JPH0660785U - 液体循環供給経路における流量調整装置 - Google Patents

液体循環供給経路における流量調整装置

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JPH0660785U
JPH0660785U JP508893U JP508893U JPH0660785U JP H0660785 U JPH0660785 U JP H0660785U JP 508893 U JP508893 U JP 508893U JP 508893 U JP508893 U JP 508893U JP H0660785 U JPH0660785 U JP H0660785U
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JP
Japan
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flow rate
pump
supply
liquid
deviation
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Pending
Application number
JP508893U
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English (en)
Inventor
弘 池谷
Original Assignee
神鋼電機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業員がポンプの流出側,流入側の各圧力計
を読んで供給流量と設定値との偏差を求めて制御すると
いう煩雑な操作を不要とし,小スペ−スに設置できるよ
うにした流量調整装置を提供する。 【構成】 液体循環供給経路における液体供給用のポン
プ11の流出側,流入側夫々に取出口14a,14bを
設け,各取出口14a,14bから分岐管15a,15
bを介して圧力検出手段と演算手段とを内蔵した流量測
定計16に連通させ,この流量測定計16は,ポンプ1
1の供給流量を演算する手段,この供給流量とポンプ1
1の設定流量との偏差を求める手段,この偏差に基づき
ポンプ付属のインバ−タモ−タ17を制御する手段及び
調整する手段を備えて構成した。なお,流量測定計16
の電源とインバ−タモ−タ17に付属のポンプの電源と
を共有にすれば,流量測定計16とポンプ11の設置が
小スペ−スにできる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は,例えば常時運転が基本であるコ−ジェネレ−ションシステム等にお ける燃料,潤滑油,冷却水等の液体をポンプによって内燃機関等に供給する場合 の液体循環供給経路において,適切な流量の液体を供給する液体循環経路におけ る流量調整装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の流量調整装置は図2に示すように構成されていた。 図2において,1は液体供給用のポンプ,2は燃料,潤滑油,冷却水等の液体 をエンジン等の内燃機関(図示せず)から上記液体供給用のポンプ1へ戻入する 戻入管,3a,3bは上記液体をポンプ1から上記内燃機関へ供給する供給管で ある。4a,4bは夫々ポンプ1の流入側,流出側の液体の圧力を測定する圧力 計である。5は液体の流量を調節する流量調整バルブで,供給管3a,3b間に 挿入されている。 従来のものでは,上記構成において,液体循環供給経路内の配管抵抗や負荷に 応じて流量が変化するため,上記圧力計4a,4bに表示される測定値を作業員 が読み取り,ポンプ1の流出側,流入側との圧力差を計算し,この圧力差と上記 液体供給用のポンプ1のポンプ特性とを考慮し,液体の流量を算出し,その算出 された値に応じてポンプの供給流量が所定値を保持するように流量調整バルブ5 によって調整するようにしていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来のものでは,上記のように液体供給用のポンプの流出側,流入側の2箇所 で循環する液体の圧力を計測し,その測定値より上記液体供給用のポンプの流出 側,流入側間の圧力差を計算し,その圧力差と上記液体供給用のポンプのポンプ 特性とを考慮して液体の流量を算出し,更に上記算出値に応じて流量調整バルブ によって適切な流量に調整するという方法をとっていた。 しかし,このような方法では作業員により読み取り誤差が生じ,正確な圧力差 が測定できなかった。また,圧力差測定後の液体の供給流量の計算,従って設定 流量との偏差の計算をその都度作業員が行わなければならないため煩雑であり, 読み取り誤差と計算誤差が重り,二重の誤差を生じる恐れがあった。 この結果,液体循環供給経路中の負荷等の条件により流量が頻繁に変化する場 合,それに応じた迅速な流量調整を行うことが困難であるという問題点があった 。 本考案は従来のものの上記課題(問題点)を解決するようにした液体循環供給 経路における流量調整装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記課題を解決するために,液体循環供給経路における液体供給用の ポンプの流出側,流入側夫々に取出口を設け,各取出口から分岐管を介して圧力 検出手段と演算手段とを内蔵した流量測定計に連通させ,前記流量測定計は,上 記各取出口から供給される液体の圧力の差に基づいてポンプの供給流量を演算す る手段,この供給流量とポンプの設定流量との偏差を求める手段,この偏差に基 づきポンプ付属のインバ−タモ−タを制御する手段及びこのインバ−タモ−タの 制御に基づいてポンプの供給流量が負荷等の如何に拘わらず常に設定された流量 となるように調整する手段を備えて構成される。 この場合,上記流量測定計の電源と上記インバ−タモ−タ付属のポンプの電源 とを共有にし,上記流量測定計と上記インバ−タモ−タ付属のポンプとを1箇所 に組み込むようにすることが望ましい。
【0005】
【作用】
