JP2006286297A - ずれ吸収プリント配線板接続用コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 接続する一対のプリント配線板間の高さ方向、横方向の位置ずれを吸収でき、嵌合作業が容易に行なえ、しかも不測の嵌合外れを確実に防止して、信頼性の高い導通を確保できるずれ吸収プリント配線板接続用コネクタを提供する。
【解決手段】 プラグコネクタ1とリセプタクルコネクタ2とから成り、プラグコネクタ1は、第1のプリント配線板41に固装される固定ハウジング3と、該固定ハウジング3に屈曲自在の複数の細長い可撓導体4を介して連結された可動ハウジング5とを有している。可動ハウジング5の前端の嵌合面側に設けられた嵌合プレート19が、リセプタクルハウジング22の後側部に突設されたガイドプレート34の内面側に当接するのとほぼ当時に、可動ハウジング5の長手方向の両端部に設けられた弾性変位可能なロックアーム15,15が、リセプタクルハウジング22の長手方向の両端部に設けられた係合突部32,32に当接して係合する。
【選択図】 図8

Description

本発明は、一対のプリント配線板間を相互に接続するためのずれ吸収プリント配線板接続用コネクタに関するものである。
この種のずれ吸収プリント配線板接続用コネクタは、例えば特許文献1、特許文献2等に記載のものが知られている。
上記従来のコネクタはいずれも、水平に配置されたプリント配線板間を接続するもので、位置ずれを吸収できる機能を備えているけれども、位置ずれを吸収できる範囲が限定されていて、嵌合作業が容易ではない。特に接続するプリント配線板の高さ方向及び/又は横方向の離間距離が大きい場合には対応が困難であった。また、ロック機構がないため、無理に位置ずれを吸収して接続すると、コネクタ嵌合部にねじれが生じて、嵌合外れを招くおそれがあり、確実な導通を確保することが困難であった。
実公平6−16429号公報 特開2003−100394号公報
本発明は、基本的には上記特許文献1に開示されているずれ吸収プリント配線板接続用コネクタを改良したものであり、嵌合時には、接続する一対のプリント配線板間の高さ方向、横方向の大きな位置ずれを吸収して、嵌合作業が容易に行なえ、しかも嵌合完了後には、不測の嵌合外れを確実に防止して、信頼性の高い導通を確保することができるずれ吸収プリント配線板接続用コネクタを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は、第1のプリント配線板に固装される固定ハウジングと、該固定ハウジングに屈曲自在の複数の細長い可撓導体を介して連結された可動ハウジングとを有し、前記可撓導体の一端に設けられた接続脚が、前記固定ハウジングに並列して収容されていると共に、前記第1のプリント配線板に接続され、前記可撓導体の他端に設けられたプラグコンタクトが前記可動ハウジングに並列して収容されているプラグコネクタと、第2のプリント配線板に固装されるリセプタクルハウジングに前記プラグコンタクトが嵌合接続する接触部を有するリセプタクルコンタクトが、並列して収容されていると共に、前記第2のプリント配線板に接続されるリセプタクルコネクタとから成るプリント配線板接続用コネクタであって、前記可動ハウジングの長手方向の両端部に外方へ弾性変位可能なロックアームが設けられ、該ロックアームはそれぞれ先端に係止片を有し、かつ、前記可動ハウジングの前端の嵌合面側に嵌合プレートが設けられており、前記リセプタクルハウジングの長手方向の両端部に前記ロックアームの前記係止片と係合する係合突部が設けられ、かつ、後壁側に前記嵌合プレートが当接係合するガイドプレートが突設されていると共に、該ガイドプレートの内側下方に前記嵌合プレートが嵌合する位置決め溝が設けられ、前記嵌合プレートが前記ガイドプレートの内面側に当接するのとほぼ同時に、前記両ロックアームも前記係合突部に当接する位置に構成されていることを特徴とする。
前記プラグコンタクトは、平板状であり、前記可動ハウジングの長手方向と直交する方向に整列配設されていると共に、前記リセプタクルコンタクトは、フォーク形状の接触部を有し、前記リセプタクルハウジングの嵌合ブロック内に長手方向に整列配設されており、さらに、前記リセプタクルハウジングの前記ガイドプレートの前側には、前記嵌合ブロックと対向する側壁が設けられていない構成とする。
