JPH095126A - ガス流量計 - Google Patents

ガス流量計

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JPH095126A
JPH095126A JP17680995A JP17680995A JPH095126A JP H095126 A JPH095126 A JP H095126A JP 17680995 A JP17680995 A JP 17680995A JP 17680995 A JP17680995 A JP 17680995A JP H095126 A JPH095126 A JP H095126A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 1つのガス流量計で個別のガス機器のガス消
費量を計測可能なガス流量計を提供する。 【構成】 ガス流量計11は、ガス配管に取り付けられ
てガスの流量を計測するものであって、ガスの圧力を計
測する圧力センサ20と、圧力センサ20のガス圧変動
の周波数を検出するガス圧変動検出プログラム25と、
ガス配管に接続されガスを消費するガスエンジンヒート
ポンプが発生するガス圧変動の周波数を記憶するガス圧
変動周波数記憶手段26と、ガス圧変動検出プログラム
25が検出した周波数が、ガス圧変動周波数記憶手段2
6が記憶するガス圧変動周波数と一致する場合に、ガス
の変化流量ΔQから、ガスエンジンヒートポンプのガス
消費量を算出するガス消費量演算プログラム27とを有
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数のガス機器が使用
されているガス配管系に1つ設置するだけで、個別のガ
ス機器のガス流量を計測可能なガス流量計に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、都市ガスの流量の計測は、図7に
示すように、消費者のガス配管14の上流側にガス流量
計101を配設して、消費者が消費するガス流量を計測
し、そのガス流量からガス消費量を演算している。一
方、ガスエンジンヒートポンプ12等のように冷暖房用
に使用されるガス機器で消費されるガスについては、ガ
ス料金の割引を行っている。これらのガス機器は、消費
量が大きいから割り引きしても採算が採れるからであ
る。そして、割引料金となるガスエンジンヒートポンプ
12の消費量は、通常ガス機器13で消費されるガス消
費量とは別に計測する必要があるため、通常ガス機器用
のガス流量計101の他にガスエンジンヒートポンプ専
用ガス流量計102を設置している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ガス流量計では、ガスエンジンヒートポンプ専用ガス流
量計102と、通常ガス機器用のガス流量計101との
2つを設置しなければならず、ガス会社としては、コス
トアップとなっていた。また、ガス流量計は、家の外側
に配設されるが、都市部では2つのガス流量計101,
102を取り付けるためのスペースを確保することが困
難な場合があった。また、取り付けた後でも、ガス流量
計101,102の検針が難しく、2箇所のガス流量計
を検針しなければならないため、ガス検針の効率が低下
する問題もあった。
【0004】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、1つのガス流量計で個別のガス
機器のガス消費量を計測可能なガス流量計を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明のガス流量計は、ガス配管に取り付けられ
てガスの流量を計測するガス流量計であって、ガスの圧
力を計測する圧力センサと、圧力センサのガス圧力変動
の周波数を検出するガス圧変動検出手段と、ガス配管に
接続されガスを消費する特定のガス機器が発生するガス
圧変動の周波数を記憶するガス圧変動周波数記憶手段
と、ガス圧変動検出手段が検出したガス圧変動周波数
が、ガス圧変動周波数記憶手段が記憶するガス圧変動周
波数と一致する場合に、ガスの変化流量から、特定のガ
ス機器のガス消費量を算出するガス消費量演算手段とを
有している。
【0006】また、本発明のガス流量計は、上記のガス
流量計において、前記圧力センサの出力よりガス圧変動
