JPH0660983U - スライダー付プリント基板用コネクタ - Google Patents

スライダー付プリント基板用コネクタ

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JPH0660983U
JPH0660983U JP607993U JP607993U JPH0660983U JP H0660983 U JPH0660983 U JP H0660983U JP 607993 U JP607993 U JP 607993U JP 607993 U JP607993 U JP 607993U JP H0660983 U JPH0660983 U JP H0660983U
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JP
Japan
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slider
housing
open end
circuit board
printed circuit
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Pending
Application number
JP607993U
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English (en)
Inventor
昭男 山田
進 中川
Original Assignee
第一電子工業株式会社
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】電子機器や通信機器内の狭いスペースに使用さ
れるスライダー付プリント基板用コネクタに関する。 【構成】コネクタのスライダー5の両側端部にそのスラ
イダーが挿入されるハウジング4への挿入ガイドとして
手前側が固定されたU字形状のアーム部52を形成し、
そのU字形状のアーム部の開放端521側に凸部56を
設けるとともに、U字形状のアーム部の開放端が挿入方
向から目視できるように切欠部55を設け、ハウジング
の両側端部にはスライダーの凸部が係合する傾斜面を有
する突出部48を設け、スライダーをフレキシブル・プ
リント基板3の接続端子部31とともにハウジングに挿
入されるとき、当該スライダーの凸部56がハウジング
の傾斜面を有する突出部48を乗り越えることにより、
そのU字形状のアーム部の開放端が一時的に外側に広げ
られ、かつ挿入完了時にその開放端が正常位置に復帰す
るようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電子機器や通信機器内の狭いスペースに使用されるZIF(ゼロ・ インサーション・フォース)方式を用いたスライダー付プリント基板用コネクタ に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子機器や通信機器内の狭いスペースに設けられたコネクタにフレキブル・プ リント基板を挿入する場合は、フレキブル・プリント基板を手で持って直接挿入 することができないため、図4に示すように多数のコンタクト11が収容されて コンタクト部12が形成されているハウジング1(図示されていないがこのハウ ジング1が機器内に装着される。)に、板状くさび部21を有するスライダー2 を仮挿入する。この仮挿入は、スライダー2の両側に設けられている挿入ガイド 用のアーム部22の先端に設けられているロック爪23を、ハウジング1の両側 に設けられている係止凸部a13と係止凸部b14との間に位置させる。 そし てこの状態でフレキブル・プリント基板3の端子部31をスライダー2の挿入口 24を通してハウジング1のコンタクト部12の入る所まで挿入し、その後スラ イダー2を作業者が手で持つか、或いは治具により同方向に移動させ、板状くさ び部21をフレキブル・プリント基板3が挿入されているコンタクト部12に押 し込み、ハウジング1とスライダー2とから成るコネクタAにフレキブル・プリ ント基板3を挿入接続させていた。
【0003】 なお、ハウジング1の両側には、スライダー2のアーム部22が装着され易い ように、ひさし部15,16がその上下に設けられガイド溝17を形成されてい る。またコンタクト11のはんだ付け端子部111はハウジング1の後方に位置 している。また、ハウジング1のガイド溝17の内側には、このハウジング1を 機器等に固定するロック用タブ101が挿入されている。 また、ハウジング1にフレキブル・プリント基板3の端子部31とスライダー 2が装着されたおおよその状態は図5に示されている通りである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
