JPH0661299A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

Info

Publication number
JPH0661299A
JPH0661299A JP20864292A JP20864292A JPH0661299A JP H0661299 A JPH0661299 A JP H0661299A JP 20864292 A JP20864292 A JP 20864292A JP 20864292 A JP20864292 A JP 20864292A JP H0661299 A JPH0661299 A JP H0661299A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor chip
substrate
heat dissipation
semiconductor device
dissipation plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP20864292A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2770664B2 (ja
Inventor
Mitsuo Sato
充男 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP20864292A priority Critical patent/JP2770664B2/ja
Publication of JPH0661299A publication Critical patent/JPH0661299A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2770664B2 publication Critical patent/JP2770664B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Wire Bonding (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】高密度実装(多ピン)かつ低熱抵抗の半導体装
置を容易に製作可能な半導体装置の構造及び製造方法を
提供する。 【構成】半導体チップ1と基板4を接続するTABリー
ド5の外部端子列間距離よりも放熱板3の外径を小さく
とることにより、半導体チップ1と放熱板3を接着し、
放熱径路を確保したうえで、半導体チップと基板4とを
TAB接続により行なうことが出来るため、高密度実装
かつ、低熱抵抗の半導体装置を容易に製作することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置及びその製造
方法に関し、特に高密度実装かつ低熱抵抗の半導体装置
及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の半導体装置を示す断面図で
あり、図4において半導体チップ1はAgペースト等の
接着剤2を介して放熱板兼キャップ16に接合され、該
キャップと基板4はシーム溶接により気密封止してい
る。また、前記半導体チップ1と前記基板4とはシリコ
ンゴム17により相対的位置決めを行ないTAB5によ
り電気的に接続している。
【0003】次にこの構造の半導体装置を製造する製造
方法について説明する。
【0004】まず、半導体チップにTAB5を接続す
る。次にTAB5の外部リード部を適切な長さに切断
し、中央に半導体チップより小さいサイズのシリコンゴ
ム17を接着した基板4の内部端子11にTAB接続す
る。このときシリコンゴムの厚さにより半導体チップの
高さ方向の位置決めを行なう。
【0005】次に、半導体チップ1の裏面にAgペース
トを塗布し、キャップ兼放熱板16をかぶせ半導体チッ
プとキャップを接続する。Agペーストが硬化した後、
キャップの外周と基板上のシーリング15との間でシー
ム溶接にて封止して半導体装置を得ていた。
【0006】また、半導体装置内にチップコン等の機能
部品を搭載する場合は、基板4に機能部品塔載用凹部1
9を設け、機能部品13を搭載していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の半導体装置にお
いて、半導体チップで裏面→Agペースト→キャップと
いう経路で放熱している。従来の半導体装置ではTAB
リードとシリコンゴムで支持された半導体チップとキャ
ップ兼放熱板を接続することになるが、その際に、半導
体チップの傾きやシリコンゴムの厚さ及び基板への接着
状態による半導体チップ裏面高さのばらつきを生じるた
め、半導体チップとキャップ兼放熱板の接着剤であるA
gペーストの接着後の厚さにばらつきを生じる。また
は、ボイド、剥離を生じる等半導体チップとキャップ兼
放熱板との接着が不完全になるため熱抵抗が大きくな
り、動作時の半導体チップの温度が上昇し、半導体装置
が動作しなくなるとか、または半導体チップが破壊に至
るという不具合が有った。
【0008】本発明の目的は、高密度実装で、かつ低熱
抵抗の半導体装置およびその製造方法を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明の半
導体装置は、従来の半導体装置におけるキャップ兼放熱
板を放熱板とリング状キャップに分割し半導体チップを
接着している放熱板の外径より半導体装置と基板の内部
端子とを電気的に接続するTAB電極の端子列間の利距
離が大きくかつ、封止用キャップがリング状であること
を特徴として構成される。
【0010】また、本発明の第2の発明の半導体装置の
製造方法は、半導体チップを放熱板に確実に接着した後
に、半導体チップと基板を電気的に接続し、その後リン
グ状キャップを被せ機密封止するということを特徴とし
て構成される。
【0011】
【作用】基板と接続するための電極端子列間距離が放熱
板の外形よりも大きいために、半導体チップを放熱板に
確実に接着した後に半導体チップと基板の接続が可能に
なり、所望の電気特性及び熱抵抗が再現性良く得ること
ができる。
【0012】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
【0013】図1は本発明の一実施例の半導体装置の断
面図である。
【0014】図において、半導体チップ1は熱伝導性の
良好な接着剤2を介して放熱板3に接合されている。こ
の放熱板3は例えばAlNセラミックのような熱伝導の