幅が変化したか否かを判断する圧力変化判断手段と、前
記ガス圧変動検出手段が検出した前記周波数が変化した
か否かを判断する周波数変化判断手段とを有し、前記ガ
ス消費量演算手段が、前記ガス圧変動検出手段が検出し
た前記周波数が、前記ガス圧変動周波数記憶手段が記憶
するガス圧変動周波数と一致する場合でも、前記圧力変
化判断手段がガス圧変動幅が変化無しと判断し、かつ前
記周波数変化判断手段が周波数変化無しと判断したとき
には、そのとき発生したガスの変化流量を、前記特定の
ガス機器のガス消費量を算出するのに使用しないことを
特徴とする。また、本発明のガス流量計は、上記のもの
において、前記特定のガス機器がガスエンジンヒートポ
ンプであることを特徴とする。
【0007】
【作用】上記構成を有する本発明のガス流量計は、下流
に複数のガス機器が接続されるガス配管に設置される。
ガス流量計の圧力センサは、ガス配管を流れるガスの圧
力を計測する。また、ガス圧変動検出手段は、圧力セン
サが計測したガス圧力よりガス圧力変動の周波数を検出
する。また、ガス圧変動周波数記憶手段は、ガス配管の
下流に接続されガスを消費する特定のガス機器が発生す
るガス配管におけるガス圧変動の周波数を記憶してい
る。また、圧力変化判断手段は、圧力センサの出力より
ガス圧変動幅が変化したか否かを判断する。また、周波
数変化判断手段は、ガス圧変動検出手段が検出した周波
数が変化したか否かを判断する。
【0008】また、ガス消費量演算手段は、ガス圧変動
検出手段が検出した周波数が、ガス圧変動周波数記憶手
段が記憶するガス圧変動周波数と一致する場合に、現在
のガス流量から、ガス圧変動が発生する前のガス流量を
減算したガス流量を特定のガス機器のガス消費流量とし
てガス消費量を算出する。ここで、ガス消費量演算手段
は、ガス圧変動検出手段が検出したガス圧変動周波数
が、ガス圧変動周波数記憶手段が記憶するガス圧変動周
波数と一致する場合でも、圧力変化判断手段がガス圧変
動幅が変化無しと判断し、かつ周波数変化判断手段が周
波数変化無しと判断したときには、そのとき発生したガ
スの変化流量を、特定のガス機器のガス消費量を算出す
るのに使用しない。
【0009】具体例で説明すると、前記特定のガス機器
としてガスエンジンヒートポンプがガス配管に接続され
ている場合、ガスエンジンヒートポンプは、ガス配管に
周波数が10〜21Hzであるガス圧変動を発生させる
ことが実験により確かめられている。この10〜21H
zの値をガス圧変動周波数記憶手段が記憶している。そ
して、ガス圧変動検出手段は、圧力センサが計測したガ
ス圧力に変動が発生し、その変動周波数が10〜21H
zと一致する場合に、その周波数が発生する前のガス流
量を、現在のガス流量から減算することにより、ガスエ
ンジンヒートポンプのガス流量を推定し、そのガス流量
に基づいてガス消費量を算出する。これにより、通常の
ガス機器のガス消費量と、ガスエンジンヒートポンプ等
の特定のガス機器のガス消費量を別々に算出できるた
め、通常のガス機器については通常ガス料金で処理し、
ガスエンジンヒートポンプ等については割引ガス料金で
処理することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例であるガス流量計1
1を図面を参照して詳細に説明する。図2にガス流量計
11を使用するガス配管系を示す。ガス配管14の流路
にガス流量計11が配設されている。ガス配管14は、
ガスエンジンヒートポンプ12及び通常ガス機器13に
直接接続されている。次に、ガス流量計11の構成を図
3にブロック図で示す。通過するガス流量を検出する流
量検出部28が制御手段であるCPU21に接続してい
る。流量検出部28は、膜式流量計やフルイディック流
量計等広く使用されているいずれの流量計を使用しても
同じなので、ここでは詳細な説明を省略する。
【0011】CPU21には、制御プログラムを記憶す
るROM22、データ等を一時的に記憶するRAM2
3、ガス流量計11を流れるガスの圧力を計測するため
の圧力センサ20、及びガス消費量を表示するための表
示部24が接続している。圧力センサ20は、ガス配管
14に接続している。また、RAM23には、ガス圧変
動検出手段であるガス圧変動検出プログラム25、ガス
圧変動周波数記憶手段26、ガス消費量演算手段である
ガス消費量演算プログラム27、圧力センサ20の出力
よりガス圧変動幅を算出し、そのガス圧変動幅に変化が