前述した従来のコネクタAにフレキブル・プリント基板3を挿入接続させる場 合、そのコネクタAが狭く奥まった機器内に設けてある場合には、スライダー2 の挿入が完了したかどうかを視覚的に十分に判断することができず、目測や感覚 で判断していた。そのため、挿入不足で接触不良が発生したり、挿入が完了した にもかかわらず治具で押し込み過ぎて、コンタクト11のはんだ付け端子部11 1を破壊し、そのコネクタA全体を交換しなければならない等の問題を生じてい た。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前述した従来のコネクタの問題点を解決するためになされたもので 、コネクタのスライダーの両側端部にそのスライダーが挿入されるハウジングへ の挿入ガイドとして手前側が固定されたU字形状のアーム部を形成し、そのU字 形状のアーム部の開放端側に凸部を設けるとともに、前記U字形状のアーム部の 開放端が挿入方向から目視できるように切欠部を設け、前記ハウジングの両側端 部には前記スライダーの凸部が係合する傾斜面を有する突出部を設け、前記スラ イダーをフレキシブル・プリント基板の接続端子部とともに前記ハウジングに挿 入されるとき、当該スライダーの凸部が前記ハウジングの傾斜面を有する突出部 を乗り越えることにより、そのU字形状のアーム部の開放端が一時的に外側に広 げられ、かつ挿入完了時にその開放端が正常位置に復帰するようにし、前記アー ム部の開放端の作動状態を挿入方向から視覚的に観察することにより、スライダ ーの挿入完了状態を確認することができるようにしたものである。
【0006】
【実施例】
本考案を図面に示した実施例に基づき説明する。図1は本考案によるコネクタ Bを図4で示した従来例と同様に、組み立て前の状態を斜視図で表したものであ る。このコネクタBのスライダー5には、従来例と同様にフレキブル・プリント 基板3の挿入口54、板状くさび部51等が設けられている。そしてハウジング 4への挿入ガイドと仮挿入のために両側に設けられたアーム部52は手前側が固 定されたU字状に形成され、その開放端521はスライダー5の挿入方向に対し て直角な2方向(上下左右)にばね性を有している。また、U字状アーム部52 の開放端521の略先端部分には凸部56が形成されている。この凸部56は手 前から奥方向であって、かつ上下方向に傾斜面561が形成されている。なおU 字状アーム部52の屈曲部分には従来例と同様にロック爪53が設けられている 。また、スライダー5の手前側は、U字状アーム部52の開放端521の先端部 をスライダー5の前方方向から見ることができるように、切欠部55が両側に設 けられている。
【0007】 一方ハウジング4は、従来例と同様にコンタクト41、コンタクト部42、係 止凸部a43、係止凸部b44、ひさし部45,46、ガイド溝47等が設けら れている。そしてスライダー5のU字状アーム部52が係合する両側のガイド溝 47の手前側には突出部48が設けられている。この突出部48は、それぞれ手 前から奥方向であって、かつ外側に傾斜面481を有するとともに、前記傾斜面 の最高位置から奥側に上下方向に90度角度を変えて傾斜する傾斜面482が形 成されているものである。
【0008】 そこで、前記ハウジング4にフレキブル・プリント基板3を仮挿入後、スライ ダー5のくさび部51をコンタクト部42に押し込むため、スライダー5を移動 させる。このときそのU字状アーム部52の凸部56はハウジング4の突出部4 8の傾斜面481に係合し、開放端521とともに外側に徐々に拡げられるが、 前記凸部56が傾斜面481の最高位置を乗り越えたとき内側に急速に落ち込む 状態となり、開放端521は元の幅位置に復帰することになる。 この状態を、図2に示したハウジング4の突出部48と、スライダー5のU字 状アーム部52の凸部56との関係を表す部分斜視図により説明する。
【0009】 即ち、スライダー5をハウジング4に挿入して行き、凸部56の当接面562 が突出部48の傾斜面481に係合し始めると、傾斜面481によって外側に拡 げられる。従って、スライダー5の挿入方向からその状態を見た図3(a)に示 すように、U字状アーム部52の開放端521の外側面522は、ハウジング4 のひさし部45よりも外側に位置して見える。そしてスライダー5を更に押し込 み、凸部56の当接面562が突出部48の傾斜面481を乗り越え係合が外れ る位置、即ち、凸部56の傾斜面561が突出部48の傾斜面482に係合する 位置にくると、U字状アーム部52のばね性復元力により、図3(b)に示すよ うに、解放端521の外側面522は、元の内側の幅位置に復帰し、スライダー 5がハウジング4に適切に挿入されたことが確認できる。 ハウジング4の突出部48とスライダー5の凸部56との位置関係は、スライ ダー5がフレキブル・プリント基板3とともに、ハウジング4のコンタクト部4 2に適切に挿入されたとき、前記したように凸部56の当接面562が突出部4 8の傾斜面481を乗り越えが完了する位置関係にするものである。
【0010】 次にスライダー5をハウジング4から抜取る場合は、図2から理解されるよう に、その引抜き力によりハウジング4の突出部48の傾斜面482に接している 凸部56の傾斜面561は、U字状アーム部52のばね性により傾斜面482を 滑りながら下方に押されて撓みながら乗り越え、更に引抜くことによりその係合 関係が解除され元の位置に復帰するものである。 この場合、U字状アーム部52に設けられているロック爪53と、ハウジング 4に設けられている係止凸部a43との係合解除は、従来と同様に治具を用いて 行うものである。 なお、ハウジング4に接続したフレキブル・プリント基板3及びスライダー5 を、ハウジング4から離脱する必要のない用途に使用する場合は、U字状アーム 部52の凸部56を単なる矩形状や円柱状の凸状とし、ハウジング4の突出部4 8は外側に傾斜する傾斜面481のみを形成し、傾斜面481の最高部を越えた 所は垂直面とし、前記したような円柱状の凸部56が傾斜面481を越えたとき 、その垂直面部に落とし込むようにしてもよい。