良好な材料よりなり、半導体チップ搭載用凹部7及びシ
ーム溶接用のシールリング8及びその四隅に基板4への
取付け用脚部9を備える。該脚部の先端に高さ調節用ス
ペーサ10を備える。
【0015】また半導体チップ1と基板4との電気的接
続はTAB5により行ない、該基板4は例えばAl2
3 の積層セラミック多層配線基板により形成され内部端
子11と外部端子12の接続及びチップコンデンサ等機
能部品13の搭載も部品搭載用凹部を形成する複雑な構
造にすることなしに可能である。
【0016】さらに、本実施例の半導体装置はリング状
キャップ6を用い、内周、外周をシーム溶接により機密
封止する。
【0017】上述のごとき構成の半導体装置の製造方法
を図2を用いて説明する。
【0018】まず、半導体チップ1を放熱板3に接着剤
2を介してダイマウントする。ここで接着剤2はAgペ
ースト等の熱伝導の良い接着剤を使用すると良い。この
状態が図2(a)である。このダイマウント工程は従来
半導体装置におけるリードフレームまたはセラミックケ
ースへのダイマウント技術で実現可能なため確実な接着
と放熱経路の確保が可能である。従来の半導体装置では
接着剤の厚さは30〜100μmとばらつきが大きいが
20+15〜20−5μmを実現している。
【0019】次に、半導体チップ1のバンプ18にTA
B5の内部端子を接続し、TABのサスペンダ部14を
放熱板3へ接続した後にTAB5の外部端子形成を行な
う。この状態が図2(b)である。放熱板3の半導体チ
ップ搭載用凹部7の堀込み量はTAB5のサスペンダ部
14を放熱板3へ接着したときにバンプ18からサスペ
ンダ部14までのTABリードは半導体チップ1の表面
と水平となる様に設定する。例えば、半導体チップ厚T
c=400μm、TAB5のサスペンダ厚Ts=200
μmとすと掘込量は接着剤2の厚さとバンプ18の高さ
を合計100μmとすると掘り込み深さHは、H=Tc
−Ts+100=300(μm)程度が適当である。
【0020】次に、放熱板3を支持し基板4の内部端子
11とTAB5の外部端子とを位置合わせを行ない接続
し、放熱板の脚部9を基板4へ固定する。この状態が図
2(c)である。ここでTAB5の外部端子列間距離
(eL )が放熱板3の外形(eH )よりも大きいため、
放熱板3を支持して従来のTAB実装の技術で基板4へ
の接続が可能である。またTAB5のサスペンダ部14
を固定しているため、バンプ18にかかる応力が緩和で
き、TAB接続が不完全になることを防ぐ。
【0021】次にリング状キャップ6を被せシーリング
8とシーム溶接する。
【0022】次にリング状キャップ6とシーリング15
をシーム溶接する。ここでリング状キャップ6とシーリ
ング15の高さ方向の位置のばらつきを高さ調整用スペ
ーサ10で吸収し封止することが可能である。例えば高
さ調整用スペーサ10はシリコンゴム等の400℃程度
の耐熱性と柔軟性を持った素材を使用する。
【0023】以上の製造工程により本実施例の半導体装
置を得る。
【0024】図3は本発明の第2の実施例を示す断面図
である。
【0025】図において、半導体チップ1は熱伝導性の
良好な接着剤2を介して放熱板3に接合されている。こ
の放熱板3は例えばAlNセラミックのような熱伝導の
良好な材料よりなり、半導体チップ搭載用凹部7及びロ
ー付け封着用のAuまたはSnまたは半田のメッキパタ
ーン20及び基板4への取付け用脚部9を備える。
【0026】また、半導体チップ1と基板4との電気的
接続はTAB5により行ない、該基板4は例えばAl2
3 の積層セラミック多層配線基板により形成され内部
端子11と外部端子12の接続及びチップコンデンサ等
機能部品13の搭載も可能であり、内部端子11と同一
面の外周部にロー付け封着用のAuまたはSnまたは半
田のメッキパターン21を備える。
【0027】さらに、本実施例の半導体装置はリング状
キャップ6を用い内周及び外周を半田等の低融点金属ロ
ー材22,23によりロー付け封着する。
【0028】上述のごとき構成の半導体装置の製造方法
を説明する。
【0029】半導体チップ1のダイマウント工程から放
熱板3の基板4への取り付け及び、TAB5の外部端子
を基板の内部端子11へ接続するまでは第一の実施例と
同一の製造方法で製造する。
【0030】次に、メッキパターン20の上に低融点金
属22を配しまたメッキパターン21上に低融点金属2
3を配した後リング状キャップ6を被せ半導体装置全体
を加熱することによりロー付け封止する。このときリン
グ状キャップ6内周部とメッキパターン20同様にリン
グ状キャップ6の外周部とメッキパターン21の高さ方
向の位置のばらつきは、低融点金属の厚みにより吸収す
る。
【0031】以上の製造工程により本実施例の半導体装
置を得る。
【0032】本実施例の半導体装置は第1の実施例に比
較し、高さ調整用スペーサが無いため構造が単純とな
る。さらにリング状キャップ6の封止は第1の実施例で
は内周、外周を別々にシーム溶接するため2工程必要と
なるが、本実施例では1工程で封止が完了するため本実
施例は工程の短縮が可能である。
【0033】
【発明の効果】以上説明した様に本発明は、半導体チッ
プと放熱板を従来技術により確実に接合し、前記半導体
チップで発する熱の放熱経路を安定的に確保した後前記
半導体チップと基板とを電気的に接続及び機密封止が可
能なため、放熱性能が高くしかも均一な半導体装置を容
易に実現できるという効果を有する。
【0034】また、半導体チップ位置決めのシリコンゴ
ムを使用しないことにより、その分空間ができその空間
を利用し、チップコンデンサ等の機能部品を搭載可能で
あるため機能部品搭載用凹部を持たない単純な構造の基
板を使用できるため部品コストが低減できかつ、半導体
装置全体が高密度化できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の断面図である。
【図2】本発明の一実施例の各組立工程における断面図
である。
【図3】本発明の第2の実施例の断面図である。
【図4】従来の半導体装置の断面図である。
【符号の説明】
1 半導体チップ 2 接着剤 3 放熱板 4 基板 5 TAB 6 キャップ 7 半導チップ搭載用凹部 8 シールリング 9 脚部 10 高さ調整用スペーサ 11 内部端子 12 外部端子 13 機能部品 14 TABサスペンダ 15 シールリング 16 放熱板兼キャップ 17 シリコンゴム 18 バンプ 19 機能部品搭載用凹部 20 メッキパターン 21 メッキパターン 22 ロー材 23 ロー材 eL 外部端子列間距離 eH 放熱板の外形

