JPH0661076A - 点火コイル用磁気回路装置 - Google Patents
点火コイル用磁気回路装置Info
- Publication number
- JPH0661076A JPH0661076A JP4209080A JP20908092A JPH0661076A JP H0661076 A JPH0661076 A JP H0661076A JP 4209080 A JP4209080 A JP 4209080A JP 20908092 A JP20908092 A JP 20908092A JP H0661076 A JPH0661076 A JP H0661076A
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- JP
- Japan
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- core
- outer peripheral
- magnetic circuit
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Abstract
(57)【要約】
【目的】この発明は間隙を最小限にして構成可能な、さ
らに省資源可能な磁石入りの点火コイル用磁気回路装置
を提供することを目的とする。 【構成】外周コア11はL字型にした第1および第2の外
周コア部材111 、112 で四辺形枠状に構成され、この枠
状体の2辺を結ぶようにした直線状の中心コア12が設定
される。外周コア部材111 、112 のそれぞれ直線部材3
1、33の先端部が直交する状態で連結されるもので、直
線部材31の先端に中心コア12の延びる方向と直交する方
向に延びる嵌合部材32が突設され、この嵌合部材32の内
周面が直線部材31の内周面と接触するようにしたスライ
ド面35を備えた切り欠き34に圧入される。この場合、切
り欠き34のスライド面35と反対側の面に逃がし部36が形
成される。そして、中心コア12の一方の端面と外周コア
部材111 との間に間隙13を形成し、この間隙13部に永久
磁石14が設定される。
らに省資源可能な磁石入りの点火コイル用磁気回路装置
を提供することを目的とする。 【構成】外周コア11はL字型にした第1および第2の外
周コア部材111 、112 で四辺形枠状に構成され、この枠
状体の2辺を結ぶようにした直線状の中心コア12が設定
される。外周コア部材111 、112 のそれぞれ直線部材3
1、33の先端部が直交する状態で連結されるもので、直
線部材31の先端に中心コア12の延びる方向と直交する方
向に延びる嵌合部材32が突設され、この嵌合部材32の内
周面が直線部材31の内周面と接触するようにしたスライ
ド面35を備えた切り欠き34に圧入される。この場合、切
り欠き34のスライド面35と反対側の面に逃がし部36が形
成される。そして、中心コア12の一方の端面と外周コア
部材111 との間に間隙13を形成し、この間隙13部に永久
磁石14が設定される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、1次コイルおよび2
次コイルを備え、1コイルに電流を流すことによって蓄
積された磁気エネルギに基づいて2次コイルに誘起され
る高電圧電力によって点火栓を放電させる点火コイル用
磁気回路装置に関する。
次コイルを備え、1コイルに電流を流すことによって蓄
積された磁気エネルギに基づいて2次コイルに誘起され
る高電圧電力によって点火栓を放電させる点火コイル用
磁気回路装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関に設定される点火栓に対して点
火用の放電電力を供給する点火コイルは、例えば特開平
1−257311号公報、特開平1−91405号公報
に示されるように、1次および2次コイルの巻装された
鉄心によって閉磁気回路を構成すると共に、この磁気回
路内に間隙部を形成して、この磁気回路を横切るように
設定され間隙部に永久磁石を介在させるように構成され
る。
火用の放電電力を供給する点火コイルは、例えば特開平
1−257311号公報、特開平1−91405号公報
に示されるように、1次および2次コイルの巻装された