前記ロックアームは、下端部に下側を開放し、下端にかけて傾斜面を設けたフック状の係止爪を有し、前記係合突部は、前記リセプタクルハウジングの前端側面部の両側に突出して設けられ、下端に前記係合突部の係合面が形成されており、前記可動ハウジングを前記リセプタクルハウジングに嵌合する際、前記係止爪が前記係合突部に沿って外方へ弾性変位しながら下降し、嵌合完了時に、前記係止爪が前記係合面に係合して弾性復元するように構成されている。
前記リセプタクルハウジングの前側下端部に補強タブが設けられ、その上方に前記ロックアームが係止されている構成とする。
前記ガイドプレートは、前記リセプタクルハウジングの前記嵌合ブロック及び接触部の上面より上方へ突出し、その上端面に内側へ傾斜する案内傾斜面が設けられており、前記可動ハウジングを前記リセプタクルハウジングに嵌合する際、前記嵌合プレートが前記案内傾斜面に当接して、前記位置決め溝に案内誘導するように構成されている。
請求項1に係る発明によれば、前記嵌合プレートが前記ガイドプレートの内面側に当接するのとほぼ同時に、前記左右のロックアームも前記係合突部へ当接する位置に構成されているため、嵌合プレートと左右のロックアームの3点がほぼ同時に当接して、前後方向は嵌合プレートとガイドプレートの嵌め合わせによって、左右方向は左右のロックアームと係合突部との嵌め合わせによって、コネクタ嵌合時の誘い込み、嵌合位置合わせが確保され、前記可動ハウジングと前記リセプタクルハウジングが多少ずれていても、容易に嵌合作業を行なうことができる。
請求項2に係る発明によれば、前記リセプタクルハウジングに対して前記可動ハウジングをある程度斜めに持ってきても、ハウジングの干渉が許す範囲で回転方向にずれた斜め嵌合が許容されると共に、プラグコンタクトの斜め嵌合も許容されるので、容易、かつ良好に嵌合作業を行なうことができる。
請求項3に係る発明によれば、前記左右のロックアームが良好に左右のずれを吸収しつつ、誘い込み、左右の位置合わせを弾性的に行なうので、比較的大きなずれがあっても、また、一方のロックアームが先に前記係合突部に当接するようなねじれた状態で嵌合させる場合でも、前記左右のロックアームの弾性で柔軟にずれを吸収しつつ、正規の位置に誘い込むことができる。また、嵌合後に振動や衝撃を受けても、前記左右のロックアームの弾性力で吸収してくれるので、不測の嵌合外れを防止して、信頼性の高い導通を確保することができる。
請求項4に係る発明によれば、前記補強タブが、コネクタ嵌合後において、抜け方向に大きいテンションがかかる前記リセプタクルハウジングの前記固定ハウジング側(前記ガイドプレートと反対側)に設けられているので、より抜け方向の応力に耐え、リセプタクルコネクタのリード部を保護することができる。
請求項5に係る発明によれば、プラグハウジングの可動ハウジングとリセプタクルハウジングの相対位置がずれているときに、嵌合作業が容易に行なえる。前記リセプタクルハウジングの位置が下方向にずれているときに、前記可動ハウジングは前端が下向きにした斜めに挿入され、下向きになった前記嵌合プレートを前記ガイドプレートの案内傾斜面が受け止めて受け入れ角度を大きく許容し、斜め嵌合を容易にする。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本発明に係るずれ吸収プリント配線板接続用コネクタは、図1及び図2に示すプラグコネクタ1と、図4ないし図6に示すリセプタクルコネクタ2とで構成されている。
プラグコネクタ1は、第1のプリント配線板41(図8参照)に固装される固定ハウジング3と、該固定ハウジング3に複数の屈曲自在の細長い可撓導体4を介して連結された可動ハウジング5とを有している。固定ハウジング3と可動ハウジング5はPPS樹脂等の耐熱性、絶縁性合成樹脂材料により輪郭形状が横長の直方体に成形されている。