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、前記基板とTAB接続された半
    導体チップと、前記半導体チップの一方向に接合された
    放熱板と、前記半導体チップを覆うように前記基板に取
    り付けられたリング状キャップを備えた半導体装置につ
    いて、前記放熱板の外形が前記TABの外部端子列間距
    離よりも小さく、かつ、前記放熱板として熱伝導性がア
    ルミナセラミックスに比較し良好な金属またはセラミッ
    クスを用い、かつ該放熱板の前記半導体チップの搭載面
    の四隅に脚部を有することを特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】 前記放熱板の半導体チップの搭載面に半
    導体チップ搭載用凹部を有し、該放熱板の凹部に半導体
    チップを搭載しかつ凸部にTABのサスペンダを接着す
    ることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記放熱板として熱伝導がアルミナセラ
    ミックよりも良好な金属またはセラミックスを用い、か
    つ該放熱板の半導体チップ搭載面の四隅に脚部を持ち、
    該脚部に高さ調整用スペーサを有することを特徴とする
    請求項1及び請求項2記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】 基板と、前記基板とTAB接続された半
    導体チップと、前記半導体チップの一方向に接合された
    放熱板と、前記半導体チップを覆うように前記基板に取
    り付けられたリング状キャップと備えた、半導体装置の
    製造方法において、前記半導体チップを放熱板に接着す
    る工程と、前記放熱板に接続された半導体チップと基板
    をTABにより電気的に接続する工程と、前記リング状
    キャップを前記放熱板上に被せ、前記リング状キャップ
    の両端面をシールリングを介してシーム溶接し気密封止
    する工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造
    方法。
JP20864292A 1992-08-05 1992-08-05 半導体装置及びその製造方法 Expired - Lifetime JP2770664B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20864292A JP2770664B2 (ja) 1992-08-05 1992-08-05 半導体装置及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20864292A JP2770664B2 (ja) 1992-08-05 1992-08-05 半導体装置及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0661299A true JPH0661299A (ja) 1994-03-04
JP2770664B2 JP2770664B2 (ja) 1998-07-02