鉄心によって閉磁気回路を構成すると共に、この磁気回
路内に間隙部を形成して、この磁気回路を横切るように
設定され間隙部に永久磁石を介在させるように構成され
る。
【0003】この様な点火コイルにあっては、1次コイ
ルに電流を流すことにより鉄心が励磁されて電気エネル
ギが蓄積され、1次コイルに対する電流を遮断すること
によって、蓄積されたエネルギが誘導起電力となって2
次コイルに高電圧を発生させる。この場合、永久磁石は
1次コイルに電流を流すことにより発生する磁束と反発
されるように設定されるもので、電気エネルギの蓄積量
を大きくし、点火特性の向上が図れるようにしている。
ルに電流を流すことにより鉄心が励磁されて電気エネル
ギが蓄積され、1次コイルに対する電流を遮断すること
によって、蓄積されたエネルギが誘導起電力となって2
次コイルに高電圧を発生させる。この場合、永久磁石は
1次コイルに電流を流すことにより発生する磁束と反発
されるように設定されるもので、電気エネルギの蓄積量
を大きくし、点火特性の向上が図れるようにしている。
【0004】この様な点火コイルは、例えば四辺形の閉
磁路を構成する外周コアと、この外周コアの対向する2
辺部を結ぶように設定された中心コアとによって構成さ
れ、この中心コアの外周に1次コイルおよび2次コイル
が同軸的に巻装設定されるようにしている。そして、中
心コアの一端と外周コアの1つの辺部分との間に間隙を
形成し、この間隙部分に永久磁石が設定されるようにし
ている。
磁路を構成する外周コアと、この外周コアの対向する2
辺部を結ぶように設定された中心コアとによって構成さ
れ、この中心コアの外周に1次コイルおよび2次コイル
が同軸的に巻装設定されるようにしている。そして、中
心コアの一端と外周コアの1つの辺部分との間に間隙を
形成し、この間隙部分に永久磁石が設定されるようにし
ている。
【0005】ここで、中心コアと外周コアとの間の間隙
が広くなると性能が低下するものであるため、この間隙
部は小さく設定保持されるように1次スプールにおいて
対策が施されるもので、外周コアを四辺形の一体枠型で
構成するようにしている。しかし、外周コアをこの様な
形状で構成すると、加工精度を向上させることが困難と
なって、非常に歩留まりが悪くなり、コストアップの要
因となっている。
が広くなると性能が低下するものであるため、この間隙
部は小さく設定保持されるように1次スプールにおいて
対策が施されるもので、外周コアを四辺形の一体枠型で
構成するようにしている。しかし、外周コアをこの様な
形状で構成すると、加工精度を向上させることが困難と
なって、非常に歩留まりが悪くなり、コストアップの要
因となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記のよう
な点に鑑みなされたもので、磁路に形成される間隙部を
増加させることなく外周コアが構成できると共に、特に
簡単な加工によって間隙を高精度に設定できるようにし
て安定した特性が設定できるようにすると共に、コアの
省資源の目的も効果的に達成できるようにした点火コイ
ル用磁気回路装置を提供しようとするものである。
な点に鑑みなされたもので、磁路に形成される間隙部を
増加させることなく外周コアが構成できると共に、特に
簡単な加工によって間隙を高精度に設定できるようにし
て安定した特性が設定できるようにすると共に、コアの
省資源の目的も効果的に達成できるようにした点火コイ
ル用磁気回路装置を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る点火コイ
ル用磁気回路装置は、それぞれ直交する2つの直線部材
を備え、それぞれの先端部を突合わせ結合することによ
って四辺形枠状の磁気回路を構成するようになる第1お
よび第2の外周コア部材、および前記第1および第2の
外周コアを組み合わせることによって構成された前記四
辺形枠の磁気回路の対向する直線部材の相互間を結ぶよ
うに設定される中心コアを備え、この中心コアの一方の
端部と、これに対向する前記直線部材との間に形成され
る間隙部を形成し、この間隙部に永久磁石とを設定する
もので、前記第1および第2の外周コアの両端の突合わ
せ部は、前記中心コアに接続される直線部材の端部に、