可撓導体4はリン青銅の薄板を打抜き加工して形成され、一端には接続脚6とその係止片7が設けられ、他端には平板状のプラグコンタクト8が設けられ、該プラグコンタクト8には係止用ランス9が打ち出し加工されている。プラグコネクタ1の極数に対応する多数の可撓導体4が横方向に所定間隔を隔てて並列した状態で絶縁性テープ10により両側から挟持固定して帯状体の可撓導体群40として形成されている。該可撓導体群40は中間部位の2箇所で折り曲げ、折り曲げ部11,12が互いに反対側に向くS字状の折り曲げ構造にして、伸縮量を加減できるように構成されている。そして、各可撓導体4の接続脚6が固定ハウジング3に横方向へ一定間隔を隔てて設けられた収容部13に個別的に離隔して、かつ貫通状態に収容して、係止片7を介して係止保持されると共に、平板状のプラグコンタクト8が可動ハウジング5に長手方向と直交する横方向へ一定間隔を隔てて設けたスリット状収容部14に個別的に離隔して収容され、ランス9を介してスリット状収容部14に係止保持することによって、固定ハウジング3と可動ハウジング5が帯状体の可撓導体群40を介して連結されている。
可動ハウジング5の長手方向の両側面部にはロックアーム15,15が設けられている。該ロックアーム15は下端部に下側を開放し、下端にかけて傾斜面を設けたフック状の係止爪16(図9参照)を有し、該係止爪16が支持軸17,17を支点に外方へ弾性変位可能になっている。また、ロックアーム15の上端には操作レバー18が横方向に突設されている。なお、図1及び図3に示す可動ハウジング5は嵌合面が上向きになっているので、ロックアーム15の係止爪16が上側に位置し、操作レバー18が下側に位置しているけれども、後述するリセプタクルコネクタ2との嵌合接続時にはそれぞれ逆向きになる(図9及び図10参照)。
また、可動ハウジング5の前端の嵌合面側には嵌合プレート19が設けられている。該嵌合プレート19は、後述するリセプタクルハウジング22に設けられる位置決め溝35に合致嵌合する形状、寸法に形成されており、テーパ状の内側壁面20がスリット状収容部14を画定する壁面と案内誘導面を兼ねている。
さらに、可動ハヴング5の前端の嵌合面側上端縁の中央部位には前方へ突出する摘み片21が設けられている。該摘み片21は後述するリセプタクルコネクタ2との嵌合接続時に作業者が手指で摘むために使用するものである。
リセプタクルコネクタ2は、図4ないし図7に示すように、PPS樹脂等の耐熱性、絶縁性合成樹脂材料により輪郭形状が横長の直方体に成形されたリセプタクルハウジング22を有している。該リセプタクルハウジング22は、前面と上面が開放されていて、底部23と両側壁24,24及び後側壁25により画定されている。底部23の上面に多数の隔壁26が横方向に並列して突設され、各隔壁26の間にプラグコンタクト8が嵌合するスリット27を有する嵌合ブロックが形成されている。該嵌合ブロックは、前述のように前面側が開放されていて後側壁25に対向する側壁が設けられていない構成になっている。そして、各スリット27を横切って相対する隔壁26,26から底部23を貫通するコンタクト収容孔28が千鳥状に配列して設けられ、該コンタクト収容孔28にリセプタクルコンタクト29が個別的に離隔して収容されている。リセプタクルコンタクト29は、リン青銅の薄板を打抜き加工して形成され、スリット27を横切って配設される二股のフォーク形状の接触部30と、その基端に連設され、底部23を貫通して前後方向へ延出するリード部31とを有している。
リセプタクルハウジング22の両側壁24,24にはロックアーム15,15の係合突部32,32が設けられている。該係合突部32,32は両側壁24,24の前端側面部に横方向へ突出して設けられ、両係合突部32,32の上端面は両側壁24,24の上端面と同一面上に位置し、かつ該上端面側方に傾斜案内面を有しており、両係合突部32,32の下端に係止爪16,16の係合面33,33が形成されている。また、リセプタクルハウジング22の後側壁25には、可動ハウジング5の嵌合プレート19が当接して係合するガイドプレート34が突設されていると共に、該ガイドプレート34の内側下方に後側壁25と隔壁26群とにより画定される位置決め溝35が設けられている。ガイドプレート34はリセプタクルハウジング22の上面、すなわち両側壁24,24及び後側壁25の上面より上方へ突出し、その上端には内側、すなわち位置決め溝35側へ傾斜する案内傾斜面36が設けられている。そして、可動ハウジング5の嵌合プレート19がガイドプレート34の内面側に当接するとほぼ同時に、両ロックアーム15,15も係合突部32,32に当接するように構成されている。さらに、両側壁24,24の前側下端部に補強タブ37が嵌装されている。該補強タブ37は係合突部32の下方に位置し、後述するコネクタ嵌合時に、ロックアーム15が係止されている係合突部32と協働して、抜け方向の負荷に対する保持力を高める役割を果たすものである。