Family

ID=16559627

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20864292A Expired - Lifetime JP2770664B2 (ja) 1992-08-05 1992-08-05 半導体装置及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2770664B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100356801B1 (ko) * 2000-10-06 2002-10-18 주식회사 하이닉스반도체 적층형 칩 스케일 패키지 및 그 제조방법
WO2018018937A1 (zh) * 2016-07-28 2018-02-01 广东欧珀移动通信有限公司 电路板和具有其的移动终端

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100356801B1 (ko) * 2000-10-06 2002-10-18 주식회사 하이닉스반도체 적층형 칩 스케일 패키지 및 그 제조방법
WO2018018937A1 (zh) * 2016-07-28 2018-02-01 广东欧珀移动通信有限公司 电路板和具有其的移动终端

Also Published As

Publication number Publication date
JP2770664B2 (ja) 1998-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2725448B2 (ja) 半導体装置
JP2000183222A (ja) 半導体装置およびその製造方法
JPH10223793A (ja) 半導体パッケージ
JPH10223792A (ja) 低熱伝導率のキャップを高熱伝導率の基板に固定する方法
JPS6149446A (ja) 樹脂封止型半導体装置
JP2770664B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JPH01168045A (ja) 気密封止回路装置
JP2792377B2 (ja) 半導体装置
JPH0661368A (ja) フリップチップ型半導体装置
JPS6041858B2 (ja) 半導体装置
JPH0810737B2 (ja) チップキャリア及びその製造方法
JPS63262858A (ja) 半導体装置
JPH03248449A (ja) ヒートシンク搭載型半導体装置
JP2985520B2 (ja) 半導体装置封止用セラミックス構造体およびその製造方法ならびにそのふた材
JPH08181168A (ja) 半導体装置
JP2746248B2 (ja) チップキャリア及びチップキャリアの半田付け方法
JPH1027866A (ja) 半導体集積回路装置およびその製造方法
JP2000208679A (ja) 化合物半導体素子
JP3420362B2 (ja) 半導体装置の実装構造
JPH0457344A (ja) 半導体装置の製造方法及び半導体装置
JP2522738B2 (ja) 半導体装置用セラミックスパッケ―ジ及び半導体装置
JPS63276258A (ja) 半導体集積回路装置
JPH06232201A (ja) 半導体装置
JPH04199668A (ja) リードフレーム、このリードフレームを用いた半導体装置およびこの半導体装置の組立方法
JPH05175251A (ja) 半導体装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19980317