前記中心コアの延びる方向と直交する方向に突設形成し
た嵌合部材、およびこの嵌合部材が嵌め合わされ、前記
嵌合部材の前記磁気回路の内周に対応する面が摺接する
スライド面を備えた切り欠き部を含み構成されるように
する。
ル用磁気回路装置は、それぞれ直交する2つの直線部材
を備え、それぞれの先端部を突合わせ結合することによ
って四辺形枠状の磁気回路を構成するようになる第1お
よび第2の外周コア部材、および前記第1および第2の
外周コアを組み合わせることによって構成された前記四
辺形枠の磁気回路の対向する直線部材の相互間を結ぶよ
うに設定される中心コアを備え、この中心コアの一方の
端部と、これに対向する前記直線部材との間に形成され
る間隙部を形成し、この間隙部に永久磁石とを設定する
もので、前記第1および第2の外周コアの両端の突合わ
せ部は、前記中心コアに接続される直線部材の端部に、
前記中心コアの延びる方向と直交する方向に突設形成し
た嵌合部材、およびこの嵌合部材が嵌め合わされ、前記
嵌合部材の前記磁気回路の内周に対応する面が摺接する
スライド面を備えた切り欠き部を含み構成されるように
する。
【0008】
【作用】この様に構成される点火コイル用磁気回路装置
にあっては、外周コア部材の端部に中心コアの延びる方
向と直交する嵌合部材が形成され、この嵌合部材が外周
コアの部材の他端部に形成した切り欠き部に嵌め込ま
れ、且つこの切り欠き部に対応して形成されたスライド
面に接触して、第1および第2の外周コア部材が組み立
てられる。したがって、この第1および第2の外周コア
部材で組み立てられた中心コアの長手方向の距離は安定
して設定され、永久磁石の設定される間隙の大きさも安
定して設定され、性能の安定した点火コイルが容易に組
み立てられるようになる。
にあっては、外周コア部材の端部に中心コアの延びる方
向と直交する嵌合部材が形成され、この嵌合部材が外周
コアの部材の他端部に形成した切り欠き部に嵌め込ま
れ、且つこの切り欠き部に対応して形成されたスライド
面に接触して、第1および第2の外周コア部材が組み立
てられる。したがって、この第1および第2の外周コア
部材で組み立てられた中心コアの長手方向の距離は安定
して設定され、永久磁石の設定される間隙の大きさも安
定して設定され、性能の安定した点火コイルが容易に組
み立てられるようになる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の一実施例を
説明する。図1は点火コイル用の磁気回路部を示すもの
で、(A)図で示すように四辺形枠状の外周コア11と、
この外周コア11の対向する2辺の間に設定された直線状
の中心コア12とによって構成される。そして、この図で
は省略しているが、中心コア12の外周に1次コイルおよ
び2次コイルが同軸的に巻装設定されるもので、中心コ
ア12の一端と外周コア11との間に間隙13が形成され、こ
の間隙部に永久磁石14が介在設定される。
説明する。図1は点火コイル用の磁気回路部を示すもの
で、(A)図で示すように四辺形枠状の外周コア11と、
この外周コア11の対向する2辺の間に設定された直線状
の中心コア12とによって構成される。そして、この図で
は省略しているが、中心コア12の外周に1次コイルおよ
び2次コイルが同軸的に巻装設定されるもので、中心コ
ア12の一端と外周コア11との間に間隙13が形成され、こ
の間隙部に永久磁石14が介在設定される。
【0010】この様に四辺形枠状の閉磁気回路を形成す
る外周コア11は、それぞれ2つの直線部材を直角に結合
したL字型の第1および第2の外周コア部材111 および
112を組み合わせることによって構成される。すなわ
ち、第1および第2の外周コア部材111 および112 は、
それぞれその両端部分を連結することによって四辺形枠
形状が形成されるもので、同図の(B)に1つの連結部
Aを取り出して示している。
る外周コア11は、それぞれ2つの直線部材を直角に結合
したL字型の第1および第2の外周コア部材111 および
112を組み合わせることによって構成される。すなわ
ち、第1および第2の外周コア部材111 および112 は、
それぞれその両端部分を連結することによって四辺形枠
形状が形成されるもので、同図の(B)に1つの連結部
Aを取り出して示している。