図8は、上記のような構成を有するプラグコネクタ1とリセプタクルコネクタ2を用いて、第1のプリント配線板41と第2のプリント配線板42を相互に接続した使用例を示しており、(a)は第1のプリント配線板41と第2のプリント配線板42が高さ方向及び横方向に離間して配置された例で、(b)は水平方向に離間して配置された例である。図8において、リセプタクルハウジング22は左側が後側壁で、右側が前側である。また、プラグコネクタ1の可動ハウジング5は、左側が前端部で、右側が後端部である。
第1のプリント配線板41には、プラグコネクタ1の固定ハウジング3に貫通状態に収容して保持された各可撓導体4の接続脚6を回路パターン(図示せず)にはんだ付けして、電気的に接続すると共に、固定ハウジング3が固装される。一方、第2のプリント配線板42には、リセプタクルコネクタ2のハウジング22の底面に延出したリセプタクルコンタクト29のリード部31を回路パターン(図示せず)にはんだ付けして電気的に接続すると共に、補強タブ37もはんだ付けして、リセプタクルハウジング22が第2のプリント配線板42に固装される。そして、プラグコネクタ1の可動ハウジング5をリセプタクルハウジング22に嵌合して、プラグコンタクト8をリセプタクルコンタクト29のフォーク状接触部30に嵌合接続することによって、両プリント配線板41,42が可撓導体4を介して電気的に導通接続される。このとき、可動ハウジング5とリセプタクルハウジング22は位置ずれを吸収して嵌合されているので、嵌合後においても、図8に矢印Aで示す可動ハウジング5の抜け方向に相当のテンションがかかっている。
次に、図9ないし図14を参照して、リセプタクルハウジング22に対する可動ハウジング5の嵌合接続について説明する。
図9及び図10は、プラグコネクタ1の可動ハウジング5をリセプタクルハウジング22に嵌合するために接近させて、対向位置した状態を示している。この状態で、可動ハウジング5を押し下げ、その嵌合プレート19をリセプタクルハウジング22のガイドプレート34の案内傾斜面36に当接させ、両ロックアーム15,15を係合突部32,32に係合させて、両ロックアーム15,15でリセプタクルハウジング22を両側から挟み付けるようにして横方向の位置を規制する。このとき、嵌合プレート19がガイドプレート34の内面側に当接するとほぼ同時に、両ロックアーム15,15も係合突部32,32に当接する。そして、嵌合プレート19と両ロックアーム15,15の3点がほぼ同時に当接して、前後方向は嵌合プレート19とガイドプレート34の嵌め合わせによって、左右方向は両ロックアーム15,15と係合突部32,32との係合によって、リセプタクルハウジング22に対して可動ハウジング5が正しく位置決めされ、誘い込まれる。したがって、可動ハウジング5とリセプタクルハウジング22が多少ずれていいても、容易に嵌合させることができる。また、リセプタクルハウジング22に対して可動ハウジング5をある程度斜めに持ってきても、両ハウジング5,22が干渉しない範囲において回転方向にずれた斜め嵌合も許容されるので、嵌合作業が容易に、かつ良好に行なえる。加えて、両ロックアーム15,15が良好に左右のずれを吸収しつつ誘い込み、左右の位置合わせを弾性的に行なうので、比較的大きなずれがあっても、また、一方のロックアーム15が先に係合部突32に当接するようなねじれた状態で嵌合させる場合でも、両ロックアーム15,15の弾性で柔軟にずれを吸収しつつ、正規の位置に誘い込むことができる。例えば、可動ハウジング5の前端が下向きの姿勢で斜め嵌合された場合においては、ガイドプレート34の案内傾斜面36に嵌合プレート19の前壁が当たり、位置決め溝35に嵌合プレート19の先端が進入する。位置決め溝35は上側が幅広のテーパ状に形成されているから、前後方向の誘い込みが提供される。