あるか否かを判断する圧力変化判断プログラム29、ガ
ス圧変動検出プログラム25が求めた周波数に変化があ
るか否かを判断する周波数変化判断プログラム30が記
憶されている。
【0012】ここで、ガスエンジンヒートポンプ12を
使用することにより発生するガス変動の周波数は、次の
式で計算できる。 V=R×S/60/2 ここで、Vは発生するガス圧変動周波数であり、単位は
Hzである。Rはガスエンジンヒートポンプ12の回転
数であり、単位はr.p.mである。Sはガスエンジン
ヒートポンプ12の気筒数である。60は1分間の秒数
であり、2で割っているのは、4サイクルエンジンの場
合、エンジン2回転毎に吸気弁が1回開閉するからであ
る。
【0013】現在広く使用されているガスエンジンヒー
トポンプ12のデータに基づいて算出した発生ガス圧変
動周波数を図5に示す。ガスエンジンヒートポンプ12
としては、単気筒、3馬力のものを使用している。計算
値は、上記式より算出した値であり、実験により計測し
た実験値とほぼ一致している。この値を図6に図示す
る。ガスエンジンヒートポンプ12で通常使用される回
転数は、1200〜2500r.p.mであり、これに
対応する発生ガス圧変動周波数は、10〜21Hzであ
る。従って、ガス圧変動周波数記憶手段26は、発生ガ
ス圧変動周波数として、10〜21Hzを記憶してい
る。
【0014】次に、上記構成を有するガス流量計11の
作用を説明する。図1にガス流量計11の作用をフロー
チャートで示す。圧力センサ20で計測したガス圧力を
フーリエ変換することにより、ガス圧変動周波数を求
め、それがガス圧変動周波数記憶手段26に記憶してい
る値である10〜21Hzに一致するか否かを判断する
(S1)。フーリエ変換等の手法は、周知なのでここで
は説明を省略する。また、フーリエ変換等の複雑な数学
的手法以外の簡便な方法でもガス圧変動周波数を求める
ことができるが、ここでは省略する。一致する場合は
(S1;YES)、流量変化ΔQがあり、かつ圧力変化
判断プログラム29がガス圧変動幅ΔPの変化がありと
判断したか、若しくは周波数変化判断プログラム30が
ガス圧変動周波数fpの変化がありと判断した場合には
(S2;YES)、流量変化ΔQがガスエンジンヒート
ポンプ12で消費されていると判断し、ガスエンジンヒ
ートポンプ12の流量QGHP として流量変化ΔQを加算
する(S3)。そして、QGHP をガスエンジンヒートポ
ンプ12の消費量として積算する(S4)。そして、S
1へ戻る。
【0015】また、流量変化△Qが無い場合、またはガ
ス圧変動幅△Pとガス圧変動周波数fpとが共に変化し
ていない場合には(S2;NO)、従来のQGHP をその
まま使用してガスエンジンヒートポンプ12の消費量を
清算する(S4)。そして、S1へ戻る。また、圧力セ
ンサ20で計測したガス圧力をフーリエ変換することに
より、ガス圧変動周波数を求め、それがガス圧変動周波
数記憶手段26に記憶している値である10〜21Hz
に一致しない場合には(S1;NO)、QGHP =0とし
て(S5)、S1へ戻る。
【0016】次に、上記フローチャートを具体例で説明
する。図4に流量変化△Qの変化を時系列で示す。流量
変化△Qは、今回サンプリングした流量Q2から前回サ
ンプリングした流量Q1を減算した値である。図中aで
示す期間は、ガスエンジンヒートポンプ12が使用され
ておらず、通常ガス機器13のみ使用されている状態を
示している。ここでは、説明を簡単にするために、通常
ガス機器13で使用されているガス消費量を一定と仮定
している。通常ガス機器13のみを使用している場合に
は、ガス圧変動はほとんど無いことが実験により確認さ
れている。従って、圧力センサ20の出力によりガス圧
変動が無いことが確認されるから(S1;NO)、QGH
P =0とされ(S5)、ガスエンジンヒートポンプ12
の消費量は加算されない。
【0017】次に、期間bでは、ガスエンジンヒートポ
ンプ12が稼働されている場合を示している。流量はQ
1からQ2に増加する。ガスエンジンヒートポンプ12
を使用すると、ガス配管14において、ガス圧変動が発
生する。従って、圧力センサ20の出力をフーリエ変換
処理して、10〜21Hzのガス圧変動が有ることが確
認される(S1;YES)。そして、流量もΔQ=Q2
−Q1変化しており、かつガス圧変動周波数fpの変化
