
20 ヒートポンプ装置
21 車室内空調ユニット
22 空調制御装置
22a 着霜判定部(着霜判定手段)
22b 要求能力検出部(要求能力検出手段)
30 電動コンプレッサ(圧縮機)
31 下流側車室内熱交換器(第1車室内熱交換器)
32 上流側車室内熱交換器(第2車室内熱交換器)
33 車室外熱交換器
37 クーリングファン(室外ファン)
38 ファンモーター
41〜44 第1〜第4主冷媒配管
61 空気加熱器
62 エアミックスダンパ(送風量変更手段)
65 送風機
89 高圧冷媒圧力検出センサ
90 低圧側冷媒圧力検出センサ(過熱度検出手段)
91 出口側温度センサ(過熱度検出手段)

Claims (11)

  1. 冷媒を圧縮する圧縮機と、車室内に配設される第1車室内熱交換器及び第2車室内熱交換器と、車室外に配設される車室外熱交換器とを含むヒートポンプ装置と、
    上記第1車室内熱交換器及び上記第2車室内熱交換器を収容するとともに、該第1車室内熱交換器及び該第2車室内熱交換器に空調用空気を送風する送風機と、上記第1車室内熱交換器への送風量を変更する送風量変更手段とを有し、調和空気を生成して車室に供給するように構成された車室内空調ユニットとを備えた車両用空調装置であって、
    上記車室外熱交換器が吸熱器として作用した際に該車室外熱交換器に霜が付着しているか否かを判定する着霜判定手段と、
    要求される暖房能力を得る要求暖房能力検出手段と、
    上記ヒートポンプ装置及び上記車室内空調ユニットを制御する空調制御装置とを備えており、
    上記ヒートポンプ装置は、上記空調制御装置により、
    上記第1車室内熱交換器及び上記第2車室内熱交換器を放熱器とし、上記車室外熱交換器を吸熱器として作用させる暖房運転モードと、
    上記車室外熱交換器の除霜を行う除霜運転モードとを含む複数の運転モードに切り替えられ、
    上記空調制御装置は、上記暖房運転モード時に上記着霜判定手段により上記車室外熱交換器が着霜していると判定された場合に、上記要求暖房能力検出手段により要求暖房能力が所定以下と検出されたときには、所定よりも高いと検出された場合に比べて上記第1車室内熱交換器への送風量が低下するように上記送風量変更手段を制御することを特徴とする車両用空調装置。
  2. 請求項1に記載の車両用空調装置において、
    上記ヒートポンプ装置は、上記空調制御装置により、上記第2車室内熱交換器への高圧冷媒の供給を停止する強除霜運転モードに切り替えられることを特徴とする車両用空調装置。
  3. 請求項2に記載の車両用空調装置において、
    上記着霜判定手段は、上記車室外熱交換器の着霜度合いを検出するように構成され、
    上記空調制御装置は、上記着霜判定手段により検出された上記車室外熱交換器の着霜量に応じて除霜運転モードを切り替えるように構成されていることを特徴とする車両用空調装置。
  4. 請求項1に記載の車両用空調装置において、
    上記要求暖房能力検出手段は、上記送風機による送風状態を得て、送風量が所定以上の場合は所定よりも少ない場合に比べて要求暖房能力が高いと判定するように構成されていることを特徴とする車両用空調装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1つに記載の車両用空調装置において、
    上記送風量変更手段は、上記第1及び第2車室内熱交換器を通過する空気割合を変更するダンパであり、
    上記空調制御装置は、暖房運転モードから除霜運転モードへの切替時に、車室に供給する調和空気の温度が上昇する側に上記ダンパの開度を補正するように構成されていることを特徴とする車両用空調装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1つに記載の車両用空調装置において、
    上記車室内空調ユニットは、空調用空気を加熱する電気式空気加熱器を備え、
    上記空調制御装置は、暖房運転モードから除霜運転モードへの切替時に、上記空気加熱器を作動させるように構成されていることを特徴とする車両用空調装置。
  7. 請求項1から6のいずれか1つに記載の車両用空調装置において、
    上記空調制御装置は、暖房運転モードから除霜運転モードへの切替時に、上記送風機による送風量を減少させるように構成されていることを特徴とする車両用空調装置。
  8. 請求項1から7のいずれか1つに記載の車両用空調装置において、
    上記ヒートポンプ装置の高圧冷媒の圧力を検出する高圧冷媒圧力検出センサを備え、
    上記着霜判定手段は、上記高圧冷媒圧力検出センサの検出結果に基づいて上記車室外熱交換器の着霜度合いを得るように構成されていることを特徴とする車両用空調装置。
  9. 請求項1から7のいずれか1つに記載の車両用空調装置において、
    上記車室内空調ユニットから吹き出す調和空気の温度を検出する吹出空気温度センサを備え、
    上記着霜判定手段は、定常運転時における上記吹出空気温度センサの検出結果に基づいて上記車室外熱交換器の着霜度合いを得るように構成されていることを特徴とする車両用空調装置。
  10. 請求項1から7のいずれか1つに記載の車両用空調装置において、
    上記車室外熱交換器の冷媒の過熱度を検出する過熱度検出手段を備え、
    上記着霜判定手段は、定常運転時における上記過熱度検出手段の検出結果に基づいて上記車室外熱交換器の着霜度合いを得るように構成されていることを特徴とする車両用空調装置。
  11. 請求項1から7のいずれか1つに記載の車両用空調装置において、
    上記車室外熱交換器に送風する室外ファンと、該室外ファンを駆動するファンモーターとを備え、
    上記着霜判定手段は、上記ファンモーターの電流値に基づいて上記車室外熱交換器の着霜度合いを得るように構成されていることを特徴とする車両用空調装置。
JP2012156253A 2012-02-28 2012-07-12 車両用空調装置 Pending JP2014019179A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012156253A JP2014019179A (ja) 2012-07-12 2012-07-12 車両用空調装置
PCT/JP2013/001127 WO2013128897A1 (ja) 2012-02-28 2013-02-26 車両用空調装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012156253A JP2014019179A (ja) 2012-07-12 2012-07-12 車両用空調装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014019179A true JP2014019179A (ja) 2014-02-03