【0011】この連結部においては、第1の外周コア11
1 の中心コア12の延びる方向と直角の方向に設定される
直線部材31の先端部に、この直線部材31を延長するよう
にして嵌合部材32が突設形成される。この場合、枠状に
した外周コア11の内周面に相当する嵌合部材32の内周面
は、第1の外周コア111 の直線部材31の内周面と一致し
て形成されている。
1 の中心コア12の延びる方向と直角の方向に設定される
直線部材31の先端部に、この直線部材31を延長するよう
にして嵌合部材32が突設形成される。この場合、枠状に
した外周コア11の内周面に相当する嵌合部材32の内周面
は、第1の外周コア111 の直線部材31の内周面と一致し
て形成されている。
【0012】また、第2の外周コア部材112 の直線部材
31の先端と結合される直線部材33の先端部には、嵌合部
材32が嵌め込まれるようにした、中心コア12の延びる方
向と直角の方向に向けて切り欠き34が形成され、この切
り欠き34に直線部材31の延びる方向から嵌合部材32が圧
入されるようにしている。
31の先端と結合される直線部材33の先端部には、嵌合部
材32が嵌め込まれるようにした、中心コア12の延びる方
向と直角の方向に向けて切り欠き34が形成され、この切
り欠き34に直線部材31の延びる方向から嵌合部材32が圧
入されるようにしている。
【0013】この場合、切り欠き34の直線部材31の内周
面に対応する側面に、この内周面に摺接するスライド面
35が形成され、第1の外周コア部材111 の直線部材31の
先端嵌合部材32が、このスライド面35に沿って切り欠き
34内に圧入され、第1の外周コア部材111 の直線部材31
の先端と、第2の外周コア部材112 の直線部材33の先端
とが、機構的に直角の関係で連結されるようにしてい
る。36は切り欠き34の側面に形成した逃がし部である。
面に対応する側面に、この内周面に摺接するスライド面
35が形成され、第1の外周コア部材111 の直線部材31の
先端嵌合部材32が、このスライド面35に沿って切り欠き
34内に圧入され、第1の外周コア部材111 の直線部材31
の先端と、第2の外周コア部材112 の直線部材33の先端
とが、機構的に直角の関係で連結されるようにしてい
る。36は切り欠き34の側面に形成した逃がし部である。
【0014】磁石入りの点火コイルにおいて、外周コア
11がL字型にした第1および第2の外周コア部材111 お
よび112 で2分割された構成とされるものであり、この
第1および第2の外周コア部材111 および112 は、全く
同一の形状にコア板材を打ち抜くことによって構成され
る。したがって、図2で示すような単体型型抜きプレス
配置で1枚の板材40から多数のコア部材411 、412 、…
が打ち抜かれるものであり、歩留まり良好にして高精度
に加工され、省資源化が効果的に図れる。
11がL字型にした第1および第2の外周コア部材111 お
よび112 で2分割された構成とされるものであり、この
第1および第2の外周コア部材111 および112 は、全く
同一の形状にコア板材を打ち抜くことによって構成され
る。したがって、図2で示すような単体型型抜きプレス
配置で1枚の板材40から多数のコア部材411 、412 、…
が打ち抜かれるものであり、歩留まり良好にして高精度
に加工され、省資源化が効果的に図れる。
【0015】この様な点火コイルにおいて、間隙13部に
設定した永久磁石14を有効に利用するためには、中心コ
ア12と外周コア11、中心コア12と永久磁石14、さらに永
久磁石14と外周コア11の各間隙の大きさが最小限になる
ように設計する必要がある。そのため、従来にあっては
外周コアを四辺形枠型の一体型の打ち抜きで構成し、組
み付け寸法のばらつきによる間隙の増加を抑えるように
していた。
設定した永久磁石14を有効に利用するためには、中心コ
ア12と外周コア11、中心コア12と永久磁石14、さらに永
久磁石14と外周コア11の各間隙の大きさが最小限になる
ように設計する必要がある。そのため、従来にあっては
外周コアを四辺形枠型の一体型の打ち抜きで構成し、組
み付け寸法のばらつきによる間隙の増加を抑えるように
していた。
【0016】また、コア材料の省資源化の手段としては