も発生しているので(S2;YES)、QGHPにΔQを
加算する(S3)。そして、そのQGHP をガスエンジン
ヒートポンプ12の消費ガス量として積算し、RAM2
3に記憶する。
【0018】次に、ガスエンジンヒートポンプ12を停
止した場合を期間cで示している。流量は、Q2からQ
1に変化する。この場合、ガスエンジンヒートポンプ1
2が使用されておらず、通常ガス機器13のみ使用され
ている。従って、圧力センサ20の出力によりガス圧変
動が無いことが確認されるから(S1;NO)、QGHP
=0とされ(S5)、ガスエンジンヒートポンプ12の
消費量は加算されない。ガスエンジンヒートポンプ12
と通常ガス機器13とでの合計のガス消費量は、流量検
出部28の出力に基づいてトータルガス消費量として算
出され、RAM23に記憶されている。従って、トータ
ルガス消費量から、上記ガスエンジンヒートポンプ12
の消費量を減算すると、通常ガス機器13のガス消費量
が算出できる。表示部24は、ガスエンジンヒートポン
プ12及び通常ガス機器13のガス消費量を各々表示し
ている。この各々を検討することにより、各々に応じた
ガス料金を請求することができる。
【0019】次に、期間cの状態で通常ガス機器13の
ガス消費量に変化があった場合を説明する。例えば、通
常ガス機器13の一部が停止され、通常ガス機器13の
ガス消費量が減少した場合を考える。この場合、ガスエ
ンジンヒートポンプ12を使用しているので、ガス配管
14においてガス圧変動が発生している。従って、圧力
センサ20の出力をフーリエ変換処理して、10〜21
Hzのガス圧変動が有ることが確認される(S1;YE
S)。そして、流量も△Q減少している。しかし、ガス
圧変動幅△Pはガスエンジンヒートポンプ12の稼働が
変化していないため、変化していないことが、圧力変化
判断プログラム29により確認され、また、ガス圧変動
周波数fpも変化していないことが、周波数変化判断プ
ログラム30により確認されるので(S2;NO)、Q
GHP に△Qを加算することなく、前回のQGHP をそのま
ま使って、ガスエンジンヒートポンプ12の消費ガス量
として積算し、RAM23に記憶する。これにより、ガ
スエンジンヒートポンプ12の稼働中に通常ガス機器1
3のガス使用量が変化しても、ガスエンジンヒートポン
プ12のガス消費量を正確に積算することができ、通常
ガス機器13のガス消費量も正確に積算することができ
る。
【0020】以上詳細に説明したように、本実施例のガ
ス流量計11によれば、ガスの圧力を計測する圧力セン
サ20と、圧力センサ20のガス圧変動の周波数を検出
するガス圧変動検出プログラム25と、ガス配管に接続
されガスを消費するガスエンジンヒートポンプ12が発
生するガス圧変動の周波数である10〜21Hzを記憶
するガス圧変動周波数記憶手段26と、ガス圧変動検出
プログラム25が検出したガス圧変動周波数が、ガス圧
変動周波数記憶手段26が記憶するガス圧変動周波数1
0〜21Hzと一致する場合に、ガスの変化流量ΔQか
ら、ガスエンジンヒートポンプ12のガス消費量を算出
するガス消費量演算プログラム27とを有しているの
で、1つのガス流量計11を用いてガスエンジンヒート
ポンプ12のガス消費量と通常ガス機器13のガス消費
量とを個別に算出し表示することができる。
【0021】また、本実施例のガス流量計11は、圧力
センサ20の出力よりガス圧変動幅が変化したか否かを
判断する圧力変化判断プログラム29と、ガス圧変動検
出手段が検出したガス圧変動周波数が変化したか否かを
判断する周波数変化判断プログラム30とを有し、ガス
消費量演算プログラム27が、ガス圧変動検出プログラ
ム25が検出した周波数が、ガス圧変動周波数記憶手段
26が記憶するガス圧変動周波数と一致する場合でも、
圧力変化判断プログラム29がガス圧変動幅変化無しと
判断し、かつ周波数変化判断プログラム30がガス圧変
動周波数変化無しと判断したときには、そのとき発生し
たガスの変化流量ΔQを、ガスエンジンヒートポンプ1
2のガス消費量を算出するのに使用しないので、ガスエ
ンジンヒートポンプ12の稼働中に通常ガス機器13の
一部を停止した場合でも、通常ガス機器13のガス消費
量とガスエンジンヒートポンプ12のガス消費量とを個
別に正確に算出することができる。
【0022】なお、前記実施例は本発明を何ら限定する
ものでなく、その要旨を逸脱しない範囲内において、種