Family

ID=50194588

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012156253A Pending JP2014019179A (ja) 2012-02-28 2012-07-12 車両用空調装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014019179A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015145714A1 (ja) * 2014-03-28 2015-10-01 日立アプライアンス株式会社 空気調和機
WO2019017105A1 (ja) * 2017-07-17 2019-01-24 株式会社デンソー 車載冷凍装置
FR3127446A1 (fr) * 2021-09-29 2023-03-31 Valeo Systemes Thermiques Module de refroidissement pour un véhicule automobile électrique ou hybride

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60188767A (ja) * 1984-03-07 1985-09-26 シャープ株式会社 空気調和機
JPS63213765A (ja) * 1987-02-27 1988-09-06 ダイキン工業株式会社 冷凍装置
JPH0661524U (ja) * 1993-02-15 1994-08-30 株式会社日本クライメイトシステムズ 車両用空調装置
JPH09142139A (ja) * 1995-09-22 1997-06-03 Denso Corp 車両用空調装置
JPH10338025A (ja) * 1997-06-10 1998-12-22 Honda Motor Co Ltd 車両用空調装置
JPH1122514A (ja) * 1997-07-04 1999-01-26 Nissan Motor Co Ltd 車両用エンジン
JP2000313224A (ja) * 1999-04-28 2000-11-14 Denso Corp 車両用空調装置
JP2001030744A (ja) * 1999-07-26 2001-02-06 Denso Corp 冷凍サイクル装置
JP2003211947A (ja) * 2002-01-18 2003-07-30 Denso Corp 車両用空調装置
JP2010111222A (ja) * 2008-11-05 2010-05-20 Denso Corp 車両用空調装置

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60188767A (ja) * 1984-03-07 1985-09-26 シャープ株式会社 空気調和機
JPS63213765A (ja) * 1987-02-27 1988-09-06 ダイキン工業株式会社 冷凍装置
JPH0661524U (ja) * 1993-02-15 1994-08-30 株式会社日本クライメイトシステムズ 車両用空調装置
JPH09142139A (ja) * 1995-09-22 1997-06-03 Denso Corp 車両用空調装置
JPH10338025A (ja) * 1997-06-10 1998-12-22 Honda Motor Co Ltd 車両用空調装置
JPH1122514A (ja) * 1997-07-04 1999-01-26 Nissan Motor Co Ltd 車両用エンジン
JP2000313224A (ja) * 1999-04-28 2000-11-14 Denso Corp 車両用空調装置
JP2001030744A (ja) * 1999-07-26 2001-02-06 Denso Corp 冷凍サイクル装置
JP2003211947A (ja) * 2002-01-18 2003-07-30 Denso Corp 車両用空調装置
JP2010111222A (ja) * 2008-11-05 2010-05-20 Denso Corp 車両用空調装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2015145714A1 (ja) * 2014-03-28 2015-10-01 日立アプライアンス株式会社 空気調和機
CN105980784A (zh) * 2014-03-28 2016-09-28 江森自控日立空调技术(香港)有限公司 空调机
JPWO2015145714A1 (ja) * 2014-03-28 2017-04-13 ジョンソンコントロールズ ヒタチ エア コンディショニング テクノロジー(ホンコン)リミテッド 空気調和機
CN105980784B (zh) * 2014-03-28 2018-12-11 日立江森自控空调有限公司 空调机
US10222108B2 (en) 2014-03-28 2019-03-05 Hitachi-Johnson Controls Air Conditioning, Inc. Air conditioner
WO2019017105A1 (ja) * 2017-07-17 2019-01-24 株式会社デンソー 車載冷凍装置
FR3127446A1 (fr) * 2021-09-29 2023-03-31 Valeo Systemes Thermiques Module de refroidissement pour un véhicule automobile électrique ou hybride

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6068229B2 (ja) 車両用空調装置
JP6323489B2 (ja) ヒートポンプシステム
WO2013128899A1 (ja) 車両用空調装置
JP5468982B2 (ja) 車両用空気調和装置
WO2014016981A1 (ja) 車両用空調装置
JP6209391B2 (ja) 車両用空調装置
WO2013128897A1 (ja) 車両用空調装置
JP6204110B2 (ja) 車両用空調装置
JP6383854B2 (ja) 車両用空調装置
JP5510374B2 (ja) 熱交換システム
JP2014019179A (ja) 車両用空調装置
JP5912052B2 (ja) 車両用空調装置
JP5617596B2 (ja) 車両用空気調和装置
JP6049339B2 (ja) 車両用空調装置
JP2013177038A5 (ja)
JP6126429B2 (ja) 車両用空調装置
JP5948101B2 (ja) 車両用空調装置
JP6228263B2 (ja) 車両用空調装置
JP6049313B2 (ja) 車両用空調装置
JP6049338B2 (ja) 車両用空調装置
JP5904882B2 (ja) 車両用空調装置
JP2005247114A (ja) 車両用空調装置
JP6009176B2 (ja) 車両用空調装置
JP2014019177A (ja) 車両用空調装置
JP2023025323A (ja) 車両用空調システムおよび車両用空調方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150422

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160405

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20161011