特開平1−91405号公報に記載されたような手段が
考えられるが、ここで示されたような方法では間隙の大
きさはコア部材の圧入精度によって大きく左右され、こ
のため性能を安定化させることが困難であった。
特開平1−91405号公報に記載されたような手段が
考えられるが、ここで示されたような方法では間隙の大
きさはコア部材の圧入精度によって大きく左右され、こ
のため性能を安定化させることが困難であった。
【0017】実施例で示した点火コイルにあっては、第
1の外周コア部材111 の端部と第2の外周コア部材112
の端部とを結合するに際して、嵌合部材32の圧入方向が
中心コア12の延びる方向と直交する方向に圧入するよう
にしている。したがって、L字型の外周コア部材単体の
プレス型打ち抜き寸法Lは、四辺形枠型に組み立てた状
態においても、圧入精度の誤差に関わりなく、寸法Lが
維持される。
1の外周コア部材111 の端部と第2の外周コア部材112
の端部とを結合するに際して、嵌合部材32の圧入方向が
中心コア12の延びる方向と直交する方向に圧入するよう
にしている。したがって、L字型の外周コア部材単体の
プレス型打ち抜き寸法Lは、四辺形枠型に組み立てた状
態においても、圧入精度の誤差に関わりなく、寸法Lが
維持される。
【0018】また、外周コア11の磁束は直角の状態のコ
ーナ部の内側に集中するようになるため、第1の外周コ
ア部材111 の嵌合部材32内側面が、第2の外周コア部材
112の内周面に対応するスライド面35に全面接触するよ
うにしている。そして、この様な構成としたため、直線
部材31と直線部材33とを結合する圧入寸法によるコア寸
法Lへの影響はなく、且つその接触部における磁気抵抗
の変化も充分に小さく抑えることができるものであり、
性能の安定した小型化した磁石入りの点火コイルが得ら
れるようになる。
ーナ部の内側に集中するようになるため、第1の外周コ
ア部材111 の嵌合部材32内側面が、第2の外周コア部材
112の内周面に対応するスライド面35に全面接触するよ
うにしている。そして、この様な構成としたため、直線
部材31と直線部材33とを結合する圧入寸法によるコア寸
法Lへの影響はなく、且つその接触部における磁気抵抗
の変化も充分に小さく抑えることができるものであり、
性能の安定した小型化した磁石入りの点火コイルが得ら
れるようになる。
【0019】さらに、図1の(B)で示したように切り
欠き34のスライド面35と反対側の面に逃がし部36を形成
するようにしたので、嵌合部材32の切り欠き34への圧入
荷重の低減が効果的に図れる。したがって、嵌合部材32
の先端が切り欠き34の底部分に当たるまで容易に圧入さ
れるようになり、組み立て作業性が効果的に向上され
る。
欠き34のスライド面35と反対側の面に逃がし部36を形成
するようにしたので、嵌合部材32の切り欠き34への圧入
荷重の低減が効果的に図れる。したがって、嵌合部材32
の先端が切り欠き34の底部分に当たるまで容易に圧入さ
れるようになり、組み立て作業性が効果的に向上され
る。
【0020】なお、上記実施例においては外周コア11を
L型2分割圧入結合としたが、特に圧入とせずに、スラ
イド部を当接された状態で治具等で固定結合させたコア
部材を、溶接あるいはモールド成形で固定するようにし
たものでも同様の効果が得られる。
L型2分割圧入結合としたが、特に圧入とせずに、スラ
イド部を当接された状態で治具等で固定結合させたコア
部材を、溶接あるいはモールド成形で固定するようにし
たものでも同様の効果が得られる。
【0021】
【発明の効果】以上のようにこの発明に係る点火コイル
用磁気回路装置にあっては、四辺形枠状の外周コアと、
この外周コアの対向する2辺の間を結合する中心コアと
を備えた磁石入りの構造において、前記磁石が設定され
る間隙が最小限の状態で安定して設定されるように容易
に組み付け設定できるものであり、安定した信頼性の高
い性能が確実に設定できるようになる。また、同時に省
資源化も効果的に図れるものである。
用磁気回路装置にあっては、四辺形枠状の外周コアと、
この外周コアの対向する2辺の間を結合する中心コアと
を備えた磁石入りの構造において、前記磁石が設定され
る間隙が最小限の状態で安定して設定されるように容易
に組み付け設定できるものであり、安定した信頼性の高