々の変形、改良が可能であることは勿論である。例え
ば、本実施例では、ガスエンジンヒートポンプ12のガ
ス圧変動として10〜21Hzを用いているが、ガスエ
ンジンヒートポンプ12の種類に応じて変化させれば良
いことは言うまでもない。また、ガスエンジンヒートポ
ンプ12に限らず、ガス配管14内のガス圧に変動を発
生させるガス機器であれば、応用できることも当然であ
る。
【0023】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように本発
明のガス流量計によれば、ガスの圧力を計測する圧力セ
ンサと、圧力センサのガス圧変動の周波数を検出するガ
ス圧変動検出手段と、ガス配管に接続されガスを消費す
る特定ガス機器が発生するガス圧変動の周波数を記憶す
るガス圧変動周波数記憶手段と、ガス圧変動検出手段が
検出したガス圧変動周波数が、ガス圧変動周波数記憶手
段が記憶するガス圧変動周波数と一致する場合に、ガス
の変化流量から、特定ガス機器のガス消費量を算出する
ガス消費量演算手段とを有しているので、1つのガス流
量計を用いて特定ガス機器のガス消費量と通常ガス機器
のガス消費量とを個別に算出し表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるガス流量計11の作用
を示すフローチャートである。
【図2】ガス流量計11が使用されるガス配管系の構成
を示すブロック図である。
【図3】ガス流量計11の制御手段の構成を示すブロッ
ク図である。
【図4】ガス流量Qの変化を示すデータ図である。
【図5】ガスエンジンヒートポンプ12とガス圧変動と
の関係を示す第一データ図である。
【図6】ガスエンジンヒートポンプ12とガス圧変動と
の関係を示す第二データ図である。
【図7】従来のガス流量計が使用されるガス配管系の構
成を示すブロック図である。
【符号の説明】
11 ガス流量計 12 ガスエンジンヒートポンプ 13 通常ガス機器 20 圧力センサ 25 ガス圧変動検出プログラム 26 ガス圧変動周波数記憶手段 27 ガス消費量演算プログラム 28 流量検出部 29 圧力変化判断プログラム 30 周波数変化判断プログラム
フロントページの続き (72)発明者 佐藤 孝人 愛知県東海市新宝町507−2 東邦ガス株 式会社総合技術研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス配管に取り付けられてガスの流量を
    計測するガス流量計において、 前記ガスの圧力を計測する圧力センサと、 前記圧力センサのガス圧変動の周波数を検出するガス圧
    変動検出手段と、 前記ガス配管に接続されガスを消費する特定のガス機器
    が発生するガス圧変動の周波数を記憶するガス圧変動周
    波数記憶手段と、 前記ガス圧変動検出手段が検出した前記周波数が、前記
    ガス圧変動周波数記憶手段が記憶するガス圧変動周波数
    と一致する場合に、ガスの変化流量から、前記特定のガ
    ス機器のガス消費量を算出するガス消費量演算手段とを
    有することを特徴とするガス流量計。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載するものにおいて、 前記圧力センサの出力よりガス圧変動幅が変化したか否
    かを判断する圧力変化手段と、 前記ガス圧変動検出手段が検出した前記周波数が変化し
    たか否かを判断する周波数変化判断手段とを有し、 前記ガス消費量演算手段が、前記ガス圧変動検出手段が
    検出した前記周波数が、前記ガス圧変動周波数記憶手段
    が記憶するガス圧変動周波数と一致する場合でも、前記
    圧力変化判断手段が圧力変動幅が変化無しと判断し、か
    つ前記周波数変化判断手段が周波数変化無しと判断した
    ときには、そのとき発生したガスの変化流量を、前記特
    定のガス機器のガス消費量を算出するのに使用しないこ
    とを特徴とするガス流量計。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載するもの
    において、 前記特定のガス機器がガスエンジンヒートポンプである
    ことを特徴とするガス流量計。
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