JPH0661316U - 穴抜き装置 - Google Patents

穴抜き装置

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Publication number
JPH0661316U
JPH0661316U JP411193U JP411193U JPH0661316U JP H0661316 U JPH0661316 U JP H0661316U JP 411193 U JP411193 U JP 411193U JP 411193 U JP411193 U JP 411193U JP H0661316 U JPH0661316 U JP H0661316U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
punching
die
urethane
hole
mold
Prior art date
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Pending
Application number
JP411193U
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English (en)
Inventor
雅統 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Araco Corp
Original Assignee
Araco Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Araco Corp filed Critical Araco Corp
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Publication of JPH0661316U publication Critical patent/JPH0661316U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 煩雑な型調整を要することなく、抜きバリ、
抜きダレ、マクレ等の不具合を防止する。 【構成】 素材9を挟んで穴抜きする下型8と上型1と
を備える。下型8には穴抜きダイ7が設けられる。上型
1には穴抜きダイ7に対応しかつそのダイ7の穴の形状
よりも大きい外形の穴抜き端面をもつウレタン等の穴抜
き用弾性材2が設けられる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、鉄板あるいはその他の金属板等の素材に穴抜き加工を施す穴抜き装 置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の穴抜き装置の一例が図5に断面図で示されている。この穴抜き装置は、 ポンチ挿通穴22aをもつ下型22と、その下型22上に素材(例えば鉄板)2 6を挟み込む板押え21と、ポンチホルダー25によって穴抜きポンチ24を支 持した上型23とを備えている。 前記素材26に穴抜き加工を施す場合、素材26を板押え(パットともいう) 21と下型22との間に挟み込み、上型23を下降させることにより、上型23 の穴抜きポンチ24によって素材26に穴抜き加工が施される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来の穴抜き装置によると、下型22のポンチ挿通穴22aと穴抜きポン チ24とのクリアランスのバランスによって図6の説明図で示されるように加工 品26aに各種の不具合が発生する。 図6において、(a)は前記クリアランスが狭い場合に発生する抜きバリ27 、(b)は同クリアランスが広い場合に発生する抜きダレ28、(c)は下型2 2と板押え21が合っていない場合に発生するマクレ29がそれぞれ示されてい る。
【0004】 従って、前記不具合を防止するためには、あらかじめ下型22のポンチ挿通穴 22aの穴径と穴抜きポンチ24との穴抜き径を合わせたり、そのポンチ挿通穴 22aの中心と穴抜きポンチ24の中心とを合わせたりする等の型調整を行わな ければならず、更にその型調整には多くの工数が必要であり、作業時間が例えば 穴1ヶ当たり約10時間というように長くかかる。
【0005】 そこで本考案は、前記した問題点を解決するためになされたものであり、その 目的は煩雑な型調整を要することなく、抜きバリ、抜きダレ、マクレ等の不具合 を防止することのできる穴抜き装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決する本考案の穴抜き装置は、素材を挟んで穴抜きする下型と上 型とを備え、前記下型には穴抜きダイが設けられ、前記上型には前記穴抜きダイ に対応しかつそのダイの穴の形状よりも大きい外形の穴抜き端面をもつウレタン 等の穴抜き用弾性材が設けられている。
【0007】
【作用】
前記手段によれば、素材を下型と上型との間に挟み込み、上型を下降させるこ とにより、穴抜き用弾性材の穴抜き端面が穴抜きダイに押しつけられる。このと き穴抜き用弾性材に発生する反力が穴抜き加工力となって素材に穴抜き加工が施 される。
【0008】
【実施例】
本考案の一実施例を図面にしたがって説明する。なお本例では、図2に二点鎖 線で示される矩形状をした鉄板製素材9から、同図に実線で示される開口穴10 を穴抜きした加工品9aを剪断加工する穴抜き装置について述べる。
【0009】 穴抜き装置を断面図で示した図1において、この装置は、素材9を挟んで穴抜 きする下型8と上型1とを備えている。 まず下型8について述べる。下型8の主体をなす下型本体8aの型合わせ面の 中央部には、リング形状をなしその穴を穴抜き用穴7aとする穴抜きダイ7が設 けられている。また下型本体8aの型合わせ面の外周部には下型切刃6が設けら れている。