また、可動ハウジング5の前端が上向きの姿勢で斜め嵌合された場合においては、先ず両ロックアーム15,15の先端が係合突部32,32に当接して左右の嵌合誘い込みが行なわれ、続いて、ガイドプレート34の内面側に嵌合プレート19の先端が当接することで、嵌合プレート19が位置決め溝35に挿入される。ほぼ同時に、両ロックアーム15,15も係合突部32,32を乗り越える。このような斜め嵌合であっても、平板状のプラグコンタクト8のフォーク状接触部30に対する斜め嵌合は始まっている。さらに、可動ハウジング5が左右方向にずれている場合においては、右方向にずれているときは、左側のロックアーム15が先に係合突部32に当接し、係止爪16の傾斜面によって左方向に変位せしめられ、正規位置に誘い込まれる。左方向にずれているときは、上記の逆動作によって正規位置に誘い込まれる。
このような誘い込みによる位置決め嵌合は、特に接続する第1のプリント配線板41と第2のプリント配線板42が高さ方向に離間されているとき、あるいは横方向に大きくずれている場合の嵌合作業を容易にするものである。
このように誘い込み位置決めされた後、さらに可動ハウジング5を押し下げると、図11及び図12に示すように、嵌合プレート19が案内傾斜面36に案内誘導されて位置決め溝35に嵌合して、可動ハウジング5とリセプタクルハウジング22が位置決めされると共に、両係止爪16,16が係合部突32,32の外側面に摺接し外方へ弾性変位しながら下降する。このとき、各プラグコンタクト8がリセプタクルコンタクト29のフォーク状接触部30に部分的に嵌合する。さらに、可動ハウジング5を押し下げ、図13及び図14に示すように、可動ハウジング5のリセプタクルハウジング22に対する嵌合が完了すると、プラグコンタクト8がリセプタクルコンタクト29の接触部30に嵌合接続して電気的に接続すると共に、係止爪16,16が係合突部32,32の係合面33,33に係合して元の姿勢に弾性復元する。係止爪16,16が復元することで、可動ハウジング5とリセプタクルハウジング22が正しく嵌合したことを確認できる。
このように、嵌合接続された可動ハウジング5とリセプタクルハウジング22は、正しく位置決めして嵌合されているので、嵌合時にねじれを生じることがなく、また、ロックアーム15,15と係合突部32,32とのロック機構によって不測の嵌合外れが確実に防止されているので、信頼性の高い導通が確保される。そして、嵌合時に可動ハウジング5が抜け出す方向に負荷が作用しても、該負荷は両ロックアーム15,15が係合するリセプタクルハウジング22の前側上端部に設けられた係合突部32,32と、その下方の前側下端部に設けられた補強リブ37,37で受けられ、可動ハウジング5の抜け出しを確実に防止できる。また、嵌合後に振動や衝撃を受けても、両ロックアーム15,15の弾性力によって吸収される。さらに、両ロックアーム15,15が係合突部32,32に対して半係合状態の場合、ロックアーム15とリセプタクルハウジング22の側壁面との間に生じる隙間によって容易に検出することが可能である。
一方、第1のプリント配線板41と第2のプリント配線板42との間における大きな位置ずれは屈曲自在の可撓導体4の伸縮によって吸収される。
上記した実施の形態において、両ロックアーム15,15はアウターロック構造としたが、ロックアーム15の下側を開放し、下端にかけて傾斜面を設けたフック状の係止爪を有する構造であれば、インナーロック構造を採用することも可能である。
本発明に係るずれ吸収プリント配線板接続用コネクタを構成するプラグコネクタのの正面図である。 図1の2−2線に沿う断面図である。 同上プラグコネクタの可動ハウジングの側面図である。 本発明に係るずれ吸収プリント配線板接続用コネクタを構成するリセプタクルコネクタの一部切欠き正面図である。 同上リセプタクルコネクタの平面図である。 図5の6−6線に沿う断面図である。 リセプタクルハウジングの側面図である。 本発明に係るずれ吸収プリント配線板接続用コネクタの使用例を示す説明図である。 本発明に係るずれ吸収プリント配線板接続用コネクタの主要部である可動ハウジングとリセプタクルハウジングとの嵌合準備状態を示す説明図である。 図9の10−10線に沿う断面図である。 同上可動ハウジングとリセプタクルハウジングの嵌合途中を示す説明図である。 図11の12−12線に沿う断面図である。 同上可動ハウジングとリセプタクルハウジングの嵌合完了状態を示す説明図である。 図13の14−14線に沿う断面図である。
符号の説明
1 プラグコネクタ
2 リセプタクルコネクタ
3 固定ハウジング
4 可撓導体
5 可動ハウジング
6 接続脚
8 プラグコンタクト
10 絶縁性テープ
15 ロックアーム
16 係止爪
17 支持軸
18 操作レバー
19 嵌合プレート
22 リセプタクルハウジング
24 両側壁
25 後側壁
29 リセプタクルコンタクト
30 フォーク状接触部
31 リード部
32 係合突部
33 係合面
34 ガイドプレート
35 位置決め溝
36 案内傾斜面
37 補強タブ
40 帯状体の可撓導体群
41 第1のプリント配線板
42 第2のプリント配線板

Claims (5)

  1. 第1のプリント配線板に固装される固定ハウジングと、該固定ハウジングに屈曲自在の複数の細長い可撓導体を介して連結された可動ハウジングとを有し、前記可撓導体の一端に設けられた接続脚が、前記固定ハウジングに並列して収容されていると共に、前記第1のプリント配線板に接続され、前記可撓導体の他端に設けられたプラグコンタクトが前記可動ハウジングに並列して収容されているプラグコネクタと、
    第2のプリント配線板に固装されるリセプタクルハウジングに前記プラグコンタクトが嵌合接続する接触部を有するリセプタクルコンタクトが、並列して収容されていると共に、前記第2のプリント配線板に接続されるリセプタクルコネクタとから成るプリント配線板接続用コネクタであって、
    前記可動ハウジングの長手方向の両端部に外方へ弾性変位可能なロックアームが設けられ、該ロックアームはそれぞれ先端に係止片を有し、かつ、前記可動ハウジングの前端の嵌合面側に嵌合プレートが設けられており、
    前記リセプタクルハウジングの長手方向の両端部に前記ロックアームの前記係止片と係合する係合突部が設けられ、かつ、後壁側に前記嵌合プレートが当接係合するガイドプレートが突設されていると共に、該ガイドプレートの内側下方に前記嵌合プレートが嵌合する位置決め溝が設けられ、
    前記嵌合プレートが前記ガイドプレートの内面側に当接するのとほぼ同時に、前記両ロックアームも前記係合突部に当接する位置に構成されていることを特徴とするずれ吸収プリント配線板接続用コネクタ。
  2. 前記プラグコンタクトは、平板状であり、前記可動ハウジングの長手方向と直交する方向に整列配設されていると共に、
    前記リセプタクルコンタクトは、フォーク形状の接触部を有し、前記リセプタクルハウジングの嵌合ブロック内に長手方向に整列配設されており、
    さらに、前記リセプタクルハウジングの前記ガイドプレートの前側には、前記嵌合ブロックと対向する側壁が設けられていないことを特徴とする請求項1記載のずれ吸収プリント配線板接続用コネクタ。
  3. 前記ロックアームは、下端部に下側を開放し、下端にかけて傾斜面を設けたフック状の係止爪を有し、前記係合突部は、前記リセプタクルハウジングの前端側面部の両側に突出して設けられ、下端に前記係合突部の係合面が形成されており、
    前記可動ハウジングを前記リセプタクルハウジングに嵌合する際、前記係止爪が前記係合突部に沿って外方へ弾性変位しながら下降し、嵌合完了時に、前記係止爪が前記係合面に係合して弾性復元するように構成されている請求項1又は2記載のずれ吸収プリント配線板接続用コネクタ。
  4. 前記リセプタクルハウジングの前側下端部に補強タブが設けられ、その上方に前記ロックアームが係止されていることを特徴とする請求項1、2又は3記載のずれ吸収プリント配線板接続用コネクタ。
  5. 前記ガイドプレートは、前記リセプタクルハウジングの前記嵌合ブロック及び接触部の上面より上方へ突出し、その上端に内側へ傾斜する案内傾斜面が設けられており、
    前記可動ハウジングを前記リセプタクルハウジングに嵌合する際、前記嵌合プレートが前記案内傾斜面に当接して、前記位置決め溝に案内誘導するように構成されている請求項1ないし4のいずれかに記載のずれ吸収プリント配線板接続用コネクタ。
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