い性能が確実に設定できるようになる。また、同時に省
資源化も効果的に図れるものである。
【図1】(A)はこの発明の一実施例に係る点火コイル
用磁気回路装置を説明する正面図、(B)は上記実施例
の結合部Aを拡大して示す図。
用磁気回路装置を説明する正面図、(B)は上記実施例
の結合部Aを拡大して示す図。
【図2】上記実施例における外周コア部材のプレス型抜
きの状態を説明する図。
きの状態を説明する図。
【符号の説明】 11…外周コア、111 、112 …外周コア部材、12…中心コ
ア、13…間隙、14…永久磁石、31、33…直線部材、32…
嵌合部材、34…切り欠き、35…スライド面、36…逃がし
部。
ア、13…間隙、14…永久磁石、31、33…直線部材、32…
嵌合部材、34…切り欠き、35…スライド面、36…逃がし
部。
Claims (1)
- 【請求項1】 それぞれ直交する2つの直線部材を備
え、それぞれその先端部を突合わせ結合することによっ
て四辺形枠状の磁気回路を構成するようになる第1およ
び第2の外周コア部材と、 この第1および第2の外周コア部材を組み合わせること
によって構成された前記四辺形の磁気回路の対向する直
線部材の相互間を結ぶように設定される、1次コイルお
よび2次コイルが巻装される中心コアと、 この中心コアの一方の端部と、これに対向する前記直線
部材との間に形成される間隙と、 この間隙部に設定された永久磁石とを具備し、 前記第1および第2の外周コアの両端の突合わせ部は、
前記中心コアに接続される直線部材の端部に、前記中心
コアの延びる方向と直交する方向に突設形成した嵌合部
材、およびこの嵌合部材が嵌め合わされ、前記嵌合部材
の前記磁気回路の内周に対応する面が摺接するスライド
面を備えた切り欠き部を含み構成されるようにしたこと
を特徴とする点火コイル用磁気回路装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4209080A JPH0661076A (ja) | 1992-08-05 | 1992-08-05 | 点火コイル用磁気回路装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4209080A JPH0661076A (ja) | 1992-08-05 | 1992-08-05 | 点火コイル用磁気回路装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0661076A true JPH0661076A (ja) | 1994-03-04 |
Family
ID=16566938
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4209080A Pending JPH0661076A (ja) | 1992-08-05 | 1992-08-05 | 点火コイル用磁気回路装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0661076A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007053303A (ja) * | 2005-08-19 | 2007-03-01 | Hanshin Electric Co Ltd | 内燃機関用点火コイル用鉄心の打抜方法 |
JP2009290147A (ja) * | 2008-06-02 | 2009-12-10 | Hanshin Electric Co Ltd | 内燃機関用点火コイル |
JP2021125663A (ja) * | 2020-02-10 | 2021-08-30 | 株式会社デンソー | 点火コイル |
JP2021125664A (ja) * | 2020-02-10 | 2021-08-30 | 株式会社デンソー | 点火コイル |
-
1992
- 1992-08-05 JP JP4209080A patent/JPH0661076A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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