【0010】 次に上型1について述べる。上型1の主体をなす上型本体1aの型合わせ面に は、前記下型本体8a上の素材9の外周部を抑えるパット4が昇降可能に設けら れている。パット4はその上側にパット用ウレタン3を有している。また上型本 体1aの型合わせ面の外周部には、前記下型切刃6に対応する上型切刃5が設け られている。 上型本体1aの型合わせ面の中央部には、前記穴抜きダイ7に対応しかつその ダイ7の穴抜き用穴7aの形状よりも大きい外形の穴抜き端面2aをもつ円柱形 状をした穴抜き用ウレタン2が取付ねじ11によって取り付けられている。なお 穴抜き用ウレタン2が本考案でいう穴抜き用弾性材に該当している。
【0011】 前記穴抜き装置の作動について図3の説明図を参照して述べる。 穴抜き加工前の状態が図3(a)に示されている。この状態では、上型1が下 型8から離れた上昇位置にあり、パット用ウレタン3および穴抜き用ウレタン2 が自由状態にある。まず下型8上に素材9が載せられる。 次に、上型1が下降することで、図3(b)に示されるように穴抜き用ウレタ ン2、パット4及び上型切刃5の各端面が素材9に面接触し、下型8と上型1と の間に素材9が挟み込まれる。
【0012】 続いて、上型1が下降することで、穴抜き用ウレタン2及びパット用ウレタン 3が圧縮させられていく。これにより下型切刃6に上型切刃5がかみあい、素材 9の外周部が剪断させられる(図1参照)。なおこの剪断によってできるスクラ ップに符号9cを付した。 さらに、上型1が下降して穴抜き用ウレタン2の穴抜き用端面2aが穴抜きダ イ7に強く押しつけられると、このとき穴抜き用ウレタン2に発生する反力が穴 抜き加工力となって素材9に穴抜き加工が施される。この状態が図3(c)に示 されている。なおこの穴抜きによってできるスクラップに符号9bを付した。 そして、上型1が原状位置に上昇された後、上記のようにして製造された加工 品(図2参照)が下型8上から取り出される。
【0013】 なお図4の説明図に示されるように、穴抜き用ウレタン2の穴抜き用端面2a の外形の範囲内に穴抜きダイ7の穴抜き用穴7aの形状がおさまる、すなわち穴 抜き用端面2aの外形が穴抜き用穴7aの穴形状よりも大きければ穴抜き加工が 可能であり、穴抜き用ウレタン2に特別な加工を必要としない。
【0014】 前記穴抜き装置によれば、上型1の穴抜き用ウレタン2が下型8の穴抜きダイ 7の穴形状に応じて弾性変形することにより素材9に穴抜き加工が施されるもの であるから、従来の穴抜きポンチを使用する穴抜き装置(図5参照)と比べて次 のような利点が得られる。 すなわち、穴抜きポンチの穴抜き径と、穴抜きダイ7の穴径とを合わせる必要 がなく、穴抜きポンチの中心と穴抜きダイ7の中心を合わせる必要もない。従っ て煩雑な型調整を必要としないので、抜きバリ、抜きダレ、マクレ等の不具合を 容易に防止することができる。
【0015】 また前記穴抜き装置による次のような付随的効果も認められる。穴抜き用ウレ タン2によると、穴抜きポンチに生じる刃こぼれによる品質不良の心配がなくな る。また穴抜き用ウレタン2は、上型本体1aに直接取り付けないで例えばパッ ト4に取り付けることも可能で設計変更に大幅に対応することができる。また穴 抜き用ウレタン2の設置にホルダー等の取付スペースを必要としないので、容易 に穴抜き個数を追加することが可能である。
【0016】
【考案の効果】
本考案によれば、上型の穴抜き用弾性材が下型の穴抜きダイの穴形状に応じて 弾性変形することにより素材に穴抜き加工が施されるものであるから、従来装置 に必要とされた煩雑な型調整を要することなく、抜きバリ、抜きダレ、マクレ等 の不具合を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】穴抜き装置を示す断面図である。
【図2】製品を示す斜視図である。
【図3】穴抜き装置の作動説明図である。
【図4】穴抜き用弾性材の穴抜き端面の説明図である。
【図5】従来例を示す断面図である。
【図6】加工品に発生する不具合の説明図である。
【符号の説明】
1 上型 2 穴抜き用ウレタン(弾性材) 7 穴抜きダイ 8 下型 9 素材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 素材を挟んで穴抜きする下型と上型とを
    備え、前記下型には穴抜きダイが設けられ、前記上型に
    は前記穴抜きダイに対応しかつそのダイの穴の形状より
    も大きい外形の穴抜き端面をもつウレタン等の穴抜き用
    弾性材が設けられた穴抜き装置。
JP411193U 1993-01-18 1993-01-18 穴抜き装置 Pending JPH0661316U (ja)

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JP411193U JPH0661316U (ja) 1993-01-18 1993-01-18 穴抜き装置

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JP411193U JPH0661316U (ja) 1993-01-18 1993-01-18 穴抜き装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0661316U true JPH0661316U (ja) 1994-08-30

Family

ID=11575681

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP411193U Pending JPH0661316U (ja) 1993-01-18 1993-01-18 穴抜き装置

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JP (1) JPH0661316U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2013039102A1 (ja) * 2011-09-16 2015-03-26 松陽産業株式会社 板状材料の孔開け方法および孔開け装置

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