【0011】
【考案の効果】
以上述べたように本考案は、スライダー付コネクタにフレキブル・プリント基 板を仮挿入した後、スライダーをハウジングの押し込むとき、その押し込み方向 からU字状アーム部の開放端の拡がりおよび復帰状況を見ることにより、スライ ダーの適切な押し込み状態を確認することができるものであるため、従来生じて いたスライダーの押し込み不足によるフレキブル・プリント基板の接触不良問題 や、スライダーの押し込み過ぎによるハウジングのコンタクト部の損傷等を防止 することができ、作業効率の向上、組立て不良の低減などに寄与する優れた効果 を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案によるスライダー付プリント基板用コネ
クタの組立て前の斜視図である。
【図2】本考案の主要部の構造を説明する部分斜視図で
ある。
【図3】本考案に係るコネクタの組立て時の挿入確認を
説明する正面図である。
【図4】従来例のスライダー付プリント基板用コネクタ
の組立て前の斜視図である。
【図5】スライダー付プリント基板用コネクタの組立て
状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1,4 ハウジング 11,41 コンタクト 12,42 コンタクト部 13,43 係止凸部a 14,44 係止凸部b 15,16,45,46 ひさし部 17,47 ガイド溝 48 突出部 2,5 スライダー 21,51 板状くさび部 22 アーム部 23,53 ロック爪 24,54 挿入口 52 U字状アーム部 55 切欠部 56 凸部 3 フレキブル・プリント基板 31 端子部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多数のコンタクトを備えたハウジングの
    コンタクト部にフレキシブル・プリント基板の接続端子
    部を装着し、その接続端子部が装着された前記コンタク
    ト部にくさび形状をその先端部に設けられた板状部分を
    有するスライダーを押し込み、フレキシブル・プリント
    基板を前記コンタクトに接続せしめるスライダー付プリ
    ント基板用コネクタにおいて、前記スライダーの両側端
    部に前記ハウジングへの挿入ガイドとして手前側が固定
    されたU字形状のアーム部を形成し、そのU字形状のア
    ーム部の開放端側に凸部を設けるとともに、前記U字形
    状のアーム部の開放端が挿入方向から目視できるように
    切欠部を設け、前記ハウジングの両側端部には前記スラ
    イダーの凸部が係合する傾斜面を有する突出部を設け、
    前記スライダーをフレキシブル・プリント基板の接続端
    子部とともに前記ハウジングに挿入されるとき、当該ス
    ライダーの凸部が前記ハウジングの傾斜面を有する突出
    部に係合し、そのU字形状のアーム部の開放端が一時的
    に外側に広げられ、かつ挿入完了時にその開放端が正常
    位置に復帰するようにしたことを特徴とするスライダー
    付プリント基板用コネクタ。
JP607993U 1993-01-29 1993-01-29 スライダー付プリント基板用コネクタ Pending JPH0660983U (ja)

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ID=11628563

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JP (1) JPH0660983U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7828570B2 (en) 2007-11-20 2010-11-09 Ddk Ltd. Connector having improved pivoting member design
KR20160071752A (ko) * 2014-12-12 2016-06-22 (주)우주일렉트로닉스 케이블의 고정이 용이한 슬라이딩 액추에이터를 갖는 커넥터 시스템
KR102124304B1 (ko) * 2019-11-28 2020-06-18 (주)오케이포스 양방향 ic 카드 소켓

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KR20160071752A (ko) * 2014-12-12 2016-06-22 (주)우주일렉트로닉스 케이블의 고정이 용이한 슬라이딩 액추에이터를 갖는 커넥터 시스템
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