本考案の流量調整装置では,ポンプの流出側,流入側の夫々に取出口を設け, 上記各取出口に分岐管を設け,上記各分岐管を介して各取出口の流量の差を圧力 検出手段と演算手段とを内蔵した流量測定計を用いて供給流量とこれに基づく設 定流量との偏差を算出するため,作業員がポンプの流出側,流入側の各圧力計を 読んで計算する必要がなくなり,圧力差の測定において読み取り誤差がなくなる 。また,液体の供給流量及び設定流量との偏差の計算は流量測定計内の演算手段 によって自動的に行われるため作業員が計算する手間はなくなった。 さらに,上記偏差に基づいて上記ポンプの供給流量は同ポンプ付属のインバ− タモ−タによって上記流量測定計の測定値に対応して自動的に所定量に調整され るため,液体循環供給経路中の負荷等の条件によって頻繁に生じる流量変化に対 応した迅速な流量調整ができる。 また,上記流量測定計の電源と上記インバ−タモ−タ付属のポンプの電源とを 共有にし,上記流量測定計と上記インバ−タモ−タ付属のポンプとを1箇所に組 み込むようにすれば,装置全体が小スペ−スに構成できる。
【0006】
【実施例】
図1に示す一実施例を用いて本考案の液体循環供給経路における流量調整装置 を説明する。 図1において,11は液体供給用のポンプ,12は燃料,潤滑油,冷却水等の 液体をエンジン等の内燃機関(図示せず)からポンプ11へ戻入する戻入管,1 3は上記液体をポンプ11から上記内燃機関へ供給する供給管である。15a, 15bは分岐管で,各一端は夫々ポンプ11の上記戻入管12側及び供給管13 側に設けられた取出口14a,14bに連結され,各他端は流量測定計16に連 結される。そして,この流量測定計16は圧力検出手段とROM等の演算手段と を内蔵する。なお,16a,16bは夫々設定流量及び供給流量を夫々表示する カウンタ,16cは各カウンタ16a,16bの表示値の偏差信号を流量計16 内のROMで求めて,これを後述するインバ−タモ−タ17へ供給するリ−ド線 である。17はポンプ11に付属されたインバ−タモ−タである。 なお,図示しないが上記流量測定計16と上記インバ−タモ−タ17の電源は 上記ポンプ11の電源と共有となっている。 上記構成において,ポンプ11の流入側,流出側の各圧力は夫々上記各取出口 14a,14bから各分岐管15a,15bを介して流量測定計16に内蔵され た圧力検出手段(図示せず)によって自動的に検出され,ポンプ11の流出側と 流入側の圧力差が算出される。つづいて,流量測定計16に内蔵されたROMに 予め与えられている計算式によって,上記圧力差とポンプ11のポンプ特性が考 慮されて液体の流量が自動的に計算され,上記流量測定計16のカウンタ16b に表示される。また,ROMには予めポンプの設定流量が与えられ,カウンタ1 6aに表示されてあり,この設定流量と前記カウンタ16bの表示値であるポン プの現在の流量との偏差が上記ROMで求められ,この偏差信号がリ−ド線16 cを介してインバ−タモ−タ17に供給されて,上記インバ−タモ−タ17の回 転数を変化させて液体循環供給経路内の液体流量の制御を行う。
【0007】
【考案の効果】
本考案の液体循環供給経路における流量調整装置は,ポンプの流出側,流入側 夫々に取出口を設け,上記各取出口から分岐管を介して圧力検出手段と演算手段 とを内蔵した流量測定計に連通し,制御用のインバ−タモ−タをポンプに付属さ せるようにしたものであり,次のような優れた効果を有する。 作業員がポンプの流出側,流入側の各圧力計を読む必要がなくなり,圧力差の 測定における読み,設定値との偏差を求めて制御するという煩雑な操作が不要と なった。 供給流量は上記ポンプに付属のインバ−タモ−タによって上記流量測定計の測 定値と設定値との偏差に基づいて自動的に所定量に調整されるため,液体循環供 給経路中の負荷等の条件によって頻繁に生じる流量変化に対応した迅速,かつ的 確な流量調整を自動的に行うことができるようになった。 流量測定計と流量調整手段(インバ−タモ−タ)を1箇所に組み込み,その電 源を液体供給ポンプと共有するようにしたため,小スペ−スに設置できるように なった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の構成を示す正面図である。
【図2】従来例の構成を示す正面図である。
【符号の説明】
11:ポンプ 14a,14b:取出口 15a,15b:分岐管 16:流量測定計 17:インバ−タモ−タ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体循環供給経路における液体供給用の
    ポンプの流出側,流入側夫々に取出口を設け,各取出口
    から分岐管を介して圧力検出手段と演算手段とを内蔵し
    た流量測定計に連通させ,前記流量測定計は,上記各取
    出口から供給される液体の圧力の差に基づいてポンプの
    供給流量を演算する手段,この供給流量とポンプの設定
    流量との偏差を求める手段,この偏差に基づきポンプ付
    属のインバ−タモ−タを制御する手段及びこのインバ−
    タモ−タの制御に基づいてポンプの供給流量が負荷等の
    如何に拘わらず常に設定された流量となるように調整す
    る手段を備えて構成することを特徴とする液体循環供給
    経路における流量調整装置。
  2. 【請求項2】 上記流量測定計の電源と上記インバ−タ
    モ−タ付属のポンプの電源とを共有にし,上記流量測定
    計と上記インバ−タモ−タ付属のポンプとを1箇所に組
    み込むようにした請求項1記載の液体循環供給経路にお
    ける流量調整装置。
JP508893U 1993-01-26 1993-01-26 液体循環供給経路における流量調整装置 Pending JPH0660785U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007260520A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Miura Co Ltd 脱気装置
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JP2021036934A (ja) * 2019-08-30 2021-03-11 国立研究開発法人産業技術総合研究所 血液